JP3520615B2 - 車両用データ記録装置 - Google Patents
車両用データ記録装置Info
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Description
装置に係り、特に、車両の挙動を表す特性値を、所定状
況下で不揮発性メモリに記録することにより、所定状況
が生ずる前後の車両挙動に関するデータの保存を図る車
両用データ記録装置に関する。
9号公報に開示される如く、車両の走行状態を表す特性
値を不揮発性メモリに記録することにより、所定状況下
での車両挙動に関するデータの保存を図る装置が知られ
ている。上記公報に開示される装置は、車両に搭載され
るエアバッグシステムが作動する前後の加速度データを
保存するためのデータ記録装置である。
速度センサの出力信号(以下、G信号と称す)は、随時
電子制御ユニット内の揮発性メモリ(RAM)に記録さ
れる。車両に対して、所定値を超える加速度が作用する
と、その後、所定期間にわたってG信号をRAM内に記
録する処理が継続されると共に、RAM内に記録されて
いる加速度データ、すなわち、車両に対して所定値を超
える加速度が作用する前後所定期間にわたる加速度デー
タが、不揮発性メモリ(EEPROM)に書き込まれ
る。
は、揮発性メモリにデータを書き込む場合に比して長い
時間を要する。このため、所定値を超える加速度が検出
された後に、G信号を直接不揮発性メモリに書き込むこ
とはできない。これに対して、上記従来の装置の如く、
G信号を一旦揮発性メモリに記録し、その後、揮発性メ
モリ内のデータを不揮発性メモリに書き込むこととすれ
ば、時間的な制約に制限されることなく、所定期間に渡
る加速度データを、不揮発性メモリ内に記録することが
できる。
度データは、電子制御ユニットへの電力の供給が遮断さ
れた場合においても消去されることはない。このため、
上記従来の装置によれば、車両に所定値を超える加速度
が作用した場合に、その加速度の影響で電子制御ユニッ
トへの電力供給が遮断された場合においても、所定期間
にわたる加速度データを、事後的に不揮発性メモリから
読みだすことができる。従って、上記従来の装置を車両
に搭載すれば、車両に作用した加速度の大きさ等を事後
的に正確に解析することができる。
て不当に大きな加速度が作用する状況下では、車載バッ
テリが破損する等の理由により、加速度が作用した後早
期に電子制御ユニットへの電力供給が遮断される場合が
ある。一方、揮発性メモリ内のデータを、不揮発性メモ
リに書き込むためには、上述の如く、ある程度の時間が
必要とされる。このため、所定値を超える加速度が作用
した際の車両の状態によっては、不揮発性メモリへのデ
ータの書き込みが終了する前に、電子制御ユニットの作
動が停止される場合がある。
が行われる毎に消去されるとは限らない。このため、車
両に対して所定値を超える加速度が作用して、不揮発性
メモリへのデータの書き込みが開始される時点で、不揮
発性メモリ内に、既に加速度データが書き込まれている
場合がある。
が車両に作用した際に、単に加速度データのみを不揮発
性メモリに記録する構成である。このため、不揮発性メ
モリに既に加速度データが書き込まれている状況下で加
速度データの書き込みが開始され、その後、早期に電子
制御ユニットへの電力供給が遮断されるような状況下で
は、不揮発性メモリの内部に、何らの区別のなく今回書
き込まれた加速度データと、前回以前の処理により書き
込まれた加速度データとが混在することになる。
混在して記録されていると、事後的にそのデータを読み
だしても、正確な加速度解析を行うことはできない場合
がある。この意味で、上記従来の装置は、不揮発正メモ
リ内に新旧の加速度データが混在して記録されている場
合、その新旧のデータの内容によっては正確な加速度解
析を行うことができない場合があるという問題を有して
いることになる。
であり、不揮発性メモリへのデータの書き込みが、正常
に行われたか否かを表す判別データを、車両の状態を表
す特性値と共に不揮発性メモリ内に記録することによ
り、上記の課題を解決する車両用データ記録装置を提供
することを目的とする。
に記載する如く、車両の状態を表す特性値を揮発性メモ
リ内に記憶すると共に、所定の状況下で、前記揮発性メ
モリ内のデータを不揮発性メモリに書き込んでデータの
保存を図る車両用データ記録装置において、前記特性値
が所定値以上であることを示す書き込み開始フラグがセ
ットされかつエアバッグの作動条件が成立した後に、前
記揮発性メモリ内に記憶されるエアバッグの作動条件が
成立する前後の所定期間にわたるデータを、前記不揮発
性メモリに書き込むデータ書き込み手段と、前記揮発性
メモリから前記不揮発性メモリへのデータ書き込み中
に、前記データ書き込み手段の作動が停止したか否かに
対応する判別データを、前記不揮発性メモリに書き込む
作動状態記録手段と、を備え、前記作動状態記録手段
は、前記不揮発性メモリへのデータの書き込みの進行状
態に対応し、前記不揮発性メモリのどの領域までが正確
なデータでありどの領域からが不正確なデータであるか
の判別を可能とする進行データを、前記不揮発性メモリ
に記録する進行データ記録手段を備える車両用データ記
録装置により達成される。
値以上となり、かかる状態を示す書き込み開始フラグが
セットされ、かつ、エアバッグの作動条件が成立する
と、前記データ書き込み手段は、前記揮発性メモリに記
録されている前記特性値を、前記不揮発性メモリに書き
込む。また、前記不揮発性メモリには、前記作動状態記
録手段によって、前記データ書き込み手段の作動状態を
表す判別データが記録されると共に、不揮発性メモリへ
のデータ書き込み中に、そのデータ書き込みの進行状態
に対応し、その不揮発性メモリのどの領域までが正確な
データでありどの領域からが不正確なデータであるかの
判別を可能とする進行データが記録される。この場合、
判別データは、不揮発性メモリ内に記録されているデー
タが、正確なデータであるか否かを表すことになると共
に、進行データは、不揮発性メモリ内に書き込まれてい
るデータがどの領域まで正確なデータでありどの領域か
らが不正確なデータであるのかを表すことになる。
如く、上記請求項1記載の車両用データ記録装置におい
て、前記作動状態記録手段は、前記不揮発性メモリへの
データの書き込みが開始される際に、前記不揮発性メモ
リに開始データを記録する開始データ記録手段と、前記
不揮発性メモリへのデータの書き込みが終了される際
に、前記不揮発性メモリに終了データを記録する終了デ
ータ記録手段と、を備える車両用データ記録装置によっ
ても達成される。
は、不揮発性メモリへのデータの書き込みが開始される
際に、不揮発性メモリに開始データを記録する。また、
前記終了データ記録手段は、不揮発性メモリへのデータ
の書き込みが終了される際に、不揮発性メモリに終了デ
ータを記録する。不揮発性メモリへのデータの書き込み
が終了する前に、データの書き込みが停止された場合に
は、不揮発性メモリに開始データが記録され、データの
書き込みが正常に終了すると、不揮発性メモリに終了デ
ータが記録されることになる。このように、開始データ
および終了データのうち、何れが最後に記録されている
かは、データの書き込みが適正に終了されたか否かに対
応している。
如く、車両の状態を表す特性値を揮発性メモリ内に記憶
すると共に、所定の状況下で、前記揮発性メモリ内のデ
ータを不揮発性メモリに書き込んでデータの保存を図る
車両用データ記録装置において、前記特性値が所定値以
上であることを示す書き込み開始フラグがセットされか
つエアバッグの作動条件が成立した後に、前記揮発性メ
モリ内に記憶されるエアバッグの作動条件が成立する前
後の所定期間にわたるデータを、前記不揮発性メモリに
書き込むデータ書き込み手段と、前記データ書き込み手
段に供給される電圧を監視する電圧監視手段と、前記揮
発性メモリから前記不揮発性メモリへのデータ書き込み
中に、前記データ書き込み手段に供給される電圧が所定
電圧以下となったか否かに対応する判別データを、前記
不揮発性メモリに書き込む電圧状態記録手段と、を備
え、前記電圧状態記録手段は、前記データ書き込み手段
に供給される電圧が所定電圧を超えている場合に、前記
不揮発性メモリへのデータの書き込みの進行状態に対応
し、前記不揮発性メモリのどの領域までが正確なデータ
でありどの領域からが不正確なデータであるかの判別を
可能とする進行データを、前記不揮発性メモリに記録す
る正常電圧領域記録手段を備える車両用データ記録装置
によっても達成される。
記データ書き込み手段に供給される電圧を監視する。前
記データ書き込み手段は、十分な電圧が供給されている
場合には、適切に揮発性メモリ内のデータを不揮発性メ
モリに記録する。一方、供給される電圧が不十分である
と、適切に揮発性メモリ内のデータを不揮発性メモリに
記録することができない。前記電圧状態記録手段は、特
性値が予め定めた所定値以上となり、かかる状態を示す
書き込み開始フラグがセットされかつエアバッグの作動
条件が成立した後における不揮発性メモリへのデータの
書き込み中に、前記データ書き込み手段に適正にデータ
の書き込みを行うために必要な電圧が供給されているか
否かを表す判別データを、前記不揮発性メモリに書き込
む。この場合、判別データは、不揮発性メモリに記録さ
れているデータが適正な値であるか否かを表すことにな
る。また、電圧状態記録手段の備える正常電圧領域記録
手段は、データ書き込み手段に対して十分な電圧が供給
されている場合には、データの書き込みの進行状態に対
応し、前記不揮発性メモリのどの領域までが正確なデー
タでありどの領域からが不正確なデータであるかの判別
を可能とする進行データを、不揮発性メモリに書き込
む。一方、データ書き込み手段に対して十分な電圧が供
給されていない場合には、その進行データを不揮発性メ
モリに記録しない。この場合、進行データは、不揮発性
メモリ内に書き込まれているデータがどの領域まで正確
なデータでありどの領域からが不正確なデータであるの
かを表すことになる。
如く、車両の状態を表す特性値を揮発性メモリ内に記憶
すると共に、所定の状況下で、前記揮発性メモリ内のデ
ータを不揮発性メモリに書き込んでデータの保存を図る
車両用データ記録装置において、前記特性値が所定値以
上であることを示す書き込み開始フラグがセットされか
つエアバッグの作動条件が成立した後に、前記揮発性メ
モリ内に記憶されるエアバッグの作動条件が成立する前
後の所定期間にわたるデータを、前記不揮発性メモリに
書き込むデータ書き込み手段と、前記データ書き込み手
段に供給される電圧を監視する電圧監視手段と、前記揮
発性メモリから前記不揮発性メモリへのデータ書き込み
中に、前記データ書き込み手段に供給される電圧が所定
電圧以下となったか否かに対応する判別データを、前記
不揮発性メモリに書き込む電圧状態記録手段と、を備
え、前記電圧状態記録手段は、前記不揮発性メモリへの
データの書き込み中に、前記データ書き込み手段に供給
される電圧が所定電圧以下となった際に、その時点にお
ける前記不揮発性メモリへのデータの書き込みの進行状
態に対応し、前記不揮発性メモリのどの領域までが正確
なデータでありどの領域からが不正確なデータであるか
の判別を可能とする進行データを、前記不揮発性メモリ
に記録する異常時点記録手段を備える車両用データ記録
装置によっても達成される。
して十分な電圧が供給されている状態から、電圧が不十
分な状態に移行すると、前記異常時点記録手段によっ
て、その時点でのデータの書き込みの進行状態に対応
し、前記不揮発性メモリのどの領域までが正確なデータ
でありどの領域からが不正確なデータであるかの判別を
可能とする進行データが、不揮発性メモリに記録され
る。この場合、進行データは、不揮発性メモリ内に書き
込まれているデータがどの領域まで正確なデータであり
どの領域からが不正確なデータであるのかを表すことに
なる。
テム構成図を示す。本実施例は、車両用データ記録装置
を、車両用エアバッグシステムに組み込んだ例である。
本実施例のシステムは、マイクロコンピュータ10によ
り制御される。マイクロコンピュータ10には、A/D
変換器10aが内蔵されている。A/D変換器10aに
は、加速度センサ12が接続されている。加速度センサ
12は、車両に作用する前後方向の加速度を検出し、加
速度の大きさに対応するG信号を出力する。加速度セン
サ12から発せられたG信号は、A/D変換器10aに
よってディジタル信号に変換された後、マイクロコンピ
ュータ10に取り込まれる。マイクロコンピュータ10
は、揮発性メモリであるRAM10bを内蔵しており、
上記の如く取り込んだG信号を、随時RAM10b内に
記憶する。
EPROM14が接続されている。EEPROM14
は、所定の電気信号を供給することで記憶内容を消去す
る、又は書換えることのできる不揮発性のメモリであ
る。本実施例のシステムにおいては、加速度センサ12
によって所定レベルを超える減速度が検出された場合
に、RAM10b内に記憶されている加速度データが、
EEPROM14に書き込まれる。EEPROM14に
書き込まれた加速度データは、その後、エアバッグシス
テムの電源が遮断された後も消去されることなく保存さ
れる。
は、5V電源回路16が接続されている。5V電源回路
16は、昇圧回路18で生成される14Vの電圧を5V
電圧に降圧してマイクロコンピュータ10に供給する。
昇圧回路18には、ダイオード20を介して12Vの電
圧を発生する車載バッテリ22が接続されている。本実
施例のエアバッグシステムは、後述するスクイブ24に
電流を流通させることによりエアバッグの点火を図るシ
ステムである。エアバッグを確実に点火する意味では、
スクイブ23に供給する電圧が高圧であることが好まし
い。このため、本実施例のシステムでは、昇圧回路18
を用いて、車載バッテリ22の発生電圧に比して高圧の
14V電圧を発生させることとしている。
4、抵抗26、およびコンデンサ28で構成されるバッ
クアップ回路が接続されると共に、セーフィングセンサ
30、及び抵抗32が接続されている。セーフィングセ
ンサ30は、車両に対して所定値を超える減速度が作用
した際にオン状態となる機械式の減速度センサである。
セーフィングセンサ30と並列に接続される抵抗32
は、スクイブ23周辺の断線を検出するために配設され
た素子であり、十分に大きな抵抗値を有している。
32の他端は、スクイブ23に接続されている。更に、
スクイブ23の他端は、トランジスタ34及び抵抗36
を介して接地されている。トランジスタ34は、マイク
ロコンピュータ10により駆動されるスイッチング素子
であり、所定値を超える減速度が車両に作用する等、エ
アバッグの作動条件が成立した際にオンとされる。トラ
ンジスタ34と並列に接続される抵抗36は、上述した
抵抗32と同様に、スクイブ23周辺の断線を検出する
ために配設された素子であり、十分に大きな抵抗値を有
している。
グ素子34の何れか一方がオフであると、スクイブ23
を流れる電流が微小に抑制される。この場合、スクイブ
23が点火されることはなく、エアバッグは拡開されな
い。また、かかる状況下では、バックアップ回路の抵抗
26を介してコンデンサ28に電荷が流れ込み、コンデ
ンサ28が充電される。
ッグの作動条件が成立したと判断され、かつ、セーフィ
ングセンサ30に、所定値を超える減速度が作用する
と、トランジスタ34、及びセーフィングセンサ32の
双方がオン状態となる。これらが共にオン状態となる
と、スクイブ23の両端に昇圧回路18の出力電圧が印
加される状態となり、スクイブ23に所定の電流が流通
する。かかる電流が流通すると、スクイブ23が点火さ
れてエアバッグが拡開される。エアバッグを拡開させる
べき状況下では、バッテリ22が破損する可能性があ
る。バッテリ22が破損した場合には、バックアップ回
路のコンデンサ28に蓄えられた電荷が、ダイオード2
4を介して放電され、その放電電流によりスクイブが点
火される。
イオード38を介してランプ駆動回路40が接続されて
いる。ランプ接続回路40には、その一端が電源ライン
に接続されたランプ42が接続されている。マイクロコ
ンピュータ38は、システムが正常に機能している場合
は、ダイオード38に接続される端子をハイ出力に維持
する。この場合、ランプ駆動回路40の、ランプ42に
接続される端子がハイ出力に維持される。従って、かか
る状況下ではランプ42に電流が流通せず、ランプは消
灯状態に維持される。一方、マイクロコンピュータ10
がシステムの異常を検出すると、マイクロコンピュータ
38の、ダイオード38に接続される端子がロー出力と
される。この場合、ランプ駆動回路40の、ランプ42
に接続される端子がロー出力に変化してランプ42が点
灯状態とされる。本実施例のシステムでは、このように
してシステムの異常が車両搭乗者に表示される。
は、所定レベルを超える減速度が検出された場合に、R
AM10b内の加速度データを、EEPROM14に書
き込む処理を実行する。かかるデータの書き込み処理
は、エアバッグの作動条件が成立する場合に実行され
る。また、マイクロコンピュータ10は、エアバッグの
作動条件が成立する前後の所定期間にわたる加速度デー
タが、EEPROM14内に保存されるように、上記の
書き込み処理を実行する。
には、RAM10bにデータを書き込む場合に比して長
い時間を要する。このため、G信号をリアルタイムにE
EPROM14に書き込むことはできない。これに対し
て、本実施例のシステムの如く、G信号を一旦RAM1
0bに記録し、その後、RAM10b内のデータをEE
PROM14に書き込むこととすれば、時間的な制約に
制限されることなく、加速度データをEEPROM14
内に記録することができる。エアバッグの作動条件が成
立する前後の加速度データをEEPOM14内に保存す
ることができると、後にそのデータを読みだして、エア
バッグが作動する前後の車両挙動を解析することができ
る。従って、本実施例のエアバッグシステムは、車両の
事故原因等を正確に解析するうえで有用である。
る状況下では、車載バッテリ22の破損や、電源系の断
線等が発生する可能性がある。かかる破損または断線等
が生ずると、マイクロコンピュータ10への供給電圧が
低下し、マイクロコンピュータ10が正常に作動できな
い状態となる場合がある。
損した場合における12Vラインの電圧変化の状態を示
す。本実施例のシステムにおいて、昇圧回路18が正常
に作動するためには、6V以上の電源電圧が必要とされ
る。従って、図2に示す例において、電源電圧が6V未
満となる時刻T1 以降の領域では、昇圧回路18および
5V電源16は、適正な電圧を発生することができな
い。また、5V電源16が適正な電圧を発生し得ない状
況下では、マイクロコンピュータ10が正常に作動する
ことはできない。従って、時刻T1 以降の領域では、マ
イクロコンピュータ10の作動が停止する場合がある。
EPROM14に書き込むためには、比較的長い時間を
要する。このため、エアバッグの作動条件が成立した
後、電源電圧が上記図2に示す如く低下すると、RAM
10b内のデータをEEPROM14に書き込んでいる
途中でマイクロコンピュータ10の作動が停止される事
態が生じ得る。
OM14へのデータの書き込みは、マイクロコンピュー
タ10において所定レベルの減速度が検出された際に実
行される。この際、セーフィングセンサ32が同時にオ
ン状態となっていれば、データが書き込まれると共にエ
アバッグが作動し、一方、セーフィングセンサ32がオ
フ状態であれば、データの書き込みだけが行われる。デ
ータの書き込みだけがおこなわれた場合にあっては、そ
のデータが解析されることなく、EEPROM14内に
保存されることになる。この場合、後に再びデータの書
き込み条件が成立した際には、前回EEPROM14に
書き込まれた加速度データを、最新の加速度データに書
き換える処理が行われる。
れた場合に、最新の加速度データが最後までEEPRO
M14に書き込まれた場合のデータ波形を示す。また、
図4は、上述したデータの書換えが実行された場合に、
最新の加速度データの書換えが、電源電圧の低下に起因
して途中で停止された場合のデータ波形を示す。
ータが、全て最新の加速度データであれば、そのデータ
を用いて、エアバッグが作動する前後の車両挙動を正確
に解析することができる。一方、図4に示す如く、最新
の加速度データ(図4中期間Cのデータ)と、それ以前
の加速度データ(図4中期間Dのデータ)とがEEPR
OM14内に混在している場合は、そのデータを基に、
エアバッグが作動する前後の車両挙動を正確に解析する
ことは困難である。更に、EEPROM14内に、加速
度データだけが記録されているとすれば、後にそのデー
タを読みだす際に、データの書き込みが図3に示す如く
最後まで適正に行われたのか、或いは図4に示す如く途
中で停止されたのかを判断することもできない。
にデータを書き込むにあたり、加速度データの書き込み
が適正に終了されたか否かを判別するためのデータを、
加速度データと共にEEPROM14内に保存すること
で、データの解析時に、EEPROM14内の加速度デ
ータが、最新の加速度データのみであるのか、或いは最
新の加速度データとそれ以前の加速度データとが混在す
るデータであるのかを判別可能とした点の特徴を有して
いる。
マイクロコンピュータ10が実行する制御ルーチンの一
例のフローチャートを示す。図5は、所定時間毎、例え
ば0.35msec毎に起動される定時割り込みルーチンで
あり、図6は、車両の運転中に常に実行されるメインル
ーチンである。
テップ100において、書き込み開始フラグを“0”に
リセットする。書き込み開始フラグは、後述の如く、E
EPROM14にデータを書き込むべき条件が成立した
際に“1”とされるフラグである。
よって検出された加速度検出値が、加速度データgn
(n=1〜4)として記録される。nには、マイクロコ
ンピュータ10のイニシャライズ時に、1が代入されて
いる。従って、今回の処理が、マイクロコンピュータ1
0が起動した後初回の処理であれば、今回検出された加
速度が、加速度データg1 として記録されることにな
る。
立するか否かが判別される。n≧4が不成立である場合
は、ステップ106において、nがインクリメントされ
る。この結果、n≧4が成立するまでは、本ルーチンが
起動される毎に、ステップ102において、加速度検出
値が順次g1 〜g4 として記録されることになる。一
方、n≧4が成立すると判別された場合は、ステップ1
08において、g1 〜g 4 の加速度データの積算値Gs
が演算され、続くステップ110でnに1が代入され
る。従って、以後、本ルーチンが起動される毎に、加速
度検出値がg1 〜g 4 の順で記録されることになる。
定期間に渡る積分値∫Gdtが、所定値α以上であるか
否かが判別される。∫Gdt≧αが不成立である場合
は、車両に対して不当な減速度は作用していないと判断
され、ステップ114において、書き込み開始フラグを
“0”とする処理が実行される。一方、∫Gdt≧αが
成立する場合は、車両に対して不当な減速度が作用して
いるとはんだんされ、ステップ116において、書き込
み開始フラグに“1”をセットする処理が実行される。
上記ステップ114又は116の処理が終了すると、上
記ステップ108で演算された加速度データGsをRA
M10bに記録するための処理が実行される。本実施例
においては、RAM10bのメモリ領域のうち、図7に
示す96のメモリ領域が加速度データを記録するための
領域として割り振られている。かかるメモリ領域への加
速度データGsの書き込みは、図5に示すステップ11
8〜128の処理により行われる。
Gdt≧αなる条件が不成立であると判別され、ステッ
プ114の処理が実行された場合は、次にステップ11
8において、今回の処理により加速度データGsが更新
されたか否かが判別される。その結果、Gsが更新され
ていないと判別された場合は、加速度データGsをRA
M10bに記録する必要がないと判断され、ステップ1
20および122がジャンプされる。一方、Gsが更新
されていると判別された場合は、ステップ120におい
て、RAM10bのG2 〜G64領域に記録されている加
速度データが、それぞれG1 〜G63領域に繰り上げられ
る。次いで、ステップ122において、最新の加速度デ
ータGsがG64領域に記録される。従って、上記ステッ
プ112の条件が成立しない場合は、常に最も新しい6
4の加速度データGsが、RAM10bのG1 〜G64領
域に記録されることになる。
ップ116の処理が実行された場合は、次に、ステップ
124において、今回の処理により加速度データGsが
更新されたか否かが判別される。その結果、Gsが更新
されていないと判別された場合は、加速度データGsを
RAM10bに記録する必要がないと判断され、ステッ
プ126および128がジャンプされる。一方、Gsが
更新されていると判別された場合は、ステップ126に
おいて、RAM10bのG64+m領域に、最新の加速度デ
ータGsが記録される。また、続くステップ128で
は、mをインクリメントする処理が実行される。mに
は、マイクロコンピュータ10のイニシャライズ時に
“1”が代入されている。従って、上記ステップ112
の条件が成立すると、その後、所定時間毎(本実施例に
おいては、0.35×4=1.4msec毎)に演算される
Gsが、順次G65〜G96の領域に記録されることにな
る。
130において、エアバッグの作動条件が成立している
か否かが判別される。その結果、作動条件が成立してい
ると判別された場合は、ステップ132へ進み、トラン
ジスタ34をオンとする駆動信号を発生した後、今回の
ルーチンが終了される。一方、作動条件が不成立である
と判別された場合は、ステップ132がジャンプされ、
そのまま今回の処理が終了される。
速度データGsは、マイクロコンピュータ10が図6に
示すメインルーチンを実行することにより、EEPRO
M14に書き込まれる。すなわち、図6に示すルーチン
が起動すると、先ずステップ200において、書き込み
開始フラグに“1”がセットされているか否かが判別さ
れる。書き込み開始フラグに“1”がセットされていな
い場合は、EEPROM14へデータを書き込む必要が
ないと判断され、そのまま今回のルーチンが終了され
る。一方、書き込み開始フラグに“1”がセットされて
いる場合は、EEPROM14へのデータの書き込みを
開始すべく、ステップ202の処理が実行される。
す如く、A0 〜A255 の記録領域を有している。RAM
10b内に記録されている加速度データGsは、これら
の記録領域のうち、A0 〜A95の領域に記録される。本
実施例においては、加速度データGsの記録に用いられ
ない領域のうち一つ、例えばA255 領域を、書き込み中
フラグ領域として用いることとしている。ステップ20
2では、この書き込み中フラグ領域A255 に、EEPR
OM14へのデータの書き込みが開始されたことを表す
べく、“0A”なる判別データが記録される。
4の何れの領域に加速度データGsを記録するかを指定
するポインタPに“0”が代入される。このようにポイ
ンタPに“0”が代入されると、RAM10b内の加速
度データGsは、EEPROM14のA0 領域に記録さ
れることになる。
れの記録領域に記録されている加速度データGsを、E
EPROM14に記録するかを指定する番地指定値xに
“1”が代入される。このように番地指定値xに“1”
が代入されると、RAM10b内の記録領域G1 に記録
されている加速度データGsが、EEPROM14に記
録されることになる。
るEEPROM14の記録領域Apに、番地指定値xに
対応するRAM10bの記録領域中の加速度データGs
が書き込まれる。次いで、ステップ210でポインタP
がインクリメントされた後、ステップ212では番地指
定値xがインクリメントされる。
95より大きいか否かが判別される。P>95が不成立
である場合は、上記ステップ208〜214の処理が繰
り返し実行される。この結果、EEPROM14の記録
領域A0 〜A95のそれぞれに、RAM10bの記録領
域G1 〜G96のそれぞれに記録されている加速度データ
Gsが書き込まれることになる。
成立すると判別されると、次にステップ216におい
て、書き込み中フラグ領域A255 に、データの書き込み
が終了したことを表す判別データ“A0”が書き込まれ
た後、今回のルーチンが終了される。
は、書き込み中フラグ領域A255 に、EEPROM14
へのデータの書き込みが開始される時点で判別データ
“0A”が書き込まれる。また、EEPROM14への
データの書き込みが終了した時点で判別データ“A0”
が書き込まれる。従って、EEPROM14内のデータ
を読みだして解析する際に、書き込み中フラグ領域に
“A0”が記録されていれば、EEPROM14内に保
存されている全てのデータは、最新の加速度データであ
ると判断することができる。また、書き込み中フラグ領
域に“0A”が記録されていれば、EEPOM14内に
は、最新の加速度データGsと、以前に記録された加速
度データGsとが混在していると判断することができ
る。
ば、EEPROM14に、加速度データと共に、保存さ
れている加速度データが車両挙動を解析するうえで正確
なデータであるか否かを表す判別データを記録すること
ができる。従って、本実施例のシステムによれば、EE
PROM14内に単に加速度データだけを記録するシス
テムに比して、正確な事故解析を実現することができ
る。
bが前記請求項1記載の揮発性メモリに、EEPROM
14が前記請求項1記載の不揮発性メモリに、それぞれ
相当している。また、上記の実施例においては、マイク
ロコンピュータ10が、上記ステップ200および20
4〜214の処理を実行することにより前記請求項1記
載のデータ書き込み手段が、上記ステップ202および
216の処理を実行することにより前記請求項1記載の
作動状態記録手段が、それぞれ実現されている。
テップ202の処理を実行することにより前記請求項2
記載の開始データ記録手段が、また、上記ステップ21
6の処理を実行することにより、前記請求項2記載の終
了データ記録手段が、それぞれ実現されている。
おいて実行されるメインルーチンの一例のフローチャー
トを示す。本実施例は、上記図1に示す第1実施例と同
様のシステム構成において、マイクロコンピュータ10
が、上記図6に示すルーチンに代えて図9に示すルーチ
ンを実行することにより実現される。
4へのデータの書き込み中にマイクロコンピュータ10
の作動が停止された場合に、その停止の事実をEEPO
M14に記録することを目的とするルーチンである。か
かる処理が行われると、上述の如く、保存されたデータ
が正確なデータであるのか、正確でない部分を含むデー
タであるのかを容易に判断することができる。
は、EEPROM14内に不正確なデータが混在する場
合に、どの領域までが正確なデータであり、どの領域か
らが不正確なデータであるかを判別することはできな
い。本実施例は、EEPROM14内に、かかる判別を
可能とするためのデータ(以下、進行データと称す)を
記録する点に特徴を有している。
すべくマイクロコンピュータ10が実行する処理の内容
について説明する。尚、図9において、上記図6中に示
すステップと同一の処理を実行ステップには、括弧書き
により同一の符号を添付して、その説明を省略または簡
略する。
テップ300において書き込み開始フラグが“1”であ
るか否かが判別される。その結果、フラグに“1”がセ
ットされている場合は、ステップ302、及びステップ
304において、それぞれポインタPに“0”が、番地
指定値xに“1”が代入される。その後、ステップ30
6で、指定されたポインタPに対応するEEPROM1
4の記録領域Apに、指定された番地xに対応するRA
M10b内の記録領域Gxに記録されている加速度デー
タGsが書き込まれる。
いては、次にステップ308において、書き込み中フラ
グ領域、すなわち、EEPROM14のA255 領域に、
ポインタPの値が書き込まれる。次いで、ステップ31
0、312においてポインタPおよび番地指定値xがイ
ンクリメントされ、ステップ314でP>95が成立す
る判別されるまで、上記ステップ306〜314の処理
が繰り返し実行される。そして、ステップ314でP>
95が成立すると判断されると、今回のルーチンが終了
される。
ルーチンを実行する場合、上記のルーチンが起動される
毎に、EEPOM14の記録領域A0 〜A95に、RAM
10bの記録領域G1 〜G96に記録されている加速度デ
ータGsが、順次ひとつづつ書き込まれると共に、EE
PROM14の書き込み中フラグ領域A255 に、最後に
データが書き込まれた記録領域のポインタPの値が書き
込まれる。この場合、書き込み中フラグ領域A255 に記
録される値は、正確なデータとして保証し得る最後の記
録領域を表すことになる。
M14へのデータの書き込みが最後まで適切に実行され
ると、書き込み中フラグ領域A255 には、最後にデータ
が書き込まれる領域のポインタPの値“95”が記録さ
れる。また、EEPROM14へのデータの書き込み途
中でマイクロコンピュータ10が停止した場合には、書
き込み中フラグ領域A255 に、マイクロコンピュータ1
0が停止する前に、最後にデータが書き込まれた領域の
ポインタPの値が記録される。従って、後にデータの解
析を行う際に、A255 に書き込まれているデータを読み
だすことで、容易に正確なデータと不正確なデータとを
区別することができる。このため、本実施例のシステム
によれば、上述した第1実施例のシステムに比して、よ
り広い状況下で、正確な事故解析を実現することができ
る。
ュータ10が、上記ステップ300〜306および31
0〜314の処理を実行することにより前記請求項1記
載のデータ書き込み手段が、上記ステップ308の処理
を実行することにより前記請求項1記載の作動状態記録
手段が、それぞれ実現されている。更に、本実施例にお
いては、マイクロコンピュータ10が上記ステップ30
8の処理を実行することにより前記請求項3記載の進行
データ記録手段が実現されている。
構成図を示す。尚、図10において、上記図1に示す構
成部分と同一の部分には、同一の符号を付してその説明
を省略する。本実施例のシステムは、車載バッテリ22
の出力電圧Vbattが、ダイオード44を介してマイクロ
コンピュータ10のA/D変換器10aに接続されてい
ると共に、マイクロコンピュータ10が、Vbattを監視
している点に特徴を有している。
は、昇圧回路18に供給される電圧、すなわち、バッテ
リ電圧Vbattが6V未満となると、正常に作動すること
ができなくなる。バッテリ電圧Vbattは、車載バッテリ
22が破損した場合や、電源ラインが断線した場合等に
6V未満にまで低下する。一方、電源系にこれらの異常
が発生しなければ、バッテリ電圧Vbattはほぼ12V近
傍に維持される。従って、エアバッグの作動条件が成立
した後、バッテリ電圧Vbattが12V近傍に維持されて
いれば、マイクロコンピュータ10が正常に作動し続け
ることを推定することができ、また、Vbattが12Vか
ら大きく降圧されていれば、やがてVbatt<6Vが成立
し、マイクロコンピュータ10の作動が停止されると推
定することができる。
圧Vbattが8Vを超えている場合にはマイクロコンピュ
ータ10が正常に作動していると判断し、一方、Vbatt
が8V以下である場合には、マイクロコンピュータ10
が正常に作動できない可能性があると判断することとし
ている。そして、EEPROM14に、加速度データG
sと共に、バッテリ電圧Vbattに基づく判断データを記
録することとしている。EEPROM14内にかかる判
断データが記録されていれば、後にデータを解析する際
に、記録されたデータが正確なデータであるか否かを容
易に判断することができる。
行されるメインルーチンの一例のフローチャートを示
す。上記の機能は、図10に示すシステムを構成するマ
イクロコンピュータ10が、上記図5に示す割り込みル
ーチンと、図11に示すメインルーチンとを実行するこ
とにより実現される。以下、図11に示すメインルーチ
ンの内容について説明する。尚、図11において、上記
図6中に示すステップと同一の処理を実行ステップに
は、括弧書きにより同一の符号を添付して、その説明を
省略または簡略する。
ずステップ400において書き込み開始フラグに“1”
がセットされているかが判別される。書き込み開始フラ
グに“1”がセットされている場合は、ステップ402
において、EEPROM14の電源フラグ領域に初期値
“0”が代入される。本実施例のシステムにおいては、
EEPROM14の記録領域中に、バッテリ電圧Vbatt
の値に対応して設定される判断データを記録するための
電源フラグ領域が設けられている。本実施例において
は、A254 領域を電源フラグ領域として用いている。
4、406で、それぞれポインタPに“0”が、番地指
定値xに“1”が代入された後、ステップ408の処理
が実行される。ステップ408では、A/D変換器10
aに供給されているバッテリ電圧Vbattが、8Vを超え
ているか否かが判別される。その結果、Vbatt>8Vが
成立する場合は、ステップ410、412がジャンプさ
れ、次いでステップ414の処理が実行される。
テップ208〜214と同様の処理が実行される。すな
わち、ステップ414では、EEPROM14の記録領
域Apに、RAM10bの記録領域Gx内の加速度デー
タGsを記録する処理が実行される。また、ステップ4
16および418では、それぞれポインタP及び番地指
定値xをインクリメントする処理が実行される。そし
て、ステップ420では、ポインタPが95を超えてい
るか否かが判別される。その結果、P>95が不成立で
ある場合は、上記408以降の処理が繰り返し実行さ
れ、P>95が成立すると、今回のルーチンが終了され
る。
圧Vbattが8V以下であると判断された場合は、ステッ
プ410へ進み、電源フラグ領域の記録データが“0”
であるか否かが判別される。上述の如く、電源フラグ領
域には、初期値として“0”が記録されている(ステッ
プ402参照)。このため、未だその値が書き換えられ
ていない場合には、ステップ410の条件が成立するこ
とになる。
領域の記録データが“0”であると判断された場合は、
ステップ412において、電源フラグ領域に今回の処理
時に指定されたポインタPの値、すなわち、今回の処理
時に加速度データが記録される記録領域のポインタPの
値が書き込まれる。このように電源フラグ領域に“0”
でないPが書き込まれると、次回以降の処理において
は、上記ステップ410の条件が不成立と判断される。
OM14へのデータの書き込み中に一度もVbatt>8V
が不成立とならなかった場合には“0”が保存され、E
EPROM14へのデータの書き込み中にVbatt>8V
が不成立となった場合には、Vbattが最初に8V以下と
なった時点でデータの書き込みが行われていた記録領域
のポインタPの値が保存されることになる。
録されると、後にデータの解析を行う際に、電源フラグ
領域に記録されているポインタPより前の記録領域には
正確な加速度データが記録されており、また、電源フラ
グ領域に記録されているポインタP以降の記録領域には
正確でない可能性のある加速度データが記録されている
ことを認識することができる。従って、本実施例のシス
テムによれば、単に加速度データだけがEEPROM1
4内に保存されるシステムに比して、より正確なデータ
解析を実現することができる。
クロコンピュータ10が停止する可能性が生ずるまで、
すなわち、Vbattが8V以下となるまでは、EEPRO
M14に加速度データだけが書き込まれる。このため、
EEPROM14に加速度データを書き込む毎に、その
進行状態を表す進行データを書き込む上記第2実施例の
システムに比して、加速度データの信憑性を判断するた
めのデータを保存するために必要とされる時間およびエ
ネルギを抑制することができる。このため、本実施例の
システムによれば、エアバッグが作動した後、早期に電
源供給が遮断されるような場合において、上記第2実施
例のシステムに比して正確な加速度データを、より多く
保存することができる。
実施例のシステムが実行する記録処理、すなわち、EE
PROM14へのデータの書き込み開始、及び書き込み
終了を表す開始データ、終了データを記録する処理を実
行しないこととしているが、両者を組み合わせて実行す
ることも可能である。第1実施例の処理と、第3実施例
の処理とを組み合わせて実行した場合、EEPROM1
4に記録された加速度データのうち、正確なデータと、
正確でない可能性のあるデータとを区別することができ
ると共に、最後までデータの書き込みが実行されたか否
かを判断することが可能となる。このため、これらの処
理を組み合わせて実行すれば、それらを単独で実行する
場合に比して、更に高精度なデータ解析を実現すること
が可能となる。
ンピュータ10が上記ステップ400,404,40
6,及び414〜420の処理を実行することにより前
記請求項4記載のデータ書き込み手段が、上記ステップ
408の処理を実行することにより前記請求項4記載の
電圧監視手段が、上記ステップ402および408〜4
12の処理を実行することにより前記請求項4記載の電
圧状態記録手段が、それぞれ実現されている。
コンピュータ10が、上記ステップ408〜412の処
理を実行することにより、前記請求項6記載の異常時点
記録手段が実現されている。図12は、本発明の第4実
施例のシステムにおいて実行されるメインルーチンのフ
ローチャートを示す。本実施例は、上記図10に示す第
3実施例と同様のシステム構成において、マイクロコン
ピュータ10が、上記図11に示すルーチンに代えて図
12に示すルーチンを実行することにより実現される。
リ電圧Vbattが8V以下となった時点をEEPROM1
4内に記録することにより、正確なデータと正確でない
可能性のあるデータとの区別を可能とするシステムであ
る。これに対して、本実施例のシステムは、バッテリ電
圧Vbatt>8Vなる条件が満たされた領域をEEPRO
M14内に記録することにより、正確なデータと正確で
ない可能性のあるデータとの区別を可能とするシステム
である。
現すべくマイクロコンピュータ10が実行する処理の内
容について説明する。尚、図12において、上記図6中
に示すステップと同一の処理を実行ステップには、括弧
書きにより同一の符号を添付して、その説明を省略また
は簡略する。
ずステップ500において書き込み開始フラグに“1”
がセットされているかが判別される。書き込み開始フラ
グに“1”がセットされている場合は、ステップ50
2、504で、それぞれポインタPに“0”が、番地指
定値xに“1”が代入された後、ステップ506の処理
が実行される。ステップ506では、A/D変換器10
aに供給されているバッテリ電圧Vbattが、8Vを超え
ているか否かが判別される。その結果、Vbatt>8Vが
成立する場合は、ステップ508において、異常フラグ
に“1”がセットされているか否かが判別される。一
方、Vbatt>8Vが不成立である場合は、ステップ51
0において、異常フラグに“1”がセットされる。
のデータの書き込み中に、一度でもVbatt>8Vなる条
件が成立すると、異常フラグに“1”がセットされる。
従って、上記ステップ508の条件は、EEPROM1
4へのデータの書き込みが開始された後、継続的にVba
tt>8Vが成立している場合にのみ、すなわち、EEP
ROM14へのデータの書き込みが、全て適正に行われ
ている場合にのみ不成立となる。
に“1”がセットされていないと判別された場合は、ス
テップ512において、EEPROM14の電源フラグ
領域に、今回の処理によりデータが書き込まれる記録領
域のポインタPの値が記録される。一方、上記ステップ
508において、異常フラグに“1”がセットされてい
ると判別された場合は、ステップ512がジャンプされ
る。この場合、電源フラグ領域に記録されているポイン
タPの値は、常に、Vbatt>8Vなる条件の成立が継続
的に維持された最後の時点に相当することになる。つま
り、EEPROM14へのデータの書き込み中に、一度
もVbattが8V以下とならなかった場合には、最終的に
電源フラグ領域には、最後にデータの書き込みが行われ
る記録領域のポインタPの値“95”が保存され、デー
タの書き込み途中でVbatt>8Vなる条件が不成立とな
った場合には、その直前にデータの書き込みが行われた
記録領域のポインタPの値が電源フラグ領域に保存され
ることになる。
れると、後にデータの解析を行う際に、電源フラグ領域
に記録されているポインタP以前の記録領域には正確な
加速度データが記録されており、また、電源フラグ領域
に記録されているポインタPより後の記録領域には正確
でない可能性のある加速度データが記録されていること
を認識することができる。従って、本実施例のシステム
によれば、単に加速度データだけがEEPROM14内
に保存されるシステムに比して、より正確なデータ解析
を実現することができる。
514〜520において、上述したステップ208〜2
14と同様の処理が実行され、ステップ520におい
て、P>95が成立すると、今回のルーチンが終了され
る。ところで、本実施例においては、上記第1実施例の
システムの如く、EEPROM14へのデータの書き込
み開始、及び書き込み終了を表す開始データ、終了デー
タを記録する処理を実行しないこととしているが、上記
第3実施例の場合と同様に、本実施例の処理と、第1実
施例の処理とを組み合わせて実行した場合、両者を単独
で実行する場合に比して、更に高精度なデータ解析を実
現することが可能となる。
ンピュータ10が上記ステップ500,502,50
4,及び514〜520の処理を実行することにより前
記請求項4記載のデータ書き込み手段が、上記ステップ
506の処理を実行することにより前記請求項4記載の
電圧監視手段が、上記ステップ508〜512の処理を
実行することにより前記請求項4記載の電圧状態記録手
段が、それぞれ実現されている。
コンピュータ10が、上記ステップ508〜512の処
理を実行することにより、前記請求項5記載の正常電圧
領域記録手段が実現されている。ところで、上記第4実
施例のシステムにおいては、バッテリ電圧Vbatt>8V
が成立する場合、EEPROM14の記録領域に加速度
データが書き込まれる毎に、電源フラグ領域にポインタ
Pの値が書き込まれる。かかる手法によれば、後にデー
タを読みだして解析を行う際に、正確なデータが記録さ
れている領域と、正確でない可能性を有するデータが記
録されている領域とを、厳密に区分することができる。
タの書き込みには、比較的長い時間が必要とされるた
め、一つの加速度データを記録する毎に、ポインタPを
記録することとすると、データの書き込みを開始した
後、全てのデータの書き込みが終了するまでに、バッテ
リ電圧Vbattが低下する可能性が高くなる。この意味
で、ポインタPの記録は、必要最小限に止めることが適
切である。
において実行されるメインルーチンのフローチャートを
示す。本実施例のシステムは、上記の観点に基づいて、
ポインタPの書き込み回数の低減を図ることを目的とし
て設けられたシステムである。尚、本実施例のシステム
は、上記図10に示す第3実施例と同様のシステム構成
を用いて、マイクロコンピュータ10が、上記図11に
示すルーチンに代えて図13に示すメインルーチンを実
行することにより実現される。
現すべくマイクロコンピュータ10が実行する処理の内
容について説明する。尚、図13において、上記図12
中に示すステップと同一の処理を実行ステップには、括
弧書きにより同一の符号を添付して、その説明を省略ま
たは簡略する。
600〜ステップ610では、上述したステップ500
〜510と同一の処理が実行される。ステップ608に
おいて、異常フラグに“1”がセットされていると判断
された場合は、ステップ612において、Nが所定値β
以上であるか否かが判別される。Nには、マイクロコン
ピュータ10のイニシャライズ時に1が代入されてい
る。また、所定値βは、ポインタPの書き込み頻度に関
する定数であり、本ルーチンでは、例えば4に設定され
ている。従って、今回の処理が、マイクロコンピュータ
10が起動した後初回の処理であれば、上記ステップ6
12の条件は不成立であると判別される。
成立であると判別された場合は、ステップ614におい
て、Nがインクリメントされる。この場合、ステップ6
18、すなわち、電源フラグ領域にポインタPの値を記
録するステップ(上記ステップ512に相当)がジャン
プされる。一方、上記ステップ612においてN≧βが
成立すると判別されると、ステップ616でNが“1”
にリセットされた後、ステップ618の処理が実行され
る。この結果、電源フラグ領域へのポインタPの書き込
みは、EEPROM14にβ回加速度データが書き込ま
れる毎に一度の割り合いで行われることになる。
き込み開始フラグが“1”にセットされた後、速やかに
RAM10b内の加速度データを、EEPROM14に
書き込むことができる。このため、本実施例のシステム
によれば、書き込み開始フラグが“1”とされた後、比
較的早期にバッテリ電源Vbattが低下する場合におい
て、上述した第4実施例のシステムに比して、より正確
なデータ解析を実現することができる。
620〜626において、上述したステップ514〜5
20と同様の処理が実行される。そして、ステップ52
6において、P>95が成立すると、今回のルーチンが
終了される。本実施例においては、上記第1実施例のシ
ステムの如く、EEPROM14へのデータの書き込み
開始、及び書き込み終了を表す開始データ、終了データ
を記録する処理を実行しないこととしているが、上記第
3及び第4実施例の場合と同様に、本実施例の処理と、
第1実施例の処理とを組み合わせて実行した場合、両者
を単独で実行する場合に比して、更に高精度なデータ解
析を実現することが可能となる。
ンピュータ10が上記ステップ600,602,60
4,及び620〜626の処理を実行することにより前
記請求項4記載のデータ書き込み手段が、上記ステップ
606の処理を実行することにより前記請求項4記載の
電圧監視手段が、上記ステップ608〜618の処理を
実行することにより前記請求項4記載の電圧状態記録手
段が、それぞれ実現されている。
コンピュータ10が、上記ステップ608〜618の処
理を実行することにより、前記請求項5記載の正常電圧
領域記録手段が実現されている。ところで、上述した第
1乃至第5実施例のシステムは、EEPROM14内に
記録するデータを加速度データに限定しているが、本発
明はこれに限定されるものではない。すなわち、加速度
データと共に、又は、加速度データに代えて、車両ヨー
レートγ、操舵角δ、車速V等、車両の状態を表す特性
値を記録することとしても良い。
ば、不揮発性メモリに、車両の状態を表す特性値と共
に、その特性値が正常に記録されたか否かを表す判別デ
ータを記録することができる。判別データが記録されて
いると、解析すべきデータが正確であるか否かを容易に
判断することができるため、精度の良い特性値解析を行
うことができる。このように、本発明に係る車両用デー
タ記録装置によれば、高精度な特性値解析を行うに十分
なデータを、不揮発性メモリ内に保存することができ
る。また、本発明によれば、不揮発性メモリに、不揮発
性メモリへのデータの書き込みがどの領域まで正確に行
われどの領域から不正確に行われたかを表す進行データ
を記録することができる。従って、不揮発性メモリ内の
データを読み出して解析する際には、進行データに基づ
いて、どの領域までのデータが今回の特性値として正確
な値であるかを容易に判断することができる。このよう
に、本発明に係る車両用データ記録装置によれば、解析
に用いるべきデータと、解析に用いるべきでないデータ
とを判別するために必要な情報を、不揮発性メモリ内に
保存することができる。
モリに、不揮発性メモリへのデータの書き込み開始を表
す開始データ、及び書き込み終了を表す終了データを記
録することができる。不揮発性メモリに記録されたデー
タを解析する際に、開始データの後に終了データが書き
込まれていれば、不揮発性メモリ内に適切に最新の特性
値が記録されていると判断することができる。また、開
始データの後に終了データが書き込まれていなければ、
不揮発性メモリ内に最新の特性値とそれ以前の特性値と
が混在していることが判断できる。このように、本発明
に係る車両用データ記録装置によれば、不揮発性メモリ
に記録されているデータの素性を正確、かつ、容易に判
断するに十分なデータを、不揮発性メモリ内に保存する
ことができる。
モリに、データ書き込み手段が適正に作動するために必
要な電圧が供給されているか否かに対応する判別データ
を記録することができる。従って、不揮発性メモリ内の
データを解析する際には、判別データに基づいて、不揮
発性メモリ内のデータが、正確であるか否かを容易に判
断することができる。また、本発明によれば、不揮発性
メモリに、不揮発性メモリへのデータの書き込みがどの
領域まで正確に行われどの領域から不正確に行われたか
を表す進行データを記録することができる。従って、本
発明によれば、不揮発性メモリ内のデータを読み出し
て、特性値の解析を行う際に、進行データに基づいて、
正確であることが保証できるデータと、正確であること
が保証できないデータとを、容易に区別することができ
る。
込み手段が適正に作動することを保証し得ない状態とな
った時点で、不揮発性メモリに、不揮発性メモリへのデ
ータの書き込みがどの領域まで正確に行われどの領域か
ら不正確に行われたかを表す進行データを記録すること
ができる。従って、本発明によれば、不揮発性メモリ内
のデータを読み出して、特性値の解析を行う際に、進行
データに基づいて、正確であることが保証できるデータ
と、正確であることが保証できないデータとを、容易に
区別することができる。
POM内に記録されるデータ波形の一例である。
POM内に記録されるデータ波形の一例である。
り込みルーチンの一例のフローチャートである。
インルーチンの一例のフローチャートである。
領域を表す図である。
インルーチンの一例のフローチャートである。
る。
メインルーチンの一例のフローチャートである。
メインルーチンの一例のフローチャートである。
メインルーチンの一例のフローチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 車両の状態を表す特性値を揮発性メモリ
内に記憶すると共に、所定の状況下で、前記揮発性メモ
リ内のデータを不揮発性メモリに書き込んでデータの保
存を図る車両用データ記録装置において、 前記特性値が所定値以上であることを示す書き込み開始
フラグがセットされかつエアバッグの作動条件が成立し
た後に、前記揮発性メモリ内に記憶されるエアバッグの
作動条件が成立する前後の所定期間にわたるデータを、
前記不揮発性メモリに書き込むデータ書き込み手段と、 前記揮発性メモリから前記不揮発性メモリへのデータ書
き込み中に、前記データ書き込み手段の作動が停止した
か否かに対応する判別データを、前記不揮発性メモリに
書き込む作動状態記録手段と、を備え、 前記作動状態記録手段は、前記不揮発性メモリへのデー
タの書き込みの進行状態に対応し、前記不揮発性メモリ
のどの領域までが正確なデータでありどの領域からが不
正確なデータであるかの判別を可能とする進行データ
を、前記不揮発性メモリに記録する進行データ記録手段
を備え ることを特徴とする車両用データ記録装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の車両用データ記録装置に
おいて、前記作動状態記録手段は、 前記不揮発性メモリへのデータの書き込みが開始される
際に、前記不揮発性メモリに開始データを記録する開始
データ記録手段と、 前記不揮発性メモリへのデータの書き込みが終了される
際に、前記不揮発性メモリに終了データを記録する終了
データ記録手段と、 を備えることを特徴とする車両用データ記録装置。 - 【請求項3】 車両の状態を表す特性値を揮発性メモリ
内に記憶すると共に、所定の状況下で、前記揮発性メモ
リ内のデータを不揮発性メモリに書き込んでデータの保
存を図る車両用データ記録装置において、 前記特性値が所定値以上であることを示す書き込み開始
フラグがセットされかつエアバッグの作動条件が成立し
た後に、前記揮発性メモリ内に記憶されるエアバッグの
作動条件が成立する前後の所定期間にわたるデータを、
前記不揮発性メモリに書き込むデータ書き込み手段と、 前記データ書き込み手段に供給される電圧を監視する電
圧監視手段と、 前記揮発性メモリから前記不揮発性メモリへのデータ書
き込み中に、前記データ書き込み手段に供給される電圧
が所定電圧以下となったか否かに対応する判別データ
を、前記不揮発性メモリに書き込む電圧状態記録手段
と、を備え、 前記電圧状態記録手段は、前記データ書き込み手段に供
給される電圧が所定電圧を超えている場合に、前記不揮
発性メモリへのデータの書き込みの進行状態に対応し、
前記不揮発性メモリのどの領域までが正確なデータであ
りどの領域からが不正確なデータであるかの判別を可能
とする進行データを、前記不揮発性メモリに記録する正
常電圧領域記録手段を備える ことを特徴とする車両用デ
ータ記録装置。 - 【請求項4】 車両の状態を表す特性値を揮発性メモリ
内に記憶すると共に、所定の状況下で、前記揮発性メモ
リ内のデータを不揮発性メモリに書き込んでデータの保
存を図る車両用データ記録装置において、 前記特性値が所定値以上であることを示す書き込み開始
フラグがセットされかつエアバッグの作動条件が成立し
た後に、前記揮発性メモリ内に記憶されるエアバッグの
作動条件が成立する前後の所定期間にわたるデータを、
前記不揮発性メモリに書き込むデータ書き込み手段と、 前記データ書き込み手段に供給される電圧を監視する電
圧監視手段と、 前記揮発性メモリから前記不揮発性メモリへのデータ書
き込み中に、前記データ書き込み手段に供給される電圧
が所定電圧以下となったか否かに対応する判別データ
を、前記不揮発性メモリに書き込む電圧状態記録手段
と、を備え、 前記電圧状態記録手段は、前記不揮発性メモリへのデー
タの書き込み中に、前記データ 書き込み手段に供給され
る電圧が所定電圧以下となった際に、その時点における
前記不揮発性メモリへのデータの書き込みの進行状態に
対応し、前記不揮発性メモリのどの領域までが正確なデ
ータでありどの領域からが不正確なデータであるかの判
別を可能とする進行データを、前記不揮発性メモリに記
録する異常時点記録手段を備え ることを特徴とする車両
用データ記録装置。
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---|---|---|---|
JP21501395A JP3520615B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 車両用データ記録装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21501395A JP3520615B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 車両用データ記録装置 |
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---|---|
JPH0962885A JPH0962885A (ja) | 1997-03-07 |
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ID=16665282
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP21501395A Expired - Fee Related JP3520615B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 車両用データ記録装置 |
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-
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- 1995-08-23 JP JP21501395A patent/JP3520615B2/ja not_active Expired - Fee Related
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