JP5329172B2 - 自然換気用窓 - Google Patents
自然換気用窓 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5329172B2 JP5329172B2 JP2008266981A JP2008266981A JP5329172B2 JP 5329172 B2 JP5329172 B2 JP 5329172B2 JP 2008266981 A JP2008266981 A JP 2008266981A JP 2008266981 A JP2008266981 A JP 2008266981A JP 5329172 B2 JP5329172 B2 JP 5329172B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoji
- vertical
- arm
- window
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
前記自然換気用窓は、窓枠の縦枠と障子の縦框との間に夫々、縦框上部に一端が枢着され他端が前記一端よりも低い位置において縦枠に枢着された相対的に短い長さの上部側アームと、縦框中間部に一端が枢着され他端が前記一端よりも低い位置において縦枠に枢着された相対的に長い長さの下部側アームとを有し、
障子の閉状態において、前記上部側アームは縦框側の枢着位置が縦枠側枢着位置よりも室外側に位置するとともに、前記縦枠側枢着位置が障子の重心よりも室内側に位置し、前記下部側アームは縦框側の枢着位置が縦枠側枢着位置を通る鉛直線上か僅かに室内側に位置し、
かつ前記窓枠の下枠に対して、障子の下框を所定量だけ外部側に押し出して障子を開操作する障子開操作装置を設け、
閉窓状態から前記障子開操作装置によって障子を開操作し所定の開度になると障子が自重によって自動的に開窓を始め、力の釣り合いが取れた平衡状態で静止状態を保持し、この静止状態から外部側又は内部側からの風圧によって自動的に開度を調整することを特徴とする自然換気用窓が提供される。
〔自然換気用窓1の構造〕
図1は自然換気用窓1の内観図、図2は図1のII−II線矢視図、図3は図1のIII−III線矢視図である。
前記障子開操作装置17は、障子3の重量に抗して下框側を所定量だけ外部側に押し出すのに要する作用力に応じて必要個数だけ設けられる。図示例では、図10に示されるように、左右に2箇所配置している。
(障子3の閉窓状態)
図9及び図10に示される閉窓状態では、前記上部側アーム4には、縦框側枢着点Aに作用する障子自重w(W/4)によって、縦枠側枢着点Bを中心として上部側アーム4を外側方向に回動させるモーメントM1(w・S1)が発生する。また、前記下部側アーム5においては、鉛直に配向するか、或いは上部側アームとは逆に僅かに縦框側枢着点(上部側)を室内側に傾けた状態で配置しているため、下部側アーム5にはモーメントは発生しないか、僅かに室内側に回動させる方向のモーメントが発生するだけである。前記上部側アーム4に発生するモーメントM1は、下部側アームの縦框側枢着点Cを中心として、障子3の下框3B側を閉じる方向の力として作用するため、閉窓状態で障子3単独では閉状態を保持する構造となっているが、前記障子開操作装置17によって自動的に障子3の下框3Bが外側に押し出されるため、障子3を閉状態に保持するには施錠装置(図示せず)によって施錠する必要がある。
図11及び図12に示されるように、施錠装置を解錠すると、前記障子開操作装置17による押出し力によって障子3が開き始める。これに伴って、下部側アーム5が外側に傾き、下部側アーム5にも障子3を外側方向に回動させる開方向モーメントM2(w・S2)が発生する。また、下部側アーム5の縦框側枢着点Cにワイヤ張力Pによって障子3を閉じる方向に作用させる閉方向モーメントM4(P・S4)が発生する。さらに、障子3の重心Kが下部側アーム5の縦框側枢着点Cよりも室外側に移動することによって、障子3を閉じる方向に作用させる閉方向モーメントM3(W・S3)が発生する。
図13及び図14に示されるように、障子3が自動的に開窓し始め、所定の開度(L2)になると、障子3を閉める方向に作用する閉方向モーメントM1、M3、M4が増大し、障子3を開く方向に作用させる開方向モーメントM2と釣り合う。すなわち、ΣM1〜4=0となって力の釣り合いが取れた平衡状態で静止状態を保持するようになる。
また、強風によって障子3が閉じられた場合でも、前記障子開操作装置17が障子3の下框3Bを外側に押し出すため、障子3は元の開度まで戻る。
(1)上記形態例では、単一の窓について説明したが、横方向に障子3,3…を連接した連窓窓に対しても同様に適用することができる。この場合は、前記上下位置調整機構12によって、障子3の開度を調整することにより、各障子3,3…を綺麗に整列させることが可能となる。
(2)上記形態例では、前記下部側アーム5において、図9に示されるように、鉛直に配向するか、或いは上部側アームとは逆に僅かに縦框側枢着点C(上部側)を室内側に傾けた状態で配置することにより、障子単独では、閉窓状態で障子3は閉状態を保持するようにしたが、障子3は閉止状態を保持することなく、上部側アーム4及び下部側アーム5に作用するモーメントM1、M2によって、自然に開窓するようにしてもよい。
(3)図7に示されるように、上部側アーム4の下部に、ストッパー16を配置して、障子3の最大開度を規制することも可能である。
Claims (5)
- 部屋又は建物の外壁に取り付けられる窓枠と、この窓枠に収容され下框側が外部へ向って辷り出して開く障子とからなる自然換気用窓において、
前記自然換気用窓は、窓枠の縦枠と障子の縦框との間に夫々、縦框上部に一端が枢着され他端が前記一端よりも低い位置において縦枠に枢着された相対的に短い長さの上部側アームと、縦框中間部に一端が枢着され他端が前記一端よりも低い位置において縦枠に枢着された相対的に長い長さの下部側アームとを有し、
障子の閉状態において、前記上部側アームは縦框側の枢着位置が縦枠側枢着位置よりも室外側に位置するとともに、前記縦枠側枢着位置が障子の重心よりも室内側に位置し、前記下部側アームは縦框側の枢着位置が縦枠側枢着位置を通る鉛直線上か僅かに室内側に位置し、
かつ前記窓枠の下枠に対して、障子の下框を所定量だけ外部側に押し出して障子を開操作する障子開操作装置を設け、
閉窓状態から前記障子開操作装置によって障子を開操作し所定の開度になると障子が自重によって自動的に開窓を始め、力の釣り合いが取れた平衡状態で静止状態を保持し、この静止状態から外部側又は内部側からの風圧によって自動的に開度を調整することを特徴とする自然換気用窓。 - 前記障子開操作装置は、取付け用ベースと、この取付け用ベースに鉛直軸回りに回動自在に支持されるとともに、先端に衝合ローラを備えた蹴出し用アームと、この蹴出し用アームを外側回動方向に付勢する付勢手段とから構成される請求項1記載の自然換気用窓。
- 前記取付け用ベースに、蹴出し用アームの外側回動位置を規制するストッパーを備える請求項2記載の自然換気用窓。
- 前記下部側アームの縦框側枢着位置よりも上部側となる縦枠位置に滑車を設け、一端を前記下部側アームの縦框側枢着点に繋止させ、前記滑車を巻回させた索材の他端にバネ部材の一端を連結し、前記バネ部材の他端を上下方向に位置調整可能とした上下位置調整機構に連結したことを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の自然換気用窓。
- 前記上下位置調整機構は、縦方向に配置された送りネジ部材と、この送りネジ部材に螺合させたナット状部材と、このナット状部材と共に移動するスライド部材とからなる送りネジ機構とされ、前記バネ部材の他端が前記スライド部材に連結されている請求項4記載の自然換気用窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008266981A JP5329172B2 (ja) | 2008-10-16 | 2008-10-16 | 自然換気用窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008266981A JP5329172B2 (ja) | 2008-10-16 | 2008-10-16 | 自然換気用窓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010095895A JP2010095895A (ja) | 2010-04-30 |
JP5329172B2 true JP5329172B2 (ja) | 2013-10-30 |
Family
ID=42257767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008266981A Active JP5329172B2 (ja) | 2008-10-16 | 2008-10-16 | 自然換気用窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5329172B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5966760B2 (ja) * | 2012-08-20 | 2016-08-10 | オイレスEco株式会社 | 縦型定風量換気装置 |
CN110130782A (zh) * | 2019-04-19 | 2019-08-16 | 江苏银奕达科技股份有限公司 | 一种用于铝合金门窗的工字型可调连接机构 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6268982A (ja) * | 1985-09-19 | 1987-03-30 | 中央発條株式会社 | 滑り出し窓の釣り合わせ装置 |
JP4785645B2 (ja) * | 2006-06-26 | 2011-10-05 | 不二サッシ株式会社 | 障子閉鎖装置 |
-
2008
- 2008-10-16 JP JP2008266981A patent/JP5329172B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010095895A (ja) | 2010-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5104027B2 (ja) | 自然換気装置 | |
JP5360882B2 (ja) | 自然換気用窓 | |
JP5329172B2 (ja) | 自然換気用窓 | |
JP6174401B2 (ja) | 横軸回転窓および建物 | |
JP3774741B2 (ja) | 自然風力換気窓 | |
JP5329171B2 (ja) | 自然換気用窓 | |
US11339598B2 (en) | Window vent assist mechanism for vent window assembly | |
JP4876813B2 (ja) | 自然換気窓 | |
JP2010095896A (ja) | 自然換気用窓 | |
TWI693368B (zh) | 換氣裝置以及門窗 | |
JP3914843B2 (ja) | 自然風力換気窓 | |
JP2007170138A (ja) | 竪軸滑り出し窓 | |
JP6352139B2 (ja) | 換気装置 | |
JP3886749B2 (ja) | 窓開度調整器 | |
US20050082021A1 (en) | Sliding screen door closer | |
JP6333695B2 (ja) | 換気装置 | |
JP2006194567A (ja) | 建物の風量調整換気装置 | |
KR101464290B1 (ko) | 자연 환기창 | |
JP4595216B2 (ja) | ルーバー窓 | |
KR200415618Y1 (ko) | 창호용 하드웨어 | |
JP3271902B2 (ja) | 横軸回転窓 | |
JP4291047B2 (ja) | 可動式テント | |
JP5234656B2 (ja) | 自然換気用窓 | |
CN214996913U (zh) | 一种自带多角度限位铰链的侧开式平开窗 | |
CN208203073U (zh) | 一种滚筒可移动的阳台防雨遮阳卷帘 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20110520 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110916 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120918 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120927 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130723 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130724 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5329172 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |