JP3534659B2 - トンネルひび割れ検知方法及び装置 - Google Patents

トンネルひび割れ検知方法及び装置

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JP3534659B2
JP3534659B2 JP24333699A JP24333699A JP3534659B2 JP 3534659 B2 JP3534659 B2 JP 3534659B2 JP 24333699 A JP24333699 A JP 24333699A JP 24333699 A JP24333699 A JP 24333699A JP 3534659 B2 JP3534659 B2 JP 3534659B2
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博徳 紀
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネルの内壁面
等のひび割れを検知するトンネルひび割れ検知方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、経年変化しているトンネルの検査
については、全般的に目視検査と破壊検査に大きく依存
している。道路トンネルのひび割れ検査は、作業者がト
ンネル内を徒歩または高所作業車にて移動し、目視観察
による調査を中心に行なっている。また、覆工背面の空
洞探査、覆工圧の測定は、コアボーリングを行ない、内
視鏡などを用いて調査している。
【0003】また鉄道トンネルでは、トンネルの新旧、
構造種別に関わりなく、2年を越えない期間に1回の周
期で検査、所謂全般検査を実施している。この全般検査
は、主に徒歩による目視で行ない、覆工表面のひび割れ
の発生、レンガコンクリートブロックなど覆工材料の目
地切れ及び漏水など、変状の発生及び進行の箇所を探し
出すことを目的として行なわれている。
【0004】上記全般検査で変状などの異常が発見され
た箇所については、変状の原因を究明し適切な処置をと
る必要から、更に詳細な検査、所謂個別作業を実施する
という2段階の検査方式がとられている。
【0005】上記のようにしてトンネルのひび割れ検査
を行なった結果、補強が必要な箇所には、例えば繊維シ
ートなどの補強材を接着剤にて固定するなどの補強工事
を行なう。この補強工事を行なった箇所についても、繊
維シートの剥離を上記ひび割れ検査の場合と同様に目視
により検査している。
【0006】一方、最近では、特開平10−25356
1号公報に示されているように、補強材として電気的に
導通性を有する炭素繊維シートを使用し、炭素繊維糸状
の電気抵抗の変化を測定して構造物の疲労、劣化を検出
するようにした構造物のモニタリング方法が考えられて
いる。これは構造物の疲労、劣化状態に応じて炭素繊維
シートの単糸が破断して電気抵抗が変化することを利用
したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の目視に
よるトンネルひび割れ検査方法では、ひび割れ検査を行
なう場合、トンネル内が暗いため、トンネル壁面の変状
を見逃す確率が高く、アーチ部などの高所の変状を把握
し難く、また、得られる検査結果に個人誤差などがあ
り、客観性に乏しいと共に、調査に多大な時間と費用を
要するという問題がある。
【0008】また、トンネルのひび割れを繊維シートで
補強した場合においても、その補強箇所の異常を目視に
より検査しなければならず、ひび割れ検査の場合と同様
の問題がある。
【0009】また、補強材として電気的に導通性を有す
る炭素繊維シートを使用し、炭素繊維糸状の電気抵抗の
変化を測定して構造物の疲労、劣化を検知するようにし
た構造物のモニタリング方法は、鉄道トンネルのように
架線等の電気設備が設けられる場合には導電体である炭
素繊維シートを使用することに問題がある。すなわち、
壁面から炭素繊維シートが剥離した場合に、この剥離し
た炭素繊維シートによって電気設備に短絡事故が発生す
る可能性があるので、電気設備が設けられているトンネ
ルには炭素繊維シートを使用することができない。
【0010】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、トンネルにおける内壁面のひび割れ幅を遠
隔地点で正確に計測し得るトンネルひび割れ検知方法及
び装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るトンネ
ルひび割れ検知方法は、トンネル内のひび割れをまたぐ
ように、かつ緩みがないように光ファイバを壁面に固定
し、ひび割れ監視区間における前記光ファイバの歪みを
歪み計測器にて計測し、その計測値と前記光ファイバの
設置時における初期歪みとの差から歪み変化量を求め、
この歪み変化量により予め計測しておいた歪み変化量と
ひび割れ幅変化量の対応テーブルを参照してひび割れ幅
変化量を求めることを特徴とする。
【0012】第2の発明に係るトンネルひび割れ検知方
法は、トンネル内のひび割れをまたぐように、かつ緩み
がないように光ファイバを壁面に固定し、ひび割れ監視
区間における前記光ファイバの歪みを歪み計測器にて計
測し、その計測値と前記光ファイバの設置時における初
期歪みとの差から歪み変化量を求め、この歪み変化量に
より予め計測しておいた歪み変化量とひび割れ幅変化量
の対応テーブルを参照してひび割れ幅変化量を求めると
共に、このひび割れ幅変化量に初期ひび割れ幅を加算し
て現在のひび割れ幅を算出することを特徴とする。
【0013】第3の発明に係るトンネルひび割れ検知装
置は、トンネル内のひび割れをまたぐように、かつ緩み
がないように光ファイバを壁面に固定する固定手段と、
ひび割れ監視区間における前記光ファイバの歪みを計測
する歪み計測器と、この歪み計測器で計測された値と前
記光ファイバの設置時における初期歪みとの差から歪み
変化量を求める手段と、この手段で求めた歪み変化量に
より予め計測しておいた歪み変化量とひび割れ幅変化量
の対応テーブルを参照してひび割れ幅変化量を求める手
段とを具備したことを特徴とする。
【0014】第4の発明に係るトンネルひび割れ検知装
置は、トンネル内のひび割れをまたぐように、かつ緩み
がないように光ファイバを壁面に固定する固定手段と、
ひび割れ監視区間における前記光ファイバの歪みを計測
する歪み計測器と、この歪み計測器で計測された値と前
記光ファイバの設置時における初期歪みとの差から歪み
変化量を求める手段と、この手段で求めた歪み変化量に
より予め計測しておいた歪み変化量とひび割れ幅変化量
の対応テーブルを参照してひび割れ幅変化量を求める手
段と、前記ひび割れ幅変化量から求まるひび割れ幅変化
率を基準値と比較し、ひび割れ幅変化率が基準値以上と
なった場合に警報を発する警報手段とを具備したことを
特徴とする。
【0015】第5の発明に係るトンネルひび割れ検知装
置は、トンネル内のひび割れをまたぐように、かつ緩み
がないように光ファイバを壁面に固定する固定手段と、
ひび割れ監視区間における前記光ファイバの歪みを計測
する歪み計測器と、この歪み計測器で計測された値と前
記光ファイバの設置時における初期歪みとの差から歪み
変化量を求める手段と、この手段で求めた歪み変化量に
より予め計測しておいた歪み変化量とひび割れ幅変化量
の対応テーブルを参照してひび割れ幅変化量を求めると
共に、このひび割れ幅変化量に初期ひび割れ幅を加算し
て現在のひび割れ幅を算出するひび割れ幅算出手段とを
具備したことを特徴とする。
【0016】第6の発明に係るトンネルひび割れ検知装
置は、トンネル内のひび割れをまたぐように、かつ緩み
がないように光ファイバを壁面に固定する固定手段と、
ひび割れ監視区間における前記光ファイバの歪みを計測
する歪み計測器と、この歪み計測器で計測された値と前
記光ファイバの設置時における初期歪みとの差から歪み
変化量を求める手段と、この手段で求めた歪み変化量に
より予め計測しておいた歪み変化量とひび割れ幅変化量
の対応テーブルを参照してひび割れ幅変化量を求めると
共に、このひび割れ幅変化量に初期ひび割れ幅を加算し
て現在のひび割れ幅を算出するひび割れ幅算出手段と、
このひび割れ幅算出手段により算出された現在ひび割れ
幅と基準値とを比較し、現在ひび割れ幅が基準値以上と
なった場合に警報を発することを特徴とする警報手段と
を具備したことを特徴とする。
【0017】第7の発明は、第3〜第6の発明に係るト
ンネルひび割れ検知装置において、固定手段により光フ
ァイバを複数回折り返して固定することを特徴とする。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0022】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実
施形態に係るトンネルひび割れ検知装置の構成を示す図
である。図1では、トンネル覆工のひび割れ部分の進行
を検知するために、トンネル1の長手方向に沿って内壁
に光ファイバ2を敷設している。光ファイバ2を敷設す
る際に、図2に示すようにトンネル覆工3のひび割れ4
をまたぐように、かつ緩みがないように光ファイバ2を
接着剤により壁面に固定する。この場合、光ファイバ2
は、ひび割れ4をまたいだ両側において例えば固定部材
5により壁面に接着固定すると共に、固定部分の間は緩
みのない程度の張力をかける。上記光ファイバ2の固定
間隔は、ひび割れ4の幅に極力近い方が良いが、光ファ
イバ2の距離分解能に応じて設定される。
【0023】光ファイバ2の距離分解能が長い場合に
は、図3(a)、(b)に示すように折り返して固定す
ることで固定間隔を短くする。図3(a)は、光ファイ
バ2を4回折り返して2.5巻(5本)のループ2aを
形成した場合である。上記光ファイバ2の各折り返し点
は、所定の長さを有する固定部材5を用いて接着剤によ
り壁面に固定する。また、図3(b)は、ひび割れ4の
両側にそれぞれ2個の固定部材5を設け、この固定部材
5に光ファイバ2を巻き付けて2.5巻(5本)のルー
プ2aを形成した場合の例を示したものである。上記光
ファイバ2は、固定部材5に巻き付ける所で接着剤によ
り固定する。上記のように光ファイバ2を折り返して
2.5巻(5本)のループ2aを形成した場合には、例
えば光ファイバ2の距離分解能が2mであっても、ひび
割れ4に対する光ファイバ2の固定間隔を1/5の40
cmとすることができる。
【0024】また、ひび割れ4が複数ある場合は、次の
ひび割れ4との間の光ファイバ2に緩み、つまり、あそ
び部を設け、各ひび割れ4部分における光ファイバ2の
張力が互いに影響しないようにしている。
【0025】そして、上記光ファイバ2の始端部には、
例えば光ファイバ損失分布測定器(OTDR:Optical
Time Domain Reflectometry)や歪み分布測定器(BO
TDR:Brillouin Optical Time Domain Reflectometr
y)等の歪み計測器6が接続され、光ファイバ2の末端
には終端処理用ループ(図示せず)が設けられる。上記
歪み計測器6は、例えばトンネルの外部、すなわち遠隔
地点において、光ファイバ2に接続される。また、上記
歪み計測器6の計測結果は、演算処理装置7に入力され
る。この演算処理装置7は、歪み計測器6の計測値から
上記ひび割れ4の幅を求めるためのもので、その詳細に
ついては後述する。
【0026】次に上記歪み計測器6として用いられる歪
み分布測定器(BOTDR)について説明する。この歪
み分布測定器(BOTDR)は、光ファイバの散乱光を
分析することにより、光ファイバにかかる歪み量を計測
するもので、後方ブリルアン散乱光の周波数シフト、す
なわち入射光の光周波数からブリルアン散乱光スペクト
ルの中心周波数を引いた値が光ファイバに加わった引張
り応力、すなわちそれと等価な引張り応力による相対伸
びである光ファイバの伸び歪みと共に変化することに着
目し、ブリルアン周波数シフトの変化量から、光ファイ
バ(あるいは光ケーブル)の歪み分布を測定している。
【0027】上記歪み分布測定器(BOTDR)は、光
ファイバの片端からパルスを入射し、該光ファイバ内で
生じるブリルアン散乱光及びレーリー散乱光の後方散乱
光をコヒーレント検波方法により好感度に検知する。こ
のとき、散乱光の光波と光ファイバ中の音波との相互作
用により入射したパルス光の光周波数に対して上方及び
下方にシフトしたブリルアン散乱光が検知されることを
利用し、ブリルアン散乱光の周波数シフト分布から光フ
ァイバの歪み分布を測定する。
【0028】図4は、歪み分布測定器(BOTDR)1
0の基本構成を示す図である。光源11から発光した光
周波数νのCW光は、光周波数シフタ12によりΔνの
周波数シフトを受け、光周波数ν+Δνのパルス光とし
て被測定光ファイバ13の片端から入射される。このパ
ルス光の入射により光ファイバ13内で散乱光が発生す
る。この散乱光のうち、後方散乱光が光周波数νのCW
光(ローカル光)と合波され、検波器14へ入射され
る。
【0029】ブリルアン散乱光の周波数は、入射パルス
光に対してブリルアン周波数シフトνB だけシフトする
ため、光周波数シフタ12の周波数シフト量ΔνをνB
にすることにより、後方散乱光に含まれるブリルアン後
方散乱光のみを検知することができる。
【0030】上記光周波数シフタ12の周波数シフト量
を変化さながら繰り返し測定を行なうことにより、光フ
ァイバの長手方向の各位置におけるブリルアンスペクト
ル、すなわちブリルアン周波数シフトνB の分布を測定
することができる。ブリルアン周波数シフトνB は、光
ファイバに生じた歪みに比例して変化する。その関係を
次式(1)に示す。
【0031】 ν(ε)=νB (0)×(1+K×ε) ・・・(1) ν(ε):実測のブリルアンスペクトルの最大レベルの
周波数 νB (0):光ファイバの固有ブリルアン周波数シフト
(ゼロ歪みの周波数) K:歪み係数 ε:歪み量(%) 上記歪み分布測定器10等の歪み計測器6によりひび割
れ監視区間における光ファイバの歪みを計測し、その計
測値を演算処理装置7に入力する。この演算処理装置7
は、例えば図5に示すようにCPU(中央処理装置)2
1、入力装置22、記憶装置23、表示装置24等から
なっている。なお、必要に応じて演算結果等を印刷する
プリンタ(図示せず)を設けても良い。上記記憶装置2
3には、初期歪み用メモリ25、初期ひび割れ幅用メモ
リ26、歪/幅テーブル(歪み変化とひび割れ幅変化対
応テーブル)27、データメモリ28等の各種メモリが
設けられている。
【0032】上記初期歪み用メモリ25には、光ファイ
バ2を設置した際の各ひび割れ4に対する光ファイバ歪
み(初期歪み)を歪み計測器6で計測して記憶させ、初
期ひび割れ幅用メモリ26には各ひび割れ4に対する初
期ひび割れ幅を計測して記憶させる。また、歪/幅テー
ブル27には、予め計測しておいた光ファイバ歪み値変
化量とひび割れ幅変化量との対応関係を記憶させる。
【0033】図6は予め計測した光ファイバ歪み値変化
量(με)とひび割れ幅変化量(mm)との関係の一例
をグラフで示し、図7は計測データの一部を数値で示し
たものである。なお、図6中の直線は、上記計測データ
を直線近似したものである。上記図6、図7に示すよう
な計測値を演算処理装置7のCPU21に入力し、この
CPU21で例えば計測値から光ファイバ歪み値変化量
(με)とひび割れ幅変化量(mm)との関係を例えば
直線近似した変換テーブルを作成し、記憶装置23に歪
/幅テーブル27として記憶する。この結果、ひび割れ
幅変化量をy、光ファイバ歪み値変化量をXとすると、
ひび割れ幅変化量yは、 y=aX の式で求めることが可能となる。なお、上式における
「a」は、ひび割れ幅変化量と光ファイバ歪み値変化量
との関係を示す係数である。
【0034】次に上記実施形態における演算処理装置7
の動作を図8に示すフローチャートを参照して説明す
る。演算処理装置7におけるCPU21は、まず、処理
番号N(計測位置を示す)を設定して(ステップA
1)、歪み計測器6により各ひび割れ監視区間における
光ファイバ2の歪みを計測し(ステップA2)、処理番
号に対応した光ファイバ2上の位置XN ,初期歪み値ε
N0 ,及び初期ひび割れ幅gN0を取得する(ステップA
3)。次いで、ひび割れ位置に対応する歪み値εN を取
得し(ステップA4)、この歪み値εN から初期歪み値
εN0 を減算して歪み変化量ΔεN を取得する(ステッ
プA5)。次に、CPU21は、上記歪み変化量ΔεN
を予め歪/幅テーブル27に記憶させておいた「歪とひ
び割れ幅との関係」に代入し、ひび割れ幅変化量ΔgN
を取得する(ステップA6)。このひび割れ幅変化量Δ
Nにひび割れ幅の初期値gN0 を加算して現在のひび割
れ幅(推定値)gN を得る(ステップA7)。このひび
割れ幅gN を時刻tとの対応を取り、データg(N,
t)としてデータメモリ28に保存する(ステップA
8)。
【0035】そして、上記ひび割れ幅g(N,t)及びそ
のひび割れ幅変化率(g(N,t)-g(N,t-1))を基準
ひび割れ幅gA ,及び基準ひび割れ幅変化率ΔgA と比
較して、基準値以上になるかを評価する(ステップA
9)。すなわち、 g(N,t)> gA g(N,t)-g(N,t-1)> ΔgA 但し、「t−1」は、1回前あるいは一定期間前を意味
する。
【0036】の比較処理を行なって、ひび割れ幅g(N,
t)が基準値gA 以上であるか、また、そのひび割れ幅
変化率が基準ひび割れ幅変化率ΔgA 以上であるかを評
価する。
【0037】上記の評価を行なった結果、ひび割れ幅g
(N,t)及びそのひび割れ幅変化率が基準値以上でなけ
れば、位置を変更、すなわちNの値を変更して上記と同
様の処理を実行する(ステップA10)。そして、計測
処理を終了した後は、計測結果を表示装置24に表示
し、必要に応じて印刷する。
【0038】また、上記ステップA9で評価を行なった
結果、ひび割れ幅g(N,t)及び、ひび割れ幅変化率の
一方あるいは両方が基準値以上であった場合は、警報を
発すると共に警報を示すメッセージ及び計測値を表示装
置24上に表示する(ステップA11)。この場合、更
に、危険を示す情報を演算処理装置7から有線あるいは
無線等で監視センターに送信するようにしても良い。
【0039】なお、上記歪み計測器6及び演算処理装置
7は、光ファイバ2に常時接続しておいても良いが、例
えば定期点検の際に光ファイバ2に接続してひび割れ幅
を検知するようにしても良い。
【0040】上記のように歪み計測器6の計測結果を演
算処理装置7に入力し、予め計測して歪/幅テーブル2
7に記憶させておいた歪とひび割れ幅との関係からひび
割れ幅を求めることにより、ひび割れ幅を高精度で検知
することができる。
【0041】(第2実施形態)次に本発明の第2実施形
態について説明する。この第2実施形態は、図9に示す
ようにトンネル覆工3の内壁面を例えば繊維シート等の
補強材31により補強した場合において、補強材31の
剥離を光ファイバ2を利用して検知する場合の例につい
て示したものである。
【0042】トンネル覆工3の内壁面を補強材31によ
り補強する際、ひび割れ4の位置を確認しておき、補強
終了後、補強材31の表面上に上記ひび割れ4と直交す
る方向に光ファイバ2を配設し、2点を固定部材5で接
着固定する。この場合、光ファイバ2は、ひび割れ4の
上に一方の固定端が位置するように例えば直径が60m
m程度の固定部材5を用いて接着固定する。上記光ファ
イバ2の固定部分の間は緩みのない程度の張力をかけ、
その固定間隔は光ファイバ2の距離分解能に応じて設定
する。光ファイバ2の距離分解能が長い場合には、上記
図3に示したように折り返して固定することで固定間隔
を短くする。また、上記光ファイバ2は、他の補強部分
においても同様にひび割れ4の上に一方の固定端が位置
するように固定部材5により固定される。
【0043】そして、上記光ファイバ2の始端部には、
剥離監視位置における光ファイバ2の歪みを計測する歪
み計測器6、演算処理装置7が接続され、光ファイバ2
の末端には終端処理用ループ(図示せず)が設けられ
る。
【0044】上記の構成において、トンネル1が変形し
てひび割れ4の幅が広くなる際、図10に矢印で示すよ
うに補強材31に引張り歪みが発生し、それに伴って光
ファイバ2に引張り歪みが発生する。この光ファイバ2
の引張り歪みは、歪み計測器6にて計測され、その計測
値が演算処理装置7に入力される。
【0045】その後、トンネル1の変形が進み、ひび割
れ4の幅が広くなるに伴って光ファイバ2の引張り歪み
が増大し、やがて図11に示すように補強材31がトン
ネル覆工3の内壁面から剥離する。補強材31がトンネ
ル覆工3の内壁面から剥離すると、剥離開始位置、すな
わち、ひび割れ4の位置にある固定部材5が補強材31
と一緒に壁面から浮くために光ファイバ2の張力が減少
して見かけ上、圧縮歪みが発生する。従って、歪み計測
器6により計測された光ファイバ2の歪みを演算処理装
置7でメモリに記憶し、常時あるいは予め設定された一
定時間毎に前回計測した歪と今回計測した歪とを比較
し、引張り歪みから圧縮歪みに変化した位置を検知する
ことにより、補強材31が剥離した位置を検知すること
ができる。
【0046】図12は、大型トンネルをモデルとして、
補強材31の剥離に伴う光ファイバ2の歪分布の変化状
態を示したもので、横軸に光ファイバの位置(mm)を
とり、縦軸に光ファイバ歪み(με)をとって示した。
図12(a)は、補強材31が剥離する前における光フ
ァイバ2の歪み発生状態を示したもので、ひび割れ4が
発生している位置に大きな引張り歪みが発生している。
図12(b)は、補強材31が壁面から剥離したときの
光ファイバ2の歪み発生状態を示したもので、剥離した
位置に大きな圧縮歪みが発生している。
【0047】上記のように補強材31がトンネル覆工3
の内壁面から剥離すると、剥離開始位置にある固定部材
5が補強材31と一緒に壁面から浮くために光ファイバ
2の張力が減少して見かけ上圧縮歪みが発生するので、
引張り歪みから圧縮歪みに変化した位置を演算処理装置
7にて検知することにより、補強材31が剥離した位置
を確実に検知することができる。また、光ファイバの引
張り歪みから圧縮歪みに変化する点を検出するようにし
ているので、補強材31として導電性のものを使用する
ことなく補強材31の剥離を検出でき、電気設備が設置
される鉄道トンネル等においても安全に使用することが
できる。
【0048】上記演算処理装置7の検知結果は、第1実
施形態と同様に表示装置に表示し、必要に応じて印刷す
る。また、演算処理装置7が補強材31の剥離を検知し
た場合、警報を発すると共に、補強材31が剥離した位
置情報を表示装置24に表示する。この場合、更に、上
記補強材31が剥離したことを示す危険情報を演算処理
装置7から有線あるいは無線等で監視センターに送信す
るようにしても良い。
【0049】なお、上記歪み計測器6及び演算処理装置
7は、光ファイバ2に常時接続しておいても良いが、例
えば定期点検の際に光ファイバ2に接続して補強材31
の剥離を検知するようにしても良い。
【0050】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ト
ンネル内にひび割れ幅を検知するための光ファイバを設
置し、この光ファイバの歪みを歪み計測器で計測して演
算処理装置に入力し、予め計測して歪/幅テーブルに記
憶させておいた歪みとひび割れ幅との関係からひび割れ
幅を求めるようにしたので、ひび割れ幅を高精度で求め
ることができる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るトンネルひび割れ検
知装置の構成を示す図。
【図2】同実施形態における光ファイバの敷設状態を示
す図。
【図3】同実施形態におけるひび割れに対する光ファイ
バのループ装着例を示す図。
【図4】同実施形態における歪み分布測定器(BOTD
R)の基本構成を示す図。
【図5】同実施形態における演算処理装置の構成例を示
すブロック図。
【図6】同実施形態における予め計測した光ファイバ歪
み値変化量とひび割れ幅値変化量との関係を示すグラ
フ。
【図7】同実施形態における予め計測した光ファイバ歪
み値変化量とひび割れ幅値変化量との関係を数値データ
で示す図。
【図8】同実施形態における演算処理装置の動作を示す
フローチャート。
【図9】本発明の第2実施形態に係るトンネル補強材剥
離検装置の光ファイバの敷設状態を示す図。
【図10】同実施形態における補強材が剥離する前の引
張り歪み発生状態を示す図。
【図11】同実施形態における補強材が壁面から剥離し
たときの圧縮歪み状態を示す図。
【図12】(a)は同実施形態における補強材が剥離す
る前における光ファイバの引張り歪み発生状態を示す
図、(b)は補強材が壁面から剥離したときの光ファイ
バの圧縮歪み発生状態を示す図。
【符号の説明】
1 トンネル 2 光ファイバ 3 トンネル覆工 4 ひび割れ 5 固定部材 6 歪み計測器 7 演算処理装置 10 歪み分布測定器 11 光源 12 光周波数シフタ 13 被測定光ファイバ 14 検波器 21 CPU 22 入力装置 23 記憶装置 24 表示装置 25 初期歪み用メモリ 26 初期ひび割れ幅用メモリ 27 歪/幅テーブル 28 データメモリ 31 補強材
フロントページの続き (72)発明者 紀 博徳 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 井上 好章 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三菱重工業株式会社長崎研究所内 (56)参考文献 特開2001−50718(JP,A) 特開 平11−325822(JP,A) 特開2001−59797(JP,A) 特開2000−275018(JP,A) 特開 平10−62212(JP,A) 特開 平8−145630(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/16 G01B 11/02 G01M 11/00 E21D 11/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル内のひび割れをまたぐように、
    かつ緩みがないように光ファイバを壁面に固定し、ひび
    割れ監視区間における前記光ファイバの歪みを歪み計測
    器にて計測し、その計測値と前記光ファイバの設置時に
    おける初期歪みとの差から歪み変化量を求め、この歪み
    変化量により予め計測しておいた歪み変化量とひび割れ
    幅変化量の対応テーブルを参照してひび割れ幅変化量を
    求めることを特徴とするトンネルひび割れ検知方法。
  2. 【請求項2】 トンネル内のひび割れをまたぐように、
    かつ緩みがないように光ファイバを壁面に固定し、ひび
    割れ監視区間における前記光ファイバの歪みを歪み計測
    器にて計測し、その計測値と前記光ファイバの設置時に
    おける初期歪みとの差から歪み変化量を求め、この歪み
    変化量により予め計測しておいた歪み変化量とひび割れ
    幅変化量の対応テーブルを参照してひび割れ幅変化量を
    求めると共に、このひび割れ幅変化量に初期ひび割れ幅
    を加算して現在のひび割れ幅を算出することを特徴とす
    るトンネルひび割れ検知方法。
  3. 【請求項3】 トンネル内のひび割れをまたぐように、
    かつ緩みがないように光ファイバを壁面に固定する固定
    手段と、ひび割れ監視区間における前記光ファイバの歪
    みを計測する歪み計測器と、この歪み計測器で計測され
    た値と前記光ファイバの設置時における初期歪みとの差
    から歪み変化量を求める手段と、この手段で求めた歪み
    変化量により予め計測しておいた歪み変化量とひび割れ
    幅変化量の対応テーブルを参照してひび割れ幅変化量を
    求める手段とを具備したことを特徴とするトンネルひび
    割れ検知装置。
  4. 【請求項4】 トンネル内のひび割れをまたぐように、
    かつ緩みがないように光ファイバを壁面に固定する固定
    手段と、ひび割れ監視区間における前記光ファイバの歪
    みを計測する歪み計測器と、この歪み計測器で計測され
    た値と前記光ファイバの設置時における初期歪みとの差
    から歪み変化量を求める手段と、この手段で求めた歪み
    変化量により予め計測しておいた歪み変化量とひび割れ
    幅変化量の対応テーブルを参照してひび割れ幅変化量を
    求める手段と、前記ひび割れ幅変化量から求まるひび割
    れ幅変化率を基準値と比較し、ひび割れ幅変化率が基準
    値以上となった場合に警報を発する警報手段とを具備し
    たことを特徴とするトンネルひび割れ検知装置。
  5. 【請求項5】 トンネル内のひび割れをまたぐように、
    かつ緩みがないように光ファイバを壁面に固定する固定
    手段と、ひび割れ監視区間における前記光ファイバの歪
    みを計測する歪み計測器と、この歪み計測器で計測され
    た値と前記光ファイバの設置時における初期歪みとの差
    から歪み変化量を求める手段と、この手段で求めた歪み
    変化量により予め計測しておいた歪み変化量とひび割れ
    幅変化量の対応テーブルを参照してひび割れ幅変化量を
    求めると共に、このひび割れ幅変化量に初期ひび割れ幅
    を加算して現在のひび割れ幅を算出するひび割れ幅算出
    手段とを具備したことを特徴とするトンネルひび割れ検
    知装置。
  6. 【請求項6】 トンネル内のひび割れをまたぐように、
    かつ緩みがないように光ファイバを壁面に固定する固定
    手段と、ひび割れ監視区間における前記光ファイバの歪
    みを計測する歪み計測器と、この歪み計測器で計測され
    た値と前記光ファイバの設置時における初期歪みとの差
    から歪み変化量を求める手段と、この手段で求めた歪み
    変化量により予め計測しておいた歪み変化量とひび割れ
    幅変化量の対応テーブルを参照してひび割れ幅変化量を
    求めると共に、このひび割れ幅変化量に初期ひび割れ幅
    を加算して現在のひび割れ幅を算出するひび割れ幅算出
    手段と、このひび割れ幅算出手段により算出された現在
    ひび割れ幅と基準値とを比較し、現在ひび割れ幅が基準
    値以上となった場合に警報を発することを特徴とする警
    報手段とを具備したことを特徴とするトンネルひび割れ
    検知装置。
  7. 【請求項7】 前記固定手段は、光ファイバを複数回折
    り返して固定することを特徴とする請求項3、4、5又
    は6記載のトンネルひび割れ検知装置。
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