JPH09280419A - 周長調整機構付き管渠内用ライニング施工装置並びにライニング施工方法 - Google Patents

周長調整機構付き管渠内用ライニング施工装置並びにライニング施工方法

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JPH09280419A
JPH09280419A JP2321897A JP2321897A JPH09280419A JP H09280419 A JPH09280419 A JP H09280419A JP 2321897 A JP2321897 A JP 2321897A JP 2321897 A JP2321897 A JP 2321897A JP H09280419 A JPH09280419 A JP H09280419A
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浜夫 山城
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】下水道管等の管渠の内面に、長尺の板状体より
なる帯状部材を螺旋状に捲回してライニング層を施工す
るライニング施工装置において、管径の変化に機敏に対
応でき、ライニング管への装着及びライニング管からの
脱型が容易になされること。また、成形フレームの補強
をなすこと。 【解決手段】環状の成形フレーム1と、該成形フレーム
1回りに装着される案内ローラ4並びに内面ローラ5と
外面ローラ6とからなる接合機構部7とを有し、この成
形フレーム1中に周長を自在に調整する周長調整機構2
を介装させてなる。更には、周長調整機構2に相並んで
間隔保持機構3を配すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、下水道管、上水
道管及びガス管等の既設の管渠において、その管渠の内
面にライニング層を施工するライニング施工装置に関
し、更に詳しくは、長尺の板状体よりなる帯状部材を螺
旋状に捲回して形成された管状体いわゆるライニング管
を管渠内に挿入してなされるライニング施工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人においては、先に特開平5−1
69539号をもって、管渠内において帯状体を螺旋状
に巻回し、相互に隣接する帯状体の側縁部どおしを係合
させることにより管状体を製造して該管状体により管路
内周面をライニングする管路内周面のライニング施工法
を提案した。この先行技術によれば、製管されるランニ
ング管の前方に新たに供給される帯状部材をもってライ
ニング管を付加形成するものであるので、長尺のライニ
ング管の製作を実現することができる。しかしながら、
この先行技術においては、製管部位における製管ローラ
を取り付ける枠体が剛直となっており、円形断面の管渠
への適用に限定されている。すなわち、矩形断面の管渠
に対しては、直角状の角部に枠体が十分に届かないばか
りでなく、角部での接合が不安定となり、その適用に限
界がある。
【0003】そこで、本出願人は更に、特願平7−91
650号(以下、先願技術という)をもって、自由断面
管渠への適用を可能としライニング施工方法及びその装
置を提案した。すなわち、本先願技術によれば、成形フ
レームに可撓性を付与することにより、所期の目的を達
成したものである。しかしながら、該先願技術によれ
ば、成形フレームの周長は固定的であり、その調整が困
難であり、管径の変化に機敏に対応できないものであ
る。更には、ライニング管への装着操作及びライニング
管からの脱型作業に手間を要するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの先願技術
を更に発展させたものであり、管径の変化に機敏に対応
でき、ライニング管への装着及びライニング管からの脱
型が容易になされるライニング施工装置並びに該ライニ
ング施工装置を使用してなされるライニング施工方法を
提供することを目的とする。更にまた、本発明は、屈撓
自在のリンク式成形フレームを有する管渠内用ライニン
グ施工装置において、短形断面管渠に対して効果的な送
り駆動を実現できるライニング施工装置を提供すること
も他の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の管渠内用ライニ
ング施工装置並びにライニング施工方法は上記目的を達
成するため、次の構成を採る。すなわち、第1番目の管
渠内用ライニング施工装置の発明(第1発明)は、成形
フレームが剛体状のものを対象とし、請求項1に記載の
とおり、管渠内において、両側縁部に接合部が形成され
た長尺の帯状部材を連続的に供給するとともに螺旋状に
捲回し、相接する接合部相互を接合させて形成された管
状体を残置させ、この既に形成された管状体の前方に新
たに供給される帯状部材をもってライニング管を付加形
成するライニング施工装置であって、 所定の幅と横剛
性とを有し、環状の成形フレーム;前記成形フレーム中
に介装される周長を自在に調整する周長調整機構;前記
成形フレーム回りに回転自在に装着され、帯状部材を螺
旋状に捲回して形成されるライニング管の内面に当接す
る案内ローラ;前記成形フレームを介して取り付けら
れ、前記既に形成されたライニング管と新たに供給され
る帯状部材との接合部相互の位置に配されるとともに帯
状部材を挟着する外面ローラと内面ローラとからなる接
合機構部;を有してなることを特徴とする。第2番目の
管渠内用ライニング施工装置の発明(第2発明)は、成
形フレームが屈撓自在のものを対象とし、請求項2に記
載のとおり、管渠内において、両側縁部に接合部が形成
された長尺の帯状部材を連続的に供給するとともに螺旋
状に捲回し、相接する接合部相互を接合させて形成され
た管状体を残置させ、この既に形成された管状体の前方
に新たに供給される帯状部材をもってライニング管を付
加形成するライニング施工装置であって、所定の幅と横
剛性とを有し、リンク体の連なりによるリンク機構をも
って屈撓自在とされるとともに各リンク体の中折れが防
止された環状の成形フレーム;前記成形フレーム中に介
装されるリンク体相互の間隔を自在に調整する周長調整
機構;前記成形フレーム回りに回転自在に装着され、帯
状部材を螺旋状に捲回して形成されるライニング管の内
面に当接する案内ローラ;前記成形フレームを介して取
り付けられ、前記既に形成されたライニング管と新たに
供給される帯状部材との接合部相互の位置に配されると
ともに帯状部材を挟着する外面ローラと内面ローラとか
らなる接合機構部;を有してなることを特徴とする。こ
の構成において、接合機構部を含む本施工装置の径は差
し渡し寸法Lとして最大長をなす。以上の第1・第2発
明において、周長調整機構に間隔保持機構が併設される
態様は別発明を構成する。更に、以上の第1・第2発明
において、適用される管渠は円形断面に限定されず、短
形断面も含む。また、第3番目の管渠内におけるライニ
ング施工方法の発明(第3発明)は、請求項4に記載の
とおり、管渠内において、両側縁部に接合部が形成され
た長尺の帯状部材を連続的に供給するとともに螺旋状に
捲回し、相接する接合部相互を接合させて形成された管
状体を残置させ、この既に形成された管状体の前方に新
たに供給される帯状部材をもってライニング管を付加形
成する方法であって、所定の幅と横剛性とを有する環状
の成形フレーム回りに前記帯状部材の内面に当接する案
内ローラが装着され、かつ、この成形フレームに、既に
形成された管状体の端縁部において、帯状部材の外面に
当接する外面ローラと帯状部材の内面に当接する内面ロ
ーラとの2つのローラからなる接合ローラ部を配し、前
記接合ローラ部でのローラを回転駆動させるとともに、
既に形成された管状体と新たに供給される帯状部材との
接合部相互の位置において前記2つの外面及び内面ロー
ラで挟着して管状体を形成し、前記管状体の形成工程に
おいて、成形フレームの周長を調整して管渠の周長の変
化に対応することを特徴とする。
【0006】(作用)第1・第2発明において、成形フ
レームの案内ローラ回りに帯状部材が螺旋状に捲回され
てライニング管を形成する。本管渠内用ライニング施工
装置はその形成フレームとともに回転動作をなしつつラ
イニング管を形成してゆく。すなわち、製管動作におい
て、帯状部材の閉合部位で接合ローラ部の外面ローラ及
び内面ローラの挟着作用により相接する接合部の相互は
係合される。接合ローラ部は常に閉合部位に位置し、新
たに供給される帯状部材とともに所定のピッチで管軸方
向に前進する。これにより、本施工装置は全体的に公転
し、帯状部材は連続的に閉合されてライニング管が形成
される。また、その周長調整機構により成形フレームの
周長が適宜に調整され、管径の変化に対応できるととも
に、ライニング管との着脱が容易になされる。第1・第
2発明において、周長調整機構に間隔保持機構が併設さ
れるとき、ライニング管の形成とともに形成フレームに
は大きな力が作用するが、周長調整機構は間隔保持機構
により応力が分散し、当該周長調整機構部分に過大な応
力が作用しない。第3発明において、管渠内用ライニン
グ施工装置は対象とする管渠の断面に対応してその成形
フレームの周長が選択される。すなわち、(i) 本施工装
置の差し渡し寸法Lを管渠の径Dよりも大きく採り(L
>D)、成形フレームの周長を管渠の内周に可及的近づ
けるとき、成形フレーム回りのライニング管は成形フレ
ームの屈撓性により変形を許容し、管渠内に挿入され
る。 (ii)また、本施工装置の差し渡し寸法Lを管渠の径Dよ
りも小さく採るとき(L<D)、成形フレーム回りのラ
イニング管は変形を受けず自然状態での径を保持したま
ま、管渠内へ挿入される。そして、段差部のある管渠に
設置されるとき、本施工装置の差し渡し寸法Lは段差部
での高さHより上回るとしても、該成形フレームの周長
は段差部の内周の長さ以下に設定される。段差部におい
て、本管渠内用ライニング施工装置の成形フレームの周
長は該段差部の内周の長さ以下となっているので、屈撓
性を発揮し、段差を通過する。あるいは、該ライニング
施工装置の成形フレームの周長が該段差部の内周の長さ
より大きい場合には、周長調整機構により更に周長を減
少させて調整し、段差を通過する。曲がり部において、
該曲がり部の管壁から反力を受け、成形フレームは管壁
の曲率に追従して変形し、曲がり部を通過する。また、
断面の変化する管渠において、大径断面から小径断面へ
移行する場合、大断面部内において周長調整機構により
成形フレームを縮小させた後、製管作業をなしつつ小径
断面部内へ進入する。その逆に、小径断面から大径断面
へ移行する場合、大径断面部内へ移行したのち、大断面
部内において周長調整機構により成形フレームを拡径さ
せ、製管作業を続行する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の管渠内用ライニング施工
装置及びその施工方法の実施の形態を図面に基づいて説
明する。図1〜図16は本発明の管渠用ライニング施工
装置の一実施形態を示す。すなわち、図1及び図2は本
ライニング施工装置Sの全体の概略を示し、図3〜図1
6は本ライニング施工装置Sの各部の構成を示す。ま
た、図25・図26は帯状部材の各態様を示す。これら
の図において、Pは管渠、Rはライニング管を示す。な
お、本装置Sの進行方向(矢印イ)をもって、前部、後
部とする。
【0008】帯状部材100,120 図24は本実施形態のライニング施工において使用され
る帯状部材の一例を示す。帯状部材100は本体が一定
厚さの平板状をなし、その外面の長手方向に適宜数(図
例では7)の突条102が連続的に縦設される。突条1
02に先端部にはフランジ102aが形成される。突条
102の相互間は溝104もしくは溝空間を形成する。
内面106は実質的に平滑に形成される。帯状部材10
0の両側には互いに内外に重合して係合する接合部10
0A,100Bが形成される。すなわち、前縁側接合部
100Aはその前端部の突条102Aの基部が膨径さ
れ、その内面側より凹溝110が縦設され、更にこの突
条102Aより張出し部112が連設される。後縁側接
合部100Bは後端部の突条102Bより張出し部11
4が張設され、該張出し部114の端部寄りに前記前縁
側接合部100Aの凹溝110に係合する凸条116が
縦設される。接合時において、相隣れる帯状部材100
の前縁部と後縁部とが重なり合い、前縁側接合部100
Aに後縁側接合部100Bが後記する接合ローラ部の外
面ローラと内面ローラとの挟着作用を受けて、凹溝11
0内に凸条116が、また、突条102Bのフランジ1
02a内に張出し部112の端部がそれぞれ嵌り込み、
接合される。この場合、主たる係合は凹溝110と凸条
116とによりなされ、張出し部112と突条102B
とは従たる係合をなすものであり、従って、場合によっ
ては従たる係合は省略されうる。更に、本実施形態では
張出し部112,114の当接部分にはシール材118
が介装され、接合性を高める。なお、接合部100A,
100Bにおける嵌合係合で十分であれば、当該シール
材118を省略することができる。帯状部材は合成樹脂
の素材をもって作成され、特に成形性の観点から押出し
形成により連続的に成形できる塩化ビニール(PVC)
樹脂が好適である。しかし金属製による成形を妨げるも
のではない。
【0009】図25は更に他の帯状部材の態様を示す。
このものは主材(主帯状部材)120と嵌合材130と
の組み合わせよりなり、主材120は突条122及び溝
124を有し、その両端部には接合部120A,120
Bが形成され、該接合部120A,120Bに嵌合溝1
26が形成される。また、嵌合材130は主材120の
嵌合溝126に弾圧的に嵌まり込む嵌合突条132を有
する。接合時において、相並べられた主材120の接合
部120A,120B間に跨って嵌合材130が接合さ
れる。
【0010】ライニング施工装置S(図1〜図15参
照) 図1〜図15を参照して、本実施形態のライニング施工
装置Sの構成を説明する。図1及び図2に示されるよう
に、このライニング施工装置Sは、所定幅を有し複数の
リンク体により構成されるリンク機構をもって屈撓自在
の環状体をなす成形フレーム1と、この成形フレーム1
に介装される周長調整機構2と、この周長調整機構2に
併設される間隔保持機構3と、該成形フレーム1のリン
ク機構の各軸部に配される複数の案内ローラ4と、該成
形フレーム1に取り付けられ、内面ローラ5と外面ロー
ラ6とを含む接合機構部7との主要部からなる。
【0011】以下、各部の細部構造を説明する。成形フレーム1 (図1〜図10参照) 成形フレーム1は、所要の幅をもって環状体をなし、全
体がリンク機構をもって外径方向へは屈撓自在となって
おり、かつ横剛性を有し、その一部は接合機構部7の取
付け部となる。すなわち、この環状体の屈撓性は複数の
リンク体10が軸部11を介して連なったリンク連鎖よ
り得られる。
【0012】(リンク機構)(図3・図4参照) リンク体10は、本実施形態では、図3・図4に示され
るように、外側リンク体10Aと、内側リンク体10B
との2態様を採り、交互に配される。外側リンク体10
Aは、全体としてH形をなし、相平行する側板12とこ
れらの中央部においてこれらを剛的に繋ぐ連結板13と
からなる。側板12の両側には円形の軸孔14が開設さ
れる。内側リンク体10Bは、コ字形をなす2つの分割
体10bより組み立てられて全体として外側リンク体1
0Aと同形のH形をなす。すなわち、この分割体10b
は、短側板16と背板17とからなるコ字体をなし、背
板17相互を対接してボルト・ナット(図示せず)によ
り剛結され、H形体として一体的に組み立てられる。短
側板16には外側リンク体10Aの側板12の軸孔14
に対応して円形の軸孔18が開設される。しかして、外
側リンク体10Aと内側リンク体10Bとは、外側リン
ク体10Aの側板12の内側に内側リンク体10Bの側
板16を重ねるとともに、それらの軸孔14,18の軸
心を一致させ、該軸孔14,18内に固定保持された軸
受20を介して軸部11が挿通され、リンク機構を構成
する。
【0013】(中折れ防止機構)(図5参照) リンク体10の相互は180°を基準に、外折れが可能
とされるが、中折れは防止される。このため、中折れ防
止機構が設けられるものであって、図5にその一例を示
す。すなわち、一方のリンク体10(I)の側板の端部
にはストッパー用の凹部22が凹設され、他のリンク体
10(II)の側板には先のリンク体10(I)側に突
設するストッパー23が固設されてなり、ストッパー2
3がストッパー凹部22の一方の端面22aに当接する
ことにより中折れが阻止される。また、ストッパー23
はストッパー凹部22の他方の端面22bに当接するま
で外折れが可能である。凹部22の開き角度(α)が揺
動幅となる。
【0014】(取付け部)(図6・図7参照) 取付け部は、他のリンク体と同様の構成を採り、内面ロ
ーラ5を抱持する2つの分割体25,26からなり、図
6・図7に示すように、分割体26は接合機構部7との
取付けに供される。分割体25,26の側板には前記し
た中折れ防止機構22,23が設けられる。該取付け部
の回転方向のリンク体10b’は、その前側板を後方へ
後退され、細幅状をなす。その後退幅は帯状部材100
を受け入れるに十分な幅とされる。
【0015】本実施の形態の成形フレーム1において
は、17個のリンク体より構成されているが、これを減
少させることも、あるいは増加させることも自由であ
る。要は、施工対象となる管渠の径に合わせて増減され
る。
【0016】周長調整機構2(図2、図8〜図10参
照) 周長調整機構2は成形フレーム1のリンク機構の適宜箇
所に配され、当該成形フレーム1の周長を調整する。図
8〜図10に示されるように、本周長調整機構2は、本
実施形態では内側リンク体10Bに装着され、更に具体
的には当該分割体10bの背板17間に装着される。し
かして、この周長調整機構2は、相対向する背板17に
固設されたナット体30と、このナット体30間に螺装
され回動部32を有する調整ボルト31とからなる。
【0017】以下、更に詳しくその構成を述べる。分割
体10bの背板17には、本機構の取付け位置に対応し
て下方に張出し部17aが延設され、この張出し部17
aを利用して調整ボルト31の遊挿されるボルト挿通孔
34が開設される。なお、背板17の高さが十分であれ
ば、張出し部17aは必要でないことは勿論である。ナ
ット体30は、その内部に貫通状にねじ孔35を有する
円筒体をなし、このボルト挿通孔34に臨んで背板17
に溶接をもって強固に固設される。なお、対となるナッ
ト体30のねじ孔35a,35bのねじは互いに逆に切
られている。調整ボルト31は、十分な強度を持ち、中
央の回動部32を挟んで両端部に向けて互いに逆方向に
ねじが切られたねじ部31a,31bを有し、それらの
ねじ部31a,31bを対応するナット体30のねじ孔
35a,35bに螺合される。回動部32は調整ボルト
31に一体的に形成され、外面が6角ナット状をなし、
スパナ等の回動手段が把持され回動操作を受ける。本実
施形態の周長調整機構2は、1つの内側リンク体10B
において幅方向に2つ設けられているが、3つ以上であ
ってもよく、その数に限定されない。また、図2に示さ
れるように、形成フレーム1の4箇所に配されている
が、配置箇所は適宜に決められ、その数に限定されな
い。しかして、調整ボルト31の回動により、そのねじ
部31a,31bに螺合された相対向するナット体30
は、互いに引き寄せられる方向あるいは離れる方向に移
動し、これにより一対となった分割体10bの背板15
間の距離βを自在に調整する。
【0018】間隔保持機構3(図11〜図13参照) 間隔保持機構3は周長調整機構2に併設され、本実施形
態では内側リンク体10Bの両端部に同一構成をもって
配される。すなわち、図11〜図13に示されるよう
に、本間隔保持機構3は、分割体10bの相対向する背
板15に固設されるテーパー板40と、これらの両テー
パー板に挟着される内方及び外方間隔保持体41,42
と、これらの間隔保持体41,42間に装着されるボル
ト43とからなり、更には外方間隔保持体42間に架け
渡される連結板44を含む。 (テーパー板40)テーパー板40は一定幅をなし、中
央部より内方及び外方へ向けて厚さの低減するテーパー
面40aが形成される。該テーパー板40の幅方向の両
端部あるいは一端部にはガイド壁40bが形成される
が、該ガイド壁40bは適宜省略可能である。2つのテ
ーパー板40は相対向して、分割体10bの背板17に
溶接あるいはビスをもって固定される。 (内方・外方間隔保持体41,42)内方間隔保持体4
1は一定幅をなし、厚さにおいて内方から外方へ向け
て、テーパー板40のテーパー面40aに合致するテー
パー面41aが形成される。該内方間隔保持体41の中
央にはボルト43のボルト杆を受け入れるボルト挿通孔
46が貫通状に開設される。外方間隔保持体42は、幅
及び厚さにおいて内方間隔保持体41と構成を同じく
し、その中央にはボルト43のボルト杆のねじ部と螺合
するねじ孔47が開設される。 (ボルト43)ボルト43は、ボルト頭部43aとボル
ト杆部43bとからなり、ボルト杆部43bにはねじ部
43cが形成される。該ボルト43は、ボルト杆部43
bが内方間隔保持体41のボルト挿通孔46に遊挿さ
れ、ねじ部43cが外方間隔保持体42のねじ孔47に
螺合する。 (連結板44)連結板44は、細長の平板体からなり、
両側に配される外方間隔保持体42を繋ぐべく、その上
面に固設される。該連結板44にはボルト挿通孔48が
開設され、外方間隔保持体42の進退動に伴うボルト4
3の抜差しを許容する。
【0019】図11〜図13において、図11・図12
は、周長調整機構2が収縮されて、内側リンク体10B
の相互が狭まった状態(間隔a)における間隔保持機構
3の状態を示す。図13は、周長調整機構2が伸長され
て、内側リンク体10Bの相互が広まった状態(間隔
b)における間隔保持機構3の状態を示す。
【0020】案内ローラ4(図1〜図4、図6〜図9参
照) 案内ローラ4は、成形フレーム1の各軸部11に回転自
在に装着される。該案内ローラ4は本実施例では軸部1
1に一体に取り付けられたものとなっているが、軸受を
介して取り付ける態様もある。ローラ本体は硬質の合成
樹脂体あるいは金属体よりなり、帯状部材100の内面
に当接する。標準の案内ローラ4(4a)はリンク体1
0の内幅一杯の長さを有するが、後記する接合機構部7
の所要数(通常は1)の前方部の案内ローラ4(4b)
は帯状部材100の幅だけ短くされる(図6・図7参
照)。
【0021】接合機構部7(図1・図2、図6、図1
4、図15参照) 接合機構部7は、成形フレーム1の取付け部に装着され
る。該接合機構部7は、内面ローラ5と外面ローラ6と
が組となった接合ローラ部50を主体とし、かつ、これ
らのローラ5,6の同期回転を図る歯車機構51を収め
るとともに、該歯車機構51に連動する送り機構52を
保持する箱体53、及び該箱体53に取り付けられロー
ラ5,6の回転駆動源としての油圧モータ54を含む。
そして、該接合機構部7は螺旋状に捲回される帯状部材
100の接合部、すなわち当該帯状部材100が最初に
閉合する位置に対応して配される。
【0022】(箱体53)箱体53は、図14・図15
に示されるように、上部分53Aと下部分53Bとに分
かれ、上部分53Aはピン軸56回りに開放可能とさ
れ、閉合装置57をもって上部分53Aを下部分53B
へ閉合する。箱体53は上下部分53A,53Bにわた
ってその前後面により歯車機構51の軸部の保持をな
す。また、箱体53の下部分53Bにおいて、前面部は
油圧モータ54の取付け部に供され、後面部は成形フレ
ーム1の取付け部のリンク体に取り付けられる。箱体5
3の他の側面には上部分53Aを下部分53Bへ閉合す
る閉合装置58が取り付けられる。図示するものはその
一例であって、上部分53Aから突設されたリブ58に
連結棒59が枢着され、また、下部分53Bにはリブ5
8と同位相で二又状の受棚60が突設され、連結棒59
はこの受棚60の凹部に入り込む。連結棒59にはコイ
ルばね61及びその下部のねじ部に螺合するナット62
が順次装着され、ナット62の締込みをもってコイルば
ね61を受棚60の下面に押し付けるようにされてい
る。これにより、コイルばね61の弾性により上部分5
2Aの締付け力が適宜に調整される。
【0023】(歯車機構51)歯車機構51は、図15
に示されるように、箱体53の前後壁にわたって下方よ
り順次、回転自在に架け渡された3つの軸部64,6
5,66を有し、各軸部59,60,61に歯車67,
68,69が固設される。そして、第2の軸部65には
内面ローラ5が連結され、第3の軸部66には外面ロー
ラ6が連結される。図示されるように、第1の軸部64
の回転に対して第2軸部65は逆方向に、第3軸部66
は順方向に回転し、ひいては内面ローラ5と外面ローラ
6とは互いに逆回転となる。なお、これらの歯数を調整
することにより軸部65,66の回転数、ひいてはロー
ラ5,6の回転数を調整することができる。更に、第3
の軸部66に間隔保持用のスペーサローラ70が回転自
在に取り付けられる。本実施形態では3つの軸部64,
65,66は回転軸受をもって支持固定されてなるが、
すべり軸受を用いることは自由である。更に、第3の軸
部66に間隔保持用のスペーサローラ70が回転自在に
取り付けられる。該スペーサローラ70は後記する送り
ローラ73と実質的に同径(小径を含む)とされ、その
外周を管渠Pの内壁面に当接する。なお、該スペーサロ
ーラ70は適宜省略されうる。
【0024】(送り機構52)送り機構52は、箱体5
3の外部において第2の軸部60に固設される駆動スプ
ロケット72、第3の軸部61に回転自在に装着される
スプロケット付き送りローラ73(73aはその送りロ
ーラ部、73bはそのスプロケット部)及びチェーン7
4からなる。もっと詳しくは、駆動スプロケット72
は、その外周に歯車歯72aを有し、キーを介して、も
しくはスプライン係合をもって第2の軸部65に固定さ
れ、該軸部65と一体に回転する。スプロケット付き送
りローラ73は、小径部のスプロケット部73bと大径
部の送りローラ部73aとからなり、軸受を介して第3
の軸部66に回転自在に装着される。スプロケット部7
3bはその外周に歯車歯を有する。送りローラ部73a
は、本実施形態では鋼製素材よりなるが、適宜、その外
周に帯状の弾性輪(図示せず)を装着されうる。チェー
ン69は、駆動スプロケット72とスプロケット付き送
りローラ73のスプロケット部73bとに巻き掛けら
れ、駆動スプロケット72の駆動力をスプロケット付き
送りローラ73に伝達する。しかして、送りローラ73
の回転は管渠Pの管壁に当接し、その回転をもって本装
置Sの回転速度を決めるが、その速度は後述する接合ロ
ーラ部50により製管されるライニング管Rの成形速度
に同期して、あるいは該成形速度よりも若干速くされ
る。
【0025】本装置Sにおいて、この送り機構52の送
りローラ73を含む差し渡し寸法Lが最大径をなす。
【0026】本送り機構52とスペーサローラ70との
関係に付いては、本実施の形態においては両者は併設さ
れたものであるが、どちらか一方を省略してもよく、更
には、送りローラ73の駆動系を省いて該送りローラ7
3にスペーサローラの機能を持たせることもできる。
【0027】(油圧モータ54)油圧モータ54は、そ
の駆動軸54aを第1の軸部59に連結して箱体64の
前面に取り付けられる。該油圧モータ54には、該油圧
モータ54に油を送るイン側配管76aと、該油圧モー
タ54から油を排出するアウト側配管76bとが接続さ
れる。更に、これらの配管76は、箱体53あるいは成
形フレーム1の適宜位置に取り付けられる回転継手77
(図1参照)に接続され、該回転継手77には外部の圧
力源に連なる配管78が接続される。この回転継手77
を介することにより、回転動作を伴う油圧モータ54側
の配管76と、回転動作のない外部側配管78との間の
作動流体の授受をなす。この歯車機構51・油圧モータ
54により、油圧モータ54の駆動力は第1の軸部64
に伝達され、かつ、歯車機構51を介して第2・第3の
軸部65,66に伝達される。第2軸部65と第3軸部
66とは互いに逆回転となる。
【0028】(接合ローラ部50)接合ローラ部50
は、図16に示すように、内面ローラ5と外面ローラ6
とが互いに管軸方向に相並んで、かつ、両ローラ5,6
の間に帯状部材100を挟着するように所定の間隔を保
って配される。そして、前記したように、内面ローラ5
は第2の軸部65に直結的に取り付けられ、外面ローラ
6は第3の軸部66に直結的に取り付けられる。
【0029】図16は接合ローラ部50の詳細構造を示
す。図16は接合ローラ部50の内面及び外面の2つの
ローラ5,6を拡大して示すとともに、これらのローラ
5,6と帯状部材100との対応関係を示す。図示され
るように、本実施形態ではこれらのローラ5,6は帯状
部材100の複数(本実施形態では3)スパンにわたっ
て配される。また、Hは帯状部材100相互の最初の閉
合部を示す。
【0030】内面ローラ5は円筒状をなし、帯状部材1
00の内面に密着し、閉合部Hを含め、外面ローラ6を
もって外方から押圧される帯状部材100を支持する。
なお、内面ローラ5の前端部には拡径部5aが形成さ
れ、かつ該拡径部5aに帯状部材100の内面の溝11
0に係合する鍔5bが突設されるものであるが、適宜省
略されうる。
【0031】外面ローラ6は円筒本体6aに所定間隔を
もって複数の輪状鍔部6bが形成されてなり、これらの
輪状鍔部6bは帯状部材100の突条102間の溝10
4に嵌まり込む。また、円筒本体6aの外周は帯状部材
100の突条102の外面に圧接される。該円筒本体6
aの外面にはローレット加工が施され、帯状部材100
との滑りを防ぐ。また、その一部6a’は小径にされ、
突条102から外れる。輪状鍔部6bに付き、閉合部H
に対応する2個一対の輪状鍔部6b’はその周側部が帯
状部材100に当接する。他の輪状鍔部6bについては
格別当接する必要はなく、突条102間の溝104に嵌
まり込むことが肝要である。
【0032】この接合機構部7のライニング管Rへの取
付けは、箱体53の上部分53Aを開放し、外面ローラ
6の輪状鍔部6bを帯状部材100の突条102のピッ
チに合致させ、かつ、閉合部Hに輪状鍔部6b’を位置
させ、しかる後、上部分53Aを下部分53Bに閉合
し、閉合装置57を閉鎖し、そのナット62を締め込ん
でなす。
【0033】叙上のライニング施工装置Sは以下のよう
に管渠内のライニング施工に適用され、操作される。図
17・図18はそのライニング施工工事の概要を示す。
この施工工事では地下埋設管渠として円形断面をなす下
水道管渠Pへの適用例を示す。図において、Q1は上流
側人孔、Q2は下流側人孔である。図17に示されるよ
うに、地上部においては、上流側人孔Q1側では帯状部
材100を巻き付けた回転台付き巻出し装置Tが配さ
れ、下流側人孔Q2側では油圧駆動源Gが配される。工
事は上流側から下流側に沿ってなされる。
【0034】本ライニング施工装置Sの管渠P内への搬
本ライニング施工装置Sを人孔Q1を介して更生の対象
となる管渠P内に搬入する。本施工装置Sの成形フレー
ム1は組立て可能となっており、人孔Q1内への搬入は
容易である。すなわち、人孔Qの開口部は小さいが、1
つの内側リンク体10Bの背板17相互のボルト・ナッ
トを取り外すか、あるいは1つの周長調整機構2の調整
ボルト31を取り外すことにより、その搬入は容易にな
される。搬入後、再びボルト・ナットあるいは調整ボル
ト31を取り付け、成形フレーム1を環状体となす。更
に、接合機構部7はこの成形フレーム1に取付け可能と
なっており、現場での取付けも容易である。本施工装置
Sの周長は、管渠Pの円形の内壁面の周長より若干小さ
な長さとされる。なお、本施工装置Sの周長は案内ロー
ル4の最外径の包絡線の長さをもって決められる。
【0035】成形フレーム1の周長の調整 本施工装置Sにおける成形フレーム1の周長を調整す
る。すなわち、該成形フレーム1の周長調整機構2の調
整ボルト31を回動し、その間隔βを調整する。普通に
は、調整ボルト31を中立状態に位置させる。これによ
り、成形されるライニング管Rの周長を規定する。ま
た、間隔保持機構3の内方及び外方間隔保持体41,4
2は互いに可及的離れた状態とされる。周長調整機構2
の調整が終了すれば、間隔保持機構3におけるボルト4
3を回動し、内方及び外方間隔保持体41,42を互い
に引き寄せ、テーパー板40のテーパー面40aに当接
させる。
【0036】ライニング施工 ライニング施工は以下の手順に基づいてなされる。 (1) 帯状部材100を人孔Q1内に引き込み、人孔Q1
内において帯状部材100を手作業にて数回(3回程
度)捲回し、ライニング管(これを開始用ライニング管
という)Roを作製する。この開始用ライニング管Ro
の内面の周長は本施工装置Sの周長に等しい。また、こ
の開始用ライニング管Roは帯状部材100の弾性によ
り拘束力の加わらない自然状態で円形を保持する。
【0037】(2) この開始用ライニング管Roの内側に
本施工装置Sを組み込み、該開始用ライニング管Roの
前縁において、本ライニング施工装置Sの接合機構部7
を所定状態に設置する。すなわち、接合ローラ部30の
内面ローラ5と外面ローラ6とをライニング管Roの閉
合部に配するものであり、外面ローラ6の輪状鍔部6a
を帯状部材100の溝104に嵌め込み、特に輪状鍔部
6bを閉合部Hに正確に当接する。また、内面ローラ5
の鍔5bを帯状部材100の凹溝110に係合させる。
【0038】(3) この状態の開始用ライニング管Roを
組み付けた本施工装置Sを管渠P内に引き入れる。この
とき、送り機構52の送りローラ73を含む差し渡し寸
法Lは自然状態で、換言すれば非拘束状態で、管渠Pの
径Dよりも大きいものであるが、成形フレーム1は屈撓
性があり、差し渡し寸法Lを縮小させ、管渠P内への強
制的装入がなされる。すなわち、当該部分のライニング
管Roは送りローラ73を介して管渠Pより拘束力を受
けて楕円形状に変形する。図17はこの状態を示す。
【0039】(4) 接合機構部7の内外面ローラ5,6を
回転駆動し、内面ローラ5と外面ローラ6との挟着力を
もって、帯状部材100の閉合部Hにおいて、その継手
構造により開始用ライニング管Roに連なって新たに供
給される帯状部材100は接合される。そして、本施工
装置Sの全体は管周方向に公転し、かつ管軸方向に前進
する。これにより帯状部材100は螺旋状に捲回され、
ライニング管Rが製管される。
【0040】この工程において、成形クレーム1の回転
に伴い、周長調整機構2に加わる力は、間隔保持機構3
によって受けられ、当該周長調整機構2に過大な応力は
生じない。
【0041】(4A)また、この工程において、送り機構3
2の送りローラ73は管渠Pの管壁に当接し、その回転
をもって本施工装置Sを回転駆動し、ひいてはライニン
グ管Rの製管速度を決める。すなわち、接合機構部7が
上方にあるとき(図17の状態)、成形フレーム1の屈
撓作用により、かつ、その中折れ防止機構の作用によ
り、ライニング管Rの円形保持力をもって、送りローラ
73は管壁に押し付けられ、本装置Sを回転させる。接
合機構部5が下方に至るとき、送りローラ73は当然に
管壁に当接するものであり、管壁からの反作用を受けて
本装置を回転させる。
【0042】(4B)更にまた、この工程において、帯状部
材100は地上部に配された巻出し装置Tより順次供給
される。該巻出し装置Tは、図16にその構成の一例を
示すように、人孔Q1の開口部周りに配された円形軌状
200上に転子202を介して回転台204が回転自在
に配備され、この回転台204に帯状部材100を繰出
し自在に巻き付けた巻胴206が回転自在に支持されて
なる。これにより、円形軌条200に沿う回転台204
の水平面での回転と巻胴206の鉛直面での回転とが合
成される。製管動作に伴い帯状部材100はねじれ回転
をなすが、巻出し装置Tにおいてはこの回転に同期して
回転台204をもってこれに追従する。
【0043】(5) 施工装置Sの前進に伴い、本施工装置
Sの後に残置されたランニング管Rはその弾性により円
形状に復帰する。
【0044】(6) 管渠Pの所定長(通常には人孔Q1か
らQ2までの全長区間)にわたってライニング管Rが施
工されると、本施工装置Sが取り外される。本施工装置
Sでは周長調整機構2を有することにより、本取外し作
業は容易に行われる。先ず、間隔保持機構3において、
そのボルト43を回動し、内方及び外方間隔保持体4
1,42を互いに引き離し方向に移動させ、定着を解除
する。しかる後、周長調整機構2の調整ボルト31を回
動し、間隔を縮小させる。これにより、成形フレーム1
は全体的に径を縮小させ、ライニング管Rから分離し、
本施工装置Sの取外しがなされる。本施工装置Sはま
た、既に述べたように分割することができ、人孔Qを介
して外部への搬出も容易である。
【0045】(7) 管渠Pの全長にライニング管Rが施工
されると、管渠Pとライニング管Rとの間隙にセメント
ミルクMが充填されその固結を待って本実施形態の施工
工事は完了する。
【0046】この実施の形態のライニング施工装置によ
ると、その成形フレーム1はリンク機構により屈撓性を
有するとともに周長調整機構2には間隔保持機構3が併
設されてなるので、成形フレーム1は全体的に一定強度
を維持し、弱体部分がなくなる。そして、管渠Pの内壁
形状に良好に追従し、ライニング管Rの弾性と相まって
管壁に弾圧的に押し付けられ、送りローラ73を常時管
壁に当接させ、本施工装置Sを確実に回転駆動させ、製
管を円滑になす。そして、周長調整機構2により成形フ
レーム1のライニング管Rとの着脱が容易になされ、該
成形フレーム1の周長が適宜に調整されるので、管径の
変化に対応でき、かつ、正確な周長を得ることができ
る。更に、本実施形態の成形フレーム1によれば、リン
ク体10相互はボルト・ナットにより組立て可能となっ
ているので、リンク体10の増減(付加・撤去)が容易
になされ、径の拡大・縮小が自在になされ、どのような
管径にも対応できる。
【0047】本実施形態のライニング施工装置Sを用い
て実施されるライニング施工方法において、管渠の途中
に段差のある場合、あるいは曲がりがある場合、次のよ
うなライニングの施工形態を採る。すなわち、図19は
そのような管渠の状態の一例を示し、管渠P1と管渠P
2とは段差Δを生じている。なお、管渠P1とP2の径
は同径とする。本施工装置Sは管渠P1から管渠P2へ
と進む。しかして、この段差部分では管渠の内径の周長
M並びに高さHは最小値を採る。
【0048】この施工の形態において、本施工装置Sの
差し渡し寸法Lは管渠P1,P2の径D以下とされ、換
言すれば、成形フレーム1の周長は管渠P1,P2の周
長よりも十分に小さくされる。これにより、その成形フ
レーム1は管渠P1あるいはP2において、ライニング
管Rを装着した成形フレーム1は、ライニング管Rの弾
性作用を受けて実質的に円形状を保持する。従って、開
始用ライニング管Roを組み付けた本施工装置Sの成形
フレーム1は管渠Pの壁面から拘束力を受けることな
く、自然状態を保持し、管渠P内に装入される。
【0049】管渠P内でのライニング管渠Rの製管は、
内面ローラ5と外面ローラ6との挟着作用により行われ
ることは先の施工形態と同様であるが、送りローラ73
は上方にあるとき管壁とは非接触となり、下方に至るに
つれ管壁に当接し、その反作用を受けて本施工装置Sを
回転駆動させる。
【0050】しかして、本施工装置Sが段差部分に至る
とき、次のように作動する。段差Δが小さい場合におい
て、本施工装置Sの差し渡し寸法Lは段差部分の高さH
より大きいものであるが、本施工装置Sの周長は当該部
分での周長Mより小さく設定されているので、本施工装
置Sはその屈撓性を発揮して段差部分を製管動作を行い
つつ通過する。段差Δが大きく、本施工装置Sの周長が
当該部分での周長Mがより大きな場合、当該段差の手前
で、本施工装置Sの駆動を停止し、その周長調整機構2
の調整ボルト31をもって成形フレーム1の径を縮小さ
せる。そして、再び本施工装置Sを駆動して、段差部分
を通過する。次いで、再び径を拡大させ、先の態様に応
じて作業を進行させる。曲がり部分のついても(図2
0)、本施工装置Sは直進性を示すが、曲がり部分に入
ると曲率の外側の壁面に当接することにより、該壁面よ
り反力を受けて曲率に対応する屈撓性を発揮する。
【0051】管渠が途中でその径を変化する場合におい
ても、本ライニング施工装置Sにより容易に対応でき
る。図21は大径の管渠P1から小径の管渠P2へ移行
する状態を示す。すなわち、大径部P1内のライニング
の製管作業が小径部P2の手前に至るとき、一旦停止
し、成形フレーム1の周長調整機構2により径を縮小さ
せ、その径を管渠P2の径に適合させるまで調整する。
しかる後、製管作業を再開し、管渠P2内へ進入してゆ
く。
【0052】叙上の実施の形態では、円形断面の管渠へ
の適用を示したが、矩形断面の管渠への適用も勿論可能
である。すなわち、本ライニング施工装置Sはその成形
フレーム1は屈撓性を示すものであるので、成形フレー
ム1はその周囲に組み込まれる帯状部材100の弾性と
相まって、矩形断面に対応する(図22参照)。
【0053】更にまた、叙上の実施の形態では屈撓性の
成形フレームを示したが、剛性を有する成形フレームを
除外するものではなく、本出願人が先に提案した特開平
8−200547号に示される所定の幅を有し円環状を
なすとともに剛性を保持する成形フレーム(取付けフレ
ーム)に対してもこの周長調整機構は適用される。すな
わち、この成形フレームは周方向に分割された個々の分
割体により組立て分解自在とされ、分割体の相互に周長
調整機構が配される。この態様の成形フレームを使用し
てなされるライニング施工方法によれば、周長調整機構
により成形フレームのライニング管との着脱が容易にな
され、該成形フーレムの周長が適宜に調整されるので、
管径の変化に対応でき、かつ、正確な周長を得ることが
できる。
【0054】(他の実施の形態)図23に間隔保持機構
の他の態様を示す。この態様においては、ライニング施
工装置の成形フレームは円環体の全体が剛性を有し、か
つ、分割体(セグメント)をもって構成される。そし
て、分割体の相互に周長調整機構が配され、この周長調
整機構に併設して間隔保持機構3Aが配される。
【0055】図23において、1Aは円環状をなす成形
フレームであって、この成形フレーム1Aに内面ローラ
及び外面ローラよりなる接合機構部が配されることは先
の実施形態に準じる。また、この形成フレーム1Aは円
弧状の各分割体よりなり、その適宜個所に先の実施形態
に準じる周長調整機構2が配される。更に図23に示さ
れるように、この間隔保持機構3Aは、対向する分割体
に配されるテーパー板80、このテーパー板80のテー
パー面80aに当接する間隔保持体81、分割体の内方
に突設する支え片82、この支え片82に当接して架け
渡される反力受け部材83、間隔保持体81に螺合し、
反力受け部材83に回動のみ許容して支持されるボルト
84、からなり、更には間隔保持体81間に架け渡され
る連結板85からなる。更に、86は間隔保持体81に
螺設されたねじ孔、87は反力受け部材83のボルト挿
通孔、88は連結板85の孔である。
【0056】本発明は叙上の実施の形態にのみ限定され
るものではなく、本発明の基本的技術思想の範囲内で種
々設計変更が可能である。すなわち、以下の態様は本発
明の技術的範囲内に包含される。 成形フレーム1において、外側リンク体10Aと内側
リンク体10Bとは実施の形態に限らず、外側リンク体
10Aがコ字形の組合せ体よりなり、内側リンク体10
BがH形をなす形態、あるいは、外側及び内側ともにコ
字形又はH形を採ることができる。更に、H形のリンク
体において連結板13を2枚以上にしてもよい。 接合機構部7において、油圧駆動に限定されるもので
はなく、空気圧モータあるいは電動モータを採用するこ
とができる。空気圧モータを採るとき、回転継手77の
採用に変わりがないが、電動モータを採るとき、回転継
手に替えて回転ブラシを採る。あるいはまた、手動機構
を除外するものではなく、歯車機構31を介してハンド
ル操作をもってローラ5,6を駆動する。
【0057】
【発明の効果】請求項1に係る本発明の管渠内用ライニ
ング施工装置によれば、その成形フレームに周長調整機
構が付加されてなるので、その周長調整機構の伸縮動作
により該成形フレームの周長が適宜に調整されるので、
管径の変化に対応でき、かつ、成形フレームのライニン
グ管との着脱が容易になされる。また、その成形フレー
ムの周長調整機構に間隔保持機構が併設されることによ
り、成形フレームは全体的に一定強度を維持し、弱体部
分がなくなる。請求項2に係る本発明の管渠内用ライニ
ング施工装置によれば、成形フレームはリンク機構によ
り屈撓性を有するとともに周長調整機構が付加されてな
るので、管渠の内壁形状に良好に追従し、ライニング管
の弾性と相まって管壁に弾圧的に押し付けられ、ライニ
ング管の断面を可及的大きくすることができる。そし
て、周長調整機構の伸縮動作により該成形フレームの周
長が適宜に調整されるので、管径の変化に対応でき、か
つ、成形フレームのライニング管との着脱が容易になさ
れる。また、その成形フレームの周長調整機構に間隔保
持機構が併設されることにより、成形フレームは全体的
に一定強度を維持し、弱体部分がなくなる。請求項4に
係る本発明の本管渠内用ライニング施工方法によれば、
断面の変化する管渠において、大径断面から小径断面へ
移行する場合、その逆に、小径断面から大径断面へ移行
する場合、周長を調整することにより、容易に通過でき
る。また、屈撓性を発揮する成形フレームにおいては、
段差部では、該成形フレームの屈撓性とともに、周長が
可変であるので、段差を容易に通過できる。更に、曲が
り部において、該曲がり部の管壁から反力を受け、成形
フレームは管壁の曲率に追従して変形し、曲がり部を通
過する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管渠内のライニング施工装置の一実施
形態の全体を示す縦断面図。
【図2】本ライニング施工装置の一部を省略した正面
図。
【図3】ライニング施工装置を構成する成形フレームの
一部断面平面図(図4の3方向矢視図)。
【図4】成形フレームの一部断面側面図(図3の4方向
矢視図)。
【図5】成形フレームの中折れ防止機構を示す図。
【図6】成形フレームの取付け部の側面図。
【図7】成形フレームの取付け部の平面図(図6の7方
向矢視図)。
【図8】成形フレームに配された周長調整機構及び間隔
保持機構の一部断面平面図。
【図9】図8の9−9線断面図。
【図10】図8の10−10線断面図。
【図11】間隔保持機構の拡大断面図。
【図12】図11の12−12線断面図。
【図13】間隔保持機構の動作図。
【図14】接合機構部の正面図。
【図15】接合機構部の縦断面図。
【図16】接合機構部の接合ローラの構成図。
【図17】ライニング施工工事の要領図。
【図18】ライニング施工工事の要領図。
【図19】施工工事の他の要領図(段差のある場合)
【図20】施工工事の更に他の要領図(曲がりのある場
合)
【図21】施工工事の更に他の要領図(断面変化のある
場合)
【図22】ライニング施工工事の他の施工要領図。
【図23】間隔保持機構の他の態様図。
【図24】帯状部材の一態様図。
【図25】帯状部材の他の態様図。
【符号の説明】
P…管渠、R…ライニング管、S…ライニング施工装
置、1…成形フレーム、2…周長調整機構、3…間隔保
持機構、4…案内ローラ、5…内面ローラ、6…外面ロ
ーラ、7…接合機構部、10…リンク体、73…送りロ
ーラ、100…帯状部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 23:00 (72)発明者 北橋 直機 滋賀県栗太郡栗東町野尻75 積水化学工業 株式会社内 (72)発明者 北山 康 滋賀県栗太郡栗東町野尻75 積水化学工業 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管渠内において、両側縁部に接合部が形
    成された長尺の帯状部材を連続的に供給するとともに螺
    旋状に捲回し、相接する接合部相互を接合させて形成さ
    れた管状体を残置させ、この既に形成された管状体の前
    方に新たに供給される帯状部材をもってライニング管を
    付加形成するライニング施工装置であって、 所定の幅と横剛性とを有し、環状の成形フレーム;前記
    成形フレーム中に介装される周長を自在に調整する周長
    調整機構;前記成形フレーム回りに回転自在に装着さ
    れ、帯状部材を螺旋状に捲回して形成されるライニング
    管の内面に当接する案内ローラ;前記成形フレームを介
    して取り付けられ、前記既に形成されたライニング管と
    新たに供給される帯状部材との接合部相互の位置に配さ
    れるとともに帯状部材を挟着する外面ローラと内面ロー
    ラとからなる接合機構部;を有してなる、ことを特徴と
    する管渠内用ライニング施工装置。
  2. 【請求項2】 管渠内において、両側縁部に接合部が形
    成された長尺の帯状部材を連続的に供給するとともに螺
    旋状に捲回し、相接する接合部相互を接合させて形成さ
    れた管状体を残置させ、この既に形成された管状体の前
    方に新たに供給される帯状部材をもってライニング管を
    付加形成するライニング施工装置であって、 所定の幅と横剛性とを有し、リンク体の連なりによるリ
    ンク機構をもって屈撓自在とされるとともに各リンク体
    の中折れが防止された環状の成形フレーム;前記成形フ
    レーム中に介装されるリンク体相互の間隔を自在に調整
    する周長調整機構;前記成形フレーム回りに回転自在に
    装着され、帯状部材を螺旋状に捲回して形成されるライ
    ニング管の内面に当接する案内ローラ;前記成形フレー
    ムを介して取り付けられ、前記既に形成されたライニン
    グ管と新たに供給される帯状部材との接合部相互の位置
    に配されるとともに帯状部材を挟着する外面ローラと内
    面ローラとからなる接合機構部;を有してなる、ことを
    特徴とする管渠内用ライニング施工装置。
  3. 【請求項3】 成形フレームには、周長調整機構に併設
    して間隔保持機構が配されてなることを特徴とする請求
    項1又は2のいずれかに記載の管渠内用ライニング施工
    装置。
  4. 【請求項4】 管渠内において、両側縁部に接合部が形
    成された長尺の帯状部材を連続的に供給するとともに螺
    旋状に捲回し、相接する接合部相互を接合させて形成さ
    れた管状体を残置させ、この既に形成された管状体の前
    方に新たに供給される帯状部材をもってライニング管を
    付加形成する方法であって、 所定の幅と横剛性とを有する環状の成形フレーム回りに
    前記帯状部材の内面に当接する案内ローラが装着され、
    かつ、この成形フレームに、既に形成された管状体の端
    縁部において、帯状部材の外面に当接する外面ローラと
    帯状部材の内面に当接する内面ローラとの2つのローラ
    からなる接合ローラ部を配し、前記接合ローラ部でのロ
    ーラを回転駆動させるとともに、既に形成された管状体
    と新たに供給される帯状部材との接合部相互の位置にお
    いて前記2つの外面及び内面ローラで挟着して管状体を
    形成し、 前記管状体の形成工程において、成形フレームの周長を
    調整して管渠の周長の変化に対応する、ことを特徴とす
    る管渠内のライニング施工方法。
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