JP3516784B2 - 既設管のライニング工法 - Google Patents

既設管のライニング工法

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JP3516784B2
JP3516784B2 JP25352295A JP25352295A JP3516784B2 JP 3516784 B2 JP3516784 B2 JP 3516784B2 JP 25352295 A JP25352295 A JP 25352295A JP 25352295 A JP25352295 A JP 25352295A JP 3516784 B2 JP3516784 B2 JP 3516784B2
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康 北山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、老朽化した既設管
を更生するために実施されるライニング工法に関し、特
に、断面が四角形、卵形状等のように円形状とは異なっ
た異形の断面を有する既設管を更生するために好適に実
施されるライニング工法に関する。
【0002】
【従来の技術】下水管等の既設管が老朽化すると、合成
樹脂製の帯状のプロファイルを使用して既設管をライニ
ングする工法が実施されている。このライニング工法で
は、通常、マンホール内に設置された製管機によって、
可撓性の帯状プロファイルを螺旋管に成形しつつ、成形
された螺旋管を既設管内に挿入することにより、螺旋管
を既設管内に回転しつつ推進させるようになっている。
【0003】このようなライニング工法では、既設管の
断面が、通常、円形状になっているために、既設管内に
挿入された螺旋管は、既設管の内周面に沿って円滑に回
転して推進することができる。しかしながら、既設管
が、ボックスカルバートのように、断面が矩形状の場合
には、既設管内に挿入された螺旋管は、既設管の内周面
に沿って円滑に回転することができず、このようなライ
ニング工法を実施することができない。
【0004】特公平3−11611号公報には、既設管
内に配置される製管機が、既設管の内周面に沿って回転
しつつ推進することにより、既設管内に導入されたプロ
ファイルを、既設管内周面に沿った螺旋管に成形し、こ
の成形された螺旋管によって既設管内周面をライニング
する工法が開示されている。このライニング工法に使用
される製管機は、リング状のフレームに固定された一対
のローラーを有しており、これらのローラー間にプロフ
ァイルが導入されると、フレームが既設管内を回転しつ
つ管軸方向に推進することにより、プロファイルは、既
設管の内周面に沿った螺旋管とされる。
【0005】このようなライニング工法では、製管機が
リング状のフレームに固定されているために、そのフレ
ームの内径に対応した一定の直径の断面円形状の螺旋管
しか製造することができない。このために、ボックスカ
ルバートのような断面が矩形状の既設管の場合には、既
設管内に挿入することができる断面円形状の螺旋管でな
ければ既設管の内周面をライニングすることができず、
その結果、既設管の有効断面積に対してプロファイルの
有効断面積が著しく小さくなるという問題がある。ま
た、既設管路が屈曲しているような場合には、リング状
のフレームを有する製管機では、その屈曲部分に対応し
た屈曲状態の螺旋管を製造できないという問題もある。
【0006】これに対して、断面矩形状の既設管内周面
に沿って転動する押圧ローラーと、この押圧ローラーに
対向して周回移動する駆動ローラーと、既設管内周面に
対向した状態で周回移動する複数のガイドローラーとを
有する製管機によって、プロファイルを、既設管内周面
に沿った断面の管状に成形し、そのプロファイルによっ
て断面長方形状の既設管の内周面をライニングする工法
も提案されている。このようなライニング工法では、製
管機によって管状に成形されたプロファイルが既設管の
内周面に密着した状態になるために、断面長方形状の既
設管の内周面を、全周にわたってライニングすることが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなライニング工法では、既設管の内周面と、管状に形
成されたプロファイルとが密着した状態になっているた
めに、既設管とプロファイルとの間に裏込め材を全体に
わたって確実に充填することが容易にできないという問
題がある。このために、既設管内周面をライニングする
プロファイルは、既設管内周面との間に裏込め材が充填
されないことにより間隙があいた状態になり、既設管内
周面をライニングするプロファイルの剛性が著しく低下
するおそれがある。
【0008】断面円形状の既設管の場合には、既設管内
周面をプロファイルによってライニングする前に、予
め、裏込め材を充填するためのパイプを、既設管内の管
軸方向に沿って配置することが実施されている。この場
合には、既設管の内周面がプロファイルによってライニ
ングされると、既設管内に配置されたパイプに裏込め材
が通流されて、パイプの周面に設けられた透孔から裏込
め材が流出することによって、あるいは、パイプの端部
から裏込め材を流出させつつその端部を既設管の軸方向
に沿って移動させることによって、既設管とプロファイ
ルとの間に裏込め材が充填される。
【0009】しかし、断面が矩形状の既設管の内周面
を、既設管内に配置された製管機を回転させつつ管軸方
向に移動させてライニングする場合には、既設管内にパ
イプが配置されていると、製管機の押圧ローラーが既設
管内周面を転接することができず、従って、プロファイ
ルを管状に成形することができない。
【0010】断面矩形状になった既設管の場合には、プ
ロファイルを、既設管の内周面に対して適当な間隔をあ
けた状態で、既設管の断面と同様の断面形状の管状に成
形することができれば、既設管内周面とプロファイルと
の間に、全体にわたって確実に裏込め材を充填すること
ができる。しかし、可撓性のプロファイルを、断面矩形
状の管に成形するためには、プロファイルの一部を金属
等の補強具によって塑性変形させなければならず、製造
が容易でないという問題がある。
【0011】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、断面矩形状等の既設管に対して
も、可撓性のプロファイルを同様の断面形状の管に容易
に成形することができ、しかも、プロファイルと既設管
との間に裏込め材を容易にかつ確実に充填することがで
きる既設管のライニング工法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の既設管のライニ
ング工法は、透孔が設けられた平滑な側面プレート部を
有する中空の箱状になった金属製のスペーサーを、その
側面プレート部が既設管の内周面に対して一定の間隔を
あけた状態となるように、既設管内にほぼ全体にわたっ
て配置する工程と、既設管内に配置されたスペーサーの
側面プレート部に接触させて、両端に係合部を有する可
撓性のプロファイルを螺旋状に巻回して環状に成形する
工程と、スペーサーの内部に裏込め材を充填する工程
と、を包含することを特徴とするものであり、そのこと
により上記目的が達成される。
【0013】また、本発明の既設管のライニング工法
は、透孔が設けられた平滑な側面プレート部を有する中
空の箱状になったスペーサーを、その側面プレート部が
既設管の内周面に対して一定の間隔をあけた状態となる
ように、既設管内にほぼ全体にわたって配置する工程
と、既設管内に配置されたスペーサーの側面プレート部
を転接する押圧ローラーと、その押圧ローラーに対向し
た状態で周回移動する駆動ローラーと、スペーサーの側
面プレート部に対向した状態で周回移動する複数のガイ
ドローラーとを有する製管機を既設管内に配置して、可
撓性のプロファイルを各ガイドローラーに螺旋状に巻回
して押圧ローラーと駆動ローラーとの間を通過させ、各
ローラーの周回移動によって管状に成形する工程と、ス
ペーサーの内部に裏込め材を充填する工程と、を包含す
ることを特徴とするものであり、そのことにより上記目
的が達成される。
【0014】前記既設管の断面形状が、矩形状である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の既設管のライニング工法
の実施状態の一例を示すボックスカルバートの概略縦断
面図、図2は、図1のA−A線における断面図である。
本発明の既設管のライニング工法では、例えば、断面が
正方形状になった異形管であるボックスカルバート20
の内周面を、帯状になった可撓性を有する合成樹脂製の
プロファイル10によってライニングする。
【0017】ボックスカルバート20は、図2に示すよ
うに、断面が正方形状になっており、図1に示すよう
に、一対のマンホール28および29間に設けられてい
る。そして、一方のマンホール29から挿入される帯状
のプロファイル10によって、ボックスカルバート20
の内周面がライニングされる。
【0018】断面正方形状のボックスカルバート20の
内周面を、プロファイル10によってライニングするに
際して、図2に示すように、まず、ボックスカルバート
20の底面21、各側面22、および上面23に、スペ
ーサー31がそれぞれボックスカルバート20のほぼ全
体にわたって配置される。図3は、ボックスカルバート
20の底面21上に設置されるスペーサー31の斜視図
である。このスペーサー31は、平坦な中空の直方体状
の形成されたフレーム31aと、ボックスカルバート2
0の底面21上に載置されてその底面21に対向する底
面プレート部31bと、ボックスカルバート20の底面
21に平行になった内周側の側面プレート部31cとを
有する中空の箱状になっている。側面プレート部31c
は、多数の透孔31dが形成されたパンチングメタルに
よって構成されている。フレーム31aの底面プレート
部31bおよび側面プレート部31cを除く各側面は、
ネット31eによってそれぞれ覆われている。
【0019】各スペーサー31は、ボックスカルバート
20の底面21上に、管軸方向に沿って密着した状態で
並べられるようになっている。そして、管軸方向に直交
する一方のネット31eの各側方に位置するフレーム3
1a部分には、ボックスカルバート20の軸方向に沿っ
て延出して下方に屈曲された連結具31fがそれぞれ設
けられている。各連結具31fが設けられたフレーム3
1aとは反対側のフレーム31a部分には、各連結具3
1fが係止する係合具31gがそれぞれ設けられてい
る。
【0020】このようなスペーサー31は、ボックスカ
ルバート20の底面21上に、ボックスカルバート20
の管軸方向に沿って並べられ、各スペーサー31のフレ
ーム31aに設けられた連結具31fが、隣接するスペ
ーサー31のフレーム31aに設けられた係合具31g
に係止することにより、隣接するスペーサー31同士が
相互に連結される。スペーサー31は、ボックスカルバ
ート20における底面21のほぼ全域にわたって配置さ
れる。
【0021】各スペーサー31のフレーム31a内に
は、ボックスカルバート20の管軸方向に沿うように配
置されたチューブ31mが設けられている。このチュー
ブ31mは、ボックスカルバート20の管軸方向と直交
する方向に沿った各ネット31e間に架設された状態で
取り付けられている。チューブ31mの一方の端部に
は、隣接する各スペーサー31同士が連結された際に、
各スペーサー31に設けられたチューブ31m同士が連
結されるように、受け口31nが設けられている。チュ
ーブ31mの受け口31nにおける開口部および他方の
端部開口部は、各ネット31eから露出した状態になっ
ている。
【0022】各チューブ31mは、各スペーサー31が
ボックスカルバート20内における配置位置に応じて、
周面に多数の透孔31pが設けられる。すなわち、帯状
のプロファイル10が導入される一方のマンホール29
に近接して配置されるスペーサー31のチューブ31m
には、透孔31pは設けられず、このマンホール29か
ら離れた位置であるマンホール28の近傍に配置される
スペーサー31に設けられたチューブ31mは、周面に
多数の透孔31pが形成されている。
【0023】また、プロファイル30が導入されるマン
ホール29に近接したボックスカルバート20内に配置
される複数のスペーサー31には、チューブ31mとは
別のチューブ31sが配置されている。従って、マンホ
ール29に近接したボックスカルバート20内に配置さ
れる複数のスペーサー31には、2本のチューブ31m
および31sが設けられている。このスペーサー31s
の周面には、多数の透孔が設けられている。
【0024】ボックスカルバート20の各側面22上お
よび上面23上に配置される各スペーサー31も同様の
構成になっており、各側面22および上面23に、各ス
ペーサー31が、既設管のほぼ全体にわたって連結状態
で配置される。
【0025】ボックスカルバート20の底面21、各側
面22および上面23には、プロファイル10が導入さ
れるマンホール29に近接した部分から、スペーサー3
1が順番に配置されて、アンカーボルトによって底面2
1、各側面22および上面23に固定される。隣接する
各スペーサー31同士は、連結具31fおよび係合具3
1gによって連結されるとともに、各スペーサー31内
に配置されたチューブ31m同士も相互に連結される。
また、スペーサー31内にチューブ31sが配置されて
いる場合には、各チューブ31s同士も連結される。こ
れにより、ボックスカルバート20の底面21、各側面
22および上面23には、ほぼ全体にわたって、相互に
連結された状態で配置されたスペーサー31によって覆
われた状態になり、ボックスカルバート20の底面2
1、各側面22および上面23は、底面21、各側面2
2および上面23に対して、それぞれ、適当な間隔をあ
けて平行になった側面プレート部31cによって覆われ
た状態になる。
【0026】このような状態になると、これらのスペー
サー31内に配置された各チューブ31mは、相互に連
結された状態になり、プロファイル30が導入されるマ
ンホール29内から、他方のマンホール28に近接して
配置されたスペーサー31まで、ほぼ全体にわたって各
チューブ31mが挿通している。さらに、プロファイル
30が導入されるマンホール29に近接した部分に配置
された複数のスペーサー31内には、チューブ31mと
は別のチューブ31sが、連結された状態で挿通してい
る。各チューブ31mおよび31s内には、後述するよ
うに、裏込め材が通流される。
【0027】このように、ボックスカルバート20の底
面21、各側面22、および上面23がスペーサー31
によってそれぞれ覆われた状態になると、各スペーサー
31の各側面プレート部31cによって囲まれた領域
が、プロファイル10を螺旋状に巻回して構成される螺
旋管によってライニングされる。
【0028】図4は、ボックスカルバート20の内周面
のライニングに使用されるプロファイル10の一例を示
す断面図である。このプロファイル10は、帯板状の基
板本体部11を有している。この基板本体部11は、例
えば、厚さが2〜4mm程度になっており、その幅方向
の一方の側縁部には、基板本体部11の厚さ分だけ外側
に位置する段落ち部12が設けられている。この段落ち
部12には、一方の表面に突出する半円環状のソケット
13が、基板本体部11の長手方向に沿って設けられて
いる。このソケット13は、基板本体部11が突出する
表面とは反対側の表面に開口した状態になっている。
【0029】ソケット13の内部は、開口側部分が狭
く、内奥側が円弧状に広がっている。ソケット13は、
開口部の一方の内面に形成された抜け止め段差13aを
有している。半円環状のソケット13の外側の周面に
は、段落ち部12とは平行になったフランジ部13bが
設けられている。
【0030】ソケット13の側方には、段落ち部12の
一部を構成する平坦部12bが連続しており、その平坦
部12bの側縁部、すなわち、基板本体部11の側縁部
には、ソケット13の突出側方向であって基板本体部1
1の外側に斜めに延出する斜め係止リブ14が長手方向
に連続して設けられている。
【0031】基板本体部11は、ソケット13、斜め係
止リブ14等が設けられた表面が外周側になるように、
ボックスカルバート20の内周面に沿って螺旋状に巻回
される。
【0032】基板本体部11の斜め係止リブ14が設け
られた側縁とは反対側に位置する側縁の近傍部分の表面
には、基板本体部11に対してソケット13の突出方向
と同方向に垂直に立ち上げられた嵌合突条15が、基板
本体部11の長手方向に沿って連続して設けられてい
る。この嵌合突条15は、基板本体部11の表面から垂
直に立ち上がった支柱部15aと、その支柱部15aの
先端に設けられた断面円形状の嵌合部15bとを有して
いる。嵌合部15bは、段落ち部12に設けられたソケ
ット13の中空の断面と整合した断面形状になってお
り、ソケット13の内周面に設けられた抜け止め段差1
3aに係止する段差が設けられている。
【0033】基板本体部11の表面には、嵌合突条15
に近接して、エラストマー等の軟質弾性体によって構成
された帯状の滑り防止材16が、長手方向に連続して基
板本体部11に一体に取り付けられている。この滑り防
止材16の厚さは1.5mm程度である。
【0034】また、基板本体部11の外側面には、嵌合
突条15に対して適当な間隔をあけて、嵌合突条15と
同方向に突出する係合リブ17が設けられている。この
係合リブ17は、基板本体部11から垂直に立ち上がっ
た支柱部17aと、この支柱部17aの先端部にて嵌合
突条15側に突出した係合部17bと、支柱部17aの
先端部にて、係合部17bの突出方向とは反対方向に突
出した補強部17cとを有している。
【0035】この係合リブ17の係合部17bと支柱部
17aとの間には、図4に二点鎖線で示すように、基板
本体部11が螺旋状に巻回されてソケット13内に嵌合
突条15が嵌合された際に、斜め係止リブ14の先端部
が係合されるようになっている。
【0036】基板本体部11の表面には、この係合リブ
17とソケット13とのほぼ中間部に、係合リブ17と
同方向に突出する補強リブ18が設けられている。この
補強リブ18は、基板本体部11から垂直に立ち上がっ
た支柱部18aと、この支柱部18aの先端部にて、左
右の両側方に突出するフランジ部18bとを有してい
る。
【0037】このような構成のプロファイル10は、基
板本体部11、段落ち部12、ソケット13、斜め係止
リブ14、嵌合突条15、各係合リブ17および補強リ
ブ18が、可撓性を有するポリエチレン、ポリプロピレ
ン、塩化ビニル等の合成樹脂によって一体的に成形され
ており、また、エラストマー等の軟質弾性体によって構
成された帯状の滑り防止材16は、基板本体部11等を
押出成型する際に、一体的に押し出されることによって
基板本体部11に取り付けられている。
【0038】プロファイル10は、ボックスカルバート
20内に配置された製管機40によって、螺旋状に巻回
されて、図4に二点鎖線で示すように、段落ち部12に
設けられたソケット13内に、嵌合突条15が嵌合され
るとともに、斜め係止リブ14の先端部が、係合リブ1
7の係合部17bと支柱部17aとの間に係合される。
ソケット13内に嵌合された嵌合突条15は、ソケット
13の抜け止め段差13aに係止して抜け止め状態にさ
れる。これにより、プロファイル10は、管状に成形さ
れて保持される。
【0039】プロファイル10を管状に成形するため
に、図5および図6に示す製管機40が使用される。図
5は、製管機40の使用状態を示すボックスカルバート
20の断面図、図6はその要部の拡大図である。製管機
40は、図2および図5に示すように、相互に対向する
位置にて平行に配置された一対の駆動ローラー41と、
各駆動ローラー41の間にて周方向に等しい間隔をあけ
てそれぞれが平行に配置された複数の案内ローラー42
とを有している。各駆動ローラー41および各案内ロー
ラー42は、それぞれ支持軸43に支持されており、螺
旋状に巻回されるプロファイル10の内周面に転接して
周回移動するようになっている。各案内ローラー42
は、支持軸43に回転可能に支持されているが、各駆動
ローラー41は、支持軸43と一体になって回転するよ
うに支持軸43に支持されている。
【0040】各支持軸43のそれぞれの端部は、隣接す
る各支持軸43のそれぞれの端部に、平板状をしたリン
クアーム44aによって、それぞれ回動可能に連結され
ている。従って、各案内ローラー42および各駆動ロー
ラー41の一方の端部同士を連結する各リンクアーム4
4aは、折り曲げ可能になった無端環状のフレーム44
をそれぞれ形成している。隣接する一位のリンクアーム
44a同士は、相互に一直線に並んだ状態から内周方向
へ所定の角度だけ回動し得るように構成されている。
【0041】各フレーム44は、隣接するリンクアーム
44a同士が相互に屈曲されて、図2に示すように、ボ
ックスカルバート20の断面形状に対応した矩形状に構
成される。各フレーム44の長さは、ボックスカルバー
ト20の内周面に配置された各スペーサー31における
側面プレート部31の周方向長さに基づいて、予め、設
定されている。
【0042】図6に示すように、各駆動ローラー41の
一方の端部は、プロファイル10の段落ち部12内に嵌
合し得る大径部41aになっており、その大径部41a
には、プロファイル10の段落ち部12に設けられたソ
ケット13内に嵌合し得る鍔部41bが設けられてい
る。
【0043】図5に示すように、この駆動ローラー41
が支持された支持軸43は、ギアボックス45を介し
て、油圧モーター46に連結されており、油圧モーター
46によって、駆動ローラー41が支持軸43と一体と
なって所定方向に回転されるようになっている。
【0044】図6に示すように、駆動ローラー41の外
周側には、駆動ローラー41と平行になった押圧ローラ
ー47が対向状態で配置されており、この押圧ローラー
47と駆動ローラー41との間に、螺旋状に巻回される
プロファイル10が通過するようになっている。この押
圧ローラー47は、駆動ローラ41の支持軸43と同様
の支持軸47xを有しており、この支持軸47xの一方
の端部には、プロファイル10の斜め係止リブ14とソ
ケット13との間に嵌合する大径ローラー部47aと、
ソケット13と補強リブ18との間に嵌合する大径ロー
ラー部47bとが、端面側からそれぞれ順番に設けられ
ている。さらに、その大径ローラー部47bの側方に
は、螺旋状に巻回されたプロファイル10の係合リブ1
7に係止した斜め係止リブ14とソケット13との間に
嵌合して、段落ち部12を押圧する大径ローラー部47
cと、そのソケット13と補強リブ18との間の段落ち
部12の端部を押圧する大径ローラー部47dと、補強
リブ18と係合リブ17との間に嵌合して基板本体11
を押圧する大径ローラー部47eとが、連続して順番に
設けられている。
【0045】さらにまた、その大径ローラー部47eの
側方には、螺旋状に巻回されたプロファイル10の係合
リブ17に係止した斜め係止リブ14とソケット13と
の間に嵌合する大径ローラー部47fと、そのソケット
13と補強リブ18との間の段落ち部12の端部を押圧
する大径ローラー部47gと、補強リブ18と係合リブ
17との間に嵌合して基板本体11を押圧する大径ロー
ラー部47hとが、連続して順番に設けられている。そ
して、その大径ローラー部47hの側方には、螺旋状に
巻回されたプロファイル10の係合リブ17に係止した
斜め係止リブ14とソケット13との間に嵌合する大径
ローラー部47mと、そのソケット13と補強リブ18
との間の段落ち部12の端部を押圧する大径ローラー部
47nとが設けられている。
【0046】大径ローラー部47aと47bとの間、大
径ローラー部47bと47cとの間の大径ローラー部4
7bに近接部分、大径ローラー部47fと47gとの
間、大径ローラー部47gと47hとの間、大径ローラ
ー部47mと47nとの間、大径ローラー部47nの側
方部分のそれぞれにおける押圧ローラー47の表面に
は、ローレット加工部47pが設けられており、各ロー
レット加工部47pに、プロファイル10の各フランジ
部がそれぞれ当接するようになっている。
【0047】このような構成の製管機40を使用しての
本発明のライニング工法は、次のように実施される。
【0048】まず、プロファイル10が導入されるマン
ホール29に近接したボックスカルバート20の底面2
1上、各側面22上、および上面23上に、一対のチュ
ーブ31mおよび31sを有するスペーサー31をそれ
ぞれ配置して、アンカーボルトによって底面21、各側
面22、および上面23にそれぞれ固定する。そして、
固定された各スペーサー31の管軸方向にに隣接して、
一対のチューブ31mおよび31sを有するスペーサー
31をそれぞれ連結して、アンカーボルトによって底面
21、各側面22、および上面23に固定する。このと
き、各スペーサー31のチューブ31m同士、および3
1s同士も連結する。以下、同様にして、底面21、各
側面22、および上面23に固定された各スペーサー3
1に、順次スペーサー31を連結して固定する。
【0049】プロファイル10が導入されるマンホール
29から適当な長さにわたって、チューブ31mおよび
31sを有するスペーサー31が配置されると、その後
は、チューブ31mだけが設けられたスペーサー31
が、順番に連結される。
【0050】このようにして、ボックスカルバート20
の底面21、各側面22、および上面23のほぼ全体に
わたってスペーサー31が固定されると、底面21、各
側面22、および上面23は、底面21、各側面22、
および上面23とは適当な間隔をあけたスペーサー31
の側面プレート部31cによって覆われた状態になる。
また、底面21、各側面22、および上面23の全体に
わたって、チューブ31mが挿通しており、さらに、プ
ロファイル10が導入されるマンホール29に近接した
部分には、チューブ31sが挿通している。
【0051】他方、プロファイル10が導入されるマン
ホール29内にて製管機40が組み立てられる。製管機
40のフレーム44は、予め、ボックスカルバート20
内に配置された各スペーサー31の側面プレート部31
cの周方向長さに対応して調整されている。そして、マ
ンホール29の開口部に近接した地表に、プロファイル
10を巻回したプロファイルドラム51が配置されて、
プロファイル10がマンホール29内に導入される。プ
ロファイルドラム51は、支持台52上に垂直軸回りに
回転可能に載置されている。
【0052】マンホール29内に導入されたプロファイ
ル10は、製管機40の一方の駆動ローラー41と押圧
ローラー47との間に挿入されて、各ガイドローラー4
2の外側に沿って2〜3周程度にわたって螺旋状に巻回
され、隣接するプロファイル10の一方に設けられた段
落ち部12のソケット13内に、他方のプロファイル1
0の嵌合突条15が嵌合されるとともに、斜め係止リブ
14の先端部が、係合リブ17の係合部17bと支柱部
17aとの間に係合される。このようにして、プロファ
イル10は、2〜3周程度にわたって巻回されて、断面
円形状の管状に成形される。
【0053】このような状態になると、製管機40の各
フレーム44が、ボックスカルバート20内に配置され
た各スペーサー31における側面プレート部31cの断
面形状に対応した矩形状になるように、各フレーム44
の連続した複数のリンクアーム44aを所定の屈曲状態
で固定する。各フレーム44が矩形状に固定されると、
各フレーム44に支持された各駆動ローラー41および
ガイドローラー42を取り囲むプロファイル10も矩形
状に変形される。そして、製管機40は、矩形状に変形
されたプロファイル10とともに、ボックスカルバート
20内に位置される。
【0054】断面矩形状の管状に成形されたプロファイ
ル10は、製管機40とともにボックスカルバート20
内に位置されて、ボックスカルバート40の端部に、例
えば、アンカーボルトによって、あるいは、重量物を載
置することによって、固定される。これにより、管状に
成形されるプロファイル10は、ボックスカルバート2
0内にて回動しない状態とされる。
【0055】このような状態になると、各駆動ローラー
41が油圧モーター46によって回転される。油圧モー
ター46に対する配管48は、自在継手等によって回転
可能に接続されて、ボックスカルバート20内を、プロ
ファイル10が導入されるマンホール29から離れる方
向に挿通している。そして、他方のマンホール28を通
って、そのマンホール28の開口部近傍の地表に配置さ
れた圧力源49に接続されている。
【0056】各駆動ローラー41は、ボックスカルバー
ト20に対して固定された管状のプロファイル10の内
周面を螺旋状に転接して周回移動し、また、各駆動ロー
ラー41に対向して配置された各押圧ローラー47も、
プロファイル10の外周面を螺旋状に転接して周回移動
する。同時に、各ガイドローラー42も矩形状に固定さ
れたフレーム44に沿って周回移動する。そして、各駆
動ローラー41、各押圧ローラー47および各ガイドロ
ーラー42がボックスカルバート20に固定されたプロ
ファイル10に沿って周回移動すると、マンホール29
内からボックスカルバート20内に導入されたプロファ
イル10が、順次、各駆動ローラー41と押圧ローラー
47との間に引き込まれて、ボックスカルバート20に
固定されたプロファイル10のソケット13に、嵌合突
条15が嵌合される。
【0057】このとき、各駆動ローラー41に対向して
配置された各押圧ローラー47は、ボックスカルバート
20内に固定された各スペーサー31の各側面プレート
部31cを、順次、円滑に転接するために、プロファイ
ル10を円滑に螺旋管状に成形する。螺旋管状に成形さ
れるプロファイル10は、捩じれた状態になるが、地表
に配置されたプロファイルドラム51が支持台52上に
て、垂直軸回りに回転することにより、その捩じれが解
消される。なお、プロファイルドラム51は、垂直軸回
りに回転可能に吊り下げておいてもよい。
【0058】このようにして、各駆動ローラー41、各
押圧ローラー47、および各ガイドローラー42は、ボ
ックスカルバート20内を周回移動しつつ、プロファイ
ル10が導入されるマンホール29から遠ざかるように
移動する。そして、各駆動ローラー41および各押圧ロ
ーラー47の間を通過したプロファイル10は、弾性力
によって、各スペーサー31の側面プレート部31cに
密着した状態になり、ボックスカルバート20の内周面
を、その内周面に対して各スペーサー31の厚さ分だけ
内周側にてライニングする。
【0059】このようにして、ボックスカルバート20
の内周面が全体にわたってプロファイル10によりライ
ニングされると、ボックスカルバート20をライニング
する管状になったプロファイル10に対して、製管機4
0内に導入されるプロファイル10が切断される。そし
て、ボックスカルバート20をライニングする管状にな
ったプロファイル10から、製管機40が取り外され
る。
【0060】製管機40が取り外されると、ボックスカ
ルバート20の底面に配置されたスペーサー31内を挿
通するチューブ31sおよび31mに、セメントミルク
等の裏込め材が注入される。マンホール29の近傍に配
置されたチューブ31sは、その周面に設けられた透孔
から裏込め材が流出することにより、スペーサー31内
に充填されて、ボックスカルバート20の内周面と管状
になったプロファイル10との間に充填される。スペー
サー31内に充填された裏込め材は、ネット31eを通
過してスペーサー31の周囲にも充填されて、ボックス
カルバート20の内周面と管状になったプロファイル1
0との間に確実に充填される。また、裏込め材は、側面
プレート部31cに設けられた各透孔31dから流出
し、プロファイル10の外周面と一体化する。
【0061】プロファイル10には、適当な間隔を開け
て、プロファイル10とボックスカルバート20との間
に裏込め材が充填されたことを確認するための注入確認
孔が適当な間隔をあけて設けられており、各注入確認孔
から裏込め材がプロファイル10内に漏出することによ
って裏込め材の充填が確認される。
【0062】ボックスカルバート20のほぼ全体にわた
って挿通されたチューブ31mは、マンホール29の近
傍部分では、周面に透孔31pが形成されていないため
に、マンホール29の近傍部分では裏込め材が流出せず
に、マンホール29の遠方まで確実に通流する。そし
て、マンホール29の遠方側の領域にて、チューブ31
mの周面に設けられた透孔31pから裏込め材が流出し
て、ボックスカルバート20と管状になったプロファイ
ル10との間に裏込め材が充填される。
【0063】裏込め材は、ボックスカルバート20と管
状に形成されたプロファイル10との間に全体にわたっ
て確実に充填されるために、プロファイル10は、裏込
め材によって確実に補強され、裏込め材が部分的に充填
されないことによる剛性の低下を招来するおそれがな
い。
【0064】なお、プロファイル10とボックスカルバ
ート20との間の裏込め材の充填は、ボックスカルバー
ト20の全体にわたってプロファイル10によりライニ
ングした後に実施する構成に限らず、適当な長さにわた
ってプロファイル10がボックスカルバート20内周面
をライニングした際に、そのライニングされた距離だけ
裏込め材を充填するようにしてもよい。
【0065】また、本発明の既設管のライニング工法に
使用されるプロファイルは、上記実施例のような断面形
状に限定されるものではなく、例えば、既設管の内径が
小さい場合には、図7に示すように、補強リブ18の個
数を多くしてもよい。
【0066】さらに、図8(a)に示すように、帯板状
の基板本体部71の幅方向の一方の側縁部に、基板本体
部71の厚さ分だけ外側に位置する段落ち部72が設け
られたプロファイル70も使用される。基板本体部71
の他方の側縁部は、段落ち部72内に嵌合して重ね合わ
される重合部71aになっている。そして、重合部71
aには、断面円形状に突出した係合突条73が長手方向
に連続して設けられており、段落ち部72には、この係
合突条73が嵌合する係合凹部74が長手方向に連続し
て設けられている。
【0067】段落ち部72における基板本体71との接
続部には、断面台形状の補強ブロック75が設けられて
おり、また、基板本体部71における重合部71aに隣
接して断面台形状の係合ブロック76が設けられてい
る。この係合ブロック76の側面には、重合部71aが
重合された段落ち部72の端部が嵌入する係止凹溝76
aが、長手方向に連続して設けられている。補強ブロッ
ク75と係合ブロック76との間にも、断面台形状の補
強ブロック77が設けられている。
【0068】このような構成のプロファイル70は、図
8(b)に示すように、基板本体部71が螺旋状に巻回
されて、段落ち部72に、重合部71aが嵌合状態で重
合され、係合突条73が係合凹部74内に嵌合されると
ともに、段落ち部72の端部が係合ブロック76の係止
凹溝76a内に嵌入される。これにより、プロファイル
70は、管状に成形されて保持される。
【0069】図9(a)は、プロファイルのさらに他の
実施例を示す断面図である。このプロファイル80は、
帯板状の本体部材81と、この本体部材81を螺旋状に
巻回した際に相互に隣接する側縁部同士を接合する帯状
の嵌合部材82とを有している。本体部材81は、帯板
状の基板本体部81aの各側縁部にそれぞれ設けられた
嵌合部81bと、基板本体部81aの背面に等しい間隔
をあけて配置された断面T字状の複数の補強リブ81c
とを有している。
【0070】各嵌合部81bは、基板本体部81aの各
側縁部から直角に立ち上げられてそれぞれ外方に直角に
屈曲され、さらにその先端が直角に基板本体部81a側
に屈曲された断面コ字状になっている。そして、各嵌合
部81cの先端部には、コ字状の内側に断面半球状に突
出する係合部81dが設けられている。
【0071】帯状の嵌合部材82は、断面U字状をして
おり、図9(b)に示すように、本体部材81が螺旋状
に巻回されて、隣接する嵌合部81b同士が相互に突き
合わされた状態になると、突き合わされた状態の各嵌合
部81bを一体的に嵌合し得るようになっている。
【0072】いずれのプロファイル70および80を使
用する場合にも、ボックスカルバート20内にスペーサ
ー31が配置されて、製管機40によって螺旋状の管に
成形されるのは、前記実施例と同様である。
【0073】
【発明の効果】本発明の既設管のライニング工法は、こ
のように、既設管内に中空の箱状のスペーサーを配置し
て、スペーサーの内周面に沿って、製管機の押圧ローラ
ーを転接させて周回移動させることにより、プロファイ
ルを管状に成形する構成であるために、プロファイルと
既設管内周面とが密着せず、スペーサー内に裏込め材を
充填することによって、充填された裏込め材がプロファ
イルを補強する。その結果、断面形状が円形でない異形
断面の既設管でも、高剛性のプロファイルによってライ
ニングすることができる。プロファイルは、特別に補強
することなく、既設管の断面形状に対応した断面形状に
することができるために、既設管に対するプロファイル
の有効断面積が大幅に減少するおそれがない。プロファ
イルは、既設管内にて回転しないために、既設管内周面
との摩擦抵抗を受けず、円滑に管状に成形することがで
きる。従って、長い既設管であっても、プロファイルに
よって支障なくライニングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の既設管のライニング工法の実施状態の
一例を示すものであり、既設管としてのボックスカルバ
ートの縦断面図である。
【図2】図1のA−A線における断面の拡大図である。
【図3】本発明の既設管のライニング工法の実施に使用
されるスペーサーの一例を示す斜視図である。
【図4】本発明の既設管のライニング工法の実施に使用
されるプロファイルの一例を示す横断面図である。
【図5】本発明の既設管のライニング工法における製管
機による製管状態を示す既設管の縦断面図である。
【図6】その製管機の要部の拡大図である。
【図7】本発明の既設管のライニング工法の実施に使用
されるプロファイルの他の例を示す横断面図である。
【図8】(a)は本発明の既設管のライニング工法の実
施に使用されるプロファイルの他の例を示す横断面図、
(b)はそれによって形成される螺旋管の要部の断面図
である。
【図9】(a)は本発明の既設管のライニング工法の実
施に使用されるプロファイルのさらに他の例を示す横断
面図、(b)はその分解斜視図である。
【符号の説明】
10 プロファイル 11 基板本体 12 段落ち部 13 ソケット 14 係止リブ 15 嵌合突条 16 滑り防止材 17 係合リブ 18 補強リブ 20 ボックスカルバート(既設管) 21 底面 22 側面 23 上面 31 スペーサー 31c 側面プレート部 31d 透孔 31m パイプ 31s パイプ 40 製管機 41 駆動ローラー 42 ガイドローラー 43 支持軸 44 フレーム 47 押圧ローラー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透孔が設けられた平滑な側面プレート部
    を有する中空の箱状になった金属製のスペーサーを、そ
    の側面プレート部が既設管の内周面に対して一定の間隔
    をあけた状態となるように、既設管内にほぼ全体にわた
    って配置する工程と、 既設管内に配置されたスペーサーの側面プレート部に接
    触させて、両端に係合部を有する可撓性のプロファイル
    を螺旋状に巻回して環状に成形する工程と、 スペーサーの内部に裏込め材を充填する工程と、 を包含することを特徴とする既設管のライニング工法。
  2. 【請求項2】 透孔が設けられた平滑な側面プレート部
    を有する中空の箱状になったスペーサーを、その側面プ
    レート部が既設管の内周面に対して一定の間隔をあけた
    状態となるように、既設管内にほぼ全体にわたって配置
    する工程と、 既設管内に配置されたスペーサーの側面プレート部を転
    接する押圧ローラーと、その押圧ローラーに対向した状
    態で周回移動する駆動ローラーと、スペーサーの側面プ
    レート部に対向した状態で周回移動する複数のガイドロ
    ーラーとを有する製管機を既設管内に配置して、可撓性
    のプロファイルを各ガイドローラーに螺旋状に巻回して
    押圧ローラーと駆動ローラーとの間を通過させ、各ロー
    ラーの周回移動によって管状に成形する工程と、 スペーサーの内部に裏込め材を充填する工程と、 を包含することを特徴とする既設管のライニング工法。
  3. 【請求項3】 前記既設管の断面形状が、矩形状である
    請求項1または2に記載の既設管のライニング工法。
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