JP3533372B2 - 電気調理器 - Google Patents

電気調理器

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JP3533372B2
JP3533372B2 JP2000385222A JP2000385222A JP3533372B2 JP 3533372 B2 JP3533372 B2 JP 3533372B2 JP 2000385222 A JP2000385222 A JP 2000385222A JP 2000385222 A JP2000385222 A JP 2000385222A JP 3533372 B2 JP3533372 B2 JP 3533372B2
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博昭 辻井
隆三 右田
彰夫 中村
隆平 橋詰
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器、電磁調理
器および製パン器等の電気調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気調理器は、加熱手段等の負
荷部品を動作させることにより、予め設定されたプログ
ラムに従って所定の調理を実行するものである。また、
近年の電気調理器は、調理の開始時刻または終了時刻を
設定し、希望の時刻に調理が完了するようにした予約機
能を備えている。この予約機能としては、ユーザが設定
した予約内容を記憶し、次に予約機能を実行した当初に
は、その記憶した前回の予約内容を表示することによ
り、予約設定に係る操作性の向上を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
気調理器では、ユーザが前回の予約内容を確実に記憶し
ていないことが多いため、記憶違いにより異なる予約内
容で予約炊飯を実行する場合がある。この問題は、例え
ば、午前か午後かが異なるだけで時刻は同一である場合
に顕著に現れる。即ち、ユーザは、外出する際に慌ただ
しく準備する際に、予約画面では時刻だけを確認し、午
前か午後かを確認しない場合が多いため、希望の時刻に
調理が完了していないという不都合が生じる。
【0004】そこで、本発明では、待機状態で記憶した
予約内容を判別しやすく、また、予約設定が容易な電気
調理器を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の電気調理器は、複数のスイッチを配設した
操作パネルと、時刻や調理内容等を表示する表示パネル
と、加熱手段等の負荷部品による調理の開始時刻または
終了時刻を設定し、その予約内容を記憶して次の予約設
定時に記憶した予約内容を前記表示パネルに表示すると
ともに新たな予約時刻を設定可能とした予約機能とを備
えた電気調理器において、記憶した予約内容を意味する
記憶内容表示部を設け、調理機能および前記予約機能の
いずれも実行されていない待機状態で、前記記憶内容表
示部を表示させるとともに、前記予約機能の予約時刻を
2以上の時間帯に区分けし、この予約機能では、指定さ
れている時間帯の範囲内のみ予約時刻を変更可能とした
ものである。
【0006】前記電気調理器によれば、調理機能および
予約機能のいずれも実行していない待機状態で、予約機
能の記憶した内容を意味する記憶内容表示部を表示させ
るため、ユーザが慌ただしく準備する際に、記憶内容を
容易に判断することができる。そのため、異なる予約時
間で予約調理を設定する不都合を抑制できる。また、前
記予約機能は、予約時刻を2以上の時間帯に区分けし、
指定した時間帯の範囲内のみ予約時刻を変更可能として
いるため、ユーザが希望する予約時刻を越えた際に、短
時間で時刻の修正ができる。
【0007】前記電気調理器では、前記記憶内容表示部
の表示を、区分けした時間帯に対応するマークとするこ
とが好ましい。この場合、前記予約時刻の時間帯の区分
けは、少なくとも朝と晩であることが好ましい。このよ
うにすれば、例えば、午前と午後の表示を設け、1日を
12時間で表示する際に、午前と午後の表示を確認し忘
れることにより、生じる誤予約を抑制できる。
【0008】また、前記予約機能は、時間帯を区分けし
た1組の予約設定を2以上記憶でき、前記操作パネルに
各予約設定を直接選択する2以上の予約スイッチを設け
るとともに、各予約設定に前記記憶内容表示部を設ける
ことが好ましい。このようにすれば、ユーザが2通りの
予約が可能であることを容易に判別できる。また、1つ
の予約設定を朝、他の予約設定を晩とすることにより、
直接的に朝と晩のいずれかに予約設定できるため、利便
性の向上を図ることができる。
【0009】さらに、前記予約機能は、1組の予約設定
において、区分けした時間帯毎にその予約内容を記憶す
ることが好ましい。この場合、前記予約スイッチを操作
すると、区分けした時間帯において、前回設定した時間
帯を最初に表示することが好ましい。また、前記予約ス
イッチを複数回操作すると、その操作の度に区分けした
時間帯を変更することが好ましい。
【0010】これらのようにすれば、それぞれの時間帯
毎に複数の設定内容を記憶できるうえ、操作性の向上を
図ることができる。また、何らかの原因で予約時刻を変
更する必要がある場合、普段、頻繁に使用する予約時刻
を変更することなく、新たな予約を行うことができる。
【0011】そして、前記予約機能を確定すると、2以
上の予約設定のうち対応する予約スイッチを点灯または
点滅させ、ユーザが予約設定状況を容易に確認できるよ
うにすることが好ましい。
【0012】しかも、前記操作パネルに、時刻を増加す
るためのスイッチと、減少させるためのスイッチを設
け、希望時刻を越えた際に、より短時間で時刻の修正が
できるようにすることが好ましい。
【0013】また、前記操作パネルのスイッチを操作す
ると、次に操作する必要があるスイッチを点灯または点
滅させ、ユーザの操作性を向上することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、本発明の電気調理器である
第1実施形態の炊飯器1を示す。この炊飯器1は、内鍋
2と、該内鍋2を収容する本体5と、該本体5に回動可
能に取り付けられる蓋体10とからなる。
【0015】前記内鍋2は、熱伝導率が高いアルミ等か
らなる鍋母材の外面に、後述する誘導加熱コイル8への
高周波電流の通電時に生じる渦電流によって電磁誘導加
熱される強磁性材料をコーティングや接合等を施したも
のである。この内鍋2の内壁には、ユーザが炊飯するカ
ップ数に対応する水位線3が設けられている。本実施形
態では、各水位線3の横に、そのカップ数、および、そ
のカップ数で茶碗に装うことができる杯数の表記4が刻
設され、普段炊飯セットを行わない父親や子供でも、炊
飯する必要がある容量を容易に確認できるように構成し
ている。
【0016】前記本体5は、有底筒形状をなす胴体6の
内部に、前記内鍋2を収容する非導電性材料からなる保
護枠7を備えている。これら胴体6と保護枠7との間に
は、誘導加熱コイル8、内鍋用温度センサ9およびマイ
コン33を実装した制御基板32が配設された周知の構
成である。
【0017】前記蓋体10は、前記内鍋2および本体5
の開口部を開放可能に閉塞するもので、内鍋2の側に放
熱板11、蓋ヒータ12および内蓋13が配設されてい
る。そして、蓋体10の内部には、蓋体用温度センサ1
4が配設された周知の構成である。
【0018】前記本体5の正面には、図2に示す操作パ
ネル15が配設されている。この操作パネル15は、中
央に配設された液晶表示方式の表示パネル16の周り
に、炊飯条件を入力するための複数のスイッチの操作部
22〜31が配設されている。
【0019】前記表示パネル16は、後述するマイコン
33が内蔵したドライバによって表示するセグメント表
示方式のもので、ユーザがスイッチの操作部22〜31
を操作することによる設定状態等を意味する表示部17
〜21を備えている。本実施形態の表示パネル16に
は、24時間の時刻表示を可能とした数値表示部17、
保温時刻等の単位を表す時間表示部18、炊飯残時間等
の単位を表す分表示部19、炊飯メニュー等を意味する
「白米」、「分づき米」、「玄米」、「おかゆ」、「炊
きこみ」、「おこわ」、「クリーニング」、「ふつ
う」、「やわらかめ」、「かため」、「すしめし」、
「急速」、「洗米」、「無洗米」というメニュー表示部
20が設けられている。また、本実施形態では、2組の
予約設定を記憶できるようにしており、それぞれの記憶
した予約内容を意味する記憶内容表示部21A,21B
が設けられている。この記憶内容表示部21A,21B
は、予約1または予約2の記憶内容であることを意味す
る枠の内部に、区分けした時間帯である朝、昼、晩を意
味するマーク21a,21b,21cが設けられてい
る。
【0020】前記スイッチの操作部としては、とりけし
スイッチの操作部22、予約1スイッチの操作部23、
予約2スイッチの操作部24、メニュースイッチの操作
部25、△スイッチの操作部26、▽スイッチの操作部
27、炊飯スイッチの操作部28、保温スイッチの操作
部29、無洗米選択スイッチの操作部30、および、タ
ッチパネルスイッチの操作部31が設けられている。ま
た、これら各操作部22〜31の背部には、図示しない
LEDが配設され、これら操作部22〜31を点灯また
は点滅表示できるようにしている。
【0021】ここで、前記とりけしスイッチは、炊飯機
能および予約機能を含む全ての動作が終了した待機状態
とするものである。前記予約1スイッチは、予約機能の
予約1設定状態に直接移行させるもので、前記記憶内容
表示Aに略上下に対応するように設けられている。前記
予約2スイッチは、予約機能の予約2設定状態に直接移
行させるもので、前記記憶内容表示Bに略上下に対応す
るように設けられている。前記メニュースイッチは、炊
飯メニューや予約炊飯メニューを希望の設定に選択する
ものである。前記△スイッチは、現在時刻や予約時刻を
10分単位で増加させるものである。前記▽スイッチ
は、現在時刻や予約時刻を10分単位で減少させるもの
である。前記炊飯スイッチは、予約炊飯機能を含む炊飯
設定を確定して実行するとともに、保温機能の実行中に
は再加熱機能を実行するものである。前記保温スイッチ
は、保温機能およびおやすみ保温機能のいずれかに順次
変更して実行するものである。前記無洗米選択スイッチ
は、炊飯する米が無洗米であるか否かを設定するもので
ある。前記タッチパネルスイッチは、外観の向上、摩耗
による損傷の防止を図るもので、例えば製造メーカ等の
会社ロゴを刻設した金属製パネルであり、本実施形態で
は前記表示パネル16のバックライトを所定時間点灯さ
せるものである。なお、タッチパネルスイッチの操作に
よって実行する制御は希望に応じて変更が可能である。
【0022】前記制御基板32に実装したマイコン33
は、記憶されたプログラムに従って、予熱、炊飯(中ぱ
っぱ)、むらし、及び保温の各工程を順次実行して炊飯
動作を行うとともに、前記温度センサ9,14等からの
入力に応じて、従来と同様に、前記誘導加熱コイル8を
制御するものである。
【0023】また、本実施形態では、予約炊飯機能とし
て、ユーザが希望する炊き上がり時刻(終了時刻)を2
種記憶し、炊飯機能および予約機能を含む全ての動作が
終了した待機状態では、その記憶内容を、区分けした時
間帯のマーク21a,21b,21cとして表示する構
成としている。具体的には、午前4時から午前10時5
0分を朝の時間帯、午前11時から午後3時50分(1
5時50分)を昼の時間帯、午後4時(16時)から午
前3時50分を晩の時間帯として区分けしている。
【0024】次に、前記炊飯器1の操作パネル15の各
スイッチを操作することによるマイコン33の制御につ
いて説明する。まず、ユーザが炊飯器1の接続コードを
商用電源に差し込んで接続すると、マイコン33は、自
身の起動処理を実行した後、いずれかのスイッチが操作
されるまで待機する。そして、いずれかのスイッチが操
作されると、そのスイッチに応じた検出処理を実行す
る。
【0025】まず、とりけしスイッチの操作を検出した
場合について説明する。マイコン33は、とりけしスイ
ッチの操作を検出すると、図3に示すように、まず、ス
テップS1−1で、待機状態であるか否かを検出する。
そして、待機状態でない場合にはステップS1−2に進
み、割込取消処理を実行した後、ステップS1−3に進
む。一方、待機状態である場合には、そのままステップ
S1−3に進む。
【0026】ステップS1−3では、炊飯機能および予
約機能を含む全ての動作が終了し、ユーザがいずれのス
イッチの操作もしていない待機状態画面を表示した後、
ステップS1−4で、点灯中および点滅中のスイッチの
操作部22〜31を消灯してリターンする。
【0027】ここで、前記待機状態画面では、図4に示
すように、前回、通常の炊飯を行った際のメニュー設定
と、前回、予約1のスイッチを操作することによって時
刻を指定する予約炊飯を行った際の時間帯を示すマーク
21aと、前回、予約2のスイッチを操作することによ
って時刻を指定する予約炊飯を行った際の時間帯を示す
マーク21cと、現在時刻が表示され、この現在時刻が
カウントされている。
【0028】次に、予約1スイッチの操作を検出した場
合について説明する。マイコン33は、予約1スイッチ
の操作を検出すると、図5に示すように、ステップS2
−1で、待機状態であるか否かを検出する。そして、待
機状態である場合にはステップS2−2に進み、記憶し
ている予約1の設定内容を読み込み、ステップS2−3
で、予約1の設定画面を表示した後、ステップS2−4
で、次に操作する必要があるスイッチの操作部25,2
6,27,28を点滅させてリターンする。
【0029】また、ステップS2−1で待機状態でない
場合にはステップS2−5に進み、予約2の設定状態で
あるか否かを検出する。そして、予約2の設定状態であ
る場合には、前記と同様にステップS2−2、ステップ
S2−3およびステップS2−4を実行してリターンす
る。一方、予約2の設定状態でない場合にはステップS
2−6に進み、操作エラーの状態をユーザに知らせるエ
ラー音を報知してリターンする。
【0030】ここで、前記予約1の設定画面では、図6
に示すように、前回、予約1のスイッチを操作すること
によって予約炊飯を行った際の設定が表示される。な
お、この図6中、ハッチングを付した部分は点灯または
点滅している部分である。具体的には、表示パネル16
は、図示しないバックライト装置を動作させて点灯され
ている。また、予約炊飯メニューを変更するためのメニ
ュースイッチの操作部25、予約炊飯設定を確定するた
めに操作する必要がある時刻合わせの△スイッチおよび
▽スイッチの操作部26,27、予約炊飯設定を確定し
て実行するための炊飯スイッチの操作部28は、それぞ
れ点滅されている。
【0031】次に、予約2スイッチの操作を検出した場
合について説明する。マイコン33は、予約2スイッチ
の操作を検出すると、図7に示すように、ステップS3
−1で、待機状態であるか否かを検出する。そして、待
機状態である場合にはステップS3−2に進み、記憶し
ている予約2の設定内容を読み込み、ステップS3−3
で、予約2の設定画面を表示した後、ステップS3−4
で、次に操作する必要があるスイッチの操作部25,2
6,27,28を点滅させてリターンする。
【0032】また、ステップS3−1で待機状態でない
場合にはステップS3−5に進み、予約1の設定状態で
あるか否かを検出する。そして、予約1の設定状態であ
る場合には、前記と同様にステップS3−2、ステップ
S3−3およびステップS3−4を実行してリターンす
る。一方、予約1の設定状態でない場合にはステップS
3−6に進み、操作エラーの状態をユーザに知らせるエ
ラー音を報知してリターンする。
【0033】ここで、前記予約2の設定画面では、図8
に示すように、前回、予約2のスイッチを操作すること
によって予約炊飯を行った際の設定が表示される。ま
た、前記と同様に、表示パネル16は、バックライト装
置により点灯されている。さらに、予約炊飯メニューを
変更するためのメニュースイッチの操作部25、予約炊
飯設定を確定するために操作する必要がある時刻合わせ
の△スイッチおよび▽スイッチの操作部26,27、予
約炊飯設定を確定して実行するための炊飯スイッチの操
作部28は、それぞれ点滅されている。
【0034】次に、メニュースイッチの操作を検出した
場合について説明する。マイコン33は、メニュースイ
ッチの操作を検出すると、図9に示すように、ステップ
S4−1で、待機状態であるか否かを検出する。そし
て、待機状態である場合にはステップS4−2に進み、
待機状態でない場合にはステップS4−4に進む。
【0035】ステップS4−2では、図10(A)に示
す炊飯メニュー変更画面を表示した後、ステップS4−
3で、次に操作する必要があるスイッチの操作部25,
28を点滅させてリターンする。
【0036】また、ステップS4−4では、予約設定状
態であるか否かを検出する。そして、例えば、図6に示
す予約設定状態である場合にはステップS4−5に進
み、図10(B)に示す予約炊飯メニュー変更画面を表
示してリターンする。一方、予約設定状態でない場合に
はステップS4−6に進み、操作エラーの状態をユーザ
に知らせるエラー音を報知してリターンする。
【0037】ここで、前記炊飯メニュー変更画面では、
図10(A)に示すように、無洗米選択スイッチによっ
て選択された洗米または無洗米の文字を除く、メニュー
表示部20の全ての文字が表示されている。そして、現
在、選択されているメニューのみが点滅し、他の選択可
能なメニューが点灯されている。また、表示パネル16
は、図示しないバックライト装置により点灯されてい
る。さらに、炊飯設定を確定するために操作する必要が
ある炊飯メニューを変更するためのメニュースイッチの
操作部25、予約炊飯設定を確定して実行するための炊
飯スイッチの操作部28は、それぞれ点滅されている。
【0038】また、前記予約炊飯メニュー変更画面で
は、図10(B)に示すように、無洗米選択スイッチに
よって選択された洗米または無洗米の文字と、予約炊飯
を行うことができないメニューを除く、メニュー表示部
20の文字が表示されている。そして、現在、選択され
ているメニューのみが点滅し、他の選択可能なメニュー
が点灯されている。ここで、予約炊飯できないメニュー
は、「炊きこみ」、「おこわ」、「クリーニング」、
「急速」である。また、表示パネル16は、バックライ
ト装置により点灯されている。さらに、先の予約スイッ
チの操作により、メニュースイッチの操作部25、△ス
イッチおよび▽スイッチの操作部26,27、炊飯スイ
ッチの操作部28は、それぞれ点滅されている。
【0039】なお、通常の炊飯メニューおよび予約炊飯
メニューの表示方法は、種々の変更が可能である。例え
ば、現在、選択されているメニューのみを表示し、メニ
ュースイッチを操作する度に選択されたメニューが表示
されるようにしてもよい。
【0040】次に、△スイッチの操作を検出した場合に
ついて説明する。マイコン33は、△スイッチの操作を
検出すると、図11に示すように、ステップS5−1
で、待機状態であるか否かを検出する。そして、待機状
態である場合にはステップS5−2に進み、現在時刻の
インクリメント(増加)処理を実行してリターンする。
一方、待機状態でない場合にはステップS5−3に進
む。
【0041】ステップS5−3では、予約設定状態であ
るか否かを検出する。そして、予約設定状態である場合
にはステップS5−4に進み、予約時刻のインクリメン
ト処理を実行してリターンする。一方、予約設定状態で
ない場合にはステップS5−5に進み、操作エラーの状
態をユーザに知らせるエラー音を報知してリターンす
る。
【0042】次に、▽スイッチの操作を検出した場合に
ついて説明する。マイコン33は、▽スイッチの操作を
検出すると、図12に示すように、ステップS6−1
で、待機状態であるか否かを検出する。そして、待機状
態である場合にはステップS6−2に進み、現在時刻の
デクリメント(減少)処理を実行してリターンする。一
方、待機状態でない場合にはステップS6−3に進む。
【0043】ステップS6−3では、予約設定状態であ
るか否かを検出する。そして、予約設定状態である場合
にはステップS6−4に進み、予約時刻のデクリメント
処理を実行してリターンする。一方、予約設定状態でな
い場合にはステップS6−5に進み、操作エラーの状態
をユーザに知らせるエラー音を報知してリターンする。
【0044】ここで、現在時刻のインクリメントまたは
デクリメント画面では、図13(A)に示すように、メ
ニュー表示部20は、前回、時刻を指定しない通常の炊
飯を行った際の設定が表示されている。また、前回、行
った予約1および予約2の設定内容が表示される。そし
て、現在時刻は、1分単位でインクリメントまたはデク
リメントされる。さらに、表示パネル16は、バックラ
イト装置により点灯されている。
【0045】また、予約時刻のインクリメントまたはデ
クリメント画面では、図13(B)に示すように、ユー
ザが操作した予約スイッチにより、前回、予約炊飯を行
った際の設定が表示されている。なお、図示では、ユー
ザが予約1のスイッチを操作した場合のみを示してい
る。そして、予約時刻は、10分単位でインクリメント
またはデクリメントされる。
【0046】この際、朝、昼の境界である10時50分
から11時00分にインクリメントされると、マーク2
1a,21b,21cは、朝マーク21aから昼マーク
21bに変わる。逆に、11時00分から10時50分
にデクリメントされると、マーク21a,21b,21
cは、昼マーク21bから朝マーク21aに変わる。ま
た、昼と晩の境界である15時50分から16時00分
にインクリメントされると、マーク21a,21b,2
1cは、昼マーク21bから晩マーク21cに変わる。
逆に、16時00分から15時50分にデクリメントさ
れると、マーク21a,21b,21cは、晩マーク2
1cから昼マーク21bに変わる。
【0047】さらに、予約時刻のインクリメントまたは
デクリメント画面では、表示パネル16は、バックライ
ト装置により点灯されている。また、先の予約スイッチ
の操作により、メニュースイッチの操作部25、△スイ
ッチおよび▽スイッチの操作部26,27、炊飯スイッ
チの操作部28は、それぞれ点滅されている。
【0048】次に、炊飯スイッチの操作を検出した場合
について説明する。マイコン33は、炊飯スイッチの操
作を検出すると、図14に示すように、ステップS7−
1で、待機状態であるか否かを検出する。そして、待機
状態でない場合にはステップS7−2に進み、待機状態
である場合にはステップS7−12に進む。
【0049】ステップS7−2では、予約設定状態であ
るか否かを検出する。そして、予約設定状態である場合
にはステップS7−3に進み、予約設定状態でない場合
にはステップS7−14に進む。
【0050】ステップS7−3では、予約設定が予約1
であるか否かを検出する。そして、予約1設定である場
合にはステップS7−4に進み、予約1設定でない場合
にはステップS7−7に進む。
【0051】ステップS7−4では、表示パネル16に
表示された予約1の設定内容を更新記憶し、ステップS
7−5で、点滅中のスイッチの操作部25,26,2
7,28を消灯させた後、ステップS7−6で、予約1
スイッチの操作部23を点灯(図15(A)参照)さ
せ、ステップS7−10に進む。
【0052】また、ステップS7−7では、表示パネル
16に表示された予約2の設定内容を更新記憶し、ステ
ップS7−8で、点滅中のスイッチの操作部25,2
6,27,28を消灯させた後、ステップS7−9で、
予約2スイッチの操作部24を点灯(図15(B)参
照)させ、ステップS7−10に進む。
【0053】ステップS7−10では、設定された炊き
上がり時刻から炊飯開始時刻を演算して設定して炊飯開
始時刻をカウントし、ステップS7−11で、炊飯開始
時刻になるまで待機する。なお、予約機能は、炊飯開始
時刻を設定するようにしてもとく、この場合、前記ステ
ップS7−10は不要である。
【0054】前記ステップS7−11が終了すると、ま
たは、前記ステップS7−1で待機状態である場合に
は、ステップS7−12で、従来と同様の炊飯処理を実
行する。この際、炊飯スイッチの操作部28を点灯させ
る。また、図15(A),(B)に示すように、いずれ
かの予約スイッチの操作部23,24が点灯している場
合には、そのスイッチを消灯させる。
【0055】前記ステップS7−12で炊飯処理が終了
すると、ステップS7−13で、従来と同様の保温処理
を実行する。そして、この保温処理が終了するとリター
ンする。
【0056】一方、前記ステップS7−2で、予約設定
状態でない場合には、ステップS7−14で、保温/お
やすみ保温状態であるか否かを検出する。そして、保温
/おやすみ保温状態である場合にはステップS7−15
に進み、従来と同様の再加熱処理を実行した後、ステッ
プS7−13に進む。一方、保温/おやすみ保温状態で
ない場合にはステップS7−16に進み、操作エラーの
状態をユーザに知らせるエラー音を報知してリターンす
る。
【0057】次に、保温/おやすみ保温スイッチの操作
を検出した場合について説明する。マイコン33は、保
温/おやすみ保温スイッチの操作を検出すると、従来と
同様に、図16に示すように、ステップS8−1で、待
機状態であるか否かを検出する。そして、待機状態であ
る場合にはステップS8−2に進み、保温処理を実行し
てリターンする。一方、待機状態でない場合にはステッ
プS8−3に進む。
【0058】ステップS8−3では、おやすみ保温状態
であるか否かを検出する。そして、おやすみ保温状態で
ある場合にはステップS8−2に進み、通常の保温処理
を実行してリターンする。一方、おやすみ保温状態でな
い場合にはステップS8−4に進む。
【0059】ステップS8−4では、通常の保温状態で
あるか否かを検出する。そして、通常の保温状態である
場合にはステップS8−5に進み、おやすみ保温処理を
実行してリターンする。一方、通常の保温状態でない場
合にはステップS8−6に進み、操作エラーの状態をユ
ーザに知らせるエラー音を報知してリターンする。
【0060】次に、無洗米選択スイッチの操作を検出し
た場合について説明する。マイコン33は、無洗米選択
スイッチの操作を検出すると、図17に示すように、ス
テップS9−1で、米の種類を変更可能な状態であるか
否かを検出する。そして、米種変更可能状態である場合
にはステップS9−2に進み、米種変更可能状態でない
場合にはステップS9−5に進む。ここで、前記米種変
更可能状態とは、待機状態、炊飯メニュー設定状態およ
び予約メニュー設定状態である。
【0061】ステップS9−2では、現在の設定が無洗
米であるか否かを検出する。そして、現設定が無洗米で
ある場合にはステップS9−3に進み、炊飯メニューを
洗米に変更してリターンする。一方、現設定が無洗米で
ない場合にはステップS9−4に進み、炊飯メニューを
無洗米に変更してリターンする。
【0062】また、ステップS9−5では、操作エラー
の状態をユーザに知らせるエラー音を報知してリターン
する。
【0063】次に、タッチパネルスイッチの操作を検出
した場合について説明する。マイコン33は、タッチパ
ネルスイッチの操作を検出すると、図18に示すよう
に、ステップS10−1で、バックライト装置により表
示パネル16を点灯させる。
【0064】ついで、ステップS10−2で、タイマを
リセットした後、ステップS10−3で、そのタイマを
スタートさせる。
【0065】そして、ステップS10−4で、タイマが
カウントアップするまで待機し、タイマがカウントアッ
プすると、ステップS10−5で、バックライト装置を
オフさせることにより表示パネル16を消灯してリター
ンする。
【0066】このように、本発明の炊飯器1では、炊飯
機能および予約機能のいずれも実行していない待機状態
で、予約機能の記憶した内容を意味する記憶内容表示部
21A,21Bを表示させるため、ユーザが慌ただしく
準備する際に、記憶内容を容易に判断することができ
る。そのため、異なる予約時間で予約調理を設定すると
いう誤予約を抑制できる。
【0067】また、操作パネル15には、時刻を増加す
るための△スイッチと、減少させるための▽スイッチを
設けているため、希望の時刻を越えた際に、短時間で時
刻の修正ができる。さらに、前記操作パネル15のスイ
ッチを操作すると、次に操作する必要があるスイッチを
点滅させるため、ユーザの操作性を向上する。さらにま
た、操作パネル15には、2種の予約設定を直接選択で
きるように2つの予約スイッチを設けているため、ユー
ザが2通りの予約が可能であることを容易に判別でき
る。また、1つの予約設定を朝、他の予約設定を晩とす
ることにより、直接的に朝と晩のいずれかに予約設定で
きるため、利便性の向上を図ることができる。しかも、
予約機能を確定すると、2つの予約設定のうち対応する
予約1スイッチの操作部23、または、予約2スイッチ
の操作部24を点灯させるため、ユーザが予約設定状況
を容易に確認できる。
【0068】図19は、第2実施形態の炊飯器1に配設
する操作パネル15を示す。この操作パネル15は、中
央に配設した表示パネル16の数値表示部17を12時
間の時刻表示のみとし、午前表示部40と午後表示部4
1を設けた点で、第1実施形態と相違している。
【0069】また、第2実施形態のマイコン33は、予
約炊飯機能として、2組の予約設定(予約1と予約2)
において、区分けした時間帯毎に確定した予約内容を記
憶できるようにしている。そして、待機状態では、1組
の予約設定において、最後に確定した予約内容のマーク
21a,21b,21cを記憶内容表示部21A,21
Bに表示するとともに、予約スイッチが操作されると、
その予約内容を最初に表示する。さらに、予約時刻を設
定する際には、指定した時間帯のみインクリメントまた
はデクリメントされるようにしている。
【0070】次に、前記炊飯器1の操作パネル15の各
スイッチを操作することによる第2実施形態のマイコン
33の制御について説明する。まず、ユーザが炊飯器1
の接続コードを商用電源に差し込んで接続すると、マイ
コン33は、第1実施形態と同様に、自身の起動処理を
実行した後、いずれかのスイッチが操作されるまで待機
する。そして、いずれかのスイッチが操作されると、そ
のスイッチに応じた検出処理を実行する。
【0071】なお、各スイッチの検出処理において、と
りけしスイッチ、メニュースイッチ、炊飯スイッチ、保
温/おやすみ保温スイッチ、無洗米選択スイッチ、タッ
チパネルスイッチの検出処理は、前記第1実施形態と同
様である。
【0072】また、とりけしスイッチ検出処理が実行さ
れると、待機状態画面では、図20に示すように、前
回、通常の炊飯を行った際のメニュー設定と、予約1の
スイッチを操作することによって最後に予約炊飯を行っ
た際の時間帯を示すマーク21と、予約2のスイッチを
操作することによって最後に予約炊飯を行った際の時間
帯を示すマーク21と、現在時刻が表示され、この現在
時刻がカウントされている。
【0073】次に、予約1スイッチの操作を検出した場
合について説明する。第2実施形態のマイコン33は、
予約1スイッチの操作を検出すると、図21に示すよう
に、ステップS2’−1で、待機状態であるか否かを検
出する。そして、待機状態である場合にはステップS
2’−2に進み、記憶している予約1の最終実行内容を
読み込み、ステップS2’−3で、予約1の設定画面を
表示した後、ステップS2’−4で、次に操作する必要
があるスイッチの操作部25,26,27,28を点滅
させてリターンする。
【0074】また、ステップS2’−1で待機状態でな
い場合にはステップS2’−5に進み、予約2の設定状
態であるか否かを検出する。そして、予約2の設定状態
である場合には、前記と同様にステップS2’−2、ス
テップS2’−3およびステップS2’−4を実行して
リターンする。一方、予約2の設定状態でない場合には
ステップS2’−6に進む。
【0075】ステップS2’−6では、予約1の設定状
態であるか否かを検出する。そして、既に予約1の設定
状態である場合にはステップS2’−7に進み、予約1
の設定状態でない場合にはステップS2’−12に進
む。
【0076】ステップS2’−7では、現在選択されて
いる時間帯が晩であるか否かを検出する。そして、現選
択が晩である場合にはステップS2’−8に進み、予約
1の朝の時間帯の記憶内容を読み込み、前記と同様のス
テップS2’−3およびステップS2’−4を実行して
リターンする。一方、現選択が晩でない場合にはステッ
プS2’−9に進む。
【0077】ステップS2’−9では、現在選択されて
いる時間帯が朝であるか否かを検出する。そして、現選
択が朝である場合にはステップS2’−10に進み、予
約1の昼の時間帯の記憶内容を読み込み、前記と同様の
ステップS2’−3およびステップS2’−4を実行し
てリターンする。一方、現選択が朝でない場合にはステ
ップS2’−11に進み、予約1の晩の時間帯の記憶内
容を読み込み、前記と同様のステップS2’−3および
ステップS2’−4を実行してリターンする。
【0078】一方、前記ステップS2’−6で予約1の
設定状態でない場合には、ステップS2’−12で、操
作エラーの状態をユーザに知らせるエラー音を報知して
リターンする。
【0079】即ち、第2実施形態では、予約1スイッチ
を連続して複数回操作すると、図22(A),(B),
(C)に示すように、それぞれ記憶した朝昼晩の内容を
順番に表示し、希望の時間帯を選択できる。なお、表示
パネル16は、第1実施形態の同様に、バックライト装
置により点灯している。操作パネル15の操作部22〜
31の動作は第1実施形態と同様である。
【0080】次に、予約2スイッチの操作を検出した場
合について説明する。マイコン33は、予約2スイッチ
の操作を検出すると、図23に示すように、ステップS
3’−1で、待機状態であるか否かを検出する。そし
て、待機状態である場合にはステップS3’−2に進
み、記憶している予約2の最終実行内容を読み込み、ス
テップS3’−3で、予約2の設定画面を表示した後、
ステップS3’−4で、次に操作する必要があるスイッ
チの操作部25,26,27,28を点滅させてリター
ンする。
【0081】また、ステップS3’−1で待機状態でな
い場合にはステップS3’−5に進み、予約1の設定状
態であるか否かを検出する。そして、予約1の設定状態
である場合には、前記と同様にステップS3’−2、ス
テップS3’−3およびステップS3’−4を実行して
リターンする。一方、予約1の設定状態でない場合には
ステップS3’−6に進む。
【0082】ステップS3’−6では、予約2の設定状
態であるか否かを検出する。そして、既に予約2の設定
状態である場合にはステップS3’−7に進み、予約2
の設定状態でない場合にはステップS3’−12に進
む。
【0083】ステップS3’−7では、現在選択されて
いる時間帯が晩であるか否かを検出する。そして、現選
択が晩である場合にはステップS3’−8に進み、予約
2の朝の時間帯の記憶内容を読み込み、前記と同様のス
テップS3’−3およびステップS3’−4を実行して
リターンする。一方、現選択が晩でない場合にはステッ
プS3’−9に進む。
【0084】ステップS3’−9では、現在選択されて
いる時間帯が朝であるか否かを検出する。そして、現選
択が朝である場合にはステップS3’−10に進み、予
約2の昼の時間帯の記憶内容を読み込み、前記と同様の
ステップS3’−3およびステップS3’−4を実行し
てリターンする。一方、現選択が朝でない場合にはステ
ップS3’−11に進み、予約2の晩の時間帯の記憶内
容を読み込み、前記と同様のステップS3’−3および
ステップS3’−4を実行してリターンする。
【0085】一方、前記ステップS3’−6で予約2の
設定状態でない場合には、ステップS3’−12で、操
作エラーの状態をユーザに知らせるエラー音を報知して
リターンする。
【0086】即ち、第2実施形態では、予約2スイッチ
を連続して複数回操作すると、図24(A),(B),
(C)に示すように、それぞれ記憶した朝昼晩の内容を
順番に表示し、希望の時間帯を選択できる。なお、表示
パネル16は、第1実施形態の同様に、バックライト装
置により点灯している。また、操作パネル15の操作部
22〜31の動作は第1実施形態と同様である。
【0087】次に、△スイッチの操作を検出した場合に
ついて説明する。マイコン33は、△スイッチの操作を
検出すると、図25に示すように、ステップS5’−1
で、待機状態であるか否かを検出する。そして、待機状
態である場合にはステップS5’−2に進み、現在時刻
のインクリメント処理を実行してリターンする。一方、
待機状態でない場合にはステップS5’−3に進む。
【0088】ステップS5’−3では、予約設定状態で
あるか否かを検出する。そして、予約設定状態である場
合にはステップS5’−4に進み、予約設定状態でない
場合にはステップS5’−9に進む。
【0089】ステップS5’−4では、現在選択されて
いる時間帯が朝であるか否かを検出する。そして、現選
択が朝である場合にはステップS5’−5に進み、朝の
時間帯内において、予約時刻をインクリメント処理を実
行してリターンする。これにより、数値表示部17は、
朝の時間帯である午前4時から午前10時50分の間を
10分単位でインクリメントされる。一方、現選択が朝
でない場合にはステップS5’−6に進む。
【0090】ステップS5’−6では、現在選択されて
いる時間帯が昼であるか否かを検出する。そして、現選
択が昼である場合にはステップS5’−7に進み、昼の
時間帯内において、予約時刻をインクリメント処理を実
行してリターンする。これにより、数値表示部17は、
昼の時間帯である午前11時から午後3時50分の間を
10分単位でインクリメントされる。
【0091】一方、前記ステップS5’−6で現選択が
昼でない場合にはステップS5’−8に進み、晩の時間
帯内において、予約時刻をインクリメント処理を実行し
てリターンする。これにより、数値表示部17は、晩の
時間帯である午後4時から午前3時50分の間を10分
単位でインクリメントされる。
【0092】また、前記ステップS5’−3で、予約設
定状態でない場合にはステップS5’−9で、操作エラ
ーの状態をユーザに知らせるエラー音を報知してリター
ンする。
【0093】次に、▽スイッチの操作を検出した場合に
ついて説明する。マイコン33は、▽スイッチの操作を
検出すると、図26に示すように、ステップS6’−1
で、待機状態であるか否かを検出する。そして、待機状
態である場合にはステップS6’−2に進み、現在時刻
のデクリメント処理を実行してリターンする。一方、待
機状態でない場合にはステップS6’−3に進む。
【0094】ステップS6’−3では、予約設定状態で
あるか否かを検出する。そして、予約設定状態である場
合にはステップS6’−4に進み、予約設定状態でない
場合にはステップS6’−9に進む。
【0095】ステップS6’−4では、現在選択されて
いる時間帯が朝であるか否かを検出する。そして、現選
択が朝である場合にはステップS6’−5に進み、朝の
時間帯内において、予約時刻をデクリメント処理を実行
してリターンする。これにより、数値表示部17は、朝
の時間帯である午前4時から午前10時50分の間を1
0分単位でデクリメントされる。一方、現選択が朝でな
い場合にはステップS6’−6に進む。
【0096】ステップS6’−6では、現在選択されて
いる時間帯が昼であるか否かを検出する。そして、現選
択が昼である場合にはステップS6’−7に進み、昼の
時間帯内において、予約時刻をデクリメント処理を実行
してリターンする。これにより、数値表示部17は、昼
の時間帯である午前11時から午後3時50分の間を1
0分単位でデクリメントされる。
【0097】一方、前記ステップS6’−6で現選択が
昼でない場合にはステップS6’−8に進み、晩の時間
帯内において、予約時刻をデクリメント処理を実行して
リターンする。これにより、数値表示部17は、晩の時
間帯である午後4時から午前3時50分の間を10分単
位でデクリメントされる。
【0098】また、前記ステップS6’−3で、予約設
定状態でない場合にはステップS6’−9で、操作エラ
ーの状態をユーザに知らせるエラー音を報知してリター
ンする。
【0099】このように、第2実施形態の炊飯器1で
は、午前表示部40と午後表示部41を設け、時刻を1
2時間表示するようにしているが、図20に示すよう
に、待機状態では、記憶内容表示部21A,21Bに、
予約1が最初に表示する時間帯、および、予約2が最初
に表示する時間帯のマーク21a,21b,21cが表
示されているため、その時間帯をユーザが簡単に判別で
きる。そのため、図22(A)および図22(C)に示
すように、数値表示部17が表示した時刻が同一である
場合でも、ユーザは、予約操作をする前から午前か午後
かが判っているため、誤予約することはない。
【0100】また、第2実施形態では、2組の予約設定
において、各時間帯毎に確定した予約内容を記憶する構
成としているため、何らかの原因で予約時刻を変更する
必要がある場合、普段、頻繁に使用する予約時刻を変更
することなく、新たな予約を行うことができる。さら
に、1組の予約設定では、予約炊飯の最終実行内容を最
初に表示し、また、予約スイッチを操作する度に朝昼晩
を変更できる構成としているため、操作性がよい。しか
も、予約時刻の変更は、指定した時間帯の範囲内のみ変
更可能としているため、ユーザが希望する時刻を越えた
際に、より短時間で時刻の修正ができる。
【0101】なお、本発明は前記実施形態の構成に限定
されるものではない。例えば、前記実施形態では、記憶
内容表示部21A,21Bを表示パネル16に表示する
ようにしたが、操作パネルや本体5にマーク21a,2
1b,21cを設けるとともにLEDを配設し、そのL
EDを点灯させる構成としてもよい。
【0102】また、前記実施形態のように、表示パネル
16に記憶内容表示部21A,21Bを設ける場合に
は、マーク21a,21b,21cの代わりに、具体的
な設定時刻を表示してもよく、その表示形態は希望に応
じて変更が可能である。
【0103】さらに、前記実施形態では、予約設定の時
刻を朝昼晩の3つの時間帯に区分けしたが、誤予約が発
生しやすい朝と晩を区分けできるように午前と午後に区
分けして表示してもよい。さらにまた、4以上の複数に
区分けしてもよいことは言うまでもない。
【0104】さらにまた、操作パネル15の各スイッチ
の操作部22〜30および表示パネル16の各表示部1
7〜21a,21b,21cの点灯および点滅は、希望
に応じて変更が可能である。
【0105】また、前記実施形態では、2組の予約設定
のうち、希望の予約設定を直接選択するために2つの予
約スイッチを設けたが、従来と同様に、1つの予約スイ
ッチによりいずれかを選択する構成としても、誤予約の
問題を抑制できる。
【0106】さらに、前記実施形態では、電気調理器と
して炊飯器1を用いて説明したが、時刻予約により調理
可能な他の電磁調理器や製パン器等、いずれの電気調理
器に搭載しても同様の作用、効果を得ることができる。
【0107】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電気調理器では、調理機能および予約機能のいずれも
実行していない待機状態で、予約機能の記憶した内容を
意味する記憶内容表示部を表示させるため、ユーザが慌
ただしく準備する際に、記憶内容を容易に判断すること
ができる。そのため、異なる予約時間で予約調理を設定
する問題を抑制できる。また、前記予約機能は、予約時
刻を2以上の時間帯に区分けし、指定した時間帯の範囲
内のみ予約時刻を変更可能としているため、ユーザが希
望する予約時刻を越えた際に、短時間で時刻の修正がで
きる。
【0108】さらに、前記操作パネルのスイッチを操作
すると、次に操作する必要があるスイッチを点滅させる
構成としているため、取り扱い説明書を読まないユーザ
でも、操作性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電気調理器である炊飯器を示す概略
図である。
【図2】 第1実施形態の操作パネルおよび表示パネル
の正面図である。
【図3】 とりけしスイッチ検出処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】 とりけしスイッチの操作による操作パネルお
よび表示パネルの状態を示す正面図である。
【図5】 予約1スイッチ検出処理を示すフローチャー
トである。
【図6】 予約1スイッチの操作による操作パネルおよ
び表示パネルの状態を示す正面図である。
【図7】 予約2スイッチ検出処理を示すフローチャー
トである。
【図8】 予約2スイッチの操作による操作パネルおよ
び表示パネルの状態を示す正面図である。
【図9】 メニュースイッチ検出処理を示すフローチャ
ートである。
【図10】 (A),(B)はメニュースイッチの操作
による操作パネルおよび表示パネルの状態を示す正面図
である。
【図11】 △スイッチ検出処理を示すフローチャート
である。
【図12】 ▽スイッチ検出処理を示すフローチャート
である。
【図13】 (A),(B)は△スイッチまたは▽スイ
ッチの操作による操作パネルおよび表示パネルの状態を
示す正面図である。
【図14】 炊飯スイッチ検出処理を示すフローチャー
トである。
【図15】 (A),(B)は炊飯スイッチの操作によ
って予約機能を実行することによる操作パネルおよび表
示パネルの状態を示す正面図である。
【図16】 保温/おやすみ保温スイッチ検出処理を示
すフローチャートである。
【図17】 無洗米選択スイッチ検出処理を示すフロー
チャートである。
【図18】 タッチパネルスイッチ検出処理を示すフロ
ーチャートである。
【図19】 第2実施形態の操作パネルおよび表示パネ
ルの正面図である。
【図20】 とりけしスイッチの操作による第2実施形
態の操作パネルおよび表示パネルの状態を示す正面図で
ある。
【図21】 第2実施形態の予約1スイッチ検出処理を
示すフローチャートである。
【図22】 (A),(B),(C)は予約1スイッチ
を操作する度に変わる表示パネルの状態を示す正面図で
ある。
【図23】 第2実施形態の予約2スイッチ検出処理を
示すフローチャートである。
【図24】 (A),(B),(C)は予約2スイッチ
を操作する度に変わる表示パネルの状態を示す正面図で
ある。
【図25】 第2実施形態の△スイッチ検出処理を示す
フローチャートである。
【図26】 第2実施形態の▽スイッチ検出処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1…炊飯器(電気調理器)、2…内鍋、5…本体、8…
誘導加熱コイル(加熱手段)、10…蓋体、15…操作
パネル、16…表示パネル、17…数値表示部、18…
時間表示部、19…分表示部、20…メニュー表示部、
21A,21B…記憶内容表示部、21a…朝マーク、
21b…昼マーク、21c…晩マーク、22〜31…ス
イッチの操作部、33…マイコン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋詰 隆平 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象印マホービン株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−67768(JP,A) 特開 平2−241412(JP,A) 特開 昭63−122411(JP,A) 特開 昭62−82919(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 109 A47J 27/00 103 A47J 37/00 301 H05B 6/12 312

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスイッチを配設した操作パネル
    と、時刻や調理内容等を表示する表示パネルと、加熱手
    段等の負荷部品による調理の開始時刻または終了時刻を
    設定し、その予約内容を記憶して次の予約設定時に記憶
    した予約内容を前記表示パネルに表示するとともに新た
    な予約時刻を設定可能とした予約機能とを備えた電気調
    理器において、 記憶した予約内容を意味する記憶内容表示部を設け、調
    理機能および前記予約機能のいずれも実行されていない
    待機状態で、前記記憶内容表示部を表示させるととも
    に、前記予約機能の予約時刻を2以上の時間帯に区分け
    し、この予約機能では、指定されている時間帯の範囲内
    のみ予約時刻を変更可能としたことを特徴とする電気調
    理器。
  2. 【請求項2】 前記記憶内容表示部の表示を、区分けし
    た時間帯に対応するマークとしたことを特徴とする請求
    項1に記載の電気調理器。
  3. 【請求項3】 前記予約時刻の時間帯の区分けは、少な
    くとも朝と晩であることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の電気調理器。
  4. 【請求項4】 前記予約機能は、時間帯を区分けした1
    組の予約設定を2以上記憶でき、前記操作パネルに各予
    約設定を直接選択する2以上の予約スイッチを設けると
    ともに、各予約設定に前記記憶内容表示部を設けたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記
    載の電気調理器。
  5. 【請求項5】 前記予約機能は、1組の予約設定におい
    て、区分けした時間帯毎にその予約内容を記憶すること
    を特徴とする請求項4に記載の電気調理器。
  6. 【請求項6】 前記予約スイッチを操作すると、区分け
    した時間帯において、前回設定した時間帯を最初に表示
    することを特徴とする請求項5に記載の電気調理器。
  7. 【請求項7】 前記予約スイッチを複数回操作すると、
    その操作の度に区分けした時間帯を変更するようにした
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項
    に記載の電気調理器。
  8. 【請求項8】 前記予約機能を確定すると、2以上の予
    約設定のうち対応する予約スイッチを点灯または点滅さ
    せることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか
    1項に記載の電気調理器。
  9. 【請求項9】 前記操作パネルに、時刻を増加するため
    のスイッチと、減少させるためのスイッチを設けたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記
    載の電気調理器。
  10. 【請求項10】 前記操作パネルのスイッチを操作する
    と、次に操作する必要があるスイッチを点灯または点滅
    させることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれ
    か1項に記載の電気調理器。
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