JP3516960B2 - ケーブルトレーユニット部分を組み立てるための継手および得られるケーブルトレーユニット部分 - Google Patents

ケーブルトレーユニット部分を組み立てるための継手および得られるケーブルトレーユニット部分

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はワイヤケーブルトレーに関し、そうしたケー
ブルトレーのユニット部分を組み立てるための継手、お
よびそうして得られる、容易に組み立てられるケーブル
トレーユニット部分に関する。
よく知られている通り、ケーブルトレー一般、特にワ
イヤーケーブルトレーは、多岐にわたる用途のためのあ
らゆる種類の高圧または低圧電気ケーブルと、一般的
に、光ファイバのように、異なる地点間にまたがるあら
ゆる弾性導体またはチャネルとを支持および誘導するよ
うに意図されている。
そうしたワイヤケーブルトレーは、網状体として形成
される一般的に金属製のワイヤ構造によって形成され
る。これらは、限定はされないが通常Ｕ字形の、限定は
されないが一般的に樋の形状を取り、横方向の樋の形状
を生成し、ケーブルトレーの長さに沿って規則的に配置
される、横糸線としても知られる横方向のワイヤを含
む。この横方向のワイヤは溶接または類似の接続によっ
て、樋の周囲全体に分布する縦糸線としても知られる長
手方向のワイヤに接合される。このようにして、そうし
たケーブルトレーに底部と二つの横方向側面部が存在
し、横方向側面部の上部分は長手方向のエッジワイヤに
終端する。その他の構成も可能である。
そのようなケーブルトレーは、どんな位置にでも設置
することができ、その非限定的な例として、底部を水平
または垂直にするか、または、水平方向に対し傾斜した
状態にして、設置することができる。
本発明は、ケーブルトレーの形状やケーブルトレーを
構成する様々な長手方向および横方向のワイヤまたは構
成部品の分布、数、断面、形状または性質に関係なく、
あらゆる種類のワイヤケーブルトレーの組立てに関し、
その非限定的な例が欧州特許EP−Ａ−0298825に記載さ
れている。
そうしたケーブルトレーは一般的に、予め決められた
長さのユニット部分によって形成され、現場で端と端を
つないで、所望の長さおよび所望の形状に組立てなけれ
ばならない。
組立ては、ケーブルトレーの二つの連続するユニット
部分を機械的に接合できる組立部品を使用して達成され
る。この組立部品は一般的に継手と呼ばれる。本書で
は、継手または組立継手という用語を使用する。
ワイヤケーブルトレー用の様々な継手がすでに知られ
ている。
そうした継手を使用者は、ケーブルトレーとは別個に
販売される付属品として入手することができ、使用者は
継手の要求事項を算定する必要がある。さらに、そうし
た継手を取り付けるには通常、工具または補助的取付部
品を使用する必要がある。
さらに、そうした継手は、組み立てるべきユニット部
分を作業場所において正確な取付位置に配置してからで
なければ、ケーブルトレーに取り付けることができな
い。
取付けは、快適でない条件で行われ、一般に高所にあ
るため近づくのが難しい場所で行われることさえある。
フランス特許FR−Ａ−2691590は、非対称なケーブル
トレーモジュールによって構成される自己固定ケーブル
トレーユニット部分を記載している。この文献では、継
手の一端をモジュールの一端に永久溶接し、継手の他端
を、組み立てるべき次のモジュールの端部に連結する結
合ピンで構成している。
ケーブルトレーに永久的に動かないように取り付ける
継手の使用は、上述の問題点の幾つかを克服するが、そ
うしたケーブルトレーの製造者および使用者にとって別
の問題、特に追加の溶接作業および溶接継手を含むケー
ブルトレーと溶接継手を含まないケーブルトレーの二重
在庫の問題を生じる。さらに、FR−Ａ−2691590では、
据付の長さのためにモジュールを切断する場合、溶接継
手を含まない部分を使用できるようにするために、別個
の継手を使用しなければならない。
本発明の目的は、上述の不都合が無く有利な継手を提
供することである。
本発明は、本質的に普遍的なワイヤケーブルトレー用
の継手、すなわち別個に販売したり使用したり、また
は、ケーブルトレーユニット部分の一端に予め取り付け
ることができ、この場合、ケーブルトレーユニット部分
と継手は、別のケーブルトレーユニット部分と容易に組
み立てられる状態で販売されるが、継手はいつでも簡単
に分解することができる、ワイヤケーブルトレー用の継
手を提供しようとするものである。
本発明はまた、第一ケーブルトレーユニット部分の一
つの端部に取り付けることができると共に所定の位置に
維持することができる継手であって、前記継手を使用し
て第二ケーブルトレーユニット部分を組み立てることに
よって、前記継手を第一ユニット部分から取り外すこと
を必要とせず、組み立てを非常に簡単に実行できるよう
にした、継手をも提供しようとするものである。
本発明はまた、遊びができるだけ小さく、ケーブルト
レーユニット部分間でできるだけ堅固でしかも取り外し
可能であり、かつケーブルトレイの良好な電気的導通を
確保する結合を行う継手を提供しようとするものであ
る。
我々は、ケーブルトレーユニット部分を、特定の工具
や付属部品を必要とすることなく、簡単に取り付けたり
取り外すことができるようにする継手を提供しようと努
めてきた。
我々はまた、輸送のために可能な限り最もかさばらな
い積重ねができるように、予めケーブルトレーユニット
部分に配置する継手を提供しようと努めてきた。
本発明は、二つのワイヤケーブルトレーユニット部分
を組み立てるための継手であって、長手方向に二つのア
ームに分割され、各々のアームをそれぞれ第一ユニット
部分の端部ゾーンおよび第二ユニット部分の端部ゾーン
の適切な位置に取外し可能にラッチ止するための取付け
手段を各々のアームに設けるように構成した継手を提供
する。第一アームを取り付ける手段は、第二アームを取
り付ける手段とは独立しており、単独で第一ユニット部
分にしっかりと連結することができる。第二ユニット部
分に第二アームを取り付ける手段は、二つのユニット部
分の組立て中に第二ユニット部分の横方向のワイヤと協
働することのできる、少なくとも一つの弾性把持手段を
含む。
一般に、ケーブルトレーのワイヤは金属製ワイヤであ
り、継手も金属製であり、適正な組立て状態を保証する
強度および弾性特性を備えている。
したがって、組立てをいつでも分解できるように、第
一ケーブルトレーユニット部分の端部に継手を組み立て
かつラッチ止するために、自律的に独立して、第一アー
ムを取り付ける手段を使用することができる。
本発明の継手を装備した第一ユニット部分に第二ユニ
ット部分を組み立てるためには、継手とケーブルトレー
の相対運動によって、第二ケーブルトレーユニット部分
の端部の位置をずらして継手の第二アームに係合し、第
二アームだけの弾性把持手段で、第一ユニット部分に続
いて、第二ユニット部分を所定の位置にラッチ止する。
組立ては、継手の第一アームを第一ユニット部分に完
全にラッチ止して取り付けた状態にしておき、継手が第
一ユニット部分と一種の一体化された状態になることに
よって達成される。
継手は一般に、細長片の形状の部品によって構成する
ことが有利であり、それは長手方向または横方向にプロ
ファイリングされていてもいなくてもよいが、その寸法
は、組み立てようとするケーブルトレーユニット部分の
二つの長手方向の望ましくは連続するワイヤの間に収容
できるような大きさであることが有利である。
継手は、各ユニット部分の端部で、二つの連続する長
手方向のワイヤと、二つの連続する横方向のワイヤとに
よって構成され、この二つの横方向のワイヤが組み立て
ようとするユニット部分の端部に位置する横方向のワイ
ヤである網状体内に配置することが有利であるが、それ
に限定されない。
ケーブルトレーに横方向側面部を設ける場合、長手方
向のエッジワイヤを含む網状体を選択することが有利で
ある。
好適な実施形態において、継手を構成する細長片は、
間隙を除き、細長片が取り付けられる二つの連続する長
手方向のワイヤの離間距離に等しい幅を持つ。
継手を構成する細長片は、所望される場合にはより堅
固な継手を作るために、細長片のエッジを折り重ねるこ
とによって、ケーブルトレーの内側または外側に向かっ
てプロファイリングすることができる。
第一実施形態では、継手を第一ユニット部分に配置
し、固定し、ラッチ止するために使用する手段である第
一アーム用取付け手段は、ユニット部分の少なくとも一
つの長手方向のワイヤに支持される長手方向の表面によ
って構成され、この長手方向の支持面の両側の各々に、
ユニット部分の横方向のワイヤに支持される横方向の表
面があり、二つの横方向の支持面は、ユニット部分の二
つの異なる連続した横方向のワイヤに支持されるように
なっている。長手方向の支持面および横方向の支持面
は、これらの面が支持力をそれぞれのワイヤに加えるよ
うに構成され、長手方向の支持面によって加えられる力
は、横方向の支持面によって加えられる力に対して反対
の向きであり、これらの力は、摩擦およびわずかな弾性
変形によって、継手をケーブルトレーユニット部分に固
定する。
したがって、長手方向の支持面が長手方向のワイヤの
内側に支持されるときは、横方向の支持面は横方向のワ
イヤの外側に支持され、前者が外側に支持されるとき
は、後者は内側に支持される。
長手方向の支持面は、取付け中に第一アームの両側に
位置する二つの長手方向のワイヤに支持されることが有
利である。
ガイドマークにより、対応するユニット部分において
第一アームの正確な位置決めが可能になる。
第一アームを取り付けるための手段はまた、ハウジン
グまたは凹部などの停止手段を含むことが有利であり、
これは任意選択的に、弾性変形によって、少なくとも部
分的に横方向のワイヤを収容することができる。
停止手段は継手をそのユニット部分にラッチ止し、ラ
ッチ止手段も位置決め手段として機能する。
ユニット部分における正確な位置決めを確実にするた
めに、第一アームは、横方向のワイヤの一つを収容す
る、例えばタブの形の受け台を含むことができる。停止
手段は、この受け台の方に、または反対側に配置するこ
とができる。
横方向の支持面は、細長片自体またはそのエッジによ
って構成することができる。
長手方向の支持面は、継手を形成する細長片の横方向
の伸長部によって構成することができ、この伸長部は、
この表面を支持する長手方向のワイヤの形状とつなぎ合
わせることができる形状を持つ。長手方向の支持面は、
全て同じ機能を持つ幾つかの部分表面によって構成する
ことができる。
別の実施形態では、第一アームを取り付けかつ位置決
めするための手段は、第一横方向ワイヤを受容できる少
なくとも一つのタブ、および第二横方向ワイヤを受容で
きるループによって構成され、タブ／ループ組立体は第
一アームを第一ケーブルトレーユニット部分にラッチ止
する。
継手の第一アーム、そのタブおよびそのループは、タ
ブとループがそれぞれのワイヤに支持されるような寸法
であることが有利であり、横方向のワイヤをループの弾
性変形によってループハウジング内に係合することが有
利である。
この他の実施形態で、ループを第一アームの自由端に
近接して配置した場合、蝶番を構成する第二ループを、
継手を反対位置のケーブルトレーに沿ってそのラッチ止
位置まで折り返すことができるように、前記ループに近
接して配置できることが好都合であり、継手はラチェッ
トまたは同等の手段により折り返した位置に保持され
る。
継手の第二アームは、ケーブルトレーの第二ユニット
部分の横方向のワイヤと協働することができる、少なく
とも一つの弾性把持手段を含む。
この弾性把持手段は、第二ユニット部分の端部に位置
する横方向のワイヤまたは次の横方向のワイヤのいずれ
かと協働するように配置することができる。
「弾性把持手段」という用語は、第二ケーブルトレー
ユニット部分を取り付けるために継手またはケーブルト
レーのいずれか一方、または同時に両方の弾性変形を必
要とする、継手の第二アームに位置する手段を意味し、
継手およびケーブルトレーはラッチ止後それぞれの初期
の形状を取り戻す。
弾性手段は、第二ユニット部分の端部の横方向ワイヤ
または次の横方向のワイヤのどちらと協働するかによっ
て、それぞれ、継手の中心に近接して、または第二アー
ムの自由端に近接して配置することができる。
この弾性手段の非限定的例として、継手の全体的向き
に対して傾斜し、アームの端部に近接して位置し、例え
ばフックによって形成されたハウジングを具備した弾性
案内舌部がある。別の例として、弾性変形を必要とする
傾斜部を構成するピンを含むものがあり、このピンの後
に横方向のワイヤ用の特定のハウジングがあってもなく
てもよい。
このピンは、大きさに合わせて成形するか、型抜き、
切削、または部品の取付けなど、任意の手段によって入
手および作成することができる。
第二アームの大きさは、第一アームの場合と同様に、
二つの連続する長手方向のワイヤの間に収容することが
できるようにすることが有利であり、第二アームと第一
アームは一つの同じ細長片に形成する。
第二アームの取付け手段は、各々が異なる横方向のワ
イヤと協働する複数の弾性把持手段を含むことができ
る。
第二アームの取付け手段は、アームの自由端に近接し
て配置した少なくとも一つの舌部などの案内手段でも構
成することができる。弾性把持手段は、案内手段に近接
して配置してもしなくてもよい。
継手は、それが取り付けられたときに、組み立てられ
る二つのユニット部分の端部の横方向のワイヤを支持す
る受け台を形成するピンを、継手の中心に近接して、含
むことができる。このピンは、第一アームが継手の中心
付近の横方向の支持面に近接して配置したタブを含む場
合、継手の第一アームのタブによって構成することがで
きる。
第二アームを取り付ける手段および第一アームを取り
付ける手段は、遊びを最小限にするように配置すること
が好ましく、それぞれのユニット部分の組立て位置にあ
る第二アームおよび第一アームがわずかに引張り応力状
態にあるようにする。
本発明はまた、第一アームによってユニット部分に取
り付けられラッチ止されるようにした二つの継手を、上
述のとおり、一端に含み、ユニット部分の他方の端部
は、ユニット部分を一体に組み立てるためにさらなるユ
ニット部分に取り付けられラッチ止される二つの別の継
手の第二アームを自由に受け入れることができるように
構成された、上述の継手を使用してワイヤケーブルトレ
ーのユニット部分を作成することに関する。
すでに第一アームによって取り付けられた本発明の継
手を含むこうしたワイヤケーブルトレーユニット部分
を、予め取り付けられたユニット部分という。
したがって、本発明は予め取り付けられたユニット部
分にも関係する。
そのような予め取り付けられたユニット部分は、別の
予め取り付けられたユニット部分または予め取り付けら
れていないユニット部分の自由端に非常に簡単に組み立
てることができる。
二つのユニット部分はわずかに斜めにして簡単に位置
合わせされ、二つの継手の第二アームは、それらを受容
する第二ユニット部分のハウジング内で係合され、ハウ
ジングは二つの連続する長手方向のワイヤの間に配置す
ると好都合である。
二つのユニット部分を相互に近接させた後、二つのユ
ニット部分を軸方向に一緒に押して、相互に協働する横
方向のワイヤにある各々の第二アームに設けられた弾性
把持手段に係合する。
ユニット部分がＵ字形の断面を持つ場合、予め取り付
けられたユニット部分の二つの継手は、ユニット部分の
横方向側面部に左右対称に位置する。これらの継手は、
長手方向のエッジワイヤと次の長手方向のワイヤとの間
に収容できるようにすることが好都合である。
これにより本発明のかなりの利点が得られ、ケーブル
トレーユニット部分は予め取り付けられた状態または予
め取り付けられていない状態のどちらでも供給すること
ができる。
ケーブルトレー生産の範囲は、全く変更する必要がな
い。必要によって、例えばユニット部分を輸送する直前
に、本発明の継手をユニット部分に取り付けて、予め取
り付けられたユニット部分を得るだけで十分である。こ
れにより重装備の溶接型の作業が回避され、必要な場合
には、継手の無い裸のユニット部分をいつでも取り戻す
ことができるという利点がある。
本発明の継手の設計はまた、予め取り付けられたユニ
ット部分を、上下に積み重ねた状態で非常に簡単に輸送
できることをも意味する。
本発明の継手の取外しは、取付けの場合と同様に、特
殊な工具や付属品を必要としない。しかし、必要なら
ば、ねじ回しなどの工具を使用して、継手の取付けや取
外しを促進することができる。
継手は、所望の位置で所望の機能のすべてを実行でき
る形状を持つ、単一の一体型細長片によって構成するこ
とができる。また、異なる機能を実行する異なる構成部
品を、例えば溶接やその他の手段によって、共通の支持
体上に、例えば細長片の形状に組み合わせて、複合品の
形式で生産することも可能である。
次に、非限定的な例証として、図に示す幾つかの実施
例を参照しながら、本発明を説明する。
・第１図は、ワイヤケーブルトレーユニット部分を示す
斜視図である。
・第２図は、本発明による二つ一組の同一の継手の第一
実施例の斜視図である。
・第３図は、第２図の継手の矢印F1に沿った上面図であ
る。
・第４図は、第２図の継手の矢印F2に沿った側面図であ
る。
・第５図は、第２図の継手が取り付けられた第１図のユ
ニット部分の斜視図である。
・第６図は、第２図の二つの継手を使用して組み立てら
れた第１図のユニット部分と同一の二つのケーブルトレ
ーユニット部分の斜視図である。
・第７図は、第３図の細部Ａの変化例を示す図である。
・第８図は、第３図の細部Ｂの変化例を示す図である。
・第９図ａおよび第９図ｂは、第３図の細部Ａの変化例
を示す二つの図である。
・第10図は、第４図の線Ｃ−Ｃにおける断面図を示す。
・第11図は、組み立てられた二つのケーブルトレーユニ
ット部分に取り付けられた本発明の継手の別の実施例の
上面図である。
・第12図は、第一ケーブルトレーユニット部分上に折り
返した第11図の継手の上面図である。
第１図は、一般的にＵ字形であり、ケーブルトレーに
沿って規則的に距離をおいて配置された４などの横方向
のワイヤに溶接することによって網状に組み立てられ
た、２、３などの長手方向のワイヤによって構成され
る、ワイヤケーブルトレーユニット部分１の斜視図を示
す。したがって、ケーブルトレーは平坦な基部５および
６、７などの横方向側面部を含み、これらの側面部は各
々長手方向のエッジワイヤ８で終端する。
図を簡素化するために、ユニット部分１は横方向のワ
イヤ４が四本に限定されており、そのうちの二本のワイ
ヤ９、10は、ユニット部分の端部のワイヤである。実際
には、そうしたユニット部分は、任意の長さ、数メート
ルの長さにすることができ、一般に数メートルの標準長
で販売される。
第一例として、第２図は、第６図に示すように二つの
ケーブルトレーユニット部分１、1'を組み立てるため
の、本発明による二つ一組の継手11、11'の斜視図を示
す。
二つの継手11、11'は同一であり、見る方向が違うだ
けであり、これらは長手方向に二つのアームに分割され
る。すなわち、ケーブルトレーユニット部分１を第一ユ
ニット部分に取り付けるための第一アーム12、12'と、
ケーブルトレーユニット部分1'を第二ユニット部分に取
り付けるための第二アーム13、13'の二つである。
第３図および第４図では、同一の継手11、11'が異な
る角度から示されている。第５図は、第一ケーブルトレ
ーユニット部分１に取り付けられ、ラッチ止され、配置
された状態を示す。第６図では、二つのユニット部分
１、1'が、近接して、整列した状態に組み立てられ、継
手11、11'によって接続されている。
ここに示す実施形態では、継手は、一般に、必要な全
ての機能を果たすために所望の位置で所望の形状を持つ
一体型細長片14の形態を取り、特に第一ユニット部分１
および第二ユニット部分1'に取付け手段によって取り付
けられるとき、細長片の形態を取っている。
本発明では、アーム12の取付け手段は、これについて
は以下で説明するが、第５図に示すように、継手11、1
1'を第一ユニット部分１に自律的かつ独立に取付け、ラ
ッチ止し、配置することができる。
したがって、継手11の二つのアーム12、13の機能に等
価性または対称性は無く、第二アーム13の取付け手段
は、第一アーム12の取付け手段とは対照的に、継手11を
分離したケーブルトレーユニット部分に独立に取り付け
ることができない。
細長片14の長さの大部分は、その二つのエッジの各々
に重なりエッジ15、16を含み、これにより、所望の剛
性、モーメント、および柔軟性を備えた継手が得られ
る。
細長片14の横方向側面部はこの場合、底面が平坦なＵ
の形をしており、その開口はケーブルトレーの内側に向
けられ、継手はケーブルトレーの外側に配置される。
細長片14の幅Ｌは、間隙を除いて、３と８など二つの
連続する長手方向のワイヤを隔てている高さＨと等しく
なるように選択することが有利である。ここで後者のワ
イヤはエッジワイヤを構成する。
このようにして、継手11は、二つの連続する長手方向
のワイヤの間に収容することができて好都合であり、ア
ーム12、13の各々の長さD1、D2はそれぞれ、２つの連続
する横方向のワイヤ10、４を隔てている長さＭより少し
大きく、各アームを取り付けるための手段は、10、４の
ような二つの横方向のワイヤと協働することができる。
第一アーム12を取り付けるための手段はまず第一に、
継手11が取り付けられたときに継手11に沿って走る長手
方向のワイヤ３、８に支持される長手方向の支持面を含
み、この長手方向の支持面はこの場合、細長片14の両側
に位置する二つの出っ張り20、21によって構成され、全
体の幅L'は、３、８などのように二つの連続する長手方
向のワイヤを隔てている高さＨより大きくなる。
こうして出っ張り20、21は、取り付けられている間、
継手11のどちらか一方の側に位置する二つの長手方向の
ワイヤ３、８の内側に支持されることができる。
第10図は、第４図の出っ張り20、21の位置における面
Ｃ−Ｃに沿った断面を示す。出っ張りは、細長片14に平
行に測定したその全長にわたって細長片14の重なりエッ
ジ15、16と一体化される。
変化例では、出っ張り20、21は、それらの長さの一部
分だけが、細長片14の重なりエッジと一体化される。
このようにして、この変化例では、長手方向のワイヤ
の内側に支持されるときに、そうした出っ張り20、21に
よって構成される支持面は、位置に関して，弾力性を有
し、長手方向および横方向のワイヤを位置決めするとき
に存在する遊びを有利に調整することができる。
長手方向のワイヤ３、８は、第５図に示すように、ハ
ウジング25、26に支持されるように配置する。
第一アームを取り付ける手段も、横方向ワイヤに支持
される横方向表面を含み、長手方向の支持面の一方の側
は出っ張り20、21によって構成される。
継手11の中心に近接して、すなわち部分12の内側端部
に配置される第一横方向支持面は、タブ17、18によって
完成する細長片14の両側にある重なりエッジ15、16の部
分65、66によって構成され、タブ17、18は第一ユニット
部分１の横方向のワイヤ、この場合は第５図に示す端部
10の横方向のワイヤをハウジング19内に受容し収容する
ことができる。
出っ張り20、21の反対側に位置する第二横方向支持面
は、この場合、アーム12の自由端に近接する。
この第二支持面22はこの場合、アーム12の端部のエッ
ジ15、16で先細になりかつ停止手段この場合は停止切欠
き24を構成する傾斜部23によって形成され、継手を横方
向のワイヤ、この場合は、継手11のアーム12の自由端に
対応するワイヤ４の外側に支持することができ、前記ワ
イヤを停止切欠き24でラッチ止することを意味する。
第一横方向の支持面65、66の出っ張り20、21、タブ1
7、18、および第二横方向支持面22の寸法、形状、およ
び位置は、継手の12が長手方向のワイヤ３、８の内側お
よび横方向のワイヤ10、４の外側で同時に反対方向に支
持され、したがってわずかな弾性変形により、横方向の
ワイヤ10がタブ17、18のハウジング19内に収容されて、
アーム12が所定の位置で極めて効果的にラッチ止および
固定され、横方向ワイヤ４が停止切欠き24内に配置され
るように決定される。
使用中の支持面22を第５図に示す。
図示しない変化例において、支持面としても作用する
ハウジング19は、タブ17によって構成される代わりに、
単に停止切欠き24と同じタイプの停止凹所によって構成
されることも可能であり、横方向のワイヤ10の外側が、
そうした停止切欠きに支持される。
図示しない別の変化例においては、24のような二つの
停止切欠き、すなわち前段落で述べたような横方向のワ
イヤ10を受容する一つと横方向のワイヤ４を受容するも
う一つの代わりに、第一アームはその末端の一つに単一
のハウジングだけを含む。
タブ17、18の利点は、第一ユニット部分１および第二
ユニット部分1'の両方に対して、これらのタブがこれら
のユニット部分のそれぞれの端部ワイヤ、すなわち10、
10'の停止突起またはピンを構成することであり、ワイ
ヤ10'は継手11の第二アーム13の側でタブ17、18に支え
られて凹所27に配置される。
この停止突起により、ユニット部分１、1'の横方向の
端部ワイヤ10、10'が相互に接触することが防止され、
長手方向のワイヤの端部が湾曲する問題が回避される。
さらに、タブ17、18に直交する細長片14のゾーンは、
68のような穴を位置決めするのに使用することができ
る。
この穴により、ユニット部分１、1'を接地するための
部品や、組立て中にユニット部分１、1'の電気導通性を
保証するクランプなど、他の付属品を固定することがで
きる。
第二ユニット部分1'に第二アーム13を取り付けるため
の手段は、弾性把持手段を含む。
第３図および第４図において、この把持手段は、継手
の自由端の弾性舌部28で構成され、弾性舌部の端部29は
傾斜した案内面を形成し、舌部は、この舌部が協働する
横方向のワイヤ4'の把持ハウジングを形成するフック30
を含む。ハウジング30におけるワイヤ4'の係合は、傾斜
した端部29によって促進される。
第３図にＡで示した第二アーム13の自由端の変化例
を、第７図に示す。弾性舌部28'の形状は、ワイヤ4'が
把持されるハウジング30'および案内面29'の両方を提供
する。
変化例では、第３図にＡで示す弾性システムの代わり
に、継手11の第二アームは第８図に示すようなシステム
を含み、第３図のＢに継手の中央部分に示した細部をこ
れに置換する。この場合、第３図のＡに示す端部は、第
９図ａおよび第９図ｂに示す端部と置換することがで
き、好都合である。
第８図の弾性把持手段は、第二ユニット部分1'の端部
において横方向ワイヤ10'用の把持用ハウジングを形成
する凹所32が続くピンまたは傾斜部31を含む。
このユニット部分13の自由端は、第９図ａおよび第９
図ｂに示すように二又によって構成される、第二横方向
ワイヤ4'用の案内手段を含むことが好都合である。横方
向のワイヤ4'は、細長片33、34および継手の端部のエッ
ジ15、16の間に収容され、二又の自由端は横方向のワイ
ヤ4'の案内を促進するように外側に広がり、二又の基部
35はワイヤ4'のハウジングを形成する。
この場合、第３図にＡで示す弾性手段も第８図に示す
手段も両方とも、すでに第一ユニット部分１に取り付け
られた継手上で第二ユニット部分1'の把持および組立て
を実行するために、ケーブルトレーのどちらかの弾性変
形、特にこれらの手段が協働するユニット部分1'の横方
向ワイヤのもしくは継手の、または一度に両者の弾性変
形を必要とすることが分かる。
第５図は、本発明の予め取り付けられたユニット部分
１を示し、二つの継手11、11'がそれらの第一アーム1
2、12'によって、エッジワイヤ８と次の長手方向のワイ
ヤ３との間で、ユニット部分１の横方向のエッジ６、７
に対称的に取り付けられ、ユニット部分１の他端９は、
別の予め取り付けられたユニット部分をすぐに受容でき
る状態である。予め取り付けられたユニット部分１は、
二つの継手11、11'の二つの第二アーム13、13'に、ユニ
ット部分１と同一の新しいユニット部分1'をすぐに受容
することができる。
取付けは、二つのユニット部分１、1'をわずかに傾斜
した位置合せ状態にし、次に継手のアーム13、13'の自
由端に位置する上述の案内手段を使用して、二つのユニ
ット部分１、1'を相互軸に沿って押し合うことによっ
て、横方向のワイヤ4'を保持ハウジング30、30'に係合
することによって、達成される。
同様に、ユニット部分１の他の自由端は、新しい予め
取り付けられたユニット部分を用意に受容することがで
き、したがって長いワイヤケーブルトレーを非常に簡単
に組み立てることができる。
第11図および第12図は、本発明の継手のさらに別の実
施形態を示す。
第11図では、継手50が組み立てられた位置にある二つ
のケーブルトレーユニット部分に取り付けられた状態が
示されており、第一ユニット部分は二つの横方向ワイヤ
51、52として表され、ワイヤ52は端部ワイヤであり、第
二ユニット部分も二つの横方向ワイヤ53、54として表さ
れ、ワイヤ53は端部ワイヤである。参照符号55は継手50
の第一アームを表し、参照符号56は第二アームを表し、
これは再び重なりエッジを持つ一般的な形状の細長片で
ある。
第一アームの取付け手段は、ワイヤ52を収容するため
のタブ57と、このアーム55の自由端に配置され、ワイヤ
51に継手を収容しラッチ止することができるループ58と
を含む。
第11図の場合、継手は長手方向のワイヤの支持面を含
まず、取付けは二つの連続的なワイヤ、この場合は52、
51を用いるだけで実行される。
第二アーム56は、傾斜した案内面を備えた弾性舌部手
段59と、第３図の細部Ａに示すのと同様のワイヤ54用の
把持ハウジングを形成するフック60とを含む。
取り付けられたとき、第二ユニット部分の端部ワイヤ
53は、タブ57に近接して、このタブの外側に配置され
る。
第11図の継手は、ループ58に続いて、第一アーム55の
端部に第二ループ61を含む。
この第二ループ61は、ケーブルトレーユニット部分を
継手の後部の周囲で把持し、それをこの第二ループ61と
次の横方向のワイヤを受容するハウジング凹所62との間
に保持することができる。このようにして、継手はそれ
を取り付けるユニット部分の外側に保持される。
ループ61は、一種の蝶番として作用する。
この継手は、第二ループ61に収容された横方向ワイ
ヤ、この場合はワイヤ51として、第一ユニット部分に取
り付けるために使用されたのと同じワイヤを使用するこ
とによって保持することが好都合であり、他のワイヤ6
3、64は当然、それらのハウジングに配置される。
この方法により、継手はワイヤ51を中心に容易に180
゜旋回して取付け位置に配置され、予め取り付けられた
ユニット部分を作成することができる。
全ての図で、第一アームが第一ケーブルトレーユニッ
ト部分に非常に簡単に取り付けることができることが分
かる。第２図から第10図に示した第一実施例では、取付
けは、継手11、11'を長手方向および横方向の支持面上
に、それが所定位置にラッチ止するまで滑動させること
によって実行され、ラッチ止は、タブ17、18および停止
切欠き24の存在によって促される。ラッチ止は、反対方
向の滑動力によって取り外される。
必要ならば、ねじ回し型の工具を使用して、継手の取
付けおよび／または取外しを容易にすることができる。
このために、細長片14のアーム12の停止切欠き24の外側
に穴、例えば矩形穴67を設け、ねじ回しを穴67のエッジ
に押し当て、横方向のワイヤ４を一方向または反対方向
に回して、横方向のワイヤ４をハウジング切欠き24に係
合するか解放することができる。
第11図および第12図に示した第二実施例の場合、ワイ
ヤ52をタブ57に配置することから始めて、次にワイヤ51
をループ58に弾性的に係合し、端部の横方向のワイヤ52
およびワイヤ51をそれぞれのハウジングに係合すること
によって、第一ユニット部分に第一アームを取り付け
る。逆の操作により取り外す。
さらに、各アーム12、13、55、および56の取付け手段
は、継手がその対応するユニット部分に組み立てられて
ラッチ止されたときに、継手の各アームの遊びがそれが
ラッチ止されるユニット部分に対して最小限または零と
なるように配置および寸法を決めることが有利である。
これは、わずかな引張り応力が対応するアームに生じ
るように、各アームを取り付ける様々な手段を配置する
ことによって達成される。
これにより、予め取り付けられたユニット部分および
二つずつ組み立てられるユニット部分の両方について、
使用中の継手の振動や揺れが防止される。
本発明の継手の取付けおよび取外しは、上述のとおり
付属部品を必要としない。
したがって、本発明の継手は本質的に普遍的であり、
ケーブルトレーユニット部分から分離した継手として、
または予め取り付けられたユニット部分としてのどちら
でも使用できるという点で、多価値である。
本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の継手お
よび予め取り付けられたケーブルトレーユニット部分の
上記の例の多数の修正例や変形例を実施することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドウシリー，ジヤムス フランス国、エフ―60200・コンピエー ニユ、スクエア・ラフアイエツト、２ (56)参考文献 仏国特許出願公開2711208（ＦＲ，Ａ １) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16L 3/00 H02G 3/00

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】長手方向および横方向のワイヤの網状体に
    よって構成されるケーブルトレーユニット部分を組み立
    てるための継手であって、前記継手が長手方向の二つの
    アームを有し、各々のアームを第一ユニット部分の端部
    ゾーンおよび第二ユニット部分の端部ゾーンにそれぞれ
    取外しできるように適切に位置させて、ラッチ止するた
    めの取付け手段を具備して成る前記継手において、継手
    の第一アームを第一ユニット部分に取付けた後に、該第
    一ユニット部分に取付けられた該継手の第二アームを第
    二ユニット部分に取り付けることを可能とするように、
    第一アームを取り付けるための手段が単独で継手を第一
    ユニット部分としっかりと結合させることができ、第二
    アームを第二ユニット部分に取り付けるための手段が、
    二つのユニット部分の組立て中に第二ユニット部分の横
    方向のワイヤと協働することができる少なくとも一つの
    弾性把持手段を含むことを特徴とする継手。
  2. 【請求項２】継手が細長片の一般的形状を持ち、第一お
    よび第二アームの取付け手段を細長片上の所望の位置に
    配置することを特徴とする請求の範囲第１項に記載の継
    手。
  3. 【請求項３】第一および第二アーム用の取付け手段が一
    体型の細長片と一体であることを特徴とする請求の範囲
    第２項記載の継手。
  4. 【請求項４】細長片が、取り付けられているケーブルト
    レーユニット部分の内側または外側に折り重ねられるエ
    ッジを具備することを特徴とする請求の範囲第２項また
    は第３項記載の継手。
  5. 【請求項５】細長片が、間隙を除き、取り付けられてい
    るユニット部分の二つの連続する長手方向のワイヤの離
    間距離に等しい幅を持つことを特徴とする請求の範囲第
    ２項から第４項のいずれか一項に記載の継手。
  6. 【請求項６】二つの長手方向のワイヤがユニット部分の
    横方向側面部に位置するワイヤであり、前記長手方向の
    ワイヤのうちの一つはエッジワイヤであることを特徴と
    する請求の範囲第５項に記載の継手。
  7. 【請求項７】第一アーム用の取付け手段が、第一横方向
    ワイヤを受容できる少なくとも一つのタブと、第二横方
    向ワイヤを受容できるループとによって構成され、タブ
    −ループの集合は第一ケーブルトレーユニット部分にラ
    ッチ止されていることを特徴とする請求の範囲第１項か
    ら第６項のいずれか一項に記載の継手。
  8. 【請求項８】ループが第一アームの自由端に近接して配
    置されることを特徴とする請求の範囲第７項に記載の継
    手。
  9. 【請求項９】継手がループに近接する第二ループを含
    み、第二ループが蝶番を構成して継手をユニット部分に
    沿ってその取付け位置と反対側の逆の位置に折り返すこ
    とを可能とし、その継手をその折り返した位置に維持す
    るラチェットまたは同等の手段を含むことを特徴とする
    請求の範囲第８項に記載の継手。
  10. 【請求項１０】第一アームを取り付けるための手段が、
    ユニット部分の少なくとも一つの長手方向のワイヤに支
    持される長手方向の支持面と、この長手方向の支持面の
    各側で横方向のワイヤを支持する横方向の支持面とによ
    って構成され、二つの横方向の支持面が二つの異なる横
    方向のワイヤに支持されるようになっており、長手方向
    の支持面に加えられる力が二つの横方向の支持面に加え
    られる力と反対方向であり、少なくとも一つの案内マー
    クにより継手を所定の位置に配置することができること
    を特徴とする請求の範囲第１項から第６項のいずれか一
    項に記載の継手。
  11. 【請求項１１】継手を予め定められた位置にラッチ止す
    るための少なくとも一つの停止手段を含むことを特徴と
    する請求の範囲第10項に記載の継手。
  12. 【請求項１２】二つの横方向の支持面を二つの連続する
    横方向のワイヤに支持できることを特徴とする請求の範
    囲第10項または第11項に記載の継手。
  13. 【請求項１３】長手方向の支持面が細長片のエッジに横
    方向に配置された出っ張りによって構成され、前記出っ
    張りが二つの長手方向のワイヤに支持されるような形状
    に形成され、これらの出っ張りがその長さの全体または
    一部分にわたって細長片のエッジと一体であることを特
    徴とする請求の範囲第10項から第12項のいずれか一項に
    記載の継手。
  14. 【請求項１４】横方向の支持面が細長片のエッジの折り
    重ね部分によって構成されることを特徴とする請求の範
    囲第10項から第13項のいずれか一項に記載の継手。
  15. 【請求項１５】停止手段が少なくとも一つのタブまたは
    凹所によって構成され、横方向のワイヤが横方向の支持
    面の一つと協働して少なくとも部分的に前記タブまたは
    凹所内に収容されることができることを特徴とする請求
    の範囲第11項から第14項のいずれか一項に記載の継手。
  16. 【請求項１６】継手が第二停止手段を含み、各停止手段
    が異なる横方向のワイヤと協働することを特徴とする請
    求の範囲第15項に記載の継手。
  17. 【請求項１７】少なくとも一つの横方向の支持面が導入
    傾斜部を含むことを特徴とする請求の範囲第10項から第
    16項のいずれか一項に記載の継手。
  18. 【請求項１８】第二アームの弾性把持手段がアームの自
    由端に近接して配置され、横方向ワイヤのためのハウジ
    ングを形成するフックを具備した舌部によって構成され
    ることを特徴とする請求の範囲第１項から第17項のいず
    れか一項に記載の継手。
  19. 【請求項１９】舌部が細長片の全体的方向に対して傾斜
    することを特徴とする請求の範囲第18項に記載の継手。
  20. 【請求項２０】第二アームの弾性把持手段がアームの自
    由端に近接または継手の中心に近接して配置される傾斜
    部によって構成され、前記傾斜部が横方向ワイヤと弾性
    的に協働して前記ワイヤを収容するようになっているこ
    とを特徴とする請求の範囲第１項から第17項のいずれか
    一項に記載の継手。
  21. 【請求項２１】第二アームの自由端に配置された案内手
    段をさらに含むことを特徴とする請求の範囲第18項から
    第20項のいずれか一項に記載の継手。
  22. 【請求項２２】ワイヤケーブルトレーユニット部分であ
    って、第一アームによって前記ユニット部分に取り付け
    られた請求の範囲第１項から第21項のいずれか一項に記
    載の二つの継手を一端に具備し、ユニット部分の他端は
    継手を持たないが、別のユニット部分に取り付けられた
    請求の範囲第１項から第21項のいずれか一項に記載の他
    の二つの継手の二つのアームの弾性把持手段を受容する
    ことができることを特徴とするワイヤケーブルトレーユ
    ニット部分。
  23. 【請求項２３】二つの継手がユニット部分の横方向側面
    部に対称的に取り付けられることを特徴とする請求の範
    囲第22項に記載のユニット部分。
  24. 【請求項２４】二つの継手がエッジワイヤとエッジワイ
    ヤに先立つ長手方向のワイヤとの間に取り付けられるこ
    とを特徴とする請求の範囲第23項に記載のユニット部
    分。
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