JP3523796B2 - 基礎型枠の構築方法 - Google Patents

基礎型枠の構築方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基礎型枠の構築方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の基礎の構築方法は、図9の(1)
〜(8)に示す工程で行われている。はじめに基礎の構
築予定地盤15に掘削溝16を形成した後、その掘削残
土を処分する。次に、前記掘削溝16の底面における砕
石17上に捨てコンクリート18を打設し、該捨てコン
クリート18上に鉄筋19を配筋する。そして、この鉄
筋19の周囲に型枠20を組み立ててコンクリート21
を打設し、該コンクリート21の硬化後に前記型枠20
を解体する。そして、購入した埋戻し土22で掘削溝1
6を埋め戻して基礎23の構築を完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
基礎の構築方法は、多数の手間を必要とするため、工
期、コストおよび安全面での改善が望まれ、特に、掘削
土を現場内に仮置きするスペースを確保することが困難
な場合は、それを搬出して処分する必要があった。この
ため埋め戻し時においては埋め戻し土を購入しなければ
ならず、多大な労力と費用を必要としていた。
【0004】本発明は上記のような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、手間およびコストのかから
ない方法で基礎の構築ができる基礎型枠の構築方法を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
めの手段は、請求項1の発明が、固化材による未硬化状
態の改良地盤中に複数の型板を挿入し、これらの型板を
押し広げて前記改良地盤を硬化させた後に、前記型板を
撤去することを特徴とする。
【0006】請求項1の発明によれば、未硬化状態の改
良地盤中に挿入した複数の型板を押し広げると、基礎の
構築に必要な型枠が簡単に構築できるので、掘削残土の
処分、型枠の組立・解体および埋め戻し土の購入などが
不必要となる。
【0007】また請求項2の発明が、請求項1におい
て、前記型板の両端側は止水シートで閉塞されているこ
とを特徴とする。
【0008】請求項2の発明によれば、型板の両端側は
止水シートで閉塞されていることにより、型板の両端側
から型板内に地下水が侵入しないようになっている。
【0009】
【0010】請求項3の発明によれば、上面が開口した
型枠を未硬化状態の改良地盤中に挿入すると、基礎の構
築に必要な型枠が簡単に構築できるので、掘削残土の処
分、型枠の組立・解体および埋め戻し土の購入などが不
必要となる。
【0011】また請求項の発明が、請求項1または2
において、型板の外面に剥離シートを仮付けしておき、
型板の撤去時に型板から剥離させて硬化地盤に残すこと
を特徴とする。
【0012】請求項4の発明によれば、型板または型枠
の外面に剥離シートを仮付けしておき、型板撤去時に型
板から剥離させて硬化地盤に残すことにより、降雨時な
どにおける硬化地盤の浸食、崩壊を防ぐことができる。
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明における基礎型枠の
構築方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。図1〜図8は基礎型枠の構築方法の第1および第2
の実施の形態を示す断面図である。
【0016】はじめに、図1に示すように、地盤改良機
1で基礎の構築予定地盤2に、固化材3であるセメント
を注入して、十分に軟弱なソイルセメント状にする。こ
の地盤改良の方法は固化材の注入の他に、固化材を混合
攪拌して行うこともできる。
【0017】次に、図2に示すように、型板5を重機な
どで吊り上げる。この型板5は油圧または空気圧ジャッ
キ6で押し広げたり、あるいは縮めたりすることができ
るものであり、改良地盤4に挿入し易いように下端部5
aが内側に折れ曲がっている。また型板5の両端側は蛇
腹状の止水シート5cが取り付けられて、そこから型板
5内に地下水が侵入しないようになっている。さらに型
板5の外面には改良地盤4からの剥離を容易に行うため
のポリエチレンフィルムやポリエチレンシートなどの剥
離シート9が仮付けされている。
【0018】次に、図3に示すように、前記の型板5を
降下させて軟弱状、すなわち硬化前の改良地盤4に挿入
する。型板5は下端部5aが鋭角で、かつ改良地盤4が
軟弱であるため容易に挿入できる。
【0019】次に、図4に示すように、前記型板5を空
気圧ジャッキ6で押し広げ、この状態を改良地盤4が硬
化するまで保持する。このとき型板天端5b付近に形成
された盛り上がり部が堤防の役目を果たすので降雨時に
おける水の流入を防ぐ。
【0020】次に、図5に示すように、改良地盤4が硬
化した後、空気圧ジャッキ6を縮めて型板5を硬化地盤
7から引き剥がすと、剥離シート9が型板5から剥がれ
て硬化地盤側に張り付いた基礎型枠8が形成される。こ
の剥離シート9は降雨時などにおける硬化地盤7の浸
食、崩壊を防ぐことになる。
【0021】次に、図6に示すように、地組した鉄筋1
0を基礎型枠8内に吊り込むが、コンクリートの天端が
改良地盤4より高い位置にくる場合は、その上端に枠板
11を付け足す。
【0022】次に、図7に示すように、鉄筋10が配筋
された基礎型枠8内にコンクリート12を打設し、これ
が硬化した後に枠板11を取り外して基礎14を構築
し、図8に示すような床工事を行う。
【0023】また、第1の実施の形態においては型板5
を使用したが、第2の実施の形態においては、前記型板
5に代わって、図2の(3)に示すような、U字溝型の
コンクリート製の型枠13を使用することもできる。こ
れは型板5の代わりに型枠13を用いる以外、第1の実
施の形態と同一の方法で行う。
【0024】なお、第1および第2の実施の形態におけ
る固化材3は、改良後に地盤が軟弱となり、かつ所定時
間経過後に硬化するものであれば、セメントに限らず水
ガラス系固化材、高分子系固化材、石灰系固化材などで
あってもよい。
【0025】
【発明の効果】手間およびコストのかからない方法で基
礎の構築ができる。
【0026】型板の両端側は止水シートで閉塞されてい
ることにより、型板5内に地下水が侵入するのを防ぐ。
【0027】未硬化状態の改良地盤を押し広げて、基礎
の構築に必要な型枠が簡単に構築できるので、掘削土の
残土処分、型枠の組立・解体および埋め戻し土の購入な
どが不必要となる。
【0028】未硬化状態の改良地盤を押しつぶして、基
礎の構築に必要な型枠が簡単に構築できるので、掘削土
の残土処分、型枠の組立・解体および埋め戻し土の購入
などが不必要となる。
【0029】型板または型枠の外面に剥離シートを仮付
けしておき、型板または型枠の撤去時に型板または型枠
から剥離させて硬化地盤に残しておくことにより、降雨
時などにおける硬化地盤の浸食、崩壊を防ぐことができ
る。
【0030】固化材はセメント系、水ガラス系、高分子
系、石灰系の中の一つを使用することにより、地盤をソ
イル状にできるので、型板および型枠で改良地盤による
基礎型枠が容易に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】地盤改良を行う断面図である。
【図2】(1)は型板を吊り下げた断面図、(2)は型
板の水平方向の断面図、(3)は型枠の縦断面図であ
る。
【図3】改良地盤に型板を挿入した断面図である。
【図4】改良地盤中の型板を押し広げた断面図である。
【図5】型板を撤去して基礎型枠を形成した断面図であ
る。
【図6】基礎型枠内に鉄筋を配筋した断面図である。
【図7】鉄筋が配筋された基礎型枠内にコンクリートを
打設した断面図である。
【図8】基礎を構築した断面図である。
【図9】(1)〜(8)は従来の基礎の構築方法の断面
図である。
【符号の説明】
1 地盤改良機 2、15 地盤 3 固化材 4 改良地盤 5 型板 5a 下端部 5b 天端 5c 止水シート 6 ジャッキ 7 硬化地盤 8 基礎型枠 9 剥離シート 10 鉄筋 11 型板 12、21 コンクリート 13 コンクリート製の型枠 14、23 基礎 16 掘削溝 17 砕石 18 捨てコンクリート 19 鉄筋 20 型枠 22 埋め戻し土
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 27/00 - 27/08 E02D 3/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固化材による未硬化状態の改良地盤中に
    複数の型板を挿入し、これらの型板を押し広げて前記改
    良地盤を硬化させた後に、前記型板を撤去することを特
    徴とする基礎型枠の構築方法。
  2. 【請求項2】 型板の両端側は止水シートで閉塞されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の基礎型枠の構築
    方法。
  3. 【請求項3】 型板の外面に剥離シートを仮付けしてお
    き、型板の撤去時に型板から剥離させて硬化地盤に残す
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の基礎型枠の
    構築方法。
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