JP3536617B2 - ディジタルデータの再生装置 - Google Patents

ディジタルデータの再生装置

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JP3536617B2
JP3536617B2 JP28253897A JP28253897A JP3536617B2 JP 3536617 B2 JP3536617 B2 JP 3536617B2 JP 28253897 A JP28253897 A JP 28253897A JP 28253897 A JP28253897 A JP 28253897A JP 3536617 B2 JP3536617 B2 JP 3536617B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に記録さ
れたディジタルデータの再生装置に関し、特にデータフ
ォーマットを変換して記録されたディジタルデータの再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルデータを記録媒体に記録する
際に、誤り訂正用のパリティ情報を付加し、再生時にそ
のパリティ情報を用いて誤り訂正を行うことが一般に行
われている。
【0003】またMPEG規格に準拠したトランスポー
トパケットのようなデータブロック(以下「データブロ
ックA」という)を、そのデータブロックAとはサイズ
のことなる複数のデータブロック(以下「データブロッ
クB」という)に変換して記録し、再生時に元のデータ
ブロックAを再構築するようにしたシステムが既に提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記システムにおいて
は、再生時にデータブロックAを再構成するために基本
的には記録媒体上に入力データがその順序を維持して記
録されるが、入力データのレートが一定でないため、入
力のない期間にはダミーブロックが記録されたり、ある
いは特殊再生(早送り再生、逆送り再生など)等の目的
のために複数のデータ系列が混在して記録される場合が
ある。したがって、通常はこれら複数種類のデータから
目的とする種類のデータブロックのみを取り出して再生
する。このとき、複数種類のデータを区別する必要があ
るので、データブロックBの先頭のヘッダには記録時に
識別信号が書き込まれ、再生時にこの識別信号を調べる
ことにより、目的とするブロックを取り出す。
【0005】このようにして取り出されたデータブロッ
クBは、データブロックAを再構成するために順番に並
んでいるはずであるが、再生時に互換性が悪かったり、
記録媒体が劣化するなどしてエラーレートが大きい場合
には、上記した通常の誤り訂正ではエラーを訂正しきれ
なかったり、誤訂正したりする可能性があり、再生デー
タが正常な並びになっているとは限らない。すなわち、
必要なデータブロックが抜けていたり、関係ないデータ
ブロックが紛れ込んでいたり、あるは必要なデータブロ
ックが得られても内容に信頼性がない場合があり得る。
また記録時に何らかの不具合が生じて正常に記録されな
かった場合も、正常な再生データは得られない。このよ
うな場合、不正なデータを再生してしまうおそれがあ
り、とくにMPEGデータなどでは、最悪の場合デコー
ダの動作が破綻してしまう可能性がある。
【0006】本発明はこの点に着目してなされたもので
あり、再生されたデータブロックが正しいかどうかを検
査し、誤りがある場合の弊害を最小限に抑えることがで
きるディジタルデータの再生装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、一または複数の第1のデータ
ブロックが、これと異なるサイズの複数の第2のデータ
ブロックに変換され、該変換された複数の第2のデータ
ブロック同士を区別するための識別情報が前記第2のデ
ータブロックに含めて記録された記録媒体から前記第2
のデータブロックを再生し、前記第1のデータブロック
を再構成するディジタルデータの再生装置において、前
記識別情報を検出する識別情報検出手段と、再生される
べき前記第2のデータブロックの識別情報を予測する予
測手段と、再生した前記第2のデータブロックの誤りを
検出し、該検出した誤りの訂正を行うとともに訂正不能
の誤りが残留しているか否かを示す残留誤り信号を出力
する誤り訂正手段とを備え、前記検出した識別情報及び
前記予測した識別情報とともに、前記残留誤り信号を再
生データに付加して出力することを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、一または複数の
第1のデータブロックが、これと異なるサイズの複数の
第2のデータブロックに変換され、該変換された複数の
第2のデータブロック同士を区別するための識別情報が
前記第2のデータブロックに含めて記録された記録媒体
から前記第2のデータブロックを再生し、前記第1のデ
ータブロックを再構成するディジタルデータの再生装置
において、前記識別情報を検出する識別情報検出手段
と、該検出した識別情報に基づいて、前記第1のデータ
ブロックを再構成するのに必要な前記第2のデータブロ
ックが正しく再生されたか否かを判断する判断手段と、
前記第2のデータブロックの少なくとも1つが正しく再
生されなかったときは、前記第1のデータブロックに関
係する前記第2のデータブロックの全部または一部を廃
棄する処理手段とを備え、前記判断手段は、再生される
べき前記第2のデータブロックの識別情報を予測する予
測手段と、該予測した識別情報と実際に再生した識別情
報とを比較する比較手段とを有し、少なくとも前記予測
した識別情報と実際に再生した識別情報とが一致したと
き、正しく再生されていると判断し、前記処理手段は、
前記第2のデータブロックが正しく再生されなかったと
判断された場合において、前記検出した識別情報が、前
記第1のデータブロックを再構成するための先頭ブロッ
クであることを示すときは、直前まで当該第1のデータ
ブロックを再構成するために記憶していた関係データを
廃棄し、前記検出した識別情報を含む第2のデータブロ
ックを前記先頭ブロックとして新たに記憶するととも
に、次に処理するための前記予測した識別情報を、前記
第1のデータブロックを再構成するための2番目のブロ
ックであることを示すように設定することを特徴とす
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のディジタルデータの再生装置において、前記処理手段
は、前記第2のデータブロックが正しく再生されなかっ
たと判断された場合において、前記検出した識別情報
が、前記第1のデータブロックを再構成するための先頭
ブロック以外のブロックであることを示すときは、前記
検出した識別情報を含む第2のデータブロックを廃棄
し、直前まで当該第1のデータブロックを再構成するた
めに記憶していた関係データが存在していればこれらも
廃棄するとともに、次に処理するための前記予測した識
別情報を、前記第1のデータブロックを再構成するため
の先頭ブロックであることを示すように設定することを
特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、一または複数の
第1のデータブロックが、これと異なるサイズの複数の
第2のデータブロックに変換され、該変換された複数の
第2のデータブロック同士を区別するための識別情報が
前記第2のデータブロックに含めて記録された記録媒体
から前記第2のデータブロックを再生し、前記第1のデ
ータブロックを再構成するディジタルデータの再生装置
において、前記識別情報を検出する識別情報検出手段
と、該検出した識別情報に基づいて、前記第1のデータ
ブロックを再構成するのに必要な前記第2のデータブロ
ックが正しく再生されたか否かを判断する判断手段と、
前記第2のデータブロックの少なくとも1つが正しく再
生されなかったときは、前記第1のデータブロックに関
係する前記第2のデータブロックの全部または一部を廃
棄する処理手段と、再生した前記第2のデータブロック
の誤りを検出し、該検出した誤りの訂正を行うとともに
訂正不能の誤りが残留しているか否かを示す残留誤り信
号を出力する誤り訂正手段を備え、前記判断手段は、再
生されるべき前記第2のデータブロックの識別情報を予
測する予測手段を有し、前記残留誤り信号、前記検出し
た識別情報及び前記予測した識別情報に基づいて前記第
2のデータブロックが正しく再生されたか否かを判断
し、前記判断手段は、前記予測した識別情報と実際に再
生した識別情報とを比較する比較手段を有し、前記予測
した識別情報と実際に再生した識別情報とが一致しない
場合において、前記残留誤り信号が残留誤りが無いこと
を示しているときは、前記予測した識別情報が誤ってい
ると判断し、前記残留誤り信号が残留誤りがあることを
示しているときは、前記再生した識別情報が誤っている
と判断することを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、一または複数の
第1のデータブロックが、これと異なるサイズの複数の
第2のデータブロックに変換され、該変換された複数の
第2のデータブロック同士を区別するための識別情報が
前記第2のデータブロックに含めて記録された記録媒体
から前記第2のデータブロックを再生し、前記第1のデ
ータブロックを再構成するディジタルデータの再生装置
において、前記識別情報を検出する識別情報検出手段
と、該検出した識別情報に基づいて、前記第1のデータ
ブロックを再構成するのに必要な前記第2のデータブロ
ックが正しく再生されたか否かを判断する判断手段と、
前記第2のデータブロックの少なくとも1つが正しく再
生されなかったときは、前記第1のデータブロックに関
係する前記第2のデータブロックの全部または一部を廃
棄する処理手段と、再生した前記第2のデータブロック
の誤りを検出し、該検出した誤りの訂正を行うとともに
訂正不能の誤りが残留しているか否かを示す残留誤り信
号を出力する誤り訂正手段を備え、前記判断手段は、再
生されるべき前記第2のデータブロックの識別情報を予
測する予測手段を有し、前記残留誤り信号、前記検出し
た識別情報及び前記予測した識別情報に基づいて前記第
2のデータブロックが正しく再生されたか否かを判断
し、前記判断手段は、前記予測した識別情報と実際に再
生した識別情報とを比較する比較手段を有し、前記予測
した識別情報と実際に再生した識別情報とが一致しない
場合において、前記残留誤り信号が残留誤りがあること
を示しているときは、前記再生した識別情報が誤ってい
ると判断し、前記処理手段は、前記再生した識別情報を
含む第2のデータブロックを前記予測した識別情報に対
応するブロックとして記憶することを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる
ディジタルデータ再生装置の構成を示すブロック図であ
り、この装置は磁気テープ11に記録されたディジタル
データ(上述したデータブロックBに相当する)を再生
し、データブロックAを再構成して再生パケットととし
て出力するものである。
【0028】この再生装置の構成を説明する前に、磁気
テープ11に記録する際のデータブロックの変換につい
て、図3〜5を参照して説明する。一または複数のデー
タブロックAを、データブロックAとはサイズの異なる
複数のデータブロックBに変換(格納)して記録する場
合、以下の2つ場合がある。
【0029】(1)図3に示すように、データブロック
AのサイズがデータブロックBのサイズより大きい場合
であり、図3は1個のデータブロックA(サイズ:18
8バイト)を2個のデータブロックB(サイズ:99バ
イト)に格納する例を示す。
【0030】(2)図4に示すように、データブロック
AのサイズがデータブロックBのサイズより小さい場合
であり、図4は5個のデータブロックA(サイズ:77
バイト)を4個のデータブロックB(サイズ:99バイ
ト)に格納する例を示す。
【0031】ここで、図3及び4において、D1〜D4
は、それぞれ第1メインヘッダ(1バイト)、第2メイ
ンヘッダ(1バイト)、補助情報エリア(1バイト)、
タイムスタンプ(4バイト)である。またSBCは、何
番目のブロックであるかを示すシンクブロックカウント
(識別情報)であり、SBC=0が先頭ブロックに対応
する。なお、図3及び4は見やすくするためにバイト数
の少ないデータエリアを拡大して示しているので、バイ
ト数と図面上の幅とは必ずしも比例的に対応しない。
【0032】図5は、第1メインヘッダD1を説明する
ための図であり、シンクブロックカウントSBCは、b
it0及びbit1に書き込まれ、bit2及び3に
は、データの種類を示すデータタイプが書き込まれ、b
it4〜7にはその他の情報が書き込まれる。また第2
メインヘッダD2にも、その他の情報が書き込まれる。
補助情報エリアD3は、6個1組でパックデータ(記録
内容に関するさまざまな情報、時刻、題名など)を記録
するためのエリアである。タイムスタンプD4は、MP
EGのトランスポートパケットを記録再生するために必
要な情報で、そのトランスポートをいつ出力すればよい
かという時刻情報が記録される。
【0033】なお、図4に示す例では、補助情報エリア
D3をSBC=1〜3のブロックに設けたが、これに限
るものではなく、例えばSBC=0〜2のブロックに設
けてもよいし、あるいは3バイト分をいずれか1つのブ
ロックにまとめて設けてよい。
【0034】以上のようにして一又は複数のデータブロ
ックAがサイズの異なる複数のデータブロックBに変換
され、磁気テープに記録される。図1に戻り、この図の
磁気テープ11は、上述したようにして記録されたもの
である。再生回路1は、磁気テープ11に記録されたシ
ンクブロックデータ(データブロックB)を再生し、誤
り訂正回路2に入力する。誤り訂正回路2は、パリティ
情報を用いて誤りの検出及び訂正を行い、シンクブロッ
クデータ及びデータ中に訂正できなかったエラーが残留
しているか否かを示すエラーフラグf2をメモリ制御回
路3に入力する。メモリ制御回路3は、入力されるシン
クブロックデータ及びエラーフラグf2を、メモリ4に
格納し、誤り訂正回路2における誤り訂正処理が終了し
た後に、メモリ4からシンクブロックデータ及びエラー
フラグf2を読み出し、データ検査回路5に入力する。
このときメモリ制御回路3は、各シンクブロックデータ
のメインヘッダ(図5参照)に書き込まれているデータ
タイプ情報を参照し、再生すべきデータタイプのシンク
ブロックデータのみを読み出してデータ検査回路5に入
力する。
【0035】図2はデータ検査回路5の構成を示すブロ
ック図であり、データ検査回路5は、シンクブロックカ
ウントSBCの期待値を表す予測識別信号を出力する識
別信号予測回路31と、再生シンクブロックデータから
識別信号(シンクブロックカウントSBC)を読み出す
識別信号検出回路32と、読み出した識別信号と予測識
別信号とを比較し、シンクブロックが正しく再生されて
いるか否かを判断する識別信号比較判断回路33と、再
生シンクブロックデータのバッファメモリ6への書き込
みを制御する書き込み制御回路34とから成る。識別信
号予測回路31及び識別信号検出回路32には、エラー
情報、すなわちエラーフラグf2及び再生シンクブロッ
クデータが入力され、識別信号予測回路31にはさらに
トラックデータの先頭でトラックスタートを示すトラッ
クスタート信号が入力される。
【0036】識別信号予測回路31は、トラックスター
ト信号が入力されると予測識別信号をリセットし、以後
再生シンクブロックデータが入力される毎に予測識別信
号を更新し、これを識別信号比較判断回路33に入力す
る。予測識別信号の生成は、図3の例ではカウント値が
0,1,0,1,…と変化する1ビットのカウンタで行
われ、また図4の例ではカウント値が0,1,2,3,
0,1,2,3,0,…と変化する2ビットのカウンタ
で行われる。すなわち一または複数のデータブロックA
に対応するデータブロックBの個数をnとすると、個数
nの剰余(n=2であれば、0,1、n=4であれば、
0,1,2,3)をカウントするカウンタによって、予
測識別信号が生成される。
【0037】識別信号検出回路32は、入力される再生
シンクブロックデータから、図3(b)または図4
(b)のD1を読み出すタイミングでメインヘッダの識
別信号(シンクブロックカウントSBC)を読み出し、
エラー情報(エラーフラグf2)とともに、識別信号比
較判断回路33に入力する。識別信号の読み出しは、メ
モリ制御回路3がシンクブロックデータを読み出すタイ
ミングを示すタイミング信号を利用して、メインヘッダ
が読み出されるタイミングでサンプリングすることによ
り行う。
【0038】識別信号比較判断回路33は、入力される
予測識別信号と再生識別信号とを比較し、シンクブロッ
クデータが正しく再生されているか否かを判断する。こ
のとき、前記エラー情報を参考にしてより高度な判断を
行ってもよい。正しく再生されていると判断した場合に
は、書き込み制御回路34に対してシンクブロックデー
タをバッファメモリ6に書き込むように指示する一方、
正しく再生されていないと判断した場合には、書き込み
を行わないように指示するとともに、必要に応じて次に
書き込むアドレスを変更させる、あるいは識別信号予測
回路31の予測識別信号の値を以後の動作に矛盾が生じ
ないように修正するといった処理を行う。この処理につ
いては、後で詳述する。
【0039】書き込み制御回路34は、識別信号比較判
断回路33からの指示にしたがって、シンクブロック単
位でバッファメモリ6にデータを書き込むためのメモリ
制御を行う。
【0040】図1に戻り、パケット出力回路7は、パケ
ットに付加されたタイムスタンプ情報を参照して、その
時刻になったらバッファメモリ6からパケットを読み出
して出力する。この読み出し時に、データブロックB
(再生シンクブロック)からもとのデータブロックAが
再構成される。このとき、エラー情報(エラーフラグf
2)も同時に出力し、本装置に接続される外部の装置
が、再生パケットの信頼性をチェックできるようにして
いる。また、エラーがあるパケットを出力しないように
制御してもよい。これは、パケット出力回路7で出力し
ないように制御してもよいし、データ検査回路5で最初
からバッファメモリ6に書き込まないように制御しても
よい。
【0041】以上の説明では、誤り訂正回路2は訂正で
きなかったエラーが残留しているかどうかを示すエラー
情報を出力し、以後の制御回路でもこれを用いるように
説明したが、簡易なシステムではこのような機能を省略
し、誤り訂正回路は単に誤り訂正を行うだけにしてもよ
い。エラー情報を用いない場合のデータ検査回路5の構
成は、図6に示すようになる。以下では、エラー情報を
用いない場合の単純で効果的な方法と、エラー情報を用
いた、より高度な判断に基づく方法について説明する。
【0042】(1)エラー情報を用いない場合の処理 先ず、エラー情報を用いない場合について、表1を参照
して識別信号比較判断回路33による処理の内容を詳細
に説明する。表1は、データブロックAとデータブロッ
クBとの関係が図3に示す場合の処理アルゴリズムを示
し、この表において、「期待値」は予測識別信号の値、
「再生値」は再生識別信号の値である。
【0043】
【表1】 ここで、「シンクブロックカウントSBCは、0,1,
0,1,…の順に再生される」と仮定している。
【0044】先ずケース1及びケース4は、全く問題が
ない場合(正常動作)である。ケース2の場合は、期待
値=0であるのに再生値=1となり、矛盾している。再
生されたシンクブロックが検出された通り後半シンクブ
ロック(SBC=1のブロック)であるとすると、期待
値=0(前半シンクブロック)であるため、再生した後
半シンクブロックに対応する前半データは存在しないこ
とになる。したがって、再生された後半シンクブロック
は単独では再生できない(データブロックAを再構成で
きない)ので、廃棄する。このとき、次に再生するのは
データブロックBの前半シンクブロックであるから、識
別信号予測回路31をカウントアップさせずに初期値0
にセットする(すなわち期待値=0を維持させる)。
【0045】ケース2の場合の具体例は、例えば図7に
示すようになる。図7において、再生データは、再生さ
れた第2のデータブロック(データブロックB)を示
し、最終出力は再構成された第1のデータブロック(デ
ータブロックA)を示す。また、判断結果は「0」が正
しいと判断したことを示し、「1」が正しくないと判断
したことを示す。この例では、再生データ0Aから1Dまで
正しく再生され、再生データ1Xのとき期待値=0で、再
生値=1となり、再生データ1Xは捨てられ、次の再生デ
ータ0Eに対応する期待値は0とされる。そして、再生デ
ータ0Eから1Hは正しく再生されている。
【0046】ケース3の場合は、期待値=1であるのに
再生値=0となっている。ここで期待値=1であるとい
うことは、バッファメモリ6内に前半シンクブロックが
すでに格納されていることを示す。一方、今回再生した
シンクブロックも前半シンクブロックであるため、バッ
ファメモリ6内の前半シンクブロックに対応する後半シ
ンクブロックが存在しないことになる。したがって、す
でにバッファメモリ6内に格納されている前半シンクブ
ロックを廃棄し、今回再生したシンクブロックを新たに
前半シンクブロックとしてバッファメモリ6に格納する
(実際には、書き込みアドレスを戻して上書する)。こ
のとき、次に再生するのは後半シンクブロックであるか
ら、識別信号予測回路31をカウントアップさせずに1
にセットする(すなわち期待値=1を維持する)。
【0047】ケース3の場合の具体例は、例えば図8に
示すようになる。この例では、再生データ0Aから1Dまで
正しく再生され、再生データ0Eのとき期待値=1で、再
生値=0となる。そこで、すでにバッファメモリ6に格
納されている前半シンクブロックに相当する再生データ
0Xは捨てられ、再生データ0Eの次の再生データ1Fに対応
する期待値は1とされる。そして、再生データ0Eから1H
は正しく再生されている。
【0048】次に表2を参照して、データブロックAと
データブロックBとの関係が図3に示す場合の処理アル
ゴリズムを説明する。この場合、期待値及び再生値は、
0〜3のいずれかの値をとる。表2において「1〜3」
は、1から3のいずれかの値であること示す。
【0049】
【表2】 先ず表2のケース1、2の判断及び処理内容は、表1の
ケース1、2と同様である。
【0050】ケース3の場合は、判断は表1のケース3
と同様に今回再生したシンクブロックを先頭データブロ
ックとしてバッファメモリ6に格納する。ただし、捨て
るのはバッファメモリ6にすでに格納されている、シン
クブロックカウントSBC=0から(期待値−1)まで
のシンクブロックである。次の期待値を1にセットする
点は同一である。
【0051】ケース3の具体例は、例えば図9に示すよ
うになる。この例では、再生データ0ABから3DEまで正し
く再生され、再生データ0FGのとき期待値=3で、再生
値=0となる。そこで、すでにバッファメモリ6に格納
されているシンクブロックカウント0,1,2に相当す
る再生データ0X, 1X, 2Xは捨てられ、再生データ0FGの
次の再生データ1GHに対応する期待値は1とされる。そ
して、再生データ0FGから1LMは正しく再生されている。
【0052】ケース4の場合は、表1のケース4の判断
及び処理内容と同様である。ケース5は、再生値が1か
ら3のいずれかであって期待値と異なるため、再生した
シンクブロックに関連するSBC=0〜(期待値−1)
のブロックは完全ではない(抜けているブロックがあ
る)ことになる。したがって、今回再生されたシンクブ
ロックは単独では再生できない(データブロックAを再
構成できない)ので、廃棄する。また、すでにバッファ
メモリ6に格納されているSBC=0〜(期待値−1)
のブロックも完全ではないので、廃棄する。このとき、
識別信号予測回路31を初期値0にセットする。
【0053】ケース5の具体例は、例えば図10に示す
ようになる。この例では、再生データ0ABから3DE
まで正しく再生され、再生データXのとき期待値=2
で、再生値=3となる。そこで、すでにバッファメモリ
6に格納されているシンクブロックカウント0,1に相
当する再生データ0X,1X及び再生データXは捨て
られ、再生データXの次の再生データ0FGに対応す
る期待値は0とされる。そして、再生データ0FGから
1LMは正しく再生されている。
【0054】以上のように本実施形態では、再生された
シンクブロックカウントSBCとYそくしたシンクブロ
ックカウントSBCに基づいて再生シンクブロック(デ
ータブロックB)の連続性を検査し、連続していないデ
ータを廃棄するようにしたので、元のデータブロックA
を破綻することなく得ることができ、最悪の場合でも誤
ったデータを失うだけで、異常なデータを出力してしま
う可能性を低下させることができる。特にMPEG規格
に準拠したデコーダなどでは、データが失われた場合に
は一般に前のフレームのデータを保持するなどして大き
な破綻を防ぐ処理を行うため、データが失われる方が、
誤って再生されたデータをデコードして意味のないノイ
ズを発生させるよりも優れている。すなわち本実施形態
によれば、誤りがある場合の弊害を最小限に抑えること
ができる。
【0055】なお、エラー情報を使用しない場合は、図
6に示すようにハード構成を簡略化することができる。 (2)エラー情報を用いる場合の処理 次にエラー情報、すなわちエラーフラグf2を用いる場
合について、表3を参照して識別信号比較判断回路33
による処理の内容を詳細に説明する。表3は、データブ
ロックAとデータブロックBとの関係が図3に示す場合
の処理アルゴリズムを示し、この表において、「期待
値」は予測識別信号の値、「再生値」は再生識別信号の
値、f2はエラーフラグf2の値である。
【0056】
【表3】 エラーフラグf2は、その値が「0」のときは、エラー
が無いか、またはエラーがあってもそれが修正されたこ
とを示す。すなわちf2=0であるときはエラーが残留
していないことを示す。ただし、エラーが残っていても
エラーなしと判断したり、正しいものを誤って訂正して
誤りがなくなったと判断する可能性も、極めて少ないが
ある。このような状況はもともと検出不可能であり、可
能性も非常に少ないので無視している。
【0057】一方、エラーフラグf2=1であるとき
は、エラーがあって修正できなかったことを、すなわち
エラーが残留していることを示す。基本的には「エラー
フラグf2=0であればデータは正しく、f2=1であ
ればデータは信頼性がない」と考え、またこれに準ずる
優先度で「シンクブロックカウントSBCは、0,1,
0,1,…の順に再生される」と仮定している。
【0058】先ずケース1及びケース7は、全く問題が
ない場合(正常動作)である。ケース2及びケース8
は、エラーフラグf2=1であるのでデータの信頼性は
ないが、再生値は期待値と等しいので、これは正しいと
みなせる。したがって、そのまま再生する。ただし、デ
ータそのものの信頼性は低く、タイムスタンプが誤って
いればトランスポートパケットごと破棄される可能性も
ある。本実施形態では、エラーフラグf2も再生データ
と共に出力するようにしているので、このデータを利用
するか否かは、この装置に接続される外部の装置(以下
単に「外部装置」という)で判断することができる。
【0059】ケース3の場合は、期待値=0であるのに
再生値=1となり、しかもエラーフラグf2=0である
のでエラーはないはずであるが、これは明らかに矛盾し
ている。エラーフラグf2が正しいとすると、再生され
たシンクブロックは後半シンクブロック(SBC=1の
ブロック)であるが、期待値=0(前半シンクブロッ
ク)であるため、再生した後半シンクブロックに対応す
る前半データは存在しないことになる。したがって、再
生された後半シンクブロックは単独では再生できない
(データブロックAを再構成できない)ので、廃棄す
る。このとき、次に再生するのはデータブロックBの前
半シンクブロックであるから、識別信号予測回路31を
カウントアップさせずに初期値0にセットする(すなわ
ち期待値=0を維持させる)。
【0060】ケース4の場合は、期待値=0であるのに
再生値=1となっているが、エラーフラグf2=1であ
るため、再生値=1が間違っている可能性が高い。した
がって、再生したシンクブロックは前半シンクブロック
とみなすことができる。このデータが再生された場合
も、ケース2や8と同様に、外部装置はエラーフラグf
2を参照して、再生データを利用するか否かを判断する
ことができる。
【0061】ケース5の場合は、期待値=1であるのに
再生値=0となっているが、エラーフラグf2=0であ
るため、再生値は正しいと考えられる。ここで期待値=
1であるということは、バッファメモリ6内に前半シン
クブロックがすでに格納されていることを示す。一方、
今回再生したシンクブロックも前半シンクブロックであ
るため、バッファメモリ6内の前半シンクブロックに対
応する後半シンクブロックが存在しないことになる。し
たがって、すでにバッファメモリ6内に格納されている
前半シンクブロックを廃棄し、今回再生したシンクブロ
ックを新たに前半シンクブロックとしてバッファメモリ
6に格納する(実際には、書き込みアドレスを戻して上
書する)。このとき、次に再生するのは後半シンクブロ
ックであるから、識別信号予測回路31をカウントアッ
プさせずに1にセットする(すなわち期待値=1を維持
する)。
【0062】ケース6の場合は、期待値=1であるのに
再生値=0となっているが、エラーフラグf2=1であ
るため、再生値=0が間違っている可能性が高い。した
がって、再生したシンクブロックは後半シンクブロック
とみなすことができる。このデータが再生された場合
も、ケース2、6、8と同様に、外部装置はエラーフラ
グf2を参照して、再生データを利用するか否かを判断
することができる。
【0063】次に表4を参照して、データブロックAと
データブロックBとの関係が図3に示す場合の処理アル
ゴリズムを説明する。この場合、期待値及び再生値は、
0〜3のいずれかの値をとる。表4において「1〜3」
は、1から3のいずれかの値であること示す。
【0064】
【表4】 先ず表4のケース1〜4の判断及び処理内容は、表3の
ケース1〜4と同様である。
【0065】ケース5の場合は、判断は表3のケース5
と同様に今回再生したシンクブロックを先頭データブロ
ックとしてバッファメモリ6に格納する。ただし、捨て
るのはバッファメモリ6にすでに格納されている、シン
クブロックカウントSBC=0から(期待値−1)まで
のシンクブロックである。次の期待値を1にセットする
点は同一である。
【0066】ケース6の場合は、再生値が間違いと判断
し、再生値を期待値(1〜3のいずれか)と等しいとみ
なして処理する。ケース7及び8の場合は、表3のケー
ス7及び8の判断及び処理内容と同様である。
【0067】ケース9は、再生値が1から3のいずれか
であって期待値と異なるが、エラーフラグf2=0の場
合である。エラーフラグf2が正しいとすると、再生さ
れたシンクブロックはシンクブロックカウントSBC=
1〜3のいずれかブロックであるが、再生値≠期待値で
あるため、再生したシンクブロックに関連するSBC=
0〜(期待値−1)のブロックは完全ではない(抜けて
いるブロックがある)ことになる。したがって、今回再
生されたシンクブロックは単独では再生できない(デー
タブロックAを再構成できない)ので、廃棄する。ま
た、すでにバッファメモリ6に格納されているSBC=
0〜(期待値−1)のブロックも完全ではないので、廃
棄する。このとき、識別信号予測回路31を初期値0に
セットする。
【0068】ケース10は、再生値が1から3のいずれ
かであって期待値と異なり、かつエラーフラグf2=1
の場合である。この場合は再生値が間違いであるで、ケ
ース6と同様に再生値を期待値と等しいとみなして処理
する。
【0069】以上のように本実施形態では、シンクブロ
ックカウントSBCの期待値と再生値との比較に加え
て、エラーフラグf2も参照して、再生値又は期待値の
誤りを判断するようにしたので、発生しうる種々のケー
スにおいて適切な処理を行うことができ、再生データの
廃棄を最小限に抑えることができる。したがって、エラ
ーレートが高く再生シンクブロックの信頼性が低い場合
でも、元のデータブロックAを破綻することなく得るこ
とができ、最悪の場合でも誤ったデータを失うだけで、
異常なデータを出力してしまう可能性を低下させること
ができる。特にMPEG規格に準拠したデコーダなどで
は、データが失われた場合には一般に前のフレームのデ
ータを保持するなどして大きな破綻を防ぐ処理を行うた
め、データが失われる方が、誤って再生されたデータを
デコードして意味のないノイズを発生させるよりも優れ
ている。すなわち本実施形態によれば、誤りがある場合
の弊害を最小限に抑えることができる。
【0070】なお、本発明は上述した実施形態に限られ
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、表
3のケース3、5あるいは表4のケース3、5、9で
は、再生したデータを捨てるようにしたが、捨てない
で、表3、4の期待値、再生値及びフラグf2ととも
に、出力するようにしてもよい。これにより、本装置の
後段により高度な判断を行う装置を設けて、例えばデー
タブロックの内容そのものを解析してデータの妥当性を
調べることが可能となる。したがって、本来必要なデー
タを誤って捨ててしまうような事態を確実に回避するこ
とができる。
【0071】また、図3では1個のデータブロックAを
2個のデータブロックBに変換する例を示したが、1個
のデータブロックAを3個のデータブロックBに変換す
る場合等にも適用可能である。また、記録媒体は磁気テ
ープに限らず、磁気ディスクや光磁気ディスク等であっ
てもよい。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載した
発明によれば、複数の第2のデータブロック同士を区別
するための識別情報が検出され、再生されるべき第2の
データブロックの識別情報が予測されるとともに、再生
した第2のデータブロックの誤りが検出され、該検出さ
れた誤りの訂正及び訂正不能の誤りが残留しているか否
かを示す残留誤り信号が生成される。そして、検出した
識別情報及び予測した識別情報とともに、残留誤り信号
が再生データに付加して出力される。したがって、後段
により高度な判断を行う装置を設けて、例えばデータブ
ロックの内容そのものを解析してデータの妥当性を調べ
ることが可能となり、本来必要なデータを誤って捨てて
しまうような事態を確実に回避することができる。
【0073】請求項2又はに記載した発明によれば、
複数の第2のデータブロック同士を区別するための識別
情報が検出されるとともに、再生されるべき第2のデー
タブロックの識別情報が予測され、該予測した識別情報
と検出された識別情報とが比較される。そして、予測し
た識別情報と検出された識別情報とが一致したとき、正
しく再生されていると判断される。さらに、第2のデー
タブロックが正しく再生されなかったと判断された場合
において、検出した識別情報が、第1のデータブロック
を再構成するための先頭ブロックであることを示すとき
は、直前まで当該第1のデータブロックを再構成するた
めに記憶していた関係データが廃棄され、検出した識別
情報を含む第2のデータブロックが先頭ブロックとして
新たに記憶されるとともに、次に処理するための予測し
た識別情報が、第1のデータブロックを再構成するため
の2番目のブロックであることを示すように設定され
る。したがって、エラーレートが高く再生された第2の
データブロックの信頼性が低い場合でも、元の第1のデ
ータブロックを破綻することなく得ることができ、最悪
の場合でも誤ったデータを失うだけで、異常なデータを
出力してしまう可能性を低下させることができる。その
結果、特にMPEGトランスポートパケットを再生する
場合において誤りがあるときの弊害を最小限に抑えるこ
とができる。
【0074】請求項4または5に記載した発明によれ
ば、予測した識別情報と再生した識別情報との比較に加
えて、残留誤り信号も参照して、予測識別情報又は再生
識別情報の誤りを判断するようにしたので、発生しうる
種々のケースにおいて適切な処理を行うことができ、再
生データの廃棄を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるディジタルデータ
再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のデータ検査回路の構成を示すブロック図
である。
【図3】記録時におけるデータブロックの変換例を説明
するための図である。
【図4】記録時におけるデータブロックの変換例を説明
するための図である。
【図5】記録媒体に記録されたデータブロックのメイン
ヘッダの構成を説明するための図である。
【図6】図2のデータ検査回路の変形例の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】再生データが正しくないと判断された場合の処
理を説明するための図である。
【図8】再生データが正しくないと判断された場合の処
理を説明するための図である。
【図9】再生データが正しくないと判断された場合の処
理を説明するための図である。
【図10】再生データが正しくないと判断された場合の
処理を説明するための図である。
【符号の説明】
1 再生回路 2 誤り訂正回路 3 メモリ制御回路 4 メモリ 5 データ検査回路 6 バッファメモリ 7 パケット出力回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/18,20/10 H04N 5/91

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一または複数の第1のデータブロック
    が、これと異なるサイズの複数の第2のデータブロック
    に変換され、該変換された複数の第2のデータブロック
    同士を区別するための識別情報が前記第2のデータブロ
    ックに含めて記録された記録媒体から前記第2のデータ
    ブロックを再生し、前記第1のデータブロックを再構成
    するディジタルデータの再生装置において、 前記識別情報を検出する識別情報検出手段と、再生され
    るべき前記第2のデータブロックの識別情報を予測する
    予測手段と、再生した前記第2のデータブロックの誤り
    を検出し、該検出した誤りの訂正を行うとともに訂正不
    能の誤りが残留しているか否かを示す残留誤り信号を出
    力する誤り訂正手段とを備え、前記検出した識別情報及
    び前記予測した識別情報とともに、前記残留誤り信号を
    再生データに付加して出力することを特徴とするディジ
    タルデータの再生装置。
  2. 【請求項2】 一または複数の第1のデータブロック
    が、これと異なるサイズの複数の第2のデータブロック
    に変換され、該変換された複数の第2のデータブロック
    同士を区別するための識別情報が前記第2のデータブロ
    ックに含めて記録された記録媒体から前記第2のデータ
    ブロックを再生し、前記第1のデータブロックを再構成
    するディジタルデータの再生装置において、 前記識別情報を検出する識別情報検出手段と、該検出し
    た識別情報に基づいて、前記第1のデータブロックを再
    構成するのに必要な前記第2のデータブロックが正しく
    再生されたか否かを判断する判断手段と、前記第2のデ
    ータブロックの少なくとも1つが正しく再生されなかっ
    たときは、前記第1のデータブロックに関係する前記第
    2のデータブロックの全部または一部を廃棄する処理手
    段とを備え、 前記判断手段は、再生されるべき前記第2のデータブロ
    ックの識別情報を予測する予測手段と、該予測した識別
    情報と実際に再生した識別情報とを比較する比較手段と
    を有し、少なくとも前記予測した識別情報と実際に再生
    した識別情報とが一致したとき、正しく再生されている
    と判断し、 前記処理手段は、前記第2のデータブロックが正しく再
    生されなかったと判断された場合において、前記検出し
    た識別情報が、前記第1のデータブロックを再構成する
    ための先頭ブロックであることを示すときは、直前まで
    当該第1のデータブロックを再構成するために記憶して
    いた関係データを廃棄し、前記検出した識別情報を含む
    第2のデータブロックを前記先頭ブロックとして新たに
    記憶するとともに、次に処理するための前記予測した識
    別情報を、前記第1のデータブロックを再構成するため
    の2番目のブロックであることを示すように設定する
    とを特徴とするディジタルデータの再生装置。
  3. 【請求項3】 前記処理手段は、前記第2のデータブロ
    ックが正しく再生されなかったと判断された場合におい
    て、前記検出した識別情報が、前記第1のデータブロッ
    クを再構成するための先頭ブロック以外のブロックであ
    ることを示すときは、前記検出した識別情報を含む第2
    のデータブロックを廃棄し、直前まで当該第1のデータ
    ブロックを再構成するために記憶していた関係データが
    存在していればこれらも廃棄するとともに、次に処理す
    るための前記予測した識別情報を、前記第1のデータブ
    ロックを再構成するための先頭ブロックであることを示
    すように設定することを特徴とする請求項2に記載のデ
    ィジタルデータの再生装置。
  4. 【請求項4】 一または複数の第1のデータブロック
    が、これと異なるサイズの複数の第2のデータブロック
    に変換され、該変換された複数の第2のデータブロック
    同士を区別するための識別情報が前記第2のデータブロ
    ックに含めて記録された記録媒体から前記第2のデータ
    ブロックを再生し、前記第1のデータブロックを再構成
    するディジタルデータの再生装置において、 前記識別情報を検出する識別情報検出手段と、該検出し
    た識別情報に基づいて、前記第1のデータブロックを再
    構成するのに必要な前記第2のデータブロックが正しく
    再生されたか否かを判断する判断手段と、前記第2のデ
    ータブロックの少なくとも1つが正しく再生されなかっ
    たときは、前記第1のデータブロックに関係する前記第
    2のデータブロック の全部または一部を廃棄する処理手
    段と、再生した前記第2のデータブロックの誤りを検出
    し、該検出した誤りの訂正を行うとともに訂正不能の誤
    りが残留しているか否かを示す残留誤り信号を出力する
    誤り訂正手段を備え、 前記判断手段は、再生されるべき前記第2のデータブロ
    ックの識別情報を予測する予測手段を有し、前記残留誤
    り信号、前記検出した識別情報及び前記予測した識別情
    報に基づいて前記第2のデータブロックが正しく再生さ
    れたか否かを判断し、 前記判断手段は、前記予測した識別情報と実際に再生し
    た識別情報とを比較する比較手段を有し、前記予測した
    識別情報と実際に再生した識別情報とが一致しない場合
    において、前記残留誤り信号が残留誤りが無いことを示
    しているときは、前記予測した識別情報が誤っていると
    判断し、前記残留誤り信号が残留誤りがあることを示し
    ているときは、前記再生した識別情報が誤っていると判
    断する ことを特徴とするディジタルデータの再生装置。
  5. 【請求項5】 一または複数の第1のデータブロック
    が、これと異なるサイズの複数の第2のデータブロック
    に変換され、該変換された複数の第2のデータブロック
    同士を区別するための識別情報が前記第2のデータブロ
    ックに含めて記録された記録媒体から前記第2のデータ
    ブロックを再生し、前記第1のデータブロックを再構成
    するディジタルデータの再生装置において、 前記識別情報を検出する識別情報検出手段と、該検出し
    た識別情報に基づいて、前記第1のデータブロックを再
    構成するのに必要な前記第2のデータブロックが正しく
    再生されたか否かを判断する判断手段と、前記第2のデ
    ータブロックの少なくとも1つが正しく再生されなかっ
    たときは、前記第1のデータブロックに関係する前記第
    2のデータブロックの全部または一部を廃棄する処理手
    段と、再生した前記第2のデータブロックの誤りを検出
    し、該検出した誤りの訂正を行うとともに訂正不能の誤
    りが残留しているか否かを示す残留誤り信号を出力する
    誤り訂正手段を備え、 前記判断手段は、再生されるべき前記第2のデータブロ
    ックの識別情報を予測する予測手段を有し、前記残留誤
    り信号、前記検出した識別情報及び前記予測した識別情
    報に基づいて前記第2のデータブロックが正しく再生さ
    れたか否かを判断し、 前記判断手段は、前記予測した識別情報と実際に再生し
    た識別情報とを比較する比較手段を有し、前記予測した
    識別情報と実際に再生した識別情報とが一致しない場合
    において、前記残留誤り信号が残留誤りがあることを示
    しているときは、前記再生した識別情報が誤っていると
    判断し、前記処理手段は、前記再生した識別情報を含む
    第2のデータブロックを前記予測した識別情報に対応す
    るブロックとして記憶する ことを特徴とするディジタル
    データの再生装置。
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