JP3536925B2 - 液晶配向膜および液晶表示素子 - Google Patents

液晶配向膜および液晶表示素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改良された液晶配向膜
及びこの改良された液晶配向膜を用いた液晶表示素子に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在使用されている液晶表示素子として
は、上下2枚で一対をなす電極基板の間でネマチック液
晶分子の配列方向を90度捻った構造のツイスト・ネマ
チック(以下TNと略す)モードを利用したもの、ネマ
チック分子の配列方向を180〜300度に捻り複屈折
効果を利用したスーパーツイスト・ネマチック(以下S
TNと略す)モードを利用したもの、また強誘電性液晶
物質や反強誘電性液晶物質を用いたもの等が知られてい
る。
【0003】これらのすべてのモードに共通する問題と
して、同一の画面を長時間表示した後他の画面に移った
とき、前の画像が残像として残ったり、残像が長時間保
持される焼付現象が発生し、液晶表示素子の表示品位を
著しく損なう原因となっている。これらの現象が発生す
る原因は、液晶表示素子の配向膜と液晶物質との界面に
電気2重層が発生し、電荷が蓄積された状態が安定に保
たれるためであると考えられている。また、強誘電性液
晶表示素子においては、電界の極性の反転により液晶分
子が双安定状態の一方からもう一方に移る際に液晶と配
向膜との界面に逆電界が発生し、この逆電界の影響によ
り双安定性が損なわれメモリー性が失われると言われて
いる。一般に、液晶表示素子に使用される配向膜として
は、おもにポリイミドやポリアミドなどの誘導体等の有
機系の膜が用いられている。例えば、特開昭51−65
960号公報には
【0004】
【化4】
【0005】で表される反復単位を有するポリイミドを
用いた液晶配向膜を備えた液晶表示素子が開示されてい
る。しかし、このような液晶配向膜を用いた液晶表示素
子では、残像や焼付が発生し易いという問題があった。
また、このような液晶配向膜を用いた強誘電性液晶表示
素子では、焼付現象が生じたり双安定性が劣り、良好な
メモリー特性が得られないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、TN
モードまたはSTNモードの液晶表示素子においては残
像や焼付現象が少なく、また強誘電性液晶表示素子にお
いては焼付現象の解消と良好なメモリー特性が得られる
液晶配向膜及び液晶表示素子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、配向膜と
液晶物質との界面に形成される電荷の蓄積の現象に注目
し、鋭意検討した結果、一般式(1)で示されるポリイ
ミドからなる液晶配向膜中に一般式(2)または一般式
(3)で表される化合物の少なくとも1種を添加するこ
とが前記従来技術の問題点の解消に有効であることを
り、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は以
下の状態で示される。 1) 透明電極付き基板に塗布された一般式(1)で示
されるポリイミドからなる液晶配向膜において、一般式
(2)または一般式(3)で示される化合物の少なくと
も1種を前記ポリイミドに対して0.01〜20重量%
含有することを特徴とする液晶配向膜、
【0008】
【化5】
【0009】
【化6】
【0010】
【化7】
【0011】(式中、Xは2価の芳香族基または2価の
脂肪族基を示し、Yは4価の芳香族基または脂環族基を
示し、Zは−S−、−O−、または=NHを示し、Rは
フェニル基、ベンジル基、アルキル基または水素を示
し、m及びnは0または1の整数を示す。)。
【0012】2) 上記1)項に示された液晶配向膜に
おいて、ポリイミドが、一般式(2)または一般式
(3)で示される化合物の少なくとも1種を0.01〜
20重量%含有するポリアミド酸を透明電極付き基板に
塗布した後、加熱して得られたポリイミドであることを
特徴とする液晶配向膜。 3) 上記1)項に示された液晶配向膜において、ポリ
イミドが、一般式(2)または一般式(3)で示される
化合物の少なくとも1種を0.01〜20重量%含有す
る可溶性ポリイミド溶液を透明電極付き基板に塗布した
後加熱して得られたポリイミドであることを特徴とする
液晶配向膜。 4) 上記1)項に示された液晶配向膜において、一般
式(2)または一般式(3)で示される化合物の少なく
とも1種がポリイミド中に0.01〜20重量%共重合
されていることを特徴とする液晶配向膜。 5) 一般式(2)で示される化合物が、フェノチアジ
ン、フェノキサジン、または5,10−ジハイドロフェ
ナジンであることを特徴とする1)項〜4)項のいずれ
かに記載の液晶配向膜。 6) 一般式(3)で示される化合物が、ジフェニルベ
ンジジン、ジフェニルアミン、N−フェニルーフェニレ
ンジアミン、またはフェニルベンジルアミンであること
を特徴とする1)項〜4)項のいずれかに記載の液晶配
向膜。
【0013】7)上記1)項に示された液晶配向膜を用
いたことを特徴とする液晶表示素子。 8)上記7)項に示された液晶表示素子において、液晶
物質が正の誘電異方性を有するネマチック液晶混合物で
あることを特徴とする液晶表示素子。 9)上記7)項に示された液晶表示素子において、液晶
物質が強誘電性液晶混合物であることを特徴とする液晶
表示素子。 10)強誘電性液晶混合物がその自発分極の値が3〜4
0nC/cm 2 であることを特徴とする上記9)項に記
載された液晶表示素子。
【0014】本発明の液晶配向膜には通常一般に配向膜
用に用いられているポリイミドが用いられる。ポリイミ
ドは、一般にジアミノ化合物とテトラカルボン酸二無水
物との縮合によって得られるポリアミド酸を脱水閉環し
てイミド結合を形成することにより得られる。原料に用
いるジアミノ化合物として、具体的には以下の化合物を
例示することができる。 1,1−ビス[4ー(4ーアミノフェノキシ)フェニ
ル]シクロヘキサン 1,1−ビス[4ー(4ーアミノフェノキシ)フェニ
ル]−4−メチルシクロヘキサン 1,1−ビス[4ー(4ーアミノフェノキシ)フェニ
ル]ー4ーエチルシクロヘキサン 1,1−ビス[4ー(4ーアミノフェノキシ)フェニ
ル]−4−nプロピルシクロヘキサン 1,1−ビス[4ー(4ーアミノフェノキシ)フェニ
ル]−4−nブチルシクロヘキサン 1,1−ビス[4ー(4ーアミノフェノキシ)フェニ
ル]−4−nペンチルシクロヘキサン 1,1−ビス[4ー(4ーアミノフェノキシ)フェニ
ル]−4−nヘキシルシクロヘキサン 1,1−ビス[4ー(4ーアミノフェノキシ)フェニ
ル]−4−nヘプチルシクロヘキサン 1,1−ビス[4ー(4ーアミノフェノキシ)フェニ
ル]−4−nオクチルシクロヘキサン
【0015】2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]プロパン 2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]ブタン 2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]ペンタン 2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]ヘキサン 2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]ヘプタン 2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]オクタン 2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]ノナン 2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]デカン 2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]ドデカン
【0016】1,1−ビス[4ー(4ーアミノベンジ
ル)フェニル]シクロヘキサン 1,1−ビス[4ー(4ーアミノベンジル)フェニル]
−4−メチルシクロヘキサン 1,1−ビス[4ー(4ーアミノベンジル)フェニル]
ー4ーエチルシクロヘキサン 1,1−ビス[4ー(4ーアミノベンジル)フェニル]
−4−nプロピルシクロヘキサン 1,1−ビス[4ー(4ーアミノベンジル)フェニル]
−4−nブチルシクロヘキサン 1,1−ビス[4ー(4ーアミノベンジル)フェニル]
−4−nペンチルシクロヘキサン 1,1−ビス[4ー(4ーアミノベンジル)フェニル]
−4−nヘキシルシクロヘキサン 1,1−ビス[4ー(4ーアミノベンジル)フェニル]
−4−nヘプチルシクロヘキサン 1,1−ビス[4ー(4ーアミノベンジル)フェニル]
−4−nオクチルシクロヘキサン
【0017】1,1−ビス[4ー(4ーアミノベンジ
ル)フェニル]メタン 4,4′−ジアミノフェニルエーテル、4,4′−ジア
ミノジフェニルメタン、4,4′−ジアミノジフェニル
スルホン、4,4′−ジアミノジフェニルスルフィド、
4,4′−ジ(メタ−アミノフェノキシ)ジフェニルス
ルホン、4,4′−(パラ−アミノフェノキシ)ジフェ
ニルスルホン、オルト−フェニレンジアミン、メタ0−
フェニレンジアミン、パラ−フェニレンジアミン、ベン
ジジン、2,2′−ジアミノベンゾフェノン、4,4′
−ジアミノベンゾフェノン,4,4′−ジアミノジフェ
ニル−2,2′−プロパン、1,5−ジアミノナフタレ
ン、1,8−ジアミノナフタレン、2,2−ビス[4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサメチルプロ
パン等の芳香族ジアミノ化合物、1,4−ジアミノシク
ロヘキサン、4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタ
ン等の脂環式ジアミノ化合物。
【0018】本発明で用いるジアミノ化合物は、上記の
ものに限定されず、また2種類以上を組み合わせて用い
ることができる。配向膜の基板への接着性を高くする目
的で、上記ジアミノ化合物の一部をアミノシリコン化合
物またはジアミノシリコン化合物に置き換えることがで
きる。アミノシリコン化合物として、具体的には下記の
化合物を例示できる。
【0019】
【化8】
【0020】また、ジアミノシリコン化合物としては、
下記の化合物を例示できる。
【0021】
【化9】
【0022】これらのアミノシリコン化合物またはジア
ミノシリコン化合物をポリイミドに導入する場合、その
含有量は(合計量で)ジアミノ化合物の50モル%以
下、好ましくは30モル%以下である。
【0023】上記ポリイミドに用いる芳香族テトラカル
ボン酸二無水物として、具体的には次の化合物が例示で
きる。ピロメリット酸二無水物、3,3′,4,4′−
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2′,3,
3′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,
3′,4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、
3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物、2,3,3′,4′−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物、2,2′,3,3′−ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸二無水物、ビス(3,4−ジカル
ボキシフェニル)エーテル二無水物、ビス(3,4−ジ
カルボキシフェニル)スルホン二無水物、1,2,5,
6−ナフタリンテトラカルボン酸二無水物、2,3,
6,7−ナフタリンテトラカルボン酸二無水物等。ま
た、脂環式テトラカルボン酸二無水物としては以下に示
す化合物を例示できる。
【0024】
【化10】
【0025】これらの化合物には異性体を含むものもあ
るが、それらの混合物であってもかまわない。また、本
発明に使用するテトラカルボン酸二無水物はこれらの構
造に限定されることはない。
【0026】ポリイミド膜を得る方法としては、ジアミ
ノ化合物とテトラカルボン酸二無水物との縮合により得
られるポリアミド酸をN−メチルー2ーピロリドン(N
MP)、ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジメチル
ホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DM
SO)等の溶剤に溶解し、この溶液を刷毛塗り法、浸漬
法、回転塗布法、スプレー法、印刷法などの方法で基板
に塗布した後、100〜450℃、好ましくは150〜
300℃で加熱処理して脱水閉環反応させてイミド結合
を形成し、薄膜状態のポリイミドとする方法またはジア
ミノ化合物とテトラカルボン酸二無水物との縮合によっ
て得られるポリアミド酸を加熱処理または化学処理を施
しあらかじめ可溶性のポリイミドとした後、NMP、D
MAc、DMF、DMSO、ν−ブチロラクトン等の溶
剤に溶解し、この溶液を基板に塗布した後、溶剤を揮発
させることにより薄膜のポリイミドを得る方法がある。
【0027】本発明の配向膜において、ポリイミドに添
加される一般式(2)で示される化合物としては、具体
的にはフェノキサジン、フェノチアジン、5,10−ジ
ハイドロフェナジンが例示できる。本発明の配向膜にお
いて、ポリイミドに添加される一般式(3)で示される
化合物としては、具体的にはジフェニルアミン、N−フ
ェニルフェニレンジアミン、N,N′−ジフェニルベン
ジジン、フェニルベンジルアミン、N,N′−ジフェニ
ルフェニレンジアミン、p−アミノジフェニルアミンが
例示できる。上記一般式(2)または一般式(3)で示
される化合物をポリイミドに添加する方法としては、
(イ)ポリアミド酸に添加した後加熱焼成し、ポリイミ
ド膜とする方法と、(ロ)可溶性ポリイミドに添加した
後、溶剤を除去することによりポリイミド膜とする方法
がある。いずれの方法であっても、一般式(2)又は一
般式(3)で示される化合物がポリイミド骨格中に共重
合する場合が考えられるが、本発明の配向膜の改質効果
に影響はない。
【0028】本発明の液晶配向膜を基板上に設ける方法
を具体的に説明する。ポリアミド酸を用いる場合は、ジ
アミノ化合物とテトラカルボン酸二無水物との縮合によ
り得られるポリアミド酸をN−メチル−ピロリドン(N
MP)、ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジメチル
ホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DM
SO)、ブチルセロソルブ、エチルカルビトール、ν−
ブチロラクトン等の溶剤に溶解して0.1〜30重量%
溶液に調整し、ポリイミドに対し0.1〜20重量%相
当の一般式(2)または一般式(3)で示される化合物
を添加し、この溶液を透明電極を有する基板上に刷毛塗
り法、浸漬法、回転塗布法、スプレー法、印刷法等の手
段により塗布して塗膜を形成する。塗布後、150〜4
50℃、好ましくは150〜300℃で加熱処理して脱
水閉環反応させてイミド結合を形成し、薄膜状態のポリ
イミドとする。
【0029】また、可溶性ポリイミドを用いる場合は、
ジアミノ化合物とテトラカルボン酸二無水物との縮合に
よって得られるポリアミド酸を加熱処理または化学処理
を施しあらかじめ可溶性のポリイミドとした後、NM
P、DMAcDMF、DMSO、ν−ブチロラクトン等
の溶剤に溶解して0.1〜30重量%溶液に調整し、ポ
リイミドに対し0.1〜20重量%相当の一般式(2)
又は一般式(3)で示される化合物を添加し、この溶液
を透明電極を有する基板上にに塗布した後、溶剤を揮発
させることにより薄膜状態のポリイミドとする。得られ
たポリイミド膜を布などで一軸ラビング処理を行うこと
により液晶物質の配向能をを有する液晶配向膜とするこ
とができる。
【0030】本発明の液晶表示素子は本発明の液晶配向
膜を有する電極基板、電圧印加手段および液晶材料で構
成される。図3は、典型的な液晶表示素子を示すもの
で、電極基板は、ガラス基板1上にITO(酸化インジ
ウム−酸化スズ)や酸化スズの透明電極2が形成された
ものからなり、その上に液晶配向膜3が形成される。一
対の電極基板間にスペーサ兼シール樹脂4を介在させ、
これらの間に液晶5が封入され、液晶表示素子が構成さ
れる。透明電極2とガラス基板1の間には、ガラス基板
1からのアルカリの溶出を防止するための絶縁膜や、カ
ラーフィルター、カラーフィルターオーバーコート等の
アンダーコート膜を形成させても良く、透明電極2と液
晶配向膜3の間に絶縁膜、カラーフィルター膜などのオ
ーバーコート膜を形成しても良い。また、TFTや非線
形抵抗素子などの能動素子を形成していてもよい。これ
らの電極、アンダーコート、オーバーコート、その他の
セル内の構成は従来の液晶表示素子の構成が使用可能で
ある。
【0031】このように形成された電極基板を使用して
液晶表示セルを作り、セル空間に液晶物質を注入し、電
圧印加手段と組み合わせて液晶表示素子とする。液晶表
示素子に使用する液晶物質としては、ネマチック液晶物
質、強誘電性液晶物質等を用いることができる。本発明
の液晶表示素子に用いるネマチック液晶物質としては、
(A) Δε≧5 である高誘電率異方性の化合物、
(B) |Δε|<5である低誘電率異方性の化合物、
(C) 80℃を超える透明点を有する化合物、(D)
その他の化合物があげられるが、液晶表示素子に要求
される性能に応じ、しきい値電圧、粘度、液晶温度範囲
等を調整するため、上記(A)〜(D)の中から適宜選
択混合して使用される。上記(A)〜(D)に属する化
合物を以下に例示するが、本発明はこれらによって限定
されるものではない。式中、R及びR′は、互いに独立
して炭素数1〜8のアルキル基、炭素数2〜8のアルケ
ニル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、または炭素数1
〜8のアルコキシアルキル基である。
【0032】
【化11】
【0033】
【化12】
【0034】
【化13】
【0035】
【化14】
【0036】
【化15】
【0037】
【化16】
【0038】
【化17】
【0039】
【化18】
【0040】
【化19】
【0041】
【化20】
【0042】また、本発明の液晶表示素子に用いる強誘
電性液晶物質としては、(E)分子骨格内にカイラル成
分を含む液晶化合物、(F)分子骨格内にカイラル成分
を含まない液晶化合物があげられる。液晶表示素子に要
求される性能に応じ、液晶温度範囲、相系列、自発分極
の大きさ、粘度、等を調節するため、(E)、(F)の
中から適宜選択混合して使用される。(E)に属する化
合物を以下に例示するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。式中、nは4〜16の整数、mは2〜1
0の整数、lは0〜8の整数であり、pは1〜8の整数
である。
【0043】
【化21】
【0044】
【化22】
【0045】
【化23】
【0046】
【化24】
【0047】
【化25】
【0048】(F)に属する化合物を以下に例示する
が、本発明はこれらによって限定されるものではない。
式中、n及びmはそれぞれ独立に4〜16の整数であ
る。
【0049】
【化26】
【0050】
【化27】
【0051】
【化28】
【0052】
【化29】
【0053】
【発明の効果】以上の手段で得られた液晶配向膜は、表
示品位を著しく悪化させる原因となっている残像、焼付
の現象を解消するもので、また強誘電性液晶用の配向膜
として用いると良好なメモリー特性を発現する特徴を有
している。また、本発明の液晶表示素子は上記特徴を備
えている配向膜を用いること以外は、、基板、透明電
極、電圧印加手段、液晶配向膜、液晶材料等により常法
により構成される。
【0054】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。各実施例及び比較例において、焼付の度合い
は、C−Vカーブ法を用いて測定したヒステリシス幅
(V)により評価した。C−Vカーブ法は、正の誘電異
方性を持つネマチック液晶物質を入れた液晶セルに電圧
V=±10Vの三角波(周波数0.0036Hz)を印
加し、これに25mV、1kHzの交流を重畳させて掃
引したときに変化する容量Cを記録するものである。数
サイクル後の波形は例えば図1のようになるが、液晶物
質と配向膜との界面に電荷の片寄りが生じ、かつその状
態で安定化されてしまうと、重畳電圧の正側、負側両方
においてヒステリシスを持ったC−V曲線が得られる。
すなわちこのC−V特性でのヒステリシスの大きさは液
晶層と配向膜との界面における電荷の蓄積の度合いのパ
ラメーターになっていると言え、理想的にはこのヒステ
リシスが0であることが望ましい。ここで、ヒステリシ
スの大きさは、C−V曲線の変曲点に接線を引き、X軸
(電圧軸)との交点(α1〜α4)を求め、正側、負側
それぞれの2点間の電位差を求めることにより決定され
る。この値は、セルのギャップ及び配向膜の膜厚が同じ
であれば、電荷の蓄積のパラメーターとして用いること
ができる。このヒステリシス幅が0に近い程、液晶と配
向膜との界面における電荷の蓄積が小さく、焼付の度合
いが少ない。
【0055】また、強誘電性液晶表示装置におけるメモ
リー性の評価は、セルの厚さ1μm当たり10Vの電圧
の双極性パルスをパルス幅を変えて印加して光学応答波
形を調べ、表示素子の面積の90%以上がメモリー状態
になるパルス幅を求めた。図2は、このような光学応答
波形の一例を示すものである。このパルス幅は短い方が
好ましく、メモリー特性が良好であれば、短いパルス幅
でもメモリー状態を得ることができる。
【0056】実施例1 攪拌装置、温度計、コンデンサーおよび窒素置換装置を
付した1lの4つ口フラスコに脱水精製したN−メチル
−2−ピロリドン200gと、1,1−ビス[4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル]−4−エチルシクロヘ
キサン27.1gとを仕込み攪拌溶解した。これを20
℃に冷却して、ピロメリット酸二無水物12.1gを一
度に投入し、冷却しながら攪拌2時間反応させた後、パ
ラアミノフェニルトリメトキシシラン0.3gを加えて
室温でさらに3時間攪拌反応させた。次いで、反応溶液
にN−メチル−2−ピロリドン133.3gおよびブチ
ルセロソルブ285.5gを加えて希釈することによ
り、ポリアミック酸6重量%の透明溶液が得られた。こ
の溶液の25℃における粘度(東京計器社製E型粘度計
を使用し、温度25±0.1℃で測定)は、50センチ
ポアズであった。
【0057】この溶液から、樹脂固形分に対して10及
び15%のフェノチアジンを加えた2種類の試料液を作
り、それぞれをITO透明電極を設けた透明ガラス基板
上に印刷により塗布した。塗布後、ホットプレート上で
加熱乾燥した後、200℃で加熱処理を行い、厚さ約6
0nmのポリイミド膜が形成された電極基板を得た。こ
の電極基板2枚のポリイミド面をラビング方向がそれぞ
れ上下基板で反平行になるように所定の強さでラビング
し、セルギャップ6μmの液晶セルを組み立て、ネマチ
ック液晶混合物を封入した。この液晶混合物は下記の成
分から構成されており、N−I点が75℃、Δnが0.
1400のものである。
【0058】
【化30】
【0059】封入後、120℃まで加熱し、除冷するこ
とによって液晶表示素子を得た。この液晶表示素子は表
示面に配向斑は観察されず、配向性は良好であった。こ
の液晶表示素子を用い、室温及び60℃でのC−Vカー
ブによるヒステリシス幅(V)を測定した結果を表1に
示す。
【0060】
【表1】
【0061】実施例2 実施例1において得られたポリアミック酸6重量%の透
明溶液に、樹脂固形分に対して10、15及び20重量
%のジフェニルベンジジン(DPBZ)を加えた3種類
の試料液を作り、それぞれをITO透明電極を設けたガ
ラス基板上に印刷により塗布し、ホットプレート上で加
熱乾燥した後、200℃のオーブンで加熱処理を行い、
塗膜の厚さ約60nmのポリイミド膜を得た。実施例1
と同様の方法で液晶セルを組み立て、液晶混合物を封入
した。封入後、120℃まで加熱し、除冷することによ
って液晶表示素子を得た。この液晶表示素子の配向性は
良好であった。この液晶表示素子を用い、室温及び60
℃でのC−Vカーブによるヒステリシス幅(V)を測定
した結果を表2に示す。
【0062】
【表2】
【0063】実施例3 攪拌装置、温度計、コンデンサーおよび窒素置換装置を
付した1lの4つ口フラスコに脱水精製したN−メチル
−2−ピロリドン200g、ついで、1,1−ビス[4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル]−4−エチルシ
クロヘキサン27.1gを仕込み攪拌溶解した.これを
20℃に冷却してピロメリット酸二無水物12.1gを
一度に投入し、冷却しながら攪拌反応した。2時間後、
パラアミノフェニルトリメトキシシラン0.3g及びフ
ェノチアジン3.9g又は5.9gを加えて室温で3時
間攪拌反応させた。その後、反応溶液をN−メチル−2
−ピロリドン133.3gおよびブチルセロソルブ28
5.5gで希釈することによりポリアミック酸6重量%
の透明溶液が得られた。この溶液の25℃に於ける粘度
(東京計器社製E型粘度計を使用し、温度25±0.1
℃で測定した。)は55センチポアズであった。この溶
液をITO透明電極を設けた透明ガラス基板上に印刷に
より塗布した。塗布後、ホットプレート上で加熱乾燥し
た後、200℃で加熱処理を行い、、塗膜の厚さ約60
nmのポリイミド膜を得た。このポリイミド膜が形成さ
れた基板2枚の塗膜面をラビング方向がそれぞれ上下基
板で反平行になるように所定の強さでラビングし、セル
ギャップ6μmの液晶セルを組み立て、実施例1で用い
たものと同じネマチック液晶混合物を封入した。封入
後、120℃まで加熱し、除冷することによって液晶表
示素子を得た。これらの液晶表示素子の配向性は良好で
あった。この液晶表示素子を用い、室温及び60℃での
C−Vカーブによるヒステリシス幅を測定した結果を表
3に示す。
【0064】
【表3】
【0065】実施例4 実施例3において、フェノチアジンをDPBZに置き換
えた他は実施例3と同様の方法で、液晶表示素子を得
た。これらの液晶表示素子の配向性は良好であった。こ
の液晶素子を用い、室温及び60℃でのC−Vカーブに
よるヒステリシス幅を測定した結果を表4に示す。
【0066】
【表4】
【0067】実施例5 実施例3において、フェノチアジンをN−フェニル−フ
ェニレンジアミン(N−PPD)に置き換えた他はまっ
たく同様の方法で、液晶表示素子を得た。これらの液晶
表示素子の配向性は良好であった。この液晶表示素子を
用い、室温及び60℃でのC−Vカーブによるヒステリ
シス幅を測定した結果を表2に示す。
【0068】
【表5】
【0069】実施例6 実施例1と同様の方法で約60nmのポリイミド膜を形
成した後、ラビング方向が上下基板で平行になるように
所定の強さでラビングし、セルギャップ2.0μmの液
晶セルを組み立てた。このセルに強誘電性液晶混合物を
真空注入した。この液晶混合物は下記の成分から構成さ
れており、以下の特性を有している。 Cr −5℃ Sc* 70℃ Sa 75℃ N* 8
8℃ Iso Ps(25℃)=20.2(nC/cm2) 傾き角(25℃)=28.4度 ここで、Crは結晶相、Sc*はカイラルスメクチック
C相、SaはスメクチックA相、N*はコレステリック
相、Isoは等方性液体相、Psは自発分極の大きさを
示す。
【0070】
【化31】
【0071】得られた液晶表示素子の配向はC2ユニフ
ォームであった。この液晶表示素子における最小のメモ
リーパルス幅は60μsecであった。
【0072】比較例1 実施例1においてフェノチアジンを加えないことを除け
ばまったく同様な方法で、液晶表示素子を作製した。こ
の液晶表示素子の配向性は良好であった。この液晶表示
素子を用い、室温及び60℃でのC−Vカーブによるヒ
ステリシス幅を測定した結果を表6に示す。
【0073】
【表6】
【0074】比較例2 実施例6においてフェノチアジンを加えないことを除け
ばまったく同様な方法で強誘電性液晶混合物を使用した
液晶表示素子を作製した。得られた液晶表示素子の配向
はC2ユニフォーム配向であった。しかし、この液晶表
示素子ではメモリーパルス幅を1msecまで大きくし
てもメモリー状態を得ることができず、片安定の状態を
示した。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、式(2)または(3)
示される化合物を液晶配向膜を構成するポリイミド中
に特定量存在させることにより、配向性が良好で、残像
や焼き付け現象が減少した配向膜及び液晶表示素子を得
ることができる。 また、本発明の配向膜を強誘電性液
晶物質を用いた液晶表示素子に使用すると、良好なメモ
リー状態を得ることができる。
【0076】
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶セルのC−V曲線を示す図。
【図2】強誘電性液晶表示セルの光学応答波形を示す
図。
【図3】一般的な液晶表示セルの断面図。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明電極付き基板に塗布された一般式
    (1)で示されるポリイミドからなる液晶配向膜におい
    て、一般式(2)または一般式(3)で示される化合物
    の少なくとも1種を前記ポリイミドに対して0.01〜
    20重量%含有することを特徴とする液晶配向膜、 【化1】 【化2】 【化3】 (式中、Xは2価の芳香族基または2価の脂肪族基を示
    し、Yは4価の芳香族基または脂環族基を示し、Zは−
    S−、−O−、または=NHを示し、Rはフェニル基、ベン
    ジル基、アルキル基または水素を示し、m及びnは0ま
    たは1の整数を示す。)。
  2. 【請求項2】 請求項1に示された液晶配向膜におい
    て、ポリイミドが一般式(2)または一般式(3)で
    される化合物の少なくとも1種を0.01〜20重量%
    含有するポリアミド酸を透明電極付き基板に塗布した
    後、加熱して得られたポリイミドであることを特徴とす
    る液晶配向膜。
  3. 【請求項3】 請求項1に示された液晶配向膜におい
    て、ポリイミドが一般式(2)または一般式(3)で
    される化合物の少なくとも1種を0.01〜20重量%
    含有する可溶性ポリイミド溶液を透明電極付き基板に塗
    布した後加熱して得られたポリイミドであることを特徴
    とする液晶配向膜。
  4. 【請求項4】 請求項1に示された液晶配向膜におい
    て、一般式(2)または一般式(3)で示される化合物
    の少なくとも1種がポリイミド中に0.01〜20重量
    %共重合されていることを特徴とする液晶配向膜。
  5. 【請求項5】 一般式(2)で示される化合物が、フェ
    ノチアジン、フェノキサジン、または5,10−ジハイ
    ドロフェナジンであることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の液晶配向膜。
  6. 【請求項6】 一般式(3)で示される化合物が、ジフ
    ェニルベンジジン、ジフェニルアミン、N−フェニルー
    フェニレンジアミン、またはフェニルベンジルアミンで
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    液晶配向膜。
  7. 【請求項7】 請求項1に示された液晶配向膜を用いた
    ことを特徴とする液晶表示素子。
  8. 【請求項8】 請求項7に示された液晶表示素子におい
    て、液晶材料が正の誘電異方性を有するネマチック液晶
    混合物であることを特徴とする液晶表示素子。
  9. 【請求項9】 請求項7に示された液晶表示素子におい
    て、液晶材料が強誘電性液晶混合物であることを特徴と
    する液晶表示素子。
  10. 【請求項10】 強誘電性液晶混合物がその自発分極の
    値が3〜40nC/cm 2 であることを特徴とする請求
    項9に記載された液晶表示素子。
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