JP3523917B2 - ガスシールドアーク溶接方法 - Google Patents
ガスシールドアーク溶接方法Info
- Publication number
- JP3523917B2 JP3523917B2 JP23570994A JP23570994A JP3523917B2 JP 3523917 B2 JP3523917 B2 JP 3523917B2 JP 23570994 A JP23570994 A JP 23570994A JP 23570994 A JP23570994 A JP 23570994A JP 3523917 B2 JP3523917 B2 JP 3523917B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- gas
- less
- pulse
- arc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
mm2(60kgf/mm2)級ないしは690N/m
m2(70kgf/mm2)級の高張力を有しかつまた
板厚が10mm以下の高張力薄鋼板の溶接にも好適であ
って、このような高張力薄鋼板を使用した自動車,建設
機械等々のパネルやフレームなどの溶接に利用するのに
適したガスシールドアーク溶接方法に関するものであ
る。
−,化学的エネルギー,機械的エネルギー,超音波エネ
ルギー,光エネルギーなどを用いたものがあり、電気的
エネルギーを用いたものには、アーク溶接法,抵抗溶接
法,高周波溶接法,電子ビーム溶接法,エレクトロスラ
グ溶接法,プラズマ溶接法などがあり、アーク溶接法に
は、被覆アーク溶接法,サブマージアーク溶接法,ガス
シールドアーク溶接法,セルフシールドアーク溶接法な
どがある。
シールドガスとして炭酸ガスを用いる炭酸ガスアーク溶
接法、アルゴン等の不活性ガスと炭酸ガスとの混合ガス
を用いる混合ガスシールドアーク溶接法(マグ溶接法
(MAG溶接法;MetalActive Gas w
elding method))などがある。
kgf/mm2)級ないしは690N/mm2(70k
gf/mm2)級の高張力鋼が開発されており、従来は
建築用鉄骨や橋梁用鋼材などの比較的板厚の大きい用途
に用いられていた。
の軽減による走行性能の向上,低燃費化の要請が絶えず
なされており、上記したような高張力鋼板、とくに板厚
が10mm以下程度の高張力薄鋼板の採用が、ドアアウ
タ,フロントフェンダ,フロントサイドメンバ,リヤサ
イドメンバ,フロアフレームなどに使用されるようにな
ってきている。
れる溶接用ワイヤとして、例えば、JIS Z 331
2に制定されているYGW21,YGW22等があっ
た。
うな従来の高張力鋼溶接用ワイヤを用いて、自動車用等
に使用される板厚が10mm以下程度の高張力薄鋼板を
溶接する場合には、溶接により得られる溶接金属が硬化
しすぎるために溶接継手部分の靭延性が低下したり、溶
接作業時にスパッタの発生が多いために溶接作業性が低
下したりすることがあるという問題点があったため、こ
のような問題点を解決することが課題であった。
がみてなされたものであって、引張強度が590N/m
m2以上ないしは690N/mm2以上の高張力を有す
る板厚10mm以下程度の高張力薄鋼板の溶接を行なっ
たときでも、溶接金属の機械的性質を良好なものにする
ことが可能であると共に、溶接時におけるスパッタの発
生が少なく溶接作業性にも優れたものとすることが可能
であるガスシールドアーク溶接方法を提供することを目
的としている。
ルドアーク溶接方法は、重量%で、C:0.15%以
下、Si:0.3〜0.9%、Mn:1.2〜2.5
%、P:0.02%以下、S:0.02%以下、Ti:
0.02〜0.20%、Al:0.10%以下、B:
0.001〜0.004%、O:0.010%以下、
N:0.015%以下、残部Feおよび不純物よりなる
溶接用ワイヤを用い、不活性ガスと炭酸ガスとの混合ガ
スをシールドガスとしてパルスアーク方式によりパルス
マグ溶接するようにしたことを特徴としている。
ク溶接方法の実施態様にあっては、パルスマグ溶接にお
いてアルゴンガスと炭酸ガスと(場合によっては少量の
酸素ガスと)の混合ガスをシールドガスとし、Ar+5
〜50体積%CO2の混合ガスをシールドガスとして用
いるようにすることができる。
アーク溶接方法の実施態様においては、パルスアーク方
式によりパルスマグ溶接するに際してのパルス周波数を
60〜120Hzとしたり、パルス幅を1.0〜1.3
msecとしたり、ピーク溶接電流を420〜480
A,平均溶接電流を280A以下としたり、入熱量を1
5kJ/cm以下としたり、溶接速度を80cm/mi
n以上としたりすることができる。
接方法の実施態様においては、溶接後に得られる溶接金
属の引張強度が690N/mm2以上であって、引張強
度690N/mm2級の高張力薄鋼板よりなる被溶接材
料の溶接に適用されるものとすることができる。
溶接方法において用いられる溶接用ワイヤの成分組成
(重量%)の限定理由について説明する。
な必須の元素であるが、過剰に含有すると溶接金属の硬
さが増大して靭延性の低下を来たすこととなるので、
0.15%以下としている。
は、高温で炭酸ガスが解離して酸素を発生することによ
り酸化性を有するものとなるので、Siは溶接金属の脱
酸のために添加する。しかし、Si含有量が0.3%未
満では十分な脱酸作用を得ることができないので、0.
3%以上としている。他方、Si含有量が多すぎると、
溶接金属の靭延性が低下することとなるので、0.9%
以下としている。
びに、溶接金属の強度および靭延性を向上させるために
添加するが、Mn含有量が1.2%未満では十分な作用
を得ることができないので、1.2%以上としている。
しかし、Mn含有量が多すぎると、溶接時にスパッタの
発生量が増加して溶接作業性を低下させることとなるの
で、2.5%以下としている。
因となるので、P含有量は少ないことが望ましく、0.
02%以下としている。
発生させる原因となるので、S含有量は少ないことが望
ましく、0.02%以下としている。
まれる炭酸ガスは溶接アーク中で強い酸化性を示すの
で、溶接金属の脱酸のために添加すると共に、高電流域
における溶接アークの安定化とスパッタ発生量の減少の
ため、および溶接金属の結晶粒微細化などのために添加
するが、これらの作用を良好に得るために、Ti含有量
は0.02%以上としている。しかし、Ti含有量を必
要以上に多くしても上記作用は増大しないとともに、む
しろ溶接金属の靭延性を低下させることとなるので、
0.20%以下としている。
のために添加するが、Al含有量が多すぎると溶接作業
時にスパッタの発生量が多くなるので、0.10%以下
としている。
の強靭性を増加させる作用の著しい元素であるので、
0.001%以上含有させることとしている。しかし、
過剰に添加してもその作用はさほど向上しないと共に、
むしろ溶接作業時にスパッタの発生量を増加させること
となるので、B含有量は0.004%以下としている。
ととなるので、できるだけ少ないことが望ましく、0.
01%以下としている。
ととなるので、できるだけ少ないことが望ましく、0.
015%以下としている。
としている。
ワイヤを用い、不活性ガスと炭酸ガスと(場合によって
は少量の酸素ガスと)の混合ガスをシールドガスとして
パルスアーク方式によりパルスマグ溶接するに際し、上
記混合ガスよりなるシールドガスとしては、Ar+5〜
50体積%CO2ガスを用いることが望ましい。
ガス例えばArガスの含有量が多いときには溶接金属の
強度は向上するものとなるが、Arガス中のCO2ガス
量を5体積%以上とすることによって、アークの安定性
が向上するものとなる。
積%以上となると相対的にArガス量が少なくなって溶
接時におけるスパッタ発生量が多くなると共に溶接金属
の強度が低下することとなるので、CO2ガスの混合量
は5〜50体積%とするのが良い。
接用ワイヤを用い、上記した混合ガスをシールドガスと
してパルスアーク方式によりパルスマグ溶接を行うよう
にしているが、このようなパルスマグ溶接では、これを
自動車用高張力薄鋼板の溶接に適用した場合に、溶接速
度を上昇できると共に、薄板の溶接に際して入熱過剰に
ならないために所望の溶接継手を得やすく、さらには溶
接時のスパッタ発生量が少ないため溶接作業性を良好な
ものにできるなどといった利点がもたらされる。
場合におけるパルス周波数としては、60〜120Hz
とすることが望ましく、この場合、パルス周波数が60
Hzよりも低いとスパッタ発生量は低下するものの入熱
量が不足し、融合不良などの欠陥が発生しやすくなるの
で好ましくなく、反対に、パルス周波数が120Hzよ
りも高いとスパッタ発生量が多くなったり、入熱量が過
大になり溶け落ちが生じやすくなったりすることがある
ので好ましくない。
るパルス幅は、1.0〜1.3msecとすることが望
ましく、パルス幅が小さすぎると入熱不足となって溶け
込みが不安定になりやすく、パルス幅が大きすぎると入
熱過剰となって溶接金属の靭延性が低下したりスパッタ
発生量が増大したりするので好ましくない。
おけるピーク溶接電流を420〜480A,平均溶接電
流を280A以下とすることが望ましく、ピーク溶接電
流が小さすぎると入熱不足となって溶け込みが不安定に
なることがあり、反対にピーク溶接電流が大きすぎた
り、平均溶接電流が大きすぎるときには、入熱量が過大
なものとなって溶接金属の靭延性が低下したり、溶け落
ちが発生しやすくなったりするので好ましくない。そし
て、ベース溶接電流は50A程度とすることができる。
おける入熱量は15kJ/cm以下とすることが望まし
く、入熱量が過大になると溶接金属の強度および靭性な
どの機械的性質が劣化するので好ましくない。
おける溶接速度を80cm/min以上とし、溶接部へ
の入熱量が過大なものとならないようにすることが望ま
しい。
た溶接条件によりパルスマグ溶接を行うことによって、
引張強度590N/mm2以上、ないしは引張強度69
0N/mm2以上の高張力を有する板厚10mm以下程
度の高張力薄鋼板の溶接を実施したときでも、溶接部分
への入熱量が過大にならず、溶接金属の硬さが過大なも
のとならないことから、強度および靭性の優れた溶接継
手が得られると共に、溶接時においてスパッタの発生量
が少ないために溶接作業性も良好な溶接を行うことが可
能となり、かつまた均一なビードからなる溶接金属を得
ることができると共に溶け込みが安定した溶接金属を得
ることができ、このような溶接条件(例えば、溶接入熱
(kJ/cm)=[60×電流(A)×電圧(V)]/
[溶接速度(cm)]をもとにしてパルス周波数,パル
ス幅,ピーク溶接電流,平均溶接電流,ベース溶接電流
等を選定することによる適切な溶接入熱が与えられる溶
接条件)を適切に選定することによって高張力薄鋼板に
対する良好なガスシールドアーク溶接を行うことが可能
となって、全姿勢溶接にも適用することが可能となる。
方法では、重量%で、C:0.15%以下、Si:0.
3〜0.9%、Mn:1.2〜2.5%、P:0.02
%以下、S:0.02%以下、Ti:0.02〜0.2
0%、Al:0.10%以下、B:0.001〜0.0
04%、O:0.010%以下、N:0.015%以
下、残部Feおよび不純物よりなる溶接用ワイヤを用
い、不活性ガスと炭酸ガスとの混合ガスをシールドガス
としてパルスアーク方式によりパルスマグ溶接するよう
にしたから、引張強度が590N/mm2以上ないしは
690N/mm2以上の高張力を有する板厚10mm以
下程度の高張力薄鋼板の溶接を行ったときでも、溶接金
属の硬さが過大なものとならず靭性が良好なものとなっ
て溶接金属の引張強度が590N/mm2以上ないしは
690N/mm2以上で被溶接母材である高張力薄鋼板
と同程度の引張強度が得られると共にしかも靭性も良好
であって機械的性質に優れたものとなり、溶接時のスパ
ッタ発生量も少ないものとなって溶接作業性が良好なガ
スシールドアーク溶接が行えるものとなる。
溶接においてアルゴンガスと炭酸ガスとの混合ガスをシ
ールドガスとし、Ar+5〜50体積%CO2の混合ガ
スを用いるようにすることによって、アーク安定性や溶
滴の移行性がより一層良好なものになると共に溶接金属
の強度および靭性もより一層良好なものとなる。
溶接するに際してのパルス周波数を60〜120Hzと
したり、パルス幅を1.0〜1.3msecとしたり、
ピーク溶接電流を420〜480A,平均溶接電流を2
80A以下としたり、入熱量を15kJ/cm以下とし
たり、溶接速度を80cm/min以上としたりするこ
とによって、溶接部分への入熱量が不足したり過剰とな
ったりすることがなく、溶接金属のビードが均一なもの
になると共に溶け込みが安定したものとなり、溶接金属
の強度および靭性が良好なものになると共に溶接時にお
けるスパッタ発生量が減少して溶接作業性が良好なもの
となる。
N/mm2以上のものが得られることとなって、引張強
度が690N/mm2以上の高張力薄鋼板よりなる被溶
接材料の溶接にも適したものとなる。
す化学成分組成の鋼(鋼種A〜G)を溶製したのち、分
塊圧延,線材圧延ならびに冷間伸線および電気めっきを
含む工程を経ることによって、線径1.2mmのガスシ
ールドアーク溶接用ワイヤを製造した。
板厚が2.4mm,引張強度が690N/mm2(70
kgf/mm2)級の高張力鋼板を用意し、開先角度を
30°として、上記各ガスシールドアーク溶接用ワイヤ
を用いて、JIS Z 3121に制定されている突合
せ溶接継手の引張試験方法に準じて突合せ溶接を実施し
た。このときの溶接条件を表3に示す。また、溶接時に
はスパッタの発生状況を観察した。
む高張力薄鋼板から、JIS Z3121に制定する1
号引張試験片を切出して、この引張試験片を用いた引張
試験を行った。
から、JIS Z 3128に制定する溶接継手の衝撃
試験方法に準じて、JIS Z 2202に制定する1
/4サイズ4号試験片(幅:2.5mm)を切り出し、
この衝撃試験片を用いたシャルピー衝撃試験を行った。
これらの結果を表4に示す。なお、衝撃試験において評
価した靭性は、衝撃吸収エネルギーで表わしている。
ヤの化学成分組成が適切であり、また、溶接条件も適切
である試験No.1,3,6,7においては、溶接金属
の強度および靭性が良好であると共に、溶接時のスパッ
タの発生も少ないことが認められた。
2では、溶接金属の強度および靭性は良好であるが、ス
パッタ発生量がやや多いものとなっていた。また、パル
ス幅が小さめである供試No.5においても、溶接金属
の強度および靭性は良好であるが、スパッタ発生量がや
や多いものとなっていた。
4では、溶接金属の強度および靭性があまり良くないも
のとなっていた。
供試No.8では、スパッタ発生量が多いものとなって
いた。
いてBを含有していない供試No.9,10では、溶接
金属の強度が溶接母材である高張力薄鋼板の強度に比べ
て低いものとなっており、また、溶接用ワイヤの化学成
分において、C,Si,Mn,Tiの含有量が多い供試
No.11では溶接金属の引張強度が過大であって靭性
がかなり劣っていると共に、スパッタ発生量も多いもの
となっていた。
方法では、重量%で、C:0.15%以下、Si:0.
3〜0.9%、Mn:1.2〜2.5%、P:0.02
%以下、S:0.02%以下、Ti:0.02〜0.2
0%、Al:0.10%以下、B:0.001〜0.0
04%、O:0.010%以下、N:0.015%以
下、残部Feおよび不純物よりなる溶接用ワイヤを用
い、不活性ガスと炭酸ガスとの混合ガスをシールドガス
としてパルスアーク方式によりパルスマグ溶接する構成
としたから、引張強度が590N/mm2以上ないしは
690N/mm2以上の高張力を有する板厚10mm以
下程度の高張力薄鋼板の溶接を行ったときでも、溶接金
属の硬さが大きくなりすぎない適度なものにすることが
可能であって溶接金属の靭性を良好なものにすることが
可能であり、溶接金属の機械的性質を優れたものにする
ことが可能であると共に、溶接時のスパッタ発生量を少
ないものにすることが可能であって溶接作業性を良好な
ものにすることが可能であり、自動車用フレーム材やパ
ネル材への高張力鋼板の適用をさらに増大させることが
可能であるという著しく優れた効果がもたらされる。
ンガスと炭酸ガスとの混合ガスをシールドガスとし、A
r+5〜50体積%CO2の混合ガスを用いることによ
って溶接時のアーク安定性や溶滴の移行性をより一層良
好なものとすることができると共に溶接金属の強度およ
び靭性をより一層良好なものとすることが可能である。
溶接するに際してのパルス周波数を60〜120Hzと
したり、パルス幅を1.0〜1.3msecとしたり、
ピーク溶接電流を420〜480A,平均溶接電流を2
80A以下としたり、入熱量を15kJ/cm以下とし
たり、溶接速度を80cm/min以上としたりするこ
とによって、溶接部分への入熱量を適切なものとするこ
とが可能となって、溶接金属のビードを均一なものにす
ることが可能であると共に溶け込みを安定したものとす
ることが可能であり、溶接金属の強度および靭性を良好
なものとすることが可能であると共に、溶接時における
スパッタ発生量を減少させて溶接作業性を良好なものと
することが可能である。
mm2以上のものとすることが可能であることから、引
張強度が690N/mm2以上の高張力薄鋼板よりなる
被溶接材料の溶接にも適したものとなり、自動車のパネ
ル材やフレーム材等への高張力鋼板の適用をさらに拡大
させることが可能になるという著しく優れた効果がもた
らされる。
Claims (8)
- 【請求項1】 重量%で、C:0.15%以下、Si:
0.3〜0.9%、Mn:1.2〜2.5%、P:0.
02%以下、S:0.02%以下、Ti:0.02〜
0.20%、Al:0.10%以下、B:0.001〜
0.004%、O:0.010%以下、N:0.015
%以下、残部Feおよび不純物よりなる溶接用ワイヤを
用い、不活性ガスと炭酸ガスとの混合ガスをシールドガ
スとしてパルスアーク方式によりパルスマグ溶接するこ
とを特徴とするガスシールドアーク溶接方法。 - 【請求項2】 パルスマグ溶接においてアルゴンガスと
炭酸ガスとの混合ガスをシールドガスとし、Ar+5〜
50体積%CO2の混合ガスをシールドガスとして用い
ることを特徴とする請求項1に記載のガスシールドアー
ク溶接方法。 - 【請求項3】 パルスアーク方式によりパルスマグ溶接
するに際してのパルス周波数を60〜120Hzとする
ことを特徴とする請求項1または2に記載のガスシール
ドアーク溶接方法。 - 【請求項4】 パルスアーク方式によりパルスマグ溶接
するに際してのパルス幅を1.0〜1.3msecとす
ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
のガスシールドアーク溶接方法。 - 【請求項5】 パルスアーク方式によりパルスマグ溶接
するに際してのピーク溶接電流を420〜480A,平
均溶接電流を280A以下とすることを特徴とする請求
項1ないし4のいずれかに記載のガスシールドアーク溶
接方法。 - 【請求項6】 パルスアーク方式によりパルスマグ溶接
するに際しての入熱量を15kJ/cm以下とすること
を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のガス
シールドアーク溶接方法。 - 【請求項7】 パルスアーク方式によりパルスマグ溶接
するに際しての溶接速度を80cm/min以上とする
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の
ガスシールドアーク溶接方法。 - 【請求項8】 溶接後に得られる溶接金属の引張強度が
690N/mm2以上であって、引張強度690N/m
m2級の高張力薄鋼板よりなる被溶接材料の溶接に適用
されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに
記載のガスシールドアーク溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23570994A JP3523917B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | ガスシールドアーク溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23570994A JP3523917B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | ガスシールドアーク溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0899175A JPH0899175A (ja) | 1996-04-16 |
JP3523917B2 true JP3523917B2 (ja) | 2004-04-26 |
Family
ID=16990076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23570994A Expired - Fee Related JP3523917B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | ガスシールドアーク溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3523917B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3826444B2 (ja) * | 1996-07-10 | 2006-09-27 | 大同特殊鋼株式会社 | パルスマグ溶接用ワイヤ |
JP3352920B2 (ja) * | 1997-09-30 | 2002-12-03 | 株式会社神戸製鋼所 | ガスシールドアーク溶接方法 |
JPH11129072A (ja) * | 1997-10-30 | 1999-05-18 | Nippon Steel Weld Prod & Eng Co Ltd | 2電極多層盛りガスシールドアーク溶接方法 |
JP3877940B2 (ja) * | 2000-07-06 | 2007-02-07 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 炭素鋼鋼管周溶接用ソリッドワイヤ及びそれを使用する溶接方法 |
JP5222014B2 (ja) * | 2008-04-25 | 2013-06-26 | 住友軽金属工業株式会社 | 鋼材とアルミニウム材のmig溶接継手の製造方法 |
JP5449110B2 (ja) * | 2010-11-08 | 2014-03-19 | 日鐵住金溶接工業株式会社 | Ar−CO2混合ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ |
CN102500887B (zh) * | 2011-10-28 | 2014-04-23 | 南车眉山车辆有限公司 | 一种铁路运输车辆排管焊接方法 |
CN104741831A (zh) * | 2015-03-30 | 2015-07-01 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种搪瓷钢用焊丝 |
JP6892302B2 (ja) * | 2017-03-28 | 2021-06-23 | 株式会社神戸製鋼所 | アーク溶接方法 |
WO2018159844A1 (ja) * | 2017-03-02 | 2018-09-07 | 株式会社神戸製鋼所 | アーク溶接方法 |
JP6892305B2 (ja) * | 2017-03-02 | 2021-06-23 | 株式会社神戸製鋼所 | アーク溶接方法 |
US20190375038A1 (en) * | 2017-03-02 | 2019-12-12 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | Arc welding method |
CN109352142A (zh) * | 2018-10-12 | 2019-02-19 | 广州增立钢管结构股份有限公司 | 一种Q420B钢板的GMAW-Ar焊接方法 |
JP6771638B1 (ja) * | 2019-11-07 | 2020-10-21 | 株式会社神戸製鋼所 | ガスシールドアーク溶接用ワイヤ |
CN113787278B (zh) * | 2021-09-01 | 2023-03-24 | 武汉轻工大学 | 一种氮钛复合强化高强钢的混合气体保护焊接工艺 |
-
1994
- 1994-09-29 JP JP23570994A patent/JP3523917B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0899175A (ja) | 1996-04-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3523917B2 (ja) | ガスシールドアーク溶接方法 | |
CA2204339C (en) | Metal-core weld wire for welding galvanized steels | |
US3726668A (en) | Welding filling material | |
KR910009158B1 (ko) | 소모성 용접 전극 | |
JP4035335B2 (ja) | アークとレーザの複合溶接方法 | |
US6753502B2 (en) | Shielding gas mixture for MIG brazing | |
JP3529359B2 (ja) | 耐ピット及び耐ブローホール性能が優れた亜鉛メッキ鋼板溶接用フラックス入りワイヤ | |
EP0688630A1 (en) | Flux-cored wire for gas shielded arc welding | |
JP2004001085A (ja) | アルミニウム合金溶接用溶加材及びそれを使用したアルミニウム合金材の溶接方法 | |
WO2021125280A1 (ja) | ガスシールドアーク溶接用鋼ワイヤ、ガスシールドアーク溶接方法、およびガスシールドアーク溶接継手の製造方法 | |
KR20030040067A (ko) | 대입열용접의 용접이음매 및 그 용접방법 | |
JPH0724576A (ja) | ガスシールドメタルアーク溶接方法 | |
EP3974097A2 (en) | Covered electrode for arc welding high strength steel background | |
JPH07102465B2 (ja) | ステンレスクラッド鋼板の片面溶接方法 | |
JP2711130B2 (ja) | ガスシールドアーク溶接用ワイヤ | |
JP7376779B2 (ja) | 溶接継手、及び自動車部品 | |
JPH10180488A (ja) | エレクトロガスア−ク溶接用フラックス入りワイヤ | |
CN115087511A (zh) | 具有优异的焊接部疲劳强度的焊件及其制造方法 | |
JP3718323B2 (ja) | 極厚鋼用多電極立向エレクトロガスアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP3351139B2 (ja) | 低合金高張力鋼の溶接方法 | |
JP3513382B2 (ja) | 亜鉛めっき鋼板のアーク溶接方法 | |
JPH11151592A (ja) | ガスシールドアーク溶接用メタル系フラックス入りワイヤ及び片面溶接方法 | |
WO2024070191A1 (ja) | 溶接継手およびその製造方法 | |
JP2920431B2 (ja) | 溶接用フラックス入りワイヤの製造方法 | |
JP7508014B1 (ja) | 溶接継手およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040116 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040210 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080220 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220 Year of fee payment: 5 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110220 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |