JP3529840B2 - エレベータの水平方向サスペンションの中心位置制御装置 - Google Patents

エレベータの水平方向サスペンションの中心位置制御装置

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JP3529840B2
JP3529840B2 JP11062794A JP11062794A JP3529840B2 JP 3529840 B2 JP3529840 B2 JP 3529840B2 JP 11062794 A JP11062794 A JP 11062794A JP 11062794 A JP11062794 A JP 11062794A JP 3529840 B2 JP3529840 B2 JP 3529840B2
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/02Guideways; Guides
    • B66B7/04Riding means, e.g. Shoes, Rollers, between car and guiding means, e.g. rails, ropes
    • B66B7/041Riding means, e.g. Shoes, Rollers, between car and guiding means, e.g. rails, ropes including active attenuation system for shocks, vibrations
    • B66B7/042Riding means, e.g. Shoes, Rollers, between car and guiding means, e.g. rails, ropes including active attenuation system for shocks, vibrations with rollers, shoes

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  • Elevator Control (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータに係り、特
に、エレベータのための水平方向サスペンション制御に
関する。
【0002】
【従来の技術】欧州特許出願番号第91306517号
(登録番号第046767382号、1992年1月2
2日登録)において、エレベータのアクティブサスペン
ションシステムが開示されている。これによれば、エレ
ベータが昇降路を垂直方向に移動する際に、水平方向に
作用する外乱力を動的に抑制するための装置及び装置が
記されている。特に、この発明の図69には、制御ブロ
ック図が示され、一対の動的な支持装置が示されてい
る。特に、エレベータかごの中心位置の制御について
は、低周期で比較的大きな外乱力に対応するためのもの
が示され、かごが垂直方向に昇降路を上昇・下降する際
の、水平方向の定常位置からのかごのずれ、傾きを引き
起こす状況が記されている。中心位置制御に関しては、
米国特許5,117,964の図9においても、同様の
制御装置が開示されている。これらの引例の書面によ
り、発明者に与えられた発明が開示されている。
【0003】エレベータの水平方向のサスペンション制
御の詳細は、特に、米国特許5,117,964号の第
5コラム第56行から第6コラム第66行までに、図面
を引用しながら説明がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の引例のいずれに
おいても、エレベータの水平方向のサスペンション機構
が、エレベータかごの左右両側に対向させて設けられて
いる。前後方向および左右方向のサスペンション制御が
考慮されており、前後方向の制御は、左右方向の制御に
比べ簡単とされる一方、左右方向の制御では、かごと昇
降路両側のレールとの相対位置を比較し、レール間の中
間にかごが位置するように制御する必要があることから
複雑となる。2つの独立した前後方向制御は、もし必要
ならば、独立したレールに関して、実現可能である。
【0005】前記の先例を詳細に検討した結果、安定性
を確保しながらも、かごの中心位置を即座に合わせると
いう相反する目的に対して、充分応答性を満たす制御装
置とするには、フィルタと補償を決定することが困難と
なることが分かった。また、反転駆動が可能なギア駆動
のモータ制御に対しては、駆動力が充分大きく、基本的
にアクチュエータを用いないようなホーム位置の制御の
ために用いるような比較的弱い制御装置の効果を打ち消
してしまうような力が働く時には、望ましくない反転駆
動の現象が見られることが分かった。ホーム位置の制御
の目的は、かごの位置制御に選択されていないアクチュ
エータのローラにかかる力を一定に保つことにある。言
い替えると、一方のアクチュエータがかごの位置制御の
ために制御動作に当たっている間は、本来、アクチュエ
ータが位置制御に供されていない時に用いるものである
が、従来から常時用いられないものとして捉えられてい
た「弱い制御装置」を用いて、他方のアクチュエータが
そのホーム位置にもどるような制御装置とした。
【0006】本発明の目的は、安定性を確保しながら、
エレベータの水平方向のサスペンションの中心位置制御
の応答性を改善する制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに対向し
あう位置にある第1のアクチュエータと第2のアクチュ
エータを有するエレベータかごの水平方向のサスペンシ
ョンのための中心位置制御装置であって、前記中心位置
制御は、第1及び第2のアクチュエータのパラメータに
各々対応する第1及び第2の検出信号の強度を表す偏差
信号に応じて制御動作を行い、前記中心位置制御は、エ
レベータかごを駆動するための時刻において駆動される
互いに対向しあうアクチュエータの一方を選択するだけ
のための偏差信号に応じて前記時刻においては一方向の
みに制御動作を行い、前記中心位置制御装置は、更に、
第1のアクチュエータの駆動を避けるために偏差信号の
強度に関する第1の選択された領域に対し、制御を停止
するための第1の停止制御信号を、偏差信号に応じて与
えるための手段と、第2のアクチュエータの駆動を避け
るために偏差信号の強度に関する第2の選択された領域
に対し、制御を停止するための第2の停止制御信号を、
偏差信号に応じて与えるための手段を有することを特徴
としている。
【0008】本発明は、更に、第1の停止制御信号に応
じて、第1のアクチュエータを制動するための手段と、
第2の停止制御信号に応じて、第2のアクチュエータを
制動するための手段を有することを特徴としている。ま
た本発明は、中心位置制御は、各アクチュエータを、前
記アクチュエータが駆動されるものとして選択されない
時にのみ、予め選択された駆動力を作用する状態に復帰
させるために各アクチュエータに対するフィードバック
制御ループを含むことを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の第1の観点は、選択された点におい
て、エレベータの水平方向のサスペンションアクチュエ
ータのために、制動制御が与えられることである。
【0010】更に、第1の観点に関しては、制動制御
が、位置信号に応じて、エレベータの水平方向の中心位
置の近傍に設定された位置ウィンドに留まるように、エ
レベータの水平方向のサスペンションのアクチュエータ
を制動するための制動制御信号を与えることに特徴があ
る。
【0011】前記のようなブレーキの使用は、伸縮可能
なアクチュエータに対して、後方に駆動されることが望
ましくない場合、また、たとえ望む場合であったとして
も、このような制御装置は、位置制御への制動動作の減
衰作用を考えた上で可能となる応答性に差を生じさせて
しまうことになり、これを抑止できるという利点があ
る。また、制動制御により、前後方向及び左右方向両者
の位置制御をより効果的に進めることができることも分
かった。制動制御のための回路は、位置の偏差に基づき
制御することにより応答性の高い機能を持たせることが
できる。選択されたある領域に、アクチュエータの駆動
範囲を限定することにより、思いがけなく、位置制御の
応答性を向上させることを可能とする、減衰効果をもた
らすことが分かった。結果として、ゲインおよび位相遅
れ制御のパラメータとして、2秒の時定数を用いること
が可能であると判断した。
【0012】本発明の、第2の観点は、制御の停止が、
選択された点に関してアクチュエータの駆動を停止する
ためにエレベータの水平方向のサスペンションアクチュ
エータに与えられていることである。
【0013】更に、第2の観点に関しては、制御停止は
位置信号に応じて制御停止信号を与え、エレベータの水
平方向の中心位置の近傍に定義される領域を示す位置ウ
ィンドにアクチュエータの駆動範囲が留まっている状態
で、アクチュエータの制御を停止することを特徴とする
ことである。
【0014】制御停止の利用は、伸縮可能なアクチュエ
ータに対して、後方に駆動されることが望ましくない場
合、また、たとえ望む場合であったとしても、このよう
な制御装置は、位置制御への制動動作の減衰作用を考え
た上で可能となる応答性に差を生じさせてしまうことに
なり、これを抑止できるという利点がある。また、制御
停止により、前後方向及び左右方向両者の位置制御をよ
り効果的に進めることができることも分かった。制動制
御のための回路は、位置の偏差に基づき制御することに
より応答性の高い機能を持たせることができる。選択さ
れたある領域に、アクチュエータの駆動範囲を限定する
ことにより、思いがけなく、位置制御の応答性を向上さ
せることを可能とする、減衰効果をもたらすことが分か
った。結果として、ゲインおよび位相遅れ制御のパラメ
ータとして、2秒の時定数を用いることが可能であると
判断した。
【0015】本発明の第3の観点は、対向して設けられ
た左右方向のサスペンションアクチュエータの一方がか
ごの位置制御に用いらている時、そのホーム位置(待機
位置)制御は停止され、他方の位置制御のために選択さ
れていないアクチュエータが、それ自身のホーム位置制
御に用いられ、望ましい駆動力を作用するように制御さ
れることに特徴がある。このように、ホーム位置の制御
は、アクチュエータを選択して行なうことが必要である
と判断した。従来は、強制的な位置制御と比べると、ホ
ーム位置の制御は、比較的効果が少ないと考えられてお
り、常時使用するものではなかった。本発明によれば、
ホーム位置の制御は、しかるべきタイミングで、選択的
に用いることが必要であると判断した。一方のアクチュ
エータが、かごの位置制御に供されている間は、そのア
クチュエータのホーム位置制御は停止させ、他方のアク
チュエータの駆動力を調整して、ホーム位置に留まるよ
うな状態に加減し、予荷重条件を確立することとした。
この改良により、安定性を飛躍的に向上させることがで
きる。
【0016】本発明の第4の観点は、かごの位置制御の
ために選択されていないアクチュエータを制御し、エレ
ベータかごの枠に関連するホーム位置に復元させる代わ
りに、常に同一の伸縮力がコイルにかかるようにして、
ホーム位置を選択(決定)することに特徴がある。この
装置により、選択されていない側のアクチュエータに接
続されたローラがレールに与える予荷重を一定に保つこ
とができ、前述の先例よりも優れた制御装置である。
【0017】
【実施例】図1は、エレベータの水平方向アクティブサ
スペンションのための前後方向制御のブロック図を示
す。前記米国特許5,117,946に記載されている
様な、前後方向アクチュエータ10は、線12によって
与えられる制御信号に応じて、垂直に延びた昇降路のレ
ールに対して水平方向にエレベータかごを動かすための
機械的な出力を線14を通して与える。線14を通して
与えられた出力により発生する力は、線18を通して与
えられたギャップ信号と加減算16にて加算され、線2
0を通してコイル係数(K)に送られる、さらにその出
力は線24を通して加減算26に与えられる。図1にお
いて、破線はシステムのアクチュエータ、ブレーキ、制
御等の間で受け渡される力学的な作用を表し、システム
全体の一部を構成するものである。即ち、アクティブサ
スペンションで制御信号を処理する部分は、実線で示さ
れる部分である。このように、一般的に線28で示され
るような力学系に対する外乱力は、アクチュエータによ
り線24を通して与えられる力と、線30を通して与え
られる機械的な減衰信号とともに加減算を施され、その
加減算結果は線32を通して質量Mのエレベータかご3
4に与えられる。線32の信号は、図1に示した制御シ
ステムへの力の偏差信号を表し、すなわち、線28の外
乱力とアクチュエータ10により外乱力を打ち消すため
に与えられる操作力との差を表す。システムにより統合
される線36の加速度信号により示されるように、線3
2の偏差信号は、エレベータかご34を加速する。更
に、積分ブロック38は加速度信号を入力し、機械的減
衰ブロック42と他の積分ブロック44の両者に供給さ
れる速度信号を線40に出力する。線30の機械的減衰
信号は、先に説明したように、単に、線40上の速度成
分を機械的に減衰した結果を表すのである。線40に繋
がるブロック44からの出力は、エレベータかごの位置
を表す。ブロック34、38、42及び44は、エレベ
ータかごの質点力学的な特性を表していると言える。
【0018】線46上のエレベータかご位置信号は、も
しエレベータかごが、少なくとも垂直方向に」延びたレ
ールに関して、ホイストレールの前後方向の中心位置に
あるときには、ゼロとなる。このように、レールが完全
に垂直に延びていると仮定すると、エレベータかごとレ
ールとの間の間隔(GAP)は、線46で表される位置
信号に等しいものとなる。しかし、実際にはレールは完
全に中心位置で垂直方向に延びている訳ではなく、レー
ルが前後方向にずれていることを考慮する必要がある。
このずれを表すため、レールオフセット信号を線48を
通して加減算ブロック50に導き、線46上の位置信号
と線48上のオフセット信号との差を求め、線18上の
ギャップ信号として位置センサ52に与えるものとなっ
ている。位置センサ52は、本発明の制御システムの一
部となっている。位置センサ52は、理想的な位置セン
サであり 一定係数のみの伝達関数である。図1の下の
実線部分は、本発明のアクティブサスペンションシステ
ムの制御、操作部分を表す。また、ローラ、ばね等の機
構部分も含んだものとなっている。
【0019】位置センサ52は、かごの位置を検出した
信号を線54に出力し、更に、加減算ブロック56に導
かれる。加減算ブロック56では、線54で与えられる
検出された位置信号と、線58で与えられる要求される
あるいは基準となるギャップ信号との差分を求める。ギ
ャップ偏差信号は、加減算ブロック56により、線54
の信号と線58の信号との差信号として与えられ、更
に、フィルタと補償のためのブロック60に導かれる。
フィルタと補償処理を経た信号は線62を介してコント
ロールブロック64に導かれ、ブロック64は制御信号
を線12を介して、先に記したアクチュエータ10に出
力する。
【0020】図1に関して記したすべての事項は、米国
特許5,117,946並びに欧州特許0467673
A2に記載のものと整合を持ったものである。
【0021】本発明によれば、線54に現れる検出され
たギャップ信号は、ヒステリシス特性を持つウィンド比
較器66にも導かれる。ウィンド比較器は、検出された
ギャップ信号の強度が予め選択された領域に入るか否か
を判定する。この領域は、昇降路のレールに対して、エ
レベータかごの中心が一致した点を、領域の中心点とし
て設定されることが好ましい。中心点の周りに定義され
る水平方向のウィンド領域の上下限値は、例えば、ミリ
メータまたはそれ以上の単位で設定できる。線54の検
出ギャップ信号が然るべきウィンド内に入っている時に
は、ウィンド比較器66は、禁止信号を線68を介して
出力する。一対のドライバ70の、一方はコントロール
ブロック64に、他方はブレーキ72に信号を送る。前
者は、コントロールブロック64に線74を介して、コ
ントロールブロック64の機能を停止させるための制御
禁止信号を送り、後者は、線76を介して検出ギャップ
信号がエレベータかごの中心位置の周りの領域に入って
いる間はブレーキ72を作動させるためのブレーキ作動
信号を送る。ウィンド領域にギャップ信号が入っている
間の、アクチュエータ10の加減制御とコントロールブ
ロック64の一時制御停止の各動作は、エレベータかご
の揺れに対する減衰制御に絶大な効果を与えるものであ
る。フィルタ及び補償ブロック60の時定数として、2
秒程度の速い応答特性を示すものを用いると、エレベー
タかごの位置制御システム全体としては、高い応答特性
と、同時に、すぐれた安定性をそなえた制御特性をもた
らすことが出来る。
【0022】アクチュエータ10は、Bodine社の
ブラシレスDCモータドライブを含むものであってよ
い。この型のモータドライブは、起動後約1.5秒で定
格速度に達することができ、±10ボルトの制御命令範
囲を有している。例えば、デッドゾーンを約0.4ボル
トまでに設定できる。前記のシステム構成を実現するた
めに、Inertia Dynamics社のFSB/
FSBRばねを用いたブレーキを、Bodine社のモ
ータドライブとともに用いた。モータドライブは、Bo
dine Electric Company, 25
00 WestBradley Place, Chi
kago, Illiois 60618、から購入で
きる。ここで使用したモデルは、Bodin社34X6
FEBL型モータと58043型ドライブ制御装置であ
る。Inertia Dynamics社のブレーキ
は、パーツナンバー17034421のFSB型90V
仕様であり、Inertia Dynamics In
c, of Collinsville, Conne
cticut, TEL (203)693−023
1、から購入できる。ドライバ70には、例えば、Cr
ydomタイプのD2W203Fシリーズのような、標
準的な半導体リレーを用いることができる。ウィンド比
較器は、図4から図6に示すような、LM339タイプ
のような単純な電圧比較器とオペアンプLM324とか
らなるものであってよい。前記のタイプのドライバは、
Bodine社が供給するような115Vのブラッシレ
スタイプのDCモータと、Inertia Dynam
ics社が供給するようなばね適用型のブレーキを駆動
するのに用いることができる。
【0023】図2は、図1に示したような制御システム
と同様であるが、更に複雑な制御部分を含むものであ
る。図2は、前記の欧州特許0467673A2の図6
9及び、米国特許5,117,946の図9に示された
回路図にある程度似ているが、以下に示す様々な側面に
おいて本発明の開示するところによれば、これら先例に
改良を加えたものが含まれている。
【0024】前記のように、左右方向の位置制御の問題
は、昇降路の上端から垂直にのびた下端にかけて取り付
けられた合対峙した昇降路レールに対してエレベータか
ごの左右各々の側に作用を及ぼす2つのアクチュエータ
を取り付けたことにより、より複雑な問題となる。一方
のアクチュエータがかごをその中心に向かって押す際に
は、他方のアクチュエータは自然にその反作用を受ける
こととなり、ふたつのアクチュエータにより作用する力
の衝撃を防ぎ、更に、滑らかな左右方向の中心位置制御
を実現するために、両者のアクチュエータへの制御を調
整することが重要となる。このように、図2に示すブロ
ック図で示す制御装置は、基本的に図1と同様ではある
が、ひとつのアクチュエータにのみ注目した図1の制御
装置とは異なり、2つのアクチュエータ相互の関係に注
目したものである。図1と同様に、図2は、システム全
体の構成要素を表したもので、特に、機械系の動作を簡
単化した線型モデルで表した破線の部分と、アクティブ
制御システムを実線で表した部分とからなる。しかし、
実際の全体システムの制御応答特性は非線型であり、図
2のような説明のために理想化したような単純なもので
はないことは、周知のとおりである。
【0025】線80で示される外乱力は、多数の線8
2、84、86、88、90に示される複数の力の総和
となり、その総和信号は線92に現れ、ブロック94に
より示されるエレベータかご経の外力として作用する。
線92で示される力は、エレベータかご94の質量に作
用し、かごに加速度を与え、その加速度は線96にて示
される。加速度はブロック98で積分され速度信号とし
て、線100に現れ、その速度でかごを動かすものとな
る。更に、その速度は、機械系の減衰特性を示すブロッ
ク102にて減衰され、線90で示される減衰速度信号
として与えられる。また、線100に現れた速度信号
は、ブロック104にて示される積分要素にて積分さ
れ、線106に示されるエレベータかごの位置の変化を
表す信号として与えられる。
【0026】次に、図3を基準して説明する。図2の線
106に示される位置の変化は、図3においては、水平
装置の基準位置108に対応するものとして表されてい
る。この基準位置は、かごの中心が線108よりも左に
位置する時には負の値を取り、一方、かごの中心が線1
08よりも右に位置する時には正の値を取る。この基準
位置は、かごの両側の昇降路の上端から下端にかけて垂
直方向に延び互いに向き合う位置にあるレール110及
び112に対し、昇降路の中の左右方向での、エレベー
タかごの望ましい中心位置を示すものとして捉えること
ができる。互いに向き合う位置にあるレール110及び
112は、図3中の互いに向き合う位置にある昇降路の
内壁114及び116に取り付けられている。かごのゼ
ロ点を示す基準位置118と左側の昇降路内壁114と
の間の距離は、図中の線120で示される間隔GAP2
0により表されている。同様に、基準位置122と右側
の昇降路内壁116との間の距離は、図中の線122で
示される間隔GAP10により表されている。実際のレ
ールは、昇降路の上端から下端にかけて延びている全域
で、完全に直線を保っているわけではないので、各レー
ル110及び112の表面と、各基準位置118及び1
22との間の距離は、垂直方向の各位置で一定ではな
く、かごが昇降路を垂直方向に移動するのに伴い、レー
ルのたわみの程度に追従して変動するものとなる。かご
のレールの表面に対する相対距離の変化は、図3におい
て、各々、GAP2及びGAP1と付された線126及
び128によって表されている。距離GAP2及びGA
P1は、各々、位置センサ130及び132により計測
される。最後に、各レールの表面と、対応する昇降路の
内壁との間の距離は、各々、XRAIL2及びXRAI
L1と付された線134及び136により表される。
【0027】また、図3においては、互いに向き合う位
置にあり、共に、かご94の垂直方向の中心線142を
線108に一致するように動作するアクチュエータ13
8及び140が示されている。アクチュエータ138及
び140は、概念的には、伸縮可能な力の発生部144
及び146と、各ローラ152及び154がレール11
0及び112の表面に押し付けられるように各力を伝え
るばね148及び150とから構成され、レールのたわ
み等の変動要因に追従して力を加減し、かご94を基準
位置108に合わせようとする機構を有するものとして
捉えることができる。本発明によれば、位置センサ15
6及び158は、ばね148及び150の長さを計測す
るために用いることができ、これにより、アクチュエー
タにより発生する力を直接計測することが可能となる。
この機能は、特に、アクチュエータが後述の待機モード
にある時に、予め蓄えておくべき力を保証するため、ア
クチュエータの発生部144及び146(ボールねじ、
モータ、電子制御ドライブを含むものであってよい)の
位置制御を行う上で有利となる。
【0028】再び、図2に戻り説明すると、線106に
示される位置信号は、機械系の中で、レール位置信号
(XRAIL1及びXRAIL2)とGAP10及びG
AP20の各信号と加減算を施され、線160及び16
2に示されるGAP1及びGAP2信号を与える。これ
らのギャップ信号、ばね係数K1及びK2とともに演算
され、前述の線88及び86に示される外乱力に対応す
る信号として与えられる。図3に関連して上述した位置
センサ130及び132は、計測されたギャップ値を信
号として、線164及び166にて与える。これらのギ
ャップ値は、加減算ブロック168で加減算を施された
後、ギャップ値の差分(ギャップ偏差)として、線17
0に出力され、更に、時間遅れフィルタ172及びヒス
テリシス特性を有するウィンド比較器174に導かれる
ものとなっている。本発明によれば、時間遅れフィルタ
172は、例えば2秒程度の速い時定数を用いて、フィ
ルタを施したギャップ偏差信号を線174を通して分岐
176に出力し、さらに、分岐176では、ギャップ偏
差信号は2本の線178a及び178bに分割され、同
一の信号が、正整流器180及び負整流器182に供給
されるものとなっている。
【0029】フィルタを施された後、正値をとるギャッ
プ偏差信号に基づき、正整流器180は制御信号(e
1)を線184に出力し、制御信号は比較器186に入
力される。比較器186では、線188により入力され
るフィードバック信号との加減算を行い、その結果は、
アクチュエータの発生部146へ線190を通して差分
信号として送られる。線190を通して入力される差分
信号に対し、アクチュエータの発生部146は、例えば
図3に示されるように、それ自身の長さを伸ばし、ばね
150を圧縮することによりレール112に接するロー
ラ154を圧下することにより、力を及ぼす。一連の加
圧動作は、線192に示される速度として現れる。積分
器194は、線196で示される変位X1と速度との関
係を記述するためにも用いられる。変位X1は、ブロッ
ク198で示されるコイル係数K1によって、線84で
示される外力に変換される。
【0030】同様に、負整流器182は、線170のギ
ャップ偏差信号が負値となった後に動作し、フィルタを
施された信号が線178bを通して負整流器182に送
られ、その整流信号は(インバータ199を経て)制御
信号(e2)となって線200を通して比較器202に
送られる。比較器202では、線204により入力され
るフィードバック信号との加減算を行い、その結果は、
アクチュエータの発生部144へ線206を通して差分
信号として送られる。アクチュエータの発生部144
は、線208を通して速度信号(V2)を出力する。積
分器210は、速度V2を変位X2に関連づけ変換する
ために用いられる。線212で示されるアクチュエータ
の伸縮量X2は、図3のX2で示されるものと同一であ
る。このアクチュエータの発生部144の伸縮動作は、
ばね148に作用し、前述した機械系の特性に従い、ブ
ロック214で示されるコイル係数K2により、線82
で示される外力に変換される。
【0031】図1に関した前述と同様に、位置信号がモ
ータ制御ウィンド比較器174で設定された領域に留ま
る時には、アクチュエータ制御の中止やアクチュエータ
の制動、あるいはそれら両者を併用することが望まし
い。しかし、左右方向のサスペンション特性は2つアク
チュエータが影響を及ぼすことから、先ず、どちらの方
向のアクチュエータ制御を中止・制動し、他方向の制御
を動作させるかを決めることが必要である。これは、図
2で示したような制御装置にもとづけば容易に実現でき
るが、本発明の考え方に基づく制御装置であれば、他の
手段によっても可能であることはもちろんである。
【0032】本発明によれば、判定・比較ブロック21
6は、電圧比較器であってよく、線184を通して受け
取る正整流器180からの出力信号と、線186を通し
て受け取る予め定められた一定電圧値として与えられる
基準信号(e0)とに対して、処理を実行する。基準信
号(e0)の値は、ゼロあるいは任意値が可能である。
もし、基準信号がゼロ以外の値である場合には、不感帯
が設定され、CONTROL1とCONTROL2で与
えられる2つのアクチュエータの動作の間が急激に切り
替わることを防止する利点がもたらされる。CONTR
OL1及び2は、整流器180、182の構成の違い、
ならびに、反転器(インバータ)199の有無を除き、
同様の制御装置で与えられる。
【0033】判定・比較ブロック216で行われる処理
は、例えば、図2のブロック216に示されるように、
線184で入力された信号の強度が、線186の基準信
号の値以下であるか否かを判定する。もし、そうなら
ば、1bit長のデジタル信号でハイレベル(1)を線
218を通して出力し、通常閉のスイッチ218と通常
開のスイッチ234の両者を制御するために送られる。
本発明の実施例の図4においては、HI201スイッチ
は、回路Bにおいて通常名のものとして用いられること
に注意されたい。しかし、反転器(+15Vの電圧供給
を有する比較器LM339の一部)と組み合せることに
より、このHI201スイッチは通常開のスイッチとし
て動作する。いずれにせよ、線218で送られるハイレ
ベルの信号は、線170で送られるギャップ偏差信号が
ゼロあるいは負値となるため、正整流器180は動作せ
ず、線184の信号がアクチュエータの発生部146を
駆動するには充分な強度に達していないことを意味す
る。本発明によれば、この場合には、接点224を閉
じ、線226の動作許可信号をドライバ228に送り、
以て、DISABLE CONTROL1信号を線23
0に、また、SET BRAKE1信号を線232に、
各々、出力して、アクチュエータの発生部146の制御
を中止させ、ブレーキ234によりアクチュエータの発
生部146を制動することが望ましい。なお、ブレーキ
234は、前述のInertia Dynamics社
製のものと同タイプのものであってよい。しかるに、線
170のギャップ偏差信号がウィンド比較器174にて
設定されたウィンド領域の中に留まっている場合のみ
に、線226で送られる信号が有効になる。このよう
に、もし線226上に信号が存在しない場合には、すな
わち、図3に示すエレベータかご94(の中心点)が、
基準点108を中心とする近傍にある場合には、ドライ
バ228は線230及び232に信号を出力しないこと
になる。この制御動作により、アクチュエータがかすか
に一方方向に移動しようとしながらも、より大きな駆動
力により反対方向への移動を可能とさせることにより、
アクチュエータの良好な減衰と、不正な回転防止をもた
らすことができる。
【0034】一方、もし、判定・比較ブロック216
で、線184の信号の強度が、線186の基準信号の値
を上回ると判定された場合には、線218に出力される
信号はデジタル信号でローレベルすなわちゼロとなり、
これにより、通常閉のリレー接点236が閉じられ、以
て、図2及び図3に示された位置センサ156により表
されたフィードバックループ回路が閉じられることにな
る。この制御動作は、線170のギャップ偏差信号が正
値となり、正整流器180がアクチュエータ146を駆
動し、エレベータかご94(の中心点)を基準点108
に合わせるような制御動作にあることを意味している。
この場合には、デジタル信号のゼロレベル信号が線22
2に出力され、通常開の接点224が開回路をなり、以
て、ギャップ偏差信号が正値の時には、ドライバ228
を制御禁止とし、アクチュエータ146にエレベータか
ごの中心位置制御を委ねる制御動作となる。以下の本発
明の他の特徴から説明されるように、同時に、反対側の
アクチュエータ144はその待機位置に戻り、もし充分
な時間が与えられれば、接続するばね148を望ましい
長さに強制的に加減して、ローラ152がレールに接し
て及ぼす力の調整が可能となる。
【0035】判定ブロック216に関する前述の部分と
同様に、本発明によれば、判定ブロック240は、負整
流器182並びに反転器199からの出力である線20
0の信号の強度と線186の信号と同値である線242
の信号強度とを比較するために用いられる。ここで、も
し線242の信号の強度が、線200の信号の強度以下
である場合には、判定ブロック240は、デジタル信号
の1bitのハイレベル信号(1)を線244を通して
出力し、線170のギャップ偏差信号は負値ではなく、
負整流器182は図2及び図3に示したアクチュエータ
144を駆動するための作動はしないような制御動作と
なる。従って、線244のハイレベル信号(1)を、フ
ィードバック制御ループ中の通常閉の接点246に送
り、これにより、正整流器180はこの場合動作してし
まうため、アクチュエータ146がフィードバック制御
ループを開状態に維持できるようにすることが望まし
い。線244のハイレベル信号(1)は、また、通常開
のリレー接点252を閉じるためにも用いられ、これに
より、信号226の信号をドライバ254に送り、線2
56の「DISABLE CONTROL 2」信号
と、線258の「SETBRAKE 2」信号とが、各
々、アクチュエータ144とブレーキ260に送られる
ことになる。もちろん、もし、線170のギャップ偏差
信号がウィンド比較器174により設定されたウィンド
w領域に留まらない場合、即ち、線226の信号値がハ
イレベルとなることで示される場合、ドライバ254か
ら線256及び258を通して出力される信号は、送り
出されないことになる。この状態では、アクチュエータ
144はロックされ、その制御動作は、エレベータかご
が図3の基準点108の近傍でウィンド比較器174に
より設定されたウィンド領域に留まっている間だけは、
一時抑制されるものとなる。
【0036】本発明によれば、アクチュエータのロック
と制御の一時抑制が、エレベータの水平方向のアクティ
ブサスペンションの中心位置制御において動的な応答性
能を向上させるということは、特に重要な意味をもつ。
【0037】前述したように、本発明の他の特徴として
は、図2及び図3に示される位置センサ156及び15
8により行われる位置のフィードバック制御での、位置
計測の特徴が挙げられる。本発明によれば、位置センサ
156及び158により、ばね148及び150の長さ
を計測することが特に有利である。このような計測によ
り、コイルに対してアクチュエータが予め加えておく力
(予荷重)の妥当な値を決定することができる。ホーム
ポジション(待機位置)となるようにアクチュエータの
伸縮長さを操作する際に、常にコイルが同じ長さになる
ように調整することにより、必ずしも常に可能とは限ら
ないものの、多くの場合、充分な時間が与えられれば、
予荷重を妥当な値に決定できるものである。
【0038】この装置により、図3でのX1及びX2の
ホームポジションは、ゼロではなく、例えば、X1=−
(GAP10−GAP1)=−XRAILとなるよう
に、決定される。この条件は、ばねK1の長さを常に一
定に保ち、ローラに対し、一定の圧下力が加わることを
保証するものである。前述の先例においては、元来、X
1はエレベータかごの枠とアクチュエータの端部との間
の距離として計測されていたものであり、X1は制御さ
れるものであった。本発明での改良に従えば、位置セン
サは、レールからアクチュエータの端部との間の距離を
計測するために用いられる。この距離は、単純に、コイ
ルの長さとなる。コイルの一方の端部に加わる力は、静
的には、他方の端部にそのまま伝えられるものである。
【0039】このように、図2での、CONTROL1
とCONTROL2とは、異なる記号が付与された信号
により制御されることを除けば、その制御動作は同様で
ある。CONTROLL1かCONTROL2のどちら
を選ぶかは、線170のギャップ偏差信号の極性により
位置制御の基本部が判断するところとなる。選択されな
かった方の制御(CONTROL1またはCONTRO
L2)は、図3に示した機械系座標に従い、対応するロ
ーラに対する予荷重を求めるために用いられる。本発明
によれば、付加的に設けられた位置センサP1及びP2
は、選択されなかった方の位置制御ループをそのホーム
ポジションに設定するために用いられる。このホームポ
ジションは、選択されなかった方に使われるローラに対
し、妥当なレベルの予荷重が与えられることを保証する
ものである。図2のブロック図は、位置をフィードバッ
クすることを選択するために用いられる、ブレーキ制御
とスイッチを示したものである。位置制御は、その制御
(CONTROL1またはCONTROL2)が「選択
されなかった」時に用いられるものであることに注意す
べきである。例えば、「e1」が正値の時には、「e
2」はゼロとなり、不感帯を定義するためには「e0」
が用いられる場合を考える。この条件に対しては、上側
のスイッチは開状態に留まり、下側のスイッチは、「e
1」がわずかにゼロを上回った時に、閉じる。この「e
1」に対する条件に従い、力の不平衡状態を制御するた
めにCONTROL1を選択することとなる。CONT
ROL2は、選択されずに、位置フィードバックループ
が閉じるため、そのホームポジションを探索し、最終的
にホームポジションに落ち着くこととなる。
【0040】CONTROL1及びCONTROL2に
よる位置制御は、次のいずれかの動作を示すことにな
る。
【0041】− モータブレーキをセットして、アイド
ル状態にある。
【0042】− ギャップセンサであるセンサ1及びセ
ンサ2を用いて、かごの中心位置を制御する。
【0043】− 選択されなかった制御側のローラに加
わる予荷重をセットするため、フィードバックループ制
御によりホームポジションを決定する。
【0044】また、本発明によれば、図1及び図2に示
された、前後方向及び左右方向のかごの中心位置の制御
ブロック図は、図4乃至図6に示されるような電子回路
として単一の回路基板上に実装することが可能である。
図4において、差動アンプ300は、図2に示した加減
算ブロック168の機能を実現するものとして示され、
ここで、線302の位置信号は、図2の線164のGA
P1信号に対応し、一方、線304の位置信号は、図2
の線166のGAP2信号に対応している。線306で
示される差動アンプ300の出力信号は、図2の線17
0のギャップ偏差信号に対応している。
【0045】図4でのゲインおよび位相ネットワーク3
08は、図2の遅れフィルタ172に対応し、線310
にその出力信号を送り出す。
【0046】本例によれば、ネットワーク308は、差
動アンプの一方の入力における一定の基準点を用いるこ
となく、差動アンプの他方の入力における計測されたギ
ャップを用いることにより、図1に示した前後方向の位
置制御に用いることができる。このような回路構成によ
って、図1に示した前後方向制御でのゲインと補償ネッ
トワーク60は、また、図4における、ゲインと位相補
償のネットワーク308によって、実装することが可能
である。しかし、本例では、図4における線310の出
力を、負整流器及び正整流器に接続する代わりに、以
下、左右方向位置制御に関連しても説明するが、図1の
前後方向のコントロールブロック64を、アクチュエー
タ10を制御するための図1における線12の信号に
応させたものとしての(F/B_DICT)を直接送り
出す線310の信号によって制御しようとするものであ
る。
【0047】図4のウィンド比較器312は、図2のウ
ィンド比較器174に対応するものであり、また、図1
のウィンド比較器66は、その部分を図4及び図5に分
割して示してある。ウィンド比較器312の役目は、線
314のギャップ信号の入力に対して、線316に制御
許可信号を出力するものである。線314のギャップ信
号は、前後方向制御に用いられる際には、図1の線54
で示されるギャップ信号の計測値に対応し、一方、左右
方向制御に用いられる際には、図2の線170で示され
るギャップ偏差信号に対応するものである。同様に、プ
リント基板に電子回路を実装することに従い、図5の線
316の制御許可信号は、図1の線68の制御許可信
号、あるいは、図2の線226の動作許可信号に対応す
る。図4乃至図6に示した電子回路は、実際の使用状態
で、前後方向位置制御あるいは左右方向位置制御のいず
れにでも適用可能なものである。この選択は、エレベー
タシステムの設置現場での基板の設置あるいは、工場で
の基板の製造段階で、基板上のジャンパ線の場所を選択
することにより可能となる。図5に示した回路構成での
ジャンパ線の位置は、2箇所のジャンパ318であり、
図では、左右方向位置制御を選択した場合の、破線で表
したジャンパ線JP1及びJP2が示されている。前後
方向位置制御を選択する際には、ジャンパ線JP1を、
端子1とFB3の間に接続し、また、ジャンパ線JP2
を、端子4とFB6の間に接続する必要がある。この結
果、エレベータかごが中心位置にある場合、左右方向位
置制御の回路構成では、線320の信号はローレベルと
なり、一方、前後方向位置制御の回路構成では、線32
0の信号はハイレベルとなる。次に、図6においては、
このジャンパ線による回路構成の変更の結果、エレベー
タかごが中心位置にある場合、前後方向位置制御の回路
構成では、線322の信号はローレベルとなり、一方、
右方向位置制御の回路構成では、線324の信号はロー
レベルとなる。これらの信号は、図1に関して前述した
線74及び76の信号の負値に対応するものである。し
かし、設計方法を工夫することにより、ジャンパ線によ
って回路構成を変更することを避けるべきである。
【0048】右方向位置制御の場合、図4の線310の
信号は、図2の線174の信号に対応し、図2の正整流
器180と負整流器182にそれぞれ対応する2つの整
流器326及び328に送られる。図5の線330のE
1信号は、図2の線184の信号(e1)に対応し、一
方、線332のE2信号は、図2の線200の信号(
)に対応する。
【0049】正整流器326の出力は、接合点342に
て線340のフィードバック信号と加減算され、更に、
増幅された後、図2での線190の命令信号と同様に、
左右方向制御命令信号として線344に送り出される。
同様に、負整流器328は、その出力信号を線322に
送り出し、更に、増幅された後、線346にて、線34
8のフィードバック信号と加減算を接合点350にて施
される。図5の線350の信号は、増幅された後、左右
方向制御命令信号として線355に送り出され、同様
に、エレベータかごの反対側についての左右方向制御命
令信号も、線344に送り出される。
【0050】左右方向位置制御と前後方向位置制御のい
ずれの場合においても、基板外に設けられたポテンショ
メータ352、354が、それぞれ対応するアクチュエ
ータの位置を検出するために用いられる。図5及び図6
に示された、これらのポテンショメータ352、354
は、それぞれ図2のポテンショメータ158及び156
に対応している。
【0051】また、図5において、比較器356は、図
2の正整流器326に、また、比較器358は、図2の
負整流器328と関連づけられている。これらの比較器
・整流器は、図2に示した、判定ブロック216、24
0に、それぞれ、対応している。比較器356における
判定論理は、線330の信号e1が線360の基準信号
値以下であるか否かを判定するものとなっており、これ
は、図2における、線186の信号e0の判定と対応し
ている。信号e1が線360の基準信号値以下である場
合には、線362の信号がハイレベルとなる。この信号
は、図6において、比較器364に入力されるもので、
更に、比較器364からの出力は線366を通して通常
閉のアナログスイッチ素子368に送られる。比較器3
64とアナログスイッチ素子368は、回路上組み合わ
されることにより、図2に示した、通常開のスイッチと
同様の素子として動作する。図2に関して前述したよう
に、ウィンド比較器は、中心線108の近傍で設定され
た領域に、エレベータかごの中心線が留まっていること
を検出する。もし領域内にかごが位置している場合に
は、ウィンド比較器はその出力を比較器364及びアナ
ログスイッチ素子368に送り出し、これらのスイッチ
は、線370を通して送られたハイレベル信号を線37
2に送り出す。これにより2つのトランジスタQ1及び
Q2を動作させ、図2における線230と232と同様
に、左右方向位置制御可能信号374及びブレーキ制御
信号376にローレベル信号を送り出す。
【0052】同様に、図5の比較器358は、図2の比
較器240に対応しており、線332のE2信号と、線
380の基準信号の強度を比較する。比較器358の出
力信号は、図2の線244のSWM信号に対応してお
り、スイッチ384を閉じるために、線382に送り出
される。スイッチ384を閉じることにより、線370
の信号を線386に送り出すことになり、その結果、2
つのトランジスタQ3及びQ4が動作し、線388と3
90の信号がローレベルとなり、以て、エレベータかご
の反対側のアクチュエータブレーキを動作させ、そのア
クチュエータの制御を停止させる。
【0053】以上のように、図1に示した前後方向位置
制御及び図2に示した左右方向位置制御は、図4乃至図
6に示されたような単一の回路基板に実装することがで
きる。このように、本発明の実施例によれば、上記2つ
の異なる制御動作を実装するための個別の回路基板を必
要としないという利点が得られる。
【0054】以上の実施例は、本発明の趣旨を最も活か
した形で具体例を示したものであり、ここで開示された
技術に基き、本発明の趣旨、範囲を逸脱しないものであ
れば、修正、削除、追加による様々な形態の実施例が可
能である。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、安定性を確保しながら
エレベータの水平方向のサスペンションの中心位置制御
の応答性を改善した制御装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、エレベータの水平方向アクティ
ブサスペンションのための前後方向制御ブロック図であ
る。
【図2】本発明による、エレベータの水平方向アクティ
ブサスペンションのための左右方向制御ブロック図であ
る。
【図3】本発明による、図2に示されるような左右方向
の位置制御に関する座標系を示す図である。
【図4】前後及び左右制御の両者をおさめたプリント配
線基板の本発明の実施例における回路ブロック図の一部
である。
【図5】前後及び左右制御の両者をおさめたプリント配
線基板の本発明の実施例における回路ブロック図の一部
である。
【図6】前後及び左右制御の両者をおさめたプリント配
線基板の本発明の実施例における回路ブロック図の一部
である。
【符号の説明】
10…アクチュエータ 16…加減算器 52…位置センサ 66…ウインド比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−49188(JP,A) 特開 平2−305782(JP,A) 特開 平4−338083(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 1/00 - 11/08

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向しあう位置にある第1のアク
    チュエータと第2のアクチュエータを有するエレベータ
    かごの水平方向のサスペンションのための中心位置制御
    装置であって、 前記中心位置制御は、第1及び第2のアクチュエータの
    パラメータに各々対応する第1及び第2の検出信号の強
    度を表す偏差信号に応じて制御動作を行い、前記中心位
    置制御は、エレベータかごを駆動するための時刻におい
    て駆動される互いに対向しあうアクチュエータの一方を
    選択するだけのための偏差信号に応じて前記時刻におい
    ては一方向のみに制御動作を行い、前記中心位置制御装
    置は、更に、 第1のアクチュエータの駆動を避けるために偏差信号の
    強度に関する第1の選択された領域に対し、制御を停止
    するための第1の停止制御信号を、偏差信号に応じて与
    えるための手段と、 第2のアクチュエータの駆動を避けるために偏差信号の
    強度に関する第2の選択された領域に対し、制御を停止
    するための第2の停止制御信号を、偏差信号に応じて与
    えるための手段を有することを特徴とするエレベータの
    水平方向サスペンションの中心位置制御装置。
  2. 【請求項2】 更に、第1の停止制御信号に応じて、第
    1のアクチュエータを制動するための手段と、 第2の停止制御信号に応じて、第2のアクチュエータを
    制動するための手段を有することを特徴とする請求項1
    記載のエレベータの水平方向サスペンションの中心位置
    制御装置。
  3. 【請求項3】 中心位置制御は、各アクチュエータを、
    前記アクチュエータが駆動されるものとして選択されな
    い時にのみ、予め選択された駆動力を作用する状態に復
    帰させるために各アクチュエータに対するフィードバッ
    ク制御ループを含むことを特徴とする請求項1記載のエ
    レベータの水平方向サスペンションの中心位置制御装
    置。
  4. 【請求項4】 フィードバック制御はアクチュエータの
    位置を検出する位置センサに基づいて制御動作を行うこ
    とを特徴とする請求項3記載のエレベータの水平方向サ
    スペンションの中心位置制御装置。
  5. 【請求項5】 各アクチュエータに対するフィードバッ
    ク制御は、関連する位置センサに基づいて、予め選択さ
    れた駆動力を作用する状態に対応してばねが予め選択さ
    れた長さとなるように制御するために、アクチュエータ
    の対応するばね部分の長さを制御する制御動作を行うこ
    とを特徴とする請求項3記載のエレベータの水平方向サ
    スペンションの中心位置制御装置。
  6. 【請求項6】 互いに対向しあう位置にある第1のアク
    チュエータと第2のアクチュエータを有するエレベータ
    かごの水平方向のサスペンションのための中心位置制御
    装置であって、 前記中心位置制御は、第1及び第2のアクチュエータの
    パラメータに各々対応する第1及び第2の検出信号の強
    度を表す偏差信号に応じて制御動作を行い、前記中心位
    置制御は、エレベータかごを駆動するための時刻におい
    て駆動される互いに対向しあうアクチュエータの一方を
    選択するだけのための偏差信号に応じて前記時刻におい
    ては一方向のみに制御動作を行い、前記中心位置制御装
    置は、更に、 偏差信号に応じて、偏差信号の強度の第1の選択された
    領域に対して第1のアクチュエータを制動するための第
    1の制動制御信号を与えるための手段と、 偏差信号に応じて、偏差信号の強度の第2の選択された
    領域に対して第2のアクチュエータを制動するための第
    2の制動制御信号を与えるための手段とを有することを
    特徴とするエレベータの水平方向サスペンションの中心
    位置制御装置。
  7. 【請求項7】 更に、第1の制動制御信号に応じて、第
    1のアクチュエータの駆動を避けるために、偏差信号の
    強度の第1の選択された領域に対して中心位置制御を停
    止するための手段と、 第2の制動制御信号に応じて、第2のアクチュエータの
    駆動を避けるために、偏差信号 の強度の第2の選択され
    た領域に対して中心位置制御を停止するための手段とを
    有することを特徴とする請求項6記載のエレベータの水
    平方向サスペンションの中心位置制御装置。
  8. 【請求項8】 中心位置制御は、各アクチュエータを、
    前記アクチュエータが駆動されるものとして選択されな
    い時にのみ、予め選択された駆動力を作用する状態に復
    帰させるために各アクチュエータに対するフィードバッ
    ク制御ループを含むことを特徴とする請求項6記載のエ
    レベータの水平方向サスペンションの中心位置制御装
    置。
  9. 【請求項9】 フィードバック制御はアクチュエータの
    位置を検出する位置センサに基づいて制御動作を行うこ
    とを特徴とする請求項8記載のエレベータの水平方向サ
    スペンションの中心位置制御装置。
  10. 【請求項10】 各アクチュエータに対するフィードバ
    ック制御は、関連する位置センサに基づいて、予め選択
    された駆動力を作用する状態に対応してばねが予め選択
    された長さとなるように制御するために、アクチュエー
    タの対応するばね部分の長さを制御する制御動作を行う
    ことを特徴とする請求項8記載のエレベータの水平方向
    サスペンションの中心位置制御装置。
  11. 【請求項11】 互いに対向しあう位置にある第1のア
    クチュエータと第2のアクチュエータを有するエレベー
    タかごの水平方向のサスペンションのための中心位置制
    御装置であって、 前記中心位置制御は、第1及び第2のアクチュエータの
    パラメータに各々対応する第1及び第2の検出信号の強
    度を表す偏差信号に応じて制御動作を行い、前記中心位
    置制御は、エレベータかごを駆動するための時刻におい
    て駆動される互いに対向しあうアクチュエータの一方を
    選択するだけのための偏差信号に応じて前記時刻におい
    ては一方向のみに制御動作を行い、前記中心位置制御装
    置は、 更に、 第1のアクチュエータを、第1のアクチュエータが駆動
    されるものとして選択されない時にのみ、予め選択され
    た駆動力を作用する状態に復帰させるために第1アクチ
    ュエータに対するフィードバック制御ループと、 第2のアクチュエータを、第2のアクチュエータが駆動
    されるものとして選択されない時にのみ、予め選択され
    た駆動力を作用する状態に復帰させるために第2アクチ
    ュエータに対するフィードバック制御ループとを有する
    ことを特徴とするエレベータの水平方向サスペンション
    の中心位置制御装置。
  12. 【請求項12】 2つの異なる制御機能を有し、2つの
    制御のうち一方のみが利用可能となるプリント基板を有
    するエレベータのための水平方向に駆動可能なサスペン
    ション制御装置であって、 前記制御機能は、 一対の左右方向位置検出信号に応じて、左右方向サスペ
    ンションを駆動するための左右方向位置制御信号を与え
    る左右方向の位置制御と、 前後方向位置検出信号に応じて、前後方向サスペンショ
    ンを駆動するための前後方向位置制御信号を与える前後
    方向の位置制御とからなることを特徴とするエレベータ
    のサスペンションの中心位置制御装置。
  13. 【請求項13】 更に、左右方向位置検出信号あるいは
    前後方向位置検出信号に応じて、各々、第1及び第2の
    一対の左右方向の制動及び制御指示信号あるいは、一対
    の前後方向の制動及び制御指示信号を与えるウィンド比
    較器を有することを特徴とする請求項12記載のエレベ
    ータのサスペンションの中心位置制御装置。
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