JP3537386B2 - 既洗浸漬米の製造装置 - Google Patents

既洗浸漬米の製造装置

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JP3537386B2
JP3537386B2 JP2000230981A JP2000230981A JP3537386B2 JP 3537386 B2 JP3537386 B2 JP 3537386B2 JP 2000230981 A JP2000230981 A JP 2000230981A JP 2000230981 A JP2000230981 A JP 2000230981A JP 3537386 B2 JP3537386 B2 JP 3537386B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗米浸漬などの前
処理を加えることなく水を加えて直ちに炊飯することが
できる既洗浸漬米を製造するための既洗浸漬米の製造装
置に関し、詳しくは、精白米を洗米処理する洗米処理
部、この洗米処理部にて洗米処理された精白米を乾燥処
理する乾燥処理部とを備えて構成されている既洗浸漬米
の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成の既洗浸漬米の製造装置におけ
る従来例としては、例えば、特許公報第2648258
号に示される構成のものがあった。すなわち、前記洗米
処理部として、精白米の洗米処理を行うための洗浄浸漬
槽内に電動モータにより回転駆動される攪拌杆が設けら
れ、この洗浄浸漬槽内に精白米と洗浄水とが供給された
状態で、回転駆動される攪拌杆によって攪拌されて洗米
処理が行われる構成となっており、又、乾燥処理部とし
て、洗米処理が行われた後に水切りが行われる水切り部
と、水切りが行われた後に遠心脱水を行う脱水装置が備
えられて、前記水切り部においては、水分のみ排出でき
るような構成の脱水容器が備えられ、この脱水容器内に
洗米処理が行われた精白米が前記洗米処理部から洗浄水
と共に供給され、水切りが行われるようになっていた。
そして、水切りが終了したのちに前記脱水容器を脱水装
置に移動させて、脱水装置により遠心脱水処理が行われ
る構成となっていた。
【0003】尚、上記公報においては前記脱水処理が終
了した後に密封包装されて既洗浸漬米として出荷される
構成となっているが、最近では、既洗浸漬米に保形性を
備えさせて長期間にわたって保存させることを可能にす
るために、遠心脱水の後に、例えば、温風乾燥等によっ
て精白米の表面を乾燥させる乾燥処理を行うことが一般
的となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
記載されるような構成を採用する場合には、次のような
不利な面があった。すなわち、前記洗浄浸漬槽内におい
て行われる洗米処理により、精白米の表面に付着してい
る糠や不要な澱粉及び胚芽等が除去されることになり、
そして、洗米処理は、一般に、洗浄水を排出したから新
たに洗浄水を供給する形態で行われるため、これらの除
去物は多くのものは洗浄水と共に外部に排出されること
になるが、洗米処理が終了したときにも洗浄浸漬槽内に
これらの除去物の一部が残存していることが多い。しか
し、脱水容器は上記したように水分のみ排出できる構成
であるから、洗米処理が行われた精白米が洗米処理部か
ら前記脱水容器内に洗浄水と共に供給されて水切り処理
が行われるときだけでなく、遠心脱水が行われるときに
おいても、除去物が脱水容器から排出されにくいものと
なり、その結果、水切り処理及び脱水処理が行われた後
においても、上記したような除去物が排出されずに残留
するおそれがある。そうすると、その後、除去物が残留
したままで、既洗浸漬米として出荷されてしまうことが
あり、既洗浸漬米の品質低下を招く不利がある。
【0005】又、洗米処理として、洗浄浸漬槽内に精白
米と洗浄水が供給された状態で、回転駆動される攪拌杆
によって精白米が強制的に攪拌されて洗米処理が行われ
る構成となっているから、この洗米処理が実行されるに
伴って、回転駆動される攪拌杆が精白米に衝突して精白
米が衝撃をうけて、精白米が損傷を受けて傷付き米や破
砕米が発生するおそれがあった。そして、このような傷
付き米や破砕米が上述したような水切り処理だけでなく
脱水処理においても排出されずに精白米と共に残留する
おそれがある。そうすると、その後、このような傷付き
米や破砕米が残留したままで、既洗浸漬米として出荷さ
れてしまうことがあり、既洗浸漬米の品質低下を招く不
利がある。
【0006】さらに、既洗浸漬米を製造するための原材
料となる精白米には、例えば、収穫時や精米処理が実行
されるときに発生しやすい破砕米やその他の異物が既に
混入しているおそれもあるが、このような破砕米や異物
も同様にして、水切り処理及び脱水処理が行われた後に
おいても除去されずに、精白米にこのような破砕米や異
物が混入した状態で既洗浸漬米として出荷されてしまう
ことがあり、既洗浸漬米の品質低下を招く不利がある。
【0007】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、製造工程の途中で傷付き米や破砕
米が発生することを抑制するとともに、材料の段階で予
め混入しているおそれがある破砕米や異物、及び、製造
工程の途中で発生する傷付き米、破砕米、不要な澱粉や
胚芽等を確実に除去することによって、既洗浸漬米の品
質を低下させる不利を未然に回避することが可能であ
り、しかも、保形性を備えさせて長期間にわたって保存
させることを可能となる既洗浸漬米を製造することがで
きる既洗浸漬米の製造装置を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、精白
米を洗米処理する洗米処理部、この洗米処理部にて洗米
処理された精白米を乾燥処理する乾燥処理部とを備えて
構成されている既洗浸漬米の製造装置において、前記洗
米処理部は、洗浄水を流動させることにより精白米を攪
拌洗米する水流攪拌式の洗米装置を備えて構成され、前
記乾燥処理部は、前記精白米の通過を阻止し、且つ、精
白米よりも小さい異物の通過を許容する大きさの挿通孔
を多数形成した多孔状容器により、前記洗米処理部から
洗浄水と共に供給された精白米を収納して、洗浄水の供
給を停止した状態で洗浄水を自然落下させる水切り処理
を行う水切り部と、その水切り部にて水切り処理が行わ
れた後に、前記多孔状容器に精白米が収納されている状
態で遠心力により精白米から水分を脱水する脱水装置
と、脱水された精白米を乾燥する乾燥装置とを備えて構
成されていることを特徴とする。
【0009】つまり、洗米処理部においては、洗浄水を
流動させることにより精白米が攪拌洗米されることにな
り、ここで、精白米の表面に付着している糠や不要な澱
粉及び胚芽等が除去されることになる。次に、洗米処理
が行われた後、水切り部において、洗米処理部から洗浄
水と共に供給された精白米が多孔状容器により収納され
て、洗浄水の供給を停止した状態で洗浄水を自然落下さ
せる水切り処理が行われる。そして、水切り処理が行わ
れた後、脱水装置により多孔状容器に精白米が収納され
ている状態で遠心力により精白米から水分を脱水する処
理が行われ、その後、乾燥装置によって、脱水された精
白米を乾燥する乾燥処理が行われる。
【0010】すなわち、洗米処理部においては、洗米装
置により洗浄水を流動させることによって精白米を攪拌
洗米するようにしているので、従来技術のように回転駆
動される攪拌杆によって強制的に攪拌しながら洗米処理
を行うような構成に比べて、精白米が損傷を受けるよう
なおそれが少なく傷付き米や破砕米が発生し難い状態
で、水流により良好に精白米の表面に付着している糠や
不要な澱粉等を除去させることができる。
【0011】そして、前記多孔状容器は、精白米の通過
を阻止し、且つ、精白米よりも小さい異物の通過を許容
する大きさの挿通孔を多数形成して構成されるものであ
るから、前記水切り処理が行われるときに、洗浄水は勿
論、洗米処理で発生した傷付き米、破砕米、澱粉、胚芽
だけでなく、既洗浸漬米を製造するための原材料となる
精白米に既に混入している破砕米や異物等も合わせて有
効に多孔状容器の外部に排出されて除去され、多孔状容
器の内部には精白米だけが残ることになる。
【0012】次に、前記脱水装置においては、前記多孔
状容器に精白米が収納されている状態で遠心力により精
白米から水分が脱水されることになる。この脱水処理に
おいても、その遠心力によって、精白米群の中に残存し
ている破砕米、澱粉、胚芽、異物等が多孔状容器の挿通
孔を通して外方に放出されることになり、これらのもの
が有効に除去されることになる。そして、脱水装置によ
り脱水された精白米を乾燥する乾燥処理が行われるの
で、既洗浸漬米に保形性を備えさせて長期間にわたって
保存させることが可能なものとなる。
【0013】その結果、製造工程の途中で傷付き米や破
砕米が発生することを抑制するとともに、材料の段階で
予め混入しているおそれがある破砕米や異物、及び、製
造工程の途中で発生する傷付き米、破砕米、不要な澱粉
や胚芽等を確実に除去することによって、既洗浸漬米の
品質を低下させる不利を未然に回避することが可能であ
り、しかも、保形性を備えさせて長期間にわたって保存
させることを可能となる既洗浸漬米を製造することがで
きる既洗浸漬米の製造装置を提供できるに至った。
【0014】請求項2によれば、前記多孔状容器は、前
記水切り処理が行われた後に、前記精白米を収納した状
態で吊り上げ移動されて前記脱水装置内に装着され、そ
のまま、前記精白米を収納した状態で遠心脱水処理が行
われるように構成され、且つ、精白米の吊り上げ荷重に
対する支持強度を補強するための補強用部材を備えた袋
状の容器として構成されていることを特徴とする。
【0015】すなわち、水切り処理が行われた後、多孔
状容器は精白米を収納した状態で吊り上げ移動されて脱
水装置内に装着され、そのまま遠心脱水が行われること
になるので、例えば、水切り部にて水切り処理が行われ
た後に多孔状容器に収納されている精白米を別の容器に
移し替えて脱水装置に装着するような煩わしさがなく能
率よく作業を行えるものでありながら、前記多孔状容器
は、例えば布や合成繊維等によって袋状の容器として構
成されることから、精白米が勢いよく収納されても精白
米を損傷するおそれが少なく、傷付き米や破砕米の発生
を少なくすることができる。又、多孔状容器は、水分を
多く含む重量の大きい精白米を収納した状態で吊り上げ
移動されるので大きな力がかかるが、補強用部材を備え
ていることによって、上記したような大きめの挿通孔を
多数形成するようにしても、多孔状容器自身を強度の大
きい特殊な材料を用いて製作することによりコスト高を
招くといった不利のない状態で十分な支持強度を備えさ
せることができ、請求項1を実施するのに好適な手段が
得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る既洗浸漬米の
製造装置について図面に基づいて説明する。この既洗浸
漬米の製造装置は、運搬車両等によって搬入された精白
米を貯留するとともに、貯留している精白米を所定量づ
つ搬送する荷受け処理部A、荷受け処理部Aから搬送さ
れる精白米を高温水で洗米処理する洗米処理部B、洗米
処理された精白米を乾燥する乾燥処理部C、乾燥が行わ
れた精白米を計量して所定量づつ袋詰め包装する計量包
装処理部D等を備えて構成されている。
【0017】以下、図1、図2に基づいて、既洗浸漬米
の製造装置の構成について詳述する。前記荷受け処理部
Aは、前記運搬車両にて搬入される精白米を貯留する大
型の貯留タンク1と、この貯留タンク1の底部出口から
排出される精白米を上方に搬送するコンベア2、コンベ
ア2の上部出口側から排出される精白米を設定量(例え
ば、20Kg程度)づつ計量して搬送するためのシャッ
ター機構3付きの流量調整タンク4と、2系統の洗米処
理工程に対して精白米を選択的に供給するための2口切
換弁5等を備えて構成されている。つまり、貯留タンク
1に貯留される精白米を、流量調整タンク4内に設定量
を貯留した状態でシャッター機構3を開作動させ、2口
切換弁5にていずれかの系統の洗米処理工程に対して、
流下供給路6、7を通して精白米を設定量づつ流下させ
ながら送り出すように構成されている。
【0018】前記洗米処理部Bは、2系統の洗米処理工
程を備えており、それら2系統の洗米処理工程の夫々
に、高温水を流動させることにより精白米を攪拌洗米す
る水流攪拌式の洗米装置8と、精白米に調味料を供給す
るための調味料供給装置9とが備えられている。又、前
記各洗米装置8に対して洗米用の高温水を供給するため
のボイラー装置11が設けられている。このボイラー装
置11は、高温水の温度が約摂氏70度の一定の温度に
維持されるように加熱量を自動調節する構成となってい
る。
【0019】前記洗米装置8は、図3、図4に示すよう
に、上部が開放状の洗米槽12が設けられている。この
洗米槽12は、上部側が円筒形状であって下部がその円
筒形状に連なる円錐形状に形成され、この洗米槽12の
内部に上方側から設定量の精白米が搬送供給されて、こ
の内部で精白米を一時貯留する構成となっている。そし
て、洗米槽12の底部には、前記ボイラー装置11から
温水供給管13を通して供給される摂氏70度の高温水
である洗浄水が槽内部にて上方側に向けて勢いよく吹き
出すように噴出ノズル14が設けられている。尚、前記
温水供給管13には、洗浄水を強制搬送させるためのポ
ンプ15、温水供給管13の内部通路を断続自在な電磁
弁16、送り出し圧力を表示する圧力計17等が備えら
れている。前記洗米槽12の内部には、前記噴出ノズル
14に対向して少し隙間をあけた状態で先端開口部18
aが位置するとともに、洗米槽12の上方側外方に向け
て延びるように槽内送水管18が設けられ、この槽内送
水管18の上部側は、電磁操作式の3方切換弁19を介
して、他端側が洗米槽12の上方側中央部に開口する洗
米用送水管20と、他端側が洗米槽12の外方側におけ
る水切り部10に向けて延びる送米用送水管21とに分
岐する構成となっている。又、洗米槽12の上部開口の
外周部には、溢れ出した洗浄水を回収して排水管22か
ら排出するための環状の洗浄水回収部23が形成されて
おり、洗米槽12の内部には投入される精白米及び洗米
用送水管20から排出される洗浄水等が径方向外方側に
分散させる案内板24が備えられている。
【0020】前記洗米装置8では、先ず最初に前記洗米
槽12の内部に設定量の精白米が供給され、その後、ボ
イラー装置11からポンプ15を介して洗浄水が供給さ
れて噴出ノズル14から勢いよく洗浄水が吹き出され
る。このとき、3方切換弁19は、槽内送水管18と洗
米用送水管20とを連通させる状態に切り換えておく。
そうすると、噴出ノズル14から勢いよく吹き出される
洗浄水は、エジェクター作用によって精白米と一緒に槽
内送水管18から洗米用送水管20を通り洗米槽12内
に循環供給されることになる。そして、洗浄水の供給に
伴ってオーバーフローした洗浄排水は洗浄水回収部23
から排水管22を通して外部に排出される。従って、高
温水である洗浄水を流動させることにより精白米を攪拌
洗米する水流攪拌が行われることになる。このように摂
氏70度の高温水による水流攪拌にて洗米することによ
り、精白米の中心部まで含水させて、表層部から中心部
までの全体が高含水率になるように前記洗米処理を行う
ことになる。洗米処理が行われた後に、3方切換弁19
を、槽内送水管18と送米用送水管21とを連通させる
状態に切り換える。そうすると、噴出ノズル14から勢
いよく吹き出される洗浄水は、槽内送水管18と送米用
送水管21とを通り水切り部10に向けて送り出され
る。このとき、噴出ノズル14から勢いよく吹き出され
る洗浄水のエジェクター作用によって洗米槽12内に貯
留されている精白米も一緒に後述する乾燥処理部Cの水
切り部10に向けて送られるのである。
【0021】次に、前記乾燥処理部Cの構成について説
明する。乾燥処理部Cは、洗米装置8にて洗米された精
白米の水切りを行う水切り部10と、前記洗米処理部B
にて洗米された精白米から遠心力により水分を脱水する
脱水装置29と、脱水された精白米を高温の雰囲気温度
にて熱乾燥処理する乾燥装置30とを備えて構成されて
いる。
【0022】前記水切り部10は、図1、図5に示すよ
うに、洗浄水を受止めて排水処理する流し台25が備え
られて、この流し台25の上部に水切り用収納具26が
載置支持されている。そして、洗浄水と共に洗米装置8
から搬送されてくる精白米をこの水切り用収納具26に
て受止め収納することで温水は流し台25から流れて排
出されて、洗浄水の供給を停止した状態で洗浄水を自然
落下させる水切り処理が行われる。又、この水切り部1
0には、水切りが行われた後の精白米に対して清浄水を
降りかけるシャワー装置27が設けられている。このよ
うに清浄水を降りかけることで、高温水でも殺菌できな
いような高耐熱菌を流して除菌することが可能となり、
又、精白米の表面に付着している糠等を除去することも
できる。
【0023】前記水切り用収納具26は、水切り部10
においてはリフト装置28によって吊り挙げ移動可能に
載置されており、水切り処理とシャワー処理が終了した
後に、リフト装置28によって吊り上げられて、次の乾
燥処理における遠心脱水にそのまま利用される構成とな
っている。つまり、前記水切り用収納具26は、図6に
示すように、略円筒形のステンレス製の網カゴ26aの
内部に水を容易に排水しやすい多孔状容器26bが収納
されている。この多孔状容器26bは、図8に示すよう
に、略筒状に形成されており、その上部側開口を網カゴ
26aの上部側の周部に紐で締め付け固定し、下部側開
口を絞り紐によって絞り閉塞させることで、袋状の収納
容器として機能するように構成されている。そして、リ
フト装置28によって吊り上げ移動されるときは、リフ
ト装置28によって網カゴ26aが吊り上げられ、網カ
ゴ26aに紐で締め付け固定された袋状の収納容器とし
て機能する多孔状容器26bの内部に精白米が収納され
た状態で吊り上げ移動されることになる。
【0024】前記多孔状容器26bについて説明を加え
ると、この多孔状容器26bは、高純度テレフタール酸
(TPA)を材料して作成されるポリエチレンテレフタ
レート(PET)を用いた合成繊維(商品名:テトロン
TN2500)にて構成されており、精白米の通過を阻
止し、且つ、精白米よりも小さい異物の通過を許容する
大きさの挿通孔stを多数形成した網目状に形成された
メッシュ部26b1と、リフト装置28によって吊り上
げ移動されるときに、その中に収納している精白米の吊
り上げ荷重に対する支持強度を補強するための補強用部
材としての補強部26b2とを備えて構成されている。
具体的には、メッシュ部26b1は、20メッシュ、す
なわち、1インチ当たり20個の挿通孔が形成される状
態で構成され、補強部26b2は、前記吊り上げ荷重を
的確に支持するために、ポリアミド(PA)を材料とす
る帯状の布にて構成され、メッシュ部26b1の上部側
開口及び下部側開口に全周にわたり設けられ、且つ、そ
れらの上下の開口部分を複数個所にて上下方向に接続す
るように設けられて、メッシュ部26b1に対して糸で
縫い合わせる構成となっている。又、上下の絞り紐26
b3,26b4は、補強部26b2に対して周方向に沿
わせて縫い付けられる構成となっており、上部側が網カ
ゴ26aに絞り紐26b3で締め付け固定され、下部側
が絞り紐26b4を絞って閉塞させることにより、収納
する精白米の荷重を支持することができるようになって
おり、補強部26b2により、吊り上げ荷重に対して充
分な支持強度を得られるようになっている。
【0025】上記したように、前記多孔状容器26b
は、精白米の通過を阻止し、且つ、精白米よりも小さい
異物の通過を許容する大きさの挿通孔stが多数形成さ
れているので、前記水切り処理が行われるときに、洗浄
水が外部に排出されるのは勿論であるが、精白米に混入
している小粒の破砕米や洗米処理で発生した澱粉や胚
芽、及び、その他の異物も合わせて外部に排出されて除
去されることになる。又、多孔状容器26bを構成する
上記したような材質は、耐熱温度が高いので、熱湯を用
いて殺菌洗浄作業を行うことが可能であり、洗浄作業を
能率よく行うことができる。
【0026】前記脱水装置29は、図7に示すように、
前記水切り部10にて処理が終了した後にリフト装置2
8によって持ち上げて移送されてくる水切り用収納具2
6が、上方側からそのまま載置収納される回転シリンダ
ー31が設けられ、この回転シリンダー31の周囲は外
筒32で覆われる構成となっている。回転シリンダー3
1は上下軸芯周りで回転自在にフレーム部33に支持さ
れており、フレーム部33に位置固定状態で支持されて
いる電動モータ34と、前記回転シリンダー31とが伝
動ベルト35を介して連動連結され、回転シリンダー3
1内に水切り用収納具26が収納された状態で、電動モ
ータ34の駆動力により回転シリンダー31が上下軸芯
周りで高速で回転することにより、精白米から遠心力に
より脱水することができるようになっている。尚、脱水
処理が行われるときには、外筒32の上部開口を蓋体3
6にて閉塞して蓋体36を固定することによって外部に
水や米が飛散するのを防止するようにしている。この脱
水処理が行われるとき、回転シリンダー31が上下軸芯
周りで高速で回転することにより、その遠心力によっ
て、精白米に残留していうる破砕米、澱粉、胚芽、及
び、その他の異物も合わせて多孔状容器26bの挿通孔
stを通して外部に放出されることになる。
【0027】前記脱水装置29での脱水処理が終了した
後には、再度、リフト装置28によって水切り用収納具
26が持ち上げられて乾燥装置30の搬送始端部に移動
され、内部に収納されている精白米を乾燥装置30の搬
送始端部に供給するようになっている。つまり、水切り
用収納具26が乾燥装置30の搬送始端部の上方側に位
置している状態で、手作業によって、多孔状容器26b
の下側の絞り紐26b4を緩めることにより、その内部
に収納されている精白米を乾燥装置30の搬送始端部に
落下放出させるのである。
【0028】次に、乾燥装置30の構成について説明す
る。この乾燥装置30は、前記多孔状容器26bから落
下放出された精白米を載置搬送する搬送コンベア37が
備えられ、搬送コンベア37にて載置搬送される精白米
に対して、ヒータにて加熱された空気を通風手段にて精
白米の存在個所に通風させて、精白米の雰囲気温度を外
気温度よりも高温にして熱乾燥処理するように構成され
ている。
【0029】詳述すると、図9、図10に示すように、
前記搬送コンベア37が斜め上方に向かう搬送経路を有
する状態で枠体38に支持され、搬送コンベア37によ
る搬送経路の上方個所に前記ヒータとして複数の遠赤外
線ヒータ39が位置固定状態で搬送経路方向に沿って並
列配置され、又、その上方個所には前記通風手段として
の6個のシロッコファン40が備えられている。前記各
遠赤外線ヒータ39と各シロッコファン40との間に
は、各シロッコファン40により吹き出される空気が、
搬送コンベア37上の広い範囲にわたり風圧が均平化さ
れた状態で通風するように、多数の挿通孔41が適宜間
隔をあけて分散形成された多孔板42が設けられ、多孔
板42の上方側には各シロッコファン40から吹き出さ
れる空気の風圧を均平化させるために一時貯留用の給気
室43が形成されている。
【0030】そして、各シロッコファン40から吹き出
され多孔板42にて風圧が均平化された空気は、各遠赤
外線ヒータ39にて加熱されて高温になって状態で、搬
送コンベア37上を載置搬送される精白米の存在個所に
対して通風されることになる。このように精白米の存在
個所に通風供給された空気は、搬送経路の左右両側夫々
にて搬送方向前後2個所に形成された循環通風路44、
及び、この循環通風路44に連なる吸気室45を通して
各シロッコファン40により吸引される構成となってい
る。従って、各シロッコファン40にて通風される空気
が、給気室43、ヒータ配設空間、精白米存在個所、循
環通風路44及び吸気室45を通してシロッコファン4
0に戻るように循環通風する構成となっている。この乾
燥装置30では、詳述はしないが、精白米存在個所に通
風される空気の温度を温度センサにて検出して、その検
出値が図示しない設定ダイヤルにて設定される目標温度
になるように、前記各遠赤外線ヒータ39の加熱動作を
制御する構成となっている。
【0031】上記加熱作用個所の搬送始端位置にはクロ
スフローファン46が設けられ、加熱乾燥に先立って精
白米の表面に残っている水を予め吹き飛ばすようにして
いる。又、精白米の通過個所の上方側には、適宜間隔を
あけて棒状のレーキ部材47が分散配置され、これらの
レーキ部材47は、載置搬送される精白米を層状に拡散
させるように均す機能を有するとともに、図10に示す
ように、精白米の表面を略波形にさせて温風が作用する
表面積を大きくさせる機能を有している。
【0032】次に、計量包装処理部Dの構成について説
明する。図1、図2に示すように、計量包装処理部D
は、設定された重量になるように自動計量して包装袋に
自動で包装する自動計量包装機48、設定された重量に
なるように自動計量する自動計量機49、乾燥装置30
から排出される精白米を自動計量包装機48に向けて供
給する供給装置50、包装された袋詰め米を出荷用テー
ブル51に搬送する出荷用コンベア52等を備えて構成
されている。前記供給装置50は、乾燥装置30の搬送
終端部からシュート53を介して流下排出される乾燥後
の精白米を受止めて、破砕米や小石等の小径物を選別落
下させる網状部材54を斜め姿勢で配置するとともに、
この網状部材54を傾斜方向に沿って往復振動させるよ
うに構成され、網状部材54の下方側端部から流下排出
される精白米が、往復揺動する流下板55にて受止めて
昇降コンベア56の搬送始端部に向けて流下案内するよ
うに構成され、昇降コンベア56は自動計量包装機48
や自動計量機49に対して精白米を上方側から自動供給
するために高い位置まで昇降させるようになっている。
尚、昇降コンベア56の上方側の出口部は、自動計量包
装機48及び自動計量機49のうちいずれか一方に選択
的に精白米を供給すべく2口切換弁58にて供給状態を
切り換えられるようにしている。
【0033】自動計量包装機48は、精白米を予め設定
した重量毎に包装袋に密閉状態で自動で包装するように
構成されている。この包装工程の途中において包装袋内
に脱酸素剤を自動で供給する脱酸素剤供給装置59が設
けられている。尚、自動計量機49は、設定された重量
になるように自動計量する機能だけを備えており、包装
作業を手作業で別途行うような場合等に利用される。
尚、図中、60は包装袋内に金属が存在するか否かを検
知する金属探知機であり、61は包装袋を封止するため
のシール装置である。
【0034】次に、上記構成の既洗浸漬米の製造装置に
よる既洗浸漬米の製造方法について説明する。尚、荷受
け処理部Aには既に精白米が荷受けされ、予め貯留タン
ク1内に貯留されているものとする。このように荷受け
処理された精白米は、通常、13〜15%程度の含水率
となっている。尚、本実施形態にて、含水率とは、全体
重量に対する水分の重量の比率(%)で示す湿基準の含
水率をいう。先ず、ボイラー装置11から摂氏70度に
温度管理された高温水(洗浄水)を洗米槽12に供給開
始する。その後、精白米を設定量(例えば、20Kg)
計量して洗米槽12内に供給する。洗米槽12内には約
40秒間で設定量の精白米が全量供給されることにな
る。そして、精白米の供給を開始した後に約2〜3分間
水流攪拌による洗米処理を実行する。このとき、除去さ
れる糠等を含む洗浄排水は、洗浄水回収部23から排水
管22を通して外部に排出される。水流攪拌による洗米
処理が終了した後、約1分間そのまま待機して洗浄水内
に浸漬しておく。従って、洗米処理工程は、洗米が約2
〜3分間、浸漬処理が約1分間で、全体として約3〜4
分間程度である。このとき、摂氏70度の高温水である
洗浄水の水流攪拌によって洗米するので穀温は約摂氏7
0度になり、洗米処理工程が終了した時点における精白
米の含水率は約24%程度になる。この含水率は精白米
の中心部に至るまで含水する高含水率に対応するのであ
り、精白米の中心部まで含水させて、表層部から中心部
までの全体が高含水率になるように洗米処理が行われる
ことになる。
【0035】次に、3方切換弁19を切り換えて洗米槽
12内の精白米を噴出ノズル14からの噴出力により温
水と一緒に水切り部10に載置支持されている水切り用
収納具26内に向けて送り出す。この送米処理は約1分
間で行われる。水切り部10では精白米は水切り用収納
具26に収納されて温水はそのまま下方に流れて流し台
25により流下案内されて排出されるので精白米の水切
りが行われることになる。全量の精白米が送られた後に
は、シャワー装置27により適量の清浄水が供給され、
精白米の表面に残っている糠や高耐熱菌等の除去処理が
行われる。尚、この水切り部10において清浄水の供給
が終了した時点以後が乾燥処理工程に対応することにな
る。
【0036】そして、乾燥処理工程では、上記清浄水の
供給処理が終了した後、リフト装置28を用いて水切り
用収納具26を持ち上げ移動して、遠心脱水装置29の
回転シリンダー31の内部に載置収納させ、上部開口を
蓋体36にて閉塞して、回転シリンダー31を高速で回
転駆動して遠心脱水処理を実行する。回転シリンダー3
1の回転速度は、例えば、800rpm〜1200rp
m程度に設定される。この遠心脱水処理は約1分間実行
することになる。遠心脱水処理が終了すると、リフト装
置28を用いて水切り用収納具26を持ち上げて乾燥装
置30の搬送始端部まで移動して、手作業により下側の
絞り紐26b4を外すことにより、その内部に収納され
ている精白米を乾燥装置30の搬送始端部に落下放出さ
せる。
【0037】そして、乾燥装置30において、搬送コン
ベア37を低速で駆動しながら精白米をすこしづつ載置
搬送しながら温風乾燥処理を実行する。このとき、精白
米は、コンベア上を層状に拡散させるように均された状
態で載置搬送される。精白米存在個所に通風される空気
の目標温度は例えば摂氏70度に設定され、シロッコフ
ァン40による温風の流速は1m/sec以下の低速に
設定されている。乾燥を開始してから乾燥が終了するま
での処理時間は約12分間に設定されている。乾燥処理
が終了した時点における精白米の含水率は約20%程度
になる。尚、この乾燥装置30により乾燥処理されて搬
送終端部から排出される精白米を、供給装置50に供給
する前に、一時、所定量づつ受入容器にて受止め貯留し
た状態で攪拌装置により機械的に攪拌させることで、精
白米間での水分移動を行わせることにより、含水率がば
らついている精白米全体を上記した含水率(約20%)
にさせる含水率調整工程を設けるようにしてもよい。
【0038】乾燥処理工程が終了した精白米は、供給装
置50により自動計量包装機48に供給された後、設定
された重量になるように自動計量して、脱酸素剤と共に
包装袋に自動で密封状態で包装され、出荷用コンベア5
2にて出荷用テーブル51に搬送される。このように、
乾燥処理が行われたのち、すぐに密封包装されるので出
荷されるときの精白米の含水率は約20%になる。尚、
上記各工程における処理時間は一例に過ぎず、上記した
ような処理時間に限定されるものではない。例えば、効
率のよい乾燥方法を有する乾燥装置であれば、乾燥処理
時間として洗米処理の時間よりも短時間のうちで乾燥処
理するような構成としてもよい。
【0039】尚、上述した前記多孔状容器26bや補強
部26b2の材質については一例に過ぎず、勿論これら
の材質に限定されるものではなく、それ以外の布地や他
の材質の合成繊維を用いて実施してもよい。
【0040】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。
【0041】(1)上記実施形態では、前記多孔状容器
が、前記水切り処理が行われた後に精白米を収納した状
態でリフト装置により吊り上げ移動して脱水装置に装着
される構成を例示したが、このような構成に限らず、手
作業で吊り上げ移動する構成としてもよく、精白米の全
荷重が多孔状容器に加わらないように載置面上をスライ
ド移動させたり、搬送コンベアで移動させる等、各種の
形態で移動させるものでもよい。このように加わる荷重
が少ない場合には、多孔状容器として、精白米の吊り上
げ荷重に対する支持強度を補強するための補強用部材を
備えない構成としてもよい。
【0042】(2)上記実施形態では、前記水切り部
に、水切り後の精白米に清浄水を降りかけるシャワー装
置が設けられる構成を例示したが、このような構成のシ
ャワー装置に代えて、あるいは、そのようなシャワー装
置に加えて、前記精白米に除菌用液剤を降りかけるシャ
ワー装置が設けられる構成としてもよい。除菌用液剤と
しては、例えば、除菌作用のあるオゾン水や酢等があ
る。
【0043】(3)上記実施形態では、乾燥装置とし
て、殺菌作用を有する遠赤外線ヒータで構成されるもの
を例示したが、このような構成に限らず、普通の電熱線
ヒータであってもよい。又、このような温風通風式の乾
燥装置に限らず、通風させることなく加熱手段による輻
射熱によって精白米を乾燥させる構成としてもよく、こ
のような加熱手段を設けることなく、単に通風手段によ
る通風のみによって精白米を乾燥させるような構成とし
てもよい。要するに、精白米の表面を乾燥させる機能を
有するものであればよい。
【0044】(4)上記実施形態では、洗米処理部にて
摂氏70度の高温水を用いて洗米処理を行うようにした
が、例えば、摂氏50度〜80度の範囲の高温水を用い
て実施してもよく、摂氏50度以下の温水や低温水を用
いてもよい。
【0045】(5)上記実施形態では洗米処理が終了し
た時点における精白米の含水率として約24%、乾燥処
理が終了した時点における精白米の含水率として約20
%になるようにしたが、この値は例示にすぎず、例えば
乾燥処理が終了した時点における精白米の含水率とし
て、17.5%〜25%程度の範囲の含水率となるよう
にしてもよい。要するに、精白米の表層部及び中心部が
高含水率になるように含水を行うようにするものであれ
ばよい。
【0046】(6)上記実施形態では、浸漬時間を含め
約3〜4分間という比較的短時間で洗米処理を行い、洗
米処理後の乾燥処理は、その洗米時間よりも大幅に長い
乾燥時間(約12分間)をかけて、緩速乾燥する構成と
したが、このような構成に限らず、洗米時間よりも短い
乾燥時間で急速に乾燥するような構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】既洗浸漬米の製造装置の工程流れ図
【図2】既洗浸漬米の製造装置の平面図
【図3】洗米装置の断面図
【図4】洗米装置の平面図
【図5】水切り部を示す側面図
【図6】移動中の水切り用収納具を示す図
【図7】脱水装置の断面図
【図8】多孔状容器を示す図
【図9】乾燥装置の縦断側面図
【図10】乾燥装置の正面図
【符号の説明】
8 洗米装置 10 水切り部 26b 多孔状容器 26b2 補強用部材 29 脱水装置 30 乾燥装置 B 洗米処理部 C 乾燥処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特許2648258(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02B 1/02 - 1/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精白米を洗米処理する洗米処理部、この
    洗米処理部にて洗米処理された精白米を乾燥処理する乾
    燥処理部とを備えて構成されている既洗浸漬米の製造装
    置であって、 前記洗米処理部は、洗浄水を流動させることにより精白
    米を攪拌洗米する水流攪拌式の洗米装置を備えて構成さ
    れ、 前記乾燥処理部は、 前記精白米の通過を阻止し、且つ、精白米よりも小さい
    異物の通過を許容する大きさの挿通孔を多数形成した多
    孔状容器により、前記洗米処理部から洗浄水と共に供給
    された精白米を収納して、洗浄水の供給を停止した状態
    で洗浄水を自然落下させる水切り処理を行う水切り部
    と、 その水切り部にて水切り処理が行われた後に、前記多孔
    状容器に精白米が収納されている状態で遠心力により精
    白米から水分を脱水する脱水装置と、 脱水された精白米を乾燥する乾燥装置とを備えて構成さ
    れている既洗浸漬米の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記多孔状容器は、 前記水切り処理が行われた後に、前記精白米を収納した
    状態で吊り上げ移動されて前記脱水装置内に装着され、
    そのまま、前記精白米を収納した状態で遠心脱水処理が
    行われるように構成され、 且つ、精白米の吊り上げ荷重に対する支持強度を補強す
    るための補強用部材を備えた袋状の容器として構成され
    ている請求項1記載の既洗浸漬米の製造装置。
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