JP3527004B2 - 換気ガラリ - Google Patents
換気ガラリInfo
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Description
ルーバーとを組合わせることによって、必要に応じて風
道を開口したり閉じたりすることが出来る建物の壁面に
取付けて使用される換気ガラリに関するものである。
を組合わせて構成した換気ガラリの従来技術としては、
例えば本件特許出願人等が開発した実公平3ー2951
6号公報(第1公知技術)、或いは特公昭49ー357
81号公報(第2公知技術)等に示す技術が公知であ
る。
する軸受を固定ルーバーの一部に支持アームを介して突
設すると共に、可動ルーバーの一部に水平バーを介して
丸棒を突設し、該丸棒を前記軸受の碗型溝条内に摺動自
在に挿入して可動ルーバーを固定ルーバーに取付固定す
ることによって、可動ルーバーを風雨等の圧力によって
自在に揺動し得るように構成した換気ガラリの技術であ
る。
定の間隔を保って、複数のスラット片の両端縁を取付け
固定し、かつこれ等のスラット片間にシャッター可動片
を配設すると共に、シャッター可動片の両側縁を窓枠の
両側枠に回動可能な如く枢着し、該シャッター可動片を
風雨等の圧力によって自在に揺動し得るように構成した
換気ガラリの技術である。
知技術に於いては、固定ルーバー側の軸受の碗型溝条内
に可動ルーバー側の丸棒が揺動自在に挿入されているの
で、換気ガラリの外側に風雨等の圧力が掛かった際に
は、可動ルーバーはスムーズに揺動して、固定ルーバー
の隙間を閉鎖することが出来る。かつ、風雨等の圧力が
止むと、可動ルーバーがその重力によって元の位置に返
って、固定ルーバー間に換気用隙間を形成することが出
来る。
中に挿入される丸棒とが共に金属で形成されているの
で、摩擦が比較的大きく、動きが不安定になる問題があ
った。かつ永年に亘って使用していると、両者間にごみ
が詰まって目づまりを生じたり、或いは錆が発生して可
動ルーバーの揺動が困難になる問題があった。また、第
2公知技術の場合にも、シャッター可動片を窓枠に回動
可能な如く枢着した場合にも、前記第1公知技術と全く
同様に、音の問題、目づまりの問題、錆の問題等が発生
していた。
ずれに於いても、可動ルーバー或いはシャッター可動片
を固定ルーバー或いは窓枠の両側枠に揺動自在に枢着し
た際に、極めて精度良く組み込み取付けなければ、可動
ルーバー或いはシャッター可動片の両端縁の一部が窓枠
等の固定部分に僅かに接触し、揺動がスムーズに行かな
かったり、或いは揺動時に音が発生する問題があった。
問題点に鑑み開発された全く新しい技術であって、特に
可動ルーバーを固定ルーバーに揺動自在に枢着する軸受
部に軸スペーサーを介在せしめ、これによって前述の従
来の音の問題、目づまりの問題、錆の問題、回転の問題
等を全て解決するようにした全く新しい技術を提供する
ものである。
は、前述の従来の問題点を根本的に改善した技術であっ
て、その第1発明の要旨は、窓枠両側の縦枠に取付固定
された複数の固定ルーバーと、該固定ルーバー間に配設
されると共に固定ルーバーより突設された軸棒の先端部
に揺動自在に取付けられた可動ルーバーとより構成され
る換気ガラリに於て、前記可動ルーバーに設けられた碗
型溝状の軸受部内に固定ルーバーの軸棒の先端部を挿入
し、かつ該軸棒の先端部と軸受部との間に合成樹脂製の
軸スペーサーを介在させ、さらに該軸スペーサーの両端
部に突設した緩衝用フィンを前記軸受部の碗型溝の入口
部より外方に向って所定の間隔を保って突出して構成し
たことを特徴とした換気ガラリである。
旨は、前記軸スペーサーを軸受部に取付ける際に、該軸
スペーサーの両端端縁を可動ルーバーの側縁よりも僅か
に外方に突出させて構成したことを特徴とした請求項1
の換気ガラリである。
の一実施例を具体的に説明すると、図1は本発明に係る
換気ガラリの要部の縦断面図、図2は構成部品の説明
図、図3は通常の状態で換気ガラリが開いた状態の縦断
面図、図4は風雨の圧力によって換気ガラリが閉じた状
態の縦断面図である。
と、上下の横枠3とより形成されている。4は固定ルー
バーであって、室内側から室外側に傾斜した傾斜板4a
の室内側上端には、垂直に起立した起立板4bが連設さ
れ、傾斜板4aの室外側下端には前板4cが垂直に吊下
げられている。前記傾斜板4aの下面途中には吊下板4
dが吊下げられ、その吊下板4dの室外側途中には水平
バー5を介して軸棒6が吊下板4dの側方に突設されて
いる。
曲して形成された羽根7が吊下されている。8は可動ル
ーバーであって、その頭部には内部に碗型溝9を有する
軸受部10を有し、かつその下部には前記固定ルーバー
4の羽根7に対応する羽根11が一体的に設けられてい
る。該軸受部10の開口部の両側には夫々折曲突片10
a,10bが碗型溝9内に向かって突設されている。更
に羽根11の下側部には、突起11aが突設されてお
り、この羽根11を羽根7に密接した際に、この突起1
1aでその密接をより安定せしめることが出来るように
構成されている。
形成されている。この軸スペーサー12の外径は前記軸
受部10の碗型溝9の内径とほぼ等しい寸法を有してお
り、かつ軸スペーサー12の内部には、前記固定ルーバ
ー4の軸棒6を挿入することが出来る碗型溝13が設け
られている。更にこの軸スペーサー12の碗型溝13の
入口部には、緩衝用フィン14が夫々外方に向かってほ
ぼ平行に突設されている。更に軸スペーサー12の両端
縁は夫々可動ルーバー8の両端縁よりも僅かに外方に突
出されており、これによって可動ルーバー8の両端縁が
窓枠1の一部に接触することを防止している。
窓枠1との間にはコーキング材17が充填されている。
18はバッファーであって、窓枠1の下部内面に充填さ
れており、窓枠1の下方から風が吹き付けた際等に水抜
部の水が逆流することを防止している。19は窓枠1の
室内側に平行して取付けられたダンパーであって、火災
時等にその周りの温度が上昇すると、温度ヒューズが切
断されて、自動的に落下して換気ガラリ全体を室内側か
ら閉鎖し得るように構成されている。
っては、図1、図3及び図4に示す如く、窓枠1の左右
の縦枠2に複数の固定ルーバー4を取付固定する。一方
可動ルーバー8の軸受部10の碗型溝9内に軸スペーサ
ー12を強制的に嵌入し、碗型溝9の入口部に突設され
た折曲突片10a,10bで軸スペーサー12を両側か
ら支持することによって、軸スペーサー12を該碗型溝
9内に取付けることが出来る。
定ルーバー4間に配置すると共に、可動ルーバー8の軸
受部10に取付けられた軸スペーサー12の碗型溝13
内に固定ルーバー4の軸棒6を挿入し、この軸棒6を支
点として可動ルーバー8を回動し得るように取付けるこ
とによって、可動ルーバー8を固定ルーバー4に揺動自
在に組立てて取付けることが出来る。
組立構成したので、可動ルーバー8を固定ルーバー4の
間の風道内に揺動自在に取付けてセットすることが出来
る。この可動ルーバー8には自重を利用するもの、回転
バネを利用するもの等があり、かつ横型のみでなく、縦
型にも同様の原理を利用した換気ガラリを構成すること
が出来る。
は、図3に示す如く、通常は可動ルーバー8の下部の羽
根11と固定ルーバー4の羽根7との間に所定の巾を持
った隙間20が形成されており、この隙間20よりも風
を自由に流通せしめることが出来る。
場合には、その圧力より可動ルーバー8を揺動させ、図
4に示す如く、可動ルーバー8の羽根11を固定ルーバ
ー4の羽根7に密接せしめることが出来る。従って、可
動ルーバー8によって前記隙間20を自動的に閉じて等
圧空間を形成し、雨水が換気ガラリの室内側に侵入する
ことを防止することが出来る。
作用とを有するので、次のような多大な効果を有してい
る。
自在に枢着する軸受部に合成樹脂製の軸スペーサーを介
在させたので、この軸スペーサーがクッションの役割を
し、可動ルーバーの回転時の衝撃を弱めることが出来
る。(2)また、軸受部に音が発生することを防止出来
る。(3)軸スペーサーを合成樹脂で構成することによ
って、軸受部に錆が発生することを防止出来る。
ーズにすることが出来る。(5)軸受部に軸スペーサー
を介在させることによって、軸受部にごみ等による目詰
まりを防止することが出来る。(6)特に軸スペーサー
の両端部に緩衝用フィンを設けたので、可動ルーバーの
回転の衝撃をやわらげ、かつ音が出ることを防止出来
る。
ルーバーの両端縁よりも僅かに外方に突出させて構成さ
せた場合には、この突出部分があることより、可動ルー
バーの側縁が窓枠の一部に接触して回動を防げたり、音
が出ることがない。(8)本発明の換気ガラリを使用す
ることによって、永年に亘って使用しても、前述のよう
な種々のトラブルが発生する問題がない。
る。
図である。
断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 窓枠両側の縦枠に取付固定された複数の
固定ルーバーと、該固定ルーバー間に配設されると共に
固定ルーバーより突設された軸棒の先端部に揺動自在に
取付けられた可動ルーバーとより構成される換気ガラリ
に於て、前記可動ルーバーに設けられた碗型溝状の軸受
部内に固定ルーバーの軸棒の先端部を挿入し、かつ該軸
棒の先端部と軸受部との間に合成樹脂製の軸スペーサー
を介在させ、さらに該軸スペーサーの両端部に突設した
緩衝用フィンを前記軸受部の碗型溝の入口部より外方に
向って所定の間隔を保って突出して構成したことを特徴
とした換気ガラリ。 - 【請求項2】 前記軸スペーサーを軸受部に取付ける際
に、該軸スペーサーの両端端縁を可動ルーバーの側縁よ
りも僅かに外方に突出させて構成したことを特徴とした
請求項1の換気ガラリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06418696A JP3527004B2 (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 換気ガラリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06418696A JP3527004B2 (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 換気ガラリ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09256747A JPH09256747A (ja) | 1997-09-30 |
JP3527004B2 true JP3527004B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=13250788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06418696A Expired - Fee Related JP3527004B2 (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | 換気ガラリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3527004B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5235339B2 (ja) * | 2007-06-08 | 2013-07-10 | 株式会社トーコー | 換気装置及びこれを用いた家屋の換気構造 |
-
1996
- 1996-03-21 JP JP06418696A patent/JP3527004B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09256747A (ja) | 1997-09-30 |
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