JP3534840B2 - 高周波誘電加熱接着装置 - Google Patents
高周波誘電加熱接着装置Info
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Description
ル、家具やシステムキッチンのドアパネル、フローリン
グの化粧貼り、及び集成材の化粧貼り等の製造において
枠材及び芯材に表面材を接着する工程における高周波誘
電加熱接着装置に関する。
いては、枠材の表面に接着剤を塗布し、表面材を重ね合
わせた後、枠材と表面材をホットプレス又はコールドプ
レスにより加圧した状態で数十分から数時間放置して接
着剤を硬化させることにより、枠材の表面に表面材を接
着していた。
ル、フローリングの化粧貼り、及び集成材の化粧貼り等
の製造においても、同様な方法により製造されていた。
うな従来の接着方法では接着剤を硬化させるのに長時間
を要する欠点があった。
ースが製品の大きさに比例した広さが必要であった。
に時間がかかるため自動ライン化に対応し難い欠点があ
った。また、ホットプレスにおいては、表面材の温度焼
けや、そりが生じるなどの欠点があった。
で、高周波誘電加熱により直接接着剤を短時間に硬化さ
せることができ、また搬送しながら接着作業を行うこと
により接着作業のスペースを縮小し得、プレス出力を小
さくする事ができ且つ自動ライン化を可能にし得る高周
波誘電加熱接着装置を提供することを目的とする。
に本発明の高周波誘電加熱接着装置は、接着剤を介在し
て重ね合わされた被接着材を圧接して搬送する搬送手段
と、前記被接着材の搬送位置の近傍に設けられた設置方
向の異なる複数の電極と、この各電極に高周波電力を供
給する高周波電源とよりなる高周波誘電加熱接着装置で
あって、前記電極として、被接着材の搬送方向に対して
直角方向に設けられた棒状電極と、被接着材の搬送方向
に対して鋭角方向に設けられた棒状電極とを用いること
を特徴とするものである。
搬送手段として、被接着材を上下から所定の圧力により
挟持するように設けられたベルト及びローラコンベアを
用いることを特徴とするものである。
搬送される被接着材の位置を検出するセンサを設け、こ
のセンサの検出信号により被接着材の搬送速度を制御す
ることを特徴とするものである。
電極として、複数の電極が被接着材の搬送位置の上下に
それぞれ設けられたことを特徴とするものである。
電極として、ローラ間に設けられた上側の棒状電極は被
接着材の進行に合わせてローラと同じ様に上下動し、被
接着材との間隔を保つことを特徴とするものである。
り直接接着剤を短時間に硬化させることができ、また搬
送しながら接着作業を行うことにより接着作業のスペー
スを縮小できると共に、自動ライン化を容易に行うこと
ができる。
説明する。
明図である。即ち、下側ベルトコンベア1は駆動ローラ
201と従動ローラ202に環状のエンドレスベルト1
01が架設され、駆動ローラ201はチェーン、スプロ
ケットを介して駆動モータに連結されて回転駆動され
る。前記駆動ローラ201と従動ローラ202との間に
は複数の独立した固定ローラ203が設けられる。前記
駆動ローラ201が回転駆動されると、エンドレスベル
ト101は矢印方向に移動される。前記固定ローラ20
3の相互間には複数の棒状電極4,5が設けられ、この
棒状電極4,5には高周波電源が接続される。前記下側
ベルトコンベア1に対応した上方には上側ベルトコンベ
ア6が設けられる。この上側ベルトコンベア6は駆動ロ
ーラ701と従動ローラ702に環状のエンドレスベル
ト601が架設され、駆動ローラ701はチェーン、ス
プロケットを介して駆動モータに連結されて回転駆動さ
れる。前記駆動ローラ701と従動ローラ702との間
には複数の独立した移動ローラ703が設けられる。こ
の各移動ローラ703はそれぞれ独立して垂直方向に移
動可能に設けられと共に下方への圧力源として空気圧が
供給される。前記駆動ローラ701が回転駆動される
と、エンドレスベルト601は矢印方向に移動される。
前記移動ローラ703の相互間には複数の棒状電極8,
9が設けられ、この棒状電極8,9には高周波電源が接
続されると共にそれぞれ独立して垂直方向に移動可能に
設けられる。前記下側ベルトコンベア1と上側ベルトコ
ンベア6の間には被接着材10が所定の圧力で挟持され
て矢印方向に搬送されると共に、被接着材10の下面側
の接着剤は棒状電極4,5により高周波誘電加熱され、
被接着材10の上面側の接着剤は棒状電極8,9により
高周波誘電加熱される。
平面構成説明図である。即ち、複数の棒状電極401,
402,403は固定ローラ203の相互間に被接着材
10の搬送方向に対して直角方向に設けられ、電極40
1と402には電圧極性を異にする高周波電力が供給さ
れると共に電極402と403には電圧極性を異にする
高周波電力が供給される。したがって、電極401と4
02の間に高周波電磁界が発生すると共に電極402と
403の間に高周波電磁界が発生する。又、複数の棒状
電極501,502,503,504,505,50
6,507は固定ローラ203の相互間に被接着材10
の搬送方向に対して鋭角方向に設けられ、電極501と
502には電圧極性を異にする高周波電力が供給される
と共に、電極502と503、503と504、504
と505、505と506、506と507にはそれぞ
れ電圧極性を異にする高周波電力が供給される。したが
って、電極501と502の間に高周波電磁界が発生す
ると共に、電極502と503、503と504、50
4と505、505と506、506と507の間にそ
れぞれ高周波電磁界が発生する。
4,5と同様に電極構成される。
を示す断面図であり、図3(b),(c)は本発明に係
る枠材の異なる例を示す平面図である。即ち、図3
(a)に示すように、枠材11の両面にはそれぞれ表面
材12,13が接着剤14を介して重ね合わされてい
る。前記枠材11は図3(b)に示すように、複数の横
枠の両端にそれぞれ縦枠を取り付けて構成されたり、図
3(c)に示すように、四角形枠内にハニカム枠を取り
付けて構成される。
材の表面の一例を示す構成説明図である。即ち、高周波
電力は枠材11と表面材12,13との間に塗布された
接着剤14を高周波誘電加熱により硬化させて接着する
のであるが、枠材11に塗布された接着剤14を搬送方
向の所定長さでみた場合、図4の斑点で示すように、横
枠がない部分の接着剤塗布面積Aと横枠がある部分の接
着剤塗布面積Bとでは接着剤塗布面積が違うので、この
ような接着剤塗布面積の違いによる加熱むらを防ぐた
め、図2に示すように、搬送方向に対して直角方向に設
けられた棒状電極401,402,403と、搬送方向
に対して鋭角方向に設けられた棒状電極501,50
2,503,504,505,506,507を組み合
わせて構成している。尚、こうような搬送方向に対して
直角方向に設けられた棒状電極401,402,403
と、搬送方向に対して鋭角方向に設けられた棒状電極5
01,502,503,504,505,506,50
7との組み合わせは、板体同士の接着のように、板体の
全面に接着剤を塗布する場合でも有効であることは実験
により確認されている。
材と電極の関係の一例を示す構成説明図である。即ち、
電極4,5、電極8,9よりなる電極ゾーンには被接着
材10の通過を確認するためのセンサを設置し、図5
(a)に示すように、電極ゾーンに被接着材10の先端
部近傍が入ったことをセンサで検出し、その検出信号に
より駆動ローラ201,701の回転を減速するように
制御して被接着材10の搬送速度を減速する。尚、電極
ゾーンに被接着材10の後端部近傍のみが残った場合に
も、センサの検出信号により被接着材10の搬送速度を
減速する。又、図5(b)に示すように、電極ゾーンに
被接着材10の全部が入った場合には被接着材10の搬
送速度を定速にする。更に、図5(c)に示すように、
電極ゾーンに前の被接着材10の一部が残っていると共
に後の被接着材10の一部が入った場合のように、電極
ゾーンに所定量の被接着材10が存在する場合には被接
着材10の搬送速度を定速にする。このように、被接着
材10の搬送速度を変えるのは、電極ゾーンに被接着材
10が少量しか存在しない場合の方が電極ゾーンに所定
量の被接着材10が存在する場合よりも接着剤に高周波
電磁界を集中させ難いためであり、被接着材10の搬送
速度を変えることにより、接着剤に高周波電磁界を均一
に供給して均一に加熱することができる。
住宅用ドアパネルの製造において枠材に表面材を接着す
る場合、両面同時連続接着することができる。また、連
続式のため、省スペースであり、長尺材も接着すること
ができる。内部に空間やハニカム材が有っても接着する
こができる。尚、パネル材として様々な複合材を接着す
るこができる。
波誘電加熱により接着剤を硬化させることにより短時間
に接着剤を硬化させることができ、また搬送しながら接
着作業を行うことにより接着作業のスペースを縮小でき
ると共に、自動ライン化を容易に行うことができる高周
波誘電加熱接着装置を提供することできる。
る。
明図である。
である。
一例を示す構成説明図である。
す構成説明図である。
ラ、202,702…従動ローラ、101,601…エ
ンドレスベルト、4,5,8,9…棒状電極、6…上側
ベルトコンベア、10…被接着材、11…枠材、12,
13…表面材、14…接着剤。
Claims (5)
- 【請求項1】 接着剤を介在して重ね合わされた被接着
材を圧接して搬送する搬送手段と、前記被接着材の搬送
位置の近傍に設けられた設置方向の異なる複数の電極
と、この各電極に高周波電力を供給する高周波電源とよ
りなる高周波誘電加熱接着装置であって、 前記電極として、被接着材の搬送方向に対して直角方向
に設けられた棒状電極と、被接着材の搬送方向に対して
鋭角方向に設けられた棒状電極とを用いる ことを特徴と
する高周波誘電加熱接着装置。 - 【請求項2】 搬送手段として、被接着材を上下から所
定の圧力により挟持するように設けられたベルト及びロ
ーラコンベアを用いることを特徴とする請求項1記載の
高周波誘電加熱接着装置。 - 【請求項3】 搬送される被接着材の位置を検出するセ
ンサを設け、このセンサの検出信号により被接着材の搬
送速度を制御することを特徴とする請求項1又は2記載
の高周波誘電加熱接着装置。 - 【請求項4】 電極として、複数の電極が被接着材の搬
送位置の上下にそれぞれ設けられたことを特徴とする請
求項1、2又は3記載の高周波誘電加熱接着装置。 - 【請求項5】 電極として、ローラ間に設けられた上側
の棒状電極は被接着材の進行に合わせてローラと同じ様
に上下動し、被接着材との間隔を保つことを特徴とする
請求項1、2、3又は4記載の高周波誘電加熱接着装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22799794A JP3534840B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 高周波誘電加熱接着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22799794A JP3534840B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 高周波誘電加熱接着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0896951A JPH0896951A (ja) | 1996-04-12 |
JP3534840B2 true JP3534840B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=16869566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22799794A Expired - Fee Related JP3534840B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 高周波誘電加熱接着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3534840B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6164525B2 (ja) * | 2013-09-21 | 2017-07-19 | ヤマトミシン製造株式会社 | 高周波ミシン |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP22799794A patent/JP3534840B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0896951A (ja) | 1996-04-12 |
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