JP3537521B2 - 板材加工機の回転スキッド - Google Patents

板材加工機の回転スキッド

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JP3537521B2 JP32319494A JP32319494A JP3537521B2 JP 3537521 B2 JP3537521 B2 JP 3537521B2 JP 32319494 A JP32319494 A JP 32319494A JP 32319494 A JP32319494 A JP 32319494A JP 3537521 B2 JP3537521 B2 JP 3537521B2
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修藏 栗原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は板材加工機の回転スキ
ッドに係り、さらに詳しくは、板材の挟み込みを防止で
きる板材加工機の回転スキッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザ加工機101において
加工中に板材Wを支持するものは、図8に示されるよう
に加工テーブル103上に置かれるスキッド105であ
るが、このスキッド105は図9に示されるような格子
タイプのスキッド105がごく一般的である。この格子
タイプのスキッド105は、加工テーブル103への移
動または加工テーブル103上での移動は一般的に可能
であるが、板材Wを上面に載せて全体として一枚の板の
ように全体で移動するものである。
【0003】一方、加工テーブル103を移動させるこ
となく上面に載置している板材Wのみを移動させるスキ
ッドとして図10に示されるようなコンベア式の回転ス
キッド107がある。この回転スキッド107では、左
右のローラ109,109に巻回されたベルト部材11
1表面にスキッド部材113を取付けたものであり、板
材Wを載置する面または点がベルト部材111とともに
回転走行して、板材Wを移動させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、回転スキッド107を回転
走行させる際に、ローラ109回りにおいてはスキッド
部材113の上端部、すなわち、板材Wを直接支持して
いる点の間隔が、両ローラ109,109間である中央
部分よりも広くなる。
【0005】このため、図11(A)〜(C)に示され
るように、小さな板材Wは隣合うスキッド部材113の
間に落ち込むことがある。このような場合に、落ち込ん
だ板材Wが落下せずにスキッド間にはさまってしまう
と、回転スキッド107の下側中央部において再びスキ
ッド間隔が狭くなった場合に回転スキッド107に悪影
響を及ぼすおそれがある。
【0006】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、コンベア式の回転ス
キッドにおいて載置した板材を挟み込むことのない板材
加工機の回転スキッドを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の板
材加工機の回転スキッドは、上記の目的を達成するため
に、板材加工機により加工が施される板材を支持して移
動すべく回転走行自在に設けられた板材加工機の回転ス
キッドであって、前記回転スキッドが、移動方向の前後
左右両側に回転自在に設けられたスプロケットと、この
前後のスプロケット間に巻回された一対のチェーンと、
この一対のチェーン間に所定間隔をおいて取付けられた
複数のスキッド部材と、を備え、前記スキッド部材をそ
の上端が前記スプロケットのピッチ円に一致するように
前記一対のチェーン間に取り付けたことを特徴とするも
のである。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】請求項1による板材加工機の回転スキッドで
は、回転スキッドが板材を支持して回転走行し、板材加
工機の所定位置に板材を供給して加工を行う。この回転
スキッドは、移動方向の前後左右両側に回転自在に設け
られたスプロケットの前後のスプロケット間に巻回され
た一対のチェーン間に、所定間隔をおいて複数のスキッ
ド部材を取付けたものであり、スキッド部材の上に板材
を載置し、スプロケットを回転駆動することによりチェ
ーンを走行させて、板材の移動を行うものである。
【0011】そして、スキッド部材をその上端がスプロ
ケットのピッチ円に一致するように前記一対のチェーン
間に取り付けたものであり、これによりスキッド部材が
スプロケット回りを回る際にもスキッド部材の上端部に
おける隣合うスキッドとの間隔が広がることはない。
【0012】
【0013】
【実施例】以下、この発明の好適な一実施例を図面に基
づいて説明する。
【0014】図1には板材加工機としてのレーザ加工機
1の全体が示されている。このレーザ加工機1では、上
面を開放した箱状の枠体3の内部に板材Wを載置して移
動位置決めする回転スキッド5がX軸方向に移動自在に
設けられている。また、この回転スキッド5を跨いだ状
態で門型形状をした門型フレーム7が立設されている。
【0015】門型フレーム7は、左右の柱フレーム9
L,9Rと、この左右の柱フレーム9L,9Rの上端を
Y軸方向に連結する上部フレーム11から構成されてい
る。この上部フレーム11には、Y軸方向に移動自在の
Y軸キャレッジ13が設けられており、図示しない駆動
装置により上部フレーム11に沿ってY軸方向へ移動位
置決めされる。
【0016】Y軸キャレッジ13には、図示しないZ軸
サーボモータによりZ軸方向へ上下動自在な加工ヘッド
15が設けられている。この加工ヘッド15の下端部に
は、レーザビームLBを板材Wに照射するノズル17が
装着されている。従って、加工ヘッド15をZ軸方向へ
上下動させて位置決めすることにより、ノズル17と板
材Wとの間隔を調整する。
【0017】一方、右の柱フレーム9Rの外側には、図
示しながレーザビームLBを発振させるためのレーザ発
振装置が設けられている。このレーザ発振装置から導波
管19が上部フレーム11に沿ってY軸キャレッジ13
に至り、加工ヘッド15の先端に装着されているノズル
17に接続されている。この導波管19は上部フレーム
11内およびY軸キャレッジ13内において伸縮自在と
なっている。
【0018】従って、レーザ発振装置において発振され
たレーザビームLBは、導波管19を通って加工ヘッド
15へ至り、ノズル17から板材Wに向かって照射され
ることになる。
【0019】また、門型フレーム7には、制御装置とし
てCNC装置21が設けられている。このCNC装置2
1は、前述した加工ヘッド15の移動位置決め,ノズル
17と板材Wとの間隔,および回転スキッド5の移動の
制御を行うものである。
【0020】図2および図3には回転スキッド5の詳細
が示されている。この回転スキッド5では、回転軸23
が枠体3に回転自在に設けられており、この回転軸23
は駆動モータ25により、ギヤ装置の如き伝達機構27
を介して回転駆動されるものである。また、回転軸23
の両端部にはスプロケット29が装着されており、前後
のスプロケット29間には左右のチェーン31が巻回さ
れている。この左右のチェーン31,31の間にはスキ
ッド部材33が所定間隔で多数取付けられており、全体
として回転スキッド5を構成している。
【0021】図4に示されるように、スキッド部材33
の上面がスプロケット29のピッチ円35と一致するよ
うにチェーン31に取付けられている。このため、支間
部におけるスキッド部材33上面の間隔Aは、チェーン
31がスプロケット29部分を走行する場合における間
隔Bと同じとなるため、スキッド部材33上端部の広が
りを防止することとなる。但し、スキッド部材33の下
端部において間隔が狭くなるため、図5(A),(B)
に示されるような隣合うスキッド部材33が干渉しない
ような形状とされている。
【0022】図6(A),(B)および図7(A),
(B)にもスキッド部材33の形状の例が示されてい
る。いずれの形状においても、隣合うスキッド部材33
同士がスプロケット部分においても干渉しないこと、ス
キッド部材33は板材Wを下から支持するものであるた
め一定の強度が確保できること、スキッド部材33は消
耗品なので単純の形状が望ましいこと、進行方向の力に
対して歪みが少ないこと、等の要件を満足するように考
えられたものである。
【0023】このような板材加工機の回転スキッド5に
よれば、スキッド部材33は、その上面がスプロケット
29のピッチ円35と一致するようにチェーン31に取
付けられているため、支間部におけるスキッド部材33
上面の間隔と、スプロケット29部分における間隔とが
同じとなる。これにより、スキッド部材33上端部の広
がりを回避するので、板材Wがスキッド部材33の隙間
に落ち込むのを防止できる。
【0024】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。例えば、上記実施例
においては板材加工機としてレーザ加工機1を用いて説
明したが、これに限らず、例えば、ドリルで穴明け加工
する穴明け加工機等にも適用できるものである。
【0025】また、スキッド部材33の形状として示し
たものはいずれも例に過ぎず、これらの形状に限定され
るものではない。
【0026】
【発明の効果】本発明による板材加工機の回転スキッド
は以上説明したようなものであり、移動方向の前後左右
両側に回転自在に設けられたスプロケットの前後のスプ
ロケット間に巻回された一対のチェーン間に、所定間隔
をおいて複数のスキッド部材を取付けて構成したもので
あり、スキッド部材の上に板材を載置し、スプロケット
を回転駆動することによりチェーンを走行させて、板材
の移動を行うため、板材との接触面積を少なくしてレー
ザ加工やドリル加工におけるスキッドの損傷を少なくす
ると共に、回転スキッド自体の回転走行により板材加工
機の所定位置に板材を移動させることができる。また、
回転スキッドは独立した多数のスキッド部材から構成さ
れているので、スキッド部材が損傷を受けた場合にはそ
のスキッド部材のみを交換すればよいので、回転スキッ
ドの寿命が長くなる。また、維持コストの低減化を図る
ことができる。
【0027】また、本発明の板材加工機の回転スキッド
では、スキッド部材の上端が前記スプロケットのピッチ
円に一致するように前記一対のチェーン間に取り付けた
ものであるため、スキッド部材がスプロケット回りを回
る際にもスキッド部材の上端部における隣合うスキッド
との間隔、すなわちワークWを支持する間隔が広がるこ
とはない。このため、スプロケット回りを回る際に小さ
な板材がスキッド内部に落ち込み、スプロケットを通り
過ぎた後再び支間部を走行する際に隣合うスキッド部材
間に板材が挟み込まれることによるスキッド部材の損傷
が回避できる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る板材加工機の回転スキッドを適
用した一実施例としてのレーザ加工機の全体を示す斜視
図である。
【図2】回転スキッドの詳細を示す一部省略の拡大平面
図である。
【図3】図2中III 方向から見た側面図である。
【図4】チェーンとスキッド部材との位置関係を示す説
明図である。
【図5】(A),(B)はスキッド部材の別の実施例の
形状を示す平面図および端面図である。
【図6】(A),(B)はスキッド部材の別の実施例の
形状を示す平面図および端面図である。
【図7】(A),(B)はスキッド部材の別の実施例の
形状を示す平面図および端面図である。
【図8】従来における板材加工機としてのレーザ加工機
における加工状態を示す概略説明図である。
【図9】従来のレーザ加工機等において使用されている
スキッドの一例を示す斜視図である。
【図10】従来の回転スキッドにより板材を移動させる
状態を示す説明図である。
【図11】従来の回転スキッドにおいて生じる板材の挟
み込みの状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工機(板材加工機) 5 回転スキッド 29 スプロケット 31 チェーン 33 スキッド部材 35 ピッチ円 W 板材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 26/08 - 26/10 B21D 45/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機により加工が施される板材を
    支持して移動すべく回転走行自在に設けられた板材加工
    機の回転スキッドであって、前記回転スキッドが、移動
    方向の前後左右両側に回転自在に設けられたスプロケッ
    トと、この前後のスプロケット間に巻回された一対のチ
    ェーンと、この一対のチェーン間に所定間隔をおいて取
    付けられた複数のスキッド部材と、を備え、前記スキッ
    ド部材の上端が前記スプロケットのピッチ円に一致する
    ように前記一対のチェーン間に取り付けてなることを特
    徴とする板材加工機の回転スキッド。
JP32319494A 1994-12-26 1994-12-26 板材加工機の回転スキッド Expired - Lifetime JP3537521B2 (ja)

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KR101285779B1 (ko) * 2011-07-04 2013-07-19 주식회사 포스코 시험편 절단 장치
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