JPH0648940B2 - 接木苗製造装置 - Google Patents

接木苗製造装置

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JPH0648940B2
JPH0648940B2 JP63260186A JP26018688A JPH0648940B2 JP H0648940 B2 JPH0648940 B2 JP H0648940B2 JP 63260186 A JP63260186 A JP 63260186A JP 26018688 A JP26018688 A JP 26018688A JP H0648940 B2 JPH0648940 B2 JP H0648940B2
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研 小林
康治 猪之奥
恭志郎 三浦
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生物系特定産業技術研究推進機構
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、台木苗と穂木苗を供給して接木苗を能率よ
く、かつ、精度よくほぼ自動的に製造する接木苗製造装
置に関するものである。
【従来の技術】
ウリ科,ナス科等の果菜類、特にガラス室,ビニールハ
ウス等の施設において栽培されている果菜類の苗は、キ
ュウリで85%,ナスで95%,スイカで100%が接
木苗を用いている。接木苗を用いる理由は、連作障害回
避,低温伸張性の付与が主な目的であるが、近年バイオ
テクノロジーの発展により品種改良に要する期間が短縮
されつつあるものの、接木苗使用効果を上回る効果は現
段階では期待できないのが現状である。 10アール当りの苗の栽植本数は、例えばキュウリ,ト
マトでは1500〜2500本程度で、接木作業はほと
んどが手作業で行われており、その作業能率は1人1日
500〜700株程度である。この接木作業のために補
助器具が数種類市販され、また、例えば特公昭53−4
6735号公報に記載されているような接木方法および
器具が知られているが、その取扱い,作業性等に問題が
あるため余り普及されておらず、ほとんどが簡単な器具
を使った手作業で行われている。
【発明が解決しようとする課題】
上述のように接木作業のほとんどは手作業で行われてい
るので作業能率の向上には限界があり、また接木作業
は、通常、ハウス内の温・湿度環境の余り良くない場所
で中・高年齢者が分担していることが多く、機械化によ
る能率化,高精度化が要請されている。 本発明は上記の事情にかんがみ、上記の課題を解決すべ
くなされたもので、機械による接木苗の製造方式を確立
し、省力化,能率化と共に高精度な作業による活着率の
向上,良質の接木苗の製造を可能とする接木苗製造装置
を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、 . 台木苗と穂木苗とをそれぞれ別位置に載せ、苗の
子葉下面の子葉展開基部付近を懸架して保持する適当な
間隔の開口部を有し、その保持位置を苗保持基準とする
台木苗供給機構及び穂木苗供給機構と、台木苗供給機構
及び穂木苗供給機構に保持された台木苗と穂木苗とを、
それぞれ開閉動作する把持部材により把持して取出して
穂木苗が上に台木苗が下になる別平面に沿って搬送する
台木苗搬送機構及び穂木苗搬送機構と、両搬送機構によ
り把持されて搬送される台木苗と穂木苗の搬送経路に、
装置台枠に固設され、切断刃が回転する切断作用部位で
台木苗と穂木苗をそれぞれ所定位置において切断する台
木苗切断機構及び穂木苗切断機構と、装置台枠に固設さ
れ、両搬送機構の把持部材により把持された台木および
穂木の切断面を両搬送機構の所定移動位置で対向させて
接近あるいは接合させ、固定部材により固定,接着する
接着機構と、接着機構により接着された接木苗を両搬送
機構の把持部材による把持を解除すると共に、取外すよ
うにした苗外し機構と、により構成してなること、 . 上記切断機構は、両搬送機構の搬送経路に、穂木
および台木を接着する直前の行程で苗を切断する回転円
板外周に取付けた1枚の切断刃により構成してなるこ
と、 . 上記搬送機構は、台木苗または穂木苗を把持して
搬送する把持部材の位置を基準として、把持部材と適当
間隔を隔てて、苗の子葉展開基部下面を検出する二叉状
の子葉展開基部検出手段を設け、この検出手段が子葉展
開基部下面を検出することにより、把持部材が閉じて台
木苗または穂木苗を把持するように構成してなること、 . 上記搬送機構の把持部材が台木苗および穂木苗を
把持して搬送を開始した位置から、台木と穂木の接合位
置まで搬送する移動経路に、切断作用部位を有し、かつ
切断刃が回転する切断機構を装置台枠に固設し、搬送機
構の把持部材に把持された台木苗または穂木苗が上記切
断作用部位を通過する移動状態のままで苗の不要部分を
切除するように構成してなること、 をそれぞれ特徴とするものである。
【作 用】
上記の構成によつて本発明の接木苗製造装置は、別々に
供給された台木苗と穂木苗とが搬送機構により把持され
て移動する間にそれぞれ所定位置で切断され、それぞれ
の切断面を対向させて接近あるいは接合し、両切断面を
固定部材により固定して接木苗として排出される工程を
全て機械化により短時間に精度よく行う。
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例をウリ科の場合に
ついて説明する。 第1図において、符号1 で示す接木苗製造装置は、水平
な台板(枠)2 上に台木苗載せ台3 ,穂木苗載せ台4 ,
台木搬送機構5 ,穂木搬送機構6 ,台木切断機構7 ,穂
木切断機構8 ,接合部固定機構9 ,苗はずし機構10等を
相互に関連させて配置,固設している。 上記台木苗載せ台3 は、カボチャ等の台木苗11を手によ
り供給して保持する適当な間隔を有するスリット12を設
け、このスリット12に台木苗11を子葉展開基部付近を懸
架するようにしてあり、その子葉の双葉の展開方向がス
リット12の方向とほぼ直交するように供給されるように
してある。また、上記穂木苗載せ台4 には、キュウリ等
の穂木苗13を保持するために上記スリット12と同様のス
リット14が設けられているが、このスリット14には穂木
苗13の双葉の子葉の展開方向がスリット14の方向とほぼ
同じ方向になるよう手により供給されるようにしてあ
る。なお、苗供給部の構造について、この実施例ではス
リットを設けているが、適当な間隔を有する開口部でも
かまわない。 上記台木搬送機構5 は、直線方向の移動量が上記台木苗
載せ台3 に達するエアシリンダ15からなる台木搬送アー
ム(腕)16の先端に台木ハンド17を装着したものであ
る。台木ハンド17には図示省略したが、左右一対のフィ
ンガー18の上部に二叉状の台木苗子葉展開基部下面を検
出するセンサを設けて、このセンサが苗を検出したとき
フィンガー18を閉じて台木苗11の胚軸を把持し、次に開
いて台木苗11を放すようにしてある。また、上記穂木搬
送機構6 は、回動支点19aを中心に所定の範囲で回動可
能のロータリアクチュエータからなる穂木搬送アーム
(腕)19の先端に上記台木ハンド17と同様の構造の穂木
ハンド20を装着し、フィンガー21を閉じ、または開いて
穂木苗13を把持または開放するようになっている。 上記台木搬送機構5 の台木搬送アーム16の往復動経路お
よび穂木搬送機構6 の穂木搬送アーム19の回動経路に沿
って台板2 からの相対位置が変化しない切断作用部位を
有する台木切断機構7 および穂木切断機構8 が設けら
れ、この両切断機構7,8 は、モータ22により回転するよ
うに支持された回転円板22aの外周に両刃の安全カミソ
リ刃からなる切断刃23を取付けたもので、切断刃23は上
下および左右を反転して取付け可能となっている。ま
た、切断刃23は、台木ハンド17および穂木ハンド20に把
持されて移動する台木苗11および穂木苗13を所定位置お
よび所定角度で切断するものである。台木切断機構7 近
傍の台木搬送アーム16の往復動経路には、第4図で17a
で示すようにガイドが設けられている。 台木ハンド17に把持された状態で台木搬送アーム16の復
工程で切断刃23により所定位置で切断された台木11は、
台木搬送アーム16が収縮してシリンダ15近傍まで移動し
た終端位置で停止する。この停止した台木11の切断面に
対し、穂木ハンド20に把持された状態で穂木搬送アーム
19が回動する間に切断刃23により所定位置で切断された
穂木13の切断面が対向して、接近あるいは接合した状態
で穂木搬送アーム19の回動が停止するようになってい
る。台木11と穂木13の切断面が接近あるいは接合する位
置の近傍に、上記接合部固定機構9が配設されている。 接合部固定機構9は、回動支点24aを中心に回動するロ
ータリアクチュエータからなるクリッピング用アーム24
の先端にクリッピング用ハンド25を設け、クリップ26を
開いた状態にしてから両苗11,13の切断面接合部を挟ん
で固定するようにしてある。 上記の台木11と穂木13の切断面が接近あるいは接合する
位置の近傍には、苗はずし機構10が設けられている。こ
の苗はずし機構10は、エアシリンダ27からなる移動アー
ム28に苗はずしアーム29を取付けたもので、クリップ26
で切断面を接合,接着(固定)した接木苗を穂木ハンド
29および台木ハンド17が開放後押し出して落下させるも
のである。 上記エアシリンダ15,台木ハンド17,穂木ハンド20,ク
リッピング用ハンド25,エアシリンダ27等には、図示し
ないが別に設けたエアコンプレッサから圧縮空気が供給
されて作動するが、これら各エアシリンダ装置および穂
木搬送アーム19,クリッピング用アーム24等の作動順序
は、図示しないがプログラマブルコントローラによりシ
ーケンス制御される。そのタイミングチャートを第3図
に示す。 なお第1図において、図示しないが、台木切断機構7 お
よび穂木切断機構8 の切断刃下方の台板2 には、切断さ
れた苗の不要部分を下方に落下させる落下口があけら
れ、また、台木搬送アーム16が収縮した状態の台木ハン
ド17の下方には、接木苗を収容するための収容口が開口
されている。 次に、上記のように構成された接木苗製造装置1 による
作業について第2図ないし第4図を参照して説明する。 別途育成された台木となる台木苗(カボチャ等)11およ
び穂木となる穂木苗(キュウリ等)13は、人力により選
別されて、台木苗11は台木苗載せ台3 のスリット12に、
穂木苗13は穂木苗載せ台4 のスリット14にそれぞれ子葉
展開方向を定めて載置する。この台木苗11と穂木苗13の
スリット12,14への供給は、人力によらず自動的に行う
ことも可能である。 苗の供給が終了すると、まず台木搬送アーム16が伸張
(往動)して台木ハンド17で台木苗11を台木苗載せ台3
からHの位置で把持してのち台木搬送アーム16が収縮
(復動)し、その収縮移動過程で台木切断機構7 の切断
刃23により台木苗11を台木ハンド17からh上方の子葉
展開基部で、片子葉と生長点を胚軸縦方向に対して30
゜の切断角度で同時に切断する。この切断時にはガイド
17aが用いられる。即ち、台木切断機構7 近傍の台木搬
送アーム16の往復動経路に取り付けられたガイド17aに
より、台木苗11の切断時に台木苗11が搬送方向と直交す
る方向へ動くことを規制すると共に、子葉展開基部の高
さが揃えられるため、切断時に台木苗11の生長点を確実
に除去し、残すべき片子葉を保護することができる。切
断された台木11は台木搬送アーム16の収縮端まで搬送さ
れる。 一方、台木搬送アーム16が作動を開始したわずか後に穂
木搬送アーム19が回動を開始し、穂木ハンド20で穂木苗
13をHの位置で把持して穂木搬送アーム19の復動行程
の途中で穂木切断機構8 の切断刃23により穂木苗13をh
の位置で胚軸縦方向に対して10゜の角度で切断す
る。この実施例では、台木胚軸を30゜、穂木胚軸を1
0゜の角度で切断するようにしているが、この角度にこ
だわることはない。上記のように胚軸縦方向に対して、
角度をつけて斜めに切断することにより切断面積が大き
くなり、接木活着率が高まり、また、広い面積で穂木組
織と台木組織が癒合するので、接木活着後の接着面の強
度が高まる。さらに、接合・接着時に穂木13と台木11の
高さ方向にずれを生じても、両切断面を確実に合わせる
ことができる。 この際、台木11に対して穂木13を鋭利に切断することに
より、穂木13が台木11もたれかかるような姿勢で接がれ
るため、接着面が離反するような力がかからず、活着率
がさらに高められる。切断された穂木13が穂木搬送アー
ム19により搬送され停止する位置に、台木搬送アーム16
により搬送された台木11があり、それぞれの切断面が対
向し接近あるいは接合される。この状態では、台木11の
子葉展開方向と穂木13の子葉展開方向はおおむね直交し
ているため、穂木子葉と台木子葉とが重なり合うことな
く、接木後も十分な光合成を行うことができる。 穂木13と台木11の切断面が対向し接近あるいは接合が終
った時点で、クリッピング用アーム24が回動してクリッ
ピング用ハンド25によりクリップ26を開いて両苗の接近
・接合部分を固定、接着する。この接着状態は、ウリ科
では片葉切断接ぎ法に相当するものである。このクリッ
プ26による固定が終った時点で台木ハンド17と穂木ハン
ド20のフィンガーが開いて胚軸の把持が解除され、苗は
ずし機構10により接木苗30が穂木ハンドル20および台木
ハンド17からはずされて落下し収容される。 この苗の把持から接木苗の排出までの作業に要する時間
はほぼ7秒で、苗の選択、供給時間を合わせても手作業
のみの場合の3倍程度の能率があがることが確認されて
いる。また、台木苗と穂木苗の接合は確実で精度が高
く、活着率はきわめて高いことが証明されている。 このようにして製造された接木苗30は、ポットへ移植さ
れ、順化されてのち圃場に移植される。
【発明の効果】
以上説明したように本発明の接木苗製造装置によれば、
次のような効果を奏することができる。 . 台木苗及び穂木苗を、台木苗供給機構及び穂木苗
供給機構の開口部に子葉下面の子葉展開基部付近を懸架
して保持させるだけで、以後は、台木苗搬送機構及び穂
木苗搬送機構の把持部材が、両苗の子葉下面の子葉展開
基部付近からの相対位置が一定となる位置を把持して取
出し、穂木苗が上に台木苗が下になる別平面に沿って搬
送し、その搬送過程において、切断刃が回転する台木苗
切断機構及び穂木苗切断機構の切断作用部位で台木苗と
穂木苗とをそれぞれ所定位置で切断し、両切断面を対向
させて接近あるいは接合させ、その接合位置を接着機構
の固定部材により固定,接着し、接着された接木苗を両
搬送機構の把持部材による把持を解除して取外して接木
苗を製造し、苗供給以後の一連の作業がすべて機械化さ
れ、省力化はもとより作業者の個人差や体調等に左右さ
れることなく高精度の接木作業が能率的に行え、活着率
の向上による種子代の低減が図れ、均一かつ健全な接木
苗の製造が可能となり、野菜(果実)の高品質化,安定
生産が促進される。また、施設園芸においては作業選択
の幅を広げることが可能となる。さらに、露地野菜移植
栽培に関しても接木苗の導入を容易にし、これにより連
作障害の回避、低温伸張性の付与等を図ることができ
る。 . 切断機構は、穂木および台木を接着する直前の行
程で回転円板外周に取付けた1枚の切断刃により苗を所
定位置で切断するので、両苗の切断面が乾かない新鮮な
状態で接着,固定することができ、活着率の高い高精度
な接木作業を行うことができる。 . 搬送機構は、台木苗または穂木苗を把持して搬送
する把持部材の位置を基準として、把持部材と適当間隔
を隔てて、苗の子葉展開基部下面を検出する二叉状の子
葉展開基部検出手段を設け、この検出手段が子葉展開基
部下面を検出することにより、把持部材が閉じて台木苗
または穂木苗を把持するので、両苗の把持位置が極めて
正確となり、把持部材により一旦把持された両苗は、接
着,固定後に把持を解除するまで同じ状態で把持されて
いるため、以後、両苗を切断し、接着するときに改めて
位置決めする必要がなく、きわめて正確に苗を所定部位
で切断し、正確な接着,固定を行うことができる。 . 搬送機構の把持部材が台木苗および穂木苗を把持
して搬送を開始した位置から、台木と穂木の接合位置ま
で搬送する移動経路に、切断作用部位を有し、かつ切断
刃が回転する切断機構を設け、搬送機構の把持部材に把
持された台木苗または穂木苗が上記切断作用部位を通過
する移動状態のままで苗の不要部分を切除し、搬送機構
で搬送される両苗を、短時間に一定位置で一定角度に正
確に切断し、かつ両切断面を対向させて接着,固定する
ことができ、高精度な接木作業を、作業時間を短縮して
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による接木苗製造装置全体の斜視図、第
2図は作業工程のブロック図、第3図は接木苗製造装置
のタイミングチャート、第4図は作業工程図である。 1 ……接木苗製造装置、2 ……台板(枠)、3 ……台木
苗載せ台、4 ……穂木苗載せ台、5 ……台木搬送機構、
6 ……穂木搬送機構、7 ……台木切断機構、8 ……穂木
切断機構、9 ……接合部固定機構、10……苗とりはずし
機構、11……台木苗、12,14……スリット、13……穂木
苗、15,27……エアシリンダ、16……台木搬送アーム、
17……台木ハンド、18,21……フィンガー、19……穂木
搬送アーム、20……穂木ハンド、22……モータ、22a…
…回転円板、23……切断刃、24……クリッピング用アー
ム、25……クリッピング用ハンド、26……クリップ、28
……移動アーム、29……苗はずしアーム、30……接木
苗。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台木苗と穂木苗とをそれぞれ別位置に載
    せ、苗の子葉下面の子葉展開基部付近を懸架して保持す
    る適当な間隔の開口部を有し、その保持位置を苗保持基
    準とする台木苗供給機構及び穂木苗供給機構と、台木苗
    供給機構及び穂木苗供給機構に保持された台木苗と穂木
    苗とを、それぞれ開閉動作する把持部材により把持して
    取出して穂木苗が上に台木苗が下になる別平面に沿って
    搬送する台木苗搬送機構及び穂木苗搬送機構と、両搬送
    機構により把持されて搬送される台木苗と穂木苗の搬送
    経路に、装置台枠に固設され、切断刃が回転する切断作
    用部位で台木苗と穂木苗をそれぞれ所定位置において切
    断する台木苗切断機構及び穂木苗切断機構と、装置台枠
    に固設され、両搬送機構の把持部材により把持された台
    木および穂木の切断面を両搬送機構の所定移動位置で対
    向させて接近あるいは接合させ、固定部材により固定,
    接着する接着機構と、接着機構により接着された接木苗
    を両搬送機構の把持部材による把持を解除すると共に、
    取外すようにした苗外し機構と、により構成してなる接
    木苗製造装置。
  2. 【請求項2】上記切断機構は、両搬送機構の搬送経路
    に、穂木および台木を接着する直前の行程で苗を切断す
    る回転円板外周に取付けた1枚の切断刃により構成して
    なる請求項1記載の接木苗製造装置。
  3. 【請求項3】上記搬送機構は、台木苗または穂木苗を把
    持して搬送する把持部材の位置を基準として、把持部材
    と適当間隔を隔てて、苗の子葉展開基部下面を検出する
    二叉状の子葉展開基部検出手段を設け、この検出手段が
    子葉展開基部下面を検出することにより、把持部材が閉
    じて台木苗または穂木苗を把持するように構成してなる
    請求項1または2記載の接木苗製造装置。
  4. 【請求項4】上記搬送機構の把持部材が台木苗および穂
    木苗を把持して搬送を開始した位置から、台木と穂木の
    接合位置まで搬送する移動経路に、切断作用部位を有
    し、かつ切断刃が回転する切断機構を装置台枠に固設
    し、搬送機構の把持部材に把持された台木苗または穂木
    苗が上記切断作用部位を通過する移動状態のままで苗の
    不要部分を切除するように構成してなる請求項1、2ま
    たは3記載の接木苗製造装置。
JP63260186A 1988-10-14 1988-10-14 接木苗製造装置 Expired - Lifetime JPH0648940B2 (ja)

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