JP4035335B2 - アークとレーザの複合溶接方法 - Google Patents
アークとレーザの複合溶接方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4035335B2 JP4035335B2 JP2002014582A JP2002014582A JP4035335B2 JP 4035335 B2 JP4035335 B2 JP 4035335B2 JP 2002014582 A JP2002014582 A JP 2002014582A JP 2002014582 A JP2002014582 A JP 2002014582A JP 4035335 B2 JP4035335 B2 JP 4035335B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- arc
- laser
- gas
- laser welding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K26/00—Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
- B23K26/346—Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring in combination with welding or cutting covered by groups B23K5/00 - B23K25/00, e.g. in combination with resistance welding
- B23K26/348—Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring in combination with welding or cutting covered by groups B23K5/00 - B23K25/00, e.g. in combination with resistance welding in combination with arc heating, e.g. TIG [tungsten inert gas], MIG [metal inert gas] or plasma welding
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アーク溶接とレーザ溶接とを複合して鋼製被溶接物の溶接を行うアークとレーザの複合溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、アーク溶接とレーザ溶接とを複合して、鋼板部材からなる被溶接物であるT継手、重ね継手のすみ肉溶接を行うようにしたアークとレーザの複合溶接(以下、アーク・レーザ複合溶接という)方法が知られている(特開2001−276969号公報)。この従来のアーク・レーザ複合溶接方法は、T継手、重ね継手のすみ肉溶接を行うに際し、高速で溶接を行う場合でもハンピング現象を発生することなく健全な溶接部を得ることができ、被溶接部材間に比較的大きなギャップ(Gap)が存在する場合でも健全な溶接を行うことができ、また、溶接後の変形量が小さく、高い継手強度を得ることができるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本発明者らは、アーク・レーザ複合溶接を行う場合、以下に説明するような問題点のあることがわかった。
【0004】
本発明者らは、アーク・レーザ複合溶接を行う場合、レーザ溶接単独の場合と比較して突合せ面でのギャップに対する許容範囲が拡大し、また、アーク溶接単独の場合と比較して高速溶接が可能となる等の長所が存在することを見出している。このような長所は、アークとレーザビームが相互に影響し合うことによって得られる有効な効果である。一方、このような効果が得られるものの、アーク・レーザ複合溶接特有の問題点があることがわかった。
【0005】
すなわち、前記のような効果を得るためには、アークとレーザビーム間の距離をある程度以下に設定する必要があるものの、そのようなアークとレーザ間距離においては、レーザ溶接用のシールドガスとアーク溶接用のシールドガスとが互いにぶっかり合ってしまい、同一のシールドガス条件で各々単独で溶接を行う場合と比較して、シールド性、特にアーク溶接側のシールド性が低下しやすくなることがわかった。
【0006】
特に、アーク・レーザ複合溶接の長所である高速溶接を行う場合、シールド性が著しく低下しやすくなり、溶融金属部への大気巻込みが顕著となり、大気中の酸素が溶融金属中に含まれるSi,Mn,Cr等の脱酸元素と反応し、酸化物が生成することになる。
【0007】
通常のアーク溶接でも多少の大気巻込みは存在しており、またシールドガス中に含まれる酸素(シールドガスがCO2 100%の場合、CO2 →CO+Oで生成)との反応により、このような酸化物は生成している。ところが、アーク溶接単独では、アーク・レーザ複合溶接と比較して入熱が大きく、冷却時間が十分に長いため、酸化物は、通常その多くがスラグとして溶融金属表面へと浮上し、靭性に対して無害、あるいは極めて軽微な影響を及ぼすに過ぎない。
【0008】
しかし、アーク・レーザ複合溶接のように通常のアーク単独溶接に比べて冷却速度が著しく速い場合には、前述のような酸化物が溶接金属中に凍結され、外部から応力が負荷された際に破壊の起点となるため、溶接金属の靭性が著しく低下するという問題が生じる。なお、シールド性の低下を回避すべく、アークとレーザビーム間の距離を十分に離すようにすると、当然ながら、前述したアーク・レーザ複合溶接による効果(ギャップに対する許容範囲が拡大すること、高速溶接が可能であること)が得られなくなってしまう。
【0009】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アーク溶接とレーザ溶接とを複合して被溶接物の溶接を行うに際し、溶接金属中に含まれる酸素量(酸化物量)を低減することにより、靭性の良好な溶接部を得ることができる、アークとレーザの複合溶接方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は次のように構成されている。請求項1の発明は、アーク溶接とレーザ溶接とを複合して被溶接物の溶接を行うアークとレーザの複合溶接方法において、アーク溶接のシールドガスとして不活性ガスに体積比率で2%以下のO2を混合したガス又は不活性ガスに体積比率で5%以下のCO2 を混合したガスを使用するとともに、アーク溶接のシールドガス流量VA(リットル/min)とレーザ溶接のシールドガス流量VL(リットル/min)との比率VL/VAが、0.7≦VL/VA≦2の範囲を満足し、かつ、アーク溶接のシールドガス流量VAが35リットル/min以上であることを特徴とするアークとレーザの複合溶接方法である。
【0011】
請求項2の発明は、前記請求項1記載のアークとレーザの複合溶接方法において、溶接に先立つ前処理として、被溶接材における溶接線に沿う接合面及びその近傍の被溶接材表面に対して酸化膜除去を行うことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。まず、本発明によるアーク・レーザ複合溶接方法の構成と該方法における数値限定理由について詳細に説明する。
【0016】
本発明者らは、アーク・レーザ複合溶接においては、溶融金属の冷却速度が速いために溶融金属中に混入する酸素量を極力抑える必要があることから、シールドガスから混入する酸素量が十分問題になり得る量であることを突き止め、溶接金属の靭性向上のためにはシールドガス中の酸素量低減が必須であると考えた。そこで、本発明によるアーク・レーザ複合溶接方法においては、アーク溶接のシールドガスとして、通常のガスシールドアーク溶接で多用されるMAG(マグ)溶接用シールドガスに代えて、MIG(ミグ)溶接用シールドガスを用いている。すなわち、アーク溶接のシールドガスとして、不活性ガス(Arガス)に少量の活性ガスを添加したガスであって、不活性ガスに2%(vol%)以下のO2を混合したガス又は不活性ガスに5%(vol%)以下のCO2 を混合したガスを用いている。
【0017】
ところで、アーク溶接側のシールドガスとしてMIG溶接用シールドガスを用いることだけでは、溶融金属部への混入酸素量の低減を十分になし得ることはできない。すなわち、前述したように、アーク・レーザ複合溶接においてはシールド性が低下し易いために、大気中からの酸素の混入が考えられるためである。
【0018】
なぜなら、一般に、アーク溶接では、シールドガスの流量は通常20〜25リットル/min程度であり、アークの周りを層流のシールドガスのカーテンで覆うようになっているからである。そのような状態で高速溶接を行うと、シールドのカーテンが乱れ易くなり、シールド性が低下する。また、アーク・レーザ複合溶接の場合、アークの近傍にレーザのシールドガスが存在するが、レーザ溶接でのシールドは、アーク溶接でのシールドとは発想が異なり、ビーム照射位置近傍をシールドガスで置換するものである。そのため、レーザ溶接のシールドガス流量は50リットル/min程度でアーク溶接のガス流量と比較して相当に多く、そのような大量に流されるレーザ用シールドガスが近傍に存在する場合、アーク溶接のシールド性が低下することが容易に推測できる。
【0019】
したがって、アーク・レーザ複合溶接におけるアーク溶接のシールドガス流量VA(リットル/min)は、高速溶接を行う際にも乱れないように、通常のアーク溶接よりも多くすること、また、レーザ溶接のシールドガスによって乱されることがないように、レーザ溶接のシールドガス流量VL(リットル/min)との比率を適正な範囲とすること、が必要である。
【0020】
以上の理由により、本発明によるアーク・レーザ複合溶接方法では、アーク溶接側のシールドガス流量VAの下限値、及び、アーク溶接のシールドガス流量VAとレーザ溶接のシールドガス流量VLとの比率VL/VAを規定した。
【0021】
すなわち、アーク溶接側のシールドガス流量VAの下限値は、35リットル/min、好ましくは50リットル/minである。また、比率VL/VAについては、0.7≦VL/VA≦2の範囲とした。アーク・レーザ複合溶接においては、レーザ溶接とアーク溶接が近傍で行われるため(例えば、アークとレーザ間距離:5mm)、双方のシールドガス流量が近いものでないと、一方のシールド性が他方のシールドガスによって低下することになる。そのため、比率VL/VAの下限値を0.7とし、上限値を2とした。この範囲を外れると、アーク又はレーザ溶接の側のシールド性が低下して、シールド性低下防止効果が発揮されない。
【0022】
また、本発明によるアーク・レーザ複合溶接方法では、溶接に先立つ前処理として、被溶接材(被溶接物)における溶接線に沿う接合面及びその近傍の被溶接材表面に対してグラインダー処理、酸洗処理などによる被溶接材の酸化膜(酸化皮膜)除去を行うことがよい。これにより、溶融金属中への混入酸素量の一層の低減を図ることができる。
【0023】
次に、本発明による請求項1又は2記載のアーク・レーザ複合溶接方法におけるアーク溶接の消耗電極として推奨されるアーク・レーザ複合溶接用溶接ワイヤの構成と該溶接ワイヤにおける数値限定理由について詳細に説明する。
【0024】
本発明者らは、前記アーク・レーザ複合溶接方法に脱酸効果に優れた溶接ワイヤを用いることにより、溶接金属の靭性低下を防止して靭性の良好な溶接部を得ることを考えた。ところで、通常のアーク単独の溶接においても大気の巻込み等により、溶融金属中への酸素の巻込みは存在するために、一般的には Si、Mnを添加してスラグとして除去することがなされている。
【0025】
これに対して、アーク・レーザ複合溶接においては、通常のアーク単独の溶接と比較して冷却速度が速いために、酸化物の除去と同時に、鋼素地自身の硬化による靭性低下を防ぐことを考慮する必要がある。したがって、脱酸元素として考えられる元素のうちC、Si、Mn、Crの増量は、溶接金属中への固溶量増大によるマルテンサイト化を促進し、鋼素地自身の靭性低下を招くために限界がある。
【0026】
そこで本発明者らは、Ti,Al,Mg,Caといった、鋼の組織変化への影響が小さく、かつ脱酸効果が大きい元素に着目し、これらの元素の適正量添加により、鋼素地自身の靭性低下防止と脱酸とを両立しうると考えた。また、冷却速度の速いアーク・レーザ複合溶接において酸化物がスラグとして浮上するには、できるだけ速い時間で酸化物を生成する必要がある。前記元素:Ti,Al,Mg,Caは、いずれも通常の脱酸材として使用されているSiと比較して、酸化物形成能が高い元素であることから、短時間で酸化物を生成するという観点からも溶接ワイヤ成分として有効である。
【0027】
ここで、溶接ワイヤの形態としては、フラックス入りワイヤ(以下FCWという)よりも、ソリッドワイヤである方が好ましい。なぜなら、FCWは、鋼製フープでフラックスを包み込んだ構造であるから、フラックス中又はフラックスとフープの間に含有する酸素量がソリッドワイヤに比べて多くなってしまうためである。
【0028】
以上のことから、本発明による請求項1又は2記載のアーク・レーザ複合溶接方法におけるアーク溶接の消耗電極として推奨されるアーク・レーザ複合溶接用溶接ワイヤは、C、Si及びMnを含有し、さらに、Ti、Al、Mg及びCaうちの少なくとも1種を含有し、かつ、これらTi、Al、Mg及びCaの総和Xが、質量%で、0.5%≦X≦3.0%の範囲を満足し、残部がFe及び不可避不純物よりなるものとした。ここで、前記総和Xを、0.5%≦X≦3.0%の範囲に規定した理由は、前記総和Xが0.5%を下回ると、前述した鋼素地自身の靭性低下防止と脱酸とを両立しうる効果が十分に発揮されず、一方、3.0%を上回ると前記効果が飽和するだけでなく、ワイヤコストが高くなる。したがって、前記総和Xの範囲は0.5%≦X≦3.0%とした。なお、このアーク・レーザ複合溶接用溶接ワイヤは、必要に応じて脱酸元素であるCrを添加するようにしてもよい。
【0029】
【実施例】
表1に示す溶接条件にて突合せ継手のアーク・レーザ複合溶接を行い、溶接部の靭性を評価した。その際、アーク溶接用の溶接ワイヤ(ワイヤ径:1.2mmφ)は、表2に示すものを作製して用いた。
【0030】
溶接試験に用いた突合せ継手を図1に示す。同図に示すように、板厚(t)5mm×幅(W)150mm×長さ(L)300mmの比較的薄板の被溶接鋼板1,2により突合せ継手を組み立て、鋼板端面1a,2aの突合せ面をこれに沿って溶接した。突合せ継手を構成する被溶接鋼板1,2は、引張強さ80kgf/mm2 (780N/mm2 )級高張力鋼を用いた。なお、表1の「溶接前処理」の欄において処理1とあるもの(No.19及びNo.21)は、突合せ継手の組み立てに際し、鋼板端面1a,2aと溶接線近傍の鋼板表面をグラインダー処理して、酸化皮膜の除去を行ったものである。
【0031】
ここで、アーク・レーザ複合溶接におけるレーザ溶接には、炭酸ガスレーザを用いた(No.1〜No.16、No.19、No.21)。また、アーク・レーザ複合溶接では、図3に示すように、アークを先行、レーザを後行とし、アークとレーザ間距離Dを5mmとした(No.1〜No.16、No.19、No.21)。このアークとレーザ間距離Dは、高速溶接時のアーク安定性や溶込み形状の適正化などのアーク・レーザ複合溶接における長所を十分に生かすことができるとともに、シールド不良防止を可能とする適正溶接条件の範囲内より5mmに設定したものである。なお、レーザ先行の場合に比べてアークを先行させる配置の方が、溶込み形状が幅広となって酸化物の排出性に優れていることから、実施例及び比較例ともにアーク先行によるアーク・レーザ複合溶接を行った。なお、図3において、3は溶接トーチ、4は溶接ワイヤ、5はレーザノズル、6はレーザビームを、それぞれ示す。
【0032】
靭性評価については、継手溶接部から、図2に示すサブサイズのシャルピー衝撃試験片を採取し、JIS規格に準じてシャルピー衝撃試験を行って溶接部の靭性を評価した。評価基準は、4kgf・m以上の吸収エネルギーが得られたものを○(良好)、6kgf・m以上の吸収エネルギーが得られたものを◎(極めて良好)、4kgf・m未満の吸収エネルギーしか得られなかったものを×(劣る)とし、前記○及び◎を合格、×を不合格とした。結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
表1から明らかなように、本発明例(No.1、No.2、No.8〜No.13、No.19、No.21)は、溶接部の含有酸素量を低く抑えることができ、靭性が良好な溶接が得られている。
【0036】
一方、比較例(No.3〜No.7、No.14〜No.16)では、本発明で規定する要件の何れかを欠くため、溶接部の靭性が低いものであった。すなわち、No.3はアーク溶接側のシールドガス流量が下限値を下回っており、アーク溶接側のシールド性が悪くて大気中からの酸素が溶融金属へ混入し、溶接部の靭性が低いものであった。No.4はアーク溶接側のシールドガス流量が下限値を外れるとともに、比率VL/VAが上限値を外れており、アーク溶接側のシールド性が悪く、溶接部の靭性が低いものであった。No.5は比率VL/VAが下限値を外れ、レーザ溶接側のシールド性が悪く、溶接部の靭性が低いものであった。No.6及びNo.7はアーク溶接側のシールドガス組成が規定を外れており、溶接金属中の酸素量が多く、溶接部の靭性が低いものであった。
【0037】
また、No.14はアーク溶接側のシールドガス組成が規定を外れ、溶接部の靭性が低いものであった。No.15はアーク溶接側のシールドガス流量が下限値を外れ、溶接部の靭性が低いものであった。No.16はアーク溶接側のシールドガス流量が下限値を外れ、溶接部の靭性が低いものであった。
【0038】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、アーク溶接とレーザ溶接とを複合して被溶接物のアーク・レーザ複合溶接を行うに際し、アーク溶接のシールドガスとして不活性ガスに体積比率で2%以下のO2を混合したガス又は不活性ガスに体積比率で5%以下のCO2 を混合したガスを使用するとともに、アーク溶接側のシールドガス流量VAの下限値、及び、アーク溶接のシールドガス流量VAとレーザ溶接のシールドガス流量VLとの比率VL/VAを規定することで、溶接金属中に含まれる酸素量(酸化物量)を低減することにより、靭性の良好な溶接部を得ることができるアークとレーザの複合溶接方法を提供することができ、アーク・レーザ複合溶接の適用拡大に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶接試験に用いた突合せ継手を示す斜視図である。
【図2】サブサイズのシャルピー衝撃試験片の形状寸法を示す斜視図である。
【図3】実施例におけるアークとレーザとの先行・後行の位置関係を示す模式的説明図である。
【図4】突合せ継手を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,2…被溶接鋼板 1a,2a…被溶接鋼板端面 3…溶接トーチ 4…溶接ワイヤ 5…レーザノズル 6…レーザビーム
Claims (2)
- アーク溶接とレーザ溶接とを複合して被溶接物の溶接を行うアークとレーザの複合溶接方法において、アーク溶接のシールドガスとして不活性ガスに体積比率で2%以下のO2を混合したガス又は不活性ガスに体積比率で5%以下のCO2 を混合したガスを使用するとともに、アーク溶接のシールドガス流量VA(リットル/min)とレーザ溶接のシールドガス流量VL(リットル/min)との比率VL/VAが、0.7≦VL/VA≦2の範囲を満足し、かつ、アーク溶接のシールドガス流量VAが35リットル/min以上であることを特徴とするアークとレーザの複合溶接方法。
- 請求項1記載のアークとレーザの複合溶接方法において、溶接に先立つ前処理として、被溶接材における溶接線に沿う接合面及びその近傍の被溶接材表面に対して酸化膜除去を行うことを特徴とするアークとレーザの複合溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002014582A JP4035335B2 (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | アークとレーザの複合溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002014582A JP4035335B2 (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | アークとレーザの複合溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003220481A JP2003220481A (ja) | 2003-08-05 |
JP4035335B2 true JP4035335B2 (ja) | 2008-01-23 |
Family
ID=27742647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002014582A Expired - Fee Related JP4035335B2 (ja) | 2002-01-23 | 2002-01-23 | アークとレーザの複合溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4035335B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102985215A (zh) * | 2010-07-13 | 2013-03-20 | 乔治洛德方法研究和开发液化空气有限公司 | 用γ化元素以及含小于10%的氮气或氧气的气体对镀铝钢件的电弧/激光混合焊接方法 |
CN109623145A (zh) * | 2018-12-07 | 2019-04-16 | 南京理工大学 | 一种超窄激光焊接镁-铝异种金属的方法 |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2865152B1 (fr) * | 2004-01-21 | 2007-02-02 | Air Liquide | Procede de soudage hybride arc-laser des aciers ferritiques |
JP4828873B2 (ja) * | 2005-07-05 | 2011-11-30 | 株式会社東芝 | 超伝導コイルの製造方法、製造装置および超伝導コイル |
KR100656682B1 (ko) * | 2005-12-26 | 2006-12-13 | 한국생산기술연구원 | 레이저-회전아크 하이브리드 용접장치 및 이를 이용한용접방법 |
KR100668700B1 (ko) | 2005-12-26 | 2007-01-16 | 주식회사 포스코 | 하이브리드 용접금속부 인성 향상 방법 |
JP5318543B2 (ja) * | 2008-12-01 | 2013-10-16 | 株式会社神戸製鋼所 | レーザ・アーク複合溶接法 |
JP5416422B2 (ja) * | 2009-01-26 | 2014-02-12 | 株式会社神戸製鋼所 | レーザ・アーク複合溶接法 |
FR2962674B1 (fr) * | 2010-07-13 | 2013-03-08 | Air Liquide | Procede de soudage hybride arc/laser de pieces en acier aluminise |
JP5693279B2 (ja) * | 2011-02-10 | 2015-04-01 | 神鋼溶接サービス株式会社 | 高張力鋼板のレーザ・アークハイブリッド溶接方法及びこれにより得られる高張力鋼板溶接金属 |
CN102649190B (zh) * | 2012-01-16 | 2015-10-28 | 上海交通大学 | 非连续增强钛基复合材料的氩弧焊焊接方法 |
CN106112263B (zh) * | 2016-07-29 | 2017-12-15 | 西安交通大学 | 以t2紫铜作为过渡层的钛‑钢复合板激光填丝对接焊方法 |
CN109604831B (zh) * | 2018-12-25 | 2020-11-10 | 上海交通大学 | 用于改善钛及钛合金薄板激光焊咬边的激光tig复合焊焊接工艺 |
CN110666308B (zh) * | 2019-10-15 | 2021-10-15 | 上海船舶工艺研究所(中国船舶工业集团公司第十一研究所) | 一种用于异种铝合金焊接接头的平对接mig焊接方法 |
CN110666309B (zh) * | 2019-10-25 | 2022-03-15 | 上海船舶工艺研究所(中国船舶工业集团公司第十一研究所) | 一种铝镁合金的立对接mig焊接方法 |
CN110666310B (zh) * | 2019-10-25 | 2022-03-15 | 上海船舶工艺研究所(中国船舶工业集团公司第十一研究所) | 一种铝镁合金薄板的平对接mig焊接方法 |
CN111037097A (zh) * | 2019-12-26 | 2020-04-21 | 北京航星机器制造有限公司 | 一种2a97铝锂合金激光摆动焊接方法 |
CN114453754B (zh) * | 2022-01-30 | 2023-03-28 | 清华大学 | 基于激光电弧共熔池非耦合的高速焊驼峰缺陷抑制方法 |
-
2002
- 2002-01-23 JP JP2002014582A patent/JP4035335B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102985215A (zh) * | 2010-07-13 | 2013-03-20 | 乔治洛德方法研究和开发液化空气有限公司 | 用γ化元素以及含小于10%的氮气或氧气的气体对镀铝钢件的电弧/激光混合焊接方法 |
CN109623145A (zh) * | 2018-12-07 | 2019-04-16 | 南京理工大学 | 一种超窄激光焊接镁-铝异种金属的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003220481A (ja) | 2003-08-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4035335B2 (ja) | アークとレーザの複合溶接方法 | |
US10286499B2 (en) | Ni based alloy flux cored wire | |
JP2001314996A (ja) | 耐熱鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP2000233296A (ja) | 金属芯溶接線材 | |
WO2018203513A1 (ja) | アーク溶接方法及び溶接ワイヤ | |
US6559417B2 (en) | Flux cored wire for arc-welding of austenitic stainless steel | |
WO2016175154A1 (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ及び溶接方法 | |
JP4864506B2 (ja) | 高張力鋼のサブマージアーク溶接金属 | |
JPS61286089A (ja) | ガスシ−ルドア−ク溶接方法 | |
CN114340828B (zh) | 气体保护电弧焊用钢丝、气体保护电弧焊方法及气体保护电弧焊接头的制造方法 | |
JP2008161899A (ja) | 重ね隅肉溶接継手の継手疲労強度を向上するプラズマアークハイブリッド溶接方法 | |
JP4584002B2 (ja) | フェライト系ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ | |
JPH07164184A (ja) | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP3026899B2 (ja) | 低水素系被覆アーク溶接棒 | |
JPH08257785A (ja) | 鋼溶接部の耐低温割れ性を改善するアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP2005230912A (ja) | 耐液体金属脆化割れ性に優れたアーク溶接用フラックス入りワイヤおよびアーク溶接方法 | |
JP3718323B2 (ja) | 極厚鋼用多電極立向エレクトロガスアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP3208556B2 (ja) | アーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JPH10180488A (ja) | エレクトロガスア−ク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JPH09206945A (ja) | 多電極ガスシールド片面溶接方法 | |
KR102670740B1 (ko) | 고전압 조건에서 내결함성이 우수한 전자세용 셀프실드 플럭스 코어드 와이어 | |
JP3526769B2 (ja) | 混合ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ | |
JP7508013B1 (ja) | 溶接継手およびその製造方法 | |
JP7508014B1 (ja) | 溶接継手およびその製造方法 | |
JP2003200284A (ja) | レーザビーム溶接継手およびレーザビーム溶接継手の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041022 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061212 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070206 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070306 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070330 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070507 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071023 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071029 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4035335 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |