JP3526633B2 - 接木装置 - Google Patents

接木装置

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JP3526633B2
JP3526633B2 JP22852194A JP22852194A JP3526633B2 JP 3526633 B2 JP3526633 B2 JP 3526633B2 JP 22852194 A JP22852194 A JP 22852194A JP 22852194 A JP22852194 A JP 22852194A JP 3526633 B2 JP3526633 B2 JP 3526633B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、台木と穂木(たとえ
ば、幼苗の台木と穂木)とを合せられた状態で保持する
接木用保持具を備えており、台木と穂木とを自動的に接
木する接木装置に関する。
【0002】
【従来の技術】台木と穂木とを、切断面を合せて保持す
るスリーブ状の接木保持具は、種々知られている。そし
て、それを接木に嵌める作業は手作業で行われている。
そのため、接木用保持具自体は嵌着作業を機械化するの
に適した構造になっていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、手作業による
接木は非能率的であり、接木作業の機械化が望まれてい
る。本発明の目的は、機械化に適した接木用保持具を備
えた、接木作業を機械化した接木装置を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明に係る接木装置は、次の通りである。 () 台木を把持する上下一対の台木クランプと、穂
木を把持する上下一対の穂木クランプと、把持されてい
る台木と穂木とを同じストロークで斜めに切断するカッ
タと、台木クランプの下側クランプと穂木クランプの上
側クランプとの一方を他方の位置まで移動させて台木と
穂木とを切断面で合わせるクランプ移動装置と、木用
保持具を開状態にて保持し接木用保持具を外側から押し
たときに接木用保持具を閉にする保持具支持ヘッドおよ
び該保持具支持ヘッドを切断面にて合わせられた台木と
穂木の位置まで送る保持具移動装置と、を備えた接木装
置からなり、 前記接木用保持具が、内側に対象物保持用
空間を形成する開閉可能な、横断面形状がほぼ半円状の
部分を有するスリーブ本体と、前記スリーブ本体の前記
半円状の部分の両側端において前記スリーブ本体に一体
に接続し前記スリーブ本体から離れる方向に延び、自由
状態でハの字状となり外側から力をかけると互いにほぼ
平行となる一対のアームと、前記一対のアームの一方に
形成されて他方のアーム側に向って突出する凸部、およ
び前記他方のアームに形成されて前記一対のアームがほ
ぼ平行になったときに前記凸部を受けいれる凹部と、前
記一対のアームの先端面を含む外面に形成された、接木
用保持具支持手段としての切欠きと、を備えており、前
記一対のアームが自由状態でハの字となっている時に、
前記スリーブ本体のほぼ半円状部分が前記一対のアーム
の対向面間でハの字状に開放し、前記一対のアームが外
側力がかかってほぼ平行になっている時に、前記スリー
ブ本体のほぼ半円状部分と前記一対のアームの対向面と
が閉じた扇形状の対象物保持用空間を形成する、接木装
。 () さらに、台木と穂木のそれぞれを接木用保持具
内に押し込む接木プッシャーを有する(1)記載の接木
装置。 () 台木を把持する上下一対の台木クランプが複数
一列に並べられた台木クランプアッセンブリと、台木ク
ランプアッセンブリを台木セット位置と台木切断位置と
の間に移動させる台木クランプシフタと、穂木を把持す
る上下一対の穂木クランプが複数一列に並べられた穂木
クランプアッセンブリと、穂木クランプアッセンブリを
穂木セット位置と穂木切断位置との間に移動させる穂木
クランプシフタと、台木切断位置にある複数並んでいる
台木を斜めに切断する台木カッタおよび台木カッタと同
じストロークでストロークされ穂木切断位置にある複数
並んでいる穂木を斜めに切断する穂木カッタとを有する
カッタ装置と、台木クランプアッセンブリの複数の上側
クランプを台木が切断された後上方に移動する台木上側
クランプ移動装置と、台木クランプアッセンブリの複数
の下側クランプの上方に穂木クランプアッセンブリの複
数の上側クランプを水平に移動させて複数の台木と複数
の穂木とを切断面で合わせる穂木クランプ移動装置と、
木用保持具を複数開状態にて保持して該複数の接木用
保持具を外側から押して接木用保持具を閉にする保持具
支持ヘッド、および該保持具支持ヘッドを切断面にて合
わせられた複数の台木と穂木の位置まで送る保持具移動
装置と、保持具支持ヘッドと対向する位置にて保持具支
持ヘッドに対して進退可能とされ切断面にて合わせられ
た複数の台木と穂木とをそれぞれの接木用保持具内に押
し込む接木プッシャーと、を備えた接木装置からなり、
前記接木用保持具が、内側に対象物保持用空間を形成す
る開閉可能な、横断面形状がほぼ半円状の部分を有する
スリーブ本体と、前記スリーブ本体の前記半円状の部分
の両側端において前記スリーブ本体に一体に接続し前記
スリーブ本体から離れる方向に延び、自由状態でハの字
状となり外側から力をかけると互いにほぼ平行となる一
対のアームと、前記一対のアームの一方に形成されて他
方のアーム側に向って突出する凸部、および前 記他方の
アームに形成されて前記一対のアームがほぼ平行になっ
たときに前記凸部を受けいれる凹部と、前記一対のアー
ムの先端面を含む外面に形成された、接木用保持具支持
手段としての切欠きと、を備えており、前記一対のアー
ムが自由状態でハの字となっている時に、前記スリーブ
本体のほぼ半円状部分が前記一対のアームの対向面間で
ハの字状に開放し、前記一対のアームが外側力がかかっ
てほぼ平行になっている時に、前記スリーブ本体のほぼ
半円状部分と前記一対のアームの対向面とが閉じた扇形
状の対象物保持用空間を形成する、接木装置
【0005】
【作用】上記(1)、(2)の装置では、台木と穂木と
をクランプし、台木と穂木との並び方向にカッタを移動
させて同じストロークで台木と穂木を斜めに切断し、台
木の下側を穂木の上側迄移動させて切断面を合わせる。
この状態で、接木用保持具をハの字に開いた状態で対象
物方向に動かして対象物を対象物保持用空間内に入れ、
接木プッシャーを前進させ接木を接木用保持具の最奥位
置に押し込んだ後接木プッシャーを後退させる。ついで
接木用保持具を外側から押して閉じる。これによって、
接木作業が機械化される。上記(3)の装置は、複数の
台木、穂木の接木を効率よく行えるようにした装置であ
る。台木クランプアッセンブリと穂木クランプアッセン
ブリは、それぞれのセット位置と切断位置との間にシフ
ト可能のため、セット位置にて、複数の台木と穂木がク
ランプされる。クランプされた複数の台木、穂木は、そ
れぞれの切断位置にシフトされる。カッタが複数の台
木、穂木を1ストロークで切断する。台木の上側が台木
上クランプと共に上昇されて排除され穂木の下側が排除
された後、複数の台木の下側の上に穂木の上側が水平移
動されて、複数の台木の下側と複数の穂木の上側が、そ
れぞれ切断面にて合わされる。その後、保持具移動装置
で複数の接木用保持具が接木(台木の下側と穂木の上
側)に対して前進され、複数の接木のそれぞれを開状態
にあるそれぞれの接木用保持具の中に入れる。接木プッ
シャーが作動してそれぞれの接木を接木用保持具の最奥
位置に押し込んだ後、後退する。ついで、保持具支持ヘ
ッドがそれぞれの接木用保持具を外側から押して閉にし
た後、後退する。次いで、接木抽出バケットリフタが上
昇し、台木アッセンブリの下側クランプと穂木アッセン
ブリの上側クランプが開放した後、台木アッセンブリク
ランプと穂木アッセンブリクランプがシフタにより後退
し、接木抽出バケットリフタにより接木アッセンブリが
排出される。後は上記の繰り返しとなる。この装置で
は、複数の台木と穂木とが1回の操作で接木されるの
で、能率的である。上記(1)、(3)の装置で用いら
れる接木用保持具では、一対のアームがハの字状に開い
ているときに、台木と穂木の合せ部が対象物保持用空間
に入るように接木用保持具を対象物に相対移動させ、入
った後に、一対のアームを外側から押して一対のアーム
を閉じ、凸部を凹部に嵌入させて閉じ状態を保持する。
この作業ではスリーブを開く作業がなく、移動させて外
側から押すだけであるから、接木作業の機械化に適す
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を説明する。
図1、図2は本発明の接木装置で用いられる接木用保持
具を、2例、示している。図中、接木用保持具1は、ス
リーブ本体2と、一対のアーム3、4と、凸部5および
凹部6を有する。接木用保持具1は一体物からなり、か
つ弾性変形可能な材料、たとえば、シリコン樹脂、ウレ
タンゴム、その他の樹脂等からなり、望ましくは透明材
料から成る。スリーブ本体2は、内側に、ほぼ円形かあ
るいはどんぐり形状の、対象物保持用空間7を形成し、
開閉可能であり、横断面形状がほぼ半円状の部分を有す
る。スリーブ本体2は、一対のアーム3、4の連結部で
もある。
【0007】一対のアーム3、4は、スリーブ本体2の
半円状の部分の両側端においてスリーブ本体2に一体に
接続しており、スリーブ本体2から離れる方向にほぼ真
直に延びる。接木用保持具1の自由状態では、一対のア
ーム3、4は互いにハの字状に開いているが、外側から
力を加えられると、一対のアーム3、4は互いにほぼ平
行になり、対象物保持用空間7を閉じる。一対のアーム
3、4の対向面には、一方のアーム3に他方のアーム4
に向って突出する凸部5が形成され、他方のアーム4に
は、凸部5と対応する位置に凹部6が形成される。凸部
5は先端が太く、根もとがくびれた形状をしており、凹
部は凸部5と雌雄の形状の関係にある。したがって、凸
部5が凹部6の中に入って凹部6に係合すると、保持具
のハの字になろうとする弾発復元力だけでは外れない。
しかし、苗が育って太くなり、苗の力も加って中から拡
げられると凸部5は凹部6から外れ、いったん外れると
保持具は弾発力で一対のアーム3、4がハの字になり、
苗から外れて自然に落下する。
【0008】接木用保持具1を接木装置に支持させるた
めに、接木用保持具1には、支持手段が形成されてい
る。図1の例では、この支持手段は、一対のアーム3、
4の外面で、凹凸部5、6よりスリーブ本体2に近い側
に形成されたほぼ半円状の切欠き8と、スリーブ本体2
の中央部外面に形成された弧状の切欠き9とから成る。
接木用保持具1は、切欠き8の2ヶ所と切欠き9の1ヶ
所の計3ヶ所で支持される。外面から一対のアーム3、
4が押されるときは切欠き8の位置で押され、凸部5が
凹部6に少し傾いて突入していくため、凸部5が凹部6
に嵌入できる。凸部5を斜めにしないで凹部6に入れよ
うとしても、凹部6の出口部が巻き込まれてうまく入ら
ない場合が生じるが、本発明では切欠き8、すなわち押
し位置が凹凸部とずれているため、嵌入が円滑となる。
図2の例では、支持手段は一対のアーム3、4の先端面
に形成した凹状切欠き10から成っており、この切欠き
10で一対のアーム3、4に開閉力をかけてもよい。支
持手段の大きさを変えることによって、接木用保持具1
の開閉弾発力を調整することもできる。また、接木用保
持具1を透明材から構成すれば、接木の合せ面を外部か
ら透かして見ることもでき、台木と穂木とが接合してい
ることを確認できる。
【0009】図3、図4、図5は本発明の接木装置を示
している。図3は原理を示している。台木11は上下一
対の台木クランプ12、13で把持され、穂木14は、
上下一対の穂木クランプ15、16で把持される。この
状態で、カッタ17がストロークして、同じストローク
で台木11と穂木14を斜めに切断する。ついで、台木
11の上側クランプ12が開いて、トランスベクタによ
り台木11の上側部分を吸い込んで棄てる。また、穂木
14の下側クランプ16が開いて、穂木14の下側部分
が落下されて棄てられる。ついで、台木11の下側部分
が台木クランプの下側クランプ13と共に、残っている
穂木14の上側部分の直下に水平移動される。台木11
と穂木14とはカッタ17の同じストロークで切断され
ているから、台木11を穂木の下方に移動するだけで、
台木11と穂木14とは切断面で合わさる。この状態で
接木用保持具1が対象物(台木11と穂木14とが切断
面で合わせられているもの)に向って移動し、対象物を
対象物保持用空間7内に入れる。ついで、刃移動装置が
刃移動方向と直角方向にエアシリンダ45によってシフ
トされて接木プッシャー46が接木用保持具1の対向位
置に来、接木プッシャーシリンダ47が作動して接木を
接木用保持具1の最奥位置に押し込んだ後後退する。つ
いで接木用保持具の一対のアーム3、4が外側から押さ
れ、凸部5が凹部6に係合される。これによって、対象
物に接木用保持具1が装着される。
【0010】図4、図5は上記を実施する装置を示して
いる。上下一対の台木クランプ12、13と、上下一対
の穂木クランプ15、16はカッタ17のストローク方
向に並べられている。これらのクランプは、開閉する一
対の弾性体爪18、19を有していて、シリンダ20ま
たはモータまたは電磁スイッチなどの駆動手段により開
閉される。カッタ17はシリンダ21により往復動され
る。接木プッシャー46は接木プッシャーシリンダ47
によってカッタ17のストローク方向と平行にストロー
クされる。カッタ17と接木プッシャー46の、ストロ
ークと直角方向の移動はエアシリンダ45によって行わ
れる。また、台木クランプの下側クランプ13および穂
木クランプの下側クランプ16を支持する台22がシリ
ンダ23によって、カッタ17のストローク方向と平行
な方向に往復動され、これによって、クランプ13はク
ランプ15の真下の位置に水平移動される。接木用保持
具1は、一対の拡縮される爪24、25を有する保持具
支持ヘッド26によって、たとえば切欠き8、9を利用
して、支持される。保持具支持ヘッド26の爪24、2
5が閉じるときに、爪24、25が接木用保持具1の一
対のアーム3、4を外側から押して、凸部5を凹部6に
突入させる。保持具支持ヘッド26は、シリンダからな
る保持具移動装置27によって、対象物の位置まで移送
される。接木プッシャー46が接木用保持具1に対向す
る位置までエアシリンダ45によってシフトされ、つい
で接木プッシャーシリンダ47によって前進され、接木
を接木用保持具1の最奥位置に押し込み、後退する。接
木用保持具1が爪24、25によって押されて閉じる。
接木用保持具1の対象物への装着が完了すると、爪2
4、25が開き、シリンダ27はヘッド26を元の位置
まで戻す。また、カッタ17はシリンダ21によって元
の位置に戻され、クランプ13、16と台22はシリン
ダ23によって元の位置に戻される。
【0011】上記装置の作用については、図3を用いて
装置の原理を説明したものと、同じである。したがっ
て、台木11の台木クランプ12、13への供給と、穂
木14の穂木クランプ15、16への供給さへ人手でや
ってやりさえすれば、後の、台木と穂木の切断、合わ
せ、接木用保持具1の装着、装置の元位置の戻し、は全
て機械で自動的に行うことができる。
【0012】図6〜図12は本発明のもう一つの接木装
置を示している。図6〜図12の接木装置は、図3〜図
5の装置が1回の接木操作当たり1本の台木と1本の穂
木とを接木するものであるのに対し、1回の接木操作当
たり複数本の台木と複数本の穂木とを同時に接木するも
のであり、能率向上を狙ったものである。ただし、個々
の部品については、図3〜図5のものが使用できるの
で、対応する部品には図3〜図5と同じ部材番号を付し
てある。
【0013】図6〜図12において、とくに図6、図7
に示すように、台木11を把持する上下一対の台木クラ
ンプ12、13は、複数、一列に並べられて(図8参
照)台木クランプアッセンブリ28を構成している。台
木クランプアッセンブリ28を台木セット位置30と台
木切断位置31との間に移動(図示例は回動)させる台
木クランプシフタ29が設けられている。台木クランプ
シフタ29の移動にはエアーシリンダ48またはモータ
を用いることができる。同様に、穂木14を把持する上
下一対の穂木クランプ15、16は、複数一列に並べら
れて穂木クランプアッセンブリ32を構成している。台
木11の並びと穂木14の並びは水平面内において平行
である。穂木クランプアッセンブリ32を穂木セット位
置34と穂木切断位置35との間に移動(図示例は回
動、ただし、台木クランプアッセンブリ28と逆方向の
回動)させる穂木クランプシフタ33が設けられてい
る。穂木クランプシフタ33の移動にはエアーシリンダ
48またはモータを用いることができる。
【0014】図7、図8に示すように、台木11の並び
と穂木14の並びの間に、カッタ装置38が設けられ、
このカッタ装置38は、台木11、穂木14の並びの方
向と平行な方向にシリンダ(エアーシリンダ)39によ
り往復動される。カッタ装置38は、台木切断位置31
にある複数並んでいる台木11を斜めに切断する台木カ
ッタ36と、台木カッタ36と同じストロークでストロ
ークされ穂木切断位置35にある複数並んでいる穂木1
4を斜めに切断する穂木カッタ37と、を有する。台木
カッタ36と穂木カッタ37の傾斜は同じとされてい
る。台木、穂木切断後、複数の台木上側クランプ12は
エアーシリンダ49により、上昇される。エアーシリン
ダ49は台木クランプシフタ29によって支持されてお
り、台木クランプシフタ29と共に回動する。
【0015】台木クランプアッセンブリ28の複数の下
側クランプ13の上側に穂木クランプアッセンブリ32
の複数の上側クランプ15を水平に移動させるクランプ
移動装置40が設けられている。図10は、穂木クラン
プアッセンブリ32を台木クランプアッセンブリ28上
方に水平に進退させるシリンダから成る場合を示してい
る。これによって、複数の台木11の下側と複数の穂木
14の上側とは、それぞれ切断面にて合わせられる。
【0016】図11において、保持具支持ヘッド41
は、複数の接木用保持具1を開状態にて保持しかつ外側
から押して接木用保持具1を閉にする装置であり、図5
の保持具支持ヘッド26を複数有するものに相当する。
保持具移動装置42は、保持具支持ヘッド41を、複数
の台木11および穂木14の並び方向と直角方向に接木
位置まで前進させ、接木終了後後退させる装置であり、
図5の保持具移動装置27に対応するものである。図1
1、図12に示すように、接木装置はさらに接木プッシ
ャー43を有している。接木プッシャー43は、保持具
支持ヘッド41と水平方向に対向する位置にて保持具支
持ヘッド41に対して進退可能とされ、保持具支持ヘッ
ド41に対して前進されたときに接木を接木用保持具1
内に押し込む装置である。接木プッシャー43は、昇降
シリンダ44で昇降される。
【0017】図6〜図12の装置の作用を説明する。台
木クランプアッセンブリ28と穂木クランプアッセンブ
リ32がセット位置にあるときに、複数の台木11と複
数の穂木14を、図6に示すように、台木クランプ1
2、13および穂木クランプ15、16にてそれぞれク
ランプする。ついで、台木クランプシフタ29、穂木ク
ランプシフタ33を作動させて台木11、穂木14を、
図6に示すように、それぞれの切断位置にシフトさせ
る。ついで、図7に示すように、カッタ位置38を前進
ストロークさせ、台木11を台木カッタ36にて、穂木
14を穂木カッタ37にて、1ストロークで切断する。
ついで、図9に示すように、切断された台木のうち上側
を上側クランプ12を上昇させて排除する。同様に、切
断された穂木14のうち下側を下側クランプ16を開放
して排除する。ついで、図10に示すように、クランプ
移動装置40を作動させて、台木11の下側の上に穂木
14の上側を水平に移動させて切断面にて合わせる。
【0018】ついで、保持具移動装置42を作動させて
保持具支持ヘッド41を接木位置に前進させる。つい
で、昇降シリンダ44を作動させて接木プッシャー43
を保持具支持ヘッド41と対向する位置まで上昇させ
る。接木プッシャー43を作動させて、接木を接木用保
持具1の内部に押し込む。接木プッシャー43を後退さ
せた後、保持具支持ヘッド41で、接木用保持具1を外
側から押し、接木用保持具1を閉じて接木接合部に接木
用保持具1を装着する。装着完了後、接木用保持ヘッド
42の爪を開いて後退させる。ついで、接木抽出バケッ
トリフタ50をシリンダ51によって上昇させる。台木
下側クランプ13と穂木上側クランプ15を開放する。
台木アッセンブリシフタ29と穂木アッセンブリシフタ
33をセット位置に後退させる。ついで、接木抽出バケ
ットリフタ50により、接木を排出する。後は上記の繰
り返しとなる。
【0019】
【発明の効果】求項によれば、接木用保持具の対象
物への装着を機械化できる。請求項によれば、接木プ
ッシャーにより、接木を接木用保持具の最奥位置に押し
入れることができ、接木用保持具の対象物への装着を機
械化できる。請求項によれば、複数の接木用保持具の
複数の対象物への装着を機械化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接木装置で用いられる接木用保持具の
一実施例の正面図である。
【図2】本発明の接木装置で用いられる接木用保持具の
もう一つの実施例の正面図である。
【図3】本発明の接木用装置の原理を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の接木装置の側面図である。
【図5】図4の装置の平面図である。
【図6】本発明のもう一つの接木用装置の部分正面図で
ある。
【図7】図6の装置における接木と穂木のシフトを示す
正面図である。
【図8】図6の装置で接木が切断位置にあるときの側面
図である。
【図9】図6の装置で台木上クランプの上昇を示す正面
図である。
【図10】図6の装置で穂木の上側を台木の下側に移動
した状態を示す正面図である。
【図11】図6の装置で接木プッシャーで接木を押す状
態を示す正面図である。
【図12】図11の平面図である。
【符号の説明】
1 接木用保持具 2 スリーブ本体 3 アーム 4 アーム 5 凸部 6 凹部 11 台木 12 台木クランプ 13 台木クランプ 14 穂木 15 穂木クランプ 16 穂木クランプ 17 カッタ 26 保持具支持ヘッド 27 保持具移動装置 28 台木クランプアッセンブリ 29 台木クランプシフタ 32 穂木クランプアッセンブリ 33 穂木クランプシフタ 36 台木カッタ 37 穂木カッタ 38 カッタ装置 40 クランプ移動装置 41 保持具支持ヘッド 42 保持具移動装置 43 接木プッシャー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木を把持する上下一対の台木クランプ
    と、 穂木を把持する上下一対の穂木クランプと、 把持されている台木と穂木とを同じストロークで斜めに
    切断するカッタと、 台木クランプの下側クランプと穂木クランプの上側クラ
    ンプとの一方を他方の位置まで移動させて台木と穂木と
    を切断面で合わせるクランプ移動装置と、 木用保持具を開状態にて保持し接木用保持具を外側か
    ら押したときに接木用保持具を閉にする保持具支持ヘッ
    ドおよび該保持具支持ヘッドを切断面にて合わせられた
    台木と穂木の位置まで送る保持具移動装置と、 を備えた接木装置からなり、 前記接木用保持具が、 内側に対象物保持用空間を形成する開閉可能な、横断面
    形状がほぼ半円状の部分を有するスリーブ本体と、 前記スリーブ本体の前記半円状の部分の両側端において
    前記スリーブ本体に一体に接続し前記スリーブ本体から
    離れる方向に延び、自由状態でハの字状となり外側から
    力をかけると互いにほぼ平行となる一対のアームと、 前記一対のアームの一方に形成されて他方のアーム側に
    向って突出する凸部、および前記他方のアームに形成さ
    れて前記一対のアームがほぼ平行になったときに前記凸
    部を受けいれる凹部と、 前記一対のアームの先端面を含む外面に形成された、接
    木用保持具支持手段としての切欠きと、 を備えており、 前記一対のアームが自由状態でハの字となっている時
    に、前記スリーブ本体のほぼ半円状部分が前記一対のア
    ームの対向面間でハの字状に開放し、 前記一対のアームが外側力がかかってほぼ平行になって
    いる時に、前記スリーブ本体のほぼ半円状部分と前記一
    対のアームの対向面とが閉じた扇形状の対象物保持用空
    間を形成する、 接木装置
  2. 【請求項2】 さらに、台木と穂木のそれぞれを接木用
    保持具内に押し込む接木プッシャーを有する請求項1
    載の接木装置。
  3. 【請求項3】 台木を把持する上下一対の台木クランプ
    が複数一列に並べられた台木クランプアッセンブリと、 台木クランプアッセンブリを台木セット位置と台木切断
    位置との間に移動させる台木クランプシフタと、 穂木を把持する上下一対の穂木クランプが複数一列に並
    べられた穂木クランプアッセンブリと、 穂木クランプアッセンブリを穂木セット位置と穂木切断
    位置との間に移動させる穂木クランプシフタと、 台木切断位置にある複数並んでいる台木を斜めに切断す
    る台木カッタおよび台木カッタと同じストロークでスト
    ロークされ穂木切断位置にある複数並んでいる穂木を斜
    めに切断する穂木カッタとを有するカッタ装置と、 台木クランプアッセンブリの複数の上側クランプを台木
    が切断された後上方に移動する台木上側クランプ移動装
    置と、 台木クランプアッセンブリの複数の下側クランプの上方
    に穂木クランプアッセンブリの複数の上側クランプを水
    平に移動させて複数の台木と複数の穂木とを切断面で合
    わせる穂木クランプ移動装置と、 木用保持具を複数開状態にて保持して該複数の接木用
    保持具を外側から押して接木用保持具を閉にする保持具
    支持ヘッド、および該保持具支持ヘッドを切断面にて合
    わせられた複数の台木と穂木の位置まで送る保持具移動
    装置と、 保持具支持ヘッドと対向する位置にて保持具支持ヘッド
    に対して進退可能とされ切断面にて合わせられた複数の
    台木と穂木とをそれぞれの接木用保持具内に押し込む接
    木プッシャーと、 を備えた接木装置からなり、 前記接木用保持具が、 内側に対象物保持用空間を形成する開閉可能な、横断面
    形状がほぼ半円状の部分を有するスリーブ本体と、 前記スリーブ本体の前記半円状の部分の両側端において
    前記スリーブ本体に一体に接続し前記スリーブ本体から
    離れる方向に延び、自由状態でハの字状となり外側から
    力をかけると互いにほぼ平行となる一対のアームと、 前記一対のアームの一方に形成されて他方のアーム側に
    向って突出する凸部、および前記他方のアームに形成さ
    れて前記一対のアームがほぼ平行になったときに前記凸
    部を受けいれる凹部と、 前記一対のアームの先端面を含む外面に形成された、接
    木用保持具支持手段としての切欠きと、 を備えており、 前記一対のアームが自由状態でハの字となっている時
    に、前記スリーブ本体のほぼ半円状部分が前記一対のア
    ームの対向面間でハの字状に開放し、 前記一対のアームが外側力がかかってほぼ平行になって
    いる時に、前記スリーブ本体のほぼ半円状部分と前記一
    対のアームの対向面とが閉じた扇形状の対象物保持用空
    間を形成する、 接木装置
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