JP3113489U - 扉の取付構造およびこれに使用する蝶番 - Google Patents

扉の取付構造およびこれに使用する蝶番 Download PDF

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Abstract

【課題】 扉を閉じた状態で、光や風などの漏洩が少なく、室内の断熱性、気密性を維持できると共に、扉を大きく開くことができる扉の取付構造およびこれに使用する蝶番を提供することである。
【解決手段】 竪枠11および上枠を有する扉枠内に扉10を蝶番1にて開閉自在に取り付ける扉10の取付構造であって、扉10の端面10aがL字形の水平断面を有し、扉10で扉枠内開口を閉じた状態で、扉10の前記L字形端面10aが竪枠11の内面11bおよび側面11aに対向し、蝶番1の一方の羽根板3は、蝶番1の芯棒4から竪枠側面11aに向かって延び竪枠側面11aから竪枠内面11bに接面して竪枠11に固定されるように曲折されており、他方の羽根板2が前記一方の羽根板3と同じ曲折形状を有し、蝶番1の前記芯棒から竪枠側面11aに向かって延び扉の前記L字形端面10aに固定されている。
【選択図】 図4

Description

本考案は、建築物における屋内用、屋外用などの扉を扉枠に開閉自在に取り付ける扉の取付構造および蝶番に関する。
一般に、住宅等の建築物では、室内出入口等に扉枠を設け、この扉枠に蝶番にて扉を開閉自在に取り付けている。
図6(a)に示すように、端面10aがL字形の水平断面をもつ扉10は、欧米で広く使用されている。このような扉11を扉枠に取付けた場合、扉を閉じた状態において、扉端面10aが扉枠の竪枠11内面と竪枠11の側面に対面できる構造となっているので、光や風などの漏れを少なくでき、室内の断熱性、気密性が向上する。このような扉を取付けるには、図6(b)に示すような打込み式蝶番80が一般に使用されている。この蝶番80は、2つの打ち込み部81,82を扉端面10aおよび竪枠11にそれぞれ打ち込んで、扉10を取付ける。
しかしながら、打込み式蝶番80を用いる場合、取り付けの際の微調整では、微調整に時間がかかるなど施工が容易でなく、特に取り付け後の微調整は非常に困難であった。また、打込み式蝶番80で扉10の取付けた場合、扉10を大きく開くと、竪枠11を垂直に立てるために必要な隙間14を隠すためのケーシング12と扉10がぶつかるので扉10を大きく開くことができず、扉の開き角度は120度程度が限界であった。また、扉10がケーシング12に当たると、扉10の表面が傷つくという問題もある。
一方、扉を扉枠に取付けるにあたって、芯棒に2枚の羽根板を回転自在に取付けた蝶番が多く用いられている。このような羽根板式の蝶番では、羽根板をビス止め等により扉と扉枠に取り付けるため施工が容易であり、打込み式蝶番に比べて扉の保持力もよい等の利点がある。
前記羽根板式の蝶番については、従来より種々の特徴を備えた数多くのものが提案されてきており、例えば特許文献1では、蝶番の回転軸の中心が水平断面において竪枠側面側に位置すような扉の取付構造とすることにより、扉を開いた状態で扉枠開口部を従来より広くすることができる。また、特許文献2では、蝶番の回転軸の中心が、水平断面において竪枠側面側に位置した上で、さらに前記竪枠側面と同じラインの面に位置するような扉の取付構造とすることにより、扉を180度まで回転させたときに、竪枠側面と扉との間隙を極力小さくし、竪枠側面前方のより有効なスペースを確保できる、といった改良がなされている。。
特開平10−68262号公報 特開平11−131891号公報
しかしながら、羽根板式の蝶番では、前記した端面がL字形の水平断面をもつ扉の取付構造には使えないといった問題がある。その一方で、羽根板式の蝶番を用いた通常の扉の取付構造では、扉を閉じた状態で、扉端面と竪枠内面との間に隙間ができ、ここから光や風などが漏洩しやすく、室内の断熱性、気密性が充分でないという問題がある。
従って、本考案の主たる課題は、扉を閉じた状態で、光や風などの漏洩が少なく、室内の断熱性、気密性を維持できると共に、扉を大きく開くことができる扉の取付構造およびこれに使用する蝶番を提供することである。
本考案の他の課題は、扉を扉枠に取り付ける際および取り付け後における微調整が容易にできる扉の取付構造およびこれに使用する蝶番を提供することである。
上記課題を解決するための本考案にかかる扉の取付構造は、竪枠および上枠を有する扉枠内に扉を蝶番にて開閉自在に取り付けるものであって、扉の端面がL字形の水平断面を有し、扉で扉枠内開口を閉じた状態で、扉の前記L字形端面が前記竪枠の内面および側面に対向し、蝶番の一方の羽根板は、蝶番の芯棒から竪枠側面に向かって延び竪枠側面から竪枠内面に接面して竪枠に固定されるように曲折されており、他方の羽根板が前記一方の羽根板と同じ曲折形状を有し、蝶番の前記芯棒から竪枠側面に向かって延び扉の前記L字形端面に固定されていることを特徴とする。
また、上記扉の取付構造に使用するための本考案にかかる蝶番は、芯棒に対して扉枠取付用羽根板と、扉端面取付用羽根板とが回転自在に取り付けられており、前記扉枠取付用羽根板は、竪枠側面部に接面する部位と、竪枠内面に接面する部位とを有する曲折形状を有し、前記扉端面取付用羽根板は、前記扉枠取付用羽根板と同じ曲折形状を有し、前記竪枠の内面および側面に対向する水平断面L字形の扉端面に固定されていることを特徴とする。
ここで、上記扉枠取付用羽根板と扉端面取付用羽根板とが芯棒の軸方向に並設されており、扉端面取付用羽根板に、扉の取付け位置を竪枠の幅方向に沿って調整可能にするための長穴が設けられていると共に、両羽根板間の間隙を調整して扉の高さ調整を行うための手段を有するのが好ましい。
本考案にかかる扉の取付構造およびこれに使用する蝶番によれば、以下の効果がある。
(1)扉の端面がL字形の水平断面を有し、扉で扉枠内開口を閉じた状態で、扉の前記L字形端面が前記竪枠の内面および側面に対向する構造を有するので、光や風などの漏洩が少なく、室内の断熱性、気密性を維持できる。
(2)蝶番の2つの羽根板は扉端面の水平断面形状に合わせて曲折されて、竪枠および扉端面にそれぞれ取付けられているので、通常の羽根板式蝶番と同様に扉の保持力に優れている。
(3)前記羽根板は基端部が蝶番の芯棒から竪枠側面に向かって延びる構造を有しているので、扉の回転中心を竪枠側面から離隔させることができ、その結果、扉を大きく開いても、竪枠側面のケーシングに扉がぶつかるのを回避することができ、扉の開き角度を180度まで広げることが可能である。
(4)さらに、扉端面取付用羽根板に、扉の取付け位置を竪枠の幅方向に沿って調整可能にするための長穴を設けると共に、両羽根板間の間隙を調整して扉の高さ調整を行うための手段を設ける場合には、扉を扉枠に取り付ける際および取り付け後における微調整が容易になる。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づき説明する。図1(a)はこの実施形態にかかる蝶番の一例を示す正面図、同図(b)はその平面図である。図2は図1のX−X線断面図である。図3はこの実施形態にかかる扉の取付構造の一例を示す断面図である。図4は図3の要部拡大断面図である。図5は図3において扉を開放する動作状態を示す断面図である。
図1(a)、(b)に示す蝶番1は、回転軸となる芯棒4の軸方向に沿って扉端面取付用羽根板2と扉枠取付用羽根板3とがスカート付のリング5を介して上下に並設されている。両羽根板2、3は、図2(a)、(b)に示すように、それぞれ基端部を芯棒4の周面に巻回して軸受部2a、3aが形成されている。これによって、両羽根板2、3は、芯棒4に回転自在に取り付けられている。リング5は芯棒4に取付けられている。
下側の軸受部3aの内面には雌ねじ部が形成されており、この雌ねじ部に高さ調整ネジ9が螺合している。この高さ調整ネジ9は芯棒4の下端部に位置しているので、軸受部3aの下端開口から冶具(図示せず)を挿入して高さ調整ネジ9を芯棒4の軸方向に前進・後退させることにより、リング5を上下させ、これに伴って扉端面取付用羽根板2と扉枠取付用羽根板3との間隙を調整でき、その結果、扉の取付け高さの調整が可能となる。
また、羽根板2には扉取付け用の複数の長穴7と丸孔8とが、羽根板3には扉枠取付用の複数の丸孔8が穿設されている。さらに、上記軸受部2a、3aの両端開口部にはギボシ6、6が嵌着されている。
上記羽根板2、3は、図1(b)に示すように、水平断面において、いずれも直角に曲折された第1の曲折部2b、3bが形成され、さらに第1の曲折部2b、3bよりも先端側に直角に曲折された第2の曲折部2c、3cが形成されている。前記長穴7や丸孔8は第2の曲折部2c、3cと羽根板先端との間の平面部に形成されている。
この実施形態にかかる扉の取付構造を図3および図4に示す。図3において、13は建物の壁部であり、この壁部13に形成された開口に竪枠11および上枠(図示せず)を取付けて扉枠が形成される。竪枠11の内面には戸当り60が取付けられ、竪枠11の側面にはケーシング12が取付けられる。
扉枠開口を塞ぐ扉10は、端面がL字形の水平断面を有し、扉で扉枠内開口を閉じた状態で、扉の前記L字形端面が前記竪枠の内面および側面に対向する。そして、蝶番1の一方の羽根板3は、第1の曲折部3bおよび第2の曲折部3cが形成されているので、竪枠側面11aおよび竪枠内面11bに接面させることができので、この接面状態で木ねじ20を羽根板3の丸穴8からを介して竪枠11に螺入して羽根板3を竪枠11に固定する。
一方、他方の羽根板2は前記一方の羽根板3と同様に第1の曲折部2bおよび第2の曲折部2cを有しているので、扉10の前記L字形端面10aに接面させることができる。この接面状態で木ねじ21を羽根板3の長穴7および丸孔8を介して竪枠11に螺入して羽根板3を竪枠11に固定する。その際、予め長穴7を介して木ねじ21を竪枠11に螺入し、竪枠11の幅方向に扉10をスライドさせて、扉10の取付け位置を微調整できる。
このようにして取付けられた扉10は、該扉10を閉じた状態で、端面10aが竪枠11の側面11aおよび内面11bに対向しているので、光や風などの漏洩が少なく、室内の断熱性、気密性を維持できる。
また、羽根板2、3の第1の曲折部2b、3bは、図4に示すように、芯棒4から離隔しているので、蝶番1の取付け状態では、芯棒4は竪枠側面11aからほぼ垂直に突設した羽根板2、3の基端部の先端に位置している。このため、扉10の回転中心、すなわち芯棒4は竪枠側面11aから離隔している。その結果、図5に示すように、芯棒4を回転中心として扉10を回動させても、扉10が竪枠側面11aのケーシング12に当たることがない。特に扉10を180度まで開くことができるので、扉枠内の開口を最大限利用することができる。
扉枠内での扉10の取付け位置を微調整する場合、この実施形態では、前記した蝶番1を使用しているので、扉10の取付け前および取付け後のいずれにおいても、長穴7および高さ調整ネジ9を使用して竪枠幅方向および/または高さ方向に容易に微調整ができる。
なお、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲内で種々の変更や改善が可能である。
(a)は本考案の一実施形態にかかる蝶番を示す正面図、(b)はその平面図である。 (a)は図1(a)のX−X線断面図、(b)はそのY−Y線断面図である。 本考案の一実施形態にかかる扉の取付構造を示す断面図である。 図3の要部拡大断面図である。 図3において扉を開放する動作状態を示す断面図である。 従来のL字形水平端面をもつ扉の取付け構造である。 従来の打込み式蝶番示す斜視図である。
符号の説明
1:蝶番、2:扉端面取付用羽根板、3:扉枠取付用羽根板、2b、2c:第1の曲折部、3b、3c:第2の曲折部、4:芯棒、5:リング、7:長穴、8:ネジ孔、9:高さ調整ネジ、10:扉、11:竪枠、10a:扉端面

Claims (3)

  1. 竪枠および上枠を有する扉枠内に扉を蝶番にて開閉自在に取り付ける扉の取付構造であって、
    扉の端面がL字形の水平断面を有し、扉で扉枠内開口を閉じた状態で、扉の前記L字形端面が前記竪枠の内面および側面に対向し、
    蝶番の一方の羽根板は、蝶番の芯棒から竪枠側面に向かって延び竪枠側面から竪枠内面に接面して竪枠に固定されるように曲折されており、他方の羽根板が前記一方の羽根板と同じ曲折形状を有し、蝶番の前記芯棒から竪枠側面に向かって延び扉の前記L字形端面に固定されていることを特徴とする扉の取付構造。
  2. 請求項1記載の扉の取付構造に使用する蝶番であって、芯棒に対して扉枠取付用羽根板と、扉端面取付用羽根板とが回転自在に取り付けられており、
    前記扉枠取付用羽根板は、竪枠側面部に接面する部位と、竪枠内面に接面する部位とを有する曲折形状を有し、
    前記扉端面取付用羽根板は、前記扉枠取付用羽根板と同じ曲折形状を有し、前記竪枠の内面および側面に対向する水平断面L字形の扉端面に固定されていることを特徴とする蝶番。
  3. 前記扉枠取付用羽根板と扉端面取付用羽根板とが芯棒の軸方向に並設されており、扉端面取付用羽根板に、扉の取付け位置を竪枠の幅方向に沿って調整可能にするための長穴が設けられていると共に、両羽根板間の間隙を調整して扉の高さ調整を行うための手段を有する請求項2記載の蝶番。
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