JP3531157B2 - 可動式ヘッドレスト装置 - Google Patents
可動式ヘッドレスト装置Info
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- JP3531157B2 JP3531157B2 JP02912399A JP2912399A JP3531157B2 JP 3531157 B2 JP3531157 B2 JP 3531157B2 JP 02912399 A JP02912399 A JP 02912399A JP 2912399 A JP2912399 A JP 2912399A JP 3531157 B2 JP3531157 B2 JP 3531157B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートに設
置される可動式ヘッドレスト装置に関するもので、更に
詳細に説明すると、乗員の頭部を保護するヘッドレスト
本体の芯部を構成するヘッドレストフレームを車両用シ
ートのシートバック上縁に設けたヘッドレストステーに
回動可能に支持すると共に、ヘッドレストフレーム内に
支持ブラケット、ラチェット部材、係止部材等のラチェ
ット機構を内臓した可動式ヘッドレスト装置であって、
ロック位置でのラチェット部材と係止部材との良好な噛
合状態が得られることにより、十分なロック強度を確保
でき、位置調整作業を円滑に行なえる可動式ヘッドレス
ト装置に関する。
置される可動式ヘッドレスト装置に関するもので、更に
詳細に説明すると、乗員の頭部を保護するヘッドレスト
本体の芯部を構成するヘッドレストフレームを車両用シ
ートのシートバック上縁に設けたヘッドレストステーに
回動可能に支持すると共に、ヘッドレストフレーム内に
支持ブラケット、ラチェット部材、係止部材等のラチェ
ット機構を内臓した可動式ヘッドレスト装置であって、
ロック位置でのラチェット部材と係止部材との良好な噛
合状態が得られることにより、十分なロック強度を確保
でき、位置調整作業を円滑に行なえる可動式ヘッドレス
ト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用シートにあっては、車両
の走行中、乗員に最適な着座感を与え、長時間に亘る着
座状態にあってもその疲労をできるだけ軽減することが
望まれ、そのために種々のサポート装置が付設されてい
る。このサポート装置として、代表的なものに乗員の頭
部を支持できるようにシートバックの上端部に設けられ
るヘッドレスト装置がある。
の走行中、乗員に最適な着座感を与え、長時間に亘る着
座状態にあってもその疲労をできるだけ軽減することが
望まれ、そのために種々のサポート装置が付設されてい
る。このサポート装置として、代表的なものに乗員の頭
部を支持できるようにシートバックの上端部に設けられ
るヘッドレスト装置がある。
【0003】ところで、前記ヘッドレスト装置として、
従来から種々の構成のものが提案されており、例えば、
シートバック上端部から突設したヘッドレストステーに
より支持されるヘッドレストをシートの前後方向にその
傾斜角度を可変できるようにした可動式ヘッドレスト装
置も知られており、この可動式ヘッドレスト装置によれ
ば、乗員のフィーリングをより一層向上させることが可
能である。
従来から種々の構成のものが提案されており、例えば、
シートバック上端部から突設したヘッドレストステーに
より支持されるヘッドレストをシートの前後方向にその
傾斜角度を可変できるようにした可動式ヘッドレスト装
置も知られており、この可動式ヘッドレスト装置によれ
ば、乗員のフィーリングをより一層向上させることが可
能である。
【0004】従来の可動式ヘッドレスト装置の構成とし
ては、実公平3−39079号公報に示されるヘッドレ
スト本体内部にロック機構を内蔵したものが一般に知ら
れている。このものは、図10及び図11に示すよう
に、可動式ヘッドレスト装置1は、ヘッドレストステー
2及びヘッドレスト本体3を主として構成されており、
ヘッドレストステー2は、ヘッドレスト本体3をシート
バック上に支持するもので、ヘッドレスト本体3の芯部
を構成する上部フレーム4aと、下部フレームシャフト
4bとを備え、且つ両側にロック機構部5を備えてい
る。
ては、実公平3−39079号公報に示されるヘッドレ
スト本体内部にロック機構を内蔵したものが一般に知ら
れている。このものは、図10及び図11に示すよう
に、可動式ヘッドレスト装置1は、ヘッドレストステー
2及びヘッドレスト本体3を主として構成されており、
ヘッドレストステー2は、ヘッドレスト本体3をシート
バック上に支持するもので、ヘッドレスト本体3の芯部
を構成する上部フレーム4aと、下部フレームシャフト
4bとを備え、且つ両側にロック機構部5を備えてい
る。
【0005】このロック機構部5の構成としては、図1
1に示すように、ユニットケース5a内に夫々ラチェッ
ト6、係止部材7、カム板8が収容されており、係止部
材7とラチェット6のラチェット歯6aとが噛合するよ
うに、スプリング9aが係止部材7とカム板8との間に
設置され、且つヘッドレスト本体3全体を後方に付勢す
るスプリング9bが設置されている。
1に示すように、ユニットケース5a内に夫々ラチェッ
ト6、係止部材7、カム板8が収容されており、係止部
材7とラチェット6のラチェット歯6aとが噛合するよ
うに、スプリング9aが係止部材7とカム板8との間に
設置され、且つヘッドレスト本体3全体を後方に付勢す
るスプリング9bが設置されている。
【0006】従って、ヘッドレスト本体3を最後方位置
まで復帰させると、係止部材7は、カム板8と係合する
ことで、ラチェット部材6のラチェット歯6aと噛合し
得る状態に復帰し、これにより、順次シートの前方に対
してラチェット動作でその噛合状態が順次送られる。
まで復帰させると、係止部材7は、カム板8と係合する
ことで、ラチェット部材6のラチェット歯6aと噛合し
得る状態に復帰し、これにより、順次シートの前方に対
してラチェット動作でその噛合状態が順次送られる。
【0007】また、このようなラチェット機構によれ
ば、ヘッドレスト本体3をシート最前部側に回動させる
ことでロック状態を解除し得ると共に、最後部から順次
ラチェット式に移動させて、その位置を調整することが
できる。
ば、ヘッドレスト本体3をシート最前部側に回動させる
ことでロック状態を解除し得ると共に、最後部から順次
ラチェット式に移動させて、その位置を調整することが
できる。
【0008】図12及び図13には、本発明の基礎とな
る可動式ヘッドレスト装置のロック機構が示されてお
り、ロック機構部の簡素化及びラチェット機構の精度の
よい作動を得るようになされている。
る可動式ヘッドレスト装置のロック機構が示されてお
り、ロック機構部の簡素化及びラチェット機構の精度の
よい作動を得るようになされている。
【0009】即ち、ヘッドレストフレーム10内に収容
される支持ブラケット11は、ヘッドレストステー12
に溶接等により固着される一方、ヘッドレストフレーム
10内に収容一体化されるラチェット部材13は、ブッ
シュを介してヘッドレストステー12内に嵌め込まれ、
ヘッドレストフレーム10と一体に回動可能にヘッドレ
ストステー12に支持されている。
される支持ブラケット11は、ヘッドレストステー12
に溶接等により固着される一方、ヘッドレストフレーム
10内に収容一体化されるラチェット部材13は、ブッ
シュを介してヘッドレストステー12内に嵌め込まれ、
ヘッドレストフレーム10と一体に回動可能にヘッドレ
ストステー12に支持されている。
【0010】更に、前記支持ブラケット11とラチェッ
ト部材13との間に係止部材14が介装され、リベット
15をラチェット部材13のガイド孔131を通して係
止部材14の貫通孔141、支持ブラケット11の取付
孔111に嵌め込んで支持ブラケット11とラチェット
部材13との間に係止部材14が支持される一方、ラチ
ェット部材13は、テンションスプリング16によりバ
ネ付勢されると共に、係止部材14には捩りコイルバネ
17が設置され、係止部材14の爪部142とラチェッ
ト部材13のラチェット歯132とが噛合する方向にバ
ネ付勢すると共に、更に、ロックオフ状態で係止部材1
4を確実に保持できるように構成されている。
ト部材13との間に係止部材14が介装され、リベット
15をラチェット部材13のガイド孔131を通して係
止部材14の貫通孔141、支持ブラケット11の取付
孔111に嵌め込んで支持ブラケット11とラチェット
部材13との間に係止部材14が支持される一方、ラチ
ェット部材13は、テンションスプリング16によりバ
ネ付勢されると共に、係止部材14には捩りコイルバネ
17が設置され、係止部材14の爪部142とラチェッ
ト部材13のラチェット歯132とが噛合する方向にバ
ネ付勢すると共に、更に、ロックオフ状態で係止部材1
4を確実に保持できるように構成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、ロック機
構部をコンパクト化した可動式ヘッドレスト装置にあっ
ては、テンションスプリング16のバネ圧により、ヘッ
ドレスト本体(ヘッドレストフレーム10)を後傾方向
にバネ付勢しているが、この時のバネ圧によりラチェッ
ト部材13の下側が図13中aで示す方向に外力が加わ
り、ラチェット部材13に傾きが生じ易く、そうした場
合、ラチェット部材13のラチェット歯132と係止部
材14の爪部142との間の良好な噛合状態が得られ
ず、ロック強度の低下やヘッドレスト本体の角度調整作
業時における作動不良が生じる等の不具合が指摘されて
いる。
構部をコンパクト化した可動式ヘッドレスト装置にあっ
ては、テンションスプリング16のバネ圧により、ヘッ
ドレスト本体(ヘッドレストフレーム10)を後傾方向
にバネ付勢しているが、この時のバネ圧によりラチェッ
ト部材13の下側が図13中aで示す方向に外力が加わ
り、ラチェット部材13に傾きが生じ易く、そうした場
合、ラチェット部材13のラチェット歯132と係止部
材14の爪部142との間の良好な噛合状態が得られ
ず、ロック強度の低下やヘッドレスト本体の角度調整作
業時における作動不良が生じる等の不具合が指摘されて
いる。
【0012】本発明の目的は、テンションスプリングの
バネ付勢力が作用しても、ラチェット部材の適正姿勢を
常時維持することができ、ラチェット部材のラチェット
歯と係止部材の爪部との良好な噛合状態が得られ、ヘッ
ドレストのロック位置でのロック強度を強化できると共
に、ヘッドレスト本体の角度調整時において、円滑な作
動が行える可動式ヘッドレスト装置を提供するものであ
る。
バネ付勢力が作用しても、ラチェット部材の適正姿勢を
常時維持することができ、ラチェット部材のラチェット
歯と係止部材の爪部との良好な噛合状態が得られ、ヘッ
ドレストのロック位置でのロック強度を強化できると共
に、ヘッドレスト本体の角度調整時において、円滑な作
動が行える可動式ヘッドレスト装置を提供するものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の可動
式ヘッドレスト装置は、乗員の頭部を保護するヘッドレ
スト本体の芯部を構成するヘッドレストフレームを車両
用シートのシートバック上縁に設けたヘッドレストステ
ーに回動可能に支持すると共に、ヘッドレストフレーム
内に支持ブラケット並びにラチェット部材が収容され、
支持ブラケットは、ヘッドレストステーに固着される一
方、ラチェット部材はヘッドレストフレームと一体にヘ
ッドレストステーの軸廻りに回動可能で、且つテンショ
ンスプリングにより後傾方向にバネ付勢され、前記支持
ブラケットとラチェット部材との間にラチェット部材の
ラチェット歯と係止する係止部材が支持ブラケットに回
動可能に支持され、ヘッドレストフレームのロック状態
の時、前記係止部材がバネ部材によりロック方向にバネ
付勢されると共に、ヘッドレストフレームのロックオフ
状態の時バネ部材により係止部材が保持される可動式ヘ
ッドレスト装置において、前記係止部材は、支持ブラケ
ットとラチェット部材とを接合するリベットにより回動
可能に支持されると共に、ラチェット部材の外側面に位
置するリベットのフランジ部には、ラチェット部材の下
端側に延びる延長部が形成され、テンションスプリング
により支持ブラケットから離間する方向にラチェット部
材が傾くのを規制することを特徴とする。
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の可動
式ヘッドレスト装置は、乗員の頭部を保護するヘッドレ
スト本体の芯部を構成するヘッドレストフレームを車両
用シートのシートバック上縁に設けたヘッドレストステ
ーに回動可能に支持すると共に、ヘッドレストフレーム
内に支持ブラケット並びにラチェット部材が収容され、
支持ブラケットは、ヘッドレストステーに固着される一
方、ラチェット部材はヘッドレストフレームと一体にヘ
ッドレストステーの軸廻りに回動可能で、且つテンショ
ンスプリングにより後傾方向にバネ付勢され、前記支持
ブラケットとラチェット部材との間にラチェット部材の
ラチェット歯と係止する係止部材が支持ブラケットに回
動可能に支持され、ヘッドレストフレームのロック状態
の時、前記係止部材がバネ部材によりロック方向にバネ
付勢されると共に、ヘッドレストフレームのロックオフ
状態の時バネ部材により係止部材が保持される可動式ヘ
ッドレスト装置において、前記係止部材は、支持ブラケ
ットとラチェット部材とを接合するリベットにより回動
可能に支持されると共に、ラチェット部材の外側面に位
置するリベットのフランジ部には、ラチェット部材の下
端側に延びる延長部が形成され、テンションスプリング
により支持ブラケットから離間する方向にラチェット部
材が傾くのを規制することを特徴とする。
【0014】従って、請求項1に記載の発明によれば、
ラチェット部材は、テンションスプリングのバネ圧によ
り、ラチェット部材の下端側が支持ブラケットと離間す
る方向に力が作用しても、リベットのフランジ部がラチ
ェット部材の外側面に沿って下端側に向けて延長形成さ
れているため、この延長部によりラチェット部材の傾き
が規制でき、ラチェット部材のラチェット歯と係止部材
の爪部との間の良好な噛合状態が得られる。
ラチェット部材は、テンションスプリングのバネ圧によ
り、ラチェット部材の下端側が支持ブラケットと離間す
る方向に力が作用しても、リベットのフランジ部がラチ
ェット部材の外側面に沿って下端側に向けて延長形成さ
れているため、この延長部によりラチェット部材の傾き
が規制でき、ラチェット部材のラチェット歯と係止部材
の爪部との間の良好な噛合状態が得られる。
【0015】次いで、本願の請求項2に記載の可動式ヘ
ッドレスト装置は、前記リベットのフランジ部に延設し
た延長部の内面には、ラチェット部材の外側面を押圧す
る突起が設けられていることを特徴とする。
ッドレスト装置は、前記リベットのフランジ部に延設し
た延長部の内面には、ラチェット部材の外側面を押圧す
る突起が設けられていることを特徴とする。
【0016】従って、請求項2に記載の発明によれば、
リベットのフランジ部に延長部を形成すると共に、この
延長部の内面にラチェット部材の外側面を押圧する突起
が形成されているため、常にこの突起からラチェット部
材の外側面に押圧力が作用しているため、テンションス
プリングからのバネ圧によりラチェット部材の傾き方向
への力が作用してもラチェット部材に傾きが生じること
がない。
リベットのフランジ部に延長部を形成すると共に、この
延長部の内面にラチェット部材の外側面を押圧する突起
が形成されているため、常にこの突起からラチェット部
材の外側面に押圧力が作用しているため、テンションス
プリングからのバネ圧によりラチェット部材の傾き方向
への力が作用してもラチェット部材に傾きが生じること
がない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る可動式ヘッド
レスト装置の実施形態について、図面を参照して詳述す
る。図1は本発明に係る可動式ヘッドレスト装置におけ
るヘッドレストステーとヘッドレストフレームとの関係
を示す正面図、図2は本発明に係る可動式ヘッドレスト
装置におけるヘッドレストフレーム内のロック機構部分
を示す構成説明図、図3は本発明に係る可動式ヘッドレ
スト装置における各構成部材を示す分解斜視図、図4は
本発明に係る可動式ヘッドレスト装置におけるロック機
構部の構成を示す断面図、図5は同可動式ヘッドレスト
装置におけるロック機構部の別の実施形態を示す断面
図、図6乃至図9は本発明に係る可動式ヘッドレスト装
置におけるロックオン状態、ロックオフ状態、ロックオ
フ保持状態、ロックオン直前状態を夫々示す説明図であ
る。
レスト装置の実施形態について、図面を参照して詳述す
る。図1は本発明に係る可動式ヘッドレスト装置におけ
るヘッドレストステーとヘッドレストフレームとの関係
を示す正面図、図2は本発明に係る可動式ヘッドレスト
装置におけるヘッドレストフレーム内のロック機構部分
を示す構成説明図、図3は本発明に係る可動式ヘッドレ
スト装置における各構成部材を示す分解斜視図、図4は
本発明に係る可動式ヘッドレスト装置におけるロック機
構部の構成を示す断面図、図5は同可動式ヘッドレスト
装置におけるロック機構部の別の実施形態を示す断面
図、図6乃至図9は本発明に係る可動式ヘッドレスト装
置におけるロックオン状態、ロックオフ状態、ロックオ
フ保持状態、ロックオン直前状態を夫々示す説明図であ
る。
【0018】図1乃至図3において、本発明に係る可動
式ヘッドレスト装置20は、図示しない車両用シートの
シートバックにヘッドレスト本体を支持するために設け
られるヘッドレストステー21と、このヘッドレストス
テー21に支持されるヘッドレストフレーム30とから
大略構成されている。
式ヘッドレスト装置20は、図示しない車両用シートの
シートバックにヘッドレスト本体を支持するために設け
られるヘッドレストステー21と、このヘッドレストス
テー21に支持されるヘッドレストフレーム30とから
大略構成されている。
【0019】前記ヘッドレストステー21は、水平支持
部211と、水平支持部211の両端に下方に向けて伸
びる一対の脚部212とを備えた鋼製パイプ材からな
り、図示しないシートバックの上縁側に抜き差し自在に
装着される。
部211と、水平支持部211の両端に下方に向けて伸
びる一対の脚部212とを備えた鋼製パイプ材からな
り、図示しないシートバックの上縁側に抜き差し自在に
装着される。
【0020】一方、このヘッドレストステー21の水平
支持部211に支持されるヘッドレストフレーム30
は、金属鋼板を図2及び図3に示す形状に成形してな
り、中央下側にヘッドレストステー21の水平支持部2
11を軸受けする軸受部31としての中空円筒部を備え
ると共に、ヘッドレストフレーム30内には後述するロ
ック機構部40が内装されている。
支持部211に支持されるヘッドレストフレーム30
は、金属鋼板を図2及び図3に示す形状に成形してな
り、中央下側にヘッドレストステー21の水平支持部2
11を軸受けする軸受部31としての中空円筒部を備え
ると共に、ヘッドレストフレーム30内には後述するロ
ック機構部40が内装されている。
【0021】尚、図示はしないが、ヘッドレストフレー
ム30の外周にポリウレタンフォーム等をモールドプレ
ス成形により被包してヘッドレスト装置20にクッショ
ン性を付与すると共に、製品外表面にクロス等を貼着し
てヘッドレスト装置20の手触り感や外観意匠性を高め
るように構成されている。
ム30の外周にポリウレタンフォーム等をモールドプレ
ス成形により被包してヘッドレスト装置20にクッショ
ン性を付与すると共に、製品外表面にクロス等を貼着し
てヘッドレスト装置20の手触り感や外観意匠性を高め
るように構成されている。
【0022】次に、ヘッドレストフレーム30内に収容
されているロック機構部40の構成を説明すると、図2
及び図3に示すように、ロック機構部40は、略扇形状
のラチェット部材41と、ヘッドレストステー21の水
平支持部211に取付けられる支持ブラケット42とラ
チェット部材41との間に介挿され、ラチェット部材4
1と係合する係止部材43と、ラチェット部材41に取
付けられるテンションスプリング44と、係止部材43
にスプリング付勢する捩りコイルバネ45と、支持ブラ
ケット42とラチェット部材41とを結合するリベット
46、並びにヘッドレストステー21に嵌め込まれるブ
ッシュ47とから構成されている。
されているロック機構部40の構成を説明すると、図2
及び図3に示すように、ロック機構部40は、略扇形状
のラチェット部材41と、ヘッドレストステー21の水
平支持部211に取付けられる支持ブラケット42とラ
チェット部材41との間に介挿され、ラチェット部材4
1と係合する係止部材43と、ラチェット部材41に取
付けられるテンションスプリング44と、係止部材43
にスプリング付勢する捩りコイルバネ45と、支持ブラ
ケット42とラチェット部材41とを結合するリベット
46、並びにヘッドレストステー21に嵌め込まれるブ
ッシュ47とから構成されている。
【0023】更に詳しくは、ラチェット部材41は、下
側に設けられたブッシュ孔411にブッシュ47を嵌め
込み、ヘッドレストステー21の水平支持部211にブ
ッシュ47を介して取付けられており、支持ブラケット
42は、ヘッドレストステー21の水平支持部211に
溶接等により固定されるが、ラチェット部材41は、ヘ
ッドレストフレーム30と一体にヘッドレストステー2
1の水平支持部211を基に回動可能に支持される。
側に設けられたブッシュ孔411にブッシュ47を嵌め
込み、ヘッドレストステー21の水平支持部211にブ
ッシュ47を介して取付けられており、支持ブラケット
42は、ヘッドレストステー21の水平支持部211に
溶接等により固定されるが、ラチェット部材41は、ヘ
ッドレストフレーム30と一体にヘッドレストステー2
1の水平支持部211を基に回動可能に支持される。
【0024】更に、ラチェット部材41のラチェット歯
412と、係止部材43の爪部431とが係止し、ラチ
ェット部材41に設けられている円弧状のガイド孔41
3に差し込まれているリベット46の軸部461が係止
部材43の孔部432に入込み係止部材43が回動自在
に支持され、リベット46の小径軸462が支持ブラケ
ット42の取付部421に取付けられて、支持ブラケッ
ト42とラチェット部材41との間に係止部材43が支
持され、捩りコイルバネ45によりロックオン方向に係
止部材43がロック方向にバネ付勢されている。
412と、係止部材43の爪部431とが係止し、ラチ
ェット部材41に設けられている円弧状のガイド孔41
3に差し込まれているリベット46の軸部461が係止
部材43の孔部432に入込み係止部材43が回動自在
に支持され、リベット46の小径軸462が支持ブラケ
ット42の取付部421に取付けられて、支持ブラケッ
ト42とラチェット部材41との間に係止部材43が支
持され、捩りコイルバネ45によりロックオン方向に係
止部材43がロック方向にバネ付勢されている。
【0025】また、ラチェット部材41の取付片414
にテンションスプリング44の一端441が固定されて
おり、テンションスプリング44の他端442は支持ブ
ラケット42の係止用切欠422に取付けられ、ラチェ
ット部材41はそのロック方向にテンションスプリング
44によりバネ付勢され、更に、ラチェット部材41と
係止部材43との係合が解除された時、このテンション
スプリング44により、ヘッドレストフレーム30は後
方側へバネ付勢される。
にテンションスプリング44の一端441が固定されて
おり、テンションスプリング44の他端442は支持ブ
ラケット42の係止用切欠422に取付けられ、ラチェ
ット部材41はそのロック方向にテンションスプリング
44によりバネ付勢され、更に、ラチェット部材41と
係止部材43との係合が解除された時、このテンション
スプリング44により、ヘッドレストフレーム30は後
方側へバネ付勢される。
【0026】ところで、本発明は、ヘッドレストフレー
ム30内に前述したロック機構部40が収容されている
が、ヘッドレストフレーム30の適正位置でのロック強
度を充分に確保できると共に、ヘッドレストフレーム3
0の角度調整操作時における操作性に優れた可動式ヘッ
ドレスト装置20を提供することを課題としており、図
3及び図4に示すように、リベット46のフランジ46
3にラチェット部材41の下端側に向けて延長する延長
部48を設けたことが特徴である。
ム30内に前述したロック機構部40が収容されている
が、ヘッドレストフレーム30の適正位置でのロック強
度を充分に確保できると共に、ヘッドレストフレーム3
0の角度調整操作時における操作性に優れた可動式ヘッ
ドレスト装置20を提供することを課題としており、図
3及び図4に示すように、リベット46のフランジ46
3にラチェット部材41の下端側に向けて延長する延長
部48を設けたことが特徴である。
【0027】即ち、図4に示すように、テンションスプ
リング44のバネ圧によりラチェット部材41の下側が
支持ブラケット42と離間する方向、即ち、図4中b方
向に外力が作用するが、リベット46のフランジ463
に設けた延長部48がストッパーとして機能するため、
ラチェット部材41に傾きが生じることがなく、ラチェ
ット部材41のラチェット歯412と係止部材43の爪
部431との間の良好な噛合状態が維持でき、所定位置
でのロック強度を十分確保できると共に、位置調整作業
における節度感のある操作が期待でき、操作性が向上す
る。
リング44のバネ圧によりラチェット部材41の下側が
支持ブラケット42と離間する方向、即ち、図4中b方
向に外力が作用するが、リベット46のフランジ463
に設けた延長部48がストッパーとして機能するため、
ラチェット部材41に傾きが生じることがなく、ラチェ
ット部材41のラチェット歯412と係止部材43の爪
部431との間の良好な噛合状態が維持でき、所定位置
でのロック強度を十分確保できると共に、位置調整作業
における節度感のある操作が期待でき、操作性が向上す
る。
【0028】更に、図5に示すように、リベット46の
延長部48の内面にラチェット部材41の外側面を押圧
する突起49を形成すれば、常時ラチェット部材41が
支持ブラケット42側に押圧され、テンションスプリン
グ44のバネ圧が過度に作用しても、ラチェット部材4
1のラチェット歯412と係止部材43の爪部431と
の噛合いをより精度よく行なわせることができる。
延長部48の内面にラチェット部材41の外側面を押圧
する突起49を形成すれば、常時ラチェット部材41が
支持ブラケット42側に押圧され、テンションスプリン
グ44のバネ圧が過度に作用しても、ラチェット部材4
1のラチェット歯412と係止部材43の爪部431と
の噛合いをより精度よく行なわせることができる。
【0029】図6乃至図9において、可動式ヘッドレス
ト装置20の操作について説明すると、図6はヘッドレ
ストがロックオン状態であり、ラチェット部材41のラ
チェット歯412に対して、係止部材43の爪部431
が噛合っており、テンションスプリング44並びに捩り
コイルバネ45により、ラチェット部材41、係止部材
43は、ロック方向にバネ付勢され、ヘッドレストフレ
ーム30は、ロック状態である。
ト装置20の操作について説明すると、図6はヘッドレ
ストがロックオン状態であり、ラチェット部材41のラ
チェット歯412に対して、係止部材43の爪部431
が噛合っており、テンションスプリング44並びに捩り
コイルバネ45により、ラチェット部材41、係止部材
43は、ロック方向にバネ付勢され、ヘッドレストフレ
ーム30は、ロック状態である。
【0030】この時、前述したように、リベット46に
延長部48が延設されており、ラチェット部材41はテ
ンションスプリング44からのバネ圧が作用しても傾き
が生じることなく、常に適正位置に保持されているた
め、ラチェット部材41のラチェット歯412と係止部
材43の爪部431との噛合状態が良好であり、強固な
ロック強度が確保されている。
延長部48が延設されており、ラチェット部材41はテ
ンションスプリング44からのバネ圧が作用しても傾き
が生じることなく、常に適正位置に保持されているた
め、ラチェット部材41のラチェット歯412と係止部
材43の爪部431との噛合状態が良好であり、強固な
ロック強度が確保されている。
【0031】次いで、ヘッドレストフレーム30を前傾
操作すれば、ラチェット部材41のラチェット歯412
と、係止部材43の爪部431との係合が解除され、図
7に示すロックオフ状態となり、更に前傾操作を継続す
れば、ラチェット部材41のラチェット歯412と係止
部材43の爪部431のロックオン、オフが交互に繰り
返され、ヘッドレストフレーム30の最前傾位置におい
ては、ラチェット部材41の後端凸部415により係止
部材43が図中反時計廻り方向に回動し、図8に示すよ
うに、係止部材43の下端433が捩りコイルバネ45
の付勢部453に嵌まり込む。このロックオフ保持状態
で係止部材43は捩りコイルバネ45により保持されて
いる。
操作すれば、ラチェット部材41のラチェット歯412
と、係止部材43の爪部431との係合が解除され、図
7に示すロックオフ状態となり、更に前傾操作を継続す
れば、ラチェット部材41のラチェット歯412と係止
部材43の爪部431のロックオン、オフが交互に繰り
返され、ヘッドレストフレーム30の最前傾位置におい
ては、ラチェット部材41の後端凸部415により係止
部材43が図中反時計廻り方向に回動し、図8に示すよ
うに、係止部材43の下端433が捩りコイルバネ45
の付勢部453に嵌まり込む。このロックオフ保持状態
で係止部材43は捩りコイルバネ45により保持されて
いる。
【0032】そして、このロックオフ保持状態では、ラ
チェット部材41と係止部材43とは係合していないた
め、テンションスプリング44のバネ圧によりヘッドレ
ストフレーム30は最後傾位置まで戻され、図9に示す
ように、係止部材43の爪部431がラチェット部材4
1の前端凸部416にぶつかり、係止部材43が図中時
計廻り方向に回動し、ラチェット部材41と係止部材4
3とが噛合可能な状態となり、ヘッドレストフレーム3
0を前傾操作して行き、所望のロック位置でヘッドレス
トフレーム30を固定すれば、適正位置で図6に示すロ
ックオン状態となる。
チェット部材41と係止部材43とは係合していないた
め、テンションスプリング44のバネ圧によりヘッドレ
ストフレーム30は最後傾位置まで戻され、図9に示す
ように、係止部材43の爪部431がラチェット部材4
1の前端凸部416にぶつかり、係止部材43が図中時
計廻り方向に回動し、ラチェット部材41と係止部材4
3とが噛合可能な状態となり、ヘッドレストフレーム3
0を前傾操作して行き、所望のロック位置でヘッドレス
トフレーム30を固定すれば、適正位置で図6に示すロ
ックオン状態となる。
【0033】このように、本発明に係る可動式ヘッドレ
スト装置20によれば、リベット46の延長部48によ
りラチェット部材41のラチェット歯412と係止部材
43の爪部431との噛合を精度よく行なえるため、前
述したヘッドレスト装置20の作動時、良好な操作性が
確保できると共に、安定したロック強度が得られるとい
う有利さがある。
スト装置20によれば、リベット46の延長部48によ
りラチェット部材41のラチェット歯412と係止部材
43の爪部431との噛合を精度よく行なえるため、前
述したヘッドレスト装置20の作動時、良好な操作性が
確保できると共に、安定したロック強度が得られるとい
う有利さがある。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載の可動式ヘッドレスト装置によれば、ラチェット
部材は、テンションスプリングのバネ圧により、ラチェ
ット部材の下端側が支持ブラケットと離間する方向に力
が作用しても、リベットのフランジ部がラチェット部材
の外側面に沿って下端側に向けて延長形成されているた
め、この延長部によりラチェット部材の傾きが規制で
き、ラチェット部材のラチェット歯と係止部材の爪部と
の間の良好な噛合状態を得ることができるものである。
に記載の可動式ヘッドレスト装置によれば、ラチェット
部材は、テンションスプリングのバネ圧により、ラチェ
ット部材の下端側が支持ブラケットと離間する方向に力
が作用しても、リベットのフランジ部がラチェット部材
の外側面に沿って下端側に向けて延長形成されているた
め、この延長部によりラチェット部材の傾きが規制で
き、ラチェット部材のラチェット歯と係止部材の爪部と
の間の良好な噛合状態を得ることができるものである。
【0035】請求項2に記載の可動式ヘッドレスト装置
によれば、リベットのフランジ部に延長部を形成すると
共に、この延長部の内面にラチェット部材の外側面を押
圧する突起が形成されているため、常にこの突起からラ
チェット部材の外側面に押圧力が作用しているため、テ
ンションスプリングからのバネ圧によりラチェット部材
の傾き方向への力が作用してもラチェット部材に傾きが
生じることがないものである。
によれば、リベットのフランジ部に延長部を形成すると
共に、この延長部の内面にラチェット部材の外側面を押
圧する突起が形成されているため、常にこの突起からラ
チェット部材の外側面に押圧力が作用しているため、テ
ンションスプリングからのバネ圧によりラチェット部材
の傾き方向への力が作用してもラチェット部材に傾きが
生じることがないものである。
【0036】本発明によれば、乗員の頭部を保護するヘ
ッドレスト本体の芯部であるヘッドレストフレームを車
両用シートのシートバック上縁に設けたヘッドレストス
テーに回動可能に支持すると共に、ヘッドレストフレー
ム内に設けたラチェット機構により、ヘッドレストフレ
ームを所定の傾倒角度でロック保持できる可動式ヘッド
レスト装置において、特に、テンションスプリングによ
りラチェット部材に傾きが生じることがないように、リ
ベットに延長部を設けるという構成であるため、ラチェ
ット部材のラチェット歯と係止部材の爪部との良好な噛
合状態を維持でき、ヘッドレスト本体のロック時におけ
る強固なロック強度が得られると共に、ヘッドレスト本
体の角度調整作業における円滑な操作性が期待できるも
のである。
ッドレスト本体の芯部であるヘッドレストフレームを車
両用シートのシートバック上縁に設けたヘッドレストス
テーに回動可能に支持すると共に、ヘッドレストフレー
ム内に設けたラチェット機構により、ヘッドレストフレ
ームを所定の傾倒角度でロック保持できる可動式ヘッド
レスト装置において、特に、テンションスプリングによ
りラチェット部材に傾きが生じることがないように、リ
ベットに延長部を設けるという構成であるため、ラチェ
ット部材のラチェット歯と係止部材の爪部との良好な噛
合状態を維持でき、ヘッドレスト本体のロック時におけ
る強固なロック強度が得られると共に、ヘッドレスト本
体の角度調整作業における円滑な操作性が期待できるも
のである。
【図1】本発明に係る可動式ヘッドレスト装置における
ヘッドレストステーとヘッドレストフレームとの関係を
示す正面図。
ヘッドレストステーとヘッドレストフレームとの関係を
示す正面図。
【図2】本発明に係る可動式ヘッドレスト装置における
ヘッドレストステーとヘッドレストフレーム並びにロッ
ク機構部の構成を示す説明図。
ヘッドレストステーとヘッドレストフレーム並びにロッ
ク機構部の構成を示す説明図。
【図3】本発明に係る可動式ヘッドレスト装置における
ヘッドレストフレーム並びにロック機構部の構成を示す
分解斜視図。
ヘッドレストフレーム並びにロック機構部の構成を示す
分解斜視図。
【図4】本発明に係る可動式ヘッドレスト装置における
ロック機構部の構成を示す断面図。
ロック機構部の構成を示す断面図。
【図5】本発明に係る可動式ヘッドレスト装置における
ロック機構部の別の実施形態を示す断面図。
ロック機構部の別の実施形態を示す断面図。
【図6】本発明に係る可動式ヘッドレスト装置における
ロックオン状態を示す説明図。
ロックオン状態を示す説明図。
【図7】本発明に係る可動式ヘッドレスト装置における
ロックオフ状態を示す説明図。
ロックオフ状態を示す説明図。
【図8】本発明に係る可動式ヘッドレスト装置における
ロックオフ保持状態を示す説明図。
ロックオフ保持状態を示す説明図。
【図9】本発明に係る可動式ヘッドレスト装置における
ロックオン直前状態を示す説明図。
ロックオン直前状態を示す説明図。
【図10】従来の可動式ヘッドレスト装置を示す正面
図。
図。
【図11】従来の可動式へッドレスト装置における側面
図。
図。
【図12】本発明の基礎となる可動式ヘッドレスト装置
におけるロック機構部を示す分解斜視図。
におけるロック機構部を示す分解斜視図。
【図13】本発明の基礎となる可動式ヘッドレスト装置
におけるロック機構部を示す構成説明図。
におけるロック機構部を示す構成説明図。
20 可動式ヘッドレスト装置
21 ヘッドレストステー
211 水平支持部
212 脚部
30 ヘッドレストフレーム
31 軸受部
40 ロック機構部
41 ラチェット部材
412 ラチェット歯
413 ガイド孔
42 支持ブラケット
43 係止部材
431 爪部
44 テンションスプリング
45 捩りコイルバネ
46 リベット
47 ブッシュ
48 延長部
49 凸部
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭57−155128(JP,A)
特開 平1−164311(JP,A)
実開 平5−48750(JP,U)
実開 昭63−77831(JP,U)
実公 平3−39079(JP,Y2)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A47C 7/38
Claims (2)
- 【請求項1】 乗員の頭部を保護するヘッドレスト本体
の芯部を構成するヘッドレストフレームを車両用シート
のシートバック上縁に設けたヘッドレストステーに回動
可能に支持すると共に、ヘッドレストフレーム内に支持
ブラケット並びにラチェット部材が収容され、支持ブラ
ケットは、ヘッドレストステーに固着される一方、ラチ
ェット部材はヘッドレストフレームと一体にヘッドレス
トステーの軸廻りに回動可能で、且つテンションスプリ
ングにより後傾方向にバネ付勢され、前記支持ブラケッ
トとラチェット部材との間にラチェット部材のラチェッ
ト歯と係止する係止部材が支持ブラケットに回動可能に
支持され、ヘッドレストフレームのロック状態の時、前
記係止部材がバネ部材によりロック方向にバネ付勢され
ると共に、ヘッドレストフレームのロックオフ状態の時
バネ部材により係止部材が保持される可動式ヘッドレス
ト装置において、 前記係止部材は、支持ブラケットとラチェット部材とを
接合するリベットにより回動可能に支持されると共に、
ラチェット部材の外側面に位置するリベットのフランジ
部には、ラチェット部材の下端側に延びる延長部が形成
され、テンションスプリングにより支持ブラケットから
離間する方向にラチェット部材が傾くのを規制すること
を特徴とする可動式ヘッドレスト装置。 - 【請求項2】 前記リベットのフランジ部に延設した延
長部の内面には、ラチェット部材の外側面を押圧する突
起が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
可動式ヘッドレスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02912399A JP3531157B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 可動式ヘッドレスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02912399A JP3531157B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 可動式ヘッドレスト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000225034A JP2000225034A (ja) | 2000-08-15 |
JP3531157B2 true JP3531157B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=12267539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02912399A Expired - Fee Related JP3531157B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 可動式ヘッドレスト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3531157B2 (ja) |
-
1999
- 1999-02-05 JP JP02912399A patent/JP3531157B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000225034A (ja) | 2000-08-15 |
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