JP3532409B2 - 抵抗溶接装置 - Google Patents

抵抗溶接装置

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JP3532409B2 JP06565498A JP6565498A JP3532409B2 JP 3532409 B2 JP3532409 B2 JP 3532409B2 JP 06565498 A JP06565498 A JP 06565498A JP 6565498 A JP6565498 A JP 6565498A JP 3532409 B2 JP3532409 B2 JP 3532409B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抵抗溶接装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、多数の打点を溶接するときに用い
られる抵抗溶接装置として、図3、図4及び図5等に示
す様な構成のものがある。図3に示した抵抗溶接装置
は、制御装置31に、ガン32を加圧してから開放する
までの溶接シ−ケンス中のタイミングや、溶接電流や、
ガン32の加圧力等を制御する主制御部33が設けられ
ている。そして、主制御部33は、起動スイッチ等から
の起動操作信号を入力した起動指令入力手段34からの
起動指令と溶接条件入力手段35からの溶接条件デ−タ
とに基づき、加圧装置36に対してガン32を加圧する
ための加圧制御信号を出力するとともに、溶接電流スイ
ッチング手段37を制御して溶接電流を通電させ、トラ
ンス38に接続されたガン32に電流を通電させて図示
していない被溶接物を溶接する。このように図3に示し
た抵抗溶接装置は、1台のトランス38に1台のガン3
2が接続されたものであり、この構成の抵抗溶接装置を
複数組設け、それぞれの抵抗溶接装置の制御装置31を
独立して制御することにより多数の打点を溶接すること
が可能になる。
【0003】図4に示した抵抗溶接装置は、溶接電流ス
イッチング手段37に複数のトランス38を接続すると
ともに各トランス38に1台のガン32を接続したもの
である。そして主制御部33は、外部の起動スイッチ等
が操作されたときに起動指令入力手段34から出力され
る起動指令と溶接条件入力手段35からの溶接条件デ−
タとに基づき、一つの加圧装置36に対して当該ガン3
2を加圧するための加圧制御信号を出力し、他の加圧装
置36に対して他のガン32を開放するための開放制御
信号を出力することによって複数のガン32の同時通電
を防止しつつ、多数の打点を溶接する。
【0004】図5に示した抵抗溶接装置は、1台のトラ
ンス38に複数のガン32を接続するとともに、主制御
部33は、外部の起動スイッチ等が操作されたときに起
動指令入力手段34から出力される起動指令と溶接条件
入力手段35からの溶接条件デ−タとに基づき、一つの
加圧装置36に対して当該ガン32を加圧するための加
圧制御信号を出力し、他の加圧装置36に対して他のガ
ン32を開放するための開放制御信号を出力することに
よって複数のガン32の同時通電を防止しつつ、多数の
打点を溶接する。
【0005】また、図3に示した1台の抵抗溶接装置の
ガン32をロボット等で移動させ、多数打点の溶接を行
うガン移動型の抵抗溶接装置が用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3に示した従来の抵
抗溶接装置を複数組使用すれば、多数打点の溶接に必要
な溶接時間を短くすることができるが、複数組の抵抗溶
接装置を必要とするため溶接システムとしては高価にな
る。また、複数組の抵抗溶接装置において非同期で溶接
電流が通電されるため同時通電が行われる可能性が大で
あり、同時通電が行われると電源電圧が降下するため、
その電源電圧の降下を見越してトランス38の容量を大
きくする必要がある。あるいはトランス38の容量を大
きくしない場合、電源電圧降下がトランス38の容量に
見合う範囲に収まるように電源ケ−ブルや電源トランス
の容量を大きくする必要がある。そのため、抵抗溶接装
置に関係する設備費が高くなるという問題がある。
【0007】また、図4及び図5に示した従来の抵抗溶
接装置によれば、トランス38の数、あるいはガン32
の数は複数になるが、制御装置31は1台であるため溶
接システムとしては安価である。しかしながら、同時通
電を防止するために一打点毎にガン32の開閉動作を伴
うため、(ガン開閉時間×打点数)の余分な溶接時間が
必要となる。
【0008】更に、ガン移動型の抵抗溶接装置によれ
ば、(ロボットによるガン移動時間+ガン開閉時間)×
打点数の余分な時間が必要であるため、図4及び図5に
示した抵抗溶接装置に比較して溶接時間が長くなり、且
つロボット自体の価格分、高価になる。
【0009】以上のように、従来の抵抗溶接装置は、多
数の打点を溶接する場合、全体の溶接時間を短くするた
めには複数組を必要とするため溶接システムとして高価
になり、且つ抵抗溶接装置に関係する設備費が高くなる
という問題がある。また、1台であれば安価であるが全
体の溶接時間が長くなるという問題がある。
【0010】そこで本発明では、1台でも全体の溶接時
間の短い抵抗溶接装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の抵抗溶接装置
は、溶接電流をスイッチングする複数のスイッチング手
段と、これらの複数のスイッチング手段を制御して前記
溶接電流を通電させる際に溶接電流の同時通電を規制す
るインタ−ロック制御をする制御手段と、溶接電流の同
時通電可能な数を設定するスイッチング手段を備えてい
て、インタ−ロック制御を有効とするか無効とするかを
切り替える手段を備えている。
【0012】この請求項1の発明によれば、溶接電流の
同時通電可能な数を設定可能なスイッチング手段が備え
てあると共に、同時電流を流さずに個別に電流を流す制
御をする(インタ−ロック制御)を有効とするか無効と
するかを切り替える手段を備えている。そのため、この
インタ−ロック制御によって、個別に電流を流して熔接
することも可能であるが、被熔接物によっては同時に電
流を流して熔接した方がよい場合にも備えることができ
る。
【0013】請求項2の抵抗溶接装置は、溶接電流をス
イッチングする複数のスイッチング手段と、前記複数の
スイッチング手段を制御して前記溶接電流を通電させる
際に前記溶接電流の同時通電を規制するインタ−ロック
制御をする制御手段を備えている。又、溶接シ−ケンス
開始指令をするために設けた複数の起動入力手段を備え
ていて、この起動入力手段に対して溶接電流の同時通電
可能な数を設定する手段があり、この起動入力手段のそ
れぞれに対して、インタ−ロック制御を有効とするか無
効とするかを切り替える手段がある。
【0014】従って、請求項2の発明は、溶接電流の同
時通電可能な起動入力手段の数を設定でき、且つ、これ
らの起動入力手段に対してインタ−ロック制御を有効と
するか無効とするかを切り替える手段があるので、被熔
接物によっては全体の溶接時間を短縮できる。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、抵抗溶接装置の全体的な構成を示
したブロック図である。抵抗溶接装置の制御装置1は、
マイクロコンピュ−タから成る主制御部2を備えてい
る。この主制御部2の入力側には二つの起動指令入力手
段3A,3Bと、溶接条件入力手段4とが接続されてい
る。また、主制御部2の出力側には二つの溶接電流スイ
ッチング手段5A,5B(特許請求の範囲の欄ではスイ
ッチング手段と記載している)が接続されている。そし
て、溶接電流スイッチング手段5A,5Bにはトランス
6A,6Bが接続されており、トランス6A,6Bには
ガン7A,7Bが接続されている。また、ガン7A,7
Bを開閉駆動させる加圧装置8A,8Bが設けられてお
り、この加圧装置8A,8Bは上記主制御部2から出力
される加圧制御信号に基づいてガン7A,7Bを開閉駆
動する。
【0019】前記起動指令入力手段3A,3Bは、図示
していない起動スイッチ等が操作されたときの起動操作
信号を入力すると、溶接シ−ケンスを開始させる起動指
令信号を出力し、主制御部2に入力する。また、前記溶
接条件入力手段4では、ガン7A,7Bの加圧力や、図
示していない被溶接物に流す溶接電流の大きさ、及び時
間等の溶接条件が設定されるとともに、設定された溶接
条件のデ−タを出力して主制御部2に入力する。
【0020】主制御部2は、前述のように図示していな
い起動スイッチ等が操作されたときの起動操作信号を入
力した前記起動指令入力手段3A,3Bからの起動指令
信号や、溶接条件入力手段4からの溶接条件デ−タに基
づいて溶接電流スイッチング手段5A,5Bや、加圧装
置8A,8Bを制御する。また、主制御部2は溶接電流
スイッチング手段5A,5Bを同時に作動させないため
のインタ−ロック制御をする。尚、このインタ−ロック
制御については後述する。
【0021】溶接電流スイッチング手段5A,5Bはサ
イリスタの点弧角制御によりトランス6A,6Bに流す
電流をコントロ−ルする。トランス6A,6Bの2次巻
線に誘起された電圧はガン7A,7Bに印加されるた
め、ガン7A,7Bが加圧されていると図示していない
被溶接物に溶接電流が通電され、被溶接物が抵抗溶接さ
れる。尚、抵抗溶接装置の制御装置1には商用電源9が
供給される。
【0022】次に、制御装置1による制御作用につい
て、図2の溶接シ−ケンスのタイミングチャ−トを参照
しながら説明する。前述のように図示していない起動ス
イッチ等が相互に非同期で操作されたときの起動操作信
号が起動指令入力手段3A、3Bに入力され、起動指令
入力手段3Aからの起動指令信号(起動指令1)と、起
動指令入力手段3Bからの起動指令信号(起動指令2)
が主制御部2に入力されると、主制御部2は、加圧装置
8Aに加圧信号を出力し、ガン7A(ガン1)を加圧さ
せ、加圧装置8Bに加圧信号を出力し、ガン7B(ガン
2)を加圧させる。
【0023】ガン7A(ガン1)の加圧開始に同期して
所定時間(スクイズ時間1)の計測を開始し、所定時間
(スクイズ時間1)が経過すると、主制御部2は、溶接
電流スイッチング手段5Aを作動させ、前記溶接条件入
力手段4からの溶接条件デ−タに基づいた電流を所定時
間(通電時間1)通電させる。この電流がトランス6A
の1次側に通電されると、トランス6Aの2次側に接続
されたガン7Aから図示していない被溶接物に溶接電流
が通電される。
【0024】また、ガン7B(ガン2)の加圧開始から
所定時間(スクイズ時間2)が経過したとき、溶接電流
スイッチング手段5Aがまだ通電中(通電時間1)であ
るため、主制御部2は溶接電流スイッチング手段5A,
5Bの同時作動を避けるように溶接電流スイッチング手
段5Bの作動を遅らせるインタ−ロック制御を行う。こ
の理由は、溶接電流スイッチング手段5A,5Bが同時
作動されると、二つのガン7A,7Bに溶接電流が同時
に流れて電源電圧が大きく降下するため、その電源電圧
の降下を見越してトランス38の容量を大きくするか、
あるいは電源電圧降下がトランス38の容量に見合う範
囲に収まるように電源ケ−ブルや電源トランスの容量を
大きくする必要があるため、抵抗溶接装置に関係する設
備費が高くなるということを避けるためである。
【0025】図2のタイミング例では、所定時間(スク
イズ時間2)が経過したとき、前記溶接電流スイッチン
グ手段5Aがまだ通電中(通電時間1)であるため、溶
接電流スイッチング手段5Aの通電が終了するまでの時
間(待ち時間2)を待って溶接電流スイッチング手段5
Bを作動させ、溶接電流を所定時間(通電時間2)通電
させるというインタ−ロック制御が行われる。次に、前
記溶接電流の所定時間(通電時間1)の通電が終了した
あと、所定の保持時間(保持時間1)が経過すると、主
制御部2は、加圧装置8Aに開放信号を出力し、ガン7
A(ガン1)を開放させる。また、溶接電流の所定時間
(通電時間2)の通電が終了したあと、所定の保持時間
(保持時間2)が経過すると、主制御部2は、加圧装置
8Bに開放信号を出力し、ガン7B(ガン2)を開放さ
せる。
【0026】次に、前述のように図示していない起動ス
イッチ等が相互に非同期で操作されたときの起動操作信
号が起動指令入力手段3A、3Bに入力され、図2のタ
イミング例に示すように、非同期で起動指令入力手段3
Bからの起動指令信号(起動指令2)と、起動指令入力
手段3Aからの起動指令信号(起動指令1)とが主制御
部2に入力されると、主制御部2は加圧装置8Bに加圧
信号を出力し、ガン7B(ガン2)を加圧させ、加圧装
置8Aに加圧信号を出力し、ガン7A(ガン1)を加圧
させる。ガン7B(ガン2)の加圧開始に同期して所定
時間(スクイズ時間2)の計測を開始し、所定時間(ス
クイズ時間2)が経過したとき、溶接電流スイッチング
手段5Bを作動させ、前記溶接条件入力手段4からの溶
接条件デ−タに基づいた溶接電流を所定時間(通電時間
2)通電させる。尚、主制御部2がガン7A(ガン1)
の加圧開始に同期して所定時間(スクイズ時間1)の計
測を開始し、所定時間(スクイズ時間1)が経過したと
き、溶接電流スイッチング手段5Bがまだ通電中(通電
時間2)であるため、主制御部2は溶接電流スイッチン
グ手段5Aの作動を遅らせるインタ−ロック制御をす
る。即ち、溶接電流スイッチング手段5Bの通電が終了
するまでの時間(待ち時間1)を待って溶接電流スイッ
チング手段5Aを作動させる。そして、溶接電流の所定
時間(通電時間2)の通電が終了したあと、所定の保持
時間(保持時間2)が経過すると、主制御部2は加圧装
置8Bに開放信号を出力し、ガン7B(ガン2)を開放
させる。また、溶接電流の所定時間(通電時間1)の通
電が終了したあと、所定の保持時間(保持時間1)が経
過すると、主制御部2は加圧装置8Aに開放信号を出力
し、ガン7A(ガン1)を開放させる。
【0027】以上のように、主制御部2は、起動指令入
力手段3A,3Bからの起動指令信号がランダムに主制
御部2に入力されても、溶接電流スイッチング手段5
A,5Bの一方が通電中の場合、他方が作動しないよう
にインタ−ロック制御を行うため、溶接電流スイッチン
グ手段5A,5Bの同時作動が防止され、前述のように
同時通電のための設備費のコストアップを避けることが
できる。また、溶接電流スイッチング手段5A,5Bの
通電前に予めガン7A,7Bを加圧しておくことができ
るため、全体の溶接時間を短縮することができる。
【0028】以上の実施の形態では、図1に示すように
各トランス6A,6Bに一つのガン7A,7Bを接続し
た構成の抵抗溶接装置について説明したが、各トランス
6A,6Bに複数のガンを接続し、各トランス6A,6
Bに接続された複数のガンの一つを加圧して溶接電流を
通電するように制御してもよい。
【0029】また、前記実施の形態では、主制御部2に
二つの起動指令入力手段と溶接電流スイッチング手段と
を接続し、二つの起動指令入力手段からの起動指令を入
力して溶接電流スイッチング手段を作動させているが、
主制御部2に多数(例えば6個)の起動指令入力手段及
び溶接電流スイッチング手段を接続し、主制御部2が6
個の起動指令入力手段からの起動指令をランダムに入力
して6個の溶接電流スイッチング手段を作動させるよう
に構成することができる。この場合、前記溶接電流の同
時通電可能な溶接電流スイッチング手段の数を設定する
手段を設け、例えばこの数を2と設定すると、二つの溶
接電流スイッチング手段の同時通電が可能となる。これ
により1個の溶接電流スイッチング手段が通電していて
も、他方の溶接電流スイッチング手段は、通電中の溶接
電流スイッチング手段の通電終了を待たずに溶接電流の
通電を開始することができる。
【0030】また、6個の溶接電流スイッチング手段そ
れぞれに前記溶接電流の同時通電を規制するインタ−ロ
ック制御をさせるか否かを切り替え設定する手段、即
ち、インタ−ロック制御を有効にするか無効にするかを
切り替える手段を設ける。これにより、例えば2個の溶
接電流スイッチング手段を無効に切り替えた場合、この
2個の溶接電流スイッチング手段は、残りの4個の溶接
電流スイッチング手段とは独立した溶接シ−ケンスで動
作し、一方の溶接電流スイッチング手段が通電中であっ
ても他方の溶接電流スイッチング手段の通電が可能であ
る。従って、この場合、インタ−ロック制御の有効な4
個の溶接電流スイッチング手段のうちの1個と合わせて
3個、同時通電が可能となる。
【0031】また、6個の起動指令入力手段に対して、
前記溶接電流スイッチング手段による溶接電流の同時通
電が可能な数を設定する手段を設ける。これにより、例
えば2個と設定した場合、二つの溶接シ−ケンスにおい
て溶接電流の同時通電が可能となる。即ち、一つの溶接
シ−ケンスにおいて溶接電流が通電中であっても、その
通電の終了を待たずに他方の溶接シ−ケンスにおいても
溶接電流を通電することができる。
【0032】また、6個の起動指令入力手段のそれぞれ
に対して、前記溶接電流スイッチング手段による溶接電
流の同時通電を規制するインタ−ロック制御を有効にす
るか無効にするかを切り替え設定する手段を設ける。こ
れにより、例えば2個を無効に切り替えた場合、インタ
−ロック制御無効で起動した溶接シ−ケンスについて
は、インタ−ロック制御と無関係に独立した溶接シ−ケ
ンスで動作し、他の溶接シ−ケンスの通電終了を待たず
に溶接電流の通電が可能となる。従って、この場合、イ
ンタ−ロック制御の有効な4個の溶接電流スイッチング
手段のうちの1個と合わせて3個、同時通電が可能とな
る。
【0033】以上のように抵抗溶接装置を構成すれば、
1台の抵抗溶接装置で複数台の抵抗溶接装置を作動させ
るのと同様に作動させることができる。そのため、1台
分の主制御部2のコストで複数台分の機能を持たせるこ
とができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、溶接電流の同
時通電可能な数を設定可能なスイッチング手段が備えて
あると共に同時電流を流さずに個別に電流を流す制御を
する(インタ−ロック制御)を有効とするか無効とする
かを切り替える手段を備えているので、個別に電流を流
して熔接することも可能であるが、被熔接物によっては
同時に電流を流して熔接した方がよい場合にも備えるこ
とができる。
【0035】請求項2の発明によれば、溶接電流の同時
通電可能な起動入力手段の数を設定でき、且つ、これら
の起動入力手段に対してインタ−ロック制御を有効とす
るか無効とするかを切り替える手段があるので、被熔接
物によっては全体の溶接時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の抵抗溶接装置の全体的な構成を示
したブロック図である。
【図2】実施の形態の抵抗溶接装置のタイミングチャ−
トである。
【図3】従来の抵抗溶接装置の全体的な構成を示したブ
ロック図である。
【図4】従来の抵抗溶接装置の全体的な構成を示したブ
ロック図である。
【図5】従来の抵抗溶接装置の全体的な構成を示したブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 制御装置 2 主制御部 3A,3B 起動指令入力手段 4 溶接条件入力手段 5A,5B 溶接電流スイッチング手段 6A,6B トランス 7A,7B ガン 8A,8B 加圧装置 9 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川松 悟 愛知県西春日井郡西春町大字徳重字御宮 前1 株式会社ナ・デックス西春工場内 (56)参考文献 実開 昭60−186980(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 11/24 330 B23K 11/24 396 B23K 11/11 510

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接電流をスイッチングする複数のスイ
    ッチング手段と、前記複数のスイッチング手段を制御し
    て前記溶接電流を通電させる際に前記溶接電流の同時通
    電を規制するインタ−ロック制御をする制御手段と、 前記溶接電流の同時通電可能な数を設定するスイッチン
    グ手段に対して前記インタ−ロック制御を有効とするか
    無効とするかを切り替える手段を備えた抵抗溶接装置。
  2. 【請求項2】 溶接電流をスイッチングする複数のスイ
    ッチング手段と、前記複数のスイッチング手段を制御し
    て前記溶接電流を通電させる際に前記溶接電流の同時通
    電を規制するインタ−ロック制御をする制御手段と、 溶接シ−ケンス開始指令をするために設けた複数の起動
    入力手段と、 この起動入力手段に対して溶接電流の同時通電可能な数
    を設定する手段と、 前記起動入力手段のそれぞれに対して前記インタ−ロッ
    ク制御を有効とするか無効とするかを切り替える手段を
    備えた抵抗溶接装置。
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