JP3534722B2 - モータの制御装置 - Google Patents

モータの制御装置

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JP3534722B2 JP2001239167A JP2001239167A JP3534722B2 JP 3534722 B2 JP3534722 B2 JP 3534722B2 JP 2001239167 A JP2001239167 A JP 2001239167A JP 2001239167 A JP2001239167 A JP 2001239167A JP 3534722 B2 JP3534722 B2 JP 3534722B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同期モータを駆動制
御するモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】直交するd−q座標系に基づいて同期モ
ータを制御する制御方法において、モータ起電圧がモー
タ制御装置の最大出力電圧を越える高速回転域で同期モ
ータを駆動する場合、従来、モータ端子電圧を最大電圧
内にするために、無効電流であるd相電流を指令する。
この場合、負荷に無関係に一定のd相電流を流すと効率
が低くなり、モータ発熱が大きい。また、これを防ぐた
めに単に負荷に応じてd相電流を加減すると、制御不安
定になる。
【0003】また、電源電圧の変動により、モータ制御
装置の最大出力電圧が変動した場合を想定し、この場合
も安定して同期モータを駆動できるように、従来は電圧
余裕を見込んだパラメータ設定を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
述した従来技術の問題点を改善することを課題とするも
ので、モータ端子電圧がモータ制御装置の最大電圧以上
になるような高速回転状態での低負荷動作時において
も、制御の安定性を損なわずにモータ発熱を低減するこ
とを目的とするものである。また、このような場合にd
相電流指令値を加減しても、出力トルク(q相電流)を
低下させないようにする。
【0005】更に、電源電圧の変動に対して、モータ制
御装置の最大出力電圧が変動する場合においても、従来
は電圧余裕を見込んだパラメータ設定しておき、安定し
て同期モータを駆動できるようにしていが、モータ制御
装置の最大出力電圧が高い場合には電圧余裕を見込んで
いるため、必要以上のd相電流を流す結果となり、電流
に対するモータ出力効率が低くなるという欠点を有して
いる。そこで、本発明は、電源電圧変動が生じても制御
の安定性を損なわずに出力効率を良くし、モータ発熱を
低減することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すため
に、本願請求項1に係わる発明のモータ制御装置は、モ
ータの起電圧がモータ制御装置の最大出力電圧を越える
ような所定の回転数以上の高速回転域では最大負荷時の
d相、q相の合成指令電圧がモータ制御装置の最大出力
電圧になるように、またこの時のd相、q相の合成指令
電流が予め設定された最大電流値になるように、モータ
回転数に応じたd相最大電流指令値とq相最大電流指令
値を生成し、さらに、無負荷時のモータ端子電圧をモー
タ制御装置の最大出力電圧以内にする最小負荷時d相電
流指令値を求め、モータの負荷に応じて前記2つのd相
電流指令値を内挿した値をd相電流指令として求めると
共に、前記q相最大電流値とトルク指令値によりq相電
流指令値を求めるようにした。
【0007】更に、請求項に係わる発明は、所定の回
転数以上の回転域では、d、q相電圧指令の関数として
求められる電圧指令値と所定の電圧指令値の比を、前記
最大負荷時d相電流指令値、最小負荷時d相電流指令値
を求めるためにモータ制御装置の最大出力電圧に応じて
設定された負荷時、最小負荷時各々のd相電流指令開始
回転数に乗じ、各々得られた回転数を新たに最大負荷
時、最小負荷時各々のd相電流指令開始回転数として、
d相電流指令を補正する機能を備えるようにした。更
に、請求項に係わる発明は、所定の回転数以上の回転
域で求めたd、q相電圧指令の関数として出力される電
圧指令値と所定の電圧指令値の比を上限設定値と下限設
定値で制限し、フィルタを介した値をモータ制御装置の
最大出力電圧に応じて設定されたd相電流指令開始回転
数に乗じた回転数を新たにd相電流指令開始回転数とし
て、回転数および負荷に応じてd相電流指令を生成する
ようにした。
【0008】請求項に係わる発明は、モータの端子電
圧がモータ制御装置の最大出力電圧以内になるように界
磁磁束を打ち消す方向にd相電流を流す同期モータのモ
ータ制御装置において、電流指令生成手段として、最小
負荷時に指令電圧がモータ制御装置の最大出力電圧に達
するモータの回転数とモータの検出速度より最小負荷時
d相電流指令値を求めるd相最小電流生成手段と、最大
負荷時に指令電圧がモータ制御装置の最大出力電圧に達
するモータの回転数とモータの検出速度より最大負荷時
d相電流指令値を求めるd相最大電流生成手段と、最大
負荷時d相電流指令値よりq相最大電流値を求めるq相
最大電流生成手段と、最小負荷時d相電流指令値と、最
大負荷時d相電流指令値と、トルク指令値とによりd相
電流指令値を生成するd相電流指令手段と、q相最大電
流値とトルク指令値によりq相電流指令値を生成するq
相電流指令手段とを備えるようにした。又、請求項
係わる発明は、d相電流指令手段として、トルク指令値
に応じて最小負荷時d相電流指令値と最大負荷時d相電
流指令値の間を内挿した値をd相電流指令として出力す
るようにした。請求項に係わる発明は、設定された最
大負荷時に指令電圧がモータ制御装置の最大出力電圧に
達するモータの回転数と、設定された最小負荷時に指令
電圧がモータ制御装置の最大出力電圧に達するモータの
回転数とを、電源電圧の変動にて変化する電圧指令に応
じて補正して、d相最小電流生成手段、d相最大電流生
成手段に出力するベース回転数生成手段をも備えるよう
にした。請求項に係わる発明は、このベース回転数生
成手段により、d、q相電圧指令の関数として求められ
る電圧指令値を求め、該電圧指令値と所定の電圧指令値
の比によって、設定された各回転数を補正するようにし
た。請求項に係わる発明は、ベース回転数生成手段に
おけるd、q相電圧指令の関数として求められる電圧指
令値は、d、q相電圧指令を合成した合成電圧指令値
か、若しくは、d相電圧指令、q相電圧指令のいずれか
一方の絶対値とした。請求項に係わる発明は、ベース
回転数生成手段は、モータ回転数が所定回転数以上にな
ったときに設定された各回転数を補正するようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のモータ制御装置
の一実施形態のブロツク図である。速度指令から同期モ
ータMの回転速度及び回転位置を検出するセンサSから
の検出速度ωを減じて速度偏差をもとめ、該速度偏差に
基づいて速度制御器1が比例積分等の速度ループ処理を
してトルク指令TCMDを求める。このトルク指令TCMD、
検出速度ω等に基づいて電流指令生成器2がd相電流指
令値IDCMD、q相電流指令値IQCMDを求める。このd相
電流指令値IDCMD、q相電流指令値IQCMDからフィード
バックされてくるd相電流Id、q相電流Iqをそれぞれ
減じて電流偏差を求め、d相電流制御器3d,q相電流
制御器3qでd相電圧指令値VDCMD、q相電圧指令値V
QCMDを求める。このd相電圧指令値VDCMD、q相電圧指
令値VQCMDをdq相から3相へ電圧指令を変換する変換
手段4によって、U、V、W相の3相の電圧指令に変換
し、電力増幅器7を介して同期モータMを駆動制御す
る。
【0010】又、モータMに流れる3相電流の内2つの
相の電流(図に示す例ではU相、V相の電流Iu、Iv)
を電流検出器8u、8vで検出し、この3相電流の2つの
相電流Iu、Ivより、3相からdq相に変換する変換手
段5でd相電流Id、q相電流Iq変換しフィードバック
する。なお、符号6は、位置・速度センサSで検出され
る信号より同期モータMのロータ回転位置を検出するた
めの積算カウンタであり、この積算カウンタ6によって
ロータの回転位置を検出し、dq相から3相へ電圧指令
を変換する変換手段4、3相電流からdq相の電流へ変
換する変換手段5に出力している。
【0011】上述したモータ制御装置において、本発明
は、電流指令生成器2に特徴を有するものであり、他の
要素は従来のdq変換によって制御を行うモータ制御装
置と同一である。
【0012】そこで、この電流指令生成器2の構成を述
べる前に、まず、本発明の原理を説明する。同期モータ
の主磁束方向をd軸、それに直交するトルク成分方向を
q軸としたdq座標系上で同期モータの電圧式は、次の
1式、2式の関係となる。
【0013】 Vd=(R+Ld・S)Id−ωLq・Iq ・・・(1) Vq=(R+Lq・S)Iq+ωLd・Id+ωφ ・・・(2) なおVd はd軸方向電圧(以下d相電圧という)、Vq
はq軸方向電圧(以下q相電圧という)、R はモータ
の抵抗、Ld、Lq はd軸方向、q軸方向の各インダク
タンス、Id、Iq はd相、q相の各電流、ωはモータ
の電気角速度、φは主磁束、Sは微分演算子である。
【0014】上記1式、2式の電圧式において、定常状
態を考え抵抗分は無視できるものとし、Ld=Lq=Lと
すると、次の3式、4式となる。これら3式、4式から
分かるように負のd相電流を流すとモータの逆起電圧分
を相殺することができる。このため、モータ逆起電圧が
モータ制御装置の最大出力電圧を越えてしまい、通常駆
動できないような回転数まで駆動するために、負のd相
電流を流し、モータ制御装置の最大出力電圧以内にして
駆動する場合がある。
【0015】Vd=−ωL・Iq ・・・(3) Vq=ωL・Id+ωφ ・・・(4) この3式、4式の電圧式にモータ駆動時のd相電流I
d、q相電流Iqを合成した指令電流を設定最大電流値I
MAX以下にするという制限と、d相電圧Vd 、q相電圧
Vq を合成した指令電圧がモータ制御装置の最大出力電
圧VMAX以下にするという2つの制限を付加した下記の
4つの式に基づき、本発明は構成する。
【0016】 IDMAX+IQMAX≦IMAX ・・・(5) Vd+Vq≦VMAX ・・・(6) Vd=−ωL・IQMAX ・・・(7) Vq=ωL・IDMAX+ωφ ・・・(8) まず、モータ駆動に必要な電圧が小さい低速域では最大
負荷時のd、q各軸の最大電流指令値として、IDMAX=
0、IQMAX=IMAXとする。
【0017】この状態で回転数を上げて行くと、ある回
転数ω1で指令電圧はモータ制御装置の最大出力電圧VM
AXに達してしまい、そのまま回転数を上げようとすると
電圧が不足してしまう。よって、この回転数ω1を最大
負荷時のd相電流指令開始回転数として、この回転数以
上においては、上式から求めた次の9式、10式で、回
転数に応じた最大負荷時のd、q各相の最大電流指令値
を求め、d、q相合成電圧がVMAXで一定、d、q相合
成電流値がIMAXで一定になるようにする。
【0018】 IDMAX=0.5・(φ/L)・[(IMAX/(φ/L))+1]・[(ω1/ω)−1]・・(9) IQMAX=√(IMAX−IDMAX) ・・・(10) なお、後述する図4に示すd相電流生成説明図におい
て、ここで求まるd、q相最大電流値IDMAX、IQMAX
は、電源電圧円VMAXとωφの点を中心にωL・IMAXの
半径の円が交わる点の電圧になるように最大電流の振幅
を変えずにd、q相最大電流指令値の配分を変えること
を意味している。
【0019】ただし、上記計算ではd相最大電流値IDM
AXが設定最大電流値IMAXを越えてq相最大電流値IQMA
Xを計算できなくなる可能性があるので、d相最大電流
値IDMAXは適度な値で制限する。なお、求まったq相
(トルク)最大電流値IQMAXは最大電圧で位相を固定し
た場合のq相最大電流値に比べ、ある回転数までの範囲
では大きいので出力可能最大トルクは大きくなる。な
お、ここでは、インダクタンスLd=Lq=Lとしたが、
インダクタンスLdとLqが異なるとしてもd相最大電流
値IDMAXは計算することができる。この場合のd相最大
電流値IDMAXは次の11式となる。
【0020】
【数1】
【0021】更に回転数を上げていくと、モータ逆起電
圧ωφだけでモータ制御装置の最大出力電圧より、高く
なってしまい無負荷状態(IQMAX=0相当)でもd相電流
を流さないと必要電圧を確保できなくなる。このため、
不用意にd相電流指令値を負荷に応じて変化させ、小さ
くしようとすると、指令自ら電圧不足させることにな
り、動作が不安定になるので、無負荷回転状態(IQMAX
=0相当)で必要な最小限のd相電流を確保するようにす
る。すなわち、q相最大電流値IQMAX=0とし、モータの
回転数を上げていき、d相電流がd相最小電流値IDMIN
になったとき、モータ制御装置の最大出力電圧VMAXに
なったとして、上記7式、8式より、次の12式、13
式が成り立つ。
【0022】 Vd=−ωL・IQMAX =0 ・・・(12) Vq=ωL・IDMIN+ωφ=VMAX ・・・(13) 低速域ではd相最小電流値IDMIN=0とし、回転数が上
がり、ωφ=VMAXとなる回転数をω2とする(この回転
数ω2を無負荷時のd相電流指令開始回転数という)。
この無負荷時のd相電流指令開始回転数ω2以上の回転
域では無負荷回転状態でもモータ制御装置の電圧が不足
するので、ω2・φ=VMAXと上記13式より求められる
次の14式に基づいて、無負荷時におても必要なd相最
小電流値IDMINを求める。
【0023】 IDMIN=(ω2/ω − 1)・(φ/L) ・・・(14) ここで使用する無負荷時のd相電流指令開始回転数ω2
はパラメータとして直接設定しても良いし、次式を使
い、設定された最大負荷時のd相電流指令開始回転数ω
1から求めてもよい。すなわち、無負荷時のd相電流指
令開始回転数ω2は最大負荷時のd相電流指令開始回転
数ω1により自動的に決まる。
【0024】 ω2=ω1・√(1+(Lq・IMAX/φ)2) ・・・(15) 上記9式、10式によってd、q相最大電流値IDMAX、
IQMAXを求め、14式によってd相最小電流値IDMINを
求め、これらのd、q相最大電流値IDMAX、IQMAX、d
相最小電流値IDMINと、速度制御器から出力されるトル
ク指令(負荷相当)TCMDとによりd相電流指令値IDCM
D、q相電流指令値IQCMDを次の16式、17式によっ
て求め、電流指令生成器2の出力とする。
【0025】 IDCMD=IDMIN+(TCMD/TMAX)×(IDMAX−IDMIN) ・・・(16) IQCMD=(TCMD/TMAX)×IQMAX ・・・(17) この電流指令について、図4〜図6を参照して説明す
る。上記5式〜8式より、d、q相電流、d、q相電圧
と最大電流値IMAX、最大電圧VMAXの関係は、図4のd
相電流生成説明図で示すようになる。この図4におい
て、ベクトルA1はωφに対応するベクトルを表し、ベ
クトルA2は、「ωL・IDMIN」のベクトルを表し、ベ
クトルA3は「ωL・(TCMD/TMAX)×(IDMAX−ID
MIN)」のベクトルを表している。すなわち、16式の
d相電流指令値IDCMDによって生じるd相電圧の各成分
を表している。
【0026】13式より、 A1+A2=ωφ+ωL・IDMIN=VMAX であるから、16式で示されるd相電流指令値IDCMDの
d相最小電流指令値IDMINによって、モータ速度(ω)
がどのように変化しても、最大電圧VMAXのd相電圧指
令値が確保される。すなわち、高速回転域において、d
相最小電流値IDMINを確保することによって、最大電圧
VMAXとq軸の交点を無負荷時の電圧の作動点としてい
る。
【0027】一方、ベクトルA3は、「ωL・(TCMD/
TMAX)×(IDMAX−IDMIN)」であり、トルク指令
(負荷)TCMDに応じて変化することを意味し、トルク
指令TCMD=0で「0」、TCMD=TMAXで「ωL(IDMA
X−IDMIN)」まで変化することを意味する。その結
果、16式で示されるd相電流指令値IDCMDによるd相
電圧(A1+A2+A3)は、(VMAX)〜[VMAX+ωL
(IDMAX−IDMIN)]の間で変化することになり、これ
によって、必要とするトルク分の電流を流すのに必要な
「ωL・IQCMD」の電圧を確保する。このように、最大
負荷時のdq合成電流指令値の大きさを同じにすること
で、モータ制御装置の許容電流以内に指令値を制限した
上で、できるだけ出力トルク(q相電流)を低下させな
いようにする。
【0028】図5は、d相最小電流値IDMINを設けない
ときの説明図で、d相最小電流値IDMINがないので、d
相電圧は、ベクトルA1=ωφとベクトルA3=ωL・
(TCMD/TMAX)・IDMAXで構成されることになる。そ
の結果、ベクトルA3が、実線位置から破線位置の間に
変化し、トルク指令TCMDが小さくなると、電圧不足が
生じ制御が不安定となる。
【0029】又、図6は、d相電流を加減せずに一定
(IDMAX)としたときの例で、この場合、d相電圧はベ
クトルA1=ωφとベクトルA4=ωL・IDMAXを加算
したA1+A4=ωφ+ωL・IDMAXとなる。トルク指令
(負荷)TCMDが小さい場合(q相電流指令値IQCMDが
小さく、q相電圧指令値ωL・IQCMDも小さい場合)、
ベクトルA1+A4の点(この点を無負荷時の動作点とし
ていることになる)は、出力最大電圧円VMAXに近くて
もよいにも拘わらず、離れた位置となり、無駄なd相電
流を流すことになり、モータの発熱が大きくなり、モー
タの熱減磁する恐れが生じ冷却対策が必要となる。
【0030】図2は、本発明の特徴とする図1における
電流指令生成器2の詳細を示すブロツク図である。この
図2において、d相最小電流生成器21は、検出速度ω
とベース回転数生成器26から出力される無負荷時のd
相電流指令開始回転数ω2によって、上記14式の演算
を行ってd相最小電流値IDMIN(最小負荷時d相電流指
令値)を求め出力する。又、d相最大電流生成器22
は、検出速度ωとベース回転数生成器26から出力され
る最大負荷時のd相電流指令開始回転数ω1によって9
式の演算を行ってd相最大電流値IDMAX(最大負荷時d
相電流指令値)を求め出力する。更に、q相最大電流生
成器23は、d相最大電流生成器22で求められたd相
最大電流値IDMAXより、10式の演算を行ってq相最大
電流値IQMAXを求め出力する。
【0031】d相電流指令開始回転数ω1やω2は上述し
たようにして求め、パラメータとして設定し、この固定
のパラメータ設定値ω1、ω2を使用するようにしてもよ
い。この場合には、このパラメータ設定値ω1、ω2をd
相最小電流生成器21やd相最大電流生成器22に設定
するだけでよく、ベース回転数生成器26をも受ける必
要はない。しかし、本実施形態においては、電源電圧の
変動に対応するために、このベース回転数生成器26を
設け、電源電圧の変動に応じて、このd相電流指令開始
回転数ω1やω2を変えるようにしている。このベース回
転数生成器26については、後述する。
【0032】d相電流指令生成器24では、速度制御器
1の出力のトルク指令TCMD、d相最小電流生成器21
から出力されるd相最小電流値IDMIN、及びd相最大電
流生成器22から出力されるd相最大電流値IDMAXに基
づいて16式の演算を行ってd相電流指令値IDCMDを求
め出力する。又、q相電流指令生成器25では、速度制
御器1の出力のトルク指令TCMDとq相最大電流生成器
23から出力されるq相最大電流値IQMAXに基づいて1
7式の演算を行ってd相電流指令値IQCMDを求め出力す
る。
【0033】そして、前述したように、d相電流指令値
IDCMDからフィードバックされてくるd相電流Idのを
差し引き、d相電流の電流偏差を求めd相電流制御器で
d相電圧指令値VDCMDを求める。同様に、q相電流指令
値IQCMDからフィードバックされてくるq相電流Iqの
を差し引き、q相電流の電流偏差を求めq相電流制御器
でq相電圧指令値VQCMDを求める。そして、三相の電圧
指令に変換して電力増幅器7を駆動し同期モータMを駆
動制御する。
【0034】図3は、電源電圧が変動しても安定して同
期モータを駆動でき、かつ、出力効率を良くしモータ発
熱も低く押さえることができるようにするために、d相
電流指令開始回転数ω1やω2を変えるようにするために
設けたベース回転数生成器26の詳細ブロック図であ
る。
【0035】電源電圧が変動した場合、モータ制御装置
がモータに印可できる最大電圧はその変動分だけ変化す
る。このため、電源電圧最大の場合に設定されていた最
大負荷時のd相電流指令開始回転数ω1を元に電流指令
を生成した場合、電源電圧が最小値まで低下すると電圧
が不足し、電流制御が不安定になってしまう。また、こ
のような状態になった場合、同一指令回転数で回る時の
モータ端子電圧を維持するために制御器内部の電圧指令
値VDCMD、VQCMDは電源電圧の低下分だけ大きくなる。
本発明はこの性質を使い、高速回転域ではd、q相電圧
指令値VDCMD、VQCMDの関数として出力される電圧指令
値を元に最大負荷時のd相電流指令開始回転数ω1を変化
させることで、前記d相最大電流値IDMAX、およびd相
最小電流値IDMIN を加減し、間接的にd相電流指令値
IDCMDを加減して、電源電圧変動の影響を低減しようと
するものである。
【0036】この電源電圧変動の影響を低減するため、
電流指令生成に使用される最大負荷時のd相電流指令開
始回転数ω1を以下のように変化させる。なお、パラメ
ータで設定される基準となる最大負荷時のd相電流指令
開始回転数ω1s、無負荷時のd相電流指令開始回転数
ω2sは電源電圧が最大の場合に応じて設定されているも
のとする。
【0037】ここでは、d、q相電圧指令値VDCMD、V
QCMDの関数として合成電圧指令値(√(VDCMD+VQC
MD))を用いる場合について、説明する。
【0038】d、q相電流制御器3d、3qから出力され
たd、q相電圧指令値VDCMD、VQCMDと検出速度ωをベ
ース回転数生成器26に入力する。ベース回転数生成器
26は演算手段261でd、q相電圧指令値VDCMD、V
QCMDの合成電圧指令値を求め、かつ、電圧指令基準値V
lmtをその値で除した値Vlmt/√(VDCMD+VQCM
D )を求める。
【0039】一方、回転数判定手段262は検出速度ω
の絶対値と、回転数k・ω1sとを比較し、検出速度ωの
絶対値が回転数k・ω1sより低い回転数では固定値1、
これより高い回転数では演算手段261の出力Vlmt/
√(VDCMD+VQCMD)を選択するように切換器26
3に出力する。なお、回転数とk・ω1sと比較している
が、これは回転数がk・ω1s以下の低速域では電源電圧
が変動したとしても電圧的に足りており、d相電流を流
す必要はないからであり、補正を実行することで余計な
d相電流を流さないようにするためである。
【0040】切換器263は、回転数判定手段262か
らの出力信号によって切り替わり、検出速度ωの絶対値
が回転数k・ω1sより低い回転数では固定値1を、高い
回転数の場合には[Vlmt/√(VDCMD+VQCM
D)]を出力する。なお、kは想定する電源電圧変動
の最大値に対する最小値の比である。
【0041】そして、この切換器263の出力をリミッ
タ264で上限設定値と下限設定値に制限した後、フィ
ルタ265を介してベース回転数補正比WRとして出力
する。
【0042】出力された回転数補正比WRは、設定され
ている基準最大負荷時d相電流指令開始回転数ω1s,基
準無負荷時のd相電流指令開始回転数ω2sに乗じられ、
各々最大負荷時d相電流指令開始回転数ω1と無負荷時
d相電流指令開始回転数ω2として出力され、d相最大
電流生成器22、d相最小電流生成器21へと入力され
る。
【0043】そして、d相最大電流生成器22、d相最
小電流生成器21では前述の処理を行い、回転数ωに応
じたd相最大電流値IDMAX、d相最小電流値IDMINを生
成する。このように、d、q相電圧指令によって、d相
電流指令開始回転数ω1、ω2を補正するだけなので、電
源電圧変動が生じても、出力されるd相、q相の合成最
大電流指令値は設定最大電流と変わらず、d相電流指令
値に補正が掛かっても指令最大電流は設定最大電流値を
越えない。
【0044】なお、上述した実施形態では、電源電圧変
動に対応するために、演算手段261で電圧指令基準値
Vlmtをd、q相電圧指令値VDCMD、VQCMDの合成電圧
指令値で除した値[Vlmt/√(VDCMD+VQCM
D)]により各々最大負荷時d相電流指令開始回転数
ω1と無負荷時d相電流指令開始回転数ω2を変化させる
ようにしたが、電源電圧の変動に応じてd相電圧指令値
VDCMD、q相電圧指令値VQCMDも変化するものであるか
ら、d、q相電圧指令値の合成電圧指令値[√(VDCMD
+VQCMD)]に変えて、d相電圧指令値VDCMD又は
q相電圧指令値VQCMDの絶対値を用いてもよい。すなわ
ち、(Vlmt/|VDCMD|)又は(Vlmt/|VQCMD|)によ
って、各々最大負荷時d相電流指令開始回転数ω1と無
負荷時d相電流指令開始回転数ω2を変化させるように
してもよい。
【0045】図7、図8は、本願発明のモータ制御装置
が実施する方法と従来の方法をシミュレーションして得
られた結果を示す図である。電源電圧を規定電圧より低
下させた状態で、加減速させて得られたモータ回転数と
dq合成電流指令及びその電流フィードバックの値を示
すものである。
【0046】図7は、従来の技術で、電流補正機能(電
源電圧の変化に応じて、ω1、ω2を変化させる機能)が
ない場合のシミュレーション値である。電源電圧が低下
し、電圧不足した結果、減速時に制御不能となり実電流
(実線)が指令電流(破線)より、大きくなってしまっ
ているのが分かる。これに対して提案する電流指令補正
機能を効かせた場合が図8である。減速時の電流が抑え
られ、制御が安定化している。また、一定回転時の電流
も小さくなり、電流に対する出力効率が増加しているこ
とが分かる。
【0047】
【発明の効果】同期モータを駆動するために必要な電圧
がモータ制御装置の出力最大電圧以上になるような高速
域まで同期モータを駆動する場合において、本発明は、
無負荷時の最小d相電流値を設け、無負荷回転で最低限
必要なd相電流指令分を確保した結果、単純に負荷に応
じてd相電流を加減する場合に比べ、無負荷回転時の制
御安定性が向上する。又、回転数のみに応じてd相電流
を流す場合に比べて、トルク指令(負荷)に応じてもd
相電流を加減することが可能なため、負荷が小さい場合
にd相電流を小さくできる。これにより、同一トルクを
発生させるのに必要な電流が小さくなり、効率が増して
モータの発熱を低減できる。
【0048】更に、高速回転域の電圧を確保するため
に、最大電圧時の電圧の位相と振幅を回転数ωが増加し
最大負荷時d相電流指令開始回転数ω1となった時の点
に固定して使う場合に比べ、回転数ωが最大負荷時d相
電流指令開始回転数ω1より高い回転域でのq相電流指
令(トルク電流指令)が大きくなり、最大トルクを大き
くできる。
【0049】従来、電源電圧変動による制御安定性を確
保するために電圧余裕を見込んでd相電流指令を生成し
ていたため、電源電圧に余裕がある場合には余分なd相
電流を流してしまい、出力効率が悪かったが、本発明
は、電源電圧が変化した場合にd相電流指令を加減する
ことができるため、出力効率が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のモータ制御装置の要部ブ
ロック図である。
【図2】同実施形態の電流指令生成器の詳細ブロック図
である。
【図3】同実施形態のベース回転数生成器の詳細ブロッ
ク図である。
【図4】同実施形態におけるd相電流生成の説明図であ
る。
【図5】d相電流に最小電流を設けずにトルク指令に応
じてdそう電流を加減した場合の説明図である。
【図6】d相電流を加減せず、回転数に応じた一定電流
とした場合の説明図である。
【図7】従来の電流補正機能なしの場合で電源電圧を低
下させて加減速したときのシミュレーション結果を示す
図である。
【図8】本発明の電流補正機能方法を適用した場合で、
電源電圧を低下させて加減速したときのシミュレーショ
ン結果を示す図である。
【符号の説明】
M 同期モータ S 位置・速度検出センサ 8u、8v 電流検出器 TCMD トルク指令 IDCMD d相電流指令値 IQCMD q相電流指令値 VDCMD d相電圧指令値 VQCMD q相電圧指令値 IDMIN d相最小電流値 IDMAX d相最大電流値 IQMAX q相最大電流値 ω 検出速度(電気角速度) ω1 最大負荷時のd相電流指令開始回転数 ω2 無負荷時のd相電流指令開始回転数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−275599(JP,A) 特開 平9−74800(JP,A) 特開2000−228892(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 21/00 H02P 6/06

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの起電圧がモータ制御装置の最大
    出力電圧を越えるような所定の回転数以上の高速回転域
    では最大負荷時のd相、q相の合成指令電圧がモータ制
    御装置の最大出力電圧になるように、またこの時のd
    相、q相の合成指令電流が予め設定された最大電流値に
    なるように、モータ回転数に応じたd相最大電流指令値
    とq相最大電流指令値を生成し、さらに、無負荷時のモ
    ータ端子電圧をモータ制御装置の最大出力電圧以内にす
    る最小負荷時d相電流指令値を求め、モータの負荷に応
    じて前記2つのd相電流指令値を内挿した値をd相電流
    指令として求めると共に、前記q相最大電流値とトルク
    指令値によりq相電流指令値を求めることを特徴とす
    ータ制御装置。
  2. 【請求項2】 所定の回転数以上の回転域では、d、q
    相電圧指令の関数として求められる電圧指令値と所定の
    電圧指令値の比を、前記最大負荷時d相電流指令値、最
    小負荷時d相電流指令値を求めるためにモータ制御装置
    の最大出力電圧に応じて設定された最大負荷時、最小負
    荷時各々のd相電流指令開始回転数に乗じ、各々得られ
    た回転数を新たに最大負荷時、最小負荷時各々のd相電
    流指令開始回転数として、d相電流指令を補正する機能
    を有することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 所定の回転数以上の回転域で求めたd、
    q相電圧指令の関数として出力される電圧指令値と所定
    の電圧指令値の比を上限設定値と下限設定値で制限し、
    フィルタを介した値をモータ制御装置の最大出力電圧に
    応じて設定されたd相電流指令開始回転数に乗じた回転
    数を新たにd相電流指令開始回転数として、回転数およ
    び負荷に応じてd相電流指令を生成することを特徴とす
    る請求項記載のモータ制御装置。
  4. 【請求項4】 モータの端子電圧がモータ制御装置の最
    大出力電圧以内になるように界磁磁束を打ち消す方向に
    d相電流を流す同期モータのモータ制御装置において、 最小負荷時に指令電圧がモータ制御装置の最大出力電圧
    に達するモータの回転数とモータの検出速度より、最小
    負荷時d相電流指令値を求めるd相最小電流生成手段
    と、 最大負荷時に指令電圧がモータ制御装置の最大出力電圧
    に達するモータの回転数とモータの検出速度より最大負
    荷時d相電流指令値を求めるd相最大電流生成手段と、 前記最大負荷時d相電流指令値よりq相最大電流値を求
    めるq相最大電流生成手段と、 前記最小負荷時d相電流指令値と、前記最大負荷時d相
    電流指令値と、トルク指令値とによりd相電流指令値を
    生成するd相電流指令手段と、 前記q相最大電流値とトルク指令値によりq相電流指令
    値を生成するq相電流指令手段と、 を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記d相電流指令手段は、トルク指令値
    に応じて前記最小負荷時d相電流指令値と前記最大負荷
    時d相電流指令値の間を内挿した値をd相電流指令とし
    て出力する請求項記載のモータ制御装置。
  6. 【請求項6】 設定された前記最大負荷時に指令電圧が
    モータ制御装置の最大出力電圧に達するモータの回転数
    と、設定された最小負荷時に指令電圧がモータ制御装置
    の最大出力電圧に達するモータの回転数とを、電源電圧
    の変動にて変化する電圧指令に応じて補正して、前記d
    相最小電流生成手段、前記d相最大電流生成手段に出力
    するベース回転数生成手段をも備える請求項5記載のモ
    ータ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ベース回転数生成手段は、d、q相
    電圧指令の関数として求められる電圧指令値を求め、該
    電圧指令値と所定の電圧指令値の比によって、前記設定
    された各回転数を補正する請求項記載のモータ制御装
    置。
  8. 【請求項8】 前記d、q相電圧指令の関数として求め
    られる電圧指令値は、d、q相電圧指令を合成した合成
    電圧指令値か、若しくは、d相電圧指令、q相電圧指令
    のいずれか一方の絶対値である請求項記載のモータ制
    御装置。
  9. 【請求項9】 前記ベース回転数生成手段は、モータ回
    転数が所定回転数以上になったとき前記設定された各回
    転数を補正するようにした請求項6乃至8の内1項に記
    載のモータ制御装置。
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