JP3516878B2 - Δς変調を用いるスイッチング増幅器 - Google Patents

Δς変調を用いるスイッチング増幅器

Info

Publication number
JP3516878B2
JP3516878B2 JP06971199A JP6971199A JP3516878B2 JP 3516878 B2 JP3516878 B2 JP 3516878B2 JP 06971199 A JP06971199 A JP 06971199A JP 6971199 A JP6971199 A JP 6971199A JP 3516878 B2 JP3516878 B2 JP 3516878B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
modulation
output
switching
minimum value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP06971199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000269761A (ja
Inventor
清 増田
徹 早瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP06971199A priority Critical patent/JP3516878B2/ja
Publication of JP2000269761A publication Critical patent/JP2000269761A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3516878B2 publication Critical patent/JP3516878B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号に対して
好適に実施され、該音声信号などを高効率で増幅するこ
とができるΔΣ変調を用いるスイッチング増幅器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前記ΔΣ変調によって得られる1ビット
信号は、後述する積分器や加算器の係数を適宜選択する
ことによって、有効周波数帯域を広くしたり、またはダ
イナミックレンジを広くしたりするなどの、音源等に合
わせた周波数特性を設定できるという優れた特徴を有し
ている。このため、CD(コンパクトディスク)やDV
D(デジタルビデオディスク)の新しい規格では、この
1ビット信号が採用され、本年から製品化が始まろうと
している。
【0003】一方、前記ΔΣ変調によって得られる1ビ
ット信号は、上述のような音声信号の記録や、機器間の
伝送にあたって使用されるだけでなく、前記1ビット信
号をそのまま半導体電力増幅素子に入力し、得られた大
電圧のスイッチングパルスにローパスフィルタを通過さ
せるだけで、電力増幅された復調アナログ音声信号を得
ることもできる。しかも、前記半導体電力増幅素子は、
従来の増幅器のように、その線形域(不飽和域)が使用
されるのではなく、非線形域(飽和域)で使用されるの
で、このようなΔΣ変調を用いるスイッチング増幅器
は、極めて高効率に電力増幅を行うことができるという
利点を有しており、製品化が目前に迫っている。
【0004】図4は、典型的な従来技術のΔΣ変調を用
いるスイッチング増幅器1の電気的構成を示すブロック
図である。アナログ信号源2からのアナログの入力音声
信号は、該スイッチング増幅器1に入力され、まず前記
ΔΣ変調回路3によって、1ビットデジタル信号に変換
される。
【0005】前記ΔΣ変調回路3は、たとえばこの図4
で示すように、入力された前記音声信号を順次積分して
ゆく縦続接続された高次の積分器と、各積分器からの出
力を相互に加算する加算器とを備えて構成される積分器
・加算器群4と、前記積分器・加算器群4の前記加算器
からの出力を1ビット信号に量子化する量子化器5と、
後述する定電圧スイッチ9からの大電圧のパルス信号を
減衰する減衰器6と、減衰器6からフィードバックされ
るパルス信号を前記入力音声信号から減算する加算器8
とを備えて構成されている。これによって、量子化器5
からの1ビット信号が入力アナログ音声信号に対応した
ものとなるように、フィードバック制御が実現されてい
る。
【0006】前記量子化器5からの1ビット信号は、定
電圧スイッチ9に与えられ、作成された前記1ビット信
号に対応した所定の定電圧のパルス信号は、ローパスフ
ィルタ10でアナログ音声信号に復調された後出力さ
れ、スピーカ11によって音響化される。
【0007】このように構成されるスイッチング増幅器
1は、従来の増幅器のように半導体電力増幅素子の線形
域(不飽和域)を使用するのではなく、定電圧スイッチ
9に使用される前記半導体電力増幅素子を非線形域(飽
和域)で使用するので、極めて高効率に電力増幅を行う
ことができるという利点を有している。
【0008】図5は、前記定電圧スイッチ9の具体的な
一構成例である定電圧スイッチ9aの電気回路図であ
る。この定電圧スイッチ9aは、一定の高電位+E0
一定の低電位−E0 との電源間に、半導体スイッチング
素子Q11とQ12との直列回路を備えて構成されてい
る。前記半導体スイッチング素子Q11の制御入力端子
が入力端子P1となり、前記ΔΣ変調回路3の量子化器
5からの1ビット信号が与えられる。これに対して、前
記半導体スイッチング素子Q12の制御入力端子には、
前記1ビット信号が反転バッファB1を介して与えられ
る。これらの半導体スイッチング素子Q11,Q12の
接続点が出力端子P2となって、電力増幅された1ビッ
ト信号を前記ローパスフィルタ10へ出力する。
【0009】図6は、前記定電圧スイッチ9aの動作を
説明するための波形図である。前記量子化器5からの入
力1ビット信号に応答して、出力信号の電位は、+E0
と−E0 との間で変化していることが理解される。した
がって、比較的小振幅の信号を出力する場合にも、+E
0 または−E0 の大振幅を出力し、それを打消すため
に、さらに−E0 または+E0 の大振幅を出力し…とい
う動作を繰返すことになるので、電力効率が悪いという
問題がある。そこで、このような不具合を解消するため
に、図7で示すような定電圧スイッチ9bが提案され
た。
【0010】図7は、前記定電圧スイッチ9の他の構成
例である定電圧スイッチ9bの電気回路図である。この
定電圧スイッチ9bでは、前記高電位+E0 の電源と前
記低電位−E0 の電源との間に、半導体スイッチング素
子Q11,Q12の直列回路と、半導体スイッチング素
子Q21,Q22の直列回路とが相互に並列に配置され
て構成されており、半導体スイッチング素子Q11,Q
12間の接続点が一方の出力端子P21となり、半導体
スイッチング素子Q21,Q22間の接続点が他方の出
力端子P22となる。
【0011】前記半導体スイッチング素子Q11の制御
入力端子には、入力端子P11からの+1ビット信号が
与えられ、前記半導体スイッチング素子Q12の制御入
力端子には、前記+1ビット信号が反転バッファB1を
介して与えられる。半導体スイッチング素子Q21の制
御入力端子には、入力端子P12からの−1ビット信号
が与えられ、前記半導体スイッチング素子Q22の制御
入力端子には、前記−1ビット信号が反転バッファB2
を介して与えられる。
【0012】この定電圧スイッチ9bの動作波形を図8
で示す。図8から明らかなように、出力端子P21,P
22間には、+2E0 または−2E0 の電圧が印加され
るだけでなく、両出力端子P21,P22間が短絡状態
となる0電圧の印加タイミングを有している。このよう
にして、小信号時には0電圧を印加する期間が長くな
り、前記定電圧スイッチ9aに比べて、さらに一層電力
効率の向上を図ることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
るスイッチング増幅器1において、前記定電圧スイッチ
9aを用いた場合には、2値動作であるので、前記半導
体スイッチング素子Q11がON(Q12がOFF)で
あるか否かがフィードバックされればよい。したがっ
て、たとえば1〔VP-P 〕の前記入力音声信号に対し
て、フィードバックされるパルス信号が、たとえば+E
0 のパルス信号出力時に+1.0〔V〕であり、−E0
のパルス信号出力時に−1.1〔V〕であっても、問題
なく動作を行うことができる。
【0014】しかしながら、前記定電圧スイッチ9bを
用いた場合には、前記図8で示すように3値動作である
ので、たとえば1〔VP-P 〕の前記入力音声信号に対し
て、フィードバックされるパルス信号が、+1.0
〔V〕と−1.1〔V〕とのように、+E0 のパルス信
号出力時と−E0 のパルス信号出力時とで、その振幅に
誤差があると、ノイズが発生してしまうという問題があ
る。
【0015】このため、100〔dB〕を超えるような
ダイナミックレンジを有するΔΣ変調信号には、2つの
フィードバックループ間に、たとえば1〔%〕の誤差が
含まれているだけで、前記ダイナミックレンジが数十
〔dB〕も狭くなってしまうことがある。たとえば、図
9において、ΔΣ変調信号の無信号時のノイズフロアが
参照符α1で示されるとき、前記ノイズによって、前記
ノイズフロアが参照符α2で示されるように上昇してし
まう。なお、図9の測定データは、前記ΔΣ変調回路3
として7次のΔΣ変調回路を使用し、入力音声信号とし
て、1〔kHz〕で0〔dB〕の正弦波を用いた場合の
測定結果である。
【0016】本発明の目的は、スイッチング回路の両出
力端の電圧を入力側へ負帰還するにあたって、2つのフ
ィードバックループ間のゲイン差を抑制し、ノイズを抑
制することができるΔΣ変調を用いるスイッチング増幅
器を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るΔ
Σ変調を用いるスイッチング増幅器は、ΔΣ変調回路が
差動の入力信号をΔΣ変調し、その変調信号に応答して
スイッチング回路が電源からの予め定める定電圧をスイ
ッチングし、そのスイッチング出力をローパスフィルタ
によってアナログ変換して出力するとともに、前記スイ
ッチング回路の両出力端の電圧を、減衰器を介するフィ
ードバックループによって前記ΔΣ変調回路の入力側へ
負帰還するようにしたΔΣ変調を用いるスイッチング増
幅器において、上記スイッチング増幅器は、上記両出力
端間に0電圧を印加するタイミングが設けられた3値Δ
Σ変調のスイッチング増幅器であって、前記スイッチン
グ回路からのフィードバック信号をそれぞれ減衰する2
つの減衰器のうち、少なくとも何れか一方の減衰率を可
変とし、前記スイッチング回路の両出力端の電位差を検
出する電位差検出手段と、前記電位差検出手段からの出
力を周波数分析する周波数分析手段と、前記周波数分析
手段の分析結果から、任意の周波数成分の最小値レベル
を検出する最小値検出手段と、前記最小値レベルが最小
になるように、前記減衰器の減衰率を変化させるフィー
ドバックゲイン変更手段とを含むことを特徴とする。
【0018】また、請求項2の発明に係るΔΣ変調を用
いるスイッチング増幅器は、差動の入力信号と、第1お
よび第2のフィードバック信号とが入力される積分器・
加算器群と、前記積分器・加算器群の出力を、予め定め
られるそれぞれの量子化基準値でそれぞれレベル弁別
し、+1ビット信号および−1ビット信号の2つのスイ
ッチング信号をそれぞれ作成する第1および第2の2値
量子化器と、前記各+1ビット信号および−1ビット信
号に対応した、予め定める定電圧の第1および第2のパ
ルス信号をそれぞれ生成するスイッチング回路と、前記
第1および第2のパルス信号をアナログ信号に復調して
出力するローパスフィルタと、前記第1のパルス信号を
減衰して、第1のフィードバック信号として出力する第
1の減衰器と、前記第2のパルス信号を減衰して、第2
のフィードバック信号として出力する第2の減衰器とを
備え、前記第1のパルス信号が出力される出力端および
前記第2パルス信号が出力される出力端の間に0電圧を
印加するタイミングを設けた3値ΔΣ変調のスイッチン
グ増幅器であって、前記2つの減衰器のうち、少なくと
も何れか一方の減衰率を可変とし、前記スイッチング回
路の両出力端の電位差を検出する電位差検出手段と、前
記電位差検出手段からの出力を周波数分析する周波数分
析手段と、前記周波数分析手段の分 析結果から、任意の
周波数成分の最小値レベルを検出する最小値検出手段
と、前記最小値レベルが最小になるように、前記減衰器
の減衰率を変化させるフィードバックゲイン変更手段と
を含むことを特徴とする。
【0019】さらに、請求項3の発明に係るΔΣ変調を
用いるスイッチング増幅器は、請求項1または2記載の
構成において、前記最小値検出手段は、所望とする再生
周波数帯域内に亘る総ての周波数成分の最小値をホール
ドしており、前記フィードバックゲイン変更手段は、前
記ホールド値のオーバオール値が最も小さくなるよう
に、前記減衰器の減衰率を変化することを特徴とする。
【0020】上記の構成によれば、差動の入力信号に、
スイッチング回路の両出力端の電圧をフィードバックす
るようにしたΔΣ変調を用いるスイッチング増幅器にお
いて、2つの減衰器のうち、少なくとも何れか一方の減
衰率を可変とし、前記スイッチング回路の両出力端の電
位差の周波数分析結果から、任意の周波数成分、たとえ
ば所望有効周波数帯域内で、ΔΣ変調のアルゴリズムで
決定され、ダイナミックレンジを決定することになる最
もノイズレベルの高い成分に注目し、その成分のノイズ
レベルが最小となるように、少なくとも前記何れか一方
の減衰率を変化して、フィードバックゲインを変更す
る。
【0021】したがって、前記2つのフィードバックル
ープ間のゲイン差を抑制し、そのゲイン差によるノイズ
を抑制することができる。
【0022】さらにまた、請求項4の発明に係るΔΣ変
調を用いるスイッチング増幅器は、前記電位差検出手段
から前記フィードバックゲイン変更手段の間に介在され
る聴感補正フィルタをさらに備え、前記最小値検出手段
は、所望とする再生周波数帯域内に亘る総ての周波数成
分の最小値レベルをホールドしており、前記フィードバ
ックゲイン変更手段は、所望とする聴感特性に沿って、
各周波数成分の最小値レベルが最も小さくなるように、
前記減衰器の減衰率を変化することを特徴とする。
【0023】上記の構成によれば、聴感上、ノイズの存
在を許容することができる聴感特性に沿って、各周波数
成分のノイズレベルを抑制するようにフィードバックゲ
インが調整される。たとえば、前記聴感補正フィルタは
前記聴感特性とは逆特性の通過特性に形成され、すなわ
ち聴感上敏感なノイズ成分に関しては比較的大きい係数
を乗算してその重みを大きくし、聴感上鈍感なノイズ成
分に関しては比較的小さい係数を乗算してその重みを小
さくする。
【0024】したがって、上記のように調整するだけ
で、聴感特性を考慮して、必要な成分に効率的にダイナ
ミックレンジを確保することができる。
【0025】また、請求項5の発明に係るΔΣ変調を用
いるスイッチング増幅器では、前記ΔΣ変調回路の積分
器・加算器群内に、零点制御のための部分帰還ループを
形成し、前記最小値検出手段は、前記零点周波数の成分
の最小値レベルをホールドしており、前記フィードバッ
クゲイン変更手段は、そのホールド値が最も小さくなる
ように、前記減衰器の減衰率を変化することを特徴とす
る。
【0026】上記の構成によれば、零点制御は、アルゴ
リズム上、ノイズレベルが高くなる成分や、ダイナミッ
クレンジ確保のために抑制することが有効な成分など
の、特にノイズレベルを抑制したい成分に関して行われ
るので、その成分に注目し、ノイズレベルが最小となる
ように、前記フィードバックゲインが調整される。
【0027】したがって、注目する周波数成分が少なく
ても、効率的にダイナミックレンジを確保することがで
き、前記周波数分析や最小値検出の演算処理を軽減する
ことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1および図2ならびに前記図9に基づいて説明すれば
以下のとおりである。
【0029】図1は、本発明の実施の一形態のスイッチ
ング増幅器21の電気的構成を示すブロック図である。
このスイッチング増幅器21は、前記図7で示す定電圧
スイッチ9bを用いる3値ΔΣ変調のスイッチング増幅
器である。アナログ信号源22からの差動のアナログ入
力音声信号は、該スイッチング増幅器21のΔΣ変調回
路23に入力されると、積分器・加算器群24内の第1
段目の積分器M1において、後述のフィードバック信号
が減算される。積分器・加算器群24は、大略的に、た
とえば後述するような、7次の積分器と、各積分器から
の出力を相互に加算する加算器となどを備えて構成さ
れ、該積分器・加算器群24からの出力は、2値量子化
器Q1,Q2に入力される。
【0030】前記2値量子化器Q1,Q2は、図示しな
いクロック発生源からのクロック信号に応答して、前記
積分器・加算器群24からの出力を予め定められる量子
化基準値でそれぞれレベル弁別し、+1ビット信号Vo
1および−1ビット信号Vo2の2つのスイッチング信
号をそれぞれ作成する。前記1ビット信号Vo1,Vo
2は、前記定電圧スイッチ9bに入力され、作成された
該1ビット信号Vo1,Vo2に対応した所定の定電圧
のパルス信号Eo1,Eo2は、ローパスフィルタ25
でアナログ音声信号に復調された後出力され、スピーカ
26によって音響化される。
【0031】前記定電圧スイッチ9bからのパルス信号
Eo1,Eo2はまた、減衰器FB1,FB2で減衰さ
れた後、前記フィードバック信号として積分器・加算器
群24内の第1段目の積分器M1にフィードバックさ
れ、入力音声信号から減算される。これによって、定電
圧スイッチ9bからのパルス信号Eo1,Eo2が、入
力アナログ音声信号に対応したものとなるように、フィ
ードバック制御が実現されている。
【0032】注目すべきは、本発明に係るスイッチング
増幅器では、前記減衰器FB1,FB2の少なくとも何
れか一方(図1の例では減衰器FB1)の減衰率が可変
とされ、前記フィードバック信号のゲインが可変とされ
るとともに、以下に詳述するように、前記定電圧スイッ
チ9bからのパルス信号Eo1,Eo2の電位差が電位
差検出回路31で検出され、さらに周波数分析回路32
による分析結果に応答して、前記減衰器FB1の減衰率
が変化されることである。
【0033】前記電位差検出回路31からの出力は、周
波数分析回路32において、FFT(高速フーリエ変
換)などによって、各周波数成分のレベルが検出され
る。その検出結果は、最小値ホールド回路33に与えら
れ、前記各周波数成分のレベルの最小値、すなわち量子
化ノイズフロアレベルが検出される。その検出結果に応
答して、ゲイン変更回路34は、前記減衰器FB1の減
衰率を変化して、前記フィードバックループのゲインが
変更される。
【0034】たとえば前記最小値ホールド回路33は
望とする再生周波数帯域内に亘る総ての周波数成分の
最小値をホールドしている。ここで、前記ゲイン変更回
路34は、前記ホールド値のオーバオール値が最も小さ
くなるように、前記減衰器FB1の減衰率を変化する
と、前記2つのフィードバックループ間のゲイン差が抑
制され、そのゲイン差によるノイズが抑制される。
【0035】これに対して、前記最小値ホールド回路3
3が、ΔΣ変調のアルゴリズムで決定され、ダイナミッ
クレンジを決定することになる最もノイズレベルの高い
成分の最小値をホールドする場合には、アルゴリズム
上、ノイズレベルが高くなる成分や、ダイナミックレン
ジ確保のために抑制することが有効な成分に注目し、そ
の成分のノイズレベル、すなわち、その周波数成分のレ
ベルの最小値をホールドした値が最も小さくなるよう
に、ゲイン変更回路34は前記減衰器FB1の減衰率を
変化する。これにより、注目する周波数成分が少なくて
も、効率的にダイナミックレンジを確保することがで
き、前記周波数分析や最小値検出の演算処理を軽減する
ことができる。
【0036】前記アルゴリズム上、ノイズレベルが高く
なる成分や、ダイナミックレンジ確保のために抑制する
ことが有効な成分に対しては、一般に、以下の図2を用
いて説明するような零点制御が行われる。したがって、
この零点制御が行われる周波数に注目することで、前記
周波数分析や最小値検出の演算処理を軽減することがで
きる。
【0037】上記の構成によれば、差動の入力信号に、
スイッチング回路の両出力端の電圧をフィードバックす
るようにしたΔΣ変調を用いるスイッチング増幅器にお
いて、2つの減衰器のうち、少なくとも何れか一方の減
衰率を可変とし、前記スイッチング回路の両出力端の電
位差の周波数分析結果から、任意の周波数成分、たとえ
ば所望有効周波数帯域内で、ΔΣ変調のアルゴリズムで
決定され、ダイナミックレンジを決定することになる最
もノイズレベルの高い成分に注目し、その成分のノイズ
レベルが最小となるように、少なくとも前記何れか一方
の減衰率を変化して、フィードバックゲインを変更す
る。
【0038】したがって、前記2つのフィードバックル
ープ間のゲイン差を抑制し、そのゲイン差によるノイズ
を抑制することができる。
【0039】図2は、ΔΣ変調回路23の具体的な一構
成例を示す電気回路図である。この図2において、図1
に対応する部分には同一の参照符号を付して示してい
る。前記減衰器FB1は、いわゆる電子ボリウムなどで
実現される可変抵抗器VR1から構成されており、前記
減衰器FB2は、分圧抵抗VD1,VD2から構成され
ている。
【0040】積分器・加算器群24内の第1段目の積分
器は、前記差動の入力音声信号に対応して、アンプA1
1を備える積分器M11と、アンプA12を備える積分
器M12との2つ設けられている。前記アンプA11側
では、前記差動の入力音声信号の一方が入力抵抗R11
1を介して与えられ、アンプA12側では、前記差動の
入力音声信号の他方が入力抵抗R121を介して与えら
れる。また、減衰器FB1,FB2からのフィードバッ
ク信号は、入力抵抗R112,R122をそれぞれ介し
て、前記アンプA11,A12にそれぞれ入力される。
したがって、アンプA11,A12の入力側では、入力
音声信号とフィードバック信号とが相互に加算される。
積分器M11,M12からの出力は、アンプA13によ
って相互に加算される。
【0041】アンプA13からの出力は、入力抵抗R2
1を介して、アンプA2を備える第2段目の積分器M2
に入力される。積分器M2からの出力は、入力抵抗R3
1を介して、アンプA3を備える第3段目の積分器M3
に入力される。積分器M2,M3間には、抵抗R23
1,R232,R233およびアンプA23から成り、
ΔΣ変調における零点制御のための部分負帰還ループが
形成されている。
【0042】積分器M3からの出力は、入力抵抗R41
を介して、アンプA4を備える第4段目の積分器M4に
入力され、その出力は、入力抵抗R51を介して、アン
プA5を備える第5段目の積分器M5に入力される。積
分器A4,A5間にも、抵抗R451,R452,R4
53およびアンプA45から成り、前記零点制御のため
の部分負帰還ループが形成されている。
【0043】前記積分器M5からの出力は、入力抵抗R
61を介して、アンプA6を備える第6段目の積分器M
6に入力され、その出力が、入力抵抗R71を介して、
アンプA7を備える第7段目の積分器M7に入力され
る。積分器M6,M7間にも、抵抗R671,R67
2,R673およびアンプA67から成る零点制御のた
めの部分負帰還ループが形成されている。
【0044】各積分器M1(M11とM12とを総称し
て表す),M2,M3,M4,M5,M6,M7からの
出力は、それぞれ抵抗R10,R20,R30,R4
0,R50,R60,R70を介して、係数処理されて
相互に加算されることになる。その加算器には、アンプ
A81から成る負側の加算器と、アンプA82から成る
正側の加算器と、それらの出力を相互に加算するアンプ
A83から成る加算器とを備えて構成されている。この
図2で示す例では、奇数次の積分器M1,M3,5,M
7からの出力はアンプA81によって加算され、偶数次
の積分器M2,M4,M6からの出力はアンプA82に
よって加算される。アンプA83からの出力が、量子化
回路27に入力される。
【0045】前記量子化回路27は、ヒステリシスコン
パレータから成る前記2つの2値量子化器Q1,Q2
と、それらの量子化基準値を作成する抵抗R1,R2,
R3とを備えて構成されている。前記抵抗R1,R2,
R3の直列回路は、高電位+5V側の電源と、低電位−
5V側の電源との間に介在されている。
【0046】上述のように構成されるΔΣ変調回路23
において、前記抵抗R10,R20,R30,R40,
R50,R60,R70や入力抵抗R21,R31,R
41,R51,R61,R71などの抵抗値を変化する
ことによってノイズシェイピング特性(量子化ノイズフ
ロア)を変化することができ、また前記部分負帰還ルー
プのゲインなどを変化することによって、前記図9にお
いて参照符d1,d2,d3で示すような零点制御のデ
ィップ量や零点周波数を変化することができる。前記ゲ
イン変更回路34は、前記ノイズシェイピング特性や零
点周波数に対応して可変抵抗器VR1の抵抗値を変化
し、前述のようなフィードバックゲインの調整を行う。
【0047】本発明の実施の他の形態について、図3に
基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0048】図3は、本発明の実施の他の形態のスイッ
チング増幅器41の電気的構成を示すブロック図であ
る。このスイッチング増幅器41は、前述のスイッチン
グ増幅器21に類似し、対応する部分には同一の参照符
号を付してその説明を省略する。注目すべきは、このス
イッチング増幅器41では、前記電位差検出回路31か
らゲイン変更回路34までの間の何れかの箇所(図3の
例では、最小値ホールド回路33とゲイン変更回路34
との間)に、聴感補正フィルタ42が設けられているこ
とである。
【0049】前記聴感補正フィルタ42は、たとえばミ
ニディスクの圧縮符号化法であるATRAC(Adaptive
Transform Acoustic Coding)のように、人間の聴感の
マスキング特性に沿って、各周波数成分の最小値レベル
が最も小さくなるように、前記減衰器FB1の減衰率を
変化する。すなわち、前記聴感補正フィルタ42は、前
記聴感特性とは逆特性の通過特性に形成され、したがっ
て聴感上敏感なノイズ成分に関しては比較的大きい係数
を乗算してその重みを大きくし、聴感上鈍感なノイズ成
分に関しては比較的小さい係数を乗算してその重みを小
さくする。
【0050】これによって、聴感特性に沿って、各周波
数成分のノイズレベルを抑制するようにフィードバック
ゲインが調整されるので、高精度な合わせ込みを行わな
くても、比較的容易な調整で、必要な成分に効率的にダ
イナミックレンジを確保することができる。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明に係るΔΣ変調を用いる
スイッチング増幅器は、以上のように、差動の入力信号
に、スイッチング回路の両出力端の電圧をフィードバッ
クするようにしたΔΣ変調を用いるスイッチング増幅器
において、上記スイッチング増幅器は、上記両出力端間
に0電圧を印加するタイミングが設けられた3値ΔΣ変
調のスイッチング増幅器であって、前記スイッチング回
路の両出力端の電位差の周波数分析結果から、任意の周
波数成分のノイズレベルが最小となるように、2つの減
衰器のうち、少なくとも何れか一方の減衰率を変化し
て、フィードバックゲインを変更する。
【0052】また、請求項2の発明に係るΔΣ変調を用
いるスイッチング増幅器は、以上のように、差動の入力
信号と、第1および第2のフィードバック信号とが入力
される積分器・加算器群と、前記積分器・加算器群の出
力を、予め定められるそれぞれの量子化基準値でそれぞ
れレベル弁別し、+1ビット信号および−1ビット信号
の2つのスイッチング信号をそれぞれ作成する第1およ
び第2の2値量子化器と、前記各+1ビット信号および
−1ビット信号に対応した、予め定める定電圧の第1お
よび第2のパルス信号をそれぞれ生成するスイッチング
回路と、前記第1および第2のパルス信号をアナログ信
号に復調して出力するローパスフィルタと、前記第1の
パルス信号を減衰して、第1のフィードバック信号とし
て出力する第1の減衰器と、前記第2のパルス信号を減
衰して、第2のフィードバック信号として出力する第2
の減衰器とを備え、前記第1のパルス信号が出力される
出力端および前記第2パルス信号が出力される出力端の
間に0電圧を印加するタイミングを設けた3値ΔΣ変調
のスイッチング増幅器であって、前記2つの減衰器のう
ち、少なくとも何れか一方の減衰率を可変とし、前記ス
イッチング回路の両出力端の電位差を検出する電位差検
出手段と、前記電位差検出手段からの出力を周波数分析
する周波数分析手段と、前記周波数分析手段の分析結果
から、任意の周波数成分の最小値レベルを検出する最小
値検出手段と、前記最小値レベルが最小になるように、
前記減衰器の減衰率を変化させるフィードバックゲイン
変更手段とを含む。
【0053】また、請求項3の発明に係るΔΣ変調を用
いるスイッチング増幅器は、以上のように、所望とする
再生周波数帯域内に亘る総ての周波数成分の最小値の
ーバオール値が最も小さくなるように、フィードバック
ゲインを調整する。
【0054】それゆえ、2つのフィードバックループ間
のゲイン差を抑制し、そのゲイン差によるノイズを抑制
することができる。
【0055】さらにまた、請求項4の発明に係るΔΣ変
調を用いるスイッチング増幅器は、以上のように、電位
差検出手段からフィードバックゲイン変更手段までの間
に聴感補正フィルタをさらに介在し、聴感上、ノイズの
存在を許容することができる聴感特性に沿って、各周波
数成分のノイズレベルを抑制するようにフィードバック
ゲインを調整する。
【0056】それゆえ、聴感特性を考慮して、必要な成
分に効率的にダイナミックレンジを確保することができ
る。
【0057】また、請求項5の発明に係るΔΣ変調を用
いるスイッチング増幅器は、以上のように、アルゴリズ
ム上、ノイズレベルが高くなる成分や、ダイナミックレ
ンジ確保のために抑制することが有効な成分などの、特
にノイズレベルを抑制したい成分に関して行われる零点
制御の零点周波数の成分の最小値が最も小さくなるよう
に、フィードバックゲインを調整する。
【0058】それゆえ、注目する周波数成分が少なくて
も、効率的にダイナミックレンジを確保することがで
き、前記周波数分析や最小値検出の演算処理を軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のΔΣ変調回路を用いる
スイッチング増幅器の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1で示すスイッチング増幅器におけるΔΣ変
調回路の具体的構成を示す電気回路図である。
【図3】本発明の実施の他の形態のΔΣ変調回路を用い
るスイッチング増幅器の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図4】典型的な従来技術のΔΣ変調回路を用いるスイ
ッチング増幅器の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】2値ΔΣ変調を行うスイッチング増幅器に用い
られる定電圧スイッチの一構成例を示す電気回路図であ
る。
【図6】図5で示す定電圧スイッチの動作を説明するた
めの波形図である。
【図7】3値ΔΣ変調を行うスイッチング増幅器に用い
られる定電圧スイッチの他の構成例を示す電気回路図で
ある。
【図8】図7で示す定電圧スイッチの動作を説明するた
めの波形図である。
【図9】従来技術の3値ΔΣ変調のスイッチング増幅器
において、フィードバックループゲインに誤差がある場
合の量子化ノイズ特性を示すグラフである。
【符号の説明】
9b 定電圧スイッチ 21,41 スイッチング増幅器 22 アナログ信号源 23 ΔΣ変調回路 24 積分器・加算器群 25 ローパスフィルタ 26 スピーカ 27 量子化回路 31 電位差検出回路(電位差検出手段) 32 周波数分析回路(周波数分析手段) 33 最小値ホールド回路(最小値検出手段) 34 ゲイン変更回路(フィードバックゲイン変更手
段) 42 聴感補正フィルタ FB1 減衰器(フィードバックゲイン変更手段) FB2 減衰器 M11,M12,M2〜M7 積分器 Q1,Q2 2値量子化器 R1,R2,R3 抵抗 R10,R20,R30,R40,R50,R60,R
70 抵抗 R21,R31,R41,R51,R61,R71
入力抵抗 VR1 可変抵抗器(フィードバックゲイン変更手
段) VD1,VD2 分圧抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 3/217 H03G 3/30 H03M 3/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ΔΣ変調回路が差動の入力信号をΔΣ変調
    し、その変調信号に応答してスイッチング回路が電源か
    らの予め定める定電圧をスイッチングし、そのスイッチ
    ング出力をローパスフィルタによってアナログ変換して
    出力するとともに、前記スイッチング回路の両出力端の
    電圧を、減衰器を介するフィードバックループによって
    前記ΔΣ変調回路の入力側へ負帰還するようにしたΔΣ
    変調を用いるスイッチング増幅器において、上記スイッチング増幅器は、上記両出力端間に0電圧を
    印加するタイミングが設けられた3値ΔΣ変調のスイッ
    チング増幅器であって、 前記スイッチング回路からのフィードバック信号をそれ
    ぞれ減衰する2つの減衰器のうち、少なくとも何れか一
    方の減衰率を可変とし、 前記スイッチング回路の両出力端の電位差を検出する電
    位差検出手段と、 前記電位差検出手段からの出力を周波数分析する周波数
    分析手段と、 前記周波数分析手段の分析結果から、任意の周波数成分
    の最小値レベルを検出する最小値検出手段と、前記最小値レベルが最小になるように、 前記減衰器の減
    衰率を変化させるフィードバックゲイン変更手段とを含
    むことを特徴とするΔΣ変調を用いるスイッチング増幅
    器。
  2. 【請求項2】差動の入力信号と、第1および第2のフィ
    ードバック信号とが入力される積分器・加算器群と、 前記積分器・加算器群の出力を、予め定められるそれぞ
    れの量子化基準値でそれぞれレベル弁別し、+1ビット
    信号および−1ビット信号の2つのスイッチング信号を
    それぞれ作成する第1および第2の2値量子化器と、 前記各+1ビット信号および−1ビット信号に対応し
    た、予め定める定電圧の第1および第2のパルス信号を
    それぞれ生成するスイッチング回路と、 前記第1および第2のパルス信号をアナログ信号に復調
    して出力するローパスフィルタと、 前記第1のパルス信号を減衰して、第1のフィードバッ
    ク信号として出力する第1の減衰器と、 前記第2のパルス信号を減衰して、第2のフィードバッ
    ク信号として出力する第2の減衰器とを備え、 前記第1のパルス信号が出力される出力端および前記第
    2パルス信号が出力される出力端の間に0電圧を印加す
    るタイミングを設けた3値ΔΣ変調のスイッチング増幅
    器であって、 前記2つの減衰器のうち、少なくとも何れか一方の減衰
    率を可変とし、 前記スイッチング回路の両出力端の電位差を検出する電
    位差検出手段と、 前記電位差検出手段からの出力を周波数分析する周波数
    分析手段と、 前記周波数分析手段の分析結果から、任意の周波数成分
    の最小値レベルを検出する最小値検出手段と、 前記最小値レベルが最小になるように、前記減衰器の減
    衰率を変化させるフィードバックゲイン変更手段とを含
    むことを特徴とするΔΣ変調を用いるスイッチング増幅
    器。
  3. 【請求項3】前記最小値検出手段は、所望とする再生周
    波数帯域内に亘る総ての周波数成分の最小値をホールド
    しており、前記フィードバックゲイン変更手段は、前記
    ホールド値のオーバオール値が最も小さくなるように、
    前記減衰器の減衰率を変化することを特徴とする請求項
    1または2記載のΔΣ変調を用いるスイッチング増幅
    器。
  4. 【請求項4】前記電位差検出手段から前記フィードバッ
    クゲイン変更手段の間に介在される聴感補正 フィルタを
    さらに備え、 前記最小値検出手段は、所望とする再生周波数帯域内に
    亘る総ての周波数成分の最小値レベルをホールドしてお
    り、前記フィードバックゲイン変更手段は、所望とする
    聴感特性に沿って、各周波数成分の最小値レベルが最も
    小さくなるように、前記減衰器の減衰率を変化すること
    を特徴とする請求項1または2記載のΔΣ変調を用いる
    スイッチング増幅器。
  5. 【請求項5】前記ΔΣ変調回路の積分器・加算器群内
    に、零点制御のための部分帰還ループを形成し、 前記最小値検出手段は、前記零点周波数の成分の最小値
    レベルをホールドしており、前記フィードバックゲイン
    変更手段は、そのホールド値が最も小さくなるように、
    前記減衰器の減衰率を変化することを特徴とする請求項
    1または2記載のΔΣ変調を用いるスイッチング増幅
    器。
JP06971199A 1999-03-16 1999-03-16 Δς変調を用いるスイッチング増幅器 Expired - Lifetime JP3516878B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06971199A JP3516878B2 (ja) 1999-03-16 1999-03-16 Δς変調を用いるスイッチング増幅器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06971199A JP3516878B2 (ja) 1999-03-16 1999-03-16 Δς変調を用いるスイッチング増幅器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000269761A JP2000269761A (ja) 2000-09-29
JP3516878B2 true JP3516878B2 (ja) 2004-04-05

Family

ID=13410705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06971199A Expired - Lifetime JP3516878B2 (ja) 1999-03-16 1999-03-16 Δς変調を用いるスイッチング増幅器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3516878B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003018009A (ja) 2001-06-29 2003-01-17 Mitsubishi Electric Corp デジタルアナログコンバータ
JP4710298B2 (ja) * 2003-11-26 2011-06-29 ヤマハ株式会社 D級増幅器
CN100468960C (zh) * 2003-11-26 2009-03-11 雅马哈株式会社 D类放大器
JP2007036736A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Sharp Corp デジタルスイッチングアンプ
CN102684699B (zh) 2006-05-21 2015-03-18 株式会社特瑞君思半导体 声音再现用数据变换装置
JP4836736B2 (ja) * 2006-09-29 2011-12-14 株式会社東芝 デジタル・アナログ変換回路
JP4704328B2 (ja) * 2006-12-27 2011-06-15 シャープ株式会社 Δς変調器、および、δς変調型デジタルアナログ変換器
JP4805177B2 (ja) * 2007-01-31 2011-11-02 シャープ株式会社 ディジタルアンプ、および、ディジタルアンプの制御方法
JP5396588B2 (ja) 2008-06-16 2014-01-22 株式会社 Trigence Semiconductor デジタルスピーカー駆動装置,デジタルスピーカー装置,アクチュエータ,平面ディスプレイ装置及び携帯電子機器
CN104901693B (zh) 2009-12-09 2018-07-10 株式会社特瑞君思半导体 选择装置
CN106375909A (zh) 2009-12-16 2017-02-01 株式会社特瑞君思半导体 音响系统
JP5791536B2 (ja) * 2012-02-02 2015-10-07 日置電機株式会社 信号測定装置
JP2015198371A (ja) * 2014-04-01 2015-11-09 ローム株式会社 オーディオ出力回路およびそれを用いた電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000269761A (ja) 2000-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Self Small signal audio design
US6044162A (en) Digital hearing aid using differential signal representations
US6271780B1 (en) Gain ranging analog-to-digital converter with error correction
JP3516878B2 (ja) Δς変調を用いるスイッチング増幅器
KR100805437B1 (ko) D급 증폭기
EP3229371A1 (en) Audio amplifier system
US20100318205A1 (en) Signal processing apparatus and signal processing method
US7091893B2 (en) Loudspeaker control circuit
KR102374789B1 (ko) 차지 펌프 잡음을 감소시키기 위한 신호 경로의 잡음 전달 함수의 제어
US10404248B2 (en) Calibration of a dual-path pulse width modulation system
JPH01235419A (ja) 可変利得アナログ・デジタル符号器およびデジタルワード供給方法
JP2888299B2 (ja) 可聴周波数電気信号処理装置
JP3445179B2 (ja) Δς変調を用いるスイッチング増幅器
JP3881402B2 (ja) 振幅調整回路および方法
JP3473766B2 (ja) Δς変調回路の発振検知方法及び発振抑制方法
JP3527133B2 (ja) 1ビット信号再生装置
JPH1117478A (ja) 電力増幅装置
KR101121265B1 (ko) 증폭기 장치 및 증폭 방법
JPH05347563A (ja) D/a変換装置
US5142164A (en) Subharomic noise reduction circuit
US20120257769A1 (en) Method, system and apparatus for improving the sonic quality of an audio signal
JPH0555917A (ja) A/dコンバータ
JP3063268B2 (ja) 音声信号増幅回路
JPH09121160A (ja) A/dコンバータ
KR20220091079A (ko) 아날로그-디지털 변환기

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term