JP3536087B2 - 無転位シリコン単結晶の製造方法 - Google Patents

無転位シリコン単結晶の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大規模集積回路
(LSI)製造に用いられる半導体シリコン(Si)単
結晶の製造工程で使用する種子結晶、およびこの種子結
晶を用いたシリコン単結晶の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、LSI製造に用いられるSi単結
晶は、引き上げ(Czochralski : CZ)法、または浮遊帯
(Floating Zone : FZ)法によって製造されており、特
にCZ法によってSi単結晶の大部分が製造されてい
る。CZ法は、Si種子結晶をSi融液へ接触(種子付
け)させたのち引き上げてSi単結晶を成長させる方法
である。FZ法は、多結晶Siの原料棒の一端を加熱し
て融解して、融解部分にSi種子結晶を接触させた後、
原料棒の長さに沿って溶融帯を移動させてSi単結晶を
成長させる方法である。
【0003】両方の単結晶製造方法において、無転位単
結晶を育成するために、1959年にW.C.Dashにより提
案されたネッキング法が用いられている。ネッキング工
程は、種子付け後に直径3−5mmの細くて長いネック
部を形成するものである。この工程によって、種子付け
時の熱ショックによって種子結晶中に発生した転位が成
長結晶へと引き継がれることが防止される。この方法は
無転位単結晶を育成するための有効な方法であるが、無
転位成長の確率が100%ではなく、製造工程に常に不
安が残っていた。また、最近、数100kg以上の大形
単結晶の育成が必要になり、細いネック部で成長結晶を
支えることが出来なくなるという大きな問題点も明らか
になってきている。
【0004】この問題を解決する方法として、Si種子
結晶に不純物ボロン(B)を添加して熱ショック転位の
発生を抑制することが提案されている(Jpn.J.Appl.Phy
s. Vol.39(2000) pp.L191-L194, Part2, No.3A/B, 15 M
arch 2000)。これは、(1)不純物Bを1018(atoms
/cm3)以上添加した結晶を種子結晶に用いることで、S
i融液への種子付け時に、この種子結晶中に熱ショック
転位が発生しないこと、さらに(2)種子結晶とSi融
液との間の不純物Bの濃度差を7×1018(atoms/c
m3)以下に制限することで、種子結晶と成長結晶との間
の不純物Bの濃度差によるミスフィット転位も成長結晶
中に発生しないことの2つの事実が見出されたことに基
づく。これら2つの事実を組み合わせることで、種子結
晶中に熱ショックで発生した転位を除くために必須の工
程であった、細くて長いネック部の形成(ネッキング)
を不必要とすることができる。この方法は、現在適用さ
れているSi単結晶製造の大部分に適用でき、LSI用
無転位Si単結晶製造の高歩留まり化、製造工程の簡略
化(低価格化)などに多大な効果をもたらすものであ
る。特に、種子結晶中の不純物B濃度を7×1018(at
oms/cm3)以下にすれば、Si融液がノンドープ(無添
加)であっても上記2つの条件を満たすため、現在最も
需要の多いノンドープの無転位単結晶を無ネッキングで
成長させることができる。
【0005】しかし、上述の熱ショック転位を抑制する
ために必要な種子結晶中の不純物B濃度(1018atoms/
cm3以上)は、現在多用されている50〜100mm2
度のサイズ(断面積)の種子結晶に対してのみ有効であ
る。つまり、将来、さらに大型のSi単結晶製造に適用
する大きなサイズの種子結晶(例えば200mm2
上)に対しては、より多くのBを添加する必要がある。
これは、種子結晶サイズが大きくなるにつれて、種子結
晶中に熱ショック転位が発生しやすくなるという事実に
基づく。このように種子結晶に添加すべきB濃度が増加
すると、成長結晶に添加できるB濃度の下限値も増加す
る。それは、ミスフィット転位の発生を抑えるために、
種子結晶とSi融液との間のB濃度差を上記(2)で示
した値以下に制限する必要があるからである。このよう
に成長結晶中に許されるB濃度の下限値が増加する結
果、特にノンドープの無転位単結晶を無ネッキングで製
造できなくなるという問題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】広い不純物濃度範囲の
無転位シリコン単結晶をネッキング工程を用いずに製造
することを可能にするシリコン種子結晶および無転位シ
リコン単結晶の製造方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、無転位
シリコン単結晶の成長に用いるシリコン種子結晶であっ
て、少なくとも1種の、シリコンよりも結合半径が小さ
い不純物元素と、少なくとも1種の、シリコンよりも結
合半径が大きい不純物元素とを含むことを特徴とするシ
リコン種子結晶が提供される。
【0008】また本発明によれば、シリコンよりも結合
半径が小さい不純物元素と、シリコンよりも結合半径が
大きい不純物元素とを含む無転位単結晶のシリコン種子
結晶を用意する工程と、前記種子結晶をシリコン融液に
接触させて、シリコン単結晶を成長させる工程とを含む
ことを特徴とする無転位シリコン単結晶の製造方法が提
供される。
【0009】本発明においては、シリコンよりも結合半
径が小さい不純物元素はボロンであり、シリコンよりも
結合半径が大きい不純物元素はゲルマニウムであること
が好ましい。
【0010】また本発明においては、ボロンおよびゲル
マニウムの濃度範囲(NB、NGe)が、atoms/cm3を単
位とするボロンおよびゲルマニウムの濃度分布図におい
て、(a)NGe=1.12788×1024×[5.43
13/{5.4311×(1−5.456×10-24×
B)}−1]で表される曲線と、(b)NGe=1.12
788×1024×[5.4309/{5.4311×
(1−5.456×10- 24×NB)}−1] で表される
曲線とによって挟まれ、かつ(c)3つの濃度点(B、
Ge)=(1×1018、4×1019)、(2×1018
1×1019)、(4×1018、0)を結ぶ曲線よりも高
濃度側の領域であることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のSi種子結晶に添加され
る、Siよりも結合半径が小さい不純物元素は、Si種
子結晶の平均の格子定数を減少させる不純物として働
き、結晶硬化効果を示す。この結晶硬化効果によって、
種子付け時に種子結晶中に熱ショック転位が発生するこ
とが抑えられる。一方、Siよりも結合半径が大きい不
純物元素は、Si種子結晶の平均の格子定数を増大させ
る不純物として働くため、やはり結晶硬化効果を示す。
また、結合半径が小さい不純物元素と大きい不純物元素
とを同時に添加することによって、これらの元素による
種子結晶の格子定数の減少と増大とが相殺される。従っ
て、添加する両元素の濃度を調整することで、種子結晶
の格子定数を成長結晶の格子定数に合わせて、両結晶間
のミスフィット転位の発生を抑えることができる。
【0012】このように、結合半径が小さい不純物元素
と大きい不純物元素とを種子結晶に同時に添加すること
によって、種子結晶中の熱ショック転位の発生を抑える
だけでなく、種子結晶と成長結晶との間のミスフィット
転位の発生を抑えることもできる。その結果、ミスフィ
ット転位を抑えるために種子結晶とSi融液との間の不
純物濃度差を制限するという必要がなくなるため、種子
結晶中の不純物濃度がたとえ大きくても、ノンドープを
含む広い不純物濃度範囲の無転位Si単結晶をネッキン
グ工程を用いずに製造することができる。
【0013】Siの共有結合半径(0.117nm)よ
りも結合半径が小さい不純物元素としては、具体的に
は、ボロン(B)(0.082nm:結合半径、以下同
じ)、リン(P)(0.106nm)などが挙げられ
る。また、Siの共有結合半径よりも結合半径が大きい
不純物元素としては、具体的には、ゲルマニウム(G
e)(0.122nm)、ヒ素(As)(0.119n
m)、アンチモン(Sb)(0.138nm)、スズ
(Sn)(0.141nm)などが挙げられる。(結合
半径の出典:Table of Periodic Properties of the El
ements, Sargent,E.H. Sargent & Co., Toronto, Canad
a) 上述したように、本発明においては、例えばB添加によ
る格子定数の減少がGe添加による格子定数の増大によ
って相殺される。こうして、大きなサイズのSi種子結
晶に熱ショック転位を抑えるために多量のBを添加して
も、同時にGeを添加することで、種子結晶の格子定数
をノンドープの成長結晶の値に合わせることができる。
こうして、大きなサイズのSi種子結晶を用いても、ノ
ンドープのSi融液から、熱ショック転位およびミスフ
ィット転位を抑えた大型のノンドープ無転位Si単結晶
を、無ネッキングで成長させることができる。
【0014】なお、本発明においては、ノンドープのS
i融液には、不純物元素が一般的なドーパント濃度たと
えば1×1015atoms/cm3以上、好ましくは1〜9×1
15atoms/cm3、より好ましくは1〜3×1015atoms/c
m3で添加されたSi融液も含まれる。また、ノンドープ
のSi融液は、B以外の他のドーパントたとえばP、A
s、Sbを上記濃度で含んでいても良い。
【0015】また、Si融液に不純物元素が高濃度にド
ープされている場合でも、前述と同様に、種子結晶に添
加する2種類以上の不純物元素の濃度を調整して、種子
結晶の格子定数を成長結晶の値に合わせれば、無転位S
i単結晶を無ネッキングで製造できることは言うまでも
ない。当然ながら、高濃度にドープする不純物元素に
は、Si結晶の格子定数を減少させるBなどの他、格子
定数を増大させるAsなども含まれる。
【0016】本発明の種子結晶を用いた無転位Si単結
晶の成長は、以下のようにして行う。例えばCZ法にお
いては、前述したように不純物濃度が調整された本発明
の種子結晶を、所望の不純物濃度のSi融液に接触させ
た後、種子結晶を引き上げて結晶成長させる。FZ法に
おいては、所望の不純物濃度の多結晶Si原料棒の一端
を加熱して融解して、融解部分に不純物濃度が調整され
た本発明の種子結晶を接触させた後、原料棒の長さに沿
って溶融帯を移動させて結晶成長させる。両方法におい
てネッキング工程は行わない。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る種子結晶を用いて、CZ
法に従ってノンドープのSi無転位単結晶を成長させた
実施例について述べる。しかしFZ法についても本発明
は同様に適用できることは言うまでもない。
【0018】まず、通常の方法に従って、本発明に係る
BおよびGeが添加されたSi種子結晶を作製した。種
子結晶は、断面形状が15×15(mm×mm)=22
5(mm2)の大型サイズとした。
【0019】次に、この種子結晶を用いて、CZ法に従
って、ノンドープ(初期B濃度=4×1015atoms/c
m3)のSi融液から単結晶を成長させた。ネッキング工
程は行わなかった。なおSi融液の重量は2000g、
成長結晶の直径は70mm、長さは50〜100mm、
石英るつぼの直径は150mmであった。そして、種子
結晶に添加するB濃度とGe濃度とを変化させて、種子
結晶および成長結晶中での転位の発生状況を調べた。各
結晶製造条件と結果を下表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】上表1に示したように、各実施例において
種子結晶中に熱ショック転位が発生せず、また成長結晶
中にミスフィット転位が発生しなかった。このように大
型サイズの本発明に係る種子結晶を用いて、ネッキング
法を行わずにノンドープの無転位単結晶を成長できるこ
とが確認できた。一方、比較例では、両結晶のいずれか
一方に転位が発生して、無転位結晶成長はできなかっ
た。
【0022】図1は、表1の実施例1〜8と比較例1〜
8との結果をまとめたBおよびGeの濃度分布図であ
る。縦軸は種子結晶中のGe濃度(NGe)を示し、横軸
は種子結晶中のB濃度(NB)を示す(対数目盛り、単
位はatoms/cm3)。なお図中、縦軸はNB=1×10
0(atoms/cm3)の直線で表し、横軸はNGe=1×100
(atoms/cm3)の直線で表している。
【0023】図1の中央に位置するハッチ線が施された
BおよびGeの濃度範囲において、熱ショック転位およ
びミスフィット転位が発生せず、従ってネッキング無し
で無転位Si単結晶を製造できることが分かる。なお図
1の比較例3のGe無添加の結果は、(NB、NGe)=
(4×1018、1×100)の濃度点で示している。
【0024】図1のミスフィット転位が発生しない濃度
範囲の上限を示す曲線(a)および下限を示す曲線
(b)は、以下のような考察から理論的に求めることが
できる。
【0025】最初に、Si結晶に不純物原子をドープし
た場合の、Si結晶の平均格子定数の増加量Δaは、一
般に下式(1)によって表される。
【0026】 Δa=a0{(rdoping−rSi)/rSi}(Ndoping/NSi) ………(1) ここで、 a0:ドープされていない純粋Siの格子定数(0.5
4311nm)、 rdoping:ドープした不純物原子の共有結合半径(n
m)、 rSi:Si原子の共有結合半径(0.117nm) Ndoping:ドープした不純物原子の濃度(atoms/cm3) NSi:Si原子密度(5×1022 atoms/cm3) 種子結晶(ドープされたSi結晶)と成長結晶(ドープ
されていない純粋Si結晶)との間でミスフィット転位
が発生しないのは、種子結晶と成長結晶との間の格子定
数の差Δaが±2×10-5nmの間の範囲であるときと
仮定する。この仮定と、BおよびGeのそれぞれに対し
て求めた上式(1)とから、種子結晶にBおよびGeを
同時にドープした場合の図1に示す上下限の曲線(a)
および(b)を、下式(2)のように求めることができ
る。なお計算の際に、BおよびGeの共有結合半径rB
およびrGeを、rB:0.082nm、rGe:0.12
2nmとした。
【0027】 NGe=1.12788×1024×[(0.54311±0.00002)/{ 0.54311×(1−5.456×10-24×NB)}−1] …………(2) 上式(2)の+記号側の式で表される曲線が、図1のミ
スフィット転位が発生しない上限の曲線(a)であり、
−記号側の曲線が下限の曲線(b)である。
【0028】一方、図1において、熱ショック転位の発
生しない濃度範囲の下限を示す曲線(c)は、概略的
に、atoms/cm3を単位とする3つの濃度点(NB
Ge)=(1×1018、4×1019)、(2×1018
1×1019)、(4×1018、0)を滑らかに繋ぐ曲線
として表される。
【0029】こうして、これら3つの曲線(a)、
(b)、(c)に囲まれた領域の濃度範囲のBおよびG
eを種子結晶に添加すれば、ネッキング無しでも熱ショ
ック転位およびミスフィット転位の両方を発生させず
に、無転位Si単結晶を製造することができる。なお、
この濃度範囲の中で選択するBおよびGe濃度は、上記
各曲線の近傍ではなく、曲線に囲まれた領域の中程に分
布するものが好ましい。このように選択することで転位
の発生を確実に抑制することができる。また種子結晶へ
の負担を小さくするために、種子結晶へ添加するBおよ
びGe濃度はそれぞれ低い方が好ましい。
【0030】図2は、実施例7で製造したSi成長結晶
および種子結晶のX線トポグラフ写真の一例である。種
子結晶中にも成長結晶中にも転位は観察されず、無ネッ
キングで無転位Si単結晶が成長していることが分か
る。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のSi種子
結晶を使用すれば、広い不純物濃度範囲の無転位Si単
結晶をネッキング工程を用いずに製造することが可能に
なる。このように、従来、種子結晶中に発生した熱ショ
ック転位が成長結晶に引き継がれるのを防ぐために行っ
ていた、種子付け後の細くて長いネック部形成(ネッキ
ング)工程が不必要になることで、以下の効果が得られ
る。(1)ネック部の機械的強度が増大し、大直径、大
重量の結晶製造が可能になる。(2)細くて長いネック
部を成長させる時間が不必要になるため結晶製造の効率
が上がり、またネック部が無くなった分を有効利用でき
るため、結晶部分の長い結晶製造が可能になる。(3)
ネッキング操作において、無転位化が達成されたか否か
の判定を必要としないため(従来、特定の専門家のみに
よって判断されていた)、無転位結晶製造を専門家でな
くても簡単に行えるようになる。
【0032】また本発明においては、ノンドープ無転位
Si単結晶を成長させることができるため、LSI製造
プロセスでの用途が非常に広い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例および比較例の結果を示すBお
よびGeの濃度分布図。
【図2】本発明の実施例で成長させたSi結晶および種
子結晶のX線トポグラフ写真。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C30B 1/00 - 35/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコンよりも結合半径が小さい不純物元
    素としてBおよびシリコンよりも結合半径が大きい不純
    物元素としてGeを、 atoms cm3 を単位とするBおよび
    Geの濃度(N B 、N Ge )の分布図において、(a)N
    Ge =1.12788×10 24 × [ 5.4313/{5.
    4311×(1−5.456×10 -24 ×N B )}−1 ]
    で表される曲線と、(b)N Ge =1.12788×10
    24 × [ 5.4309/{5.4311×(1−5.45
    6×10 -24 ×N B )}−1 ] で表される曲線とによって
    挟まれ、かつ(c)3つの濃度点(N B 、N Ge )=(1
    ×10 18 、4×10 19 )、(2×10 18 、1×1
    19 )、(4×10 18 、0)を結ぶ曲線よりも高濃度側
    の領域によって規定される範囲で含む無転位単結晶のシ
    リコン種子結晶を用意する工程と、 前記種子結晶をシリコン融液に接触させ、ネッキングを
    行うことなく、シリコン単結晶を成長させる工程とを含
    むことを特徴とする無転位シリコン単結晶の製造方法。
  2. 【請求項2】前記シリコン融液が、ノンドープのシリコ
    ン融液であることを特徴とする請求項1に記載の無転位
    シリコン単結晶の製造方法。
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