JP3525274B2 - ガラス枠構造 - Google Patents
ガラス枠構造Info
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- JP3525274B2 JP3525274B2 JP00314196A JP314196A JP3525274B2 JP 3525274 B2 JP3525274 B2 JP 3525274B2 JP 00314196 A JP00314196 A JP 00314196A JP 314196 A JP314196 A JP 314196A JP 3525274 B2 JP3525274 B2 JP 3525274B2
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- Japan
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- glass
- frame
- packing
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- indoor side
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
関し、詳しくは、ガラスが室外側に外れることを防止す
る構造を備えたガラス枠に関する。 【0002】 【従来の技術】パーティション(間仕切り)や壁等に設
けられる嵌め殺し形式のガラスは、例えば図2に断面図
で示すように、間仕切りや壁等のパネルあるいは柱,窓
台等の枠体1に取付けられたガラス枠2により固定され
ている。ガラス枠2には、ガラス3を装着するガラス装
着部4の両側にガラスパッキン5,5を装着するパッキ
ン溝6,6がそれぞれ設けられており、ガラス3の嵌め
込みは、まず、一方のパッキン溝6にガラスパッキン5
を装着し、該ガラスパッキン5にガラス3を押し当てる
ようにしてガラス枠2内にガラス3を挿入した後、他方
のパッキン溝6にガラスパッキン5を装着することによ
り行われる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のガ
ラス枠2の構造では、いずれか一方のガラスパッキン5
を取外すだけで簡単にガラス3を外すことができ、外部
からのガラス3の取外しが容易に行えるため、防犯上の
問題があった。 【0004】また、ガラスの取外しが困難な構造のガラ
ス枠も知られているが、いずれもガラス枠を構成する部
材の点数が多かったり、あるいは、ガラスの装着作業性
に難点があった。 【0005】そこで本発明は、簡単な構造でガラスの装
着を容易に行えるとともに、外部からのガラスの取外し
を確実に防止することができるガラス枠構造を提供する
ことを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のガラス枠構造は、ガラス装着部の室外側及
び室内側に、ガラスパッキンを装着するパッキン溝をそ
れぞれ有するガラス枠構造において、該ガラス枠は、室
外側から取付けられる補助枠と、室内側から取付けられ
る枠本体部とからなり、該枠本体部の内周側見込み方向
中央部に前記ガラス装着部が設けられ、該ガラス装着部
は、長手方向両側部にそれぞれ設けられた突辺により溝
状に形成され、両突辺の内、ガラス装着部と室外側のパ
ッキン溝との間に位置する室外側の突辺は、ガラスがガ
ラス枠の室外側へ外れることを防止できる高さに形成さ
れ、室内側の突辺は、ガラスが室内側から通過可能な高
さに形成されており、前記ガラスパッキンの内、室外側
のガラスパッキンは、室外側のパッキン溝に挿入される
抜止め段部を有する基部と、前記室外側の突辺を越えて
ガラスの室外側の面に当接するガラス支持部とを有し、
室内側のガラスパッキンは、室内側のパッキン溝に挿入
される抜止め段部を有する基部と、前記室内側の突辺を
越えてガラスの室内側の面に当接するガラス支持部とを
有することを特徴としている。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面を参照して
さらに詳細に説明する。図1は、本発明を適用したガラ
ス枠構造の一例を示す縦断面図である。 【0008】ガラス枠11は、パネル12の室外側から
取付けられる補助枠13と、室内側から取付けられる枠
本体部14とからなるもので、枠本体部14の内周側に
は、見込み方向中央部にガラス15が嵌め込まれるガラ
ス装着部16が設けられるとともに、該ガラス装着部1
6の両側には、ガラス保持用のガラスパッキン17,1
8を装着するパッキン溝19,20がそれぞれ設けられ
ている。 【0009】前記ガラス装着部16は、長手方向両側部
にそれぞれ設けられた突辺21,22により溝状に形成
されており、両突辺21,22の内、ガラス装着部16
と室外側のパッキン溝19との間に位置する室外側の突
辺21は、ガラス15がガラス枠11の室外側に外れる
ことを防止できる高さに形成され、室内側の突辺22
は、ガラス15が通過可能な高さに形成されている。 【0010】また、前記ガラスパッキン17,18は、
パッキン溝19,20に挿入される抜止め段部を有する
基部17a,18aと、突辺21,22を越えてガラス
15に当接するガラス支持部17b,18bとを有する
とともに、ガラス15の厚さに応じて剥離される2枚の
剥離辺17c,18cが設けられている。この剥離辺1
7c,18cは、ガラス厚が3mmの場合はそのまま、
4mmの場合は一方のパッキンの剥離辺を1枚剥離し
て、5mmの場合は両方のパッキンの剥離辺をそれぞれ
1枚剥離して、さらに、6.8mmの場合は両方のパッ
キンの剥離辺を2枚共剥離して用いられる。 【0011】上記構造のガラス枠11は、同一形状の4
本の補助枠13と枠本体部14とをそれぞれ所定の大き
さに四方組した後、パネル12の開口部に、室外側から
補助枠13を、室内側から枠本体部14をそれぞれ挿入
し、補助枠13と枠本体部14とでパネル12を挟み込
んだ状態にして枠固定ビス23により両者を一体的にパ
ネル12に固定して使用される。 【0012】ガラス15の嵌め込みは、まず、ガラス枠
11の室外側のパッキン溝19に室外側のガラスパッキ
ン17を装着するとともに、少なくとも下枠となるガラ
ス枠11のガラス装着部16にガラスライナー24をセ
ットした後、ガラス15を室内側からガラスライナー2
4に載せるようにして挿入し、次いで、室内側のガラス
パッキン18を室内側のパッキン溝20に装着すること
により行うことができる。 【0013】このようにしてガラス枠11に装着された
ガラス15は、室外側のガラスパッキン17が抜き取ら
れても、ガラス装着部16の室外側に設けられたガラス
取外し防止用の突辺21により室外側への取外しが不可
能であり、ガラス15を外して室内へ侵入されることを
防止できる。 【0014】また、本例に示すように、同一形状の補助
枠13と枠本体部14とでガラス枠11を構成するとと
もに、室内外のガラスパッキン17,18を同一形状に
することにより、少ない部品点数でガラス窓を形成する
ことができ、パネル開口部へのガラス枠11の取付け
や、ガラス枠11へのガラス15の取付けも容易に行う
ことができる。さらに、ガラスパッキン17,18に剥
離辺17c,18cを設けておくことにより、通常用い
られる3〜6.8mmのガラス厚に1種類のガラスパッ
キンで対応することができる。 【0015】なお、前記突辺21,22及びガラスパッ
キン17,18の形状は、ガラスパッキン17,18の
ガラス保持力に悪影響を与えない範囲で、パッキン溝1
9,20を含めて適当な形状に形成されるものであり、
ガラス15の大きさや必要な強度に応じて適宜な形状で
製作することが可能である。また、異なる形状の枠材を
用いる際には、ガラス取外し防止用の突辺21は、少な
くとも対向する2辺の枠材に設けておけばよい。 【0016】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のガラス枠
構造によれば、ガラスが室外側に外れないため、室外か
らガラスを外して室内に侵入することが不可能であり、
防犯上極めて有効である。また、簡単な構成で、かつ、
少ない部品点数でガラス枠を形成することが可能であ
り、ガラスの嵌め込みも容易に行うことができる。
縦断面図である。 【図2】 従来のガラス枠構造の一例を示す断面図であ
る。 【符号の説明】 11…ガラス枠、12…パネル、13…補助枠、14…
枠本体部、15…ガラス、16…ガラス装着部、17,
18…ガラスパッキン、19,20…パッキン溝、2
1,22…突辺、23…枠固定ビス、24…ガラスライ
ナー
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ガラス装着部の室外側及び室内側に、ガ
ラスパッキンを装着するパッキン溝をそれぞれ有するガ
ラス枠構造において、該ガラス枠は、室外側から取付け
られる補助枠と、室内側から取付けられる枠本体部とか
らなり、該枠本体部の内周側見込み方向中央部に前記ガ
ラス装着部が設けられ、該ガラス装着部は、長手方向両
側部にそれぞれ設けられた突辺により溝状に形成され、
両突辺の内、ガラス装着部と室外側のパッキン溝との間
に位置する室外側の突辺は、ガラスがガラス枠の室外側
へ外れることを防止できる高さに形成され、室内側の突
辺は、ガラスが室内側から通過可能な高さに形成されて
おり、前記ガラスパッキンの内、室外側のガラスパッキ
ンは、室外側のパッキン溝に挿入される抜止め段部を有
する基部と、前記室外側の突辺を越えてガラスの室外側
の面に当接するガラス支持部とを有し、室内側のガラス
パッキンは、室内側のパッキン溝に挿入される抜止め段
部を有する基部と、前記室内側の突辺を越えてガラスの
室内側の面に当接するガラス支持部とを有することを特
徴とするガラス枠構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00314196A JP3525274B2 (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | ガラス枠構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00314196A JP3525274B2 (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | ガラス枠構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09189172A JPH09189172A (ja) | 1997-07-22 |
JP3525274B2 true JP3525274B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=11549085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00314196A Expired - Lifetime JP3525274B2 (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | ガラス枠構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3525274B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2573167A (en) * | 2018-04-27 | 2019-10-30 | Graham Longhurst Stuart | A single glazed door with various types and thickness of glass to achieve acoustic performance |
-
1996
- 1996-01-11 JP JP00314196A patent/JP3525274B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09189172A (ja) | 1997-07-22 |
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