JP3519753B2 - 錠剤包装機 - Google Patents

錠剤包装機

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JP3519753B2
JP3519753B2 JP03246593A JP3246593A JP3519753B2 JP 3519753 B2 JP3519753 B2 JP 3519753B2 JP 03246593 A JP03246593 A JP 03246593A JP 3246593 A JP3246593 A JP 3246593A JP 3519753 B2 JP3519753 B2 JP 3519753B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、個々の患者が服用す
る剤種・剤数及び・日数などの処方箋に基づいて各種の
錠剤を調剤し処方する錠剤包装機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、処方箋に記載される服用方法が複
雑化し、これに伴って、錠剤包装機にて包装紙に分包さ
れて調剤された1回分の薬包を1日分の服用時期及び服
用日数に応じ複数個連続させて形成してなる薬包帯は、
入力ミスや機械の誤動作等の原因によって必ず検薬が必
要となっているために、入力した処方箋と包装結果とを
照合することが義務付けられている。 【0003】従来、この種の錠剤包装機においては、例
えば特公平3−35181号公報に開示され、図10に
示すように、包装紙100に分包されて調剤された1回
分の薬包110を、1日分の服用時期(例えば「朝(ア
サ)」,「昼(ヒル)」,「夕(ユウ)」,「就寝前」
など)及び服用日数に応じ複数個連続させて薬包帯12
0を形成するとともに、この薬包帯120を形成する包
装紙100の一部に処方内容表示部130を別に連続し
て一体形成し、この処方内容表示部130に患者名,患
者コード,服用時期,各錠剤種及び剤数等の処方データ
を、また、個々の薬包110に患者名,患者コード番
号,服用時期などのデータを印字してなる構成を有する
ものがある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構造の錠剤包装機、特に、薬包帯120の形成
手段にあっては、各々の薬包110が1日分の服用時期
毎、例えば「朝(アサ)」,「昼(ヒル)」,「夕(ユ
ウ)」毎に服用日数分に応じて反復的に繰り返し分包さ
れているのが現状である。 【0005】このために、服用時期によって薬の種類が
異なる場合に、服用時期に応じて複数の薬包110と処
方箋とを照合しなければならないことから、検薬に手間
取り、検薬ミスを起こし易く、これによって、根本的な
照合業務の煩雑の改善には至っていないという問題があ
った。 【0006】 【発明の目的】この発明の目的は、検薬を容易に行なう
ことができるようにした錠剤包装機を提供することにあ
る。 【0007】 【課題を解消するための手段】上記した課題を解消する
ために、この発明は、個々の患者が服用する時期の情報
を含む用法と剤種・剤数及び・日数などの情報を含む
方箋によるデータである処方データを入力する制御手段
と、この制御手段にて入力された処方データに基づいて
1回分の各錠剤種及びそれらの剤数を供給する錠剤供給
機構部と、この錠剤供給機構部から供給される各錠剤種
及び剤数を包装紙に分包し封入して薬包を形成し、かつ
この薬包を1日分の服用時期及び服用日数に応じて複数
個連続した帯状の薬包帯を自動的に形成するとともに、
処方内容表示部を包装紙の薬包帯非形成部位であって、
かつ前記薬包袋に連続して一体形成可能にしてなる自動
包装機構部と、この自動包装機構部にて形成される薬包
帯の各々の薬包及び処方内容表示部に処方データを印字
する印字機構部とを備え、前記薬包帯は、服用日数分に
応じた複数個の薬包が服用時期毎に連続して形成され、
かつ前記処方内容表示部各服用時期毎にそれぞれ設け
られ、服用時期を同一として連続する薬包と処方内容表
示部との組が、服用時期の順に一連にして連続し、これ
ら処方内容表示部に各服用時期に相当する処方データの
内容を印字してなる構成としたものである。 【0008】 【作用】すなわち、この発明は、上記の構成を採用する
ことにより、服用日数分に応じた複数個の薬包が服用時
期毎に連続して形成された薬包帯に、処方内容表示部を
各服用時期毎にそれぞれ設け、これら処方内容表示部に
各服用時期に相当する処方データの内容を印字してなる
ために、服用時期毎に薬包帯の各々の薬包と処方箋との
照合が行なえ、これによって、検薬が容易にとなる。 【0009】 【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明すると、図1はこの発明に係る錠剤包装機を概
略的に示すもので、図中1は包装機本体である。 【0010】この包装機本体1内の上部には、錠剤供給
機構部2が配置され、この錠剤供給機構部2は、平面矩
形をなしかつ平面格子状に仕切られた多数の収納部を有
する筒型のハウジング3と、このハウジング3内の各々
の収納部に錠剤種毎に挿入配置された錠剤収納供給体と
してのタブレットケース4と、前記ハウジング3の下部
に配置されかつ前記各々のタブレットケース4から選択
的に定量毎落下供給される錠剤を受けるホッパ部5と、
このホッパ部5から落下する錠剤を受ける左右一対の錠
剤搬送手段としてのベルトコンベア6,6とから構成さ
れ、このベルトコンベア6,6により、前記各々のタブ
レットケース4から選択的に落下供給される錠剤を、前
記包装機本体1内の左右方向の中央部に集められるよう
になっている。 【0011】そして、前記包装機本体1内の下部には、
前記錠剤供給機構部2から選択的に定量供給される錠剤
を自動的に包装し排出させてなる自動包装機構部10が
配置されている。 【0012】この自動包装機構部10は、前記左右一対
のベルトコンベア6,6間の中央下部に配置された錠剤
投入機構部としてのシャッタコンベア11と、このシャ
ッタコンベア11の投入口に向けて錠剤が投入されるロ
ール状に巻回された連続な包装紙100を長手方向へ間
欠的に連続して移送する移送装置としての包装紙送り機
構部12と、この包装紙送り機構部12の途上に設置さ
れて前記包装紙100上の薬包幅分に応じた範囲に「患
者名」・「患者コード番号」・「処方年月日」・「用
法」・「錠剤種」・「錠数」等を錠剤投入前に印字する
印字機構部(プリンタ)13と、このプリンタ13にて
印字された錠剤投入後の包装紙100をヒートシール
(封入)して一回分の薬包110を連続して形成するヒ
ートシール機構部14と、このヒートシール機構部14
にてヒートシールされて一日分及び服用日数分に応じた
個数の連続した複数の薬包110からなる薬包帯120
を切断する切断機構部15と、この切断機構15にて切
断された薬包帯120を前記包装機本体1の上部側面に
開口した排出口7に搬送する薬包帯搬送機構16とから
構成され、この薬包帯120は、図示しない薬袋に収納
されて、患者に手渡すようになっている。 【0013】前記ヒートシール機構部14は、包装紙送
り機構部12から移送される二つ折りに形成した包装紙
100に縦シールを施すとともに、薬包110毎に分離
可能にした切り目を形成するためのミシン刃(図示せ
ず)を具備して分包袋を形成し、この分包袋の開口部を
錠剤投入後に横シールを施すことにより、一回分に相当
する薬包110を連続して形成するようになっているも
のである。 【0014】一方、図中20は前記包装機本体1を制御
する制御器で、この制御器20は、キーボードによるキ
ー入力機構部21のキー入力操作にて処方データ及び印
字データ等をCRT22に表示し作成し、これら処方デ
ータ及び印字データ等を前記包装機本体1側に転送し得
るようになっている。 【0015】すなわち、前記包装機本体1は、制御器2
0から転送された処方データ及び印字データ等により前
記錠剤供給機構部2及び自動包装機構部10を駆動させ
て包装動作を行なうようになっているもので、前記プリ
ンタ13は、予め定められたフォーマットに従って、図
2に示すような包装紙100の長手方向と直交する方向
に印字動作が行なわれるようになっている。 【0016】また、図中30は前記包装機本体1に設置
したタッチパネルによる感圧入力機構部で、この感圧入
力機構部30は、前記錠剤供給機構部2のハウジング3
内の各々の収納部に挿入配置されたタブレットケース4
内の錠剤名をCRT31に画面表示し、これら錠剤名を
処方データに基づいて選択操作することにより、前記キ
ー入力機構部21のキー入力操作に代えて、前記錠剤供
給機構部2及び自動包装機構部10を制御し駆動させ、
これによって、錠剤の包装動作を行なうようになってい
るものである。 【0017】図3はこの発明に係る錠剤包装機の制御シ
ステムを示し、図中40は前記包装機本体1側の制御回
路部で、この制御回路部40は、中央演算処理装置(C
PU)41と、前記包装機本体1側の制御手順がプログ
ラムされたシステムメモリ42と、前記包装機本体1の
包装動作を制御する包装機コントローラ43と、前記プ
リンタ13に印字信号及び改行信号等を出力して印字動
作を制御する印字コントローラ44と、メモリM´1
M´2 ,M´3 ,M´4 ,M´5 ,M´6 からなるバッ
ファメモリ45と、制御カウンタ46と、レジスタR
1 ,R2 及びR3とから構成されている。 【0018】さらに、図中50は前記制御器20側の制
御回路部で、この制御回路部50は、中央演算処理装置
(CPU)51と、前記制御器20側の制御手順がプロ
グラムされたシステムメモリ52と、前記キーボードに
よるキー入力機構部21の操作を検出してキー入力信号
を発生するキーボードインターフエイス53と、前記制
御器20側のCRT22の表示制御を行なうCRTコン
トローラ54と、前記感圧入力機構部30のタッチパネ
ルによる入力操作を検出して感圧入力信号を発生するタ
ッチパネルインターフエイス55と、前記感圧入力機構
部30側のCRT31の表示制御を行なうCRTコント
ローラ56と、メモリM1 ,M2 ,M3からなるバッフ
ァメモリ57とから構成されているとともに、前記両制
御回路部40,50は、送信データをシリアル変換し、
受信データをパラレル変換するインターフエイス47,
58を介して伝送線60により互いに接続されている。 【0019】ところで、前記包装機本体1内に設置した
プリンタ13は、図4に示すように、制御器20側の制
御回路部50におけるバッファメモリ57の印字フォー
マットメモリM1 に記憶されたフォーマットに従って、
ヒートシール機構部14による薬包110の形成前の包
装紙100上に、例えば1行26字を2行に亘って印字
するようになっているもので、例えば記号「*」にて示
す「患者名」,記号「!」にて示す「服用時期」,記号
「#」にて示す「患者コード番号」,記号「$」にて示
す「処方年月日」,記号「%」にて示す「処方番号」な
どを印字事項としている。 【0020】なお、この発明の実施例では、「患者名」
は16字まで、「服用時期」は4字まで、「患者コード
番号」は8字まで、「処方年月日」は8字まで、「処方
番号」は3字までに規制されているが、制限字以内なら
他のコメント、例えば「患者名」に続く「サマ」や、
「処方番号」に先立つ「NO.」などを印字することも
可能である。 【0021】また、前記包装機本体1側の制御回路部4
0は、前記制御器20側の制御回路部50より送信され
る処方データ及び印字データに基づいて包装制御を行な
うものであるが、両制御回路部40,50間の転送モー
ドは、前記包装機本体1側の制御回路部40が前記制御
器20側の制御回路部50へ転送要求信号を送信するこ
とで開始されるようになっているとともに、この転送要
求信号は、前記包装機本体1が包装制御を行なっていな
い状態で定期的に前記制御回路部40から出力されるよ
うになっているものである。 【0022】図5は前記制御器20側の制御回路部50
の動作を示すフローチャートで、中央演算装置(CP
U)51は、ステップN1 で転送要求信号の有無を判定
し、転送要求信号が出力されていないと、ステップN2
でキー入力の有無を判定するようになっている。 【0023】そして、キー入力機構部21が操作され
て、例えば「朝」,「昼」,「夕」,「就寝前」毎など
の一日分の用法(服用時期)に基づいて分包する各剤種
の薬剤名及びその剤数と服用日数がキー入力されると、
このキー入力内容に基づく処方データを、図6に示すフ
ォーマットに従って、ステップN3 にて作成して、バッ
ファメモリ57の処方データメモリM2 に記憶するよう
になっている。 【0024】すなわち、ステップN3 においては、バッ
ファメモリ57の処方データメモリM2 の1バイトの記
憶領域m1 に「日数データ」を書き込むとともに、キー
入力により指定された「薬品名」を所定の「錠剤種コー
ド」に変換して記憶領域m4に書き込み、「薬品名」
は、記憶領域m9 に書き込む。 【0025】また、「薬剤名」の指定に続いてキー入力
されるその錠剤種の服用時期「朝」,「昼」,「夕」,
「就寝前」毎の剤数データは、4バイトの記憶領域m2
の0〜3までの各アドレスに書き込む。 【0026】図7はキー入力モードでの制御器20のC
RT22の表示内容を示すもので、オペレータのキー入
力による「薬品名」及びその薬剤の服用時期「朝」,
「昼」,「夕」,「就寝前」毎の剤数と日数は、表示部
23A,23B,23Cにて表示し、「薬品名」に対応
する「錠剤種コード」は、表示部23Dにて表示するよ
うになっている。 【0027】この場合、図7にて示す「薬品名」の表示
部23Aにおける入力例では、薬品名「A錠」,「B
錠」,「C錠」及び「D錠」の4種の錠剤が服用時期
「就寝前」を除いて「朝」,「昼」,「夕」毎に一回分
各1錠、一日分各4錠づつ7日間の日数分に応じた分包
数に分包することを表わす。 【0028】したがって、バッファメモリ57の処方デ
ータメモリM2 のm41からm44までの各記憶領域には、
それぞれA,B,C,Dの各錠剤に対応する「錠剤種コ
ード」が書き込まれ、m21からm24までの各記憶領域の
「朝」,「昼」,「夕」の服用時期に対応するアドレス
0〜2には剤数データ「1」が、アドレス3には剤数デ
ータ「0」がそれぞれ書き込まれ、m91からm94までの
各記憶領域には薬品名「A錠」,「B錠」,「C錠」及
び「D錠」が書き込まれ、記憶領域m1 には日数データ
「7」が書き込まれる。 【0029】そして、剤数データと日数データの入力に
より、服用時期「朝」,「昼」,「夕」,「就寝前」毎
の総分包数を演算して記憶領域m3 の各アドレス0〜3
までにストアするとともに、制御器20のCRT22の
表示部23Eに表示する。 【0030】これによって、包装機本体1へのキー入力
による包装動作は、図2に示すように、「A錠」,「B
錠」,「C錠」及び「D錠」の4種の錠剤が1錠づつ4
錠投入され包装された薬包110を、服用時期「朝」,
「昼」,「夕」毎の3個の分包数で、7日分の21個連
続した薬包帯120を作成し得るような制御となってい
るものである。 【0031】さらに、制御器20のキー入力機構部21
にて入力される「患者名」,「患者コード番号」,「処
方年月日」,「処方番号」等は、バッファメモリ57の
処方データメモリM2 の記憶領域m5 ,m6 ,m7 ,m
8 にストアされるとともに、制御器20のCRT22の
表示部23F,23G,23H,23Iにそれぞれ表示
される。 【0032】ところで、「患者名」,「患者コード」,
「処方年月日」,「処方番号」等は、分包されたそれぞ
れの薬包110に印字するデータであり、文字及び数字
毎にキャラクタコードにてバッファメモリ57の処方デ
ータメモリM2 にそれぞれストアされるようになってい
る。 【0033】このようにして処方データを作成して、こ
の処方データをバッファメモリ57の処方データメモリ
2 にストアすると、図5に示すように、ステップN3
からステップN1 に復帰し、このとき、ステップN1
て、包装器本体1側の制御回路部40より転送要求信号
が送信されているのを検出すると、ステップN4 に移行
して処方データの有無を判定する。 【0034】そして、ステップN3 の処理により、バッ
ファメモリ57の処方データメモリM2 に処方データを
ストアしていると、ステップN5 では伝送線60を通し
て、包装器本体1側の制御回路部40に記憶領域m1
2 ,m3 ,m4 ,m9 にストアしている「日数デー
タ」,「剤数データ」,「総分包数データ」,「錠剤種
コード」,「薬品名」などを処方データとして転送し、
このとき、処方データは、制御器20側の制御回路部5
0のインターフエイス58でシリアス変換されて送信さ
れる。 【0035】また、複数の印字フォーマットを設定して
いる場合には、制御器20のキー入力機構部21により
指定の印字フォーマットを選定し、指定の印字フォーマ
ットと処方データメモリM2 の記憶領域m5 ,m6 ,m
7 ,m8 にストアされているデータに基づき印字データ
を作成してなるもので、まず、処方データメモリM2
各記憶領域m5 ,m6 ,m7 ,m8 の最初のアドレスを
それぞれ指定する。 【0036】次いで、印字フォーマットメモリM1 の最
初のアドレスにストアしているキャラクタコードが、記
号「*」,「!」,「#」,「$」,「%」の何れかに
より印字項目を表わしているかを判定する一方、キャラ
クタコードが、記号「*」,「!」,「#」,「$」,
「%」以外のものを示していると、印字項目ではないた
めに、印字フォーマットメモリM1 のアドレスにストア
しているキャラクタコードを印字データメモリM3 にス
トアする。 【0037】さらに、記号によって示される印字項目の
種類に応じた処方データメモリM2の各記憶領域m5
6 ,m7 ,m8 の最初のアドレスにストアしているデ
ータは、印字データメモリM3 に書き込むようになって
いるもので、この場合、印字フォーマットメモリM1
最初のアドレスには、記号「*」を表わすキャラクタコ
ードがストアされて「患者名」を示しているために、処
方データメモリM2 の記憶領域m5 がアドレスされる。 【0038】そして、処方データメモリM2 の記憶領域
5 の最初のアドレスにストアしているキャラクタコー
ドは、印字データメモリM3 にストアされ、この印字デ
ータメモリM3 は、印字フォーマットメモリM1 に合わ
せて1〜52までのアドレスを有しており、これに対応
するアドレスに処方データメモリM2 より読み取った内
容をストアして、処方データメモリM2 の選定した記憶
領域のアドレスを1つシフトし、印字フォーマットメモ
リM1 及び処方データメモリM2 のアドレスを1つシフ
トすることにより、印字フォーマットメモリM1 のアド
レスがオーバーしたかを判定する。 【0039】この場合、「患者名」の最初の1字目につ
いてのキャラクタコードを読み取った段階で、再び、印
字フォーマットメモリM1 の次のアドレスにストアされ
ているキャラクタコードを判定し、このような動作を繰
返して印字項目に応じて印字する文字が、キャラクタコ
ードにより印字データメモリM3 に書き込まれて印字デ
ータが作成されるようになっている。 【0040】図2に示す印字例では、「患者名」とし
て、例えば「ヤマダタロウ」を印字するものであるが、
このとき、印字データメモリM3 の1行目の1字目から
6字目までに対応する各アドレスには、「ヤ」,
「マ」,「ダ」,「タ」,「ロ」,「ウ」を示すキャラ
クタコードがそれぞれストアされるものである。 【0041】また、「患者名」の7字目以降について
は、この印字例では文字がないために、スペースとなる
ように、印字データメモリM3 の対応するアドレスに
「スペース」を表わすキャラクタコードをストアし、印
字フォーマットメモリM1 の1行目の13字目に対応す
るアドレスにストアされているキャラクタコードが、印
字項目を示すものであるかを判定する。 【0042】このアドレスには、「サ」を表わすキャラ
クタコードがストアされており、このアドレスにストア
しているキャラクタコードを印字データメモリM3 の対
応するアドレスにストアし、印字フォーマットメモリM
1 及び処方データメモリM2のアドレスを1つシフトす
る。 【0043】さらに、印字フォーマットメモリM1 の1
行目の14字目から22字目については、「マ」及び
「スペース」の印字項目以外のキャラクタコードが設定
されているために、上記の処理を繰り返す。 【0044】このように、印字フォーマットメモリM1
の1字から52字までに対応する各アドレスにストアし
ているキャラクタコードの内容に基づき、上記の処理を
行なうことにより、処方データメモリM2 の各記憶領域
5 ,m6 ,m7 ,m8 にストアされている各印字項目
についての印字内容は、印字フォーマットメモリM1
設定した印字フォーマットに従って印字データメモリM
3 にストアしてなるとともに、各印字項目の印字内容
が、印字フォーマットに設定した文字数以外に納まると
きは、残り分に「スペース」を表わすキャラクタコード
をストアする。 【0045】このようにして印字データを作成して印字
データメモリM3 にストアすると、制御器20側の制御
回路部50からの印字データをインターフエイス58で
シリアス変換して伝送線60を通して包装機本体1側の
制御回路部40に送信して転送し、この印字データの転
送終了により、図5に示すように、ステップN6 で、処
方データメモリM2 をクリアして、ステップN1 に復帰
してキー入力を待つ。 【0046】これによって、包装機本体1側の制御回路
部40は、転送された処方データ及び印字データに基づ
き、包装機本体1の錠剤供給機構部2及び包装機構部1
0を駆動制御して包装動作を行なわせるようになってい
るものである。 【0047】図8は包装機本体1側の制御回路部40の
動作を示すフローチャートで、ステップN´1 で転送要
求信号を出力して、処方データを受信すると、ステップ
N´2 からステップN´3 となり、処方データをバッフ
ァメモリ45の処方データメモリM´2 にストアすると
ともに、ステップN´4 では、処方データの日数データ
をレジスタR3 にストアする。 【0048】この発明の実施例においては、服用日数が
7日間となっているために、レジスタR3 には「7」が
ストアされ、制御カウンタ46のカウント値を「7」に
セットし、ステップN´5 では、服用時期の内容(C
N)を制御カウンタ46セットする。 【0049】このとき、包装機本体1側の制御回路部4
0におけるバッファメモリ45の処方データメモリM´
2 は、制御器20側の制御回路部50におけるバッファ
メモリ57の処方データメモリM2 の記憶領域m1 ,m
21〜m2n,m3 ,m41〜m4n,m91〜m9nにそれぞれ対
応する記憶領域m´1 ,m´21〜m´2n,m´3 ,m´
41〜m´4n,m´91〜m´9nを備え、これら各記憶領域
に日数データ,剤数データ,総分包数データ,錠剤種コ
ード,薬品名をそれぞれストアして、処方データを記憶
するようになっている。 【0050】また、印字データメモリM´3 は、制御器
20側の制御回路部50における印字データメモリM3
と同様に1〜52までのアドレスを有しており、印字デ
ータメモリM3 の各アドレスにストアされているキャラ
クタコードを同じアドレスにストアして、印字データを
記憶するようになっている。 【0051】ステップN´5 は、処方データメモリM´
2 の記憶領域m´3 のデータに基づいて、1日における
最初の服用時期を検出して、その服用時期に応じた制御
カウンタ46にセット、ステップN´6 は、レジスタR
3 の内容が「0」であるかを判定する。 【0052】さらに、ステップN´7 は、処方データメ
モリM´2 の記憶領域m´41〜m´4nにストアしている
処方データの錠剤種コードをレジスタR1 にストアし、
ステップN´8 では、処方データメモリM´2 の各記憶
領域m´21〜m´2nにストアしている剤数データをレジ
スタR2 にストアする。 【0053】すなわち、ステップN´5 では、バッファ
メモリ45の処方データメモリM´2 の記憶領域m´3
の0〜3までの各アドレスで、最初に「0」以外の内容
をストアしているアドレスを検出することで、最初の服
用時期を検出するようになっているもので、このように
検出した服用時期は、「朝」,「昼」,「夕」,「就寝
前」に応じて、制御カウンタ45Aにそれぞれ「0」,
「1」,「2」,「3」としてセットされるが、この発
明の実施例では、「朝」が最初の服用時期のために、制
御カウンタ46の内容「CN」は、「0」にセットされ
る。 【0054】このとき、制御カウンタ46の内容「C
N」が「0」のために、まず、処方データメモリM´2
の各記憶領域m´21〜m´2nのアドレス0にストアされ
ている剤数データが読み出されて、レジスタR2 にスト
アされる。 【0055】この発明の実施例では、処方データメモリ
M´2 の記憶領域m´41〜m´44及び記憶領域m´21
m´24までしかデータが記憶されていないために、レジ
スタR1 には、A,B,C,Dの各錠剤の錠剤種コード
が書き込まれ、レジスタR2には、これら錠剤種につい
ての「朝」の分包分の剤数データが書き込まれる。 【0056】ステップN´9 は、レジスタR2 の内容が
「0」であるかを判定するものであるが、A,B,C,
Dの各錠剤について少なくとも一つの錠剤種の剤数デー
タが「0」以外にあると、ステップN´10となって錠剤
の摘出動作となる。 【0057】このステップN´10においては、包装機本
体1の包装機コントローラ43には剤数データが「0」
以外にある錠剤種についての錠剤種コードがレジスタR
1 より読み出されて導入されるもので、これによって、
包装機コントローラ43は、A,B,C,Dの各種錠剤
を収納した包装機本体1の錠剤供給機構部2のタブレッ
トケース4に対して摘出信号を出力し、この摘出信号が
導入されたタブレットケース4は、駆動して一錠の錠剤
を摘出するようになっている。 【0058】ステップN´11においては、錠剤の摘出動
作を行なった錠剤種について、その剤数データより
「1」を減算してステップN´9 に復帰する。 【0059】この発明の実施例では、「朝」の分包には
包装紙100の分包袋にA,B,C,Dの各種錠剤を一
錠づつそれぞれ投入しヒートシールして包装することに
より、一つの薬包110を形成するようになっているた
めに、レジスタR2 にストアされているA,B,C,D
の各種錠剤の剤数データは、「0」となり、これによっ
て、「朝」の1分包(薬包)分の錠剤が摘出されて錠剤
供給機構部2のホッパ部5へ導入され、ステップN´12
にて、薬包110に服用時期「アサ」の用法印字が行な
われる。 【0060】すなわち、ステップN´12では、制御カウ
ンタ46の内容「CN」により服用時期を判定し、その
服用時期の文字を表わすキャラクタコードをメモリM´
4 にストアするようになっている。 【0061】この場合、制御カウンタ46の内容「C
N」は、「0」で、服用時期は、「朝」を示しており、
「アサ」と印字させるために、「ア」,「サ」を表わす
各キャラクタコードをメモリM´4 にストアしてなるも
ので、この発明の実施例では、服用時期については4字
分の印字を行なうように設定されているため、残り2字
分は「スペース」となるように、「スペース」のキャラ
クタコードをメモリM´4 にストアするようになってい
る。 【0062】そして、図4に示すように、この発明の実
施例で設定したフォーマットによれば、印字データメモ
リM´3 の1字目に対応するアドレスにストアしている
データが、服用時期を示す記号「!」を表わすものであ
るかを判定し、印字データメモリM´3 の23字目から
26字目までに対応するアドレスにストアされているキ
ャラクタコードが服用時期を示している。 【0063】したがって、印字データメモリM´3 の内
容が服用時期を示している場合には、印字データメモリ
M´3 のアドレスを一つシフトし、印字データメモリM
´3のアドレスがオーバーしていないことを判定し、さ
らに、印字データメモリM´3 の2字目に対応するアド
レスにストアされているキャラクタコードが服用時期を
示す記号「!」を表わすものであるかを再び判定し、こ
のように、印字データメモリM´3 が23字目に対応す
るアドレスを指定するまでは、順次、上記の処理が繰り
返し行なわれる。 【0064】そして、印字データメモリM´3 の23字
目に対応するアドレスを指定すると、印字データメモリ
M´3 の当該アドレスには、メモリM´4 の最初のアド
レスにストアしている「ア」を表わすキャラクタコード
をストアする。 【0065】同様に、印字データメモリM´3 の24字
目に対応するアドレスには、服用時期を示す記号「!」
を表わすキャラクタコードがストアされているために、
印字データメモリM´3 の当該アドレスには、メモリM
´3 の次のアドレスにストアしている「サ」を表わすキ
ャラクタコードをストアして、メモリM´4 のアドレス
を一つシフトし、印字データメモリM´3 のアドレスを
一つシフトするとともに、印字データメモリM´3 のア
ドレスがオーバーしていないことを判定し、以後、印字
データメモリM´3 の25字目及び26字目に対応する
各アドレスには、メモリM´4 にストアされている「ス
ペース」を表わすキャラクタコードが順次ストアされ
る。 【0066】そして、印字データメモリM´3 の27字
目以降に対応する各アドレスには、服用時期を示す記号
「!」を表わすキャラクタコードがストアされていない
ために、順次、上記の処理が繰り返し行なわれ、2行目
の26字目に対応するアドレスを指定した後、更に、メ
モリM´4 のアドレスを一つシフトし、印字データメモ
リM´3 のアドレスがオーバーしていないことを判定す
る。 【0067】このように、包装機本体1側の制御回路部
40が、印字データメモリM´3 に服用時期を表わすキ
ャラクタコードを書き込むことにより、印字データの作
成が完成し、この印字データを、プリンタ13の印字コ
ントローラ44へ導入する。 【0068】このプリンタ13の印字コントローラ44
は、キャラクタジェネレータを備え、まず、印字データ
が示す2行目の1字目から26字目までのキャラクタコ
ードを順次印字信号に変換して、プリンタ13に出力す
るようになっている。 【0069】したがって、プリンタ13は、順次入力さ
れる印字信号に基づいて動作し、図2に示すように、包
装紙100の長手方向(実線矢印方向)と直交する方向
に2行目の26字を印字する。 【0070】そして、プリンタ13の印字コントローラ
44は、2行目の26字分のキャラクタコードを出力す
ると、続いて改行信号を出力し、包装紙送り機構部12
を駆動させて、包装紙100を長手方向に1行分間欠的
に移送し、次いで、1行目の1字目から26字目までの
キャラクタコードを順次印字信号に変換して、プリンタ
13に出力するとともに、包装紙100の長手方向と直
交する方向に1行目の26字を印字して、図2に示すよ
うに、包装紙100の「アサ」分に相当する1回分の薬
包110の分包部位aへの用法印字が行なわれる。 【0071】ステップN´13では、包装機本体1の包装
機コントローラ43は錠剤供給機構部2のホッパ5内に
設けた錠剤投入機構部としてのシャッタコンベア11及
びヒートシール機構部14に制御信号をそれぞれ与え
て、錠剤投入や薬包(分包袋)の形成及び密封の各動作
を制御し、しかる後、移送装置としての包装紙送り機構
部12へ制御信号を与え、包装紙100を長手方向へ薬
包幅分に応じた所定長さ移送させて、1個分の「朝」1
個分の薬包110の包装動作を終了する。 【0072】ステップN´14は、レジスタR3にストア
している日数データより「1」を減算し、ステップN´
15では、レジスタR3 の日数データが「0」であるかを
判定する。 【0073】この場合、「朝」の分包が一つ終了して、
レジスタR3 にストアしている最初の日数データ「7」
より「1」を減算した段階であり、レジスタR3
「0」でない場合には、ステップN´8 に復帰し、レジ
スタR3 が「0」になるまで、すなわち、服用日数分に
応じた個数の服用時期「アサ」分に相当する薬包110
を連続して形成するようになっている。 【0074】このようにして、ステップN´15でレジス
タR3が「0」、すなわち、この発明の実施例では、服
用日数が7日間であり、この7日分に応じた服用時期
「アサ」分に相当する7個の薬包110が連続して形成
されると、ステップN´16で、処方データの印字が行な
われる。 【0075】ステップN´16では、薬包110の形成と
は別に、図2に示すように、包装紙100の一部に小袋
状の処方内容表示部130を薬包110と連続させて作
成すると同時に、この処方内容表示部130上に各服用
時期に相当する処方デーを印字するようになっている。 【0076】図9はステップN´16における処方印字動
作のフローチャートを示すもので、包装機本体1の制御
回路部40側のメモリM´5 には、1行目からn行目ま
でに掛けてそれぞれ印字する内容を記憶するための領域
が予め設定されていて、処方印刷データを作成してメモ
リM´5にストアするようになっている。 【0077】そして、まず、1行目の印字内容を記憶す
る領域の先頭番地をアドレスしてなるものであるが、こ
の発明の実施例におけるデータは、1行目及び2行目に
は服用時期を除いた印字データを印刷するようになって
いる。 【0078】したがって、印字フォーマットメモリM´
1 にストアしている印字フォーマットの記号「!」を
「スペース」に置換し、このフォーマットに基づいて印
字データメモリM´3 にストアしている印字データを読
み出して、メモリM´5 にロードする。 【0079】このとき、印字データは、2行分であるた
めに、メモリM´5 では、1行目及び2行目の印字内容
を記憶する領域の各番地が、順次アドレスされるもの
で、こうして、処方印刷データの2行目までをメモリM
´5 にロードしたことで、制御カウンタ46の行数カウ
ンタの内容を2加算し、処方データメモリM´2 におけ
る各記憶領域m´21,m´41,m´91の先頭番地をセッ
トし、処方データメモリM´2 の記憶領域,m´41の先
頭番地から所定番地までを順次アドレスし、この領域に
ストアしている内容を読み出して、これが「0」である
か、すなわち、錠剤種コードの有無を判定するものであ
る。 【0080】この場合、処方データメモリM´2 の記憶
領域,m´41には、A錠についての錠剤種コードがスト
アされているために、制御カウンタ46の行数カウンタ
の内容に「1」を加算するとともに、処方データメモリ
M´2 の記憶領域,m´41の内容をメモリM´5 にロー
ドし、さらに、処方データメモリM´2 における記憶領
域m´91の先頭番地から所定番地までを順次アドレス
し、この領域にストアしている内容を読み出して、メモ
リM´5 にロードする。 【0081】次いで、処方データメモリM´2 における
記憶領域m´21の0番地から3番地までを順次アドレス
して、この領域にストアしている剤数データを読み出し
て、メモリM´5 にロードし、かつ、処方データメモリ
M´2 における各記憶領域m´21,m´41,m´91の先
頭番地をセットするとともに、処方データメモリM´2
の各記憶領域m´21,m´41,m´91の各先頭番地が最
大番地を越えていないことを条件にして、錠剤種コード
の有無の判定を行なう。 【0082】そして、このような処理の繰り返しによ
り、処方データメモリM´2の記憶領域m´21,m
´22,m´23,m´24と記憶領域m´41,m´42,m´
43,m´44と記憶領域m´91,m´92,m´93,m´94
とが順次アクセスされ、A錠,B錠,C錠,D錠の「薬
品名」と「錠剤種コード」と「剤数データ」がメモリM
´5にロードされる。 【0083】このとき、D錠までについての各種データ
をメモリM´5 にロードした後に、処方データメモリM
´2 の記憶領域m´45の先頭番地をセットし、処方デー
タメモリM´2 の記憶領域m´45をアクセスするもので
あるが、この発明の実施例においては、調剤する薬品種
は4種類のために、処方データメモリM´2 の記憶領域
m´45の内容は、「0」であることから、処方データメ
モリM´2 の記憶領域m´21,m´41,m´91のそれぞ
れの先頭番地をセットし、ステップn30で各先頭番地が
最大番地を越えていないことを条件にして、錠剤種コー
ドの有無の判定を行なう。 【0084】以上ような処理の繰り返しにより、処方デ
ータメモリM´2 の記憶領域m´25,m´45,m´95
ら記憶領域m´2n,m´4n,m´9nまでの各先頭番地を
順次セットするものであるが、次にセットした次の番地
は、最大番地を越えているために、包装機本体1の制御
回路部40側のメモリM´6 にストアしている「総分包
数データ」をメモリM´5 にロードし、この「分包数デ
ータ」を「処方印刷データ」の1行分としてメモリM´
5 へロードしたことで、制御カウンタ46の行数カウン
タに「1」を加算する。 【0085】このように、処方印刷データを作成して、
包装機本体1の制御回路部40側のメモリM´6 にスト
アすると、この処方印刷データを包装紙100に印字す
るようになっているものであり、制御カウンタ46の行
数カウンタの内容からメモリM´5 の所定番地をアドレ
スし、この番地の内容を印字機構部13の印字コントロ
ーラ44へ導入する。 【0086】この発明の実施例では、処方印刷データ
は、図2に示すように、印字データが2行、薬品及び服
用データが4行で、制御カウンタ46の行数カウンタは
「6」をカウントしているために、まず、図9に示すよ
うに、ステップn1 では、行数カウンタのカウント値
「6」に基づいて、メモリM´5 からは、6行目の印字
内容を記憶する領域からD錠についての「薬品名」,
「錠剤種コード」,「剤数データ」等が読み出されて、
印字コントローラ44の制御により、プリンタ13にて
「4.Dジョウ 1110」と包装紙100に印字さ
れる。 【0087】次に、ステップn2 では、包装機本体1の
包装紙送り機構部12を制御して、包装紙100を長手
方向に1行分だけ移送し、行数カウンタの内容を1減算
するとともに、ステップn3 で、行数カウンタの内容が
「0」でないこと、すなわち、処方データの終りないこ
とを確認して、ステップn1 に復帰する。 【0088】このとき、制御カウンタ46の行数カウン
タの内容は「5」となっているために、これに基づい
て、メモリM´5 の5行目の印字内容を記憶する領域か
らC錠についての「薬品名」,「錠剤種コード」,「剤
数データ」等を読み出し、ステップn1 にて、プリンタ
13は、これらデータにより「3.Cジョウ 111
0」と包装紙100に印字し、ステップn2 で包装機本
体1の包装紙送り機構部12を制御して、包装紙100
を長手方向に1行分だけ移送し、行数カウンタの内容を
1減算した後、再び、ステップn1 に復帰する。 【0089】そして、このような処理は、制御カウンタ
46の行数カウンタの内容が「0」になるまで繰り返さ
れ、メモリM´5 からは行数カウンタのカウント値に応
じて「薬品名」,「錠剤種コード」,「剤数データ」及
び「印字データ」が読み出され、印字コントローラ44
に制御されて、プリンタ13は、包装紙100にこれら
データを印字するとともに、行数カウンタの内容が
「0」になると、図8に示すように、ステップN´16
らステップN´17となる。 【0090】ステップN´17では、包装機本体1の包装
機コントローラ43が包装紙送り機構部12に制御信号
を与えることにより、包装紙100を更に長手方向に所
定寸法移動させ、これによって、予め設定された服用日
数分の個数の薬包110の分包による薬包帯120の形
成と共に、服用時期「アサ」に対応する処方データを印
刷したこ小袋状の処方内容表示部130が包装紙100
の一部に薬包帯120と別に連続して一体形成されるよ
うになっている。 【0091】そして、ステップN´18では、ステップN
´5 における制御カウンタ46の内容「CN」に1加算
して、その内容「CN」がオーバーしていないかを判定
し、オーバーしていない場合には、ステップN´6 に移
行して「昼」分の分包動作となる。 【0092】この発明の実施例では、「昼」の分包も
A,B,C,Dの各種錠剤を一錠づつ包装するようにな
っているために、レジスタR2 の剤数データは、全て
「0」となり、ステップN´9 からステップN´12とな
る。 【0093】ステップN´12では、制御カウンタ46の
内容「CN」が「1」のために、服用時期として「ヒ
ル」を印字するように、印字データメモリM´3 の対応
する各アドレスに、「ヒ」を表わすキャラクタコード及
び「ル」を表わすキャラクタコードをそれぞれストアす
る。 【0094】そして、服用時期を「ヒル」とした印字デ
ータに基づき、ステップN´11では、図2に示すよう
に、包装紙100の「ヒル」分に相当する1回分の薬包
110の分包部位bへの印字が行なわれる。 【0095】ステップN´13では、包装機本体1の錠剤
供給機構部2のホッパ5部内に取り出した「昼」分の一
分包分の薬包110の包装動作を行ない、ステップN´
14は、レジスタR3 にストアしている日数データより
「1」を減算し、ステップN´15では、レジスタR3
日数データが「0」であるかを判定する。 【0096】この場合、「昼」の分包が一つ終了して、
レジスタR3 にストアしている最初の日数データ「7」
より「1」を減算して、レジスタR3 が「0」、すなわ
ち、服用日数分に応じた個数の服用時期「ヒル」分に相
当する薬包110を連続して形成し、包装紙100の一
部に小袋状の処方内容表示部130を薬包110と連続
させて作成すると同時に、この処方内容表示部130上
に服用時期「ヒル」に相当する処方データを印字するよ
うになっている。 【0097】同様にして、ステップN´18では、ステッ
プN´5 における制御カウンタ46の内容「CN」に1
加算して、その内容「CN」がオーバーしていないかを
判定し、オーバーしていない場合には、ステップN´6
に移行して「夕」分の分包動作となる。 【0098】この発明の実施例では、「夕」の分包も
A,B,C,Dの各種錠剤を一錠づつ包装するようにな
っているために、レジスタR2 の剤数データは、全て
「0」となり、ステップN´9 からステップN´12とな
る。 【0099】ステップN´12では、制御カウンタ46の
内容「CN」が「2」のために、服用時期として「ユ
ウ」を印字するように、印字データメモリM´3 の対応
する各アドレスに、「ユ」を表わすキャラクタコード及
び「ウ」を表わすキャラクタコードをそれぞれストアす
る。 【0100】そして、服用時期を「ユウ」とした印字デ
ータに基づき、ステップN´11では、図2に示すよう
に、包装紙100の「ユウ」分に相当する1回分の薬包
110の分包部位cへの印字が行なわれる。 【0101】ステップN´13では、包装機本体1の錠剤
供給機構部2のホッパ5部内に取り出した「夕」分の一
分包分の薬包110の包装動作を行ない、ステップN´
14は、レジスタR3 にストアしている日数データより
「1」を減算し、ステップN´15では、レジスタR3
日数データが「0」であるかを判定する。 【0102】この場合、「夕」の分包が一つ終了して、
レジスタR3 にストアしている日数データ「7」より
「1」を減算して、レジスタR3 が「0」、すなわち、
服用日数分に応じた個数の服用時期「ユウ」分に相当す
る薬包110を連続して形成し、包装紙100の一部に
小袋状の処方内容表示部130を薬包110と連続させ
て作成すると同時に、この処方内容表示部130上に服
用時期「ユウ」に相当する処方データを印字するように
なっている。 【0103】このように、この発明では、服用日数分に
応じた個数の薬包110を服用時期「アサ」,「ヒ
ル」,「ユウ」毎に連続して形成し、これら服用時期毎
の薬包帯120の包装紙100の一部に、薬包110と
は別に分包されて連続する小袋状の処方内容表示部13
0を一連に形成するとともに、この服用時期毎の処方内
容表示部130に、その服用時期に相当する処方データ
を印字することを特徴としているもので、これによっ
て、オペレータは、調剤後の薬包帯120の内容確認が
容易に行なえるようになっている。 【0104】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、個々の患者が服用する時期の情報を含む用法と剤
種・剤数及び・日数などの情報を含む処方箋によるデー
タである処方データを入力する制御手段と、この制御手
段にて入力された処方データに基づいて1回分の各錠剤
種及びそれらの剤数を供給する錠剤供給機構部と、この
錠剤供給機構部から供給される各錠剤種及び剤数を包装
紙に分包し封入して薬包を形成し、かつこの薬包を1日
分の服用時期及び服用日数に応じて複数個連続した帯状
の薬包帯を自動的に形成するとともに、処方内容表示部
を包装紙の薬包帯非形成部位であって、かつ前記薬包袋
に連続して一体形成可能にしてなる自動包装機構部と、
この自動包装機構部にて形成される薬包帯の各々の薬包
及び処方内容表示部に処方データを印字する印字機構部
とを備え、前記薬包帯は、服用日数分に応じた複数個の
薬包が服用時期毎に連続して形成され、かつ前記処方内
容表示部が各服用時期毎にそれぞれ設けられ、服用時期
を同一として連続する薬包と処方内容表示部との組が、
服用時期の順に一連にして連続し、これら処方内容表示
部に各服用時期に相当する処方データの内容を印字しな
ることから、服用時期毎に薬包帯の各々の薬包と処方箋
との照合を行なうことができ、これによって、検薬作業
を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明に係る錠剤包装機の一実施例を概略的
に示す外観図。 【図2】同じく包装紙への印字例を示す説明図。 【図3】同じく制御システム図。 【図4】同じく印字データのフォーマットを示す説明
図。 【図5】同じく制御器側での動作を示すフローチャー
ト。 【図6】同じく処方データのフォーマットを示す説明
図。 【図7】同じく入力例を示す説明図。 【図8】同じく包装機側の動作状態を示すフローチャー
ト。 【図9】同じく処方印字動作状態を示すフローチャー
ト。 【図10】従来の包装紙への印字例を示す説明図。 【符号の説明】 1・・・包装機本体、 2・・・錠剤供
給機構部、10・・・錠剤包装機構部、 11
・・・錠剤投入機構部、12・・・包装紙送り機構部、
13・・・印字機構部(プリンタ)、14・・
・ヒートシール機構部、40・・・制御回路部、
43・・・包装機コントローラ、44・・・印
字コントローラ、 45・・・バッファメモリ、
46・・・制御カウンタ、 47・・・イン
ターフエイス、20・・・制御器、
21・・・キー入力機構部、50・・・制御回路部、
57・・・バッファメモリ、58・・・・
・・インターフエイス、 60・・・伝送線、100・
・・包装紙、 110・・・薬包(分割
分包部)、120・・・薬包帯、 13
0・・・処方内容表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 1/00 - 3/36 B65B 59/00 - 65/08 A61J 1/00 - 1/22 A61J 7/00 - 7/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】個々の患者が服用する時期の情報を含む用
    法と剤種・剤数及び・日数などの情報を含む処方箋によ
    データである処方データを入力する制御手段と、 この制御手段にて入力された処方データに基づいて1回
    分の各錠剤種及びそれらの剤数を供給する錠剤供給機構
    部と、 この錠剤供給機構部から供給される各錠剤種及び剤数を
    包装紙に分包し封入して薬包を形成し、かつこの薬包を
    1日分の服用時期及び服用日数に応じて複数個連続した
    帯状の薬包帯を自動的に形成するとともに、処方内容表
    示部を包装紙の薬包帯非形成部位であって、かつ前記薬
    包袋に連続して一体形成可能にしてなる自動包装機構部
    と、 この自動包装機構部にて形成される薬包帯の各々の薬包
    及び処方内容表示部に処方データを印字する印字機構部
    とを備え、 前記薬包帯は、服用日数分に応じた複数個の薬包が服用
    時期毎に連続して形成され、かつ前記処方内容表示部
    各服用時期毎にそれぞれ設けられ、服用時期を同一とし
    て連続する薬包と処方内容表示部との組が、服用時期の
    順に一連にして連続し、これら処方内容表示部に各服用
    時期に相当する処方データの内容を印字したことを特徴
    とする錠剤包装機。
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