JP3529258B2 - 垂直磁気記録媒体 - Google Patents

垂直磁気記録媒体

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JP3529258B2
JP3529258B2 JP00330998A JP330998A JP3529258B2 JP 3529258 B2 JP3529258 B2 JP 3529258B2 JP 00330998 A JP00330998 A JP 00330998A JP 330998 A JP330998 A JP 330998A JP 3529258 B2 JP3529258 B2 JP 3529258B2
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宏高 法橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープや磁気
ディスク等として用いられる垂直磁気記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パ−ソナルコンピュ−タやワ−ク
ステ−ションの進歩に伴うハ−ドディスクドライブの大
容量化及び小型化により、磁気ディスクはさらなる高面
記録密度化が要求されている。しかし、現在広く普及し
ている長手記録方式では、高記録密度を実現しようとす
ると、記録ビットの微細化に伴う記録磁化の熱揺らぎの
問題や、記録ヘッドの記録能力を超えかねない高保磁力
化の問題が発生する。そこで、これらの問題を解決しつ
つ、面記録密度を大幅に向上できる手段として、垂直磁
気記録方式が検討されている。これを実現する垂直磁気
記録媒体として、高透磁率の下地軟磁性膜と高い垂直異
方性の垂直磁化膜とからなる、いわゆる垂直二層媒体が
有望視されている。
【0003】図38は、このような従来の垂直磁気記録
媒体を示す概略断面図である。
【0004】この垂直磁気記録媒体50は、基板52上
に、下地軟磁性膜56及び垂直磁化膜58がこの順に形
成されたものである。例えば、下地軟磁性膜56として
はNiFe膜、垂直磁化膜58としてはCoCr系合金
膜が用いられる。しかし、NiFeからなる下地軟磁性
膜56とCoCrからなる垂直磁化膜58とを形成した
ときに、垂直磁化膜58の結晶配向度が低下する。そこ
で、これを防ぐために、下地軟磁性膜56としてセンダ
スト膜(FeSiAl合金)を用いたものが報告されて
いる(特開昭57−36435号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の垂直磁気記録媒体では、媒体ノイズの低下及
び再生出力電圧の記録密度依存性の向上に限界があっ
た。
【0006】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、媒体ノイズを
更に低下できるとともに、再生出力電圧の記録密度依存
性を更に向上できる垂直磁気記録媒体を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来の垂直
磁気記録媒体において媒体ノイズの低下及び再生出力電
圧の記録密度依存性の向上を妨げている理由について、
実験及び考察を重ねることによって次の知見を得た。す
なわち、下地軟磁性膜の表面平滑性が悪いことにより、
その上に成膜される垂直磁化膜の垂直配向性が悪くな
る。そのため、初期層(結晶が垂直に配向していない領
域)の膜厚が増大するとともに垂直磁化膜の表面平滑性
も悪くなるので、媒体ノイズが低下しないのである。ま
た、垂直磁化膜の垂直配向性が悪くなるので、再生出力
電圧の記録密度依存性が向上しないのである。本発明
は、これらの知見に基づきなされたものである。
【0008】本発明に係る垂直磁気記録媒体及びその製
造方法は、下地軟磁性膜と垂直磁化膜とがこの順に基板
上に形成された垂直磁気記録媒体において、基板と下地
軟磁性膜との間に平滑性制御膜が挿入されたことを特徴
としている。平滑性制御膜の材質は、(1)C、(2)
Ti、(3)Cr を含む合金、(4)Tiを含む合
金、(5)Cを含む合金、(6)Cr及びTiを含む合
金、(7)Ti及びCを含む合金 、(8)C及びCr
を含む合金、(9)Cr、Ti及びCを含む合金の九通
りである。これらの材質からなる平滑性制御膜 は、表
面平滑性に極めて優れている。そのため、この平滑性制
御膜上に積層される下地軟磁性膜も、平滑性制御膜の表
面平 滑性を反映して、表面平滑性に極めて優れたもの
となる。したがって、下地軟磁性膜の滑らかな表面上に
積層される垂直磁 化膜は、垂直配向性及び表面平滑性
が向上する。垂直磁化膜の垂直配向性が向上すると、初
期層が減少することにより媒体 ノイズが低下するとと
もに、再生出力電圧の記録密度依存性が向上する。ま
た、垂直磁化膜の表面平滑性が向上すると、記 録再生
ヘッドの摺動性も向上するので、これによっても媒体ノ
イズが低下する。
【0009】本発明に係る垂直磁気記録媒体において、
下地軟磁性膜はFeTaN膜であ 。垂直磁化膜は例え
ばCoCrTa膜である。また、下地軟磁性膜表面の中
心線平均粗さは、好ましくは2nm以下、より好ましく
は0.9nm以下、最も好ましくは0.5nm以下であ
る。平滑性制御膜の膜厚は、好ましくは1nmをこえ1
7nm未満、より好ましくは2nm以上かつ15nm以
下である。平滑性制御膜のスパッタ成膜時のガス圧は、
好ましくは20mTorr未満、より好ましくは18m
Torr以下である。平滑性制御膜のスパッタ成膜時の
成膜速度は、好ましくは20nm/s未満、より好まし
くは18nm/s以下である。スパッタ成膜で使用され
るガスは、例えばアルゴン、クリプトン、ネオン等であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る垂直磁気記
録媒体の第一実施形態を示す概略断面図である。以下、
この図面に基づき説明する。
【0011】本実施形態の垂直磁気記録媒体10は、基
板12上に、平滑性制御膜14、下地軟磁性膜16、垂
直磁化膜18がこの順に形成されたものである。平滑性
制御膜14は、例えば、C膜若しくはTi膜、又はC,
Ti及びCrのうちの少なくとも一つを含む合金膜であ
る。下地軟磁性膜16は、例えばFeSiAl膜又はF
eTaN膜である。垂直磁化膜18は、例えばCoCr
Ta膜である。平滑性制御膜14の作用によって、下地
軟磁性膜16の表面平滑性、垂直磁化膜18の表面平滑
性及び垂直配向性が向上する。
【0012】以下に、本発明の実施例を示す。以下、垂
直磁気記録媒体を単に「媒体」、本発明に係る垂直磁気
記録媒体を「本発明媒体」、比較用の垂直磁気記録媒体
を「比較媒体」と呼ぶことにする。また、「表面粗さR
a」とは、膜表面における中心線平均粗さのことであ
る。
【0013】
【実施例1】2.5インチのガラス基板上に、6インチ
φのC(3N)タ−ゲットを用いてスパッタ法により、
10nmのC膜及び20nmのC膜をそれぞれ成膜し
た。成膜条件は、初期真空度5×10-7mTorrにお
いて、投入電力0.5kW、アルゴンガス圧4mTor
r、成膜速度3nm/secとした。次に、6インチφ
のFe85Si9.6 Al5.4 (wt%)のタ−ゲットを用
いて、各媒体上にそれぞれ同じ成膜条件でFeSiAl
膜を520nm成膜した。続いて、Co78Cr19Ta3
(at%)のタ−ゲットを用いて、同じ成膜条件でCo
CrTa膜を100nm、各媒体上にそれぞれ成膜し
た。ここで、10nmのC膜、20nmのC膜を挿入し
た媒体を、それぞれ本発明媒体A1、比較媒体A2とす
る。
【0014】本発明媒体A1及び比較媒体A2の垂直磁
化膜の垂直配向性を調べるために、X線回折を用いて、
hcp(002)ピ−クのロッキングカ−ブの半値幅
(Δθ50)を求めた。図2に、各媒体の表面粗さRaと
ともにその値を示す。C膜の膜厚を低減させることによ
って、C膜の表面平滑性が著しく向上し、その改善効果
によってFeSiAl膜の表面粗さを向上できることが
わかる。そして、FeSiAl膜の表面平滑性の向上に
より、CoCrTa膜のhcp(002)ピ−クのロッ
キングカ−ブの半値幅は7.1度から4.2度に低減
し、垂直磁化膜の垂直配向性及び表面平滑性の向上につ
ながっていることがわかる。
【0015】本発明媒体A1、比較媒体A2について、
ID/MR複合ヘッドを用いて記録再生の実験を行っ
た。ここで、記録トラック幅は4μm、再生トラック幅
は3μm、記録ギャップ長は0.4μm、再生ギャップ
長は0.32μmである。また、評価は、記録電流10
mAop、センス電流12mA、周速度12.7m/
s、浮上量45nm、ノイズのバンド帯域45MHzの
条件下で行った。
【0016】図3に媒体ノイズの記録密度依存性を示
す。本発明媒体A1は、比較媒体A2に比べて、全記録
密度において媒体ノイズが小さいので、ノイズ特性に非
常に優れていることがわかる。つまり、C膜の膜厚低減
によるFeSiAl膜の表面平滑性の向上により、垂直
磁化膜の初期層の膜厚を低減させることができ、そのた
め低ノイズ化が実現されたものと考えられる。FeSi
Al膜は、もともと磁区構造が見えにくいため、磁壁の
移動に伴うノイズが発生しにくいという利点がある。
【0017】図4に、再生出力電圧の記録密度依存性を
示す。本発明媒体A1は、比較媒体A2に比べ、記録密
度の増大に伴う出力の減衰が遅れることから、高記録密
度まで高出力を確保できるので、高記録密度の実現が容
易となる。図2に示したように、垂直磁化膜の垂直配向
性の向上が、出力の記録密度依存性の向上につながった
と考えられる。
【0018】図5に、媒体SN比の記録密度依存性を示
す。本発明媒体A1は、比較媒体A2に比べて、全記録
密度において媒体SN比が1〜3dB良好であり、高記
録密度対応の磁気ディスク媒体として優れていることが
わかる。すなわち、本発明媒体A1を用いることによ
り、高記録密度の実現が容易となる。
【0019】図6及び図7に、C膜を1〜20nmの間
で変化させたときの、C膜の膜厚と表面粗さRa及び媒
体ノイズとの関係を示す。C膜の膜厚が15〜17nm
を越えると、急激にRaが増加することがわかる。15
〜17nmを越える膜厚になると、膜表面の結晶粒の成
長に伴う表面平滑性の乱れが生じるからと考えられる。
そして、それに伴う媒体ノイズの急激な増加が見られ
る。また、C膜の膜厚を1〜2nmと薄くしすぎてもR
aが増加する。1〜2nmの膜厚では、基板上に均一な
膜が形成されず、島状構造となるため、表面平滑性が悪
化すると考えられ、それに伴う媒体ノイズの増加が見ら
れる。
【0020】
【実施例2】実施例1においてCの代わりにTiを用い
た媒体を、それぞれ本発明媒体B1、比較媒体B2とす
る。
【0021】本発明媒体B1、比較媒体B2について、
垂直磁化膜の垂直配向性を調べるために、実施例1と同
様、X線回折を用いてhcp(002)ピ−クのロッキ
ングカ−ブの半値幅(Δθ50)を求めた。図8に、各媒
体の表面粗さRaとともにその値を示す。図8からわか
るように、Ti膜の膜厚を低減させることによってTi
膜の表面平滑性が著しく向上し、その改善効果によって
FeSiAl膜の表面粗さを向上できることがわかる。
そして、FeSiAl膜の表面平滑性の向上により、C
oCrTa膜のhcp(002)ピ−クのロッキングカ
−ブの半値幅は7.5度から4.6度に低減し、垂直磁
化膜の垂直配向性及び表面平滑性の向上につながってい
ることがわかる。
【0022】本発明媒体B1、比較媒体B2について、
ID/MR複合ヘッドで実施例1と同様に記録再生の実
験を行った。図9に、媒体ノイズの記録密度依存性を示
す。本発明媒体B1は、実施例1と同様、比較媒体B2
と比べて全記録密度において媒体ノイズが小さく、ノイ
ズ特性が非常に優れていることがわかる。つまり、Ti
膜の膜厚低減によるFeSiAl膜の表面平滑性の向上
により、垂直磁化膜の初期層の膜厚を低減させることが
でき、低ノイズ化が実現されたものと考えられる。
【0023】図10に、再生出力電圧の記録密度依存性
を示す。本発明媒体B1は、実施例1と同様、比較媒体
B2に比べ、記録密度の増大に伴う出力の減衰が遅れる
ことから、高記録密度まで高出力を確保できるので、高
記録密度の実現が容易となる。図8に示したように、垂
直磁化膜の垂直配向性の向上が、出力の記録密度依存性
の向上につながったと考えられる。
【0024】図11に、媒体SN比の記録密度依存性を
示す。実施例1と同様、本発明媒体B1は、比較媒体B
2に比べて、全記録密度において媒体SN比が1〜2d
B良好であり、高記録密度対応の磁気ディスク媒体とし
て優れていることがわかる。すなわち、本発明媒体B1
を用いることにより、高記録密度の実現が容易となる。
【0025】図12及び図13に、Ti膜を1〜20n
mの間で変化させたときの、Ti膜の膜厚と表面粗さR
a及び媒体ノイズとの関係を示す。Ti膜の膜厚が15
〜17nmを越えると、急激にRaが増加することがわ
かる。15〜17nmを越える膜厚になると、膜表面の
結晶粒の成長に伴う表面平滑性の乱れが生じるからと考
えられる。そして、それに伴う媒体ノイズの急激な増加
が見られる。また、Ti膜の膜厚を1〜2nmと薄くし
すぎてもRaが増加する。1〜2nmの膜厚では、基板
上に均一な膜が形成されず、島状構造となるため、表面
平滑性が悪化すると考えられ、それに伴う媒体ノイズの
増加が見られる。
【0026】
【実施例3】実施例1において、C膜10nmの代わり
にCr80Ti20(at%)膜10nmを用い、Cr80
20膜及びFeSiAl膜が、成膜時投入電力0.5k
w(成膜速度13nm/s)、1kw(成膜速度25n
m/s)で成膜された媒体を、それぞれ本発明媒体D
1、比較媒体D2とする。
【0027】本発明媒体D1、比較媒体D2の垂直磁化
膜の垂直配向性を調べるために、実施例1と同様、X線
回折を用いてhcp(002)ピ−クのロッキングカ−
ブの半値幅(Δθ50)を求めた。図14に、各媒体の表
面粗さRaとともにその値を示す。図14からわかるよ
うに、Cr80Ti20膜、FeSiAl膜の成膜時投入電
力を低減させることによって、Cr80Ti20膜及びFe
SiAl膜の表面平滑性を向上できることがわかる。そ
して、FeSiAl膜の表面平滑性の向上により、Co
CrTa膜のhcp(002)ピ−クのロッキングカ−
ブの半値幅は10.2度から4.1度に低減し、垂直磁
化膜の垂直配向性及び表面平滑性の向上につながってい
ることがわかる。
【0028】本発明媒体D1、比較媒体D2について、
ID/MR複合ヘッドで実施例1と同様に記録再生の実
験を行った。図15に、媒体ノイズの記録密度依存性を
示す。これより、本発明媒体D1は、比較媒体D2に比
べて、全記録密度において媒体ノイズが小さく、ノイズ
特性が非常に優れていることがわかる。つまり、Cr80
Ti20膜、FeSiAl膜の成膜時投入電力を低減させ
ることによって、Cr80Ti20膜、FeSiAl膜の表
面平滑性が著しく向上し、実施例1と同様、低ノイズ化
につながったものと考えられる。
【0029】図16に、再生出力電圧の記録密度依存性
を示す。本発明媒体D1は、比較媒体D2に比べ、記録
密度の増大に伴う出力の減衰が遅れることから、高記録
密度まで高出力を確保できるので、高記録密度の実現が
容易となる。実施例1と同様、垂直磁化膜の垂直配向性
の向上が、出力の記録密度依存性の向上につながったと
考えられる。
【0030】図17に、媒体SN比の記録密度依存性を
示す。これより、本発明媒体D1は、比較媒体D2に比
べて、全記録密度において媒体SN比が1〜4dB良好
であり、高記録密度対応の磁気ディスク媒体として優れ
ていることがわかる。すなわち、本発明媒体D1を用い
ることにより、高記録密度の実現が容易となる。
【0031】図18及び図19に、Cr80Ti20膜を成
膜速度0.1nm/s〜25nm/sの間で変化させた
ときの成膜速度と、Ra及び媒体ノイズとの関係を示
す。これによると、成膜速度が18〜20nm/sを越
えると、急激にRaが増加することがわかる。18〜2
0nm/sを越える成膜速度になると、成膜速度の成長
に伴う膜表面の粒径の成長により、表面平滑性の乱れが
生じるからと考えられる。そして、それに伴う媒体ノイ
ズの急激な増加が見られると考えられる。
【0032】
【実施例4】実施例1において、C膜10nmの代わり
にCr50Ti50(at%)膜10nmを用い、Cr50
50膜及びFeSiAl膜の成膜条件がアルゴンガス圧
4mTorr、20mTorrである媒体を、それぞれ
本発明媒体E1、比較媒体E2とする。
【0033】本発明媒体E1、比較媒体E2の垂直磁化
膜の垂直配向性を調べるために、実施例1と同様、X線
回折を用いてhcp(002)ピ−クのロッキングカ−
ブの半値幅(Δθ50)を求めた。図20に、各媒体の表
面粗さRaとともにその値を示す。図20からわかるよ
うに、Cr50Ti50膜、FeSiAl膜の成膜時アルゴ
ンガス圧を低減させることによって、Cr50Ti50膜、
FeSiAl膜の表面平滑性を向上できることがわか
る。そして、FeSiAl膜の表面平滑性の向上によ
り、CoCrTa膜のhcp(002)ピ−クのロッキ
ングカ−ブの半値幅は11.7度から4.3度に低減
し、垂直磁化膜の垂直配向性及び表面平滑性の向上につ
ながっていることがわかる。
【0034】本発明媒体E1、比較媒体E2について、
ID/MR複合ヘッドで実施例1と同様に記録再生の実
験を行った。図21に、媒体ノイズの記録密度依存性を
示す。これより、本発明媒体E1は、比較媒体E2に比
べて、全記録密度において媒体ノイズが小さく、ノイズ
特性が非常に優れていることがわかる。つまり、Cr50
Ti50膜、FeSiAl膜の成膜時のアルゴンガス圧を
低減させることによって、Cr50Ti50膜、FeSiA
l膜の表面平滑性が著しく向上し、実施例1と同様、低
ノイズ化につながったものと考えられる。
【0035】図22に、再生出力電圧の記録密度依存性
を示す。本発明媒体E1は、比較媒体E2に比べ、記録
密度の増大に伴う出力の減衰が遅れることから、高記録
密度まで高出力を確保できるので、高記録密度の実現が
容易となる。実施例1と同様、垂直磁化膜の垂直配向性
の向上が、出力の記録密度依存性の向上につながったと
考えられる。
【0036】図23に、媒体SN比の記録密度依存性を
示す。これより、本発明媒体E1は、比較媒体E2に比
べて、全記録密度において媒体SN比が1〜2dB良好
であり、高記録密度対応の磁気ディスク媒体として優れ
ていることがわかる。すなわち、本発明媒体E12を用
いることにより、高記録密度の実現が容易となる。
【0037】図24及び図25に、Cr50Ti50膜をア
ルゴンガス圧0.5〜40mTorrの間で変化させた
ときのCr50Ti50膜成膜時アルゴンガス圧と、Ra及
び媒体ノイズとの関係を示す。これによると、Cr50
50膜成膜時アルゴンガス圧が20〜30mTorrを
越えると、急激にRaが増加することがわかる。20〜
30mTorrを越えるアルゴンガス圧になると、先細
りの柱状構造の成長に伴う表面平滑性の乱れが生じるか
らと考えられる。そして、それに伴う媒体ノイズの急激
な増加が見られると考えられる。
【0038】
【実施例5】実施例1において、C膜10nmの代わり
にCr9010(at%)膜10nmを用い、FeSiA
l膜の代わりにFeTaN膜を用い、Cr9010膜及び
FeTaN膜が、成膜時投入電力0.5kw(成膜速度
13nm/s)、1kw(成膜速度25nm/s)で成
膜された媒体を、それぞれ本発明媒体F1、比較媒体F
2とする。
【0039】本発明媒体F1、比較媒体F2の垂直磁化
膜の垂直配向性を調べるために、実施例1と同様、X線
回折を用いてhcp(002)ピ−クのロッキングカ−
ブの半値幅(Δθ50)を求めた。図26に、各媒体の表
面粗さRaとともにその値を示す。図26からわかるよ
うに、Cr9010膜、FeTaN膜の成膜時投入電力を
低減させることによって、Cr9010膜、FeTaN膜
の表面平滑性を向上できることがわかる。そして、Fe
TaN膜の表面平滑性の向上により、CoCrTa膜の
hcp(002)ピ−クのロッキングカ−ブの半値幅は
9.9度から4.2度に低減し、垂直磁化膜の垂直配向
性及び表面平滑性の向上につながっていることがわか
る。
【0040】本発明媒体F1、比較媒体F2について、
ID/MR複合ヘッドで実施例1と同様に記録再生の実
験を行った。図27に、媒体ノイズの記録密度依存性を
示す。これより、本発明媒体F1は、比較媒体F2に比
べて全記録密度において媒体ノイズが小さく、ノイズ特
性が非常に優れていることがわかる。つまり、Cr90
10膜、FeTaN膜の成膜時投入電力を低減させること
によって、Cr9010膜、FeTaN膜の表面平滑性が
著しく向上し、実施例1と同様、低ノイズ化につながっ
たものと考えられる。
【0041】図28に、再生出力電圧の記録密度依存性
を示す。本発明媒体F1は、比較媒体F2に比べ、記録
密度の増大に伴う出力の減衰が遅れることから、高記録
密度まで高出力を確保できるので、高記録密度の実現が
容易となる。実施例1と同様、垂直磁化膜の垂直配向性
の向上が、出力の記録密度依存性の向上につながったと
考えられる。
【0042】図29に、媒体SN比の記録密度依存性を
示す。これより、本発明媒体F1は、比較媒体F2に比
べて、全記録密度において媒体SN比が2〜4dB良好
であり、高記録密度対応の磁気ディスク媒体として優れ
ていることがわかる。すなわち、本発明媒体F1を用い
ることにより、高記録密度の実現が容易となる。
【0043】図30及び図31に、Cr9010膜を成膜
速度0.1nm/s〜25nm/sの間で変化させたと
きの成膜速度と、Ra及び媒体ノイズとの関係を示す。
これによると、成膜速度が18〜20nm/sを越える
と、急激にRaが増加することがわかる。18〜20n
m/sを越える成膜速度になると、成膜速度の成長に伴
う膜表面の粒径の成長により、表面平滑性の乱れが生じ
るからと考えられる。そして、それに伴う媒体ノイズの
急激な増加が見られると考えられる。
【0044】
【実施例6】実施例1において、C膜10nmの代わり
にTi9010(at%)膜10nmを用い、Ti9010
膜及びFeTaN膜の成膜条件がアルゴンガス圧4mT
orr、20mTorrである媒体を、それぞれ本発明
媒体G1、比較媒体G2とする。
【0045】本発明媒体G1、比較媒体G2の垂直磁化
膜の垂直配向性を調べるために、実施例1と同様、X線
回折を用いてhcp(002)ピ−クのロッキングカ−
ブの半値幅(Δθ50)を求めた。図32に、各媒体の表
面粗さRaとともにその値を示す。図32からわかるよ
うに、Ti9010膜、FeTaN膜の成膜時アルゴンガ
ス圧を低減させることによって、Ti9010膜、FeT
aN膜の表面平滑性を向上できることがわかる。そし
て、FeTaN膜の表面平滑性の向上により、CoCr
Ta膜のhcp(002)ピ−クのロッキングカ−ブの
半値幅は15.6度から3.9度に低減し、垂直磁化膜
の垂直配向性及び表面平滑性の向上につながっているこ
とがわかる。
【0046】本発明媒体G1、比較媒体G2について、
ID/MR複合ヘッドで実施例1と同様に記録再生の実
験を行った。図33に、媒体ノイズの記録密度依存性を
示す。これより、本発明媒体G1は、比較媒体G2に比
べて全記録密度において媒体ノイズが小さく、ノイズ特
性が非常に優れていることがわかる。つまり、Ti90
10膜、FeTaN膜の成膜時のアルゴンガス圧を低減さ
せることによって、Ti9010膜、FeTaN膜の表面
平滑性が著しく向上し、実施例1と同様、低ノイズ化に
つながったものと考えられる。
【0047】図34に、再生出力電圧の記録密度依存性
を示す。本発明媒体G1は、比較媒体G2に比べ、記録
密度の増大に伴う出力の減衰が遅れることから、高記録
密度まで高出力を確保できるので、高記録密度の実現が
容易となる。実施例1と同様、垂直磁化膜の垂直配向性
の向上が、出力の記録密度依存性の向上につながったと
考えられる。
【0048】図35に、媒体SN比の記録密度依存性を
示す。これより、本発明媒体G1は、比較媒体G2に比
べて、全記録密度において媒体SN比が2〜6dB良好
であり、高記録密度対応の磁気ディスク媒体として優れ
ていることがわかる。すなわち、本発明媒体G1を用い
ることにより、高記録密度の実現が容易となる。
【0049】図36及び図37に、Ti9010膜をアル
ゴンガス圧0.5〜40mTorrの間で変化させたと
きのTi9010膜成膜時アルゴンガス圧と、Ra及び媒
体ノイズとの関係を示す。これによると、Ti9010
成膜時アルゴンガス圧が20〜30mTorrを越える
と、急激にRaが増加することがわかる。20〜30m
Torrを越えるアルゴンガス圧になると、先細りの柱
状構造の成長に伴う表面平滑性の乱れが生じるからと考
えられる。そして、それに伴う媒体ノイズの急激な増加
が見られると考えられる。
【0050】
【発明の効果】本発明に係る垂直磁気記録媒体及びその
製造方法によれば、基板と下地軟磁性膜との間に平滑性
制御膜を挿入したことにより、下地軟磁性膜の表面平滑
性を著しく向上できるので、垂直磁化膜の垂直配向性及
び表面平滑性を向上できる。したがって、媒体ノイズを
低下できるので、再生出力信号の記録密度依存性を向上
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る垂直磁気記録媒体の一実施形態を
示す概略断面図である。
【図2】本発明の実施例1における、C膜、FeSiA
l膜、CoCrTa膜の表面粗さ及びCoCrTa膜の
垂直配向性を示す図表である。
【図3】本発明の実施例1における、媒体ノイズの記録
密度依存性を示すグラフである。
【図4】本発明の実施例1における、再生出力電圧の記
録密度依存性を示すグラフである。
【図5】本発明の実施例1における、媒体SN比の記録
密度依存性を示すグラフである。
【図6】本発明の実施例1における、C膜の膜厚とRa
及び媒体ノイズとの関係を示す図表である。
【図7】本発明の実施例1における、C膜の膜厚とRa
及び媒体ノイズとの関係を示すグラフである。
【図8】本発明の実施例2における、Ti膜、FeSi
Al膜、CoCrTa膜の表面粗さ及びCoCrTa膜
の垂直配向性を示す図表である。
【図9】本発明の実施例2における、媒体ノイズの記録
密度依存性を示すグラフである。
【図10】本発明の実施例2における、再生出力電圧の
記録密度依存性を示すグラフである。
【図11】本発明の実施例2における、媒体SN比の記
録密度依存性を示すグラフである。
【図12】本発明の実施例2における、Ti膜の膜厚と
Ra及び媒体ノイズとの関係を示す図表である。
【図13】本発明の実施例2における、Ti膜の膜厚と
Ra及び媒体ノイズとの関係を示すグラフである。
【図14】本発明の実施例4における、Cr80Ti
20膜、FeSiAl膜、CoCrTa膜の表面粗さ及び
CoCrTa膜の垂直配向性を示す図表である。
【図15】本発明の実施例4における、媒体ノイズの記
録密度依存性を示すグラフである。
【図16】本発明の実施例4における、再生出力電圧の
記録密度依存性を示すグラフである。
【図17】本発明の実施例4における、媒体SN比の記
録密度依存性を示すグラフである。
【図18】本発明の実施例4における、Cr80Ti20
の成膜速度とRa及び媒体ノイズとの関係を示す図表で
ある。
【図19】本発明の実施例4における、Cr80Ti20
の成膜速度とRa及び媒体ノイズとの関係を示すグラフ
である。
【図20】本発明の実施例5における、Cr50Ti
50膜、FeSiAl膜、CoCrTa膜の表面粗さ及び
CoCrTa膜の垂直配向性を示す図表である。
【図21】本発明の実施例5における、媒体ノイズの記
録密度依存性を示すグラフである。
【図22】本発明の実施例5における、再生出力電圧の
記録密度依存性を示すグラフである。
【図23】本発明の実施例5における、媒体SN比の記
録密度依存性を示すグラフである。
【図24】本発明の実施例5における、Cr50Ti50
の成膜時アルゴンガス圧とRa及び媒体ノイズとの関係
を示す図表である。
【図25】本発明の実施例5における、Cr50Ti50
の成膜時アルゴンガス圧とRa及び媒体ノイズとの関係
を示すグラフである。
【図26】本発明の実施例6における、Cr9010膜、
FeTaN膜、CoCrTa膜の表面粗さ及びCoCr
Ta膜の垂直配向性を示す図表である。
【図27】本発明の実施例6における、媒体ノイズの記
録密度依存性を示すグラフである。
【図28】本発明の実施例6における、再生出力電圧の
記録密度依存性を示すグラフである。
【図29】本発明の実施例6における、媒体SN比の記
録密度依存性を示すグラフである。
【図30】本発明の実施例6における、Cr9010膜の
成膜速度とRa及び媒体ノイズとの関係を示す図表であ
る。
【図31】本発明の実施例6における、Cr9010膜の
成膜速度とRa及び媒体ノイズとの関係を示すグラフで
ある。
【図32】本発明の実施例7における、Ti9010膜、
FeTaN膜、CoCrTa膜の表面粗さ及びCoCr
Ta膜の垂直配向性を示す図表である。
【図33】本発明の実施例7における、媒体ノイズの記
録密度依存性を示すグラフである。
【図34】本発明の実施例7における、再生出力電圧の
記録密度依存性を示すグラフである。
【図35】本発明の実施例7における、媒体SN比の記
録密度依存性を示すグラフである。
【図36】本発明の実施例7における、Ti9010膜成
膜時のアルゴンガス圧とRa及び媒体ノイズとの関係を
示す図表である。
【図37】本発明の実施例7における、Ti9010膜成
膜時のアルゴンガス圧とRa及び媒体ノイズとの関係を
示すグラフである。
【図38】従来の垂直磁気記録媒体を示す概略断面図で
ある。
【符号の説明】
10 垂直磁気記録媒体 12 基板 14 平滑性制御膜 16 下地軟磁性膜 18 垂直磁化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−317922(JP,A) 特開 昭59−75429(JP,A) 特開 昭57−36435(JP,A) 特開 平3−28718(JP,A) 特開 平7−97665(JP,A) 特許3050305(JP,B2) 特許3080059(JP,B2) Journal of The Ma gnetics Society of Japan Vol.21 Suppl ement,No.S2(1997)第517 〜520頁

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地軟磁性膜と垂直磁化膜とがこの順に
    基板上に形成された垂直磁気記録媒体において、 前記基板と前記下地軟磁性膜との間に、C又はTiから
    なる平滑性制御膜が挿入され、 前記下地軟磁性膜がFeTaN膜であり、 前記下地軟磁性膜表面の中心線平均粗さが0.5nm以
    下であり、 前記平滑性制御膜の膜厚が1nmをこえ17nm未満で
    ある、 ことを特徴とする垂直磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 下地軟磁性膜と垂直磁化膜とがこの順に
    基板上に形成された垂直磁気記録媒体において、 前記基板と前記下地軟磁性膜との間に、CrC合金また
    はTiC合金からなる平滑性制御膜が挿入され、 前記下地軟磁性膜がFeTaN膜であり、前記下地軟磁性膜表面の中心線平均粗さが0.5nm以
    下であり、 前記平滑性制御膜の膜厚が1nmをこえ17nm未満で
    ある、 ことを特徴とする垂直磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記平滑性制御膜の膜厚が2nm以上か
    つ15nm以下である、請求項1又は2記載の垂直磁気
    記録媒体。
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