JP3517061B2 - 圧接端子の電線圧接方法及び圧接装置 - Google Patents

圧接端子の電線圧接方法及び圧接装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線を圧接端子に
圧接する方法と、この圧接方法に用いられる圧接装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−48569号公報に図5と図
6に示すような圧接端子の電線圧接方法が記載されてい
る。又、特開平7−282943号公報に図9乃至図1
1に示すような圧接端子の電線圧接方法が記載されてい
る。
【0003】図5、6のように、圧接端子1は端子部3
と圧接部5とを有する端子である。図5のように、圧接
部5の側板7には切り込みスロット9が設けられてお
り、切り込みスロット9の両側の縁部は被覆電線11の
被覆部13を切断する圧接刃15、15になっている。
【0004】被覆電線11を圧接端子1に圧接するに
は、図6のように、被覆電線11の端部を圧接治具17
によって圧接部5の側板7に押し付けると、被覆部13
が切り込みスロット9の圧接刃15、15で切断され、
被覆電線11の導線19が切り込みスロット9と導通し
て、圧接端子1と被覆電線11とが電気的に接続され
る。
【0005】又、図9乃至図11の圧接方法では、図
9、10のようにスリ−ブ21を図の下方に移動させる
と互いの間隔が狭まる押圧腕23、23を設け、被覆電
線11の圧接に先立って、図10のように押圧腕23、
23で切り込みスロット9の幅方向に被覆電線11を押
し潰す。その後、図11のように、押し潰された被覆電
線11を圧接治具25で圧接端子1の側板7に押し込ん
で、上記従来例と同様に、被覆部13を切り込みスロッ
ト9の圧接刃15、15で切断し、圧接端子1と被覆電
線11とを電気的に接続させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5、6の従
来例では、図7のように、内幅hの圧接部5に径d(d
=h)の被覆電線11を圧接する場合、被覆電線11と
切り込みスロット9の各中心に僅かでも位置ずれが生じ
ると、図8のように、圧接治具17と圧接部5との間で
被覆部13が押し潰されて、圧接刃15、15で切断さ
れるときに大きな抵抗になり、矢印のように、切り込み
スロット9を拡げてしまうことがある。
【0007】切り込みスロット9が拡がると、被覆部1
3の切断が不充分になり、導線19と切り込みスロット
9とが全く接触しないか、あるいは、これらの接触荷重
が不足して、被覆電線11と圧接端子1とが導通不良に
なる。
【0008】又、図9乃至図11の従来例では、上記の
ように、被覆電線11を切り込みスロット9の幅方向に
押し潰して、このような問題を解決しようとしている。
【0009】ところが、被覆電線11を圧接端子1に圧
接した後に、図11に破線で描いたように、被覆部13
の弾性的な戻り力によって切り込みスロット9が押し拡
げられ、導線19との接触荷重が低下して導通不良にな
る。
【0010】本発明は、上記の事情を考慮し、圧接端子
の切り込みスロットの広がりを防止することにより、被
覆電線の被覆部を完全に切断すると共に、導線との導通
を良好に保つ圧接端子の電線圧接方法と、この方法に用
いられる圧接装置とを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
圧接端子の側板に設けられた切り込みスロットに被覆電
線の端部を押し込んで被覆部を切断することにより、側
板と導とを導通させる圧接端子の電線圧接方法であっ
て、圧接に先立ち、被覆電線の押し込み力が、前記切り
込みスロットの圧接刃で切断できる適度な軟らかさの所
定値以下になるまで被覆部を加熱し軟化させた後に、被
覆電線を圧接することを特徴とする。
【0012】このように、請求項1の圧接端子の電線圧
接方法では、圧接に先立って、被覆部を加熱し軟化させ
るから、従来例と異なり、被覆電線と切り込みスロット
との間に多少の位置ずれが生じても、被覆部が圧接部と
の間で押し潰されることがないと共に、軟化した被覆部
は切断されるに当たり切り込みスロットに対して拡げる
方向の切削抵抗を与えない。
【0013】こうして、切り込みスロットの拡がりが防
止されるから、圧接時に被覆部が完全に切断されて、導
線と切り込みスロットとの間で充分な接触荷重が得ら
れ、被覆電線と圧接端子とが良好な導通状態になる。
【0014】これに加えて、切り込みスロットの拡がり
が防止されることにより、多数の圧接端子を収納するコ
ネクタにおいて圧接端子のピッチ間隔を狭くすることが
できる。又、拡げようとする力が切り込みスロットに掛
からないから、圧接端子各部の肉厚を減らすことが可能
になり、コネクタの圧接端子ピッチ間隔を更に狭くでき
る。
【0015】従って、コネクタの圧接端子収容個数をそ
れだけ増やすことができて有利である。
【0016】又、被覆部が軟化していることにより、被
覆電線の中心と切り込みスロットの中心との間にある程
度の位置ずれがあっても正常な圧接が行われるから、多
少の位置ずれは許容される。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の
接端子の電線圧接方法であって、圧接に先立ち、被覆電
線を一対の押圧腕で切り込みスロットの幅方向に押し潰
して所定の寸法にすると共に、これらの押圧腕を適度な
高温に保つことにより、被覆電線の押し込み力が、前記
切り込みスロットの圧接刃で切断できる適度な軟らかさ
の所定値以下になるまで被覆部を加熱し軟化させた後
に、被覆電線を圧接することを特徴とする。
【0018】これに加えて、圧接に先立ち、一対の押圧
腕の間に被覆電線を挟み、押圧腕を介して加熱軟化させ
ながら被覆電線を切り込みスロットの幅方向に押し潰す
から、圧接時に切り込みスロットを拡げようとする被覆
部の切削抵抗が小さくなり、切り込みスロットの拡がり
防止効果が更に高くなる。
【0019】又、加熱処理によって被覆部が塑性変形す
るから、弾性的な戻り力が大きく軽減され、従来例と異
なって、圧接後の切り込みスロットの拡がりによる導線
との接触荷重の低下及び導通不良が防止される。
【0020】又、被覆電線を押圧腕を介して直接加熱す
るから、加熱効率が良く、加熱時間が短くてすみ、作業
性が向上すると共に、加熱エネルギ−も少なくてすむ。
【0021】更に、被覆電線を軟化し押し潰したことに
よって被覆電線と切り込みスロットとの位置ずれがある
程度許容される。
【0022】請求項3記載の発明は、押圧手段によっ
て、圧接端子の側板に設けられた切り込みスロットに被
覆電線の端部を押し込んで被覆部を切断し、側板と導線
とを導通させる圧接端子の電線圧接装置であって、圧接
に先立ち、被覆電線の押し込み力が、前記切り込みスロ
ットの圧接刃で切断できる適度な軟らかさの所定値以下
になるまで被覆部を加熱し軟化させる加熱手段を設け
被覆部を加熱し軟化した状態で被覆電線を圧接すること
を特徴とする。
【0023】このように、請求項3の圧接端子の電線圧
接装置では、請求項1の方法と同様に、圧接に先立って
加熱手段で被覆部を加熱し軟化させるから、圧接に当た
って、切り込みスロットが拡がらず、被覆部の切断は完
全に行われ、導線と切り込みスロットとの間で充分な接
触荷重が得られる。
【0024】又、コネクタに収容される圧接端子のピッ
チ間隔を狭くできると共に、圧接端子各部の肉厚を減ら
すことが可能になるから、コネクタの圧接端子ピッチ間
隔を狭くすることができ、それだけ多数の圧接端子を収
容できるようになる。
【0025】更に、被覆部の軟化によって被覆電線と切
り込みスロットとの位置ずれがある程度許容される。
【0026】請求項3記載の発明であって、圧接に先立
ち、被覆電線を切り込みスロットの幅方向に押し潰して
所定の寸法にする一対の押圧腕を設けると共に、これら
の押圧腕を加熱手段にして適度な高温に保ち被覆電線を
押し潰しながら、前記押し込み力が、前記切り込みスロ
ットの圧接刃で切断できる適度な軟らかさの所定値以下
になるまで被覆部を加熱し軟化させた状態で被覆電線を
圧接することを特徴とする。
【0027】これに加えて、押圧腕を加熱手段にしたこ
とにより、請求項2の方法と同様に、被覆電線を加熱軟
化しながら押し潰すから、圧接時は、切り込みスロット
の拡がりが防止され、圧接後は、被覆部の弾性的な戻り
力が大きく軽減され、切り込みスロットの拡がりによる
導線との接触荷重の低下及び導通不良が防止される。
【0028】又、押圧腕を加熱手段にしたことによっ
て、被覆電線の両脇に加熱手段を置く必要が無くなり、
圧接作業性が向上する。
【0029】又、押圧腕を介して被覆電線を直接加熱す
るから、加熱効率が良く、加熱時間が短くてすみ、作業
性が向上すると共に、加熱エネルギ−も少なくてすむ。
【0030】更に、被覆電線を軟化し押し潰したことに
よって被覆電線と切り込みスロットとの位置ずれがある
程度許容される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図1と図2によって本発明
の第1実施形態を説明する。この実施形態は請求項1、
3の特徴を備えている。
【0032】図1のように、この実施形態の電線圧接装
置は電熱ヒ−タ27、27(加熱手段)を備えている。
これらの電熱ヒ−タ27は被覆電線11の両側に配置さ
れている。
【0033】被覆電線11は圧接前に各電熱ヒ−タ27
で加熱され、被覆部13が軟化する。次いで、被覆部1
3が軟化した被覆電線11を、図2のように、圧接治具
17(圧接手段)で圧接端子1の圧接部5に押し付ける
と、被覆部13が切り込みスロット9の圧接刃15、1
5で切断される。被覆部13が切断されると、導線19
が切り込みスロット9と導通し、圧接端子1と被覆電線
11とが電気的に接続される。
【0034】なお、圧接部5の内幅hは被覆電線11の
径dに等しい。
【0035】上記の、電熱ヒ−タ27による被覆電線1
1の加熱は、被覆部13を軟化させることによって、圧
接治具17が圧接部5に被覆電線11を押し込むときの
力が所定値以下になるような温度と時間で行われる。
【0036】こうして、第1実施形態の電線圧接方法と
装置とが構成されている。
【0037】上記のように、圧接前に加熱され適度に軟
化している被覆部13は、図2のように、圧接時に圧接
刃15、15によって完全に切断される。従って、図8
の従来例と異なり、圧接治具17と圧接部5との間で被
覆部13が押し潰されることがなく、押し潰された部分
の抵抗によって切り込みスロット9が拡がることが防止
される。
【0038】このように、被覆部13の切断が完全に行
われるから、導線19と切り込みスロット9との間で充
分な接触荷重が得られ、被覆電線11と圧接端子1とが
良好な導通状態になる。
【0039】又、切り込みスロット9の拡がりが防止さ
れるから、多数の圧接端子1を収納するコネクタで圧接
端子1のピッチ間隔を狭くすることができる。又、拡げ
ようとする力が切り込みスロット9に掛からないから、
圧接端子1各部の肉厚を減らすことが可能になり、コネ
クタの圧接端子ピッチ間隔を更に狭くできる。
【0040】従って、それだけコネクタの圧接端子収容
個数を増やすことができて有利である。
【0041】又、被覆部13が軟化しているから、被覆
電線11の中心と切り込みスロット9の中心との間にあ
る程度の位置ずれがあっても正常な圧接が行われ、多少
の位置ずれは許容される。
【0042】次に、図3と図4によって本発明の第2実
施形態を説明する。この実施形態は請求項1、2、3、
4の特徴を備えている。なお、以下の説明の中で符号の
ない部材は図示されていない。
【0043】図3、4のように、この実施形態の電線圧
接装置はスリ−ブ21と、その内側に配置された一対の
押圧腕23、23とを備えている。上記従来例で説明し
たように、押圧腕23、23は揺動可能であり、スリ−
ブ21を図の下方に移動操作すると押圧腕23、23の
間隔が狭くなる。
【0044】これらの押圧腕23は加熱手段になってお
り、ヒ−タに繋がれて適度な高温に保たれている。
【0045】押圧腕23、23は、図3のように、圧接
に先立ってスリ−ブ21の移動操作により被覆電線11
を間に挟み込み、加熱しながら被覆電線11を切り込み
スロット9の幅方向に所定の寸法になるまで押し潰す。
【0046】次いで、図4のように、加熱されて軟化し
押し潰された被覆電線11を圧接治具25(圧接手段)
で圧接端子1の圧接部5に押圧し、被覆部13を切り込
みスロット9の圧接刃15、15で切断し、導線19と
切り込みスロット9とを導通させ、被覆電線11と圧接
端子1とを電気的に接続させる。
【0047】こうして、第2実施形態の電線圧接方法と
装置とが構成されている。
【0048】押圧腕23、23による被覆電線11の加
熱は、第1実施形態と同様に、被覆部13が軟化するこ
とによって、被覆電線11を圧接部5に押し込む力が所
定値以下になるような温度と時間で行われる。
【0049】上記のように、適度に軟化している被覆部
13は、圧接に当たって完全に切断されるから、圧接治
具25と圧接部5との間で押し潰されることがなく、押
し潰された部分の抵抗によって切り込みスロット9が拡
がることがない。
【0050】従って、導線19と切り込みスロット9と
の間で充分な接触荷重が得られ、被覆電線11と圧接端
子1とが良好な導通状態になる。
【0051】又、圧接前に被覆電線11が押し潰されて
いるから、圧接時に切り込みスロット9を拡げようとす
る被覆部13の切削抵抗が更に軽減し、拡がり防止効果
が向上する。
【0052】更に、軟化した状態で押し潰され塑性変形
した被覆部13は弾性的な戻り力が大きく軽減している
から、図9乃至図11の従来例と異なって、圧接後の戻
り力による切り込みスロット9の拡がりが防止され、導
線19との接触荷重の低下及び導通不良が防止される。
【0053】又、被覆部13が軟化し、押し潰されてい
ることにより、被覆電線11の中心と切り込みスロット
9の中心との間にある程度の位置ずれがあっても正常な
圧接が行われるから、多少の位置ずれは許容される。
【0054】又、切り込みスロット9の拡がりが防止さ
れ、更に、圧接端子1各部の肉厚を減らすことが可能に
なるから、コネクタに収容される圧接端子1のピッチ間
隔を狭くすることができ、コネクタの圧接端子収容個数
をそれだけ増やすことができて有利である。
【0055】又、押圧腕23を加熱手段にしたから、被
覆電線11の両脇にヒ−タを置く必要が無くなり、圧接
作業性が向上する。
【0056】更に、押圧腕を介して被覆電線を直接加熱
するから、加熱効率が良く、加熱時間が短くてすみ、作
業性が向上すると共に、加熱エネルギ−も少なくてす
む。
【0057】なお、本発明において、上記のように、被
覆電線の加熱は被覆部を軟化させることによって被覆電
線を圧接部に押し込む力が所定値以下になるような温度
と時間で行われるが、この加熱温度と加熱時間にはそれ
ぞれ上限値と下限値とが設定される。これらの値は、被
覆電線の径、被覆部の材質や加熱に対する軟化速度など
に応じて決められる。
【0058】
【発明の効果】請求項1の圧接端子の電線圧接方法で
は、被覆電線を加熱し軟化させることにより、圧接に当
たって、切り込みスロットが拡がることが防止され、被
覆部の切断が完全に行われる。従って、導線と切り込み
スロットとの間で充分な接触荷重が得られ、被覆電線と
圧接端子とが良好な導通状態になる。
【0059】又、切り込みスロットの拡がりが防止され
ると共に、圧接端子各部の肉厚を減らすことが可能にな
るから、コネクタに収容される圧接端子のピッチ間隔を
狭くすることができ、コネクタの圧接端子収容個数をそ
れだけ増やすことができる。
【0060】又、被覆部の軟化によって被覆電線と切り
込みスロットとの位置ずれがある程度許容される。
【0061】請求項2の発明は、請求項1と同等の効果
を得ると共に、押圧腕で加熱軟化させながら被覆電線を
押し潰すから、圧接時に切り込みスロットを拡げようと
する被覆部の切削抵抗が小さくなり、切り込みスロット
の拡がり防止効果が更に高くなる。
【0062】又、加熱処理によって被覆部の弾性的な戻
り力が軽減され、圧接後の切り込みスロットの拡がりに
よる導線との接触荷重の低下及び導通不良が防止され
る。
【0063】又、押圧腕を介して被覆電線を直接加熱す
るから、加熱効率が良く、加熱時間が短くてすみ、作業
性が向上すると共に、加熱エネルギ−も少なくてすむ。
【0064】更に、被覆部が軟化し押し潰されているか
ら、被覆電線と切り込みスロットとの位置ずれはある程
度許容される。
【0065】請求項3の圧接端子の電線圧接装置では、
加熱され軟化した被覆部は大きな切削抵抗を与えず、切
り込みスロットが拡がらないから、被覆部の切断が完全
に行われ、導線と切り込みスロットとの間で充分な接触
荷重が得られ、被覆電線と圧接端子とが良好な導通状態
になる。
【0066】又、切り込みスロットの拡がりが防止され
ると共に、圧接端子各部の肉厚を減らすことが可能にな
るから、コネクタに収容される圧接端子のピッチ間隔を
狭くすることができ、コネクタの圧接端子収容個数をそ
れだけ増やすことができる。
【0067】更に、被覆部の軟化によって被覆電線と切
り込みスロットとの位置ずれがある程度許容される。
【0068】請求項4の発明は、請求項3の構成と同等
の効果を得ると共に、被覆電線を加熱軟化させながら押
し潰すから、圧接時は切り込みスロットを拡げようとす
る被覆部の切削抵抗が小さくなり、圧接後は被覆部の弾
性的な戻り力が軽減され、切り込みスロットの拡がりに
よる導線との接触荷重の低下及び導通不良が防止され
る。
【0069】又、押圧腕を加熱手段にしたから、被覆電
線の両脇に加熱手段を配置する必要が無くなり、圧接作
業性が向上する。
【0070】又、押圧腕を介して被覆電線を直接加熱す
るから、加熱効率が良く、加熱時間が短くてすみ、作業
性が向上すると共に、加熱エネルギ−も少なくてすむ。
【0071】更に、被覆部が軟化し押し潰されているか
ら、被覆電線と切り込みスロットとの位置ずれはある程
度許容される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態において、圧接前に被覆
電線を加熱している状態を示す断面図である。
【図2】第1実施形態において、加熱後に被覆電線を圧
接している状態を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態において、圧接前に押圧
腕で被覆電線を加熱しながら押し潰した状態を示す断面
図である。
【図4】第2実施形態において、加熱し押し潰した後に
被覆電線を圧接した状態を示す断面図である。
【図5】第1の従来例を示す断面図であり、被覆電線を
圧接している状態を示す。
【図6】第1の従来例を示す側面図である。
【図7】第1の従来例を示す断面図であり、被覆電線を
圧接する前の状態を示す。
【図8】第1の従来例を示す断面図であり、被覆電線の
圧接時に被覆部が押し潰され切り込みスロットを拡げる
力が生じた状態を示す。
【図9】第2の従来例を示す断面図であり、被覆電線を
押し潰す前の状態を示す。
【図10】第2の従来例を示す断面図であり、被覆電線
を押し潰した後の状態を示す。
【図11】第2の従来例を示す断面図であり、圧接後に
被覆部の弾性的な戻り力によって切り込みスロットを押
し拡げる力が生じた状態を示す。
【符号の説明】
1 圧接端子 7 側板 9 切り込みスロット 11 被覆電線 13 被覆部 17、25 圧接治具(圧接手段) 19 導体 23 押圧腕(加熱手段) 27 電熱ヒ−タ(加熱手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−282943(JP,A) 特開 平4−255685(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/01 H01R 4/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧接端子の側板に設けられた切り込みス
    ロットに被覆電線の端部を押し込んで被覆部を切断する
    ことにより、側板と導とを導通させる圧接端子の電線
    圧接方法であって、圧接に先立ち、被覆電線の押し込み
    力が、前記切り込みスロットの圧接刃で切断できる適度
    な軟らかさの所定値以下になるまで被覆部を加熱し軟化
    させた後に、被覆電線を圧接することを特徴とする圧接
    端子の電線圧接方法。
  2. 【請求項2】 圧接に先立ち、被覆電線を一対の押圧腕
    で切り込みスロットの幅方向に押し潰して所定の寸法に
    すると共に、これらの押圧腕を適度な高温に保つことに
    より、被覆電線の押し込み力が、前記切り込みスロット
    の圧接刃で切断できる適度な軟らかさの所定値以下にな
    るまで被覆部を加熱し軟化させた後に、被覆電線を圧接
    することを特徴とする請求項1記載の圧接端子の電線圧
    接方法。
  3. 【請求項3】 押圧手段によって、圧接端子の側板に設
    けられた切り込みスロットに被覆電線の端部を押し込ん
    で被覆部を切断し、側板と導線とを導通させる圧接端子
    の電線圧接装置であって、圧接に先立ち、被覆電線の押
    し込み力が、前記切り込みスロットの圧接刃で切断でき
    る適度な軟らかさの所定値以下になるまで被覆部を加熱
    し軟化させる加熱手段を設け、被覆部を加熱し軟化した
    状態で被覆電線を圧接することを特徴とする圧接装置。
  4. 【請求項4】 圧接に先立ち、被覆電線を切り込みスロ
    ットの幅方向に押し潰して所定の寸法にする一対の押圧
    腕を設けると共に、これらの押圧腕を加熱手段にして適
    度な高温に保ち被覆電線を押し潰しながら、前記押し込
    み力が、前記切り込みスロットの圧接刃で切断できる適
    度な軟らかさの所定値以下になるまで被覆部を加熱し軟
    化させた状態で被覆電線を圧接することを特徴とする
    求項3記載の圧接装置。
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