JP3536062B2 - 複合パイプ加工装置 - Google Patents

複合パイプ加工装置

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JP3536062B2
JP3536062B2 JP09872795A JP9872795A JP3536062B2 JP 3536062 B2 JP3536062 B2 JP 3536062B2 JP 09872795 A JP09872795 A JP 09872795A JP 9872795 A JP9872795 A JP 9872795A JP 3536062 B2 JP3536062 B2 JP 3536062B2
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健造 木村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合パイプ加工装置に関
する。さらに詳しくは、空調配管や装置配管などに用い
られる管(パイプ)の曲げ加工を行なうことができると
ともに、先端(端末)加工、たとえば拡管することがで
きる複合パイプ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パイプを曲げる装置として、AC
100Vを電源とする電動ベンダーや、ギヤを利用し、
ハンドルにて曲げ加工を行なうギャベンダーや、手動ハ
ンドルにて曲げ加工するハンドベンダーなどがある。
【0003】これらのベンダーのうち、とくにハンドベ
ンダーでは、パイプの直径が大きくなると、曲げ加工に
大きな力が必要となるだけでなく、パイプの曲り部が材
質の伸び縮みにより大きく偏平してしまうため、作業性
が低下するとともに、高精度の曲げ加工がえられない。
そのため、一般に電動ベンダーが用いられている。ま
た、パイプが、銅管などのばあいには、配管に際し、継
手を使用せずにロウ付などで接続させるために、端末加
工装置により、パイプの端末を、たとえばフレアー加工
や拡管加工などしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
動ベンダーにおけるパイプ曲げ加工は、その外周にパイ
プの曲率に等しい半月状の溝を有する駆動ロールと該駆
動ロールと同じ半月状の溝を有するスライド型とでパイ
プのほぼ全周を拘束して挟み、そして前記駆動ロールを
回転させつつ前記スライド型に隣接するチャック型によ
りパイプを強制的に曲げるようにしている。そのため、
前記半月状の溝で挟み、引き伸ばされたパイプの曲げ加
工部には、波状のしわが発生しやすく、該曲げ加工部の
偏平が大きくなる問題がある。
【0005】また前記電動ベンダーや端末加工装置は、
単能機であるため、パイプの曲げ加工および端末加工が
別々に行なわれ、作業性がわるい問題がある。
【0006】さらに、電動ベンダーは、100V電源が
ある場所だけにしか使用されないので、電源のない場所
での工事ができない問題もある。
【0007】本発明は、叙上の事情に鑑み、曲げ加工部
にしわを付けず、かつ偏平度を少なくさせることができ
るとともに、1台で曲げ加工および端末加工ができ、し
かも手軽に持ち運びができる複合パイプ加工装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の複合パイプ加工
装置は、駆動ロール、パイプを挟んで該駆動ロールの外
周に配置される、パイプの摺動を案内するスライド型、
およびパイプを固定したまま前記駆動ロールの外周を旋
回するチャック型からなるパイプ曲げ機構と、任意の曲
げ位置で駆動ロールを停止させるデジタル制御盤と、接
続させるためにパイプの端末を加工する端末加工機構と
からなる複合パイプ加工装置であって、前記駆動ロール
の曲率面とパイプの曲率面との接触およびスライド型
ダイの曲率面とパイプの曲率面との接触がそれぞれアン
ギュラコンタクトにされてなることを特徴としている。
【0009】また、前記アンギュラコンタクトが2点当
たりにされているのが好ましい。
【0010】さらに、前記パイプ曲げ機構と端末加工機
構の駆動動力源としてバッテリーを内蔵しているのが好
ましい。
【0011】
【作用】本発明の複合パイプ加工装置によれば、駆動ロ
ールとパイプ、およびスライド型とパイプの挟持部にお
ける接触が、アンギュラコンタクト、たとえば4点接触
にされているため、パイプの曲げ加工に際し、点以外の
隙間に肉の塑性流動の逃げが生じる。このため、曲げ加
工部にしわなどが発生しにくくなり、偏平が非常に少な
くなる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の複合パイ
プ加工装置を説明する。
【0013】図1は本発明の複合パイプ加工装置の一実
施例を示す外観斜視図、図2は図1における挟持部の断
面図、図3は端末加工を示す説明図である。
【0014】図1に示すように、複合パイプ加工装置
は、駆動ロール1、パイプPを挟んで該駆動ロール1の
外周に配置される、パイプPの摺動を案内するスライド
型2、およびパイプPを固定したまま前記駆動ロール1
の外周を旋回するチャック型3からなるパイプ曲げ機構
4と、任意の曲げ位置で駆動ロール1を停止させるデジ
タル制御盤5と、接続させるためにパイプPの端末を加
工する端末加工機構6とから構成されている。
【0015】前記駆動ロール1とチャック型3は、本体
7内の直流電動モータ(図示せず)の回転駆動に追随し
て、それぞれ回転と旋回するようにされている。また電
動ロール1の取手8を引き上げると、前記モータに取り
付けられるクラッチがパイプの曲げ加工モードから端末
加工モードに切り替わり、端末加工機構6により端末加
工を行なうことができる。この端末加工機構6として
は、パイプP1の一端からやや離れた位置を外周からク
ランプするチャッキング治具9と、チャックされたパイ
プP1の端末部を加工するための端末加工治具(ダイ)
10を軸方向にスライドさせる直線駆動部とから構成さ
れている。前記チャッキング治具9は、パイプP1のサ
イズごとに交換できるように取り付けられている。また
前記端末加工治具10は、パイプP1の端末形状に合わ
せて各種取り替えることができ、たとえば図2に示すよ
うに、パイプP1の端末部Eを、漏斗状のフレアー加工
(図2(a))、拡管加工(図2(b))、縮管加工
(図2(c))およびバルジ加工(図2(d))するこ
とができる。このように、端末加工機構により、パイプ
P1の端末部を任意の形状に加工することができる。な
お、前記直線駆動部としては、とくに限定されるもので
はなく、公知のラック・ピニオン方式を用いることがで
きる。
【0016】前記駆動ロール1とスライド型2とにより
挟持されるパイプPの挟持部11における接触は、図3
に示すようにアンギュラコンタクトにされている。すな
わち駆動ロール1の外周面は、パイプPの曲率より少し
大きい2つの曲率面1aが形成され、また同様にスライ
ド型2のダイ12にも、パイプPの曲率より少し大きい
2つの曲率面12aが形成されており、パイプPは挟持
部11の断面において、4点で挟持されている。なお、
本明細書におけるアンギュアコンタクトとは、前記断面
円弧状の曲率面以外に多角形のゴチック形状などを含む
概念である。
【0017】本実施例では、まずパイプPを駆動ロール
1とスライド型2およびチャック型3とのあいだに挿入
し、ついでクランプハンドル13、14を引いてスライ
ド型2とチャック型3を駆動ロール1側へ前進させ、パ
イプPを挟持する。つぎに、前記制御盤5の電源を入
れ、駆動ロール1を回転させつつチャック型3を旋回さ
せる。これにより、挟持部11におけるパイプPが摺動
しつつ伸びて、駆動ロール1の外周に沿って曲げられ
る。
【0018】本発明においては、パイプPが挟持部11
において、4点で挟持されているため、パイプPの引き
伸ばしに際し、パイプPの肉が塑性流動して隙間Aに僅
かに逃げ、パイプPの曲げ加工部15にしわが発生しに
くくなるとともに、該曲げ加工部15の偏平が少なくな
る。
【0019】また本発明の複合パイプ加工装置において
は、前記パイプ曲げ機構4と端末加工機構6の駆動動力
源として、外部電源のほかバッテリー電源16を内蔵さ
せることもできる。これにより、従来の装置では、10
0V電源の有る場所でしか作業できなかったが、かかる
場所以外であっても、本装置は手軽に持ち運び、作業を
行なうことができるため、作業性が向上する。
【0020】なお、本発明の複合パイプ加工装置をバッ
テリー電源専用タイプのものとすることも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明では、パイ
プをアンギュラコンタクトにより挟持し、曲げ加工を行
なうため、パイプの挟持部において、パイプの肉が逃げ
てしわなどが付かなくなり、偏平度が少なくなる。
【0022】またバッテリーを内蔵させることにより、
100V電源による作業のほか、100V電源のない場
所での作業もできるため、作業性を向上させることがで
きる。
【0023】また本発明の装置においては、曲げ加工と
端末加工が1台で行なえるので、作業性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合パイプ加工装置の一実施例を示す
外観斜視図である。
【図2】図1における挟持部の断面図である。
【図3】端末加工の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 駆動ロール 1a、12a 曲率面 2 スライド型 3 チャック型 4 パイプ曲げ機構 5 デジタル制御盤 6 端末加工機構 11 挟持部 16 バッテリー A 隙間 P、P1 パイプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−314052(JP,A) 特開 平2−37919(JP,A) 特開 平4−17923(JP,A) 実開 平2−59834(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 7/024,7/025

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ロール、パイプを挟んで該駆動ロー
    ルの外周に配置される、パイプの摺動を案内するスライ
    ド型、およびパイプを固定したまま前記駆動ロールの外
    周を旋回するチャック型からなるパイプ曲げ機構と、任
    意の曲げ位置で駆動ロールを停止させるデジタル制御盤
    と、接続させるためにパイプの端末を加工する端末加工
    機構とからなる複合パイプ加工装置であって、前記駆動
    ロールの曲率面とパイプの曲率面との接触およびスライ
    ド型のダイの曲率面とパイプの曲率面との接触がそれぞ
    れアンギュラコンタクトにされてなることを特徴とする
    複合パイプ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記アンギュラコンタクトが2点当たり
    にされてなる請求項1記載の複合パイプ加工装置。
  3. 【請求項3】 前記パイプ曲げ機構と端末加工機構の駆
    動動力源としてバッテリーを内蔵してなる請求項1また
    は2記載の複合パイプ加工装置。
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