JP3529232B2 - 砂面の安定化構造 - Google Patents

砂面の安定化構造

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JP3529232B2 JP32822396A JP32822396A JP3529232B2 JP 3529232 B2 JP3529232 B2 JP 3529232B2 JP 32822396 A JP32822396 A JP 32822396A JP 32822396 A JP32822396 A JP 32822396A JP 3529232 B2 JP3529232 B2 JP 3529232B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、砂面の安定化構
造に関し、特に、海底面の砂の移動を防止して当該砂面
の安定化を図るための砂面の安定化構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、海底面の洗掘防止や、アマモ
類、ガラモ場を構成するホンダワラ等の藻類、あるいは
甲殻類などの種々の低棲生物に対する海底面における生
物環境の改善を目的として、海底面の砂の流出を防止し
てこの海底面の安定化を図るための方法が種々提案され
ている。また、特に、例えば海岸線の近傍の水深約10
〜5m程度以浅の海域であって、内湾や防波堤に囲まれ
ていないところは、破砕帯に入ることになるため波の力
が非常に強い。このような海域に対しては、上記防波堤
を構築したり、異形ブロックによる離岸堤、自然石を積
み上げた潜堤等を設けることが考えられるが、いずれも
重量で波力に抵抗するものであるため、大規模な土木工
事になるとともに、波の穏やかな限られた期間しか施工
することができない。 【0003】一方、理論上は、波力は水深とともに小さ
くなり、海底面においては0となることから、海底面を
面状に覆って、ゴムシート等のシート部材を敷き詰める
方法が考えられている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
シート部材は、これを海底面に敷設する際に、波や流れ
の影響を受けやすいため、特に広範囲に敷設する作業に
おいては、困難かつ大規模な工事を必要とすることにな
るとともに、かかる方法によれば、ゴムシート等のシー
ト部材によって、海底面を完全に覆ってしまうものであ
るため、アマモ類や、ガラモ場を構成するホンダワラ等
の藻類、あるいは甲殻類などの種々の低棲生物に対する
好適な生物環境を維持することが困難となる。 【0005】また、アマモ場やアラメ、カジメ場、ガラ
モ場等は、藻場として、あるいは魚介類の産卵や幼稚
仔、稚魚の育成の場としても重要な役割を担っている
が、近年急激に減少しており問題となっている。特に、
例えば種子植物であるアマモ類は、発芽時に表層1〜2
cm程度の深さの砂が移動しただけで根付かなくなる。
また、根付いた場合でも、数cmの深さの砂の移動によ
って流出してしまうと言われており、アマモ類の増殖に
は安定した砂地盤が必要とされているが、特に、上記波
や流れの激しい例えば水深約10〜5m程度以浅の海域
においては、アマモ類の増殖に適した表層の砂が流出し
ない安定した砂地盤を確保する方法が未だ確立していな
いのが現状である。 【0006】そこで、この発明は、このような従来の課
題に着目してなされたもので、海底面への設置作業を容
易に行うことができるとともに、アマモ類やその他の低
棲生物に対する生物環境を保持しつつ、特に海岸線の近
傍の破砕帯において、波や流れによる砂の流出を効果的
に防止して、海底の砂面の安定化を容易に図ることので
きる砂面の安定化構造を提供することを目的とするもの
である。 【0007】また、この発明は、特に、アマモ類の増殖
に適した安定した砂地盤を、容易に海底面に確保するこ
とのできる砂面の安定化構造を提供することを目的とす
るものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するためになされたもので、その要旨は、海
底面の砂の移動を防止することにより当該砂面の安定化
を図るための安定化構造であって、前記海底面面状に
敷設された所定の厚さを有するマット状の半透過性構造
体からなり、該マット状の半透過性構造体が、太さ0.
1〜1.5mmの多数の線条が不規則な多数のループを
なして絡み合う、空隙率80〜90%のヘチマ構造によ
り構成され、該線条自身に、波力を受けても容易に動揺
しない程度の剛性を持たせることにより該ヘチマ状の形
状を保持してなり、通過する波や流れに渦減衰を生じさ
せつつこれらのエネルギーを減少させて、砂の移動を防
止するとともに、重量棒をメッシュ状に配設してなる重
錘を内包し、該重錘は、前記マット状の半透過性構造体
の内部に分割された状態で間隔をおいて配置されるとと
もに、前記マット状の半透過性構造体が、この間隔部分
に沿って折れ曲がり可能に構成されていることを特徴と
する砂面の安定化構造にある。 【0009】ここで、海底面を覆って面状に敷設される
マット状の半透過性構造体の厚さは、海底面における波
や流れの強さ、あるいはヘチマ構造を形成する線条の剛
性等を鑑みて適宜設計することができるが、厚さを大き
くする場合には、波力に抵抗して多数のループの水中に
おけるヘチマ状の形状を保持するために、線条の剛性を
高くする必要がある。なお、かかる線条によるヘチマ状
の形状を保持するには、線条自身に、波力を受けても容
易に動揺しない程度の剛性を持たせる場合の他、例えば
骨組として組み付けた支持部材に支持させるようにして
線条を絡ませることにより、この支持部材の剛性を介し
てその形状を保持するようにすることもできる。 【0010】一方、海底面を覆って半透過性構造体を敷
設することにより、当該海底面に安定化構造を設置すべ
き広さは、広い範囲にわたって砂の移動を防止すべく、
できるだけ広い領域に設置することが望ましいが、例え
ば1m2 程度の大きさで設置したとしても、砂の移動防
止による海底面の安定化を十分に図ることができる。 【0011】 【0012】そして、ヘチマ構造を形成する線条は、例
えば熱可塑性合成重合体等の合成樹脂系のものや鉄線や
銅線等の金属製のものなど、多数のループを形成してヘ
チマ状に絡み合った状態を保持することのできる種々の
材料からなるものを使用することができる。 【0013】ここで、このようにして用いられる重量物
としては、例えば鋼棒等からなる重量棒をメッシュ状に
配設してなる重錘を使用することが好ましく、特に好ま
しくは、かかるメッシュ状に延長する重量棒を内包する
ようにして、これの周囲に多数の線条を不規則な多数の
ループをなしつつ絡み合わせることによりヘチマ構造を
形成するようにする。 【0014】 【0015】そして、この発明の砂面の安定化構造によ
れば、前記マット状の半透過性構造体の折れ曲がり部分
と並行な辺部には、その重量により当該辺部を砂面に定
着させるための定着重りを設けるようにすることが好ま
しい。 【0016】また、この発明の砂面の安定化構造によれ
ば、前記マット状の半透過性構造体を連設配置するとと
もに、隣接する半透過性構造体の端部同士を、連結部材
を介して連結一体化するようにすることが好ましい。 【0017】ここで、前記連結部材は、隣接する半透過
性構造体の端部間の隙間を覆うようにして当該隙間に沿
って砂面上に配置された、不透過板を含むようにするこ
とが好ましい。 【0018】また、前記連結部材は、隣接する半透過性
構造体の端部間の隙間を覆うようにして当該隙間に沿っ
て砂面上に配置された、立体網状体を含むようにするこ
ともできる。 【0019】さらに、前記連結部材は、前記半透過性構
造体及び前記不透過板あるいは立体網状体を貫通するよ
うにして、砂面に打ち込まれるスパイク部材を含むよう
にすることが好ましい。 【0020】一方、この発明の砂面の安定化構造は、前
記マット状の半透過性構造体の表面に、所定の深さの凹
凸パターンを形成することが好ましい。 【0021】ここで、凹凸パターンの形状は、トタン板
のような波形のものや、台所スポンジやマットレスのよ
うな独立した突起が多数突出しているようなものなど、
種々の形状のものを採用することができるが、この凹凸
パターンによる凹溝すなわち谷の部分が相当距離に亘っ
て繋がっているようにすることが好ましい。 【0022】また、凹凸の深さは、マット状の半透過性
構造体の厚さや、海底面における波や流れの強さ等を鑑
みて適宜設計することができ、山の部分の高さは高い方
が好ましいが、かかる場合には構造体の受ける波や流れ
の力が増大するので、ヘチマ構造の剛性を高めるととも
に、構造体の重量を重くする必要がある。一方、谷の部
分はこれの底部が砂面に接するようなものとすることが
好ましい。 【0023】そして、この発明の砂面の安定化構造は、
さらに、前記マット状の半透過性構造体の裏面に、多数
の凹部を設けるようにすることもできる。 【0024】さらにまた、この発明の砂面の安定化構造
は、前記多数の線条として太さ0.1〜1.5mmのも
のを用い、前記ヘチマ構造を空隙率80〜90%、厚さ
方向の平行光線透過率3〜40%のものとして形成する
ことが好ましい。 【0025】すなわち、前記半透過性構造体は、前記線
条を密に配置し過ぎ、空隙率や平行光線透過率が小さく
なり過ぎると、受ける波や流れの力が大きくなり、前面
に反射域を生じたり、背後に反流域を生じるなどの不都
合を伴うことになるとともに、特にアマモに対しては、
種子から生じた芽や根がヘチマ構造を貫通できなくなる
などの問題を生じることになる。一方、前記線条を粗に
配置し過ぎると、波や流れを減衰することができなくな
って海底面の安定のための用をなさなくなるおそれを生
じることになる。 【0026】そして、この発明の砂面の安定化構造によ
れば、海底面を覆ってマット状の半透過性構造体が敷設
されていることにより、海底面の近傍の波や流れが、多
数の線条が不規則な多数のループをなして絡み合うヘチ
マ構造を通過する際に、渦減衰を生じてそのエネルギー
を減少することにより、海底面の砂の移動が回避され、
これによって、アマモ等の種子植物の繁殖も可能な安定
した砂地盤が形成されることになる。 【0027】また、多数の線条が不規則な多数のループ
をなして絡み合うマット状のヘチマ構造は、例えばホン
ダワラ類等の藻類の胞子の付着を助長することにより、
この発明の海底面の安定化構造は、これらの藻類の増殖
ためのガラモ場等を容易に形成することにもなる。 【0028】さらに、この発明の砂面の安定化構造によ
れば、海底の砂面が安定するので、例えば人工ビーチや
人工干潟を造成する場合にも応用することができる。そ
して、人工干潟を造成した場合には、鳥や魚の餌となり
うる甲殻類や低棲生物あるいは海藻類が大量に発生する
ものと考えられる。また、砂中に生息する貝(ハマグ
リ、シジミ等)は生息することができなくなることも考
えられるが、砂泥域には生息しないサザエなどの巻き貝
は海藻を食べるので繁殖するものと考えられる。 【0029】なお、この発明の安定化構造は、半透過性
構造体が、相当の透過率、すなわちこの半透過性構造体
を軽量にして作業員の手作業による運搬等を容易にしか
つ波や流れを容易に通過させるような透過率ないしは空
隙率を有するとともに、水中における相当の重量、すな
わち例えば破砕帯においても安定するのに十分な重量を
有している。したがって、これを海底に設置する際に、
波や流れによる影響を受けることが少なく、かつ、作業
員による手作業により、あるいは作業船からクレーンや
その他の吊り具を用いること等により、海底面の所定の
位置に容易に沈設設置することができる。 【0030】そして、この発明の砂面の安定化構造は
量棒をメッシュ状に配設してなる重錘を重量物として
内包させるようにして構成したマット状の半透過性構造
体を、海底面を覆って敷設するようにしているので、こ
の重量物としてのメッシュ状の重錘は海底面を隙間なく
覆いかぶせてしまうものではないので、メッシュの開口
から海底の砂面を表出してアマモ等の成長を阻害するこ
とがなく、また魚介類にも好ましい生活環境を保持する
ことになる。 【0031】また、この発明の砂面の安定化構造は、マ
ット状の半透過性構造体を、折れ曲がり可能に構成する
ようにしているので、これが設置される海底の砂面に凹
凸が存在する場合でも、これに追随させて半透過性構造
体を敷設することが容易になる。 【0032】さらに、前記マット状の半透過性構造体の
折れ曲がり部分と並行な辺部には、その重量により当該
辺部を砂面に定着させるための定着重りを設ければ、当
該辺部の砂面への密着性を高めて、これの周囲の砂面が
洗掘されるのを効果的に防止することが可能になるとと
もに、砂面の変動に追随させることも可能になる。 【0033】なお、この発明の砂面の安定化構造を構成
するマット状の半透過性構造体は、半永久的に存在して
ほしい場合と、ある程度の年月がたてば消滅してほしい
場合とがある。前者は一般的な場合であり、後者はアマ
モの増殖など、根付いて安定するまでの期間について一
時的に使用する場合である。したがって、構造体を半永
久的に使用したい場合には、例えばヘチマ構造を海中に
おいて腐蝕しない合成樹脂系の線条を用いて形成し、重
量物もステンレスなどの腐蝕しにくい材料を使用する。
一方、一時的に使用する場合には、線条や重量物として
腐蝕しやすい例えば鉄製の材料を使用し、これらの材料
の厚さや太さを調整して耐用年数を適宜設定するように
する。 【0034】そして、この発明の砂面の安定化構造は、
隣接する半透過性構造体の端部同士を、連結部材を介し
て連結一体化して連設配置するようにすれば、各半透過
性構造体の砂面における安定性をより向上させることが
できる。 【0035】また、連結部材が、隣接する半透過性構造
体の端部間の隙間を覆うようにして当該隙間に沿って砂
面上に配置される、不透過板あるいは立体網状体を含む
ように構成すれば、当該端部間の隙間の砂面に波が直接
作用するのを容易に回避することが可能になる。 【0036】さらに、当該端部間の隙間の砂面に配置さ
れる不透過板あるいは立体網状体は、前記半透過性構造
体及び前記不透過板あるいは立体網状体を貫通するよう
にして砂面に打ち込まれるスパイク部材を用いることに
より、隣接する半透過性構造体を連結した状態で、砂面
上に容易に固定されることになる。 【0037】一方、この発明の砂面の安定化構造は、前
記マット状の半透過性構造体の表面に所定の深さの凹凸
パターンを形成するようにすれば、例えば砂面からヘチ
マ構造を突き抜けて発芽したアマモが、その茎を凹凸パ
ターンの凹溝に沿って這うようにして成長することによ
り、当該凹溝に隠されて、当該成長した茎に波力が大き
な力で作用して成長したアマモが流出するのを容易に回
避することができる。 【0038】さらに、この発明の砂面の安定化構造は、
前記マット状の半透過性構造体の裏面に多数の凹部を設
けておけば、例えばこの凹部にアマモ等の海藻の種子を
混入した粘土を詰め込んだ状態で、前記半透過性構造体
を海底面を覆って面状に敷設することにより、施工性を
大幅に向上することができるとともに、種子が根づくま
での間さらに効果的に海藻の流出を防止することができ
ることになる。 【0039】さらにまた、この発明の海底面の安定化構
造は、前記多数の線条として太さ0.1〜1.5mmの
ものを用い、前記ヘチマ構造を空隙率80〜90%、厚
さ方向の平行光線透過率3〜40%のものとして形成す
るようにすれば、敷設した半透過性構造体の前面に反射
域を生じたり、背後に反流域を生じるのを回避しつつ、
通過する波や流れに適度な渦減衰を生じさせることがで
きるとともに、適度な空隙を保持してアマモ等の海藻の
芽や根がヘチマ構造の不規則なループを貫通しつつ成長
するのを妨げることがない。 【0040】 【発明の実施の形態】次に、この発明の好ましい実施の
形態すなわち実施例について、添付図面を参照しつつさ
らに具体的に説明する。図1は、この発明の一実施例に
かかる安定化構造を構成するマット状の半透過性構造体
10の一実施態様を示すものである。 【0041】すなわち、この半透過性構造体10は、厚
さ10〜50mm程度、好ましくは40mm程度で平面
形状が1m2 程度の矩形状のマット状部材であって、線
条としての太さ1.0mm程度の多数の連続する鋼線
が、連続線条として、不規則な多数のループをなして絡
み合うヘチマ構造11により構成されるものである。 【0042】また、このマット状のヘチマ構造11は、
空隙率80〜90%程度、厚さ方向の平行光線透過率3
%〜40%程度の状態となるように、多数のループが、
鋼線自身の剛性により、全体としてヘチマのような形状
を呈する状態で絡み合い、これによって、後述するよう
にしてこの半透過性構造体10が海底面にパネル状に敷
設された場合に、海底面の近傍において移動する波や流
れに対して、この構造体10の前面に反射域を、あるい
は背後に反流域を生じさせることなく、この構造体10
のヘチマ構造11を通過する波や流れのエネルギーを渦
減衰を生じさせることによって消散し、海底面の砂の移
動を防いでこれが設置された海底面に安定した砂地盤を
保持することができるように構成されている。 【0043】さらに、この半透過性構造体10の表面に
は、例えば波形や、独立した突起や突片が多数突出して
なる凹凸パターンが形成されている。すなわち、かかる
凹凸形状は、同様の凹凸パターンを有する製作用の型枠
を用いてヘチマ構造11を形成することによって容易に
設けることができ、例えば、凹溝すなわち谷の部分の深
さが20〜30mm程度、幅が10mm程度となるよう
にし、かつ凹溝がなるべく広範囲にわたって連続するよ
うに形成することが好ましい。 【0044】そして、この第一実施例の安定化構造は、
上記半透過性構造体10を所定領域の海底面を覆って面
状に敷設することにより構成される。すなわち、かかる
半透過性構造体10を、例えば作業船からクレーンやそ
の他の吊り具を用いて海底面に敷設設置する。 【0045】ここで、この半透過性構造体10は、適度
な透過率を保持しているため気中において軽量で取り扱
いやすく、また、海中において波や流れの影響を受け難
いため、人力や簡単な吊り具等を用いて個々に容易に沈
設設置することができる他、大きな面積の海底面に対し
て設置する場合には、予め所定の大きさに連設して組み
立てたものを、クレーン等を利用しながら効率良く設置
してゆくこともできる。 【0046】また、比重の大きい鋼線を絡み合わせたも
のであるため、破砕帯においても水中で安定するのに十
分な程度の重量を有するだけでなく、大きな設地面積で
面状、すなわちパネル状に敷設されることにより、例え
単独のものとして1m2 程度の大きさで敷設されたとし
ても、海底において安定した構造体を構成することがで
きるとともに、これを例えば縦横に組み立てて大きなブ
ロックとして、より安定した状態で敷設使用することも
できる。 【0047】さらに、工場製作による大量生産も可能で
あるとともに、軽量で積み重ねも容易であるためトラッ
ク等による大量で大面積をカバーする製品の運搬も経済
的に行うことができる。さらにまた、取り扱いが容易で
あるため、作業基地や作業船上での組立作業も容易に行
うことができる。 【0048】すなわち、この第一実施例の半透過性構造
体10は、構造体10自体を容易に製作することができ
る他、設置のための大掛かりな重機を特に必要とせず、
また取り扱いが容易であるため作業効率が良く、経済的
に施工することができるので、手軽に採用することがで
きる。 【0049】そして、この半透過性構造体10を海底面
に設置することにより構成されるこの実施例の安定化構
造によれば、海底面の近傍の波や流れは、連続線状とし
ての鋼線を絡み合わせたヘチマ構造11を通過すること
によってその勢いが和らげられ、海底面の砂を持ち去る
ことがないので、この安定化構造によって安定した砂地
盤が形成保持されることになる。また、これによって、
破砕帯等の波の力の強い海域ににおいては、砂面の洗掘
防止を図ることもできる。 【0050】したがって、例えば半透過性構造体10が
設置された砂地盤にアマモの種子を撒いておけば、アマ
モはこの種子から容易に発芽するとともにこの砂地盤に
根を張って容易に根付き、ループ状の空隙を経てヘチマ
構造11を貫通しながら安定してその芽や茎あるいは根
を成長させ、またこのアマモが中核となって外方に増殖
して行くことにより、安定したアマモ場が容易に造成さ
れることになる。 【0051】また、この第一実施例の半透過性構造体1
0は、その表面に凹凸パターンが形成されているため、
砂地盤から発芽したアマモは、凹凸パターンの凹溝すな
わち谷の部分に沿って成長することができ、凸部すなわ
ち山の部分の裏に隠れて凹溝を這うようにして成長する
ことにより、茎に直接作用する波や流れの力が低減さ
れ、これによって、アマモの流出をさらに効果的に防止
してより安定したアマモ場が形成されることになる。 【0052】そして、この第一実施例の安定化構造によ
れば、鋼線を不規則な多数のループをなして絡み合わせ
たヘチマ構造11が、ホンダワラ類等の藻類の胞子の付
着などをを助長するので、これを足場としてガラモ場や
アラメ、カジメ、コンブ類などによる海中林等を容易に
造成することもできる。 【0053】すなわち、この第一実施例によれば、海底
面の砂地盤を安定させるのみならず、かかる安定化によ
ってアマモ場やガラモ場、あるいは海中林等の造成に寄
与し、これらの海藻の繁殖による藻場は、産卵あるいは
幼稚仔や稚魚の成育の場ともなることにより、魚介類の
餌になりうる甲殻類等も繁殖して漁礁効果を期待するこ
ともできる。 【0054】一方、図2は、この発明の第二実施例にか
かる安定化構造を構成するマット状の半透過性構造体1
3の実施態様を示すものである。すなわち、この第二実
施例によれば、半透過性構造体13のマット状のヘチマ
構造11をなす連続線条として、合成樹脂系の材料であ
る熱可塑性合成重合体からなる太さ1.0mm程度の多
数の線条を用い、上記実施例と同様に、好ましくは厚さ
40mm程度で平面形状が1m2 程度のマット状部材と
して半透過性構造体12を形成したものである。なお、
このヘチマ構造もまた、空隙率80〜90%、厚さ方向
の平行光線透過率3〜40%のものとして構成されてい
る。 【0055】また、この第二実施例によれば、かかる熱
可塑性合成重合体からなる連続線条は、比重が小さく海
中において浮いてしまうおそれもあるため、ヘチマ構造
11に、重量棒をメッシュ状に配設してなる重錘として
のエキスパンドメタル(JIS G 3351相当品)
14を内包させて半透過性構造体13を構成している。 【0056】そして、この半透過性構造体13は、上記
第一実施例の半透過性構造体10の場合と同様に、海底
面に容易に設置されるとともに、エキスパンドメタル1
4を重錘として、海中において浮遊することなく、安定
して海底面に沈設状態で敷設されることになる。また、
エキスパンドメタル14は、海底面を隙間なく覆いかぶ
せるものではなく、メッシュの開口から海底の砂面を表
出することになるので、アマモ等の成長を阻害すること
がなく、また魚介類等の低棲生物のための好ましい生活
環境を保持することになる。 【0057】また、この半透過性構造体13によれば、
メッシュの開口に位置するようにして、これの背面に、
陥没状態で設けた多数の凹部を形成することができ、例
えばこの凹部にアマモ等の海藻の種子を混入した粘土を
詰め込んだ状態で、半透過性構造体13を海底面を覆っ
て面状に敷設すれば、施工性が大幅に向上するととも
に、種子が根ずくまでの間の海藻の流出をさらに効果的
に防止することができることになる。 【0058】そして、図3(a)及び(b)は、この発
明の第三実施例にかかる安定化構造を構成するマット状
の半透過性構造体15を示すものである。すなわち、こ
の第三実施例によれば、半透過性構造体15を構成する
マット状のヘチマ構造16が、線条の剛性等を調整して
折れ曲がり可能に形成されているとともに、これに内包
されるエキスパンドメタル17が、30cm程度の巾に
三分割されて間隔をおいて配置されることにより、半透
過性構造体15が、この間隔部分18に沿って折れ曲が
り可能に構成されている。 【0059】すなわち、かかる第三実施例にかかる半透
過性構造体15によれば、図4(a)及び(b)に示す
ように、これが設置される海底の砂面に、例えば30c
m程度の巾の比較的小さな起伏がある場合でも、これに
追随して半透過性構造体15を砂面にフィットさせる事
が容易となる。 【0060】また、この第三実施例にかかる半透過性構
造体15によれば、半透過性構造体15の折れ曲がり可
能な間隔部分18と平行な辺部19には、その下面に、
当該辺部19を砂面に定着させるための定着重り20が
設けられており、これによって、当該辺部19の砂面へ
の密着性を高めて、これの周囲の砂面が洗掘されるのを
効果的に防止することが可能になるとともに、砂面が変
動する場合でも、これに追随するようにして当該辺部1
9を砂面に定着させることも可能になる。 【0061】なお、このような折れ曲がり可能な第三実
施例にかかる半透過性構造体15を海底に沈設して砂面
上に設置する際には、図5に示すように、マット状の半
透過性構造体15の上面に、折れ曲がり部分と交差する
ようにして、棒状または板状の押さえとしての鉄筋21
を取り付けておき、これによって、半透過性構造体15
を沈設して砂面に設置するまでの間、半透過性構造体1
5が折れ曲がって沈設作業の作業性が低下したり、半透
過性構造体15が破損したりするのを容易に回避するこ
とができる。 【0062】そして、この半透過性構造体15を海底面
まで沈設したら、この鉄筋21を取り外して、半透過性
構造体15を折れ曲がり可能とすることにより、当該半
透過性構造体15を海底の砂面の凹凸にフィットさせ
る。 【0063】また、図6(a)及び(b)に示すよう
に、鉄筋21を半透過性構造体15の上面に残置したま
ま、その一端部分の係合のみを解除するようにすれば、
当該半透過性構造体15の一端部分のみを下方に折れ曲
がるようにすることができるとともに、当該一端部分が
水平よりも上側にめくり上がろうとするのを、容易に回
避することができることになる。 【0064】そして、上述のようにして構成された折れ
曲がり可能な柔軟性を有する半透過性構造体15によれ
ば、砂面の凹凸にフィットしやすくなるので、特に、設
置された半透過性構造体15の岸沖方向の端部において
半透過性構造体15の下面に洗掘による空隙が生じ、波
による揚圧力によって半透過性構造体15の安定性が損
なわれるのを容易に回避することが可能になる。 【0065】すなわち、半透過性構造体15の岸沖方向
の端部で、砂面のスロープができてしまい、これが進行
して半透過性構造体15の下面に空隙が生じるのを、容
易に回避することができる。 【0066】一方、図7は、この発明の第四実施例にか
かる安定化構造を示すものである。すなわち、この第四
実施例によれば、前述のマット状の半透過性構造体1
3,15を縦横に連設配置するとともに、隣接する半透
過性構造体13,15の端部同士を、後述する連結部材
22を介して連結一体化して構成したもである。 【0067】なお、この発明の第四実施例によれば、岸
沖側の端部の一列のみ、折れ曲がり可能な第三実施例の
半透過性構造体15を配置し、これに挟まれる部分には
第二実施例の半透過性構造体13を配置するが、必要に
応じて、他の2辺にも折れ曲がり可能な半透過性構造体
15を配置することができ、折れ曲がり可能な半透過性
構造体15を中央部部分に配置することもできる。 【0068】また、半透過性構造体13,15の端部同
士を連結一体化する連結部材22は、図8及び図9に示
すように、隣接する半透過性構造体13,15の端部間
の隙間23を覆うようにして当該隙間23に沿って延長
する、半透過性構造体13,15の下面側に位置して砂
面上に配置された不透過板としての下面鉄板24、及び
この下面鉄板24との間に半透過性構造体13,15の
一対の対向する端部を挟み込むようにして、半透過性構
造体13,15の上面側に配置された上面鉄板25と、
半透過性構造体13,15の一対の対向する端部に跨る
ようにして、上面鉄板25、半透過性構造体13,1
5、及び下面鉄板24を貫通しつつ上方から砂面に向け
て打ち込まれた、鉄筋をコ字状に折り曲げてなるスパイ
ク部材26とによって構成されている。 【0069】そして、このようにして、連結部材22に
より縦横に連結一体化した多数の半透過性構造体13,
15によって構成される、第四実施例の安定化構造によ
れば、砂面における安定性が向上するとともに、隣接す
る半透過性構造体13,15間の隙間23の砂面が下面
鉄板24によって覆われていることにより、当該砂面に
波が直接作用するのを回避して当該隙間における洗掘を
容易に回避することが可能になる。 【0070】なお、隣接する半透過性構造体13,15
間の隙間23の砂面を覆う下面鉄板24に代えて、例え
ば立体網状体を用いて連結部材22を構成することもで
き、かかる立体網状体よっても、当該隙間23の砂面に
波が直接作用するのを回避して当該隙間23における洗
掘を容易に回避することが可能になる。 【0071】また、岸沖側の端部に配置された折れ曲が
り可能な半透過性構造体15の端部もまた、砂面にフィ
ットさせた後、スパイク部材26を打ち込んで砂面に固
定することも考えられるが、打ち込んだスパイク部材2
6の抵抗によって、端部の砂面変動に対する追従性が損
なわれる危険がある。したがって、端部を水平よりも下
方に下げた状態でスパイク部材26により固定するか、
スパイク部材26を用いることなく、辺部19に設けた
上記定着重り20の形状や重量を調整すること等によ
り、端部に揚圧力が加わらないようにすることが好まし
い。 【0072】なお、この発明の海底面の安定化構造は、
上記各実施例の実施の態様のものに限定されるものでは
なく、上記各請求項に記載されている構成の範囲内にお
いて、種々に変更して採用することができる。例えば、
半透過性構造体の表面に形成される凹凸パターンは必ず
しも設ける必要はなく、また、半透過性構造体の背面に
凹設される凹部は、メッシュ状の重錘を内包しないヘチ
マ構造に対しても設けることができる。 【0073】さらに、比較的比重の大きい鉄線や銅線、
鋼線等の金属製の連続線条を用いてヘチマ構造を形成す
る場合にも、このヘチマ構造にメッシュ状の重錘を内包
させてより安定した状態で海底面に設置することもでき
る。 【0074】さらにまた、折れ曲がり可能なマット状の
半透過性構造体は、例えば内包されるメッシュ状の重錘
を縦横に分割して、一方向のみならず例えば縦横方向
等、複数の方向に折れ曲がり可能に構成することもでき
る。 【0075】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
かかる砂面の安定化構造は、海底面を覆って面状に敷設
された所定の厚さを有するマット状の半透過性構造体か
らなり、このマット状の半透過性構造体が、多数の連続
線条が不規則な多数のループをなして絡み合うヘチマ構
造により構成されるので、海底面への設置作業を容易に
行うことができるとともに、アマモ類やその他の低棲生
物に対する生物環境を保持しつつ、通過する波や流れに
渦減衰を生じさせてこれらのエネルギーを減少させるこ
とにより砂の流出を効果的に防止して、海底の砂面の安
定化を容易に図ることができる。また、特に、破砕帯等
の波の力の強い海域においては、砂面の洗掘防止を図る
こともできる。 【0076】また、この発明によれば、特に、アマモ類
の増殖に適した安定した砂地盤を、容易に海底面に確保
することができる。 【0077】さらに、マット状の半透過性構造体を、折
れ曲がり可能に構成しているので、これが設置される海
底の砂面に凹凸が存在する場合でも、これに追随させて
容易に半透過性構造体を敷設して、砂面における安定性
を容易に向上することができる。 【0078】さらにまた、隣接する半透過性構造体の端
部同士を、連結部材を介して連結一体化して連設配置す
ることによっても、半透過性構造体の砂面における安定
性を容易に向上することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の第一実施例にかかる安定化構造を構
成するマット状の半透過性構造体の実施態様を示す略示
斜視図である。 【図2】この発明の第二実施例にかかる安定化構造を構
成するマット状の半透過性構造体の実施態様を示す略示
斜視図である。 【図3】(a)は、この発明の第三実施例にかかる安定
化構造を構成するマット状の半透過性構造体の実施態様
を示す略示斜視図、(b)は(a)のA−Aに沿った略
示断面図である。 【図4】(a)及び(b)は、図3の半透過性構造体の
砂面への設置状況を説明する断面図である。 【図5】図3の半透過性構造体を海底に沈設設置する際
の形態を説明する略示斜視図である。 【図6】(a)及び(b)は、図3の半透過性構造体を
海底の砂面に設置する際の施工状況の一例を説明する略
示断面図である。 【図7】この発明の第四実施例にかかる安定化構造を説
明する略示斜視図である。 【図8】連結部材を用いて隣接する半透過性構造体を連
結一体化する状況を説明する略示斜視図である。 【図9】隣接する半透過性構造体を連結一体化する連結
部材の構成を説明する断面図である。 【符号の説明】 10,13,15 半透過性構造体 11,16 ヘチマ構造 14,17 エキスパンドメタル(重錘) 18 間隔部分 19 辺部 20 定着重り 21 鉄筋 22 連結部材 23 隙間 24 下面鉄板(不透過板) 26 スパイク部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 秀郎 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (56)参考文献 特開 平7−229128(JP,A) 特開 平7−127034(JP,A) 特開 平5−18064(JP,A) 特開 平4−296534(JP,A) 特開 平2−157309(JP,A) 実開 昭60−135325(JP,U) 実開 昭63−18537(JP,U) 特公 昭51−46983(JP,B2) 実公 昭60−7389(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 3/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 海底面の砂の移動を防止することにより
    当該砂面の安定化を図るための安定化構造であって、前
    記海底面面状に敷設された所定の厚さを有するマット
    状の半透過性構造体からなり、 該マット状の半透過性構造体が、太さ0.1〜1.5m
    mの多数の線条が不規則な多数のループをなして絡み合
    、空隙率80〜90%のヘチマ構造により構成され、
    該線条自身に、波力を受けても容易に動揺しない程度の
    剛性を持たせることにより該ヘチマ状の形状を保持して
    なり、通過する波や流れに渦減衰を生じさせつつこれら
    のエネルギーを減少させて、砂の移動を防止するととも
    に、重量棒をメッシュ状に配設してなる重錘を内包し、
    該重錘は、前記マット状の半透過性構造体の内部に分割
    された状態で間隔をおいて配置されるとともに、前記マ
    ット状の半透過性構造体が、この間隔部分に沿って折れ
    曲がり可能に構成されていることを特徴とする砂面の安
    定化構造。
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