JP2544975Y2 - ワーク交換装置を備えた作業装置 - Google Patents

ワーク交換装置を備えた作業装置

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JP2544975Y2
JP2544975Y2 JP1991018854U JP1885491U JP2544975Y2 JP 2544975 Y2 JP2544975 Y2 JP 2544975Y2 JP 1991018854 U JP1991018854 U JP 1991018854U JP 1885491 U JP1885491 U JP 1885491U JP 2544975 Y2 JP2544975 Y2 JP 2544975Y2
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栄一郎 内田
孝 久米
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数の支柱の内側と外
側の間でワークの交換を行うパレット換装置を備えた作
業装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すような作業装置の1例
であるレーザ加工機は、4本の支柱10を四隅に配置
し、これら支柱10に連結部材71を掛け渡し、この連
結部材71上に移動台15を水平方向に移動可能に支持
させ、この移動台15に図略のレーザトーチを設け、こ
のレーザトーチから照射されるレーザ光により4本の支
柱10の内側に配置されたワークの切断および溶接等の
作業を行っている。この4本の支柱10の内側に配置さ
れた加工済のワークと、4本の支柱10の外側に配置さ
れた未加工のワークとを同時に交換する場合、前記ワー
クをパレット24を介して載置し、軸線01回りに回転
する旋回台41を用いたワーク交換装置70を用いてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な作業装置のワーク交換装置では、4本の支柱10の内
側に加工するワークを設置するパレット24を配置し、
4本の支柱10の外側に未加工のワークを設置するパレ
ット24を配置する。従って、このパレット24を所定
の距離をおいて配置しなければなず、この距離がワーク
交換装置の奥行きを決定する。上述したようなワーク交
換装置は、パレット24の移動軌道が円形軌道となって
いるために前記奥行きが円形軌道の旋回半径、即ちワー
ク交換装置の横幅を決定し、このワーク交換装置の横幅
が4本の支柱10の間隔を決定する。このため、ワーク
交換装置の横幅が必要以上に大きくなり、作業装置の小
型化の障害となっていた。
【0004】本考案は以上の問題点を解決するためにな
されたものであり、ワーク交換装置の横幅を小さくし、
作業装置の4本の支柱の間隔を小さくできるパレット換
装置を備えた作業装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のワーク交換装置
を備えた作業装置は、上述した目的を達成する手段とし
て、支柱を四隅に配置して地面に立設し、これら支柱に
連結部材を掛け渡し、この連結部材上に工具を有する
動台を水平方向に移動可能に支持し、前記四隅の支柱の
内側に配置された第1パレット上のワークに対して作業
を施し、作業の終了した前記第1パレットと前記四隅の
支柱の外側に配置された未加工のワークを載置した第2
パレットとを前記四隅の支柱の内の1組の支柱の間で交
換するワーク交換装置を備えた作業装置において、短辺
側が前記1組の支柱の間に配置される共に長辺側が前記
第1および第2パレットの交換方向に配置され、四隅に
円弧部を有する長方形状の周回軌道と、前記第1および
第2パレットのぞれぞれに設けられ前記周回軌道上を移
動する走行部と、この走行部を前記周回軌道の屈曲に応
じて前記走行部の走行方向に交差する軸線回りに回動さ
せる回動手段と、前記第1および第2パレット連結し、
前記パレットを前記周回軌道に沿って移動させる駆動手
段とを備え、前記第1および第2パレットの一方が前記
長方形状の周回軌道上の一辺の中央に位置する時、他方
この一辺に対応するもう一辺の中央に位置し、かつ
記第1および第2パレットの一方が前記の四隅の支柱の
内側に位置する時、他方は前記の四隅の支柱の外側に位
置することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】四隅の支柱の内側に位置する第1パレット上の
ワークが移動台に設けられた工具により加工され、外側
に位置する第2パレット上で未加工のワークの取り付け
が行われる。加工が終了すると第1および第2パレット
は、駆動手段により四隅に円弧部を有する長方形状の周
回軌道上を移動し、パレットの交換が行われる。この
時、第1および第2パレットのぞれぞれに設けられた走
行部が、周回軌道の屈曲に応じて走行部の走行方向と交
差する方向に回動できるため、第1および第2パレット
は、周回軌道に沿ってスムーズに移動する。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、地面に立設された支柱10は長方形
状に四隅に配置されている。この長方形状の長辺側の2
つの支柱10には、レール11が掛け渡され、短辺側の
2つの支柱10は連結用部材13によって連結されてい
る。このレール11上に移動台15がレール11の長手
方向に移動可能に案内支持されている。移動台15上に
可動台16が移動台15の移動方向と直交する水平方向
に移動可能に案内支持され、この可動台16に昇降台1
7が上下方向に移動可能に支持されている。昇降台17
には鉛直軸線並びに水平軸線回りに旋回可能にレーザト
ーチ18が取付けられている。可動台16はサーボモー
タ60によって駆動され、昇降台17はサーボモータ1
2によって駆動される。また、移動台15およびレーザ
トーチ18の各回転軸は図略のサーボモータによって駆
動されるようになっている。
【0008】4つの支柱10の内側には、ワーク交換装
置100が設置されている。このワーク交換装置100
は、四隅が円弧状である長方形の周回軌道50を有して
いる。この周回軌道50は長手方向がレール11に直交
するように設置されており、周回軌道50上には2つの
パレット24が設けられている。2つのパレット24
は、一方のパレット中心が周回軌道50の短辺の中点に
位置する時、他方のパレット中心も他の短辺の中点に位
置するように配設され、この時、4つの支柱10の内側
にあるパレット24は、4つの支柱10の中心に位置す
るようになっている。
【0009】図2、図3に詳細を示すようにワーク交換
装置100は、基台26上に立設された外側支持台42
と内側支持台43とを有し、外側支持台42上には外側
軌道台33aが載置され、内側支持台43上には内側軌
道台33bが載置されている。内側軌道台33bの四隅
のうちの1つの隅には、スプロケットホイール53が回
転支軸14に回転自在に軸承されている。他の3つの隅
にはガイド用ローラ52が回転支軸45に回転自在に軸
承され、これらスプロケットホイール53およびガイド
用ローラ52にはチェーン46が巻回されている。
【0010】スプロケットホイール53は、減速機を有
したモータ20により、ギヤ21a,21bを介して回
転駆動されるようになっており、これによってチェーン
46は周回移動される。このチェーン46上には、後述
する2つの支持車55を取り付けるための取付板22が
連結されている。前記周回軌道50は外側軌道台33a
上に設置された外側軌道50aと内側軌道台33b上に
設置された内側軌道50bからなっている。内側軌道台
33b上にはパレット24を補助的に支持する補助レー
ル36がブラケット36aにより内側軌道台33b上に
固定されている。この補助レール36は多数のガイドロ
ーラ37を有しており、このガイドローラ37によりパ
レット24を支持するようになっている。
【0011】パレット24の底面には、所定の間隔をも
って2つの支持車55(走行部)が取り付けられてい
る。支持車55は固定板54を介してパレット24に取
り付けられた車体63(回動手段)と、この車体63側
部に設けられた1組の車輪64と、車体63の下面に取
り付けられた回転体61と、回転体61の下面に固着さ
れた連結軸62とからなる。車体63は軸線02回りに
回動可能であり、支持車55が方向転換することを容易
にしている。2つの車輪64は、それぞれ一方ずつが外
側軌道50aおよび内側軌道50b上に位置している。
回転体61は車体63とは別個に軸線02回りに回動可
能であり、内側軌道50bの側面を案内面として倣い移
動するようになっている。連結軸62は、取付板22に
固着されている。
【0012】次に上述した構成に基づいて動作を説明す
る。移動台15と可動台16等を動かすことによりレー
ザトーチ18が移動され、レーザトーチ18から照射さ
れるレーザ光により支柱10内側のパレット24上に載
置された図略のワークが所定の形状に加工される。レー
ザ加工中に複数の支柱10の外側のパレット24に対し
て、加工済のワークを取り外し、未加工のワークをセッ
トする。加工が完了するとレーザトーチ18が所定の位
置まで上昇する。かかる状態でモータ20を駆動すると
スプロケットホイール53およびガイド用ローラ52に
巻回されたチェーン46が周回移動し、これに伴って取
付板22が移動し、連結軸62を介して取付板22に連
結された支持車55がパレット24を支持しながら移動
する。この時、回転体61は、内側軌道50bの側面に
案内され、同時に車輪64は外側軌道50aと内側軌道
50b上を移動する。また、パレット24は補助レール
36のガイドローラ37によっても支持されているため
安定した状態で長方形の周回軌道50を移動できる。さ
らに、パレット24が周回軌道50の四隅の円弧部にさ
しかかっても、車体63は軸線02回りに回動可能であ
るため、車輪64は作用する力の方向に向きを変えるこ
とができるため、パレット24はスムーズに周回軌道5
0上を移動する。
【0013】従って、この長方形の周回軌道50の短辺
側の距離は、支柱10内側の加工済のワークを載置した
パレット24と未加工のワークを載置したパレット24
とを交換する時にパレット24同士がすれ違えるだけの
距離があれば充分であり、周回軌道50の長辺側の距離
に左右されないため、支柱10間の距離を充分に小さく
でき、レーザ加工機全体を小型化できる。
【0014】上述した実施例では、周回軌道50を四隅
が円弧状である長方形状としたが、図4に示すような長
円形状の周回軌道501としてもよい。図4において2
41はパレット24が移動する様子を示している。
【0015】
【考案の効果】以上、述べたように本考案のワーク交換
装置を備えた作業装置は、円弧部を有した長方形の周回
軌道上を移動するために、ワーク交換装置の幅がパレッ
トを交換する時にパレット同士がすれ違えるだけの距離
があれば充分であり、ワーク交換装置の横幅(短辺側)
が周回軌道の奥行き(長辺側)に左右されないため、支
柱間の距離を充分に小さくでき、作業装置全体を小型化
できる。また、パレットに設けられた走行部が、周回軌
道の屈曲に応じて走行部の走行方向と交差する方向に回
動できるため、周回軌道が長方形状であってもパレット
は、周回軌道に沿ってスムーズに移動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のワーク交換装置を備えた作業装置の
全体図である。
【図2】本実施例のワーク交換装置の側面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本実施例の応用変形例を示した図である。
【図5】本考案の従来技術を示した図である。
【符号の説明】
10 支柱 11 レール 13 連結用部材 18 レーザトーチ 20 モータ 24 パレット 50 周回軌道 100 ワーク交換装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱を四隅に配置して地面に立設し、こ
    れら支柱に連結部材を掛け渡し、この連結部材上に工具
    を有する移動台を水平方向に移動可能に支持し、前記四
    隅の支柱の内側に配置された第1パレット上のワークに
    対して作業を施し、作業の終了した前記第1パレットと
    前記四隅の支柱の外側に配置された未加工のワークを載
    置した第2パレットとを前記四隅の支柱の内の1組の支
    柱の間で交換するワーク交換装置を備えた作業装置にお
    いて、短辺側が前記1組の支柱の間に配置される共に長
    辺側が前記第1および第2パレットの交換方向に配置さ
    れ、四隅に円弧部を有する長方形状の周回軌道と、前記
    第1および第2パレットのぞれぞれに設けられ前記周回
    軌道上を移動する走行部と、この走行部を前記周回軌道
    の屈曲に応じて前記走行部の走行方向に交差する軸線回
    りに回動させる回動手段と、前記第1および第2パレッ
    ト連結し、前記パレットを前記周回軌道に沿って移動さ
    せる駆動手段とを備え、前記第1および第2パレットの
    一方が前記長方形状の周回軌道上の一辺の中央に位置す
    る時、他方この一辺に対応するもう一辺の中央に位
    、かつ前記第1および第2パレットの一方が前記の四
    隅の支柱の内側に位置する時、他方は前記の四隅の支柱
    の外側に位置することを特徴とするワーク交換装置を備
    えた作業装置。
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JPH04118289U JPH04118289U (ja) 1992-10-22
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JPS5634371A (en) * 1979-08-31 1981-04-06 Manabu Hasegawa Delivering mechanism for safe ball in game machine
JPH0360946A (ja) * 1989-07-26 1991-03-15 Toyoda Mach Works Ltd ワーク交換装置を備えた作業装置

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