JP3520426B2 - 減速機ケーシング - Google Patents

減速機ケーシング

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JP3520426B2
JP3520426B2 JP20416495A JP20416495A JP3520426B2 JP 3520426 B2 JP3520426 B2 JP 3520426B2 JP 20416495 A JP20416495 A JP 20416495A JP 20416495 A JP20416495 A JP 20416495A JP 3520426 B2 JP3520426 B2 JP 3520426B2
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pipe
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淳 青木
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/038Gearboxes for accommodating bevel gears

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、市販の角パイプと
丸パイプを使用して構成する減速機ケーシングに関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、減速
機ケーシングを作成するのに、市販の角パイプと丸パイ
プを使用すると共に、溶接部分をできるだけ少なくして
コストと手間を軽減し、しかもレイアウトを自由にする
ことができる減速機ケーシングを提供することである。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の減速機ケーシングは、所定長さに切断し
た角パイプの所定箇所に穿孔部を設け、該穿孔部に対し
て入力軸または出力軸を装着する所定長さの丸パイプを
固定する一方、前記角パイプの上端開口部と下端開口部
に閉塞板を設け、これら上下の閉塞板の内側面に前記角
パイプを位置決めする複数の突起を設けると共に、前記
角パイプの上端開口部と下端開口部に位置決めした上下
の閉塞板を通しボルトで固定するようにしたことを特徴
としている。
【0004】また、前記角パイプに設けた穿孔部に対し
て丸パイプを点付け溶接により固定し、該丸パイプの接
合部に周溝を設け、該周溝に液体シールを塗布すると共
に、前記穿孔部と丸パイプの接合部にゴム製オイルシー
ルを嵌合するようにしてもよい。
【0005】また、前記角パイプの下端開口部に設けた
閉塞板をベースとして用いるようにしてもよい。
【0006】さらに、前記角パイプの上端開口部と下端
開口部に設けた両側の閉塞板にチャンネル部材を用いて
ブラケット用のベースとするようにしてもよい。
【0007】
【従来の技術】従来の減速機ケーシングは、所定形状に
成型した鋳物またはアルミダイキャストによって製造し
ていたのであるが、製造コストが高価であり、近年にお
いては、このような製造に携わる技術者が不足しつつあ
るという問題点があった。
【0008】また、減速機ケーシングを鋳物またはアル
ミダイキャストで作成する場合、木型、金型で所定の形
状を作成するため、作成後はレイアウトが不自由であ
り、製品の自由性に欠けるものであった。
【0009】また、金属プレス板をつき合わせて作成す
る方法もあるが、特に溶接作業に手間がかかり、鋳物や
アルミダイキャストで作成する場合と同様に、製造コス
トが高価になる欠点があった。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明においては、角パイプを減
速機ケーシングの本体として用いる。しかも、本発明の
ケーシングは各種の減速機に適用するもので、減速機の
大きさに応じて角パイプの径を決め、所定の長さに切断
する。
【0011】また、この角パイプの所定箇所に穿孔部を
設け、該穿孔部に所定長さの丸パイプを固定して、この
丸パイプを減速機のモータ軸等の入力軸または出力軸の
支持手段として用いる。
【0012】所定長さに切断した角パイプの上端開口部
と下端開口部には閉塞板を固定することにより角パイプ
の内部を密閉状態にする。
【0013】この閉塞板の固定には、角パイプの上下端
に対して上側閉塞板と下側閉塞板とを固定するようにす
る。これらの上側閉塞板と下側閉塞板との内側面には位
置決め用の突起を設け、該突起を角パイプの上端開口部
と下端開口部の内縁に沿って嵌合する。
【0014】そして、このように角パイプの上下端開口
に位置決めした上側閉塞板と下側閉塞板とを複数の通し
ボルトで一括的に締結して定位置に固定させる。
【0015】このボルト締結時に、上記の位置決め用の
突起によって、上側閉塞板と下側閉塞板とに生じる捻じ
れによる位置変動を防止することができる。
【0016】角パイプに設けた穿孔部に対して丸パイプ
を固定する際、接合部の全周に溶接を行うのではなく、
要所に点付け溶接を行うようにして溶接箇所をできるだ
け少なくする。これは溶接の手間を省き、コストの低減
を図るためである。
【0017】接合部の溶接を施していない部分の接合
は、丸パイプの接合部に周溝を設け、該周溝に液体シー
ルを塗布すると共に、接合部にゴム製オイルシールを嵌
合することにより、周溝内に膨出したゴム製オイルシー
ルの膨出周部を該周溝に食い込ませてシール性を確保
し、ゴム製オイルシールの抜け防止を行うようにする。
【0018】また、上記の角パイプによる減速機ケーシ
ングを基盤に固定するためのベースとして、角パイプの
下端開口部に設けた下側閉塞板を用いて基盤にボルト等
で固定するようにする。この時、上側閉塞板は蓋として
機能する。
【0019】さらに、上記の減速機ケーシングを壁面に
固定する場合、角パイプの上端開口部と下端開口部に固
設した両側の閉塞板にチャンネル状のベースを固定し
て、これをブラケットとして用いることができる。
【0020】
【実施例】以下の実施例においては、減速機ケーシング
の具体例を示してある。実施例1にはその減速機ケーシ
ングの構成を示し、実施例2には減速機ケーシングをハ
イポイド減速機に用いた構成を示し、実施例3にはベー
スの各種態様により減速機ケーシングの取付け状況を変
化した各種例を示してある。
【0021】(実施例1)図1は本発明によるハイポイ
ド減速機用ケーシングの斜視図である。ただし、蓋とベ
ースは図示していない。図2は図1のA−A線に沿う断
面図である。図3は図2の円部Cの拡大図である。図4
は図1のB−B線に沿う断面図である。図5(a) は図1
の第1穿孔部に固設するモータケースのフランジと第1
丸パイプの断面図であり、図5(b) は図5(a) の正面図
である。図6(a) は蓋の下面図であり、図6(b) は図6
(a) の右側からの側面図であり、図6(c) は図6(a) の
D−D線断面図であり、図6(d) は図6(a) のE−E線
断面図である。図7(a) は横型脚部形式のベースを示す
平面図であり、図7(b) は図7(a) の右側からの側面図
である。図8(a) は縦型脚部形式のベースの平面図であ
り、図8(b) は図8(a) の横方向側面図であり、図8
(c) は図8(a) の下方からの側面図である。
【0022】図1において、減速機用ケーシングの本体
を形成する角パイプ2を所定長さに切断し、この角パイ
プ2の所定箇所にモータ軸を設けるための第1穿孔部3
と、2次側ピニオンを設けるための第2穿孔部4と、出
力軸を設けるための第3穿孔部5とが形成してある。ま
た、第2穿孔部4、第3穿孔部5には所定長さに切断し
た第2丸パイプ7、第3丸パイプ8が固定してある。な
お、図1において、第1穿孔部3に固定する第1丸パイ
プ6は省略してある。
【0023】第1穿孔部3には、図5(a) に示すモータ
ケースフランジ44が角パイプ2の外側面に対してボル
ト締結される。このモータケースフランジ44には、ボ
ルト締結のための複数のボルト孔44aが設けられ、ま
たモータケース34(図11参照)を固設するためのボ
ルト孔44cが設けられている。
【0024】そして、このモータケースフランジ44の
中央に設けられた穿孔部45に対して第1丸パイプ6が
挿嵌され、この第1丸パイプ6の外方突出部の外周に沿
う要部に点付け溶接w1(図5(b) においては三か所)
が施されることにより、該第1丸パイプ6を穿孔部45
に固定し、このモータケースフランジ44に対してモー
タケース34を固定するようにしてある(図10図参
照)。
【0025】また、図2に示すように、第1穿孔部3に
隣設する角パイプ6の両側面に一対の第2穿孔部4、4
が形成され、これら第2穿孔部4、4の内周縁に対して
第2丸パイプ7の端部を接合して、第2穿孔部4と第2
丸パイプ7の内周面を一致するようにしてある。
【0026】その固定方法は、図4に示すように、第2
丸パイプ7の外周の要部(図4においては三か所)に対
して点付け溶接w2を行うことにより固定する。
【0027】ただし、図3に示すように、第2丸パイプ
7の内周縁部に面取り(周溝9)を行い、この第2丸パ
イプ7を第2穿孔部4に接合することにより周溝9を形
成し、該周溝9に液体シール剤9aを塗布する。
【0028】そして、第2丸パイプ7と第2穿孔部4と
の接合部に市販のゴム製オイルシール13を嵌合する
と、周溝9の形状に倣ってオイルシール13の外周が膨
出して膨出周部12が形成され、該膨出周部12が周溝
9に食い込んでオイルシール13の抜け止めとして機能
すると共に、シール性能を確保することができる。さら
に、上記の周溝9に塗布した液体シール剤9aは経時的
に硬化し、ゴム製オイルシール13内にて強力なシール
性能を発揮するようになる。
【0029】図2に示すように、上記の第2穿孔部4、
4の下方の角パイプ2の両側面に一対の第3穿孔部5、
5が形成してある。これら第3穿孔部5、5の内周縁に
対して第3丸パイプ8、8が、上記の第2丸パイプ7と
同様に固設され、また同様のシール手段が施されてい
る。なお、この第3丸パイプ8の溶接部はw3で示して
ある。
【0030】上記のように構成された角パイプ2の上端
開口部に対しては、上側閉塞板として、図6(a) に示す
蓋15を固設する。この蓋15は、金属板に対するプレ
ス加工により形成したもので、上方に膨出部15aが形
成されると共に、角パイプ2の内周縁に合致する位置に
複数の突起16(図6(d) 参照)が設けられ、さらに四
方の隅部には通しボルト18(図9参照)を挿通するた
めのボルト孔17が穿設してある。
【0031】なお、蓋15には、必要に応じて図6(c)
に示すようなエア抜き穴19を設けるようにしてもよ
い。
【0032】また、角パイプ2の下端開口部に、角パイ
プ2の下側閉塞板として固設するベース20が図7(a)
に示してある。このベース20は、角パイプ2による減
速機ケーシングをその上面に立設するようにした横型脚
部形式のものである。
【0033】そして、ベース20の上面にも、上記の蓋
15に設けたと同様に複数の突起16を設け、上記の蓋
15のボルト孔17との対応位置に通しボルト18用の
ボルト孔17を穿設してある。このベース20の四方に
はフランジ20aが折曲延出され、これらのフランジ2
0aには基盤22(図9参照)に対してボルト止めする
際のボルト孔20bが設けられている。
【0034】上記の蓋15とベース20とを、角パイプ
2の上下端開口部に対して複数の突起16により位置合
わせした状態で嵌合し、図9に示すように、相互のボル
ト孔17、17に対して通しボルト18を挿通すると共
に、シールワッシャ18aを介してナット18bで固定
する。これにより、溶接を行うことなく角パイプ2の上
下端開口部を閉塞することができる。
【0035】また、図8(a) に示すベース21は、減速
機ケーシングを壁面26に取りつけるための縦型脚部形
式のブラケットとして用いるもので、図8(b) 、(c) に
示すように、脚部にチャンネル形のフランジ21aを形
成してある。
【0036】図12に示すように、このようなベース2
1、21の各フランジ21a、21aを同じ側に延出し
て角パイプ2の上下端開口部に固定することにより、壁
面26に対する固定が可能となる。なお、このチャンネ
ル型のベース21においても、上記の横型脚部形式のベ
ース20と同様に、角パイプ2の内周に嵌合する突起1
6及び両側のベース21を通しボルト18で一括的に固
定するボルト孔17が所定箇所に設けられている。
【0037】(実施例2)図9は図1の減速機ケーシン
グをハイポイド減速機に使用した状況を示す縦断面図で
ある。図10は図9の別方向の縦断面図である。
【0038】図9において、上記したように、所定長さ
の角パイプ2に設けた一対の第2穿孔部4、4と一対の
第3穿孔部5、5の夫々に第2丸パイプ7と第3丸パイ
プ8が夫々固設されている。
【0039】両側の第2丸パイプ7、7の内端には内周
方向に周状突起7a、7aが形成され、この周状突起7
aにより、第2穿孔部4内に嵌合されたベアリング29
を係止すると共に、両側のベアリング29、29によ
り、モータ軸40と噛合するハイポイドギア30を有す
るピニオン軸31の両側端部を夫々支持するようにして
ある。
【0040】このピニオン軸31の両側最端部の外周に
は環状溝32、32が穿設され、各環状溝32にワッシ
ャ33を嵌合することにより、ピニオン軸31を位置決
めした状態で支持してある。
【0041】また、上記のようにピニオン軸31を支持
したその両端には第2穿孔部4の空所ができるが、これ
らの空所4、4にはゴム製キャップ34を嵌合固定する
ことにより、内部を密閉してある。
【0042】一方、両側の第3穿孔部5、5には上記の
ピニオン軸31の外周に設けられたギヤ部31aに噛合
する大径ギア36を備えた出力軸37の両端部が、上記
のピニオン軸31と同様に、ベアリング38、38を介
して支持されている。
【0043】この第3穿孔部5の一方の空所には上記と
同様にゴム製キャップ34が設けられているが、他方の
第3穿孔部5には、出力軸37の端部が外方に突出して
あるため、この第3穿孔部5の外周に市販の輪状ゴム製
シール39を嵌合してある。このゴム製シール39の内
側は、出力軸37との接触部分で内方に折曲された環状
の係止片39aを有し、該係止片39aの外周に対して
弾性を有するリング39bを嵌合することにより、シー
ル性を維持するようにしてある。
【0044】また、図10において、上記したように第
1穿孔部3に対しては、角パイプ2の外側面にモータケ
ースフランジ44をボルト44bで固定し、このモータ
ケースフランジ44に対してモータケース34をボルト
止めすると共に、モータケースフランジ44の穿孔部4
5に挿嵌した第1丸パイプ3の外周を点付け溶接w1で
複数カ所に固定する。そして、第1丸パイプ3内に嵌合
したベアリング41内にモータ軸40を支持して、モー
タ軸40の先端に設けられたハイポイドギアの一次側ピ
ニオン42を上記のピニオン軸31のギヤ30に噛合す
るようにしてある。
【0045】この実施例2の蓋15は図6に示したもの
と同様であり、ベース20は図7に示した横型脚部形式
のものと同様である。
【0046】そして、図9、10に示すように、ベース
20によって角パイプ2の下端開口部を閉塞すると共
に、蓋15によって上端開口部を閉塞し、これらの蓋1
5とベースに設けられたボルト孔17、17に通しボル
ト18を挿通して、蓋15とベース20とを角パイプ2
を挟んで一括的に固定する。
【0047】この蓋15とベース20には、上記と同様
に、角パイプ2の内周に嵌合する複数の突起16が設け
られ、通しボルト18を締結した際の蓋15とベース2
0との捻じれ移動を防止するようにしてある。
【0048】なお、横型脚部形式のベース20の他に図
8に示した縦型脚部形式のベース21を図12に示すよ
うに使用することも同様に可能である。この場合、ベー
ス21、21を角パイプ2の上下端開口部に通しボルト
18で固定することにより、減速機ケーシングを縦状に
設置することが可能となる。
【0049】なお、このチャンネル型のベース21にお
いても、蓋15とベース21の各対向面に複数の位置決
め用突起16を設けて、ベース21、21の捻じれ移動
を防止するようにする。
【0050】(実施例3)図11(a) はハイポイド減速
機ケーシングの基本型を示す側面図と別方向側面図であ
り、図11(b) は横型脚部形式のベースを取りつけた状
況を示す側面図と別方向側面図であり、図11(c) は別
方向に横型脚部形式のベースを取りつけた状況を示す側
面図と別方向側面図である。図12(a) は図11(a) の
減速機ケーシングの基本型に縦型脚部形式のベースを取
りつけた状況を示す側面図と別方向側面図であり、図1
2(b) は別方向に横型脚部形式のベースを取りつけた状
況を示す側面図と別方向側面図である。
【0051】図11(a) に示すように、ハイポイド減速
機ケーシングの基本型は、上記の通り、減速機本体を成
す角パイプ2の側面上方にフランジ44を介してモータ
ケース43を固定してあり、その別側面に出力軸37を
突出した構成とされ、内部状況は実施例2と同様であ
る。
【0052】図11(b) においては、この基本型のハイ
ポイド減速機ケーシングに蓋15が設けられる一方、下
面に横型脚部形式のベース20が設けられ、これらの蓋
15とベース20が、上記のように複数の通しボルト1
8により締結されている。ベース20の両端にはフラン
ジ20a、20aが折曲形成され、該フランジ20a、
20aを介して基盤22にボルト20cで固定される。
【0053】図11(c) に示すハイポイド減速機ケーシ
ングにおいては、ベース20の取り付け方向を図11
(b) におけるものとは別方向にすることにより、モータ
ケース43と出力軸37の取り付け方向を変化させるよ
うにしてある。
【0054】このように本発明の減速機ケーシングによ
ると、ベース20の取り付け方向を容易に変えられるた
めに、モータケース43と出力軸37の突出方向を自由
に変化することが可能である。
【0055】また、図12(a) においては、上記の図1
1(a) の基本型の角パイプ2の上下端開口部に縦型脚部
形式のベース21、21を閉塞固定した構成が示してあ
り、このベース21、21を介して壁面26に減速機ケ
ーシングをボルト20cで固定することができる。
【0056】さらに、このような縦型脚部形式の減速機
ケーシングにおいても、図12(b)に示すように、チャ
ンネル型のベース21、21の取り付け方向を変化する
ことにより、モータケース43と出力軸37の突出方向
を変えることができる。
【0057】なお、上記の実施例においては、ハイポイ
ド減速機について示したが、本発明の減速機ケーシング
はモータを付けずに入力軸、出力軸の2軸タイプで構成
した他の種類の減速機にも適用できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の減速機ケ
ーシングによれば、市販の角パイプと丸パイプを使用す
ることができ、従来の減速機ケーシングのように木型、
金型が不要となり、制作コストを大幅に削減することが
できる。
【0059】また、角パイプと丸パイプの固定は点付け
溶接により行い、角パイプの上下端開口部の閉塞板とし
て使用した蓋とベース(横型脚部形式の場合)、または
ベースとベース(縦型脚部形式の場合)は、互いに通し
ボルトによって固定することができるため、全体の溶接
部を少なくすることができ、溶接作業の手間を省き、製
造コストを削減することができる。
【0060】さらに上記のような減速機ケーシングによ
れば、ベースの取り付けを横型脚部形式にも縦型脚部形
式にも自由に変化させることができる。また、そのベー
スの取り付け方向を変えることにより、モータケース、
出力軸等の突出方向を変化させることが自由にでき、さ
らには軸の芯間寸法が自由に取れるため、設計上のレイ
アウトを自由に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明によるハイポイド減速機用ケーシ
ングの斜視図である。ただし、蓋とベースは図示してい
ない。
【図2】図2は図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図3は図2の円部Cの拡大図である。
【図4】図4は図1のB−B線に沿う断面図である。
【図5】図5(a) は図1の第1穿孔部に固設するモータ
ケースのフランジと第1丸パイプの断面図であり、図5
(b) は図5(a) の正面図である。
【図6】図6(a) は蓋の下面図であり、図6(b) は図6
(a) の右側からの側面図であり、図6(c) は図6(a) の
D−D線断面図であり、図6(d) は図6(a) のE−E断
面図である。
【図7】図7(a) は横型脚部形式のベースを示す平面図
であり、図7(b) は図7(a) の右側からの側面図であ
る。
【図8】図8(a) は縦型脚部形式のベースの平面図であ
り、図8(b) は図8(a) の横方向側面図であり、図8
(c) は図8(a) の下方からの側面図である。
【図9】図9は図1の減速機ケーシングをハイポイド減
速機に用いた状況を示す縦断面図である。
【図10】図10は図9の別方向の縦断面図である。
【図11】図11(a) はハイポイド減速機ケーシングの
基本型を示す側面図と別方向側面図であり、図11(b)
は横型脚部形式のベースを取りつけた状況を示す側面図
と別方向側面図であり、図11(c) は別方向に横型脚部
形式のベースを取りつけた状況を示す側面図と別方向側
面図である。
【図12】図12(a) は図11(a) の減速機ケーシング
の基本型に縦型脚部形式のベースを取りつけた状況を示
す側面図と別方向側面図であり、図12(b) は別方向に
横型脚部形式のベースを取りつけた状況を示す側面図と
別方向側面図である。
【符合の説明】
2…角パイプ 3…第1穿孔部 4…第2穿孔部 5…第3穿孔部 6…第1丸パイプ 7…第2丸パイプ 8…第3丸パイプ 15…蓋 16…突起 18…通しボルト 20…横型脚部形式のベース 21…縦型脚部形式のベース 34…モータケース 37…出力軸 40…モータ軸 43…モータケース

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さに切断した角パイプの所定箇所
    に穿孔部を設け、該穿孔部に対して入力軸または出力軸
    を装着する所定長さの丸パイプを固定する一方、前記角
    パイプの上端開口部と下端開口部に閉塞板を設け、これ
    ら上下の閉塞板の内側面に前記角パイプを位置決めする
    複数の突起を設けると共に、前記角パイプの上端開口部
    と下端開口部に位置決めした上下の閉塞板を通しボルト
    で固定するようにしたことを特徴とする減速機ケーシン
    グ。
  2. 【請求項2】 前記角パイプに設けた穿孔部に対して丸
    パイプを点付け溶接により固定し、該丸パイプの接合部
    に周溝を設け、該周溝に液体シールを塗布すると共に、
    前記穿孔部と丸パイプの接合部にゴム製オイルシールを
    嵌合するようにしたことを特徴とする請求項1記載の減
    速機ケーシング。
  3. 【請求項3】 前記角パイプの下端開口部に設けた閉塞
    板をベースとして用いることを特徴とする請求項1記載
    の減速機ケーシング。
  4. 【請求項4】 前記角パイプの上端開口部と下端開口部
    に設けた両側の閉塞板にチャンネル部材を用いてブラケ
    ット用のベースとしたことを特徴とする請求項1記載の
    減速機ケーシング。
JP20416495A 1995-08-10 1995-08-10 減速機ケーシング Expired - Fee Related JP3520426B2 (ja)

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