JP3516376B2 - 引出装置 - Google Patents

引出装置

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JP3516376B2
JP3516376B2 JP27978496A JP27978496A JP3516376B2 JP 3516376 B2 JP3516376 B2 JP 3516376B2 JP 27978496 A JP27978496 A JP 27978496A JP 27978496 A JP27978496 A JP 27978496A JP 3516376 B2 JP3516376 B2 JP 3516376B2
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英介 堀
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば画像形成装
置の給紙トレイや机の引出等のトレイを引出自在に支持
する引出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の引出装置として、例えば、実開
平4−120964号公報に記載されているように、給
紙トレイを画像形成装置の装置本体に引出自在に支持す
るようにしたものがある。このような給紙トレイは、用
紙の交換や補充に際しては装置本体から引き出す際に装
置本体からの脱落を防止する必要がある。このために、
給紙トレイの両側を引出自在に支持するガイドレールを
装置本体に設け、このガイドレールの手前側にストッパ
を設け、これらのストッパに当接する当接部材を給紙ト
レイの両側の後端部に取り付け、不用意に給紙トレイを
引き出した場合には、ガイドレールのストッパに給紙ト
レイの当接部材を当接させることにより、装置本体から
の給紙トレイの脱落を防止している。
【0003】また、メンテナンスに際しては、給紙トレ
イの突部やガイドレールのストッパを工具を用いて取り
外すことにより、給紙トレイを装置本体から最後まで引
き出すことができるようにしたものがあるが、この場合
には、給紙トレイの着脱操作が非常に面倒である。
【0004】このことを解決するために、給紙トレイを
傾けながら引き出すことにより、給紙トレイの取り外し
の操作性を優先した装置があるが、このような装置は、
不用意に操作すると給紙トレイが装置本体から脱落して
操作する人の足の上に落下したり、給紙トレイが破損す
る等のおそれがある。
【0005】以上の問題を解決するために、本出願人は
次に説明する給紙トレイ引出装置を出願した。以下、そ
の構成を図6ないし図9を参照して説明する。まず、図
6に画像形成装置としての複写機1の全体構成を示す。
この複写機1の装置本体2には、複数の給紙トレイ3が
引き出し自在に収納されている。これらの給紙トレイ3
には、多数枚の用紙を積層状態で収納する用紙収納部4
と、前面に配置された凹状の把手5と、両側面から外側
に突出する細長いガイド6とが形成されている。これら
のガイド6の奥側の後端の近傍には外側に突出する突部
7が形成されている。また、ガイド6の上面には、突部
7を間にして手前側と奥側とに配置された段付凹部8,
9が形成されている。従って、突部7の上面は、段付凹
部8,9以外のガイド6の上面と同一の高さに定められ
ているが、段付凹部8,9に対しては上方にも突出され
ている。
【0006】また、図7に示すように、前記給紙トレイ
3を引き出し自在に支持する左右一対のガイドレール1
0が設けられている。これらのガイドレール10は前記
装置本体2に固定されるもので、前記ガイド6の底面を
支えるガイド支え11と、ガイド6の上面に対向するガ
イド押え12と、ガイド6の外側面に対向する側面13
とを有して内方が開放されたコの字形の断面形状に形成
されている。そして、ガイド押え12には、その手前側
の端部の近傍から奥側に向けて所定の長さに定めて切り
欠かれた切欠14が形成され、側面13にはストッパ1
5が切り起こされた状態で形成されている。
【0007】ここで、ガイド6とガイドレール10との
関係を上方から見た様子を図8に、ガイド6とガイドレ
ール10との関係を側面から見た様子を図9に示す。前
記突部7の上面及び前記段付凹部8,9以外のガイド6
の上面は前記ガイド押え12に対しては所定の間隔で対
向するが、段付凹部8,9の上面はガイド押え12に対
しては比較的大きな間隔で対向する。
【0008】また、図8(a)に示すように、前記スト
ッパ15は、前記切欠14の中間部における下方に配置
されている。ここで、給紙トレイ3の引き出し方向に沿
う方向において、切欠14の長さをA、突部7の長さを
B、ストッパ15の長さをCとすると、Aは2B+Cと
同等又はそれよりやや大きい寸法に定められている。ま
た、ストッパ15の上下方向の位置は、図9(a)に示
すように、ガイド6の底面の略全域をガイド支え11で
支えた状態では、給紙トレイ3を引き出したときにガイ
ド6の外側に突出する突部7の部分がストッパ15に当
接し、図9(e)に示すように、突部7を切欠14から
突出させるまでガイド6の全底面をガイド支えから浮か
せた状態でのみストッパ15の上部空間における突部7
の移動(給紙トレイ3の引き出し方向に沿う方向の移
動)を許容する位置に定められている。
【0009】次に、給紙トレイ3の引き出し操作につい
て説明する。給紙トレイ3を装置本体2に収納した状態
では、図8(a)および図9(a)に示すように、給紙
トレイ3のガイド6の底面の略全域がガイド支え11に
より支えられ、突部7はストッパ15よりはるか奥側後
方に位置する。この状態では、仮にガイド6をガイド支
え11に対して平行に浮かしたとしても、ガイド押え1
2により上方への移動量が制限されるので、この状態で
給紙トレイ3を引き出したとしても突部7はストッパ1
5に当接する。
【0010】給紙トレイ3を手前側に引き出すと、図8
(b)および図9(b)に示すように、突部7がストッ
パ15に当接するため給紙トレイ3の引き出し長さが制
限される。このときに、図9(c)に示すように、給紙
トレイ3を不用意に上方に傾けながら引き出そうとして
も、ガイド押え12の手前側の先端縁がガイド6を押え
るため給紙トレイ3の傾き(ガイド6の傾き)が制限さ
れる。すなわち、突部7は切欠14の下方に達している
にも拘らず上方への移動が制限されるためストッパ15
の上方に外れることはない。
【0011】突部7がストッパ15に当接する状態にお
いて、図9(d)に示すように、給紙トレイ3を不用意
に下方に傾けながら引き出そうとした場合には、ガイド
6の底部を支えるガイド支え11の手前側の縁を支点と
して突部7が切欠14の上方に突出する方向に給紙トレ
イ3が傾くが、その傾きは突部7から後方に延出する段
付凹部9の後端縁とガイド押え12との当接により抑制
されるため、突部7がストッパ15の上方に外れること
はない。
【0012】さらに、給紙トレイ3を左右方向に傾けた
としても、少なくとも片側の突部7がストッパ15に当
接する。このように、給紙トレイ3を上下方向又は左右
方向に傾けながら引き出したとして、ガイドレール10
からの給紙トレイ3の脱落を確実に防止することができ
る。
【0013】ガイドレール10から給紙トレイ3を外す
場合には、図8(b)および図9(b)に示すように、
突部7がストッパ15に当接するまで給紙トレイ3を引
き出した後に、ガイド支え11からガイド6が平行に浮
くように給紙トレイ3を持ち上げる。この状態では突部
7が切欠14の下方に達しているため、図9(e)に示
すように、突部7が切欠14の上方へ突出するまで給紙
トレイ3を持ち上げることができる。このことを可能に
するのは、ガイド6の段付凹部8,9がガイド押え12
に対して比較的広い間隔で対向し、給紙トレイ3の上方
への移動の制限が小さいからである。この状態では突部
7の下面がストッパ15の上縁より上方に変位するた
め、この状態を維持しながら給紙トレイ3を手前側に引
き、図9(f)に示すように、突部7をストッパ15の
手前側に変位させることができる。この状態では、ガイ
ド6の下面をガイド支え11で支えた状態で給紙トレイ
3をさらに手前側に引き出すことにより、給紙トレイ3
をガイドレール10から容易に外すことができる。ま
た、前述した動作の逆の動作により、ガイドレール10
に給紙トレイ3をセットすることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図7ないし図9に示す
引出装置は、給紙トレイ3の脱落を確実に防止すること
ができる。また、給紙トレイ3の取り外しの操作性を向
上させることができる。しかし、給紙トレイ3に大量の
用紙が収納されている場合には、引き出したときの給紙
トレイ3の慣性が大きく、突部7がストッパ15に勢い
よく衝突する。従って、ストッパ15の機械的強度を高
めるためには、ストッパ15の寸法を大きくすることが
要求される。これに伴い、ガイドレール10に対して給
紙トレイ3を着脱する場合には、ガイドレール10のガ
イド支え11に対して給紙トレイ3のガイド6をかなり
浮かせて水平に維持しなければならない。このことは給
紙トレイ3に大量の用紙が収納されている場合には重量
が嵩むために作業性が悪くなる。
【0015】本発明は、トレイの脱落を確実に防止し、
且つ、トレイの取り外しの操作性を、従来よりもさらに
向上させることができる引出装置を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、両外
側面から突出するガイドが手前側から奥側に向けて形成
されたトレイを設け、前記ガイドの底面を支えるガイド
支えと、前記ガイドの上面に対して所定の間隔を開けて
対向するガイド押えとを有して前記トレイを引き出し自
在に支持する断面コの字形のガイドレールを設け、前記
ガイドレールの側面の手前側の端部の近傍に内側に向け
て突出するストッパ軸を植設し、前記ガイドの奥側の後
端付近に外側方向に突出されて前記トレイを引き出した
ときに前記ストッパ軸に当接する突部を形成し、この突
部に、前記ガイドを前記ガイド支えに対して略平行に浮
かせた状態で前記ストッパ軸との当接を回避するように
位置を定められた溝を形成する。従って、ガイドをガイ
ドレールのガイド支えで支えた状態でトレイを引き出す
と、ストッパ軸と突部との当接によりトレイの引き出し
長さが制限される。ガイドをガイドレールのガイド支え
から平行に浮かせた状態では、突部に形成した溝の位置
がストッパ軸の位置に一致するため、工具を用いること
なくガイドレールからのトレイの引き抜き及び装着が可
能となる。さらに、ストッパ軸は別部品として形成され
てガイドレールに植設されるため、径を細くしても機械
的強度を高めることが可能となる。
【0017】ここで、手前側、奥側とは、給紙トレイの
引き出し方向に対応する位置を示す。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、ストッパ軸として、ガイドレールの側面に螺合され
たネジを用いた。従って、市販のネジを用いることが可
能となり、ガイドレールへの取り付け作業も容易とな
る。
【0019】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、突部に形成された溝の奥側の開口部に上下方向に拡
開する拡開部を形成した。従って、ガイドレールから引
き抜いたトレイを再びガイドレールに装着する場合に
は、突部の溝をその奥側の開口部からストッパ軸に係合
するが、拡開部により溝とストッパ軸との位置合わせが
容易となる。
【0020】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、突部に形成された溝の奥側の開口部に、その溝の上
面から奥側に向かうに従い次第に上方に延出する案内斜
面を形成した。従って、ガイドレールから引き抜いたト
レイを再びガイドレールに装着する場合には、突部の溝
をその奥側の開口部からストッパ軸に係合するが、案内
斜面により溝とストッパ軸との位置合わせがさらに容易
となる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
及び図2に基づいて説明する。本実施の形態及びこれに
続く他の実施の形態において、図6ないし図9において
説明した構造と同一部分は同一符号を用いて説明する。
【0022】トレイとしての給紙トレイ3の両側には、
両外側面から突出するガイド6が手前側から奥側に向け
て形成されている。これらのガイド6の奥側の後端の近
傍には外側に突出する突部7が形成されている。また、
ガイド6の上面には、突部7を間にして手前側と奥側と
に配置された段付凹部8,9が形成されている。従っ
て、突部7の上面は、段付凹部8,9以外のガイド6の
上面と同一の高さに定められているが、段付凹部8,9
に対しては上方にも突出されている。
【0023】また、給紙トレイ3を引き出し自在に支持
する左右一対のガイドレール10は、前記ガイド6の底
面を支えるガイド支え11と、ガイド6の上面に対向す
るガイド押え12と、ガイド6の外側面に対向する側面
13とを有して内方が開放されたコの字形の断面形状に
形成されている。そして、ガイド押え12には、その手
前側の端部の近傍から奥側に向けて所定の長さに定めて
切り欠かれた切欠14が形成され、側面13には内側に
向けて突出するストッパ軸16が植設されている。そし
て、前記突部7には、前記ガイド6を前記ガイド支え1
1に対して略平行に浮かせた状態でストッパ軸16との
当接を回避するように位置を定められた溝17が形成さ
れている。
【0024】このような構成において、給紙トレイ3を
装置本体2に収納した状態では、給紙トレイ3のガイド
6の底面の略全域がガイド支え11により支えられ、突
部7はストッパ15よりはるか奥側後方に位置する。こ
の状態では、仮にガイド6をガイド支え11に対して平
行に浮かしたとしても、ガイド押え12により上方への
移動量が制限されるので、この状態で給紙トレイ3を引
き出したとしても突部7はストッパ軸16に当接する。
【0025】給紙トレイ3を手前側に引き出すと、図2
(a)に示すように、突部7がストッパ軸16に当接す
るため給紙トレイ3の引き出し長さが制限される。この
ときに、図2(b)に示すように、給紙トレイ3を不用
意に上方に傾けながら引き出そうとしても、ガイド押え
12の手前側の先端縁がガイド6を押えるため給紙トレ
イ3の傾き(ガイド6の傾き)が制限される。すなわ
ち、突部7は切欠14の下方に達しているにも拘らず上
方への移動が制限されるためストッパ軸16の上方に外
れることはない。
【0026】また、図2(a)に示すように、突部7が
ストッパ軸16に当接する状態で、図2(c)に示すよ
うに、給紙トレイ3を不用意に下方に傾けながら引き出
そうとしても、ガイド6の底部を支えるガイド支え11
の手前側の縁を支点として突部7が切欠14の上方に突
出する方向に給紙トレイ3が傾くが、その傾きは突部7
から後方に延出する段付凹部9の後端縁とガイド押え1
2との当接により抑制されるため、突部7がストッパ軸
16の上方に外れることはない。
【0027】さらに、給紙トレイ3を左右方向に傾けた
としても、少なくとも片側の突部7がストッパ軸16に
当接する。このように、給紙トレイ3を上下方向又は左
右方向に傾けながら引き出したとして、ガイドレール1
0からの給紙トレイ3の脱落を確実に防止することがで
きる。
【0028】ガイドレール10から給紙トレイ3を外す
場合には、図2(b)に示すように、突部7がストッパ
軸16に当接するまで給紙トレイ3を引き出した後に、
ガイド支え11からガイド6が平行に浮くように給紙ト
レイ3を持ち上げる。この状態では突部7が切欠14の
下方に達しているため、図2(d)に示すように、突部
7が切欠14の上方へ突出するまで給紙トレイ3を持ち
上げることができる。この状態では突部7の溝17とス
トッパ軸16との位置が一致するため、この状態を維持
しながら給紙トレイ3を手前側に引き、図2(e)に示
すように、突部7をストッパ軸16の手前側に変位させ
ることができる。この状態では、ガイド6の下面をガイ
ド支え11で支えた状態で給紙トレイ3をさらに手前側
に引き出すことにより、給紙トレイ3をガイドレール1
0から容易に外すことができる。また、前述した動作の
逆の動作により、ガイドレール10に給紙トレイ3をセ
ットすることができる。
【0029】このように給紙トレイ3の引出長さを規制
するストッパ軸16は、別部材により形成されてガイド
レール10に植設されているため、材料を選択すること
で径を細くしても機械的強度を高めることができる。
【0030】ストッパ軸16の径を細くすると、突部7
の全体をストッパ軸16の上方に変位させなくても、ス
トッパ軸16と溝17との位置が一致するところまでガ
イド支え11からガイド6を浮かせることにより、ガイ
ドレール10に対して給紙トレイ3を着脱することがで
きる。このときに、ガイド支え11からガイド6を浮か
せる量は、径の細いストッパ軸16を用いた分だけ図7
ないし図9で示した構成と比較して少なくすることがで
きる。これにより、給紙トレイ3に大量の用紙が収納さ
れている場合にも、給紙トレイ3をガイドレール10に
対して比較的容易に着脱することができる。
【0031】なお、図3に示すように、ストッパ軸16
としてネジを用い、これをガイドレール10の側面13
に螺合してもよい。この場合には市販のネジを用いるこ
とが可能となるため、部品としてのコストを低減するこ
とができる。また、ネジによるストッパ軸16は、ガイ
ドレール10に螺合するだけで固定されるため、面倒な
加締め作業等を省略することができ、取り付け作業が容
易となる。
【0032】次に、本発明の実施の第二の形態を図4に
基づいて説明する。本実施の形態では、突部7に形成さ
れた溝17の奥側の開口部に上下方向に拡開して傾斜す
る拡開部18が形成されている。
【0033】このような構成において、図4に示すよう
に、ガイドレール10から引き抜いた給紙トレイ3を再
びガイドレール10に装着する場合には、ガイド支え1
1からガイド6を浮かせ、突部7の溝17をその奥側の
開口部からストッパ軸16に係合するが、溝17の奥側
の端部には拡開部18が形成されているため、溝17と
ストッパ軸16との位置合わせが容易となる。なお、不
用意な操作によるガイドレール10からの給紙トレイ3
の脱落を防止するためには、溝17の手前側の端部には
拡開部を形成してはならない。
【0034】さらに、本発明の実施の第三の形態を図5
に基づいて説明する。本実施の形態では、突部7に形成
された溝17の奥側の開口部には、その溝17の上面か
ら奥側に向かうに従い次第に上方に延出する案内斜面1
9が形成されている。
【0035】このような構成において、ガイドレール1
0から引き抜いた給紙トレイ3を再びガイドレール10
に装着する場合には、図5(a)に示すように、ガイド
6をガイド支え11により支えた状態でも案内斜面19
にストッパ軸16が対向するので、同図(b)に示すよ
うに、給紙トレイ3をガイドレール10の奥に向けて押
し込むと、突部7の溝17の案内斜面19がストッパ軸
16を乗り上げるようにして溝17の中心がストッパ軸
16の中心に一致する。溝17がストッパ軸16を通過
すると、同図(c)に示すように、突部7がストッパ軸
16の奥側に移動したところで給紙トレイ3のガイド6
がガイド支え11により支えられる。このように、ガイ
ド支え11から浮かした状態を維持することなく給紙ト
レイ3を装着することができるため、給紙トレイ3の装
着操作をさらに容易にすることができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、トレイの両側
から突出するガイドの底面を支えるガイド支えと、前記
ガイドの上面に対して所定の間隔を開けて対向するガイ
ド押えとを有して前記トレイを引き出し自在に支持する
断面コの字形のガイドレールを設け、前記ガイドレール
の側面の手前側の端部の近傍に内側に向けて突出するス
トッパ軸を植設し、前記ガイドの奥側の後端付近に外側
方向に突出されて前記ストッパ軸に当接する突部を形成
し、この突部に、前記ガイドを前記ガイド支えに対して
略平行に浮かせた状態で前記ストッパ軸との当接を回避
するように位置を定められた溝を形成したので、ガイド
をガイドレールのガイド支えで支えた状態でトレイを引
き出したときに、ストッパ軸と突部との当接によりガイ
ドレールからのトレイの脱落を防止することができる。
また、ガイドをガイドレールのガイド支えから平行に浮
かせた状態では、突部に形成した溝の位置がストッパ軸
の位置に一致するため、工具を用いることなくガイドレ
ールに対してトレイを着脱することができる。さらに、
ストッパ軸は別部品として形成されてガイドレールに植
設されるため、その材料を選択することで径を細くして
も機械的強度が高めることができる。これにより、トレ
イの着脱に際してガイド支えからガイドを浮かせる量
を、径の細いストッパ軸を用いた分だけ少なくすること
ができる。これにより、トレイに重い物体が収納されて
いる場合にも、トレイをガイドレールに対して比較的容
易に着脱することができる。
【0037】請求項2の発明によれば、ストッパ軸とし
て、市販のネジを用いることが可能となるため、部品と
してのコストを低減することができる。また、ネジによ
るストッパ軸は、ガイドレールに螺合するだけで固定さ
れるため、面倒な加締め作業等を省略し、ガイドレール
へのストッパ軸の取り付け作業を容易にすることができ
る。
【0038】請求項3の発明によれば、突部に形成され
た溝の奥側の開口部に上下方向に拡開する拡開部を形成
したので、ガイドレールから引き抜いたトレイを再びガ
イドレールに装着する場合には、拡開部により溝とスト
ッパ軸との位置合わせを容易にすることができる。
【0039】請求項4の発明によれば、突部に形成され
た溝の奥側の開口部に、その溝の上面から奥側に向かう
に従い次第に上方に延出する案内斜面を形成したので、
ガイドレールから引き抜いたトレイを再びガイドレール
に装着する場合には、案内斜面により溝とストッパ軸ト
の位置合わせををさらに容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態における給紙トレイ
とガイドレールとの関係を示す分解斜視図である。
【図2】ガイドとガイドレールとの関係を側面から見た
様子を示す一部の説明図である。
【図3】ガイドレールに取り付けられるストッパ軸の変
形例を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の実施の第二の形態における突部とスト
ッパ軸との関係を側面から示す説明図である。
【図5】本発明の実施の第三の形態における突部とスト
ッパ軸との関係を側面から示す説明図である。
【図6】給紙トレイを引き出し自在に備えた画像形成装
置の一例を示す斜視図である。
【図7】先行技術としての給紙トレイとガイドレールと
の関係を示す分解斜視図である。
【図8】そのガイドとガイドレールとの関係を上方から
見た様子を示す説明図である。
【図9】そのガイドとガイドレールとの関係を側面から
見た様子を示す一部の説明図である。
【符号の説明】
3 トレイ 6 ガイド 7 突部 10 ガイドレール 11 ガイド支え 12 ガイド押え 13 側面 16 ストッパ軸 18 拡開部 19 案内斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/26 312 A47B 88/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両外側面から突出するガイドが手前側か
    ら奥側に向けて形成されたトレイと、 前記ガイドの底面を支えるガイド支えと、前記ガイドの
    上面に対して所定の間隔を開けて対向するガイド押えと
    を有して前記トレイを引き出し自在に支持する断面コの
    字形のガイドレールと、 前記ガイドレールの側面の手前側の端部近傍に植設され
    て内側に向けて突出するストッパ軸と、 前記ガイドの奥側の後端付近に形成されて外側方向に突
    出されて前記トレイを引き出したときに前記ストッパ軸
    に当接する突部と、 前記ガイドを前記ガイド支えに対して略平行に浮かせた
    状態で前記ストッパ軸との当接を回避するように位置を
    定められて前記突部に形成された溝と、を備えることを
    特徴とする引出装置。
  2. 【請求項2】 ストッパ軸として、ガイドレールの側面
    に螺合されたネジを用いたことを特徴とする請求項1記
    載の引出装置。
  3. 【請求項3】 突部に形成された溝の奥側の開口部に上
    下方向に拡開する拡開部を形成したことを特徴とする請
    求項1記載の引出装置。
  4. 【請求項4】 突部に形成された溝の奥側の開口部に、
    その溝の上面から奥側に向かうに従い次第に上方に延出
    する案内斜面を形成したことを特徴とする請求項1記載
    の引出装置。
JP27978496A 1996-10-23 1996-10-23 引出装置 Expired - Lifetime JP3516376B2 (ja)

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