JP3525340B2 - 仮土留め材と該仮土留め材の接合方法 - Google Patents

仮土留め材と該仮土留め材の接合方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現場打ちコンクリ
ート擁壁の裏型枠として用いる透水性仮土留め材とその
接合方法及び透水性仮土留め材を用いるコンクリート壁
築造工法に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に図5に示す現場打ちコン
クリート擁壁の裏型枠として用いる透水性仮土留め材を
発明して特許(特許第2001894号)を取得した。
前記透水性仮土留め材の枠構造体2は矩形枠体3に2枚
の網状パネル5およびその2枚の網状パネル5間に透水
性マット6を張り付けた透水板7を組み付けて得られる
ものである。図5に示す枠構造体2は2枚の透水板7の
一側端部同志を連結し、連結された各透水板7の対向す
る自由側端部同志を剛性部材11で連結して透水性仮土
留め材とする。透水板7の一方は前面部として、他方を
底面部として用いる。透水板7の枠体3に透水板7同志
を連結するための連結用穴9を設けておき、ボルト、ナ
ットまたはクランプ等の適宜の連結部材で連結する。例
えば、図示のように、上下、左右の枠構造体2同志の連
結は、連結用穴9に金属板12を介してU字型ナット1
3とボルト15で行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5の透水性仮土留め
材の上段と下段の透水性枠構造体同士の接合は、連結用
穴9に金属板12を介してU字型ナット13とボルト1
5で行うだけであった。
【0004】この透水性仮土留め材を現場打ちコンクリ
ート擁壁の裏型枠として用いる場合には、コンクリート
を打設する前に透水性仮土留め材の裏面側(コンクリー
ト打設面の反対側)に土、砕石を積みあげ(この土、砕
石のことを裏込め材と呼ぶことがある)、さらに、透水
性仮土留め材の上段に新しい透水性仮土留め材をU字型
ナット13とボルト15で接続し、その上段の透水性仮
土留め材の裏面側に裏込め材を積み上げ、透水性仮土留
め材の底部の枠構造体を、その上下に裏込めした土、砕
石で挟み込み、透水性仮土留め材を自立させる。
【0005】このようにコンクリート擁壁を築造する過
程で、上下の透水性仮土留め材同士の接合により裏型枠
としての平面性は保たれるが、垂直方向に発生する圧力
のために枠構造体のコンクリートと接する部分が水平方
向に張り出すおそれがあった。
【0006】前記垂直方向に発生する圧力は透水性仮土
留め材を自立させるために土、砕石を積みあげる際に、
透水性仮土留め材の底部の枠構造体を土、砕石で挟み込
む必要があるために発生する力である。この土、砕石を
入れただけでは、ゆるい密度で土、砕石の粒子同士がか
みあっており、締め固めて圧密状態にした土、砕石が安
定するまでの期間は裏込め材の容積が変ることを見込ま
なければならない。
【0007】従って上記裏込め材の積層状態が安定する
までの期間は、透水性仮土留め材を構成する前面部の枠
構造体の裏側に積み込んだ裏込め材の容積変化に伴い、
枠構造体全体が沈下しようとする。しかし、複数の透水
性仮土留め材を上下方向に積み重ねるため、透水性仮土
留め材の底面部を構成する枠構造体の上下を裏込め材で
固定すると裏込め材の容積変化に伴い前面部の枠構造体
に応力が集中して、枠構造体が前面部側(コンクリート
打設面側)に張り出す等、前記前面部の平面性を保持す
ることができなくなり、平面性が要求されるコンクリー
ト擁壁の型枠としては前記透水性仮土留め材がふさわし
くない状態となる。
【0008】本発明の課題は、先の本出願人の特許発明
を改良するものであり、平面性に優れ、なおかつ上下段
の仮土留め材もスライドできて、応力集中がない、安全
で合理的な裏型枠材として使用できる仮土留め材とその
接合方法、及び該仮土留め材を用いるコンクリート壁築
造工法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記本発明の課題は、縦
棒と横棒をそれぞれ間隔を開けて複数本、格子状に溶接
接続した溶接金網の縦棒部分を折り曲げて得られる前板
面と底板面からなる断面略L字型の枠構造体からなる仮
土留め材において、断面略L字型の枠構造体は、最上段
の横棒のみを表板面を構成する縦棒の前側に設け、前板
面と底板面の接続部の縦棒の折り曲げ部の裏面側には、
下段側に配置される別の仮土留め材の最上段の表板面側
の横棒と係止する横棒を固定接続しないで配置し、かつ
横棒の両端には縦棒を接続していない構成とする仮土留
め材を用いて複数個、上下左右に接合して用いることに
より解決される。
【0010】本発明の仮土留め材の具体的使用例を説明
する。仮土留め材を複数個、水平方向と上下方向に並列
状に各前板面が同一平面上になるように配置し、水平方
向の隣接する仮土留め材同士は、それそれの横棒を互い
に相手の仮土留め材の端部の縦棒を通り越すまで差込
み、上下方向の隣接する仮土留め材同士は、下段側の仮
土留め材の前板面の前側に設けた最上段の横棒の裏側か
ら上段側の前板面の縦棒の折れ曲がり部を当てるように
重ね合わせ、該重ね合わせ部の上下段の仮土留め材の両
方の縦棒を前記固定した横棒と前記重ね合わせ部の裏側
から溶接固定していない横棒とを互いに挟み込むように
あてがい、4本の棒をまとめてU字型クリップで挟んで
固定したことを特徴とする仮土留め材の接合方法。
【0011】コンクリート擁壁築造現場で切断、加工し
やすい比較的軽量な長方形の前記溶接金網を使い、溶接
金網の縦棒のほぼ中央で折り曲げ、断面が略L型になる
ように加工する。一方の溶接金網の縦棒の上端部前面側
の長辺方向に横棒(太い横棒を用いることが、好まし
い)を固定溶接し、折り曲げ部には横棒を設けない。
【0012】この仮土留め材を複数個、水平方向と上下
方向に並列状に各前板面が同一平面上になるように配置
し、水平方向の隣接する仮土留め材同士は、それそれの
横棒を互いに相手の仮土留め材の端部の縦棒を通り越す
まで差込んでおく。
【0013】次に、上下方向の隣接する仮土留め材の接
合は次のように行う。まず、下段側の仮土留め材の前板
面の前側に設けた最上段の横棒の裏側から上段側の前板
面の縦棒の折れ曲がり部の近傍位置を当てるように重ね
合わせる。そしてその重ね合わせ部の裏側から溶接固定
しない(フリー)横棒をあてがい、下段の仮土留め材の
前記前面側に固定した横棒と溶接固定しない(フリー)
横棒とで、前記重ね合わせ部の上下段の仮土留め材の2
つに縦棒を挟み込み、Uボルトでこれら4本の棒を固定
して上下段の仮土留め材を連結する。
【0014】このようにして上下仮土留め部材を連結す
ると上下段の縦棒が挟まれることで平面性に優れ、なお
かつ、上下段の仮土留め材もスライドできて、裏込め材
及びコンクリート擁壁からの応圧力が、前記連結部に集
中することがなく、合理的な裏型枠材として用いること
ができる仮土留め材を提供することができる。
【0015】さらに、本発明の仮土留め材の長所を述べ
る。本発明の仮土留め材はコンクリート打設の際の型枠
材として使用するので、コンクリート壁の厚みを保持す
る間隔材が必要になる場合がある。従来のコンクリート
打設の際の型枠材を付けた状態のコンクリート壁の断面
図を図5に示す。
【0016】通常の型枠は両端に前型枠19と裏型枠2
0を組立てセパレートタイ18という間隔保持材を取り
付ける。コンクリート24を打設する際、流動性のある
生コンクリートは両端の型枠(前型枠19と裏型枠2
0)を押し拡げようとする大きな力(側圧)Pが地山2
2側とその反対側に働き、拡げまいとするセパレートタ
イ18の大きな引っ張り抵抗力で対抗している。
【0017】図3に示すコンクリート壁の断面図では前
型枠19と裏型枠として用いる本発明の仮土留め材1の
間に生コンクリート24を打設する際、側圧Pが発生
し、図前型枠19を前に押し出そうとする一方、地山2
2の方にも側圧Pが発生する。しかし背面は地山22と
土、砕石等からなる裏込め材23であり、コンクリート
24の擁壁の背面を押し拡げることはない。このように
して本発明ではコンクリート擁壁の型枠をなすことがで
きるが、前記生コンクリート24の打設により発生する
前型枠19を前に押し出そうとする力(引き抜き力T)
はセパレートタイ18を通して上下段の仮土留め材1の
連結部を地山22から引き抜こうとする仮土留め材1の
全体に働くコンクリート24の地山側への側圧Pとは逆
な力として働く。
【0018】本発明においては、次の2つの方法で前記
引き抜き力Tに対抗する。前記コンクリート24の側
圧Pと図3に示すように、セパレートタイ18を略L型
仮土留め材1の折り曲げ点にU字型ボルトを介して接合
させて埋め戻された裏込め材23に挟まれた略L型仮土
留め材1の底板面と裏込め材23との摩擦力によりコン
クリート24を固定する。仮土留め材の上端部とその
上段の仮土留め材の底板面の折れ曲がり部付近をUボル
トで連結して、生コンクリートによる地山側方向への側
圧Pを全体の仮土留め材で一体化する。
【0019】このように本発明の仮土留め材においては
下段の仮土留め材の上部は上段仮土留め材の底板面より
コンクリート擁壁側に位置し、U字型ボルトで強固に連
結されているので、打設コンクリートの側圧は上段の仮
土留め材の底板部をも地山側(セパレートタイ18の引
き抜き力Tに抵抗する方向)に押さえることになる。そ
のため、コンクリート側圧を全てのセパレートタイ18
に均等に伝えることができる。このとき、仮土留め材の
セパレートタイ18の縦横設置間隔は500mm前後と
し、力を均等に分散させるよう留意する。
【0020】さらに、下段仮土留め材の上部にある横棒
を縦棒に溶接固定し、上段の仮土留め材の折り曲がり部
の裏側に位置するフリーな長い横棒で上下段の仮土留め
材の各縦棒を挟み込み、U字型ボルトで固定するとフリ
ーの長い横棒は横隣の別な仮土留め材との連結が可能に
なる。
【0021】本発明の仮土留め材を用いることにより上
下方向にはある程度スライドできるが表裏の水平方向に
は固定でき、さらにコンクリート側圧Pを仮土留め材全
体で均等に伝えることができる仮土留兼用裏型枠として
理想的な接合ができる。
【0022】また、少なくとも表板面に透水性シート及
び/又はマットを配置しても良いが、溶接金網の目合い
を小さくし土塊、及び生コンクリートが遮断できればシ
ート及び/又はマットは必ずしも必要ではない。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面と共に説明する。図1に上下2段分の仮土留め材の斜
視図を示し、図2(a)には仮土留め材の側面図、図2
(b)には図2(a)の円Aの拡大図、図2(c)には
図2(a)の円Bの拡大図をそれぞれ示す。
【0024】直径6mmの鋼線を100mm目で縦方向
の銅線(以後、縦棒2と呼ぶ)1000mmと横方向の
銅線(以後、横棒3と呼ぶ)2000mmの溶接金網と
し、この金網の縦棒2の1000mmの長さの面が前板
面側になるように配置して、金網の約60度の角度にな
るように縦棒2の中心部を折り曲げて高さ500mm、
底面幅500mm、幅2000mmの前板面と底板面か
らなる仮土留め材1の骨格を作製する。当該仮土留め材
1の表板面の幅方向の両端部には横棒3がそれぞれ50
mm以上突き出すようにする。縦棒2の折り曲げ点2a
近傍にある横棒2を外し、前板面の頂部の表側に前記銅
線より少し太い9mm筋の横棒4を配置して溶接接続し
た。
【0025】こうして得られた仮土留め材1を上下二段
に重ねる場合について説明する。図3に示すように下段
の仮土留め材1を地山22を削り取った均し面25上で
ンクリート24の打設面の裏側に設置した後、その仮土
留め材1の底板面上に土、小石などの裏込め材23を積
み上げる。裏込め材23が下段の仮土留め材1の高さま
で積み上げられると、図2、図1に示すように下段の仮
土留め材1の前板面の頂部の横棒3より表側に設けられ
た横棒5に上段の仮土留め材の折り曲げ部2aを裏側か
ら重ねて設置する(図1には裏込め材を図示していな
い)。
【0026】このとき、図2(a)の側面図に示すよう
に下段の仮土留め材1の頂部に固定された太い横棒4で
下段の仮土留め材1の縦棒2と上段の仮土留め材1の縦
棒2が同一平面上に位置するように重ね合わせる。さら
に下段の仮土留め材1の裏面側から、溶接固定などしな
い、フリーの長さ約7mの横棒5を横棒4と並行に配置
させ、かつ上下の縦棒2、2を横棒4と横棒5の間に挟
むようにあてがいU字型のボルト6を横棒4の後ろ側か
ら横棒5と横棒4を挟み込むようにした後、横棒5にU
字型のボルト6を固定する。こうして上下段の仮土留め
材1の前板面側はコンクリート打設用の裏型枠として用
いることができる平面性を満足することになる。
【0027】上下段の仮土留め材1は横棒4、縦棒2及
び横棒5をU字型のボルト6で挟むだけで溶接付のよう
に完全固定していないので、垂直荷重が上段の仮土留め
材1と下段の仮土留め材1の接合部に掛かっても、前記
接合部は上下方向にスライドでき、応力集中が掛からな
い。
【0028】また、前記接合方法により、もし過大荷重
により仮土留め材1が張り出しするような事態に至った
としても下段の仮土留め材1の頂部の太い横棒4と上段
の仮土留め材のフリーの横棒5をU字型ボルト6で固定
しているため、離れることができない。従って、仮土留
め材1に、その前方(コンクリート擁壁側)に張り出し
応力が作用しても、仮土留め材1は急な倒壊には至らな
い。
【0029】従ってコンクリート擁壁築造作業に従事す
る作業員にも、離脱防止対策がない状態で積み重ねるだ
けの仮土留め材1を組み立てる場合よりも安心である。
また溶接固定などしない横棒5の長さをできるだけ長く
して、この仮土留め材1の裏面側からラップさせること
により隣接配置される仮土留め材1との連結もできるの
で、より一体性がでてくる。
【0030】次に隣接配置される仮土留め材同士の連結
方法について述べる。図4(a)に示すように仮土留め
材1の横棒3の水平方向の端部は50mm以上、両端の
縦棒2から突き出る形をしているので、隣接配置される
仮土留め材1の水平方向の横棒3の端部同士を互いに上
下にずらして接合すると縦棒2と横棒3が段違いに交差
しているため互いに差し込めて図4(a)の詳細図(図
4(b)に示すように、隣接配置される仮土留め材1の
表面側を同一平面上にすることができる。
【0031】さらにコンクリート打設用の裏型枠として
の平面性の精度を上げるために仮土留め材1の骨組であ
るL字型に折り曲げた溶接金網の前板面と底板面の折り
曲げ角度を維持するための支持棒7を適宜の個数取り付
ける。
【0032】図2(a)、図2(c)に示すように支持
棒7は仮土留め材1の底板面を構成する横棒3に巻き付
けできるよう曲げてあり仮土留め材1の前板面にはU字
型の座金8を介して縦棒2に溶接接続された横棒3にボ
ルト9で取り付ける。こうして、仮土留め材1に土や砕
石を挟んで組み上げる際の勾配の修正、仮土留め材1の
表面の凹凸の補正をボルト9の緊解によって行い、平面
性の精度を上げる。
【0033】こうして、図1に示すように、組み上げた
仮土留め材の裏表面に透水性シート11またはマット1
2を重ねてコンクリート擁壁築造時のコンクリート打設
に先行して地山に配置される仮土留め材及びコンクリー
ト打設時の裏型枠材として使用することができる。
【0034】この仮土留め材1の前板面には地山側から
の土圧が、またコンクリート24側からはコンクリート
側圧が加わるので本実施の形態では仮土留め材1の表裏
両面にシート11またはマット12を配置したが、溶接
金網の目合いを小さくし土塊、及び生コンクリートが遮
断できればシート11、マット12は必ずしも必要な
い。
【0035】あるいは一枚のシート11、またはマット
12を溶接金網に上記理由で強固に固定できれば仮土留
め材1の裏表面に2枚配置する必要ない。また、仮土留
め材1の骨組自体も溶接金網に限らず、一体成形の金網
で端部だけが前述のように連結できる形状に棒状になっ
ているものでも良い。仮土留め材1の材質も金属に限ら
ず樹脂製でも良い。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、平面性に優れ、なおか
つ上下段の仮土留め材もスライドできて、応力集中がな
い、安全で合理的な裏型枠材として使用できる仮土留め
材とその接合方法、及び該仮土留め材を用いるコンクリ
ート壁築造工法を提供することがでる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の上下2段分の仮土留め
材の斜視図を示す。
【図2】 図1の仮土留め材の側面図(図2(a))と
図2(a)の円Aの拡大図(図2(b))と図2(a)
の円Bの拡大図(図2(c))をそれぞれ示す。
【図3】 図1の仮土留め材をコンクリート擁壁築造工
法に適用したコンクリート擁壁の断面図を示す。
【図4】 図1の並列配置された水平方向の2つの仮土
留め材同士の重ね合わせ部を示す平面図(図4(a))
とその一部の詳細図(図4(b)を示す。
【図5】 従来技術羽のコンクリート擁壁築造工法を適
用したコンクリート擁壁の断面図を示す。
【図6】 従来の上下2段分の仮土留め材の斜視図を示
す。
【符号の説明】
1 仮土留め材 2 縦棒 2a 縦棒折り曲げ点 3、4、5
横棒 6 U字型ボルト 8 U字型の
座金 9 ボルト 11 透水性
シート 12 マット 18 セパレ
ートタイ 19 前型枠 20 裏型枠 22 地山 23 裏込め
材 24 コンクリート 25 地山削
り取後の均し面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦棒と横棒をそれぞれ間隔を開けて複数
    本、格子状に溶接接続した溶接金網の縦棒部分を折り曲
    げて得られる前板面と底板面からなる断面略L字型の枠
    構造体からなる仮土留め材において、断面略L字型の枠
    構造体は、最上段の横棒のみを表板面を構成する縦棒の
    前側に設け、前板面と底板面の接続部の縦棒の折り曲げ
    の裏面側には、下段側に配置される別の仮土留め材の
    最上段の表板面側の横棒と係止する横棒を固定接続しな
    いで配置し、かつ横棒の両端には縦棒を接続していない
    構成からなることを特徴とする仮土留め材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の仮土留め材を複数個、水
    平方向と上下方向に並列状に各前板面が同一平面上にな
    るように配置し、水平方向の隣接する仮土留め材同士
    は、それそれの横棒を互いに相手の仮土留め材の端部の
    縦棒を通り越すまで差込み、上下方向の隣接する仮土留
    め材同士は、下段側の仮土留め材の前板面の前側に設け
    た最上段の横棒の裏側から上段側の前板面の縦棒の折れ
    曲がり部を当てるように重ね合わせ、該重ね合わせ部の
    上下段の仮土留め材の両方の縦棒を前記固定した横棒と
    前記重ね合わせ部の裏側から溶接固定していない横棒と
    を互いに挟み込むようにあてがい、4本の棒をまとめて
    U字型クリップで挟んで固定したことを特徴とする仮土
    留め材の接合方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の仮土留め材の接合方法に
    より得られた仮土留め材の集合体をコンクリート壁の裏
    面側に積層状に配置して、コンクリート壁築造用の裏型
    枠として用い、かつ、該仮土留め材の集合体で打ち込み
    コンクリート壁築造用の前型枠を支持することを特徴と
    するコンクリート壁築造工法。
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