JP3525961B2 - 電動シャッター用動力伝達機構 - Google Patents
電動シャッター用動力伝達機構Info
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- transmission mechanism
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- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Description
に設けられる電動窓シャッターに具備される電動シャッ
ター用動力伝達機構に関するものである。
電動シャッターは、シャッターカーテンを収納するシャ
ッターケース内に、シャッターカーテンの巻き取り,巻
き戻しを行う巻取ドラムが配設され、これを回転駆動す
るモータが設けられている。この巻取ドラムとモータと
には、それぞれ軸端にスプロケットが配設されており、
各々を連動連結するチェーンが巻装されて、このチェー
ンを介してモータの回転駆動が巻取ドラムに伝達される
ようになっている。
ャッターケースの内側面に突設された支持軸に対して回
動自在となるように、軸孔部にベアリングが配設されて
おり、また、巻取ドラムと一体となるように連結するた
めの、支持ブラケットがスプロケット板面に突設される
ようになっている。
鋳造成形より得られるもので、軸受となるボールベアリ
ングは、箱形状のベアリングカバーにて覆うようにスプ
ロケット板に固定され、また、このベアリングカバーに
突設された支持ブラケットに、巻取ドラムを構成する支
持杆が連結されるようになっていた。
た従来のスプロケットでは、ベアリングをスプロケット
板面に取り付けるために、スプロケットにベアリングカ
バーを固定するためネジ止め又はリベットによるかしめ
を行わなければならないことから、このための加工工程
を必要とするとともに、この工程及び、スプロケットと
ベアリングとの取付作業のための時間を必要とするとい
う欠点があり、容易に作成することが不可能であった。
り付ける構造であることから、ベアリングの厚さ寸法
と、このベアリングを取り付けるためのカバーの厚さ寸
法が、スプロケットの板厚に加わるとともに、信頼性の
ある強度を維持しなければならないことから、小型化が
不可能であり、省スペース化を望むことが不可能であっ
た。
めに、ベアリングなどの軸受部材とスプロケットとの組
み立てを不要とするとともに、十分な強度を持ち、かつ
省スペース化が図れ、廉価に得ることのできる電動シャ
ッター用動力伝達機構を提供することを目的としてい
る。
するための手段を、実施例に対応する図面を参照して説
明する。この発明は、巻取ドラム7と該巻取ドラム7の
回転駆動を行なう駆動源8とを連動連結する電動シャッ
ター用動力伝達機構において、 前記動力電動機構を構成
し、前記巻取ドラム7と前記駆動源8との間に介在され
て、前記駆動源8の回転駆動力を前記巻取ドラム7に伝
達するスプロケット11(9)を有し、該スプロケット
11(9)は、樹脂よりなるスプロケット本体12と、
該スプケット本体12の軸孔に嵌入され、該スプロケッ
ト本体12の材質とは異なる材質の軸受部材13とで構
成され、 前記軸受部材13の外環外周面の形状は、軸線
方向と直交する前記外環外周面の周方向に前記スプロケ
ット本体12を成形する時に、樹脂が流れ込み、成形固
化後に互いが噛み合う形状とされていることを特徴とし
ている。
りなり、このベアリングは、内環と外環との間に複数の
玉を介在させて構成させることが好ましい。さらに、前
記軸受部材13の外環外周面の周方向には、嵌合凹溝1
7を周方向に形成して、前記スプロケット本体12と一
体となるように構成されていることが好ましい。またさ
らに、前記スプロケット本体12の一方の板面には、前
記巻取ドラム7と連結される支持杆23の端部が嵌合し
て固定される連結部18が軸線方向に一体成形により突
出形成されていることを特徴としている。
巻取ドラム7の回転駆動を行う駆動源8との間に介在さ
れて、該駆動源8の回転駆動力を前記巻取ドラム7に伝
達するスプロケット11(9)を有する電動シャッター
用動力伝達機構の製造方法において、前記スプロケット
11(9)は、樹脂よりなるスプロケット本体12と、
該スプケット本体12の軸孔に嵌入され、該スプロケッ
ト本体12の材質とは異なる材質の軸受部材13とで構
成し、 前記スプロケット本体12を成形する時に、前
記軸受部材13を芯としてその周囲に樹脂の鋳込み成形
によってスプロケット本体12を成形し、該スプロケッ
ト本体12の一方の板面に、前記巻取ドラム7と連結さ
れる支持杆23の端部が嵌合して固定される連結部18
を軸線方向に一体成形により突出形成することを特徴と
している。
される電動シャッター用動力伝達機構1は、窓などの建
物開口部2を開閉するシャッタースラット5が巻装され
る巻取ドラム7と、該巻取ドラム7の回転駆動を行う電
動モータなどの駆動源8との間に介在される。そして、
この動力伝達機構1によって駆動源8の回転駆動力が前
記巻取ドラム7に伝達される。
プロケット11を構成するスプロケ ット本体12の材質
とは異なる材質の軸受部材13、例えばベアリングが嵌
入され、この軸受部材13とともに一体に形成されてい
る。また、スプロケット本体12の板面12aには、連
結部18が軸線方向に突出され一体に形成され、巻取ド
ラム7と連結される。
達機構を備えた電動シャッターの一部裁断全体斜視図、
図2は本発明による電動シャッター用動力伝達機構の概
略斜視図である。
は、図1に示すように建物の開口部である窓部2に配設
される窓用の電動シャッター3に備えられている。
右両縁に垂直に設けられている一対のガイドレール4間
を昇降するシャッタースラット5が、窓部2の上縁に水
平に配設されるシャッターケース6内の回動自在な巻取
ドラム7に巻装されるようになっており、この巻取ドラ
ム7の回動駆動を行う駆動源としての電動モータ8が、
動力伝達機構1を介して連動連結される構成となってい
る。
スプロケット9と、チェーン10と、従動スプロケット
11とで構成されている。
ルミ合金より形成されており、駆動源としての電動モー
タ8の出力軸に固定されている。
9に巻回されるとともに、従動スプロケット11に巻回
され、すなわち、駆動スプロケット9と従動スプロケッ
ト11とを連動連結するようになっている。
すように、スプロケット本体12と軸受部材としてのベ
アリング13とで構成されている。
樹脂、好ましくはガラス繊維を30%以上混入させ、曲
げ強さをアルミ合金に略等しい25kg/mm2 程度と
されたナイロン66などの強化樹脂を材質として成形さ
れている。
と外環15との間に複数の玉16を介在させたボールベ
アリングより構成されている。このベアリング13は、
外環15の外周面15aに、図3に示すように、嵌合凹
溝17が周方向に形成されている。
プロケット本体12と軸孔に位置したベアリング13と
が一体に成形されている。
ト11を成形する成形型枠内の軸孔に位置する中央に、
軸受部材であるベアリング13を仮嵌合させ、射出成形
にてこのベアリング13の周囲に歯を有するスプロケッ
ト本体12を成形する鋳込み成形にて得られるもので、
成型時にベアリング13の外環外周面15aの嵌合凹溝
内17に、樹脂が浸入することで、成形固化後にベアリ
ング13の外周にスプロケット本体12を一体に成形さ
せるもので、この嵌合凹溝17に樹脂が噛み合う状態と
なることによって互いに脱落しないように形成されるよ
うになっている。なお、本実施例の場合では、ベアリン
グ13の厚さ寸法内にスプロケット本体12が略フラン
ジ状に形成されるよう設定される。
2に示すように、一方の板面12aに、軸線方向と平行
に突出する一対の連結部18が、スプロケット本体12
と一体となって設けられている。
3を挟んで対向して位置し、それぞれ一側が開口した略
コ字形状に形成されているとともに、スプロケット板面
12aを軸線方向に貫通した溝状に形成されている。
ャッターケース6の内側面に、水平方向に突出した受軸
20にベアリング13の内環14が取り付けられる(図
2参照)とともに、スプロケット本体12が前述した巻
取ドラム7の一方の端部7aに連結されるようになって
いる(図1参照)。
示すように、シャッターケース6側の受軸20に固定さ
れシャッターケース6内の幅方向に渡設される固定軸2
1と、この固定軸21に対して回動自在な複数のホイル
22と、各ホイル22を連結する一対の支持杆23とで
構成されており、巻取ドラム7の一端7aに延出する各
支持杆23の端部が、従動スプロケット11の連結部1
8に嵌合して固定され、連結されるようになっている。
ー用動力伝達機構1では、この動力伝達機構1を構成す
る従動スプロケット11のスプロケット本体12を樹脂
製とすることにより、容易に射出成形などの製法で得る
ことが可能となるとともに、軸受部材であるベアリング
13を芯としてこのベアリング13の周囲に射出成形に
よって、一体にスプロケット本体12を形成させること
が可能となったので、従来のような組立作業が不要とな
るとともに、スプロケット本体12の板厚以内、若しく
はベアリング13の厚さ寸法以内に、ベアリング13を
有したスプロケット11が得られるので、省スペース化
を図ることが可能となる。
であり、容易に成形できることから、スプロケット11
に連結される巻取ドラム7との連結構造を、スプロケッ
ト11の板面12aに連結部18として一体成形にて突
設することが可能となり、巻取ドラム7とスプロケット
11との連結が容易になるとともに、別構成の部品を必
要としないので、廉価に製作を行うことが可能となる。
なることから、容易に製作を行うことが可能となるの
で、これにより、設計変更も行い易い利点がある。
ることから、スプロケット11の重量が軽量化されるこ
ととなり、シャッター3施工時の作業軽減化、及びシャ
ッター3自体の重量の軽減化が図られる。
ット11のスプロケット本体12のみが樹脂より形成さ
れている例について述べたが、電動モータ8の出力軸に
固定される駆動スプロケット9の本体も同様に樹脂で成
形し、構成してもよい。
ールベアリングで構成した例について述べたが、これに
限定されることはなく、円筒コロ軸受や円錐コロ軸受な
どの転がり軸受や、含油軸受などの滑り軸受などで構成
してもよい。
グ13の外環外周面15aに嵌合凹溝17を形成して、
成型時にスプロケット本体12と一体になるよう構成さ
れているが、外環外周面15aの形状はこれに限らず、
軸線方向と直交する外環外周面15aの周方向に突条や
突起、連続しない凹溝など、成型固化後に互いが噛み合
う構造、すなわちスプロケット本体12を成形する際
に、樹脂が流れ込むような形状となればよい。
ャッター用動力伝達機構では、この動力伝達機構を構成
するスプロケットの本体を樹脂製とすることにより、容
易に射出成形などの製法で得ることが可能となるという
効果がある。
てこの軸受部材の周囲に射出成形によって、一体にスプ
ロケット本体を形成させることが可能となり、すなわち
軸受部材を有するスプロケットが得られることから、従
来のようなスプロケット本体とベアリング等の軸受部材
との組立作業が不要となるとともに、別構成の部品を必
要としないので、廉価に製作を行うことが可能となる。
ットであることから、スプロケット本体の板厚以内、若
しくは軸受部材の厚さ寸法以内に成形が可能とされるの
で、省スペース化を図ることが可能となり、電動シャッ
ターを構成させた際に、この動力伝達機構の占める割合
を縮小させることができるという効果がある。
ドラムとの連結構造となる連結部を、スプロケット本体
の板面に一体成形にて突設させたことにより、巻取ドラ
ムとスプロケットとの連結が別構成の部品を必要とせず
に、容易に連結を行うことが可能となるとともに、廉価
に製作を行うことが可能となる。
ことから、スプロケットの重量が軽量化されることとな
り、シャッター施工時の作業軽減化、及びシャッター自
体の重量の軽減化が図られるという効果がある。
備えた電動シャッターの一部裁断全体斜視図
一実施例を示す概略斜視図
一部裁断側面図
Claims (4)
- 【請求項1】 巻取ドラムと該巻取ドラムの回転駆動を
行なう駆動源とを連動連結する電動シャッター用動力伝
達機構において、 前記動力電動機構を構成し、前記巻取ドラムと前記駆動
源との間に介在されて、前記駆動源の回転駆動力を前記
巻取ドラムに伝達するスプロケットを有し、該スプロケ
ットは、樹脂よりなるスプロケット本体と、該スプケッ
ト本体の軸孔に嵌入され、該スプロケット本体の材質と
は異なる材質の軸受部材とで構成され、 前記軸受部材の外環外周面の形状は、軸線方向と直交す
る前記外環外周面の周方向に前記スプロケット本体を成
形する時に、樹脂が流れ込み、成形固化後に互いが噛み
合う形状とされており、前記スプロケット本体の一方の板面には、前記巻取ドラ
ムと連結される支持杆の端部が嵌合して固定される連結
部が軸線方向に一体成形により突出形成されている こと
を特徴とする電動シャッター用動力伝達機構。 - 【請求項2】 前記軸受部材は、ベアリングよりなり、
このベアリングは、内環と外環との間に複数の玉を介在
させて構成されていることを特徴とする請求項1記載の
電動シャッター用動力伝達機構。 - 【請求項3】 前記軸受部材の外環外周面の周方向に
は、嵌合凹溝を周方向に形成して、前記スプロケット本
体と一体となるように構成されていることを特徴とする
請求項1又は2記載の電動シャッター用動力伝達機構。 - 【請求項4】 巻取ドラムと、該巻取ドラムの回転駆動
を行う駆動源との間に介在されて、該駆動源の回転駆動
力を前記巻取ドラムに伝達するスプロケットを有する電
動シャッター用動力伝達機構の製造方法において、 前記スプロケットは、樹脂よりなるスプロケット本体
と、該スプケット本体の軸孔に嵌入され、該スプロケッ
ト本体の材質とは異なる材質の軸受部材とで構成し、前
記スプロケット本体を成形する時に、前記軸受部材を芯
としてその周囲に樹脂の鋳込み成形によってスプロケッ
ト本体を成形し、該スプロケット本体の一方の板面に、
前記巻取ドラムと連結される支持杆の端部が嵌合して固
定される連結部を軸線方向に一体成形により突出形成す
ることを特徴とする電動シャッター用動力伝達機構の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13659095A JP3525961B2 (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 電動シャッター用動力伝達機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13659095A JP3525961B2 (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 電動シャッター用動力伝達機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08326451A JPH08326451A (ja) | 1996-12-10 |
JP3525961B2 true JP3525961B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=15178851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13659095A Expired - Fee Related JP3525961B2 (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 電動シャッター用動力伝達機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3525961B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
JP2007198460A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Hitachi Metals Techno Ltd | 替歯式スプロケットホイール |
DE102011055204A1 (de) | 2011-11-10 | 2013-05-16 | Rud Ketten Rieger & Dietz Gmbh U. Co. Kg | Spritzgegossenes Taschenkettenrad aus faserverstärktem Kunststoff |
JP2015030976A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-16 | 日本車輌製造株式会社 | 建設機械 |
-
1995
- 1995-06-02 JP JP13659095A patent/JP3525961B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
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