JP3522013B2 - 画像表示装置、および画像表示装置の駆動方法 - Google Patents

画像表示装置、および画像表示装置の駆動方法

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JP3522013B2
JP3522013B2 JP22666795A JP22666795A JP3522013B2 JP 3522013 B2 JP3522013 B2 JP 3522013B2 JP 22666795 A JP22666795 A JP 22666795A JP 22666795 A JP22666795 A JP 22666795A JP 3522013 B2 JP3522013 B2 JP 3522013B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリ機能を有す
る表示素子である表示セルの集合によって構成された画
像表示パネル上に表示データを表示するために画像表示
パネルを駆動する技術に係り、特に、AC(交流)型の
プラズマディスプレイパネルにおいて、低コスト化と信
頼性の向上を実現するための画像表示装置および画像表
示装置の駆動方法に関する。
【0002】上記のAC型のプラズマディスプレイパネ
ルを用いた画像表示装置、すなわち、AC型プラズマデ
ィスプレイ装置(通常、AC型PDPと略記される)
は、2本の維持放電電極に、交互にパルス状の電圧波形
を印加することで放電を持続し、発光表示を行うもので
ある。一度の放電は、パルス印加後、1μs(マイクロ
秒、1マイクロ秒は10-6秒に相当する)から数μsで
終了する。放電によって発生した正電荷であるイオン
は、負の電圧が印加されている電極上の絶縁層の表面に
蓄積され、同様に負電荷である電子は、正の電圧が印加
されている電極上の絶縁層の表面に蓄積される。
【0003】したがって、初めに高い電圧(書き込み電
圧)のパルス(書き込みパルス)で放電させて壁電荷を
生成した後、極性の異なる前回よりも低い電圧(維持放
電電圧)のパルス(維持放電パルス、サスティンパルス
ともよばれる)を印加すると、前に蓄積された壁電荷が
維持放電電圧に重複され、放電空間に対する電圧は大き
なものとなり、放電電圧のしきい値を越えて発光による
放電を開始する。つまり、一度書き込み放電を行い壁電
荷を生成した表示セルは、その後、維持放電パルスを交
互に逆極性で印加することで、放電を持続するという特
徴がある。これをメモリ効果、またはメモリ駆動と呼ん
でいる。AC型PDPは、このメモリ効果を利用してプ
ラズマ・ディスプレイ・パネル上への表示を実現するも
のである。
【0004】
【従来の技術】AC型PDPには、第1の電極および第
2の電極からなる2本の電極で選択放電(アドレス放
電)および維持放電を行う2電極型と、第3の電極を利
用してアドレス放電を行う3電極型がある。特に、多階
調表示を行うカラー表示用PDPでは、放電により発生
する紫外線によって表示セル内の蛍光体を励起している
が、この蛍光体は、放電により同時に発生する正電荷で
あるイオンの衝撃に非常に弱いという欠点がある。上記
の2電極型では、蛍光体がイオンに直接当たるような構
成になっているため、蛍光体の寿命低下を招くおそれが
ある。これを回避するために、カラー表示用PDPで
は、面放電を利用した3電極型の構造が一般に使用され
ている。
【0005】さらに、この種の3電極面放電型構造にお
いても、維持放電を行う第1の電極および第2の電極が
配置されている基板に第3の電極を形成する場合と、対
向するもう一つの基板に第3の電極を形成する場合があ
る。さらに、同一基板に上記の3種の電極を形成する場
合でも、維持放電を行う2本の電極の上に第3の電極を
配置する場合と、その下に第3の電極を配置する場合が
ある。さらにまた、蛍光体から発せられた可視光を、そ
の蛍光体を透過して見る場合(透過型)と、蛍光体から
の反射光を見る場合(反射型)がある。
【0006】また一方で、放電を行う表示セル(放電セ
ルともよばれる)は、障壁(リブ、またはバリアともよ
ばれる)によって、隣接する表示セルとの空間的な結合
が断ち切られている。さらに、このような障壁が、放電
セルを取り囲むように四方に設けられ各放電セルが完全
に密封されている場合と、上記障壁が一方向のみに設け
られ、障壁のない側では、電極間のギャップ(すなわ
ち、電極間の距離)の適正化によって隣接する表示セル
との空間的な結合が切られている場合がある。
【0007】本明細書では、維持放電を行う2本の電極
が配置されている基板とは別の対向する基板に第3の電
極を形成した構造の画像表示パネルを用いた画像表示装
置を対象とする。さらに、本明細書では、障壁が垂直方
向(すなわち、第1の電極と第2の電極に直交し、か
つ、第3の電極と平行な方向)にのみ形成され、第1の
電極および第2の電極からなる維持電極(サスティン電
極ともよばれる)の一部が透明電極により構成されてい
る反射型の3電極面放電・AC型PDPの例をもとに従
来の画像表示装置の構成を説明することとする。
【0008】図12〜図14は、一般的な反射型の3電
極面放電・AC型PDPの構造を示す図である。さらに
詳しく説明すると、図12は、一般的な反射型の3電極
面放電・AC型PDP中のプラズマディスプレイパネル
からなる画像表示パネルの概略的構造を示す平面図、図
13は図12の3電極面放電・AC型PDPにおける画
像表示パネル中の一つの表示セル(図12の網かけ部
分)のアドレス電極に沿った概略的構造を示す断面図
(垂直方向)、そして、図14は、図12の3電極面放
電・AC型PDPの維持電極に沿った概略的構造を示す
断面図(水平方向)である。
【0009】図12において、2は、例えばプラズマデ
ィスプレイパネルからなる画像表示パネルを表してい
る。さらに、14は、例えば共通のXサスティン電極か
らなる第1の電極を表し、15は、例えばN個(Nは任
意の正の整数)の表示ラインにそれぞれ対応するYスキ
ャン電極Y1、Y2、…、YNからなる第2の電極を表
している。これらの第1の電極14および第2の電極1
5は、互いに平行に配置されている。さらに、16は、
例えばMビット(Nは任意の正の整数)分の複数のアド
レス電極A1、A2、…、AMからなる第3の電極を表
している。ここで、一対のXサスティン電極およびYス
キャン電極と1本のアドレス電極との交差部分には、M
×N個の表示セル22が構成されている。なお、23は
表示セル22を仕切る障壁を表している。
【0010】さらに、図13に示すように、画像表示パ
ネル2(図12)は、第1の基板としての前面ガラス基
板24と第2の基板としての背面ガラス基板25からな
る2枚のガラス基板によって構成されている。第1の基
板(前面ガラス基板24)には、平行する第1の電極1
4および第2の電極15からなる維持電極を備えてい
る。これらの維持電極は、第1の電極14および第2の
電極15の主要部を構成するバス電極と、このバス電極
の下地となる透明電極17により構成されている。この
透明電極17は、蛍光体28からの反射光を透過させる
役割を有しているため、ITO(酸化インジュームを主
成分とする透明の導体膜)等により形成されている。
【0011】また一方で、上記のバス電極は、電極抵抗
による電圧降下(電圧ドロップ)を防止するため、低抵
抗の材料により形成する必要がある。このような必要条
件を満たすために、バス電極は、通常、クロム(Cr)
または銅(Cu)によって形成される。さらに、このバ
ス電極は、ガラス等の誘電体層26により被覆され、放
電空間Sの放電面には、保護膜27として酸化マグネシ
ューム(MgO)膜が形成される。さらにまた、上記第
1の基板と向かい合う第2の基板には、維持電極と直交
する形で第3の電極(アドレス電極)16が形成され
る。
【0012】さらに、図14に示すように、隣接するア
ドレス電極間には障壁23が形成される。これらの障壁
23の間には、アドレス電極を覆う形で赤、緑および青
の発光特性を有する蛍光体28が形成される。ここで
は、障壁23の尾根とMgO膜の面とが密着する形で2
枚のガラス基板が組み立てられている。図15は、一般
的な3電極面放電・AC型PDPを駆動するための周辺
回路の構成を示すブロック図である。
【0013】図15に示す3電極面放電・AC型PDP
内の画像表示パネル2、例えば、プラズマディスプレイ
パネルにおいては、既述したとおり、共通のXサスティ
ン電極等からなる第1の電極14、および、Yスキャン
電極Y1、Y2、Y3、…、YN等からなる第2の電極
15の対が表示ライン毎に平行に配置される。さらに、
アドレス電極A1、A2、A3、…、AM等からなる第
3の電極16を、第1および第2の電極14、15の対
と対向する位置であって第1および第2の電極14、1
5と直交する状態に配置することによって、上記の第1
および第2の電極14、15の対と第3の電極16との
交点の位置に平面マトリクス状の複数の表示セル22が
形成される。
【0014】さらに、図15において、プラズマディス
プレイパネル内の表示セル22を駆動するための複数種
のドライバ(駆動回路部)や、これらのドライバを制御
するための制御回路部を含む周辺回路の構成を説明する
こととする。図15におけるドライバとして、上記表示
セルのアドレス放電を目的として各表示ライン毎にアド
レス電極A1、A2、A3、…、AMのデータ駆動を行
うアドレスデータドライバ60と、上記表示セル22の
維持放電を目的としてXサスティン電極Xに対し共通の
維持放電駆動(すなわち、サスティン駆動)を行うX
通ドライバ40とが設けられている。さらに、選択書き
込み放電を行うアドレス期間では、Yスキャン電極Y1
〜YN(例えば、N=480)に対し上記アドレスデー
タドライバ60にてセットされた1表示ライン分のデー
タに関して順次データ走査(スキャン)を行い、維持放
電期間(すなわち、サスティン期間)になるとサスティ
ン駆動を行うY共通ドライバ50が設けられている。さ
らに、このY共通ドライバ50にはYスキャンドライバ
55が接続されている。このYスキャンドライバ55
は、Y共通ドライバ50によって、自身の供給電源その
ものに維持放電パルスを印加してYスキャン電極Y1〜
YNに対し共通のサスティン駆動を行うものである。
【0015】さらに、図15においては、上記のアドレ
スデータドライバ60、X共通ドライバ40、Y共通ド
ライバ50、Yスキャンドライバ55、およびプラズマ
ディスプレイパネルを含むAC型PDPの動作をすべて
制御する制御回路部31が設けられている。この制御回
路部31の主要部は、複数の表示セル22のアドレス放
電により表示データの制御を行う表示データ制御部32
と、上記の各種のドライバによるプラズマディスプレイ
パネル内の表示セル22を駆動するタイミングを制御す
るパネル駆動制御部34とから構成される。
【0016】ここで、アドレス電極A1、A2、A3、
…、AMは、1本(1ビット)毎にアドレスデータドラ
イバ60に接続され、このアドレスデータドライバ60
によってアドレス放電時のアドレスパルスが印加され
る。さらに、Yスキャン電極Y1〜YNは個別にYスキ
ャンドライバ55に印加される。このYスキャンドライ
バ55はY共通ドライバ50に接続されており、アドレ
ス放電時のスキャンパルスは、Yスキャンドライバ55
から生成される。さらに、維持放電パルス等は、Y共通
ドライバ50から生成され、Yスキャンドライバ55を
経由してYスキャン電極Y1〜YNに印加される。また
一方で、Xサスティン電極Xは、プラズマディスプレイ
パネルの全面にわたって共通に接続され取り出されてい
る。X共通ドライバ40は、書き込みパルスや維持放電
パルス等を生成する。これらのドライバの回路は、制御
回路部31によって制御される。この制御回路部31
は、AC型PDPの外部より入力されるドットクロック
CLOCK、垂直同期信号VSYNC、水平同期信号H
SYNCおよび表示データDATAによって制御され
る。
【0017】さらに詳しく説明すると、制御回路部31
内の表示データ制御部32は、フレームメモリ部33を
有している。外部から入力されるカラー表示用の表示デ
ータDATAは、ドットクロックCLOCKに基づい
て、AC型PDPを駆動するためのデータに並び替えら
れ、この並び替えられたデータは、フレームメモリ部3
3内に一旦格納された後、アドレス期間にアドレス放電
制御用の制御信号(すなわち、Mビットの表示データ信
号)として順次アドレスデータドライバ60に転送され
る。
【0018】また一方で、制御回路部31内のパネル駆
動制御部34は、外部から入力されるドットクロックC
LOCK、垂直同期信号VSYNC、および水平同期信
号HSYNC等の各種信号に基づいて、Yスキャンドラ
イバ55を駆動するための制御信号を生成するスキャン
ドライバ制御部35と、X共通ドライバ40およびY共
通ドライバ50を駆動するための制御信号を共通ドライ
バ制御部36とを有している。
【0019】図16は、アドレス期間/維持放電期間分
離型・書き込みアドレス方式で、かつ、リセット期間に
全面消去放電を用いた従来の画像表示パネル駆動方式を
説明するための駆動波形図である。図16においては、
従来の「アドレス期間/維持放電期間分離型・書き込み
アドレス方式」における1サブフレーム(サブフィール
ド)期間の駆動波形を例示することとする。
【0020】図16の例では、1サブフレームは、リセ
ット期間、アドレス期間および維持放電期間(すなわ
ち、サスティン期間)に分離される。リセット期間の最
初の部分においては、まず、すべてのYスキャン電極Y
1〜YNの電位が0Vのレベル(GNDレベル)にさ
れ、これと同時に、Xサスティン電極Xに対し、電圧V
s+Vw(例えば、約330V)からなる全面書き込み
パルス(例えば、約10μsのパルス幅)が印加され
る。この全面書き込みパルスを印加することにより、以
前の表示状態にかかわらず、全表示ラインの全表示セル
で放電が行われる。このときのアドレス電極A1、A
2、A3、…、AMの各々の電位は、約100Vの電圧
(Vaw)を有する。
【0021】さらに、リセット期間の残りの部分におい
ては、Xサスティン電極とアドレス電極の電位が0Vの
レベルになり、全表示セルにおいて壁電荷自身の電圧が
放電開始電圧を越えて放電が開始される。この放電は、
電極間の電位差がないため、壁電荷が形成されることは
なく、空間電荷は自己中和して放電が終息する。このよ
うな現象は、一般に、自己消去放電とよばれる。この自
己消去放電によって、プラズマディスプレイパネル内の
全表示セルの状態が、壁電荷のない均一な状態となる。
上記のリセット期間は、前のサブフレームの点灯状態に
かかわらず、すべての表示セルを同じ状態にする作用が
あり、次のアドレス放電(書き込み放電)を安定に行う
ことができる。
【0022】次に、アドレス期間において、表示データ
に応じた表示セルのオン/オフ(ON/OFF)動作を
行うために、線順次方式によりアドレス放電が行われ
る。このアドレス期間では、まず、Yスキャン電極に−
VYの電圧(例えば、約150V)を有するスキャンパ
ルスが印加されると共に、アドレス電極中、維持放電を
起こす表示セル、すなわち、点灯させるべき表示セルに
対応するアドレス電極に対しVaの電圧(例えば、約5
0V)を有するアドレスパルスが選択的に印加され、上
記の点灯させるべき表示セルのアドレス電極とYスキャ
ン電極との間で放電が起こる。次に、この放電をプライ
ミング(種火)として、Xサスティン電極(Xサスティ
ン電極の電位は、例えば、約50Vの電圧VXを有す
る)とYスキャン電極との間の放電に移行する。これに
より、選択された表示ライン上の選択セルに対応するX
サスティン電極とYスキャン電極上のMgO膜等の面に
対し、維持放電が可能な量の壁電荷が蓄積される。
【0023】以下、順次、他の表示ラインについても、
同じような動作が行われ、全表示ラインにおいて、新た
な表示データの書き込みが行われる。その後、維持放電
期間になると、Xサスティン電極とYスキャン電極に対
し交互に、電圧Vs(例えば、約180V)からなる維
持放電パルスが印加されて維持放電が行われ、1サブフ
レームの画像表示が行われる。なお、このような「アド
レス期間/維持放電期間分離型・書き込みアドレス方
式」においては、維持放電期間の長短、すなわち、維持
放電パルスの回数によって点灯表示セルの輝度が決定さ
れる。
【0024】図17は、図16のアドレス期間/維持放
電期間分離型・書き込みアドレス方式において複数のサ
ブフレームを形成した状態を示す図である。ただし、こ
こでは、多階調表示の一例として、256階調分の階調
表示を行う場合のプラズマディスプレイパネルの駆動方
法を例示することとする。図17の例では、1フレーム
は、8個のサブフレームSF1,SF2,SF3,SF
4、…SF8に区分される。
【0025】そして、これらのサブフレームSF1、S
F2、SF3、SF4、…SF8においては、全面書き
込み放電が行われるリセット期間、および、アドレスラ
インに沿って選択書き込み放電が行われるアドレス期間
は、それぞれ、同一の長さとなる。また一方で、維持放
電期間の長さは、1:2:4:8:16:32:64:
128の比率となる。したがって、表示セルを点灯させ
るべきサブフレームを選択して組み合わせることによ
り、0から255までの256段階(28 =256)の
輝度の違いを表示することができる。
【0026】さらに、実際の時間配分の一例は以下のよ
うになる。プラズマディスプレイパネル上の画面の書き
換えの周波数を60Hz(ヘルツ)とした場合、1フレ
ームの長さは1/60秒、すなわち、16.6ms(ミ
リ秒、1ミリ秒は10-3秒に相当する)となる。1フレ
ーム内の維持放電サイクル(すなわち、サスティンサイ
クル)の回数を510回とすると、各サブフレームの維
持放電サイクルの回数は、サブフレームSF1が2サイ
クル、サブフレームSF2が4サイクル、サブフレーム
SF3が8サイクル、サブフレームSF4が16サイク
ル、サブフレームSF5が32サイクル、サブフレーム
SF6が64サイクル、そして、サブフレームSF7が
128サイクル、そして、サブフレームSF8が256
サイクルとなる。維持放電サイクルの時間を8μsとす
ると、1フレームでの合計は、4.08msとなる。し
たがって、残りの約12msの中に8回のリセット期間
とアドレス期間が割り当てられる。この場合、各サブフ
レームのリセット期間は50μsである。さらに、1表
示ラインあたりのスキャンに相当するアドレスサイクル
に必要な時間は3μsであるから、垂直方向に480ラ
インの表示ラインを持つプラズマディスプレイパネルで
あれば、多階調のカラー表示に対し1.44ms(3×
480)の時間を必要とする。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり、一般的
なAC型PDP等における従来の画像表示パネル駆動方
式では、アドレス期間が終了して維持放電期間に入る
と、Xサスティン電極(第1の電極)およびYスキャン
電極(第2の電極)に対し交互に、維持放電パルスが印
加されて維持放電が行われが、その場合のアドレス電極
の電位は、例えば、維持放電パルスの電圧Vsの約1/
2、あるいは、全面書き込み放電時のアドレス電極の電
位が有する電圧Vawと同程度の値に設定され、かつ、
一定の値に固定されている。
【0028】維持放電期間中のアドレス電極の電位は、
アドレス放電を行った選択セルにおいては、安定に維持
放電が行えるような電位でなくてはならず、また一方
で、アドレス放電を行わなかった非選択セルにおいて
は、維持放電パルスが繰り返し印加されるなかで、放電
を引き起こすことのないような電位でなくてはならな
い。すなわち、Xサスティン電極およびYスキャン電極
に対し維持放電パルスが印加された場合、この維持放電
パルスの電圧であるVsとアドレス電極の電圧との電位
差を放電開始電圧未満にすることが必要になる。
【0029】このような必要条件が満足されない場合、
アドレス期間で選択を行わなかった表示セルにおいても
放電を開始してしまうおそれがある。また一方で、アド
レス期間でアドレス放電を行い、維持放電を持続する必
要がある表示セルは、アドレス期間に蓄積された壁電荷
によって安定に維持放電を行うことが要求される。アド
レス放電によって、アドレス電極側とXサスティン電極
には負(−)の壁電荷が蓄積され、Yスキャン電極側に
は正(+)の壁電荷が蓄積される。しかしながら、この
場合、維持放電時の初めの部分では、Yスキャン電極お
よびアドレス電極間においても放電を行う可能性が生ず
る。このため、Yスキャン電極およびアドレス電極間の
放電が先行し、Xサスティン電極およびYスキャン電極
間の目的とする維持放電が行えないおそれが出てくる。
このため、点灯させるべき選択セルにおいても、アドレ
ス電極の電位に最適値が存在する。
【0030】上記の現象は、面放電を行うXサスティン
電極およびYスキャン電極間の放電開始電圧よりも、対
向放電を行うYスキャン電極およびアドレス電極間の放
電開始電圧が非常に低くなるという、アドレス電極を面
放電を行う側と向かい合う基板に配置した3電極面放電
・AC型PDPの一般的な特性に起因して生ずる。この
ような観点から、従来の駆動方式では、維持放電期間の
アドレス電極の電位を、維持放電パルスの電圧Vsの約
1/2の値(あるいは、全面書き込み放電時のアドレス
電極の電位が有する電圧Vawと同程度の値)に維持す
るようにしている。この値の電位が維持されている場
合、維持放電時に、発生したイオンや電子等の荷電粒子
がアドレス電極側に飛来する可能性が最も少なくなり、
これらの荷電粒子が壁電荷として蓄積されることも少な
くなる。なお、アドレスデータドライバに付加される電
源の数を節約するために、維持放電期間のアドレス電極
の電位を、維持放電パルスの電圧Vsの約1/2の値
(例えば、約90V)に近いような全面書き込み放電時
(リセット期間)の電圧Vaw(例えば、約100V)
と同程度の値にすることも考えられる。
【0031】この場合、リセット期間において、全面書
き込み放電および全面消去放電を行うことで、Xサステ
ィン電極側とYスキャン電極側のMgO膜等の表面に蓄
積された壁電荷を積極的に除去してクリアの状態にして
いるが、アドレス電極側は、比較的クリアの状態になり
にくい。この結果、アドレス放電の均一性が失われるお
それが生じてくる。よって、維持放電期間のアドレス電
極の電位を0Vにすることにより、壁電荷が最も蓄積し
にくい状態にしておくことが必要である。
【0032】本来、アドレスデータドライバは、アドレ
ス期間に表示セルの選択を行うための回路であり、表示
セルの選択と非選択とを互いに区別する電位である約0
Vの電圧とVaの電圧(例えば、約50V)の2値出力
が可能であればよい。さらに、アドレスデータドライバ
の耐圧はVa(50V)を満足すればよい。ところが、
従来の駆動方式では、前述の理由により、維持放電期間
には、アドレス電極の電位を維持放電パルスの電圧Vs
の約1/2の値に維持することがどうしても必要になっ
てくる。このため、第1の問題として、アドレスデータ
ドライバの耐圧を90V(維持放電パルスの電圧Vsの
約1/2)以上にすることが必要になり、アドレスデー
タドライバの低耐圧化による低コスト化を妨げるおそれ
が生ずる。因みに、アドレスデータドライバの耐圧が低
ければ低いほど、集積回路化のための製造プロセス等が
簡単になり、ドライバの値段が格段に安くなる。
【0033】さらに、特開昭59−94328号公報等
によれば、維持放電を行う場合に印加する電圧として、
2つの維持電極に対し維持放電パルスの電圧の半分の電
圧を、それぞれ正極性および負極性にて同じタイミング
で印加し、維持放電を行っている。しかしながら、この
場合、アドレス放電を行うときに、維持電極に印加する
パルスの電圧は、維持放電を行う場合に印加する電圧と
は異なった値を有しているため、第2の問題として、多
くの電源を必要とし、アドレスデータドライバのコスト
が増大するおそれが生ずる。
【0034】さらにまた、従来の周辺回路の構成によれ
ば、維持放電パルスを終了させる場合、電圧Vs(約1
80V)から0Vまで急峻に立ち下がるため、瞬間的に
大きな電流が流れ、ノイズが発生する。このため、第3
の問題として、この種のノイズが他の回路に侵入したり
不要な電波となって他の回路に放射されたりすることに
よって、誤動作や障害が発生するおそれが生ずる。
【0035】また一方で、維持放電期間のアドレス電極
の電位を、例えば、全面書き込み放電時のアドレス電極
の電位が有する電圧Vawと同程度の値に固定する場合
について考察することとする。この場合も、維持放電期
間中のアドレス電極の電位は、アドレス放電を行った選
択セルにおいては、安定に維持放電が行えるような電位
でなくてはならず、また一方で、アドレス放電を行わな
かった非選択セルにおいては、維持放電パルスが繰り返
し印加されるなかで、放電を引き起こすことのないよう
な電位でなくてはならない。
【0036】ここに、アドレス電極とXサスティン電極
(第1の電極)およびYスキャン電極(第2の電極)の
異常放電によって維持放電が減衰してしまう現象を説明
する。維持放電期間中のXサスティン電極およびYスキ
ャン電極には維持放電パルスが印加されるが、それぞれ
の維持放電パルスが入れ替わる瞬間、すなわち、Xサス
ティン電極およびYスキャン電極の電位が両方共0Vに
なるとき、維持放電期間中のアドレス電極の電位が電圧
Vawの値を有していると、放電電位が低い特性のプラ
ズマディスプレイパネルについては、アドレス電極とX
サスティン電極との間、および、アドレス電極とYスキ
ャン電極との間で異常放電を引き起こす状態となる。こ
のような異常放電の発生により、第4の問題として、安
定した維持放電が保証されず、AC型PDP等の安定な
動作特性を妨げるおそれが生ずる。
【0037】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、AC型PDPのプラズマディスプレイパネル等
を駆動する場合に、アドレスデータドライバの低耐圧化
および電源構成の簡素化を実現すると共に、維持放電パ
ルスの立ち下がり時のノイズの発生を抑制することが可
能な画像表示装置、および画像表示装置の駆動方法を提
供することを第1の目的とするものである。
【0038】さらに、本発明は、維持放電期間中にアド
レス電極と第1の電極との間、および、アドレス電極と
第2の電極との間で異常放電が発生するのを防止し、安
定した維持放電を保証することが可能な画像表示装置の
駆動方法を提供することを第2の目的とするものであ
る。
【0039】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
を示すブロック図である。ただし、ここでは、画像表示
装置1の中で本発明に関係する駆動回路部および画像表
示パネル2の部分を重点的に示すこととする。さらに、
ここでは、複数の表示セル中の一つの表示セル22を拡
大して示すこととする。なお、これ以降、前述した構成
要素と同様のものについては、同一の参照番号を付して
表すこととする。
【0040】本発明の画像表示装置は、図1に示すよう
に、第1の基板に第1の電極14および第2の電極15
を表示ライン毎に平行に配置すると共に、第1の基板ま
たはこの第1の基板と対向する第2の基板に第3の電極
16を第1および第2の電極14、15と直交するよう
に配置し、かつ、第1の電極14または第2の電極15
のいずれか一方と、第3の電極16により選択された画
像表示パネル2中の表示セル22に対する書き込みを実
行するアドレス期間と、この書き込みにより書き込まれ
た情報に基づいて、第1および第2の電極14、15で
維持放電を行い発光表示を実行する維持放電期間とを備
えた画像表示装置を対象にしている。
【0041】さらに、上記の第1の目的を達成するため
に、本発明の画像表示装置は、図1に示すように、維持
放電期間において、維持放電に必要な所定の電圧とし
て、第1の電極14に対しこの所定の電圧のほぼ1/2
の電圧を供給する第1の電圧供給手段4と、第2の電極
15に対し極性の異なる上記所定の電圧のほぼ1/2の
電圧を供給する第2の電圧供給手段5とを備えている。
さらに、本発明の画像表示装置では、アドレス期間にお
いて、第2の電極15を選択する電位は、維持放電期間
に供給される電圧とほぼ同等の電圧を有し、さらに、第
2の電極15に印加される電圧とは逆極性にて、維持放
電期間に供給される電圧とほぼ同等の電圧が第1の電極
14に印加されるようになっている。
【0042】好ましくは、本発明の画像表示装置におい
て、アドレス期間に印加され、かつ、第2の電極15を
選択する電位は、0Vに対して負極性である電圧パルス
からなり、第1の電極14の電位は、0Vに対して正極
性である電圧パルスからなる。さらに好ましくは、本発
明の画像表示装置において、アドレス期間に印加される
第3の電極16の選択電位は、0Vに対して正極性であ
り維持放電に必要な所定の電圧のほぼ1/2の電圧を有
する。
【0043】さらに好ましくは、本発明の画像表示装置
において、第1の電圧供給手段4および第2の電圧供給
手段5は、維持放電期間において、維持放電に必要な所
定の印加電圧を取り除く場合に動作させる維持電圧解除
用スイッチング手段を備えており、この維持電圧解除用
スイッチング手段は、第1の電極14または第2の電極
15に維持放電を実行するために必要な電流を流すため
の維持放電用スイッチング手段に対してインピーダンス
の高い素子にて構成される。
【0044】さらに好ましくは、本発明の画像表示装置
において、上記のインピーダンスの高い素子は、導通状
態での抵抗が高い電界効果トランジスタから構成され
る。さらに好ましくは、本発明の画像表示装置におい
て、上記のインピーダンスの高い素子は、上記電界効果
トランジスタの出力段に抵抗を挿入することにより実現
される。
【0045】さらに好ましくは、本発明の画像表示装置
において、全面書き込み放電、および、全面自己消去放
電による全表示セルのリセットを行う場合、第3の電極
16に印加する電圧は、0Vに対して正極性であり維持
放電に必要な所定の電圧のほぼ1/2の電圧であり、第
1、第2および第3の電極14、15および16のすべ
てを、0Vに対して正極性であり維持放電に必要な所定
の電圧のほぼ1/2の電圧にすることで全面自己消去放
電が実行される。
【0046】また一方で、上記の第1の目的を達成する
ために、本発明の画像表示装置の駆動方法においては、
第1の基板に第1の電極および第2の電極を表示ライン
毎に平行に配置すると共に、第1の基板またはこの第1
の基板と対向する第2の基板に第3の電極を第1および
第2の電極と直交するように配置し、かつ、第1の電極
または第2の電極のいずれか一方と、上記第3の電極に
より選択された画像表示パネル中の表示セルに対する書
き込みを実行するアドレス期間と、この書き込みにより
書き込まれた情報に基づいて第1および第2の電極で発
光表示を実行する維持放電期間とを備えた画像表示装置
を駆動する。
【0047】さらに、本発明の画像表示装置の駆動方法
では、維持放電期間において、維持放電に必要な所定の
電圧として、第1の電極に対し上記所定の電圧のほぼ1
/2の電圧を印加すると共に、第2の電極に対し極性の
異なるほぼ1/2の電圧を印加することにより維持放電
を行う。さらに、アドレス期間において、第2の電極を
選択する電位は、維持放電期間に印加される電圧とほぼ
同等の電圧を有し、さらに、第2の電極に印加される電
圧とは逆極性にて、維持放電期間に印加される電圧とほ
ぼ同等の電圧が第1の電極に印加される。
【0048】好ましくは、本発明の画像表示装置の駆動
方法において、アドレス期間に印加され、かつ、第2の
電極を選択する電位は、0Vに対して負極性である電圧
パルスからなり、第1の電極の電位は、0Vに対して正
極性である電圧パルスからなる。さらに、好ましくは、
本発明の画像表示装置の駆動方法において、アドレス期
間に印加される第3の電極の選択電位は、0Vに対して
正極性であり維持放電に必要な所定の電圧のほぼ1/2
の電圧を有する。
【0049】さらに、上記の第2の目的を達成するため
に、本発明の画像表示装置の駆動方法では、維持放電期
間において、維持放電を実行するために第1および第2
の電極間にて交互に印加される双方の電圧パルスが入れ
代わる際に、第3の電極の電位を一定電圧から引き下げ
るようにしている。さらに、好ましくは、上記の第2の
目的を達成するために、本発明の画像表示装置の駆動方
法では、維持放電期間において、第3の電極の電位を一
定電圧から一旦、ほぼ0Vに引き下げ、その後に上記第
3の電極の電位を元の一定電圧に引き上げる場合、第1
および第2の電極と第3の電極間の静電容量によって第
3の電極の電位を引き上げるようにしている。
【0050】さらに、好ましくは、上記の第2の目的を
達成するために、本発明の画像表示装置の駆動方法で
は、最初の維持放電用の電圧パルスが印加される場合の
み、第3の電極を駆動する手段によって上記第3の電極
の電位を所定の電圧にするようにしている。
【0051】
【発明の実施の形態】上記の第1の目的を達成するため
の本発明の画像表示装置、または、画像表示装置の駆動
方法によれば、第1に、維持放電に必要な電圧を1/2
ずつ交互に異なる極性で、Xサスティン電極等の第1の
電極と、Yスキャン電極等の第2の電極に印加してい
る。それゆえに、アドレス電極等の維持放電に対する悪
影響を最小限に抑えることが可能になると共に、アドレ
スデータドライバの低耐圧化も可能になる。さらに、Y
スキャン電極等の選択電位と維持放電時の電位を同じも
のとしているため、電源の種類が節減され、電源回路の
構成の簡素化が図れる。
【0052】さらに、本発明の画像表示装置、または、
画像表示装置の駆動方法によれば、第2に、アドレス期
間にアドレス電極等に印加されるアドレスパルスは0V
に対して正極性であり、Yスキャン電極等に印加される
スキャンパルスは0Vに対して負極性であるため、選択
書き込み放電時にアドレス電極側の蛍光体に対するイオ
ンの衝撃を最小限に抑えることが可能になる。
【0053】さらに、本発明の画像表示装置、または、
画像表示装置の駆動方法によれば、第3に、アドレスパ
ルスは0Vに対して正極性であって、かつ、維持放電パ
ルスと同じ電圧を有しているので、電源回路の構成が簡
略化することが可能になる。さらに、本発明の画像表示
装置によれば、第4に、維持放電パルスの電位を0Vに
する場合、インピーダンスの高い素子を使用しているの
で、大電流が流れることがなくなり、他の回路へのノイ
ズの侵入やノイズの放射が抑止されるので、誤動作や障
害の発生を防止することが可能になる。
【0054】さらに、本発明の画像表示装置によれば、
第5に、リセット期間において、充分にインピーダンス
の低いスイッチング素子を利用して全面自己消去放電に
よる全表示セルのリセットを行うことができるので、効
率の良いリセット動作が可能になる。また、上記の第2
の目的を達成するための本発明の画像表示装置の駆動方
法によれば、第1に、維持放電期間におけるXサスティ
ン電極等の第1の電極、および、Yスキャン電極等の第
2の電極と、アドレス電極等の第3の電極との間での異
常放電を防止するため、Xサスティン電極およびYスキ
ャン電極に維持放電パルスが印加されている状態におい
ては、アドレス電極をVawの電圧まで駆動することが
必要である。このため、初めの維持放電パルス(Yスキ
ャン電極の維持放電パルス)が印加される場合のみ、ア
ドレス電極側の回路を使用してVawの電圧まで駆動さ
せる。その後、Xサスティン電極およびYスキャン電極
に印加される維持放電パルスが入れ替わるとき、すなわ
ち、Xサスティン電極およびYスキャン電極が共に0V
のときのみ、アドレス電極の駆動波形として、電圧Va
wのレベルから例えば0Vのレベルに下げるような電圧
パルス波形を駆動することによって、アドレス期間にお
ける選択セルに対し安定した維持放電を行うことが可能
になる。
【0055】ただし、上記のパルス状の駆動波形を実現
する際に、0Vから再度、元の電圧Vawに引き上げる
必要がある。従来の駆動方法である駆動回路部のドライ
バ機能を使用した場合、維持放電期間中の維持放電パル
スと同等の駆動回数を要することになり、従来より多く
の駆動電力を消費するという不都合が生ずる。このた
め、上記の第2の目的を達成するための本発明の画像表
示パネルの駆動方法によれば、第2に、駆動回路部のド
ライバ機能を使用せずにXサスティン電極およびYスキ
ャン電極とアドレス電極との間に存在する静電容量を利
用し、アドレス電極の電圧を自己的に引き上げているた
め、回路の駆動電力を抑えながら安定した維持放電を実
現することが可能になる。
【0056】
【実施例】以下、図2〜図11を参照しながら、本発明
の好適な実施例を説明する。以下の各実施例において、
画像表示装置としてのAC型PDPは、例えば、前述の
図12、図13および図14に示すような構造を有する
ものとする。さらに、AC型PDPを動作させる周辺回
路は、概略的に、前述の図15に示した構成とほぼ同じ
である。
【0057】図2は、本発明の第1実施例において1サ
ブフレームの期間に電極に印加する電圧パルスの駆動波
形を示すタイミングチャートである。本発明の第1実施
例に係る画像表示装置の駆動方法を示す図2のタイミン
グチャートにおいては、維持放電期間に印加される維持
放電パルスの電圧であるVsのほぼ1/2の値を、正極
性と負極性(+1/2Vs、−1/2Vs)にてXサス
ティン電極およびYスキャン電極から印加し、極性を変
えて維持放電を繰り返している。このとき、アドレス電
極の電位は0Vに保持する。また一方で、リセット期間
においては、Yスキャン電極に対し負極性の−1/2V
sの電圧からなる電圧パルスを印加し、Xサスティン電
極に対し正極性の1/2Vs+Vwの電圧からなる電圧
パルスを印加することにより、全面書き込み動作を行
う。
【0058】次に、Xサスティン電極およびYスキャン
電極の両電極を同時に0Vに戻すことによって、全面自
己消去放電が起こり、全表示セルが壁電荷のない状態に
なる。このときも、アドレス電極の電位は0Vに保持さ
れたままである。さらに、アドレス期間においては、Y
スキャン電極に対し負極性の−1/2Vsの電圧からな
るスキャンパルスが印加され、これと同時に、アドレス
電極に対しVaの電圧からなるアドレスパルスが印加さ
れた選択セルにおいてアドレス放電が行われる。このよ
うな一連の動作は、1番目の表示ラインから最終番目の
表示ラインまで実行される。このとき、Xサスティン電
極の電位は、正極性の+1/2Vsの電圧に保持され
る。
【0059】図3は、本発明の第1実施例による画像表
示装置の駆動回路部の構成を示す回路図(その1)であ
り、図4は、本発明の第1実施例による画像表示装置の
駆動回路部の構成を示す回路図(その2)である。ただ
し、ここでは、駆動回路部の電界効果トランジスタ(通
常、FETと略記される)等のスイッチング素子(スイ
ッチング手段)とダイオードの構成を重点的に図示する
こととする。
【0060】図3および図4において、第3の電極16
を構成するアドレス電極A1、A2、A3、…、AMを
駆動するためのアドレスデータドライバ60は、アドレ
ス期間中にアドレス電極に対し電圧Vaのアドレスパル
スを供給するスイッチング素子からなる第1の電界効果
トランジスタT1と、維持放電期間中にアドレス電極の
電位をほぼ0V(GNDレベル)に保持する第2の電界
効果トランジスタT2とを含む。さらに、これらの電界
効果トランジスタT1、T2に対し並列かつ逆極性でダ
イオードD1、D2が接続される。
【0061】さらに、第1の電極14を構成するXサス
ティン電極Xを駆動するためのX共通ドライバ40は、
維持放電期間中に印加される維持放電パルスの電圧であ
るVsのほぼ1/2の値を、それぞれ、正極性と負極性
(+1/2Vs、−1/2Vs)にてXサスティン電極
Xに供給するスイッチング素子からなる第13の電界効
果トランジスタT13、および、第14の電界効果トラ
ンジスタT14を含む。さらに、これらの電界効果トラ
ンジスタT13、T14に対し並列かつ逆極性でダイオ
ードD13、D14が接続される。上記の電界効果トラ
ンジスタT13、T14は、第1の電圧供給手段4とし
ての機能を有している。
【0062】さらに、上記のX共通ドライバ40は、V
wの電圧からなる書き込み用の電圧パルスを、コンデン
サ41を介してXサスティン電極Xに供給するスイッチ
ング素子からなる第15の電界効果トランジスタT1
5、および、第16の電界効果トランジスタT16を含
む。さらに、これらの電界効果トランジスタT15、T
16に対し並列かつ逆極性でダイオードD15、D16
が接続される。これらのダイオードは、通常、FETに
内蔵されている。
【0063】さらに、Xサスティン電極Xの電位を+1
/2Vsから0Vに戻すためのスイッチング素子からな
る第11の電界効果トランジスタT11と、Xサスティ
ン電極Xの電位を−1/2Vsから0Vに戻すためのス
イッチング素子からなる第12の電界効果トランジスタ
T12とが設けられている。さらに、これらの維持電圧
解除用の電界効果トランジスタT11、T12に対し並
列かつ逆極性でダイオードD11、D12が接続され
る。これらの電界効果トランジスタT11、T12は、
オン状態(導通状態)での抵抗が比較的高い素子から構
成されている。
【0064】さらに、図3において、第2の電極15を
構成するYスキャン電極Y1、Y2、Y3、…、YNを
駆動するためのY共通ドライバ50は、維持放電期間中
に印加される維持放電パルスの電圧であるVsのほぼ1
/2の値を、それぞれ、負極性と正極性(−1/2V
s、+1/2Vs)にてYスキャン電極に供給するスイ
ッチング素子からなる第3の電界効果トランジスタT
3、および、第4の電界効果トランジスタT4を含む。
さらに、これらの電界効果トランジスタT3、T4に対
し並列かつ逆極性でダイオードD3、D4が接続され
る。上記の電界効果トランジスタT3、T4は、第2の
電圧供給手段5としての機能を有している。
【0065】さらに、第3の電界効果トランジスタT3
と+1/2Vsの電圧供給用の電源との間にはダイオー
ドD30が接続され、第4の電界効果トランジスタT4
と−1/2Vsの電圧供給用の電源との間にはダイオー
ドD30が接続されている。さらに、Yスキャン電極の
電位を+1/2Vsから0Vに引き下げるための第5の
スイッチング素子からなる電界効果トランジスタT5
と、Yスキャン電極の電位を−1/2Vsから0Vに引
き上げるためのスイッチング素子からなる第6の電界効
果トランジスタT6とが設けられている。さらに、これ
らの維持電圧解除用の電界効果トランジスタT5、T6
に対し並列かつ逆極性でダイオードD5、D6が接続さ
れる。これらの電界効果トランジスタT5、T6は、オ
ン状態での抵抗が比較的高い素子から構成されている。
【0066】さらに、アドレス期間において、Yスキャ
ンドライバ55に対し0Vの非選択信号SDを供給する
スイッチング素子からなる第7の電界効果トランジスタ
T7と、Yスキャンドライバ55に対し−1/2Vsの
選択信号SUを供給するスイッチング素子からなる第8
の電界効果トランジスタT8とが設けられている。さら
に、これらの電界効果トランジスタT7、T8に対し並
列かつ逆極性でダイオードD7、D8が接続される。さ
らに、第7の電界効果トランジスタT7と直列にダイオ
ードD70が接続されている。
【0067】さらに、図3において、Yスキャンドライ
バ55は、非選択セルを駆動するためのスイッチング素
子からなる第9の電界効果トランジスタT9と、選択セ
ルを駆動するためのスイッチング素子からなる第10の
電界効果トランジスタT10とを含む。さらに、これら
の電界効果トランジスタT9、T10に対し並列かつ逆
極性でダイオードD9、D10が接続される。
【0068】なお、図3および図4の実施例の駆動回路
部では、Xサスティン電極およびYスキャン電極の電位
を、−1/2Vsまたは+1/2Vsから0Vに戻すた
めのスイッチング素子が必要になる。ただし、これらの
スイッチング素子は、ガス放電電流を流す必要がないた
め、スイッチング素子の個数の増加はほとんど問題には
ならない。
【0069】図5は、本発明の第1実施例の駆動回路部
の動作を説明するためのタイミングチャートである。図
5において、リセット期間中の全面書き込み時は、Yス
キャン電極に接続されるY共通ドライバ側の第3の電界
効果トランジスタT3がオン状態になる。さらに、第3
の電界効果トランジスタT3がオン状態になると、対応
する信号がYスキャンドライバ内のダイオードを経由し
てYスキャン電極の電位が−1/2Vsに引き込まれ
る。さらに、Xサスティン電極に接続されているX共通
ドライバ側の第13の電界効果トランジスタT13およ
び第15の電界効果トランジスタT15がオン状態にな
り、Xサスティン電極に対し1/2Vs+Vwの電圧か
らなる電圧パルスが印加される。この電圧パルスの終了
後は、第6の電界効果トランジスタT6がオン状態にな
ってYスキャン電極の電位を0Vに引き上げ、同時に、
第12の電界効果トランジスタT12がオン状態になっ
てXサスティン電極の電位を0Vに引き下げる。
【0070】アドレス期間においては、Y共通ドライバ
側の第7の電界効果トランジスタT7および第8の電界
効果トランジスタ8がそれぞれオン状態になって、Yス
キャンドライバの非選択信号SDの側に、非選択電位で
ある0Vを印加すると共に、Yスキャンドライバの選択
信号SUの側に、選択電位である−1/2Vsを印加す
る。さらに、Yスキャンドライバ内の第9の電界効果ト
ランジスタ9を非選択時にオン状態にし、第10の電界
効果トランジスタT10を選択時にオン状態にすること
で、Yスキャン電極に順次スキャンパルスを印加する。
このときに、Xサスティン電極は+1/2Vsに保持さ
れるため、第13の電界効果トランジスタT13がオン
状態になり続ける。アドレスデータドライバは、選択/
非選択に応じて第1の電界効果トランジスタT1および
第2の電界効果トランジスタT2のオン/オフ動作を行
う。
【0071】維持放電期間においては、Y共通ドライバ
側の電界効果トランジスタT3〜T6、および、X共通
ドライバ側の電界効果トランジスタT11〜T14がオ
ン/オフ動作を繰り返し、Xサスティン電極およびYス
キャン電極に維持放電パルスを印加する。維持放電時の
放電により電流が流れる電界効果トランジスタは、T
3、T4、T13、およびT14である。
【0072】図6は、本発明の第2実施例による画像表
示装置の駆動回路部の構成を示す回路図(その1)であ
り、図7は、本発明の第2実施例による画像表示装置の
駆動回路部の構成を示す回路図(その2)である。ただ
し、ここでも、前述の第1実施例(図3および図4)の
場合と同じように、駆動回路部の電界効果トランジスタ
等のスイッチング素子(スイッチング手段)とダイオー
ドの構成を重点的に図示することとする。
【0073】本発明の第2実施例の構成は、前述の第2
実施例の構成と概ね同じであるが、維持電圧解除用の電
界効果トランジスタT5、T6、T11およびT12に
対し抵抗51、52、42および43をそれぞれ接続し
ている点が前述の第2実施例の場合と異なる。図6およ
び図7に示す第2実施例においては、維持電圧解除用の
電界効果トランジスタの出力段に抵抗を挿入することに
より、スイッチング素子を含むスイッチング手段のイン
ピーダンスをさらに高くしている。このような構成によ
り、特に維持放電パルスの立ち下がりが安定に行えるよ
うになっている。
【0074】図8は、本発明の第2実施例の駆動回路部
の動作を説明するためのタイミングチャートである。図
8に示すタイミングチャートは、前述の第2実施例の場
合のタイミングチャート(図5)と概ね同じである。た
だし、図8においては、Xサスティン電極およびYスキ
ャン電極に印加される維持放電パルスの電圧を0Vに戻
す場合、抵抗51、52、42および43の挿入によっ
て電界効果トランジスタT5、T6、T11およびT1
2をそれぞれ流れる電流を制限するようにしている。こ
のため、維持放電パルスの立ち下がりが緩やかになって
大電流が流れるのを抑制することができるので、大電流
によるノイズの発生を防止することが可能になる。また
一方で、リセット期間においては、オン抵抗の比較的低
い電界効果トランジスタT13、T15を動作させるこ
とにより、大電流が流せる状態にて全面自己消去放電を
効率良く行えるようにしている。
【0075】図9は、本発明の第3実施例において1サ
ブフレームの期間に電極に印加する電圧パルスの駆動波
形を示すタイミングチャートである。上記第3実施例に
おいては、従来の駆動方式であるアドレス期間/維持放
電期間分離型・書き込みアドレス方式に基づいた例を示
している。図9のタイミングチャートにおいては、各電
極に印加する電圧パルスの1サブフレームの期間は、リ
セット期間、アドレス期間および維持放電期間に分離さ
れる。
【0076】リセット期間においては、全表示セルの初
期化を目的として、Xサスティン電極に対し正極性のV
s+Vwの電圧からなる電圧パルスを印加することによ
り、全面書き込み動作を行う。次に、Xサスティン電極
の電位を0Vに戻すことによって、全面自己消去放電が
行われる。さらに、アドレス期間において、表示データ
に応じた選択セルに対し、アドレス電極およびYスキャ
ン電極間の放電を線順次走査方式により実行し、選択セ
ルの壁電荷のセットを行う。
【0077】そして、維持放電期間において、Xサステ
ィン電極とYスキャン電極に対し交互に、Vsの電圧
(例えば、180V)からなる維持放電パルスを印加
し、壁電荷のセットがなされた選択セルに対し維持放電
が行われる。すなわち、この場合は、従来と同じ構成の
ドライバを使用することにより、全面書き込み動作、全
面自己消去放電、アドレス放電および維持放電が行われ
る。
【0078】さらに、図9において、上記の維持放電期
間を開始する際、初めの維持放電パルス(すなわち、Y
スキャン電極の維持放電パルス)が印加される場合のみ
アドレス電極側の回路を使用し、アドレス電極を電圧V
awの電位まで引き上げ、Xサスティン電極、Yスキャ
ン電極およびアドレス電極からなる3電極間での放電電
位の安定化を図るようにしている。
【0079】その後、上記の維持放電期間におけるアド
レス電極の駆動波形として、Xサスティン電極とYスキ
ャン電極の維持放電パルスが入れ替わる際(維持放電パ
ルスが未出力のとき)に電圧Vawのレベルから0Vの
レベルに下げるようなパルス波形を印加することによ
り、アドレス期間における選択セルの安定した維持放電
を行うことが可能になる。
【0080】図10は、本発明の第3実施例に関係する
アドレス電極部の構成を示す図であり、図11は、本発
明の第3実施例のアドレス電極部の動作を説明するため
のタイミングチャートである。ここで、アドレス電極部
とは、アドレスデータドライバ60、および、このアド
レスデータドライバ60に接続されたアドレス電極を有
する画像表示パネル2を含む構成部分を指すものとす
る。
【0081】図10において、第3の電極16を構成す
るアドレス電極を駆動するためのアドレスデータドライ
バ60は、リセット期間および維持放電期間の初めの部
分においてアドレス電極に対し電圧Vawの電圧パルス
を供給するスイッチング素子からなる電界効果トランジ
スタ61と、アドレス電極の電位を0Vに保持する電界
効果トランジスタ62とを含む。さらに、これらの電界
効果トランジスタ61、62に対し並列かつ逆極性でダ
イオード63、64が接続される。
【0082】図10のアドレス電極部において、アドレ
ス電極に対するパルス状の駆動波形の供給を実現させる
ために、0Vから再度、元の電圧に引き上げる際の駆動
方法として、駆動回路部のドライバ機能を使用せずにX
サスティン電極およびYスキャン電極とアドレス電極と
の間の静電容量(パネルコンデンサ容量)を利用するこ
とにより、アドレス電極の電位を自己的に引き上げるよ
うにしている。このような電極間の交点に存在する静電
容量を利用した駆動方法を実行することにより、駆動回
路部の駆動電力の増加を抑えることが可能になる。
【0083】さらに詳しく説明すると、本発明の第3実
施例においては、図10に示すように、Xサスティン電
極およびアドレス電極間の静電容量C13、Yスキャン
電極およびアドレス電極間の静電容量C23、ならび
に、Xサスティン電極およびYスキャン電極間の静電容
量C12を利用してアドレス電極の電位を自己的に引き
上げるようにしている。これらの静電容量を利用するこ
とにより、約100Vまで自己的に電位を引き上げるこ
とが可能になる。さらに、これらの静電容量により昇圧
した電位は、アドレスデータドライバ60内のスイッチ
ング素子によって強制的に0Vに戻すようになってい
る。
【0084】換言すれば、図11のタイミングチャート
に示すように、アドレスデータドライバ60に入力され
る高電位側FET制御信号UPおよび低電位側FET制
御信号DOWNに基づき、電界効果トランジスタ61お
よび電界効果トランジスタ62をオン状態にすることに
より、アドレス電極の電位をVawの電圧から0Vの電
圧に引き下げるようにしている。その後、アドレスデー
タドライバ内の電界効果トランジスタが高インピーダン
スの状態でXサスティン電極またはYスキャン電極のい
ずれかの電圧が立ち上がると、上記の静電容量によって
アドレス電極の電位が再びVawの電圧まで引き上げら
れる。このような一連の動作により、駆動回路部の能力
を利用せずにパルス状の電圧を印加することが可能にな
る。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像表示
装置によれば、第1に、維持放電に必要な電圧を1/2
ずつ交互に異なる極性で、Xサスティン電極等の第1の
電極と、Yスキャン電極等の第2の電極に印加してい
る。それゆえに、アドレス電極等の維持放電に対する悪
影響を最小限に抑えることが可能になると共に、低耐圧
のアドレスデータドライバの使用が可能になる。さら
に、Yスキャン電極等の選択電位と維持放電時の電位を
同じものとしているため、電源の種類が節減され、電源
回路の構成の簡素化が図れるので、低コストで信頼性の
高い表示装置を提供することができる。
【0086】さらに、本発明の画像表示装置によれば、
第2に、アドレス期間にアドレス電極等に印加されるア
ドレスパルスは0Vに対して正極性であり、Yスキャン
電極等に印加されるスキャンパルスは0Vに対して負極
性であるため、選択書き込み放電時にアドレス電極側の
蛍光体に対するイオンの衝撃が最小限に抑えられる。さ
らに、本発明の画像表示装置によれば、第3に、アドレ
スパルスは0Vに対して正極性であって、かつ、維持放
電パルスと同じ電圧を有しているので、電源回路の構成
の簡素化が図れる。
【0087】さらに、本発明の画像表示装置によれば、
第4に、維持放電パルスの電位を0Vにする場合、イン
ピーダンスの高い素子を使用しているので、大電流が流
れることがなくなり、他の回路へのノイズの侵入等に起
因する誤動作や障害の発生を防止することができる。さ
らに、本発明の画像表示装置によれば、第5に、リセッ
ト期間中は、充分にインピーダンスの低いスイッチング
素子を利用して全面自己消去放電による全表示セルのリ
セットを行うことができるので、効率の良い安定したリ
セット動作が行える。
【0088】また一方で本発明の画像表示装置の駆動方
法によれば、第1に、維持放電に必要な電圧を1/2ず
つ交互に異なる極性で、Xサスティン電極等の第1の電
極と、Yスキャン電極等の第2の電極に印加している。
それゆえに、アドレス電極等の維持放電に対する悪影響
を最小限に抑えることが可能になると共に、アドレスデ
ータドライバの低耐圧化も可能になる。
【0089】さらに、本発明の画像表示装置の駆動方法
によれば、第2に、アドレス期間にアドレス電極等に印
加されるアドレスパルスは0Vに対して正極性であり、
Yスキャン電極等に印加されるスキャンパルスは0Vに
対して負極性であるため、選択書き込み放電時にアドレ
ス電極側の蛍光体に対するイオンの衝撃に起因する画像
表示パネルの品質低下が抑えられる。
【0090】さらに、本発明の画像表示装置の駆動方法
によれば、第3に、アドレスパルスは0Vに対して正極
性であって、かつ、維持放電パルスと同じ電圧を有して
いるので、電源回路の構成および制御方法が簡単にな
る。さらに、本発明の画像表示装置の駆動方法によれ
ば、第4に、Xサスティン電極およびYスキャン電極に
印加される維持放電パルスが入れ替わるとき、すなわ
ち、Xサスティン電極およびYスキャン電極が共に0V
のときのみ、アドレス電極の駆動波形として、電圧Va
wのレベルから例えば0Vのレベルに下げるような電圧
パルスを印加することによって、アドレス期間における
選択セルに対し安定した維持放電が行える。この結果、
画像表示パネルの動作特性の向上が図れるようになる。
【0091】さらに、本発明の画像表示装置の駆動方法
によれば、第5に、駆動回路部のドライバ機能を使用せ
ずにXサスティン電極およびYスキャン電極とアドレス
電極との間に存在する静電容量を利用し、アドレス電極
の電圧を自己的に引き上げているため、回路の駆動電力
の増加を抑えながら安定した維持放電が実現される。さ
らに、本発明の画像表示装置の駆動方法によれば、第6
に、初めの維持放電パルスが印加される場合のみ、アド
レス電極側の回路を使用して一定電圧(Vawの電圧)
まで駆動させるようにしているので、維持放電期間中の
アドレス電極、Xサスティン電極、およびYスキャン電
極間での放電電位の安定化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例において1サブフレームの
期間に電極に印加する電圧パルスの駆動波形を示すタイ
ミングチャートである。
【図3】本発明の第1実施例による画像表示装置の駆動
回路部の構成を示す回路図(その1)である。
【図4】本発明の第1実施例による画像表示装置の駆動
回路部の構成を示す回路図(その2)である。
【図5】本発明の第1実施例の駆動回路部の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図6】本発明の第2実施例による画像表示装置の駆動
回路部の構成を示す回路図(その1)である。
【図7】本発明の第2実施例による画像表示装置の駆動
回路部の構成を示す回路図(その2)である。
【図8】本発明の第2実施例の駆動回路部の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図9】本発明の第3実施例において1サブフレームの
期間に電極に印加する電圧パルスの駆動波形を示すタイ
ミングチャートである。
【図10】本発明の第3実施例に関係するアドレス電極
部の構成を示す図である。
【図11】本発明の第3実施例のアドレス電極部の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【図12】一般的な3電極面放電・AC型PDPの概略
的構造を示す平面図である。
【図13】一般的な3電極面放電・AC型PDPのアド
レス電極に沿った概略的構造を示す断面図である。
【図14】一般的な3電極面放電・AC型PDPの維持
電極に沿った概略的構造を示す断面図である。
【図15】一般的な3電極面放電・AC型PDPを駆動
するための周辺回路の構成を示すブロック図である。
【図16】アドレス期間/維持放電期間分離型・書き込
みアドレス方式で、かつ、リセット期間に全面消去放電
を用いた従来の画像表示パネル駆動方式を説明するため
の駆動波形図である。
【図17】図16のアドレス期間/維持放電期間分離型
・書き込みアドレス方式において複数のサブフレームを
形成した状態を示す図である。
【符号の説明】
1…画像表示装置 2…画像表示パネル 4…第1の電圧供給手段 5…第2の電圧供給手段 14…第1の電極 15…第2の電極 16…第3の電極 22…表示セル 31…制御回路部 32…表示データ制御部 33…フレームメモリ部 34…パネル駆動制御部 35…スキャンドライバ制御部 36…共通ドライバ制御部 40…X共通ドライバ 50…Y共通ドライバ 55…Yスキャンドライバ 60…アドレスデータドライバ T1〜T16…電界効果トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09G 3/28 H (72)発明者 広瀬 忠継 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 町田 淳 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 グェン タン ニャン 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−230185(JP,A) 特開 平3−19483(JP,A) 特開 平6−76744(JP,A) 特開 平7−162787(JP,A) 特開 昭62−259330(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/28 G09G 3/20 621 G09G 3/20 624 G09G 3/288

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 維持放電を実施するための一対の電極を
    構成する第1の電極および第2の電極を表示ライン毎に
    平行に配置した第1の基板と、該第1の基板に対向して
    配置された第2の基板と、該第1の基板または該第2の
    基板において該第1および第2の電極と交差するように
    配置された第3の電極とを備え、表示セルのリセットを
    行うリセット期間と、表示データに応じた表示セルの
    動作を行うアドレス期間と、前記一対の電極間にて維
    持放電を行い、発光表示を実行する維持放電期間とを有
    する画像表示装置であって、 前記維持放電期間において、前記一対の電極の一方に対
    し、前記維持放電に必要な所定の電圧の1/2の電圧を
    供給する第1の電圧供給手段と、 前記一対の電極の他方に対し、前記一対の電極の一方に
    対するものとは極性の異なる該所定の電圧の1/2の電
    圧を供給する第2の電圧供給手段とを備え 前記リセット期間において、前記維持放電期間に供給さ
    れる電圧を超える電圧を前記一対の電極の一方に対して
    印加する ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の電圧供給手段は、前記一対の
    電極の一方に対し、基準電位に対して正極性である電圧
    パルスを供給する手段と、基準電位に対して負極性であ
    る電圧パルスを供給する手段とを含み、 前記第2の電圧供給手段は、前記一対の電極の他方に対
    し、基準電位に対して正極性である電圧パルスを供給す
    る手段と、基準電位に対して負極性である電圧パルスを
    供給する手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の
    画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の電圧供給手段および第2の電
    圧供給手段は、前記維持放電期間において、維持放電に
    必要な所定の印加電圧を取り除く場合に動作させる維持
    電圧解除用スイッチング手段を備えており、該維持電圧
    解除用スイッチング手段は、維持放電を実行するために
    必要な電流を前記一対の電極に流すための維持放電用ス
    イッチング手段に対してインピーダンスの高い素子にて
    構成されることを特徴とする請求項1記載の画像表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記のインピーダンスの高い素子は、導
    通状態での抵抗が高い電界効果トランジスタからなるこ
    とを特徴とする請求項3記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記のインピーダンスの高い素子は、前
    記電界効果トランジスタの出力段に抵抗を有することを
    特徴とする請求項4記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 維持放電を実施するための一対の電極を
    構成する第1の電極および第2の電極を表示ライン毎に
    平行に配置した第1の基板と、該第1の基板に対向して
    配置された第2の基板と、該第1の基板または該第2の
    基板において該第1および第2の電極と交差するように
    配置された第3の電極とを備え、表示セルのリセットを
    行うリセット期間と、表示データに応じた表示セルの
    動作を行うアドレス期間と、前記一対の電極間にて維
    持放電を行い、発光表示を実行する維持放電期間とを含
    む画像表示装置の駆動方法であって、 前記維持放電期間において、前記一対の電極の一方に対
    し、前記維持放電に必要な所定の電圧の1/2の電圧を
    印加すると共に、前記一対の電極の他方に対し、前記一
    対の電極の一方に対するものとは極性の異なる該所定の
    電圧の1/2の電圧を印加することにより前記維持放電
    を実施するものであり、 前記リセット期間において、前記維持放電期間に供給さ
    れる電圧を超える電圧を前記一対の電極の一方に対して
    印加する ことを特徴とする画像表示装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】 前記維持放電を実施するための電圧印加
    に際し、該維持放電に必要な所定の印加電圧を印加する
    際の電圧変化に対して、該印加電圧を取り除く際の電圧
    変化を緩やかにすることを特徴とする請求項6記載の画
    像表示装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】 前記維持放電期間において、前記一対の
    電極間にて維持放電を行うに際し、前記第3の電極の電
    位を基準電位に保持することを特徴とする請求項6記載
    の画像表示装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】 前記アドレス期間において表示セルの
    動作を行うに際し、前記第2の電極を選択する電位
    は、前記維持放電期間に供給される電圧と同等の電圧を
    有することを特徴とする請求項6記載の画像表示装置の
    駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記アドレス期間において表示セルの
    選択動作を行うに際し、前記第2の電極に印加される電
    圧とは逆極性で、前記維持放電期間に供給される電圧と
    同等の電圧が、前記第1の電極に印加されることを特徴
    とする請求項6記載の画像表示装置の駆動方法。
  11. 【請求項11】 前記アドレス期間において、前記維持
    放電期間に供給される電圧と同等の電圧を前記第1の電
    極に印加するに際し、該電圧を印加する際の電圧変化に
    対して、該電圧を取り除く際の電圧変化を緩やかにする
    ことを特徴とする請求項10記載の画像表示装置の駆動
    方法。
  12. 【請求項12】 前記アドレス期間において表示セルの
    選択動作を行うに際し、前記第3の電極を選択する電位
    は、前記維持放電期間に供給される電圧と同等の電圧を
    有することを特徴とする請求項6記載の画像表示装置の
    駆動方法。
  13. 【請求項13】 前記リセット期間において、前記一対
    の電極の一方に対し、前記維持放電期間に供給される
    圧と同等の電圧に書き込み用の所定の電圧パルスを重畳
    して前記維持放電期間に供給される電圧を生成すること
    を特徴とする請求項6記載の画像表示装置の駆動方法。
  14. 【請求項14】 前記リセット期間において、前記一対
    の電極の他方に対し、前記一対の電極の一方に印加され
    る電圧とは逆極性で、前記維持放電期間に供給される
    圧と同等の電圧を印加することを特徴とする請求項6記
    載の画像表示装置の駆動方法。
  15. 【請求項15】 前記アドレス期間に先立って、全面書
    き込み放電、および、全面自己消去放電による全表示セ
    ルのリセットを行う場合、前記第1、第2および第3の
    電極のすべてを、基準電位に対して正極性で、かつ前記
    維持放電期間に供給される電圧と同等の電圧とすること
    で、前記全面自己消去放電を実行することを特徴とする
    請求項6記載の画像表示装置の駆動方法。
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