JP3523639B2 - アナログ/デジタルコンバータの校正方法及び校正装置 - Google Patents

アナログ/デジタルコンバータの校正方法及び校正装置

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JP3523639B2
JP3523639B2 JP2001525851A JP2001525851A JP3523639B2 JP 3523639 B2 JP3523639 B2 JP 3523639B2 JP 2001525851 A JP2001525851 A JP 2001525851A JP 2001525851 A JP2001525851 A JP 2001525851A JP 3523639 B2 JP3523639 B2 JP 3523639B2
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    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
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    • H03M1/162Conversion in steps with each step involving the same or a different conversion means and delivering more than one bit with scale factor modification, i.e. by changing the amplification between the steps the steps being performed sequentially in a single stage, i.e. recirculation type

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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、アナログ/デジタルコンバータ
に係る。より詳細には、本発明は、アナログ/デジタル
コンバータの校正に係る。
【0002】
【背景技術】テレコミュニケーションは、急速に成長し
ているビジネス領域の1つであり、それ故、移動及び固
定テレコミュニケーションネットワークを経て転送され
るデータの量が益々増加している。テレコミュニケーシ
ョンシステムは、デジタルであるが、それらの周りの環
境はアナログであり、それ故、アナログ/デジタルコン
バータ(ADC)が必要となる。話をするときにはアナ
ログ信号が発生され、そして聞き取る音声もアナログで
ある。更に、移動電話からベースステーションへ空気中
を経てデジタル信号を搬送する電磁放射もアナログであ
る。しかしながら、これらアナログ信号は、デジタルフ
ォーマットで処理される。というのは、種々のエラーソ
ースからの干渉に対してデジタルの方が寛容だからであ
る。デジタルフォーマットで信号を処理するための別の
理由は、デジタル回路の設計自動化により、更に複雑な
デジタル回路を設計できるようになるからである。
【0003】ADCは、連続的なアナログ信号を、個別
の量子化されたデジタル信号に変換する装置である。A
DCのスループットは、アナログ入力で動作するデジタ
ルシステムのスループットをしばしば制限する。スルー
プットとは、所与の周期中に処理される変換の回数であ
る。情報送信レートは、チャンネル容量(C)を越える
ことができない。最大チャンネル容量は、ハーレイ−シ
ャノンの法則を適用することにより計算することができ
る。帯域巾B及び信号対雑音電力比SNR2を有するシ
ステムの最大チャンネル容量Cは、次の通りである。 C=Blog(SNR2+1) SNRは、クロックサイクルにおいてより多くの情報を
処理することのできるより正確なADCを設計すること
により高めることができる。帯域巾は、速度を加速する
ことにより、即ち単位時間内により多くのクロックサイ
クルを有するコンバータを設計することにより、広げる
ことができる。
【0004】高い速度及び高い精度を有するADCにつ
いては、パイプラインアーキテクチャーが最良の結果を
生み出す。パイプラインADCでは、幾つかの比較的簡
単なパイプライン段が直列に接続される。これらの各段
は、ADCの全出力ビットの一部分を発生する。パイプ
ラインアーキテクチャーは、電力消費に関して効率的で
ある。ベースステーションの電力消費は、移動電話の場
合ほど厳密なパラメータではないが、重要視しなければ
ならない。キャパシタやトランジスタのようなアナログ
部品のマッチングは、集積回路において依然問題となっ
ている。ミスマッチングがあると、収率が低下する。ミ
スマッチングは測定することができ、そしてそれにより
生じるエラーは、ある付加的な回路が実施されれば、デ
ジタル計算により修正することができる。これは、「校
正」と称される。デジタルの校正に加えて、アナログ及
び機械的な校正方法が開発されている。
【0005】
【発明の開示】本発明の目的は、アナログ/デジタルコ
ンバータを校正する方法であって、容易に且つ迅速に実
行できる方法を提供することである。本発明の別の目的
は、アナログ/デジタルコンバータの校正装置を提供す
ることである。本発明は、アナログ/デジタルコンバー
タに供給されたアナログ信号に応答して得たデジタル値
の修正項に初期値を与え、アナログ/デジタルコンバー
タへの入力に、校正されるべき電圧セクタに含まれた入
力電圧を供給し、この入力電圧は、その入力電圧に対応
するデジタル値が第1デジタル値及び第2デジタル値と
実質的に同じ大きさであるように選択され、アナログ/
デジタルコンバータに第1制御コードを供給し、その際
に、コンバータの出力として第1デジタル値が得られ、
アナログ/デジタルコンバータに第2制御コードを供給
し、その際に、コンバータの出力として第2デジタル値
が得られ、校正されるべき電圧セクタの残留値を第1及
び第2デジタル値の差として計算し、電圧セクタに関連
した修正項であって第1電圧セクタの修正項の初期値で
ある修正項を、隣接する校正電圧セクタの修正項を電圧
セクタの残留値に加算することにより計算し、アナログ
/デジタルコンバータを使用して、電圧スペースの電圧
セクタに含まれた信号をアナログ形態からデジタル形態
に変換するときに、アナログ/デジタルコンバータから
得たデジタル値を修正項で修正するのに使用するため
に、電圧セクタに関連した修正項をメモリに記憶し、電
圧セクタをアナログ/デジタルコンバータの電圧スペー
スにおける次の電圧セクタに置き換え、各電圧セクタに
対し修正項が見つかるまで先の7つの段階を繰り返し、
アナログ信号がデジタル信号に変換されたときに得られ
たデジタル値をコンバータから読み取り、そのデジタル
値に対応する修正項をメモリから読み取り、上記デジタ
ル値を上記修正項で修正し、そして変換中に先の3つの
段階を繰り返すという段階を含むアナログ/デジタルコ
ンバータの校正方法を提供する。
【0006】又、本発明は、アナログ/デジタルコンバ
ータを校正するための校正装置において、アナログ/デ
ジタルコンバータに供給されたアナログ信号に応答して
得たデジタル値の修正項に初期値を与える手段と、アナ
ログ/デジタルコンバータの入力信号に、校正されるべ
き電圧セクタに含まれた入力電圧を供給する手段とを備
え、この入力電圧は、その入力電圧に対応するデジタル
値が第1デジタル値及び第2デジタル値と実質的に同じ
大きさであるように選択され、アナログ/デジタルコン
バータに第1制御コードを供給する手段を更に備え、そ
の際に、コンバータの出力として第1デジタル値が得ら
れ、アナログ/デジタルコンバータに第2制御コードを
供給する手段を更に備え、その際に、コンバータの出力
として第2デジタル値が得られ、更に、校正されるべき
電圧セクタの残留値を第1及び第2デジタル値の差とし
て計算する手段と、電圧セクタに関連した修正項であっ
て第1電圧セクタの修正項の初期値である修正項を、隣
接する校正電圧セクタの修正項を電圧セクタの残留値に
加算することにより計算する手段と、アナログ/デジタ
ルコンバータを使用して、電圧スペースの電圧セクタに
含まれた信号をアナログ形態からデジタル形態に変換す
るときに、アナログ/デジタルコンバータから得たデジ
タル値を修正項で修正するのに使用するために、電圧セ
クタに関連した修正項をメモリに記憶するための手段
と、電圧セクタをアナログ/デジタルコンバータの電圧
スペースにおける次の電圧セクタに置き換える手段と、
各電圧セクタに対して修正項が見つかるまで先の7つの
段階を繰り返すための手段と、アナログ信号がデジタル
信号に変換されたときに得られたデジタル値をコンバー
タから読み取るための手段と、そのデジタル値に対応す
る修正項をメモリから読み取るための手段と、上記デジ
タル値を上記修正項で修正するための手段と、変換中に
先の3つの段階を繰り返すための手段とを備えた校正装
置も提供する。
【0007】本発明は、アナログ/デジタルコンバータ
(ADC)の校正に係る。1つの好ましい実施形態にお
いて、ADCは、パイプライン型ADCである。本発明
による方法では、ADCの電圧スペースを入力電圧セク
タに分割し、そしてアナログ入力に対して出力として受
け取ったデジタル出力に対する修正項を見出すことが目
的である。次いで、アナログ/デジタル変換中に、デジ
タル出力をそれに対応する修正項で修正することができ
る。本発明により提供される校正装置は、校正されるべ
きADCの内部に形成することもできるし、又はADC
の外部にあってもよい。本発明は、校正装置が内部にあ
るか外部にあるかに限定されない。本発明の効果は、ア
ナログ/デジタルコンバータにおいて受信出力と予想出
力との間のエラーを見出すための正確な方法を提供する
ことである。これは、高分解能ADCを実施するための
基礎を形成する。
【0008】
【発明を実施するための最良の形態】以下、添付図面を
参照して、本発明を詳細に説明する。図1は、最も簡単
なアナログ/デジタルコンバータである簡単なフラッシ
ュADC100を示す。図1に示すように、フラッシュ
ADC100は、入力電圧102を各基準電圧110A
−110Nと比較する比較器108A−108Nで構成
される。ここで、Bは分解能(ビット単位)であり、そ
してADC100の入力範囲は、0−V(R)である。
V(IN)102は、アナログ入力電圧であり、そして
BO(0)−BO(B−1)104A−104Nは、各
々、比較器108A、・・108Nからの出力ビットで
ある。サンプル・ホールド回路(S/H)は、必要とさ
れないが、高周波入力信号102が変換される場合には
精度を改善する。基準電圧110A−110Nは、抵抗
器列及び電圧バッファで発生される。
【0009】フラッシュコンバータは、最も高速なAD
Cであるが、その消費電力及びダイ面積は、精度の増加
と共に指数関数的に増大する。マッチングの問題、及び
ダイ面積の増加により生じる問題は、フラッシュADC
の精度を限定する。更に、多数の比較器は、消費電力の
増加を招く。フラッシュADCとして実用的な分解能
は、7ビットまでに過ぎない。500Ms/sの変換レ
ート及び6ビットの精度をもつフラッシュADCが報告
されている。一方、25Ms/sの変換レートで8ビッ
トの精度が達成されている。更に進歩したADC、即ち
2段階フラッシュADC120が図1Bに示されてい
る。アナログからデジタルへの信号の変換が2段階で行
われる。第1段階即ち第1のフラッシュADC100A
は、B1デジタルビット122を発生し、これらは、次
いで、デジタル/アナログコンバータ124によりアナ
ログ電圧126へ変換されて戻される。得られた電圧1
26は、加算器128により入力電圧102から減算さ
れ、そして残留値130が次のフラッシュADC100
Bへ供給される。第2段階即ち第2のフラッシュADC
100Bは、N−B1の下位ビット132を発生し、但
し、Nは、ADCの分解能(ビット単位)である。
【0010】2段階のフラッシュADC120は、簡単
なフラッシュADC100より変換速度は低いが、2・
N/2個の比較器108A−108Bしか必要としな
い。2段階のフラッシュADC120は、僅かなハード
ウェアしかもたず、且つ変換が2段階で行われるため
に、より高い精度を得ることができる。2段階フラッシ
ュADCでは、50Ms/sサンプリングレートで12
ビットの精度が報告されている。128Ms/sの速度
でも同じ精度が得られている。しかしながら、この場合
には、消費電力が実用的でないほど高い。ADCが3段
階以上有する場合には、多段階即ちサブレンジングAD
Cと称される。その付加的な段階は、必要なハードウェ
アの量を低減するが、変換に必要な時間がより長くな
る。サンプル・ホールド機能が段階と段階との間に追加
される場合には、コンバータがパイプラインADCと称
される。パイプラインADCにおいては、同時に変換を
受けるサンプルが多数あり、一方、多段ADCでは、一
度に1つのサンプルしか変換されない。高い速度と高い
精度を同時に有していなければならないADCにおいて
最も一般的に使用されるトポロジーは、パイプライント
ポロジーである。ある製造者は、校正を行わずに12ビ
ット分解能を得ることを目的とする。14ビットの校正
不要のADCも報告されている。しかしながら、これら
の種類の分解能は、コンバータ内のキャパシタ及び他の
部品をマッチングするための高度な要求を設定する。マ
ッチングの要求は、校正によって低減することができ
る。校正を伴うもので16ビットの精度が報告されてい
る。
【0011】図2は、パイプラインADC200のブロ
ック図である。太線はデジタル信号を表わし、そして細
線はアナログ信号を表わす。コンバータは、N個のパイ
プライン段202A−202Nより成る。サンプリング
されたアナログ入力信号102Aは、第1段202Aに
おいて処理され、次いで、第2パイプライン段202B
へ、そして更にその後続段へ供給される。パイプライン
段202B内のADC100Aは、アナログ入力102
BをBビットデジタルワード204Aに変換する。AD
C100Aに対してフラッシュトポロジーが通常使用さ
れる。というのは、最も重要な特性が変換速度だからで
ある。MSBビットは、第1段202Aにおいて変換さ
れ、そしてLSBビットは、n番目の段202Nにおい
て変換される。デジタル/アナログコンバータ(DA
C)124は、デジタルワード204Bをアナログ電圧
V(D)126へ変換して戻す。この電圧126は、次
いで、加算器128において入力電圧V(IN)102
Aから減算され、そしてその結果130が増幅器206
において2Bの利得で増幅される。その後の段は、増幅
された電圧102Cをサンプリングする。1からn−1
までの段202A−202N−1は、同様である。最後
の段202Nは、その入力電圧102NをBLSBビッ
ト204Nに変換する。ADC200のデジタル出力ワ
ード204は、最後の段202Nの比較機能が終了した
ときにレディとなる。デジタル遅延ブロック208は、
異なるパイプライン段202A、・・202Nの出力に
異なる遅延を導入し、変換結果の各ビットが出力に同時
に得られるようにする。
【0012】図2のコンバータ200の分解能は、単
に、段数Nに段202A、・・202Nの分解能Bを乗
算したものである。原理的に、パイプラインADCの分
解能の増加は、単にパイプライン段を追加するだけで容
易に行われる。しかし、当然、ブロックの非理想状態
が、ある点において精度を制限し始める。段の追加によ
る分解能の増加は、サンプリング周波数fs又はスルー
プットに何ら影響しない。むしろ、待ち時間、電力消費
及びダイ面積が直線的に増加する。パイプラインADC
は、その性能を限定する幾つかの典型的なエラーソース
を有する。これらエラーの幾つかは、付加的な回路と部
分的に相関し得る。パイプライン段の伝達関数のエラー
は、通常、次の1つである。a)利得エラー、b)比較
器オフセットエラー、c)パイプライン段のオフセッ
ト、d)演算増幅器の固定利得からのエラー。利得エラ
ーの最も一般的なソースは、キャパシタのミスマッチン
グである。例えば、3つの比較器のうちの2つにオフセ
ットエラーが生じた場合には、第1比較器の出力が、著
しく低い入力電圧において変化し、即ち比較器がオフセ
ットVoffを有する。これは、DACの出力を、誤った
アナログ入力値において変化させる。誤った値で減算関
数が実行されるために、増幅すると、出力電圧が次の段
の入力電圧範囲を越えることになる。比較器の干渉電圧
のエラーは、比較器のオフセットエラーと同じ影響を与
える。
【0013】パイプライン段にエラーがあると、出力電
圧が次の段の入力範囲を越え、欠落判断レベルを招く。
これらは、デジタル修正アルゴリズムで修正することが
できない。一方、出力の最大値が次のパイプライン段の
最高比較点より低いか、又は出力の最小値がその最低比
較点より大きいときには、欠落コードが現れる。この場
合には、デジタル出力のある値には決して到達しない。
欠落コードは、回路が判断レベルの数即ち比較器の数に
充分な冗長性を有する場合にはデジタル修正で修正する
ことができる。パイプラインADCにおける典型的なエ
ラーソース及び変換中にこれらエラーの影響を減少する
方法は、便宜上、テーブル1によって要約することがで
きる。 テーブル1:パイプラインADCにおけるエラーソース エラー減少方法 エラー デジタル修正 比較器のオフセット及び基準電圧エラー 校正 Cミスマッチング 固定の演算増幅器利得 減少した段間利得 電荷注入 比較器オフセット 修正不能 クロックジッター 不完全な安定化 ノイズ
【0014】ADCを設計する最も容易な方法は、全て
の段を同様に保持することである。しかしながら、LS
B段に向かう段の性能は、スケーリングによって最適化
することができる。スケーリングとは、LSB段に対し
て精度の低いパイプライン段を使用することを意味す
る。スケーリングを使用するのは、最初のパイプライン
段よりも後部のパイプライン段においてより多くのエラ
ー及びノイズが許されるからである。これは、パイプラ
イン段の増幅機能による。スケーリングに対する典型的
なターゲットは、キャパシタのサイズと、演算増幅器の
消費電力である。パイプライン段は、キャパシタが大き
いほど、発生するノイズが少ないが、消費電力及びダイ
面積は、キャパシタが小さいほど、少なくなる。kT/
Cノイズ、即ち熱ノイズ、又はキャパシタのマッチング
は、最小許容サンプリングキャパシタサイズを定義す
る。不充分なマッチングにより生じるエラーを減少する
ために校正を使用する場合には、キャパシタのサイズが
ノイズにより制限される。スケーリングに対して支払わ
ねばならない費用は、設計時間及び複雑さの増加につい
てである。というのは、設計者は、1つの段のみを設計
してそれをコピーするのではなく、多数のパイプライン
段を設計しなければならないからである。2つの異なる
種類のパイプライン段しか使用されない場合には、最小
限の付加的な設計努力でよい。これは、パイプラインの
始めから幾つかの段が大きなものでありそして残りの段
が小さなものであることを意味する。しかしながら、各
段が手前の段に比してある倍率係数でスケールダウンさ
れる場合には、消費電力又はダイ面積に関してより効率
的な結果が得られる。この倍率係数が段間利得の平方に
等しい場合には、各段が入力への同じ量のノイズに貢献
し、そして異なる量の電力を消費する。これは、第1段
において実際的でないほどの大きな電力消費を招く。倍
率係数「1」が使用される場合には、全ての段が等しく
そして同じ量の電力を消費するが、入力減少ノイズ電力
のほとんどはMSB段から生じる。最適な係数は、段間
利得の平方と「1」との間のどこかである。パイプライ
ンの最後の段は、精度に対して僅かな影響しか及ぼさな
いので、パイプラインのあるポイントにおいてスケーリ
ングを停止するのが良い。
【0015】校正とは、校正段階において量の関数とし
てADCのエラーを測定し、そして後でこの情報を使用
して、回路の出力を修正することであると定義すること
ができる。デジタル構成回路では、測定されたエラーが
メモリにセーブされ、そしてデジタルロジックによって
処理される。変換の間に、ADCは、これらの測定値及
び変換による値を使用して、修正出力を計算する。校正
は、ADCの静的なエラーを修正することができる。校
正は、自動的な電気的トリミングであると考えることが
できる。部品のマッチングを改善するか、又は正確な絶
対値をもつ部品を製造するために、IC回路のトリミン
グが使用されている。トリミングは、通常、製造後に一
回しか行われていない。トリミングは、例えば、レーザ
ビームで行われている。トリミングの欠点は、必要とさ
れるトリミング動作のためにチップのテスト速度を低下
させ、ひいては、大量生産におけるコストを上昇するこ
とである。一方、校正は、チップの各パワーアップ後に
少なくとも1回、自動的に実行される。それ故、製造に
おいて余計な作業を必要とせず、エージングの影響や、
装置の環境変化を考慮することができる。時々再校正を
行うことで、動作条件の変化により生じるエラーを減少
することができる。校正アルゴリズムをもつパイプライ
ンコンバータは、デジタル計算において固定ワード長さ
のエラーを回避すると共に必要な冗長性を与えるため
に、ある程度の余計な段を必要とする。一般的に、あら
ゆる考えられるエラーに関わりなく、ADCは、エラー
の修正を可能にするために、変換分解能の1つのLSB
未満で分離された判断レベルを与えねばならない。
【0016】本発明の目的は、ADCを校正するための
新規な方法及び装置を提供することである。先ず、図3
A及び3Bを参照して、本発明の方法を説明する。初期
段階300では、電圧スペースVが小さな電圧セクタV
0−VNに分割される。電圧スペースとは、ここでは、
ADCが変換することのできるアナログ電圧より成る電
圧範囲を意味する。電圧スペースVは、校正されるべき
MSBビットにより与えられる分類の数に基づいて電圧
セクタV0−VNに分割されるのが好ましい。例えば、
3つの最上位ビットが校正される場合には、8個の電圧
セクタとなる。ステップ302では、最初に校正される
電圧セクタV0の修正項に対して初期値m(0)がセッ
トされる。好ましい実施形態では、初期値はゼロ(0)
にセットされ、即ちm(0)=0である。別の好ましい
実施形態では、電圧セクタV0に属する入力信号がAD
Cに入力される。次いで、それに対応するデジタル値が
読み取られる。最終的に、受信したデジタル値と理想的
なデジタル値との間の残留値が計算され、そして後で電
圧セクタV0の修正項m(0)として使用される。段階
302において初期値m(0)が得られた後に、段階3
03において第2の電圧セクタV1が選択される。好ま
しい実施形態では、校正が電圧スペースVの最小電圧か
らスタートし、そして別の実施形態では、校正がADC
の電圧スペースVの中央から開始する。しかしながら、
本発明は、校正がスタートする電圧セクタV0−VNに
限定されるものではない。校正は、段階304で続けら
れ、アナログ入力電圧がADCに入力される。アナログ
電圧は、入力電圧に対応するデジタル値が第1デジタル
値及び第2デジタル値と実質的に同じ大きさになるよう
に選択される。好ましい実施形態では、入力電圧は、ア
ナログ入力により与えられるデジタル出力値が上記2つ
のデジタル値の実質的に中間となるように選択される。
第1デジタル値とは、ここでは、第1制御コードがAD
Cに入力されたときに受け取られるデジタル値を指す。
第2デジタル値とは、ここでは、第2制御コードがAD
Cに入力されたときに受け取られるデジタル値を指す。
次の段階306では、第1制御コードがADCに入力さ
れ、そして受信したデジタル値do(1)が記憶され
る。段階308では、第2の制御コードがADCに入力
され、そしてデジタル値do(2)が読み取られる。次
いで、段階310において、2つの値の残留値e(1)
がe(1)=do(2a)−do(1a)として計算さ
れる。次いで、段階312において、電圧領域V1に対
する修正項m(1)がm(0)−e(1)として得られ
る。テーブル2は、残留値eに基づく修正項mの計算を
示す。 テーブル2:修正項の計算 電圧セクタ/アドレス 修正項m(N) 000 m(0)=e(0) 001 m(1)=m(0)−e(1) 010 m(2)=m(1)−e(2)
【0017】好ましい実施形態では、メモリにおける修
正項のアドレスが、テーブル2に示すように、デジタル
出力で指示される。従って、テーブル2の電圧セクタV
0がデジタル出力「000」で指示される場合には、修
正項m(0)がメモリ位置「000」に記憶される。ス
テップ316では、各電圧セクタV1−VNに対して修
正項が見つかったかどうかチェックされる。見出される
べき電圧セクタの修正項がまだある場合には、段階30
3−314が繰り返される。段階316の回答が肯定で
ある場合には、校正が終了される。校正情報は段階32
0−324において使用され、アナログ入力がデジタル
に変換される。先ず、段階322において、アナログ入
力が受信される。段階322では、アナログ入力に関連
した修正項がメモリから読み取られる。好ましい実施形
態では、デジタル出力ビットで指示されたメモリ位置か
ら修正項が読み取られる。最後に、段階324では、デ
ジタル出力が、そのデジタル出力に関連した修正項で修
正される。電圧領域Nに対し修正項m(N)で修正され
るデジタル出力は、式D(C)=D(R)+m(N)で
表わすことができる。但し、D(c)は、修正されるデ
ジタル出力であり、そしてD(r)は、修正なしのデジ
タル出力である。
【0018】図4は、アナログ入力の関数としてデジタ
ル出力を示す。アナログ入力102はx軸に示され、そ
してデジタル出力204はy軸に示されている。又、ア
ナログ入力102は、x軸の下の、デジタル出力400
の対応する最上位ビット(MSB)に対する基準として
も示されている。アナログ入力102がデジタル出力
「000」に対応するときには、残留値e0が「a」に
等しいことが明らかである。ここで、「a」は、測定さ
れた出力406Aと理想的な出力404との間の差を示
す。従って、アナログ入力「000」に対する修正項4
06は、ADCのエラー残留値「a」を補償するために
「−a」となる。
【0019】図5は、本発明に基づく「電圧スペース」
及び「電圧セクタ」の概念を更に明確にするものであ
る。ADCの電圧スペース500は、ADCが変換でき
る電圧のグループである。図5において、ADCの電圧
スペース500は、電圧「min」と「max」との間
の全ての入力電圧を含む。電圧セクタ502は、V1な
いしV8として示されている。校正に使用される入力電
圧を文字a−gで表わすときには、第1電圧セクタV1
が「min」と「a」との間の電圧により定義される。
第2電圧セクタV2は、「a」と「b」との間の電圧と
して定義され、等々となる。アナログ入力に対応するデ
ジタル出力204の最上位ビットは、図4の中央に示さ
れている。メモリ504は、修正項402がメモリ位置
506にいかに記憶されるかを示す。
【0020】ADCの電圧セクタV5の校正例として、
入力電圧は「d」でありそして以前に校正された電圧セ
クタV4の修正項はm(4)である。電圧を例えば10
ビットで表わす場合には、電圧「d」が「100000
0000」となる。「d」を実質的に電圧セクタV4と
V5との間に来るようにいかに選択するかが明らかであ
る。この例における第1制御コードは、「011」(V
4を参照)であり、そして第2制御コードは、「10
0」(V5を参照)である。第1及び第2制御コードの
デジタル出力から、残留値e(5)が計算され、そして
V5に対する修正項m(5)が、m(5)=m(4)+
e(5)として計算される。
【0021】本発明による装置は、図6に示す好ましい
実施形態を参照して以下に述べる。図6は、パイプライ
ンADCと、このADCに接続された校正装置とを示
す。この図において、太線はデジタル情報を表わし、そ
して細線はアナログ情報を意味する。校正装置は、本質
的に、校正制御部600と、遅延ブロック602と、デ
ジタル/アナログコンバータ124Aと、マルチプレク
スユニット606A−606N及び614と、メモリ6
10と、デジタル遅延・ロジック612と、遅延ユニッ
ト604と、加算器608とを備えている。校正制御部
600は、校正の整合を行う。校正制御部の1つのタス
クは、校正中にADCに入力されるアナログ信号を整合
することである。従って、現在校正される区分の選択
も、校正制御部の1つのタスクである。又、校正の整合
は、電圧セクタの修正項に対する初期値も与える。好ま
しい実施形態では、アナログ信号の供給は、デジタル/
アナログコンバータDACで行われる。アナログ信号
は、第1パイプライン段202Aに入る前にマルチプレ
クスユニット614を通過する。マルチプレクスユニッ
ト614は、校正中にDAC124Aから又は変換中に
V(IN)102からアナログ入力を受信する。又、マ
ルチプレクスユニット614は、校正制御部600から
直接的なデジタル入力602も受け取り、このデジタル
情報602は、アナログ入力のうち、マルチプレクスユ
ニットが選択しなければならない情報を含んでいる。1
つのパイプライン段202Bが詳細に図示されている。
マルチプレクスユニット606Bは、サブADC100
B及び校正制御部600からの入力を有することが明ら
かである。校正制御部600は、デジタル接続部を経て
マルチプレクスユニット606Bに制御コード602B
を与える。デジタル情報602Bに基づき、マルチプレ
クスユニット606Bは、ADC100Bの比較器から
受信した情報を使用すべきか或いは比較器の情報を制御
コードに置き換えるべきかを判断することができる。マ
ルチプレクスユニット606Bは、校正されるべき段に
しか存在しない。例えば、ADCが分解能N=12を有
する場合に、校正されるべき段の数は12/3=4とな
る。校正されるべき段の数は、N/2又はN/3である
のが好ましいが、他の指数であってもよい。スイッチ型
キャパシタ技術(SC技術)で実施されるパイプライン
段のDAC606B、加算機能128及び増幅機能20
6は、キャパシタ演算増幅器及び適当な基準電圧を接続
することによって実行される。校正されたパイプライン
段のアナログ機能は、1つの電圧セクタに属する各入力
電圧の同じ接続部で実行される。隣接するセクタにおい
て、これらの接続部は若干異なり、そして異なるエラー
も発生する。これらのエラーの相違が測定される。AD
C段は、アナログ入力情報に基づいてビットを発生し、
これらビットは、デジタル遅延・ロジックユニット61
2へ通される。デジタル遅延・ロジックユニット612
は、残留値及び修正項を計算する。デジタル遅延・ロジ
ックユニット612は、異なる電圧セクタに関連した修
正項を記憶するメモリ610へのインターフェイスを有
する。アナログ/デジタル変換中に、比較器の出力に対
応するメモリ610の位置から修正項が読み取られる。
アナログ/デジタル変換中に、遅延ユニット604は、
修正項で修正されなかったデジタル出力データを読み取
る。遅延ユニット604は、デジタル出力を必要に応じ
てある程度遅延させ、デジタル出力と、そのデジタル出
力に関連した修正項が加算器608に同時に読み込まれ
るようにする。加算器608は、入力として、非修正で
且つおそらく遅延された入力信号を遅延ユニット604
から受信すると共に、それに対応する修正項をメモリ6
10から受信する。加算器608は、これらの入力を加
算し、そして修正項で修正されたデジタル出力ビットN
Bを与える。
【0022】校正に必要とされる要素は、校正されるべ
きADC内にあるのが好ましいが、本発明は、このよう
な実施形態に限定されるものではない。校正装置は、A
DCの外部にあってもよい。校正に使用される要素は、
ソフトウェアで実施されるが、個別の論理的要素又はA
SIC要素であってもよい。当業者に明らかなように、
ADCは、添付図面に示されたもの以外の要素を含んで
もよいが、それらについて述べることは、本発明の要旨
ではない。上述した説明は、本発明を例示するものに過
ぎず、本発明を何ら限定するものではない。当業者であ
れば、上記実施形態を本発明の範囲内で変更できるの
で、本発明は、特許請求の範囲によってのみ限定される
ものとする。 [図面の簡単な説明]
【図1A】フラッシュADCを示す図である。
【図1B】2段階フラッシュADCを示す図である。
【図2】パイプラインADCを示す図である。
【図3A】本発明の方法を説明する図である。
【図3B】本発明の方法を説明する図である。
【図4】アナログ入力の関数としてデジタル出力の残留
値を示す図である。
【図5】ADCの電圧スペースを示すと共に、それをい
かに電圧領域に分割するかを示す図である。
【図6】本発明によるパイプラインADCの好ましい実
施形態を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 1/00 - 1/88

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ/デジタルコンバータに供給さ
    れたアナログ信号に応答して得たデジタル値の修正項に
    初期値を与え(302)、 アナログ/デジタルコンバータの入力に、校正されるべ
    き電圧セクタに含まれた入力電圧を供給し(304)、この
    入力電圧は、その入力電圧に対応するデジタル値が第1
    デジタル値及び第2デジタル値と実質的に同じ大きさで
    あるように選択され、 アナログ/デジタルコンバータに第1制御コードを供給
    し(306)、その際に、コンバータの出力として第1デジ
    タル値が得られ、 アナログ/デジタルコンバータに第2制御コードを供給
    し(308)、その際に、コンバータの出力として第2デジ
    タル値が得られ、 校正されるべき電圧セクタの残留値を第1及び第2デジ
    タル値の差として計算し(310)、 電圧セクタに関連した修正項であって第1電圧セクタの
    修正項の初期値である修正項を、隣接する校正電圧セク
    タの修正項を電圧セクタの残留値に加算することにより
    計算し(312)、 アナログ/デジタルコンバータを使用して、電圧スペー
    スの電圧セクタに含まれた信号をアナログ形態からデジ
    タル形態に変換するときに、アナログ/デジタルコンバ
    ータから得たデジタル値を修正項で修正するのに使用す
    るために、電圧セクタに関連した修正項をメモリに記憶
    し(314)、 電圧セクタをアナログ/デジタルコンバータの電圧スペ
    ースにおける次の電圧セクタに置き換え、 各電圧セクタに対し修正項が見つかるまで先の7つの段
    階を繰り返し(318)、 アナログ信号がデジタル信号に変換されたときに得られ
    たデジタル値をコンバータから読み取り(320)、 そのデジタル値に対応する修正項をメモリから読み取り
    (322)、 上記デジタル値を上記修正項で修正し(324)、そして 変換中に先の3つの段階を繰り返す、 という段階を含むことを特徴とするアナログ/デジタル
    コンバータの校正方法。
  2. 【請求項2】 デジタル値に対する修正項の初期値を計
    算するときに、アナログ/デジタルコンバータの入力
    に、第1電圧セクタに含まれた入力電圧を供給し、 入力電圧から変換されたデジタル値を読み取り、 出力として得られたデジタル値と、入力電圧に対応する
    理想的なデジタル値との間の残留値を計算し、そして アナログ/デジタルコンバータを使用して、電圧スペー
    スの第1電圧セクタに含まれた信号をアナログ形態から
    デジタル形態に変換するときに、アナログ/デジタルコ
    ンバータから得たデジタル値を修正項で修正するのに使
    用するために、上記残留値に等しい修正項をメモリに記
    憶し、上記修正項は、更に、後続する電圧セクタの修正
    項を計算するときに校正の初期値として適用することが
    できる請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 デジタル値に対する修正項の初期値とし
    てゼロ(0)にセットする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 実質的に電圧スペースの中央から第1電
    圧セクタを選択し、 アナログ/デジタルコンバータにおいて電圧スペースの
    中央より高い電圧レベルにある1つ以上の電圧セクタに
    対して修正項を形成し、そして アナログ/デジタルコンバータにおいて電圧スペースの
    中央より低い電圧レベルにある1つ又は多数の電圧セク
    タに対して修正項を形成する請求項1、2又は3に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 アナログ/デジタルコンバータに供給さ
    れる制御コードでアナログ/デジタルコンバータの動作
    を制御して、1つ以上の比較器の出力がアナログ/デジ
    タルコンバータにおいて制御コードに基づくビットに置
    き換えられるようにする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 第1デジタル値を少なくとも2回は形成
    し、そして上記2つ以上のデジタル値に基づく第1平均
    値を形成し、 第2デジタル値を少なくとも2回は形成し、そして上記
    2つ以上のデジタル値に基づく第2平均値を形成し、そ
    して 上記第1及び第2平均値の差として残留値を計算する請
    求項1又は2に記載の方法。
  7. 【請求項7】 校正されるべき電圧セクタの残留値を少
    なくとも2回は形成し、そして 先の段階で形成された2つ以上の残留値により残留値の
    平均値を形成し、この平均値は電圧セクタの修正項の計
    算に使用される請求項1又は2に記載の方法。
  8. 【請求項8】 デジタル値に対する修正項を計算すると
    きにアナログ/デジタルコンバータの最下位ビットに対
    応するデジタル値を残留値から減算する請求項1に記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 電圧セクタの修正項を、1つ以上の比較
    器の出力により指示されたメモリ位置に記憶し、そして 変換中に1つ以上の比較器の出力により指示されたメモ
    リ位置から電圧セクタの修正項を読み取る請求項1に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 アナログ/デジタルコンバータに供給
    されるアナログ電圧をデジタル/アナログコンバータで
    形成する請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 アナログ/デジタルコンバータは、パ
    イプライン型アナログ/デジタルコンバータである請求
    項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 アナログ/デジタルコンバータを校正
    するための校正装置において、 アナログ/デジタルコンバータに供給されたアナログ信
    号に応答して得たデジタル値の修正項に初期値を与える
    手段(600)と、 アナログ/デジタルコンバータの入力信号に、校正され
    るべき電圧セクタに含まれた入力電圧を供給する手段(1
    24A)とを備え、この入力電圧は、その入力電圧に対応す
    るデジタル値が第1デジタル値及び第2デジタル値と実
    質的に同じ大きさであるように選択され、 アナログ/デジタルコンバータに第1制御コードを供給
    する手段(600)を更に備え、その際に、コンバータの出
    力として第1デジタル値が得られ、 アナログ/デジタルコンバータに第2制御コードを供給
    する手段(600)を更に備え、その際に、コンバータの出
    力として第2デジタル値が得られ、 更に、校正されるべき電圧セクタの残留値を第1及び第
    2デジタル値の差として計算する手段(612)と、 電圧セクタに関連した修正項であって第1電圧セクタの
    修正項の初期値である修正項を、隣接する校正電圧セク
    タの修正項を電圧セクタの残留値に加算することにより
    計算する手段(612)と、 アナログ/デジタルコンバータを使用して、電圧スペー
    スの電圧セクタに含まれた信号をアナログ形態からデジ
    タル形態に変換するときに、アナログ/デジタルコンバ
    ータから得たデジタル値を修正項で修正するのに使用す
    るために、電圧セクタに関連した修正項をメモリ(610)
    に記憶するための手段(612)と、 電圧セクタをアナログ/デジタルコンバータの電圧スペ
    ースにおける次の電圧セクタに置き換える手段(600)
    と、 各電圧セクタに対して修正項が見つかるまで先の7つの
    段階を繰り返すための手段(600)と、 アナログ信号がデジタル信号に変換されたときに得られ
    たデジタル値をコンバータから読み取るための手段(60
    4)と、 そのデジタル値に対応する修正項をメモリから読み取る
    ための手段(608)と、 上記デジタル値を上記修正項で修正するための手段(60
    8)と、 変換中に先の3つの段階を繰り返すための手段(608)と
    を備えたことを特徴とする校正装置。
  13. 【請求項13】 上記校正装置は、更に、 デジタル値に対する修正項の初期値を計算するときに、
    アナログ/デジタルコンバータへの信号に、第1電圧セ
    クタに含まれた入力電圧を供給する手段と、 入力電圧から変換されたデジタル値を読み取る手段と、 出力として得られたデジタル値と、入力電圧に対応する
    理想的なデジタル値との間の残留値を計算する手段と、 アナログ/デジタルコンバータを使用して、電圧スペー
    スの第1電圧セクタに含まれた信号をアナログ形態から
    デジタル形態に変換するときに、アナログ/デジタルコ
    ンバータから得たデジタル値を修正項で修正するのに使
    用するために、上記残留値に等しい修正項をメモリに記
    憶するための手段とを備え、上記修正項は、更に、後続
    する電圧セクタの修正項を計算するときに校正の初期値
    として適用できる請求項12に記載の校正装置。
  14. 【請求項14】 上記校正装置は、デジタル値に対する
    修正項の初期値としてゼロ(0)にセットする手段を備え
    た請求項12に記載の校正装置。
  15. 【請求項15】 上記校正装置は、 実質的に電圧スペースの中央から第1電圧セクタを選択
    する手段と、 アナログ/デジタルコンバータにおいて電圧スペースの
    中央より高い電圧レベルにある1つ以上の電圧セクタに
    対して修正項を形成する手段と、 アナログ/デジタルコンバータにおいて電圧スペースの
    中央より低い電圧レベルにある1つ又は多数の電圧セク
    タに対して修正項を形成する手段とを備えた請求項1
    2、13又は14に記載の校正装置。
  16. 【請求項16】 上記校正装置は、アナログ/デジタル
    コンバータに供給される制御コードでアナログ/デジタ
    ルコンバータの動作を制御して、1つ以上の比較器の出
    力をアナログ/デジタルコンバータにおいて制御コード
    に基づくビットに置き換えるようにする手段を備えた請
    求項12に記載の校正装置。
  17. 【請求項17】 上記校正装置は、 第1デジタル値を少なくとも2回は形成しそして上記2
    つ以上のデジタル値に基づいて第1平均値を形成する手
    段と、 第2デジタル値を少なくとも2回は形成しそして上記2
    つ以上のデジタル値に基づいて第2平均値を形成する手
    段と、 上記第1及び第2平均値の差として残留値を計算する手
    段とを備えた請求項12又は13に記載の校正装置。
  18. 【請求項18】 上記校正装置は、 校正されるべき電圧セクタの残留値を少なくとも2回は
    形成する手段と、 先の段階で形成された2つ以上の残留値により残留値の
    平均値を形成する手段とを備え、この平均値は、電圧セ
    クタの修正項の計算に使用される請求項12又は13に
    記載の校正装置。
  19. 【請求項19】 上記校正装置は、デジタル値に対する
    修正項を計算するときにアナログ/デジタルコンバータ
    の最下位ビットに対応するデジタル値を残留値から減算
    する手段を備えた請求項12に記載の校正装置。
  20. 【請求項20】 上記校正装置は、電圧セクタの修正項
    を、1つ以上の比較器の出力により指示されたメモリ位
    置に記憶するための手段と、 変換中に1つ以上の比較器の出力により指示されたメモ
    リ位置から電圧セクタの修正項を読み取るための手段と
    を備えた請求項12に記載の校正装置。
  21. 【請求項21】 上記校正装置は、アナログ/デジタル
    コンバータに供給されるアナログ電圧をデジタル/アナ
    ログコンバータで形成するための手段を備えた請求項1
    2に記載の校正装置。
  22. 【請求項22】 アナログ/デジタルコンバータは、パ
    イプライン型アナログ/デジタルコンバータである請求
    項12に記載の校正装置。
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