JP4291047B2 - 可動式テント - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家の窓に設置し、庇の効果を強化する可動式テントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の可動式テントの巻き上げ開閉式は、建物の壁面に巻き取り装置をそわせて取り付け、可動部分のテントは同じく壁面の下の部分に固定した状態に取り付けたヒンジを介して可動柱を取り付ける。その可動柱の先端にフレームを取り付け、そのフレームにテントシートの端を接着し、壁面に取り付けた巻き取り装置でテントシートを巻き取ることで、しまうことができた。
【0003】
しかし、その巻き取り形テントの欠点である巻き上げ開閉式テントを開いたときに、テントシートの角度が変わるのを防止するために実開昭61−94123の名称、伸縮自在のテントがあった。この伸縮自在のテントは、ヒンジを介して可動部を開閉する変わりに伸縮アームを取り付け、伸縮アームはスプリングで伸び縮みし、伸縮アームの先にテントシートの枠を介してテントシートを取り付けることで、テントシートの開閉で角度の変わらないものがあった。
【0004】
その他、西暦2002以後の公開されているものについて、
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】
従来の可動式テントの巻き上げ開閉式は、固定部に巻き取り装置を取り付けていたためギヤを使用して巻き取り装置を作動していたが、ギヤを使用すると摩擦を軽減するため油またはグリス等が要る。
【0006】
またギヤを使用すると、金属の性質上ステンレスは焼き付き易いので常識としてステンレスは使用しないで、炭素鋼を使用するのが一般であったが、炭素鋼は錆びるのでメンテナンスが必要であった。
さらに、巻き取り部と壁面との隙間が空いており、雨水などが伝わって落ちるため、庇の下にしか設置できなかった。
その上、横幅が大きい物を取りつけると、巻き取り装置の中央部分が撓んでしまい、大きな物を作るときは巻き取り装置の強度を、堅固な物にしなければならなかった。
【0007】
また、実開昭61−94123の名称、伸縮自在のテントは巻き取り部分にギヤが使用されているのは従来と同じく欠点であるが、従来の可動柱を伸縮アームに変えたため、巻き取り部と伸縮アームを取り付けた間隔が狭いため、強度を強くしなければならず、実際取り付けるのは不可能に近いと思う。
【0008】
そこで、本発明の可動式テントは、可動柱(4)の先端に巻取軸(5)を取り付け、巻取軸(5)に巻取管(6)を被せて、巻取管(6)はテントシート(2)とロープ(7)を逆方向に巻き取ることで、ギヤを使用しなくてよいため全部ステンレスを使用でき、テントシート(2)が巻取管(6)を張っているため、大きな物を作ることができる可動式テントを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の可動式テントは、壁面に固定部(1)でテントシート(2)の端を固定する。テントシート(2)のもう一方の端は、壁面の下の部分にヒンジ(3)を取り付け、ヒンジ(3)を介して可動柱(4)動かし、その先端には巻取軸(5)を取り付け、巻取軸(5)は巻取管(6)を回転自在に取り付け、巻取管(6)にテントシート(2)の端を接着している。そして、テントシート(2)を巻き取り、しまうことができる。その巻き取る方法は、テントシート(2)を巻取管(6)に巻いた方向と逆方向に巻いたロープ(7)で操作することで目的を達成した。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の可動式テントは、テントシート(2)を開いて日差しを防ぐ使用状態のとき、巻取管(6)のロープ(7)は巻かれた状態にあり、ロープ(7)の端は右に巻かれており、巻取管(6)の下側より出ている。
このテントシート(2)をしまうときは、ロープ(7)をテントシート(2)と平行に引っ張ると巻取管(6)は右回転しながらテントシート(2)を巻き取り、可動柱(4)はヒンジ(3)を支点として閉じる。
このとき引っ張ったロープ(7)は、実際の巻取管(6)が近寄る倍以上であるため、回転しながら巻き取る方法は半分の力でよいことになる。
【0011】
その上、ロープ(7)が巻取管(6)に巻かれて、ロープ(7)が団子状態にあり、ロープ(7)が引っ張られた場所が巻取管(6)の直径より大きくなったときは、さらに小さい力でよい。
そして半分ぐらい閉じた状態では、可動部分の重量は殆どヒンジ(3)に加わり軽く動くので、ロープ(7)を引っ張る方向は下でもかまはない。
【0012】
次にテントシート(2)を開くときは、ロープ(7)を緩めても可動部分はヒンジ(3)の上に乗っているので動かない。
そこで巻取管(6)を手で左回転させながら押し、角度30度くらいになると可動部の、主に巻取管(6)と巻取軸(5)の重さで自然に開く。
そのときロープ(7)を持って、巻き取る速さを制御し、開くスピードを押さえるとよい。
【0013】
つまり巻取管(6)は、ロープ(7)とテントシート(2)は逆の関係にあり、ロープ(7)を引っ張るとテントシート(2)は巻き取られ、テントシート(2)を広げるとロープ(7)は巻き取られる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
(イ)試作した図1の、可動式テントは全部ステンレスで試作し、テントシート(2)の横幅は4メートルで、縦幅は1.5メートルである。
可動柱(4)は1.5メートルで、巻取軸(5)は溶接で可動柱(4)と一体化されており、可動柱(4)は等辺山形鋼の30ミリを使用し、巻取軸(5)はφ27で3ミリの厚みのパイプを使用している。
【0015】
また巻取軸(5)の外側に、巻取管(6)のφ34で2ミリの厚みのパイプを取り付け、巻取管(6)には図2のようにテントシート(2)を巻き取る部分と、ロープ(7)を巻き取る部分があり、図2にはロープ(7)が食み出さないように鍔が設けてある。
【0016】
試作した可動式テントの重量は約20キログラムで、一杯開いたときは約10キログラムの力で閉じるが、風で煽られた下からの力は約20キログラムの重さで、テントシート(2)が風に煽られないようになっている。
この試作は、4メートルの物を作ったが、同じ条件で6メートルまでは大丈夫である。
【0017】
(ロ)可動式テントを閉じるときは、図2のロープ(7)を水平方向に引っ張ると巻取管(6)は右回転してテントシート(2)を巻き取り、巻き取ったテントシート(2)の分だけ閉じる。
それとロープ(7)の引っ張る力が作用するので、実際に加わる力は10キログラムの凡そ半分でよい。
しかし、ロープ(7)が巻取管(7)に巻かれた量が多いとき、ロープ(7)の上にロープ(7)が重なった状態にあり、巻取管(6)の直径34ミリより大きくなるため、巻かれたロープ(7)の直径が68ミリだとすると、梃子の原理で半分の半分の約2.5キログラムでよい。
【0018】
テントシート(2)が巻取管(6)に巻き取られて角度が45度になったら、可動部分の重量はヒンジ(3)に加わるので、ロープ(7)は下の方向に引っ張ってもかまわない。
そして図3のように閉じたときは、可動部分の重量はヒンジ(3)の一点に加わるので、ロープ(7)に加える力は摩擦分だけでよい。
【0019】
(ハ)テントシート(2)を開くときは、ロープ(7)を片手で持って巻取管(6)を手で左回転させながら、テントシート(2)を張るように押し出してやると、次第に可動部分は重量によって自然に開くので、ロープ(7)を少しずつ緩めて開く。
【0020】
(ニ)使用例で、真上からの日差しを避ける場合は、可動柱(4)を30度倒し、テントシート(2)を約70センチメートル広げてロープ(7)を固定してやると、日光も遮れるし風も入るので一番涼しい。
【0021】
(ホ)日光が斜めから差し込んでくるときは、テントシート(2)を150センチメートルの全部を開いて日光を遮ると、可動柱(4)の角度は60度倒れ、テントシート(2)の角度も60度下に傾き、固定部(1)から75センチメートル下がったところで止まる。
したがって、75センチメートルの風を妨げるのは不本意であるが、直射日光を避けることができる。
しかし、エアコンによって冷房するときはこの方法がよく、日光を遠くで遮れば、日光がテントシート(2)に照るとき輻射熱も伝わらない。
【0022】
(ヘ)また、最近の家やビルでは窓に庇のないものが増えており、少しでも雨が降ると、雨が降り込む可能性があるため、一々窓を閉める煩わしさがあった。
また庇がないため日光が入り、それを防ぐためにカーテンやブラインドで直射日光を避けていたが、直射日光は避けれてもカーテンやブラインドは暖まり、部屋の温度を上げ、そのためエアコンが必要となっていた。
そのとき本発明の可動式テントを設置しておけば、日光を遠くで遮り、テントシート(2)の輻射熱も伝わりらず、雨のときも防水のテントシート(2)を使用することで、窓を開けたままでよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように可動式テントは、次のような効果があった。
(イ)巻き取り部分を可動部分にしたことで、従来の巻き取り式のように壁側の隙間がないため雨水が壁を伝わって窓から入ることがない。
(ロ)巻き取り用ロープを操作するだけで簡単にしまうことができ、巻き取る力は半分でよい。
(ハ)巻き取り部分をテントの先端に取り付けたことで、テントの可動部は重たくなっているので、重さで固定され多少の風にも耐える。
(ニ)可動式テントの構造が簡単なため全部ステンレスで作ることが出来、炭素鋼を使用して塗装したのもより耐久性がよい。
(ホ)従来のように巻き取り部分にギヤを使用していないため、油を差す必要がなくメンテナンスが要らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図は、本発明の使用できる状態の斜視図である。
【図2】図は、図1の巻き取り装置を拡大した斜視図である。
【図3】図は、本発明のしまった状態の斜視図である。
【図4】図は、図3の巻き取り装置を拡大した斜視図である。
【符号の説明】
1 固定部
2 テントシート
3 固定ヒンジ
4 可動柱
5 巻取軸
6 巻取管
7 ロープ

Claims (1)

  1. 建物の壁面に、固定部(1)でテントシート(2)の端を
    固定し、
    前記壁面の下の部分ヒンジ(3)を介して可動柱(4)を動かし、該可動柱(4)の先端には巻取軸(5)を取り付け、巻取軸(5)は巻取管(6)を回転自在に取り付け、巻取管(6)は上記テントシート(2)を巻き取りしまうことができ、
    その巻き取る方法は、テントシート(2)を巻取管(6)に巻いた方向と逆方向に巻いたロープ(7)を引っ張ると、テントシート(2)が巻き取られることを特徴とする可動式テント。
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