JP3529320B2 - ロードポート取り付け位置調整機構 - Google Patents

ロードポート取り付け位置調整機構

Info

Publication number
JP3529320B2
JP3529320B2 JP2000097969A JP2000097969A JP3529320B2 JP 3529320 B2 JP3529320 B2 JP 3529320B2 JP 2000097969 A JP2000097969 A JP 2000097969A JP 2000097969 A JP2000097969 A JP 2000097969A JP 3529320 B2 JP3529320 B2 JP 3529320B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load port
semiconductor manufacturing
manufacturing apparatus
movable member
positioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000097969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001284429A (ja
Inventor
宏 五十嵐
俊彦 宮嶋
勉 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2000097969A priority Critical patent/JP3529320B2/ja
Priority to US09/572,458 priority patent/US6883770B1/en
Priority to TW089109485A priority patent/TW461012B/zh
Priority to KR1020000026581A priority patent/KR100337277B1/ko
Publication of JP2001284429A publication Critical patent/JP2001284429A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3529320B2 publication Critical patent/JP3529320B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造装置にお
いて実施される、内部をクリーンに保ったクリーンボッ
クスを用いた局所クリーン空間システムにおいて、クリ
ーンボックス内の半導体ウエハを半導体製造装置にロー
ドするためのロードポートに関するものであり、特にロ
ードポートを半導体製造装置に取り付けるための取付機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年半導体デバイス製造等の高度のクリ
ーン環境を必要とする製造工程において、工場全体をク
リーンルーム化するのではなく、製品の周囲環境のみを
クリーンな状態にするというミニエンバイロンメント
(微少環境)あるいは局所クリーン空間という手法が行
われている。これは簡単に言えば、工程内のそれぞれの
装置内部のみをクリーン環境とし、各装置(クリーン装
置)どうしの間での被処理物品(半導体ウエハ等)の運
搬及び保管を、内部をクリーンにした容器(クリーンボ
ックスあるいはポッドと称される)を用いて行う、とい
うものである。
【0003】ポッド内の半導体ウエハ等の被搬送物を半
導体ウエハ処理装置等のクリーン装置に移送する(ロー
ドする)場合、ロードポートと呼ばれる付加的な装置が
用いられる、このロードポートはクリーン装置に着脱式
に取り付けられる装置であり、通常ポッドを載置するテ
ーブルおよびポッドの蓋を自動で開ける機構を有してい
る。ロードポートはポッドの蓋を開けることからオープ
ナとも呼ばれる。ロードポートは外界に対して密閉状態
を保ったままポッドをクリーン装置のクリーン空間へ開
いて、ポッド内の被搬送物(半導体ウエハなど)をクリ
ーン装置内に移送することを可能にする。
【0004】ロードポートの故障時にメインテナンスを
行っていると製造工程のダウンタイムが長くなり、効率
が悪い。従ってロードポートは、故障時に交換できるよ
うに、クリーン装置に対して着脱される別ユニットとし
て構成される。
【0005】従来のロードポートをクリーン装置に取り
付ける際には、リフターに載せてロードポートを運搬し
て、装置に近づけ、位置決めカム等を用いたアライメン
ト(整列)用の機構を用いてクリーン装置に設けられた
位置決めピンを作業者が微妙に調整しながら嵌合させ、
しかる後に数カ所のボルトを締めて固定するという手順
がとられていた。
【0006】これに対し、本願出願人は特願平11−1
36894において、ロードポートに位置決め面を有す
るプレートを設け、他方半導体製造装置に位置決め面を
有するプレート受けを設け、ロードポートを半導体製造
装置に取り付ける際にロードポートのプレートの位置合
わせ面と半導体製造装置のプレート受けの位置合わせ面
とを当接させることでロードポートと半導体製造装置と
半導体製造装置との位置決めを行う構成を開示してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のアライメント機
構とボルト締めを併用した構成では半導体製造装置とク
リーンロードポートとの位置合わせ調整に時間がかか
り、ボルト締めにも工具が必要であってロードポートの
取り付けに手間と時間がかかっていた。
【0008】また上記特願平11−136894の構成
は、ロードポートの取付をきわめて迅速に行うことがで
きて優れているが、半導体装置およびロードポートの各
個体間に誤差即ちばらつきがあったり、半導体製造装置
やロードポートに歪みがある場合などに、半導体装置の
水平基準面とロードポートの水平基準面が合わないな
ど、両者間での位置合わせの不整合が生ずるという問題
がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のロードポートを半導体製造装置に取り付け
る際におけるその取り付け位置を調整するロードポート
取り付け位置調整機構は、ロードポート及び半導体製造
装置のいずれか一方に設けられた第1の位置決め部材
と、ロードポート及び半導体製造装置のいずれかであっ
て、第1の位置決め部材が設けられた一方とは異なる他
方に設けられた上下方向に位置調節可能な第1の可動部
材と、第1の可動部材を上下方向に位置調節するための
第1の位置調節機構と、ロードポート及び半導体製造装
置のいずれか一方に設けられた第2の位置決め部材と、
ロードポート及び半導体製造装置のいずれかであって、
第2の位置決め部材が設けられた一方とは異なる他方に
設けられた上下方向に位置調節可能な第2の可動部材
と、第2の可動部材を上下方向に位置調節するための第
2の位置調節機構と、を有し、第1の可動部材及び第2
の可動部材は、ロードポートを半導体製造装置に取り付
けた際に第1の位置決め部材及び第2の位置決め部材と
それぞれ当接し、これによりロードポートは前記半導体
製造装置により支持され、第1の可動部材における第1
の位置決め部材に対する当接面には第1の位置決め部材
がはまり込む薬研溝が形成されており、ロードポートが
半導体製造装置によって支持される際に、第2の可動部
材は、第1の位置決め部材が前記薬研溝に容易にはまり
込むように、第2の位置決め部材に対して当接した状態
にて水平方向に移動可能であり、ロードポートが半導体
製造装置に支持された状態で、各々第1の位置調節機構
および第2の位置調節機構とにより上下方向の位置調節
と、半導体製造装置におけるロードポートの取り付け面
と平行な平面におけるロードポートの傾きの調節とが為
されることを特徴とする。
【0010】この本発明の機構では、第1の位置決め部
材が第1の可動部材の薬研溝にはまりこんでロードポー
トが半導体製造装置に対して水平方向に適切に位置あわ
せされ、また第1及び第2の可動部材と第1及び第2の
位置決め部材との当接によりロードポートが半導体製造
装置に対して水位直方向に関して位置あわせされると共
に、第1及び第2の可動部材の位置を第1及び第2の位
置調節機構により変えることによりロードポートの半導
体製造装置に対する位置を微調整することができる。
【0011】本発明の上記機構において第1及び第2の
位置決め部材をそれぞれ自身の軸まわりに回転可能な円
形のローラとして構成すると、ロードポートを半導体製
造装置にとりつける際にロードポートの水平方向の位置
決めがスムースにできるので好適である。
【0012】本発明の上記機構において、第1及び第2
の位置決め部材(ローラ)をロードポート側に設け、第
1及び第2の可動部材を半導体製造装置に設けると、ロ
ードポートを同種のロードポートに交換する際に位置調
整機構による調整が不要となるので好適である。。
【0013】本発明の上記機構において、好適には、ロ
ードポートが半導体製造装置に取り付けられる面の傾き
(即ちロードポートと半導体製造装置の取り付け面を横
から見た際の面の傾き)を調整する傾き調整機構を更に
設けるとよい。
【0014】なお本明細書において半導体製造装置と
は、半導体ウエハに様々な処理を施して半導体デバイス
を製造する過程で、個々の工程を行うあらゆる処理装置
を意味する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下において図面を参照して本発
明の実施の形態を説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施形態としてのロ
ードポートと半導体製造装置のロードポート取り付け部
を示す正面図、図2は同じく側面図である。
【0017】図2に示されるように、ロードポート1は
半導体製造装置2のロードポート取り付け面2aに対し
て取り付けられる。ロードポート1はベースプレート1
1に機構部12が取り付けられた構造である。機構部1
2の上面には、その上にクリーンボックス(不図示)が
載置されるロードポートテーブル13が設けられてい
る。ロードポートテーブルはクリーンボックスの開口が
ベースプレート11の開口14に対して所定の位置で位
置合わせされるようにクリーンボックスを保持する周知
の機構を有している。機構部12内には、ロードポート
テーブルに載置されたクリーンボックスの蓋を半導体製
造装置内に引き込むようにしてボックスを開くための機
構の動力源としてのエアシリンダ等が納められている。
周知のようにロードポートテーブルに置かれたクリーン
ボックスの蓋は半導体製造装置のドアと共に半導体製造
装置内に引き込まれ、クリーンボックス内の半導体ウエ
ハが装置内へ搬送可能となる。
【0018】ベースプレート11の上部には矩形の開口
14が設けられている。ロードポート1が半導体製造装
置2に取り付けられた際には、この開口14が半導体製
造装置2のロードポート取り付け面2aに設けられた不
図示の開口(通常は図示しないドアにより閉じられてい
る)と整列し、クリーンボックスから装置への半導体ウ
エハの搬入口となる。
【0019】ベースプレート11の下部及び上部には、
それぞれ一対のスクリューハンドル用の下部ブラケット
15および上部ブラケット17がボルト固定されてい
る。これらブラケット15及び17は穴を有しており、
該穴にねじ切りされたシャフトを有するスクリューハン
ドル16(下部)および18(上部)が挿通している。
このスクリューハンドル16及び18はロードポート1
を半導体製造装置2を手動で固定するためのものであ
る。固定操作の手順は後述する。(なお図2ではスクリ
ューハンドルは省略されている。)ロードポート及び半
導体製造装置の下部にはロードポートと半導体製造装置
との相対的な位置合わせを行うための第1及び第2の位
置合わせ機構31および32が設けられている。
【0020】図1に示した構成では、第1の位置合わせ
機構31は半導体製造装置の下部プレート22に回転可
能に取り付けられた第1ローラ41(第1の位置決め部
材)と、ロードポート側に設けられた第1の位置調節機
構からなる。第1の位置調節機構は、ロードポートのベ
ースプレート11に固定されたねじブラケット51と該
ねじブラケット51に螺合した調節ねじ52と、第1可
動部材53とを含んでいる。第1ローラ41はその上に
第1可動部材が乗り上げて当接することによりロードポ
ートと半導体製造装置との位置関係を決める第1の位置
決め部材として機能する。調節ねじ52の頭部はたとえ
ば六角形とし、六角レンチにより回すことができるよう
に構成しうる。回転により、調節ねじ52は上下に進退
する。第1可動部材53は不図示のガイドにより上下方
向にのみスライドするように案内され、調節ねじの上下
方向の進退に応じて、その上下方向位置を変えることが
できる。
【0021】第1可動部材の底面、即ちローラ41と当
接する面には薬研溝(V字形の溝)が設けられており、
ロードポートを半導体製造装置に取り付ける際にこの薬
研溝にローラ41がはまりこむようになっている。
【0022】第2の位置合わせ機構は、第1の位置合わ
せ機構と同様に半導体製造装置側の第2ローラ42(第
2の位置決め部材)及びロードポート側の第2の位置調
節機構からなる。第2の位置調節機構はねじブラケット
55、調節ねじ56および第2可動部材57とを含む。
第2の位置調節機構の構成は上に説明した第1の調節機
構とほとんど同様である。唯一の違いは第1位置調節機
構の第1可動部材53の下面には薬研溝が形成されてい
るのに対して、第2位置調節機構の第2可動部材57の
下面は平面である点にある。第2ローラ42はその上に
第2可動部材が乗り上げて当接することによりロードポ
ートと半導体製造装置との位置関係を決める第2の位置
決め部材として機能する。調節ねじ52の頭部はたとえ
ば六角形とし、六角レンチにより回すことができるよう
に構成しうる。回転により、調節ねじ52は上下に進退
する。第1可動部材53は不図示のガイドにより上下方
向にのみスライドするように案内され、調節ねじの上下
方向の進退により、その上下方向位置を変えることがで
きる。(なお図2では第1及び第2の位置合わせ機構の
図示は省略されている。)
【0023】ロードポートの上部のブラケット17に
は、ロードポートの傾きを調整する機構が設けられてい
る。これは図2に矢印で示したA方向についてロードポ
ートの傾きを調整するものである。この傾き調整機構は
2つの上部ブラケット17のそれぞれに設けられた一対
のねじ穴に螺合するA方向調節ねじ19を含む。この機
構を図3を用いて説明する。図3はロードポート1の最
上部を拡大して示す側面図である。ロードポートの上部
ブラケット17にはA方向調節ねじ19が螺合してい
る。このねじ19を回転することにより、ねじは図3の
左右方向即ち水平方向に進退し、ねじ19が上部ブラケ
ット15の裏面に突出する長さを変えることができる。
これにより、ロードポート1を半導体製造装置2に取り
付けた際の上部ブラケット17と半導体製造装置の上部
プレート21との間隔S1を規制できる。ロードポート
1を半導体製造装置に取り付けた状態でこの調節を行う
ことで、図2に矢印でA方向として示した方向に関して
ロードポートの傾き調整をして、ロードポート1と半導
体製造装置2との隙間S2を調整することができる。
【0024】続いて以下において以上に説明したロード
ポート1を半導体製造装置に取り付ける手順を説明す
る。
【0025】ロードポートは通常、車輪を有するキャリ
アを用いて人力にて運搬する。あるいはロードポート自
体に車輪を付けて運搬してもよい。運搬してきたロード
ポート1を半導体製造装置2に取り付ける際には、半導
体製造装置の下部に設けられたローラ41及び42に第
1及び第2可動部材53および57がそれぞれ乗り上げ
るようにする。この際第1可動部材53の下部の薬研溝
に第1ローラ41がはまりこむようにする。ローラ41
及び42がその軸まわりに回転可能であるため、ロード
ポートと半導体製造装置が多少横方向にずれていても、
第1及び第2可動部材上でローラが回転することによ
り、容易にローラ41を第1可動部材の薬研溝にはまり
こませてロードポートを適正位置にもたらすことができ
る。これによりロードポート1は半導体製造装置に対し
て水平方向に関して適切に位置決めされ、また垂直方向
に関してもほぼ正しく位置決めされる。しかしながらロ
ードポートや半導体製造装置の個体差などがあるので、
実際にはロードポートの水平基準面と半導体製造装置の
水平基準面とを正しく一致させるために更なる位置の微
調整を行う。
【0026】その場合、まず第1の位置調節機構31側
の調節ねじ52をレンチ等を用いて回転させて第1の可
動部材53の高さを調節することによりロードポートの
高さを半導体製造装置に対して調整する。続いて第2の
位置調節機構32の調節ねじ56を回転させて第2可動
部材57の高さを変えることで、ロードポートの傾きを
調整する。これは図1に矢印でB方向として示した方向
の傾き調整である。図1に示されているように、第1及
び第2の可動部材53及び57がローラ41及び42に
それぞれ乗り上げた状態において、ロードポート1のベ
ースプレート11の上下と半導体製造装置2の上部及び
下部プレート21及び22との間には微少な隙間S3お
よびS4が生ずるようになされている。これにより第1
及び第2の位置調節機構によるロードポート1と半導体
製造装置2の相対位置の微調整が可能となる。具体的に
は隙間S3およびS4はたとえば2ミリメートルに設定
される。
【0027】以上の調整が終わった後に、あるいは以上
の調整を行う前に、上部のA方向調節ねじを回してA方
向の傾き調整を行う。
【0028】以上3つの位置調整、即ち調節ねじ52に
よる高さ調整、調節ねじ56によるB方向調整およびね
じ19によるA方向調整を行うことにより、ロードポー
ト1と半導体製造装置2とが正しく位置あわせされたな
ら、上下4カ所のスクリューハンドル16及び18を手
で回して半導体製造装置の下部及び上部プレート15及
び17の不図示のねじ穴にねじ込むことにより、ロード
ポート1を半導体製造装置2に固定する。
【0029】続いて本発明の第2の実施形態を図4およ
び図5に示す。図4は本発明の第2の実施形態としての
ロードポートと半導体製造装置のロードポート取り付け
部を示す正面図、図5は同じく側面図である。この実施
形態は図1および図2に示した第1の実施形態と一部を
除いては同様であるので、同様の参照符号を付けて説明
を省略する。
【0030】第2の実施形態において第1の実施形態と
相違するところは、下部の位置合わせ機構の部分であ
る。図1及び図2に示した第1の実施形態においては、
ローラ41及び42が半導体製造装置側に、第1及び第
2の位置調節機構31及び32がロードポート側に設け
られているのに対して、図4及び図5に示した第2の実
施形態では、ローラ141及び142がロードポート側
に設けられ、それらと協動する第1及び第2の位置調節
機構131及び132が半導体製造装置側に設けられて
いる。
【0031】より詳しく説明すると、第1の位置合わせ
機構はロードポートのベースプレート11に回転可能に
取り付けられた第1ローラ(第1の位置決め部材)14
1と、半導体製造装置の下部プレート22に設けられた
第1の位置調節機構131からなる。第1の位置調節機
構は、半導体製造装置2の下部プレート22に固定され
たねじブラケット151と該ねじブラケット151に螺
合した調節ねじ152と、第1可動部材153とを含ん
でいる。第1ローラ141は第1可動部材の上に乗り上
げて当接することによりロードポートと半導体製造装置
との位置関係を決める第1の位置決め部材として機能す
る。
【0032】調節ねじ152の頭部はたとえば六角形と
し、六角レンチにより回すことができるように構成しう
る。回転により、調節ねじ152は上下に進退する。第
1可動部材153は不図示のガイドにより上下方向にの
みスライドするように案内され、調節ねじの上下方向の
進退により、その上下方向位置を変えることができる。
第1可動部材151の上面には薬研溝(V字形の溝)
が設けられており、ロードポートを半導体製造装置に取
り付ける際にこの薬研溝にローラ141がはまりこむよ
うになっている。
【0033】第2の位置合わせ機構は、第1の位置合わ
せ機構と同様にロードポート側の第2ローラ(第2の位
置決め部材)142及び半導体製造装置側の第2の位置
調節機構132からなる。第2の位置調節機構はねじブ
ラケット155、調節ねじ156および第2可動部材1
57とを含む。第2ローラ142は第1可動部材の上に
乗り上げて当接することによりロードポートと半導体製
造装置との位置関係を決める第2の位置決め部材として
機能する。第2の位置調節機構の構成は第1の調節機構
とほとんど同様であり、唯一の違いは第1位置調節機構
の第1可動部材153の上面には薬研溝が形成されてい
るのに対して、第2位置調節機構の第2可動部材157
の上面は平面である点にある。
【0034】調節ねじ156の頭部はたとえば六角形と
し、六角レンチにより回すことができるように構成しう
る。回転により、調節ねじ156は上下に進退する。第
2可動部材157は不図示のガイドにより上下方向にの
みスライドするように案内され、調節ねじの上下方向の
進退により、その上下方向位置を変えることができる。
(なお図5では第1及び第2の位置合わせ機構の図示は
省略されている。)第2実施例の構成でもロードポート
1の上部にロードポートの半導体製造装置取り付け面に
対する傾き(図5のA方向)を調節するための傾き調整
機構が設けられている(傾き調節ねじ19など)。
【0035】この第2の実施態様においてロードポート
1を半導体製造装置に取り付ける手順は以下のようにな
る。
【0036】車輪付きのキャリア等で運搬してきたロー
ドポート1を半導体製造装置2に取り付ける際には、半
導体製造装置の下部に設けられた位置合わせ機構の第1
及び第2の可動部材153及び157にロードポートに
設けられた第1及び第2のローラ141及び142がそ
れぞれ乗り上げるようにする。この際、第1可動部材1
53の上面の薬研溝にローラ141がはまりこむように
する。ローラ141及び142がその軸まわりに回転可
能であるため、ロードポートと半導体製造装置が多少横
方向にずれていても、第1及び第2可動部材上でローラ
が回転することにより、ローラ141を第1可動部材の
薬研溝にはまりこませロードポートを容易に適正位置に
もたらすことができる。これによりロードポート1は半
導体製造装置に対して水平方向に関して適切に位置決め
され、また垂直方向に関してもほぼ正しく位置決めされ
る。しかしながらロードポートや半導体製造装置の個体
差などがあるので、実際にはロードポートの水平基準面
と半導体製造装置の水平基準面とを正しく一致させるた
めに更なる位置の微調整を行う。
【0037】その場合、まず第1の位置調節機構131
側の調節ねじ152をレンチ等を用いて回転させること
により第1可動部材153の高さを変えてロードポート
の高さを半導体製造装置に対して調整する。続いて第2
の位置調節機構32の調節ねじ56を回転させて第2可
動部材157の高さを変えることにより、ロードポート
の傾きを調整する。これは図4に矢印でB方向として示
した方向の傾き調整である。図4に示すされているよう
に、第1及び第2のローラ141及び142が第1及び
第2の可動部材153及び157にそれぞれ乗り上げた
状態において、ロードポート1のベースプレート11の
上下と半導体製造装置2の上部及び下部プレート21及
び22との間には微少な隙間S3およびS4が生ずるよ
うになされている。これにより第1及び第2の位置調節
機構によるロードポート1と半導体製造装置2の相対位
置の微調整が可能となる。具体的には隙間S3およびS
4はたとえば2ミリメートルに設定される。
【0038】以上の調整が終わった後に、あるいは以上
の調整を行う前に、上部のA方向調節ねじを回してA方
向の傾き調整を行う。
【0039】以上3つの位置調整、即ち調節ねじ152
による高さ調整、調節ねじ156によるB方向調整およ
びねじ19によるA方向調整を行うことにより、ロード
ポート1と半導体製造装置2とが正しく位置あわせされ
たなら、上下4カ所のスクリューハンドル16及び18
を回して半導体製造装置の下部及び上部プレート15及
び17に設けられた不図示のねじ穴にねじ込むことによ
り、ロードポート1を半導体製造装置2に固定する。
【0040】この第2の実施形態ではロードポートと半
導体製造装置の相対的位置の微調整を行う位置調節機構
が半導体製造装置側に設けられているため、同種のロー
ドポートを連続して取り付ける場合(即ちロードポート
を同種の別のロードポートに取り替える場合)に、該位
置調節機構による調節の手間が省けるという利点があ
る。
【0041】以上に説明した第1及び第2の実施形態で
は第1および第2の可動部材を調節ねじによって動かし
て位置調節しているが、その他の手段によって可動部材
を動かすように構成してもよい。
【0042】また上記実施形態ではスクリューハンドル
を用いてロードポートを半導体製造装置に固定している
ので、道具を用いずに手動にて固定できるので好適であ
る。しかしスクリューハンドルを用いずにボルト締めな
ど別の手段によってロードポートと半導体製造装置との
固定を行ってもよい。またスクリューハンドルで仮留め
を行い、更にボルト固定してもよい。
【0043】また上記実施形態ではロードポート上部に
傾き調節機構(図2,図5のA方向の傾きを調節する機
構)を設けているが、これは本発明に必須のものではな
く、下部の位置合わせ機構のみでも、効果的に位置調整
できる。
【0044】また上記第1の実施形態では半導体製造装
置側に2つのローラを配置し、それらと協動する2つの
位置調節機構をロードポート側に設けており、また第2
の実施形態ではロードポート側に2つのローラを配置
し、半導体製造装置側に2つの位置調節機構を設けてい
る。しかしながらローラと位置調節機構の配置はこれら
に限られるものではなく、ロードポート側と半導体製造
装置側のそれぞれに1つずつのローラを配置し、それら
に協動する位置調節機構をそれぞれロードポートと半導
体製造装置に1つずつ設けるという配置も可能である。
(即ち第1ローラと第2の位置調節機構をロードポート
側に設け、第2ローラと第1の位置調節機構を半導体製
造装置側に設ける、など。)
【0045】また上記実施形態では位置合わせ機構にお
いて第1および第2の可動部材に当接する第1及び第2
の位置決め部材をそれぞれ回転可能なローラとしてして
構成している。このように構成するとロードポートを半
導体製造装置に取り付ける際に水平方向の位置決めがス
ムーズに行うことができて好適であるが、必ずしもロー
ラとして構成しなくてもよい。たとえば第2ローラを単
に第2可動部材と当接する円形の回転しない部材として
構成しても実施形態で説明したB方向調節は可能であ
る。また第2ローラの代わりに第2可動部材と面接触す
る四角その他任意の形状の部材とすることも可能であ
る。第1ローラについても回転しない円形の部材あるい
は第1可動部材の薬研溝に嵌合するV字状の面を有する
部材等に構成することもできる。
【0046】また上記実施例では可動部材の薬研溝の底
面を2つの平面としたV字状の溝としているが、この薬
研溝の形状はその他の形状、たとえば底面が曲面の溝と
してもよい。
【0047】
【発明の効果】この本発明の機構では、第1の位置決め
部材が第1の可動部材の薬研溝にはまりこんでロードポ
ートが半導体製造装置に対して水平方向に適切に位置あ
わせされ、また第1及び第2の可動部材と第1及び第2
の位置決め部材との当接によりロードポートが半導体製
造装置に対して水位直方向に関して位置あわせされると
共に、第1及び第2の可動部材の位置を第1及び第2の
位置調節機構により変えることによりロードポートの半
導体製造装置に対する位置を微調整することができる。
よって半導体製造装置に取り付けるロードポートを交換
した際にも、個々のロードポートに合わせてロードポー
トと半導体製造装置の基準面位置の微調整が可能とな
る。
【0048】本発明の機構において第1及び第2の位置
決め部材をそれぞれ自身の軸まわりに回転可能な円形の
ローラとして構成することにより、ロードポートを半導
体製造装置にとりつける際のロードポートの水平方向の
位置決めをスムース行うことができる。
【0049】本発明の上記機構において、第1及び第2
の位置決め部材(ローラ)をロードポート側に設け、第
1及び第2の可動部材を半導体製造装置に設けると、ロ
ードポートを同種のロードポートに交換する際に位置調
整機構による調整が不要となるのでロードポート取り付
け時間が短縮できて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態としてのロードポート
と半導体製造装置のロードポート取り付け部を示す正面
図である。
【図2】本発明の第1の実施形態としてのロードポート
と半導体製造装置のロードポート取り付け部を示す側面
図である。
【図3】ロードポート上部の傾き調節機構を示す側面図
である。
【図4】本発明の第2の実施形態としてのロードポート
と半導体製造装置のロードポート取り付け部を示す正面
図である。
【図5】本発明の第2の実施形態としてのロードポート
と半導体製造装置のロードポート取り付け部を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 ロードポート 2 半導体製造装置 11 ベースプレート 15 下部ブラケット 17 上部ブラケット 16,18 スクリューハンドル 19 A方向調節ねじ 21 上部プレート 22 下部プレート 31 第1の位置合わせ機構 32 第2の位置合わせ機構 41 第1ローラ(第1位置決め部材) 42 第2ローラ(第2位置決め部材) 51,55 ねじブラケット 52,56 位置調節ねじ 53 第1可動部材 57 第2可動部材 131 第1の位置合わせ機構 132 第2の位置合わせ機構 141 第1ローラ(第1位置決め部材) 142 第2ローラ(第2位置決め部材) 151,155 ねじブラケット 152,156 位置調節ねじ 153 第1可動部材 157 第2可動部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−266850(JP,A) 特開 平11−163085(JP,A) 特開 平7−204956(JP,A) 国際公開99/012191(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68 B65G 49/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロードポートを半導体製造装置に取り付け
    る際におけるその取り付け位置を調整するロードポート
    取り付け位置調整機構であって、 前記ロードポート及び半導体製造装置のいずれか一方に
    設けられた第1の位置決め部材と、 前記ロードポート及び半導体製造装置のいずれかであっ
    て、前記第1の位置決め部材が設けられた一方とは異な
    る他方に設けられた上下方向に位置調節可能な第1の可
    動部材と、 前記第1の可動部材を上下方向に位置調節するための第
    1の位置調節機構と、 前記ロードポート及び半導体製造装置のいずれか一方に
    設けられた第2の位置決め部材と、 前記ロードポート及び半導体製造装置のいずれかであっ
    て、前記第2の位置決め部材が設けられた一方とは異な
    る他方に設けられた上下方向に位置調節可能な第2の可
    動部材と、 前記第2の可動部材を上下方向に位置調節するための第
    2の位置調節機構と、を有し、 前記第1の可動部材及び第2の可動部材は、前記ロード
    ポートを前記半導体製造装置に取り付けた際に前記第1
    の位置決め部材及び第2の位置決め部材とそれぞれ当接
    し、これにより前記ロードポートは前記半導体製造装置
    により支持され、 前記第1の可動部材における前記第1の位置決め部材に
    対する当接面には前記第1の位置決め部材がはまり込む
    薬研溝が形成されており、 前記ロードポートが前記半導体製造装置によって支持さ
    れる際に、前記第2の可動部材は、前記第1の位置決め
    部材が前記薬研溝に容易にはまり込むように、前記第2
    の位置決め部材に対して当接した状態にて水平方向に移
    動可能であり、 前記ロードポートが前記半導体製造装置に支持された状
    態で、各々前記第1の位置調節機構および前記第2の位
    置調節機構とにより上下方向の位置調節と、前記半導体
    製造装置におけるロードポートの取り付け面と平行な平
    面における前記ロードポートの傾きの調節とが為される
    ことを特徴とするロードポート取り付け位置調整機構。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の位置決め部材は、そ
    れぞれ自身の軸まわりに回転可能なローラからなること
    を特徴とする請求項1記載のロードポート取り付け位置
    調整機構。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の位置決め部材は前記
    ロードポートに設けられ、前記第1及び第2の可動部材
    は前記半導体製造装置に設けられていることを特徴とす
    る請求項1または2記載のロードポート取り付け位置調
    整機構。
  4. 【請求項4】 更に、前記ロードポートを前記半導体製
    造装置に取り付ける際に前記ロードポートにおける前記
    半導体製造装置に対する取り付け面の傾きを調整する傾
    き調整機構を有することを特徴とする請求項1乃至3何
    れかに記載のロードポート取り付け位置調整機構。
JP2000097969A 1999-05-18 2000-03-31 ロードポート取り付け位置調整機構 Expired - Fee Related JP3529320B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000097969A JP3529320B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 ロードポート取り付け位置調整機構
US09/572,458 US6883770B1 (en) 1999-05-18 2000-05-17 Load port mounting mechanism
TW089109485A TW461012B (en) 1999-05-18 2000-05-17 Load port mounting mechanism
KR1020000026581A KR100337277B1 (ko) 1999-05-18 2000-05-18 로드 포트 장착 기구

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000097969A JP3529320B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 ロードポート取り付け位置調整機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001284429A JP2001284429A (ja) 2001-10-12
JP3529320B2 true JP3529320B2 (ja) 2004-05-24

Family

ID=18612523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000097969A Expired - Fee Related JP3529320B2 (ja) 1999-05-18 2000-03-31 ロードポート取り付け位置調整機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3529320B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW461014B (en) * 2000-10-11 2001-10-21 Ind Tech Res Inst A positioning method and device for wafer loading devices
JP5988076B2 (ja) * 2012-02-24 2016-09-07 Tdk株式会社 ロードポート装置取付け機構
US10541165B2 (en) * 2016-11-10 2020-01-21 Applied Materials, Inc. Systems, apparatus, and methods for an improved load port backplane

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001284429A (ja) 2001-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4287040B2 (ja) ティルトアンドゴー方式のロードポート・インタフェース整列システム
US7516833B2 (en) Multi-station workpiece processors, methods of processing semiconductor workpieces within multi-station workpiece processors, and methods of moving semiconductor workpieces within multi-station workpiece processors
US11276594B2 (en) Systems, apparatus, and methods for an improved load port backplane
US8152926B2 (en) Vacuum processing apparatus
KR20040015805A (ko) 웨이퍼 트랜스포트 장치
JP2003243481A (ja) 半導体製造装置及びメンテナンス方法
JP3529320B2 (ja) ロードポート取り付け位置調整機構
KR102058985B1 (ko) 로드 스테이션
US6883770B1 (en) Load port mounting mechanism
JP3635235B2 (ja) ウェハーロードポートの位置決め装置と方法
KR20210014496A (ko) 반도체 제조 장치
US6165268A (en) Wafer carrier adapter and method for use thereof
JP3871535B2 (ja) ロードポート装置及びこの装置と上位装置との取り付け機構
JP4175560B2 (ja) 容器開閉装置
US6793766B2 (en) Apparatus having platforms positioned for precise centering of semiconductor wafers during processing
JPH04118944A (ja) ウェーハ整合固定装置
JP5988076B2 (ja) ロードポート装置取付け機構
JP2013093529A (ja) ユニット搬出入装置
US8408859B2 (en) Wafer transfer device and wafer transfer method
JP2003039271A (ja) 工作機械
JP4547088B2 (ja) クリーンルームに基板を搬入搬出する装置
JP3483685B2 (ja) 基板搬送装置
JP2931924B2 (ja) 熱処理装置
JP2000164669A (ja) 着脱式ロードポート装置
JP2001028386A (ja) 着脱式ロードポート装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031204

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120305

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees