JP3516056B2 - ドーム屋根の回転式リフトアップ構築工法 - Google Patents

ドーム屋根の回転式リフトアップ構築工法

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JP3516056B2 JP06083695A JP6083695A JP3516056B2 JP 3516056 B2 JP3516056 B2 JP 3516056B2 JP 06083695 A JP06083695 A JP 06083695A JP 6083695 A JP6083695 A JP 6083695A JP 3516056 B2 JP3516056 B2 JP 3516056B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、曲面形状をした大空
間ドーム屋根構造物、特に地上高さが数10メートルも
あるドーム屋根の構築を、できるだけ地上レベルの組立
て作業を多くして施工する回転式リフトアップ構築工法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図1に示したような完成図
の大空間ドーム屋根構造物(一例として長径方向の長さ
が180メートル、屋根最高部の地上高さは50メート
ル)の構築工法としては、大要、下記のものが知られて
いる。 I) 一般にベントと呼ばれる多数の仮設構台をドーム
屋根の平面下に地上から屋根の高さまで図11のように
設置し、地上に搬入した大型揚重機(トラッククレーン
など)により屋根構造物の構造材または或る程度組み立
てた構造ユニットを構台上へ揚重し、構台上の作業員が
屋根の完成形と同じ形状を保持しながら高所で組立て作
業を進める。そして、屋根の組立て完了後に、順次端の
位置から仮設構台を撤去し大空間を形成する。 II) 大空間ドーム屋根構造物をいくつかのブロックに
分割して組立て、構造物周辺の躯体上部に設置した走行
レールに載せ、牽引装置により順次横引き移動させなが
ら構築を進めるトラベリング工法。 III) 大空間ドーム屋根構造物を地上付近で組立て、そ
れを上空へ所定の高さまで押し上げて設置するプッシュ
アップ工法。 IV) 跳ね出し屋根、ドーム形屋根、かまぼこ形屋根を
構築するにあたり、屋根構造材の軒側端部を回動可能に
支持せしめ、棟側端部を接地させた低い姿勢の状態で低
所にて組立て、その後棟側端部を張力部材により引き起
こし、又はクレーン、リフトなどで吊り起こして所定の
屋根勾配で固定する工法(特公平5−83705号公報
参照)。 V) 野球場その他の平面が円形の大スパン鉄骨ドーム
を構築するにあたり、円周方向に等分した扇形のドーム
構成ブロックを低い構台の上で組立て、中心部に立設し
たやぐらを利用して各ドーム構成ブロックの中心部を引
き上げてドーム形状に完成する工法(特開平3−697
40号公報参照)。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上記I)の構築工法
には、下記するような問題点がある。 屋根構築の殆どの作業が高所作業になるため、危険
度が高く、作業効率が悪い。膨大な安全設備の用意と、
強風などに対する処置を必要とし、仮設費用が嵩んで建
設費が高い。 地上数10メートルの高さの揚重作業に適用可能な
大型揚重機を必要とするから、機械コストが割高にな
る。 屋根の平面下の地上に屋根の高さに等しい多数の仮
設構台が所狭しと設置され、長期間にわたり構築場所の
大空間を占拠するため、屋根構築作業の邪魔になり、作
業の効率を低下させる。しかも、大空間構造物における
空間内の他の構造物の構築は、仮設構台の撤去後の作業
となるから長い施工期間が必要になる。
【0004】次に、上記II)及びIII)の工法には、次
のような問題点がある。 大空間ドーム屋根の曲面形状を保持するためには、
構造物の各支持点において同構造物の変形により生ずる
過大な水平力を拘束することが必要である。しかし、上
記II)及びIII) の工法はいずれも支持点が移動するた
め、水平力を拘束する手段の実行が非常に困難であり、
結局、ドーム屋根を精度良く構築する技術はいまだ確立
されていないに等しい。
【0005】次に、上記IV)の工法には、次のような問
題点がある。 回動可能に支持され前下がりに傾斜して組み立てら
れた屋根構造材を張力部材で引き起こす方法(同公報の
第1図、第3図を参照)の場合は、過大な引っ張り力が
必要であり、大規模な実施は大変困難である。また、ク
レーンで吊り起こす方法(同公報の第4図を参照)の場
合は、屋根構造材の回転軌跡に同調するように吊り点を
水平方向へ変位させるようにクレーンブームを制御する
操作が難しく、作業の精度、効率が悪い。
【0006】次に、上記V)の工法には、次のような問
題点がある。 ドーム構成ブロックの中心部を引き上げるとき、扇
形のドーム構成ブロックの周辺側端部を支持反力に耐え
るように確実に支持する方法が課題となる。この周辺側
端部の位置が不変であるときは、ドーム屋根構成ブロッ
クの中心部を引き上げる際の回転軌跡に含まれる水平方
向変位を解消する処置を工夫しないと、出来上がったド
ーム屋根の中心部に大きな空所を発生し、その補完工事
に手間がかかる不都合がある。
【0007】従って、本発明の目的は、大空間ドーム屋
根の構築を、出来るだけ低所において安全に組立て可能
とし、仮設物を少なくして省資源、省仮設の施工を実現
すると共に、施工上の精度を確保し、工期を短縮するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するための手段として、請求項1の発明に係るドーム
屋根の回転式リフトアップ構築工法は、平面形状が線対
称性のかまぼこ型又はこれに準ずる曲面形状の大空間ド
ーム屋根の骨組みを同ドーム屋根の線対称の位置で二分
した二つのブロックに分割し、各々のブロックは躯体側
端部の下面側を対称線方向に水平な回転軸により支持せ
しめた状態で地上レベルで組み立てる段階と、前記二つ
のブロックと干渉しない配置で、且つ屋根中央の分割線
に沿う配置でリフトアップ構台を設置し、リフトアップ
構台には前記各ブロックの中央側端部の最終の設置位置
の高さよりも高い位置に、各ブロックが前記回転軸を中
心に回転する際に中央側端部が描く円弧軌跡の水平方向
変位量と少なくとも同じ長さのストロークで水平移動す
るスライド架台を設置し、このスライド架台に前記ブロ
ックの吊り上げ装置を設置する段階と、前記吊り上げ装
置の吊り材を先行ブロックの中央側端部に連結し、吊り
上げ装置を駆動して同ブロックをその回転軸を中心に回
転させつつ中央側端部をリフトアップし、且つ同中央側
端部の水平方向変位に同調させてスライド架台を同方向
に移動させ、同ブロックの躯体側端部を外周躯体に支持
させ、中央側端部を最終の設置位置に固定する段階と、
次いで他のブロックの組立てを完成し、前記吊り上げ装
置の吊り材を当該ブロックの中央側端部に連結し、前記
同様に吊り上げ装置を駆動し、スライド架台を同調移動
させて当該ブロックを回転軸を中心に回転させつつ中央
側端部をリフトアップし、同ブロックの躯体側端部を外
周躯体に支持させ、中央側端部を最終の設置位置におい
て先行ブロックの中央側端部と合致させ、両ブロックを
一体的に接合する段階とからなることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明に係るドーム屋根の回転式
リフトアップ構築工法は、円形又は楕円形曲面形状の大
空間ドーム屋根の骨組みを複数のブロックに分割し、特
にドーム屋根の中央部分に関しては経線方向に可能な限
りの幅を持ち緯度線方向には屋根中央部で二分したブロ
ックを、各々の躯体側端部の下面側を経線方向に水平な
回転軸により支持された状態で地上レベルで組み立てる
段階と、前記二つのブロックと干渉しない配置で、且つ
屋根中央の分割線に沿う配置でリフトアップ構台を設置
し、リフトアップ構台には前記各ブロックの中央側端部
の最終の設置位置の高さよりも高い位置に、ブロックが
前記回転軸を中心に回転する際に中央側端部が描く円弧
軌跡の水平方向変位量と少なくとも同じ長さのストロー
クで水平移動するスライド架台を設置し、このスライド
架台に前記ブロックの吊り上げ装置を設置する段階と、
前記吊り上げ装置の吊り材を先行ブロックの中央側端部
に連結し、吊り上げ装置を駆動して同ブロックをその回
転軸を中心に回転させつつ中央側端部をリフトアップ
し、且つ同中央側端部の水平方向変位に同調させてスラ
イド架台を同方向に移動させ、同ブロックの躯体側端部
を外周躯体に支持させ、中央側端部を最終の設置位置に
固定する段階と、次いで後行ブロックの組立てを完成
し、前記吊り上げ装置の吊り材を当該ブロックの同ブロ
ックの躯体側端部を外周躯体に支持させ、中央側端部に
連結し、前記同様に吊り上げ装置を駆動し、且つスライ
ド架台を同調移動させて当該ブロックを回転軸を中心に
回転させつつ中央側端部をリフトアップし、同ブロック
の中央側端部を最終の設置位置において先行ブロックの
中央側端部と合致させ、両ブロックを一体的に接合する
段階と、残余の屋根部分は地上から仮設構台を組立て、
仮設構台の上で現場組立てを行なう段階とからなること
を特徴とする。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項2に記載し
た発明に関して、地上レベルで組立てたブロックをリフ
トアップする工程に先立ち、同ブロックの下面側に躯体
側端部と中央側端部を結ぶ形状保持用の引っ張りワイヤ
を弓の弦の如くに適度な張力状態に設置し、また、躯体
側端部に沿ってその外周位置に形状保持補助装置を設置
し、この形状保持補助装置の吊り材をブロックの躯体側
端部と連結し、ブロックのリフトアップに同調して躯体
側端部の変形を防ぐ操作をすることを特徴とする。
【0011】
【作用】各ブロックの組立ては地上レベルの低所作業と
して行なわれるから危険性が低く、作業の効率も良い、
請求項2の円形又は楕円形のドーム屋根の場合でも、約
70%位は地上レベルの組立て作業となる。各ブロック
の中央側端部をリフトアップする際の回転軌跡に含まれ
る水平方向変位には、吊り上げ装置を搭載したスライド
架台を同調移動させる制御によって完全に対応できる。
その結果、リフトアップするブロックに過大な応力や曲
げを作用させず、不用意な変形を生じさせない。
【0012】複数のブロックは、順次1個ずつリフトア
ップするので、各ブロックは回転軸の位置を基点として
中央側端部の回転軌跡の終点が丁度ドーム屋根の接合位
置となるように順次組立てを完成して行える。このリフ
トアップ工法の採用により、ブロックを組立てる仮設構
台は背の低いものとなり、また、著しく少数に減らすこ
とができ、その撤去はリフトアップと並行して行なえる
から工期の短縮も図れる。
【0013】ドーム屋根の骨組みは、トラス構造であっ
ても自力でドーム形状を保持することは難しく、特にリ
フトアップ時の吊り起こし作用力で形態が歪むおそれが
あるが、それを請求項3の形状保持用の引っ張りワイヤ
ー及び形状保持補助装置によって防ぐことができる。
【0014】
【実施例】次に、図示した本発明の実施例を説明する。
図2に示したように平面形が楕円形状で、図1のような
完成図の大空間ドーム屋根において、図2中に符号1と
2で指示した二つの屋根ブロックを、図3に示した要領
の回転式リフトアップ構築工法で施工する場合につい
て、以下に説明する。因みに図2に示した2個のブロッ
ク1、2は、楕円形曲面形状の大空間ドーム屋根の中央
部分を、先ず図2の上下方向である経線方向に回転リフ
トアップ工法の施工が可能な限りの幅Wを持ち、図2の
左右方向である緯度線方向には屋根中央部で左右に二分
された構成である。これら二つのブロック1、2が当該
ドーム屋根全体の約70%を占める。前記二つのブロッ
ク1、2は、図3に示したように、各々の左右両端に相
当する躯体側端部(外周躯体8の側)の端部の下面側を
地上に適度な高さHで設けた軸受け台3上の経線方向に
水平な回転軸4で支持された状態で地上レベルの組み立
てが行なわれる。回転軸4は、図2のようにブロックの
幅Wの全長にわたる長さではなく、ブロック1又は2の
回転式リフトアップ時の支持に支障ない程度に、例えば
両側に1/3づつの長さで設置されている。回転軸4を
ブロックの全幅Wにわたって精度良く設けることは技術
的に大変困難なためである。従って、技術的に回転軸4
を全幅Wにわたって設置可能であるときは、勿論、その
ように設置する。前記のように、各ブロック1、2は地
上一定の高さHに位置する回転軸4で躯体側端部をリフ
トアップ時に一定位置で回転のみ可能に支持されてい
る。その意図は、躯体側端部の回転動作を共通化させ円
滑ならしめて少なくとも躯体側端部が外周躯体や地面に
つっかえて回転不能に陥らないようにするためである。
前記のような各支持条件を満たすようにブロック1、2
の幅Wの大きさが決定されている。施工の効率化のため
には、前記ブロックの幅Wは可能なかぎり大きくするこ
とが望ましい。前記回転軸4の前記高さHは、ブロック
1、2の中央側端部を最終の設置位置までリフトアップ
したとき、躯体側端部が丁度外周躯体8で支持される高
さでもある(図9参照)。
【0015】図4〜図6は、図3を更に具体化して、ド
ーム屋根を構築する二つのブロック1、2を地上レベル
で組み立て、これら二つのブロック1、2をリフトアッ
プ構台5を利用して順次回転式リフトアップを行なう要
領図を工程順に示している。ブロック1、2の組み立て
作業は、地上に、ドーム屋根の曲面形状ブロックの組み
立てに支障ない高さ及び配置で複数の仮設構台(地組み
構台)6を設置し、仮設構台6の上に作業員が登り、あ
るいは汎用の高所作業車に作業員が乗り込み、地上に搬
入した小型揚重機で屋根材又はある程度の大きさに地上
で地組みした屋根ユニットを揚重して組み立て作業を進
める。屋根構造材としては、構造用鋼材(形鋼)、また
は木材の板、小角材を繊維方向を長手方向に揃えて接着
剤で重ね貼りして角材、厚板に形成した集成材を使用
し、軽量で強度、剛性が大きい平版状の立体トラス構造
に組み立てられる。図4は先行してリフトアップする図
中左側のブロック2の組み立てを完成した段階を示して
いる。各ブロックの組立てと並行してリフトアップ構台
5の仮設も進められる。
【0016】リフトアップ構台5の設置は、平面的には
図2に仮設支柱5aの配置例を示したように、ドーム屋
根の前述した二つのブロック1、2の分割線に沿って各
ブロックと干渉しない配置とする。この場合、ブロック
1、2の平面形状も前記リフトアップ構台5の位置を避
ける凹欠部7を設けて干渉を避けた構成とする。また、
図3の立面図でみると、リフトアップ構台5は、各ブロ
ック1、2の回転軸4を中心とする回転式リフトアップ
における中央側端部の最終の設置位置の高さ(実施例で
は地上約50m)よりも数m程度高い仮設支柱5aを、
緯度線方向に、回転式リフトアップの際ブロックの中央
側端部が描く円弧軌跡(図3中の符号16、18を参
照)の水平方向変位量(約8m程度)よりも長い距離
(具体的には約18m程度)だけ離れた左右対称な位置
に一対ずつ設置されている。前記の対はまた、図2の平
面方向に見ると分割線に沿って均等な配置で4基設置さ
れている。左右対称に位置する仮設支柱5a,5aの上
端部であって回転軸4を中心とする各ブロックの回転式
リフトアップにおける中央側端部の最終の設置位置の高
さよりも少し高い位置に、頭繋ぎ材5bが架設されてい
る。そして、前記頭繋ぎ材5bの上に水平方向に移動す
るスライド架台10が設置され、スライド架台10上に
前記ブロックの吊り上げ装置9が搭載されている。
【0017】図7と図8に前記スライド架台5b及び吊
り上げ装置9の構造の詳細を示している。ボックストラ
ス構造の頭繋ぎ材5bの左右の上弦材の上面中央部に5
0mm角のレール11が敷設され、前記レール11の上に
乗るオイルレスプレート12を備えたスライド架台10
が搭載されている。但し、前記オイルレスプレートに代
えて、テフロン(登録商標)、特殊合金などで形成した
スライドシュー、あるいは車輪を使用しても良い。前記
スライド架台10の左右両端部にセンターホールジャッ
キ構造の吊り上げ装置9が垂直下向きに設置され(図
8)、前記吊り上げ装置9によって駆動される吊り材と
して使用された直径50mm程度のワイヤーロープ9aの
下端部の吊り具9bがブロック1又は2の該当箇所を吊
るようになっている。もっとも、吊り上げ装置はウイン
チなどでも良い。頭繋ぎ材5bの上弦材における長手方
向の両端部に対称的な配置で反力受けブラケット14、
14が固定され(図7)、各々にセンターホールジャッ
キ構造の牽引ジャッキ13、13が内向きに対向する配
置に設置され、各牽引ジャッキ13で駆動される牽引用
ロッド15の他端がレール11と平行な配置で真っ直ぐ
にスライド架台10と連結されている。但し、牽引ジャ
ッキ13に代えて、ウインチ、あるいはラックピニオン
機構による走行システム、又は車輪のダイレクトドライ
ブによる走行システムを実施することもできる。
【0018】図5は図中左側のブロック2の回転式リフ
トアップを、前記リフトアップ構台5の吊り上げ装置9
により左端(躯体側端部)の回転軸4を中心に上限近く
まで進めた段階を示している。図中の円弧矢印16は当
該ブロック2の中央側端部の回転軌跡である。前記の回
転軌跡16に含まれる水平方向変位に従って、スライド
架台10及び吊り上げ装置9は、図の右側位置から順次
左側方向へ、図7中の左側に位置する牽引ジャッキ13
の駆動により前記水平方向変位量と同調するようにレー
ル11上を水平に移動される。従って、回転軸4を中心
に回転式リフトアップされるブロック2に、吊り上げ力
に起因する曲げ作用や局部的に過大な応力が作用するこ
とを防ぎ、ブロック2に歪みや変形を生じないように注
意深い施工が行われる。このとき反対側の牽引ジャッキ
13はセンターホール機構を全開(非駆動状態)とされ
ている。吊り用のワイヤーロープ9aには十分な自在性
(可撓性)が有るので、前記スライド架台10及び吊り
上げ装置9の水平な同調移動は略一致する程度の粗い精
度でも足りる。
【0019】なお、前記回転式リフトアップに先立ち、
ブロック2の下面側に、躯体側端部と中央側端部を緯度
線方向に結ぶ形状保持用の引っ張りワイヤー17を形状
保持に必要な張力を付与した状態で弓の弦の如くに設置
し、もって略完成状態の曲面形状のドーム屋根構造に組
み立てたブロック2の形状を回転式リフトアップの吊り
上げ力に耐えるように保持させる。前記引っ張りワイヤ
ー17は、当該ブロック2の中央側端部を図6のように
最終の設置高さ位置にリフトアップし、リフトアップ構
台5の仮設支柱5aへあずけて一時的に仮固定した段階
で撤去される。当該ブロック2の地上レベルの組立てに
供した仮設構台6は、前記リフトアップ作業がある程度
進んだ段階から並行して解体撤去される(図5、図6参
照)。この場合、ブロックがリフトアップされて上空は
広いから、作業性が良く、短時間で解体撤去できる。
【0020】図6は前記ブロック2の中央側端部の仮固
定後に、図中右側のブロック1の地上レベルの組立てを
完成し(図4、図5と図6のブロック1の長さの差を参
照)、つづいて同ブロック1をリフトアップ構台5上の
スライド架台10及び吊り上げ装置9により回転式リフ
トアップする初期の段階を示している。図中の符号18
が当該ブロック1の中央側端部の回転軌跡である。前記
回転軌跡18に含まれる水平方向変位に吊り上げ装置9
の位置を同調させるため、スライド架台10は図6の左
側位置からスタートして順次右方向へ図7中の右側の牽
引ジャッキ13で水平移動される。このとき、反対側の
牽引ジャッキ13はセンターホール機構を全開(非駆動
状態)とされる。
【0021】かくして二つのブロック1、2の中央側端
部を図3に実線で図示したように最終の設置高さ位置へ
リフトアップした後に、各ブロックの中央側端部を合致
させ、リフトアップ構台5上で両ブロック1、2を一体
的に接合する作業を進めて回転式リフトアップを完成す
る。しかる後に、無用となったリフトアップ構台5は撤
去する。なお、各ブロック1、2の躯体側端部は、各々
のリフトアップを完了した段階で、図9のように外周躯
体8で支持させて、回転軸4による支持から盛り代えを
行ない、その後回転軸4及び軸受け台3の解体撤去を行
なう。
【0022】ところで、各ブロック1、2の回転軸4
を、躯体側端部の全幅Wのうち両側の1/3Wずつの長
さに設置した場合、前述したようにブロックを軽量で強
度、剛性の大きい平版状の立体トラス構造に組み立てて
いても、リフトアップ構台5の吊り上げ装置9で吊り起
こす際の大きな作用力に対して同ブロックの曲面形状
(ドーム屋根形状)を保持することは大変難しい。そこ
で本発明では、図9及び図10に示したように、ブロッ
ク1、2の躯体側端部に沿ってその外周位置に、更に詳
しくは図2において回転軸4が存在しない範囲Yに形状
保持補助装置20が設置されている。形状保持補助装置
20の構成の詳細を図10に示した。両端を支柱21で
支持された反力台22の左右位置に2台のリフトアップ
ジャッキ(センターホールジャッキ)23,23が垂直
下向きに設置され、前記2台のリフトアップジャッキ2
3で駆動される1本のワイヤー24が、前記反力台22
の下面に吊り下げた4個の固定シーブ25、及び吊り枠
26の上面に取り付けた4個の移動シーブ27の間に順
に上下左右方向に巻き掛けられている。従って、2台の
リフトアップジャッキ24が同期してワイヤー24を引
上げ又は下げることにより吊り枠26がゆっくりした速
度で上下動する。各ブロックを支持する回転軸4の位置
が躯体側端部に極端に偏って位置しているので、中央側
端部のリフトアップ速度に対して、躯体側端部の回転速
度は数10、数100分の一で良いからである。前記吊
り枠26に、ブロックの躯体側端部において回転軸4が
存在しない範囲Yの構造材を連結し、当該ブロックの回
転式リフトアップの際に並行してリフトアップジャッキ
23をワイヤー24を下向きに繰り出すように運転し
て、前記構造材部分に適度な引っ張り力を付与して形状
保持の効果を得るのである。なお、前記のリフトアップ
ジャッキに代えて、ウインチを使用することも良い。
【0023】上述のようにして二つのブロック1、2の
リフトアップ及び一体化接合を完了した後に、図2にお
ける空白部分29、30(残余の屋根ブロック)の屋根
の現場組立てを行なう。この現場組立てに際しては、地
上から当該屋根部分の高さに等しい仮設構台を設置し、
この仮設構台に作業員が登り、あるいは汎用の高所作業
車に作業員が乗り、地上の小形揚重機で屋根構造材また
はある程度の大きさに組み立てたユニットを前記の各作
業員へ供給してドーム屋根の曲面形状に組立てを進め
る。この場合、前記前記空白部分29、30の屋根の高
さは最高でも25メートル位であるから、小形揚重機や
高所作業車の使用で十分に作業できるし、作業の効率も
さして低下しない。
【0024】なお、ドーム屋根がかまぼこ型曲面形状又
はこれに準じて対称性のある平面形状であるときは、そ
の線対称の位置を分割した二つの屋根ブロックを地上レ
ベルで地組みを行なうと共に、上述した内容の回転式リ
フトアップ実施することにより屋根の100%を施工す
ることができる。
【0025】
【本発明が奏する効果】本発明に係るドーム屋根の回転
式リフトアップ構築工法によれば、高い大空間ドーム屋
根の大部分の施工を、地上レベルの低い仮設構台の上で
組立て可能であるため、通常(小形)の揚重機、汎用の
高所作業車を使用して安全性の高い構築作業を進めるこ
とができ、作業の効率も高められ、コストの削減も達成
できる。地上レベルで組み立てた屋根ブロックを回転式
リフトアップした後は、上空が十分に広い場所で仮設構
台の撤去を行えるので、作業性が良く、短時間で解体撤
去できる。しかも仮設構台、リフトアップ構台の数量を
少なくでき、また、設置期間を短縮でき、経済的であ
る。
【0026】躯体側端部を位置を固定された回転軸で支
持せしめ回転式リフトアップによる施工であり、回転軸
による支持点が不動で回転動作のみ自由で曲げ作用を生
じないので、屋根ブロックの変形による水平力の拘束が
容易であり、ブロック全体の精度の確保が容易である。
しかもリフトアップ時には吊り上げ装置の位置をブロッ
クの回転軌跡の水平方向変位に同調するように同方向へ
水平移動させるので、吊り上げ力を常に垂直成分のみと
してブロックに対する過大な応力や曲げ作用を発生させ
ず、ブロック全体の歪み、変形の防止を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドーム屋根構造物の完成状態の斜視図である。
【図2】ドーム屋根構造物の屋根のブロック化の例を示
した平面図である。
【図3】地上レベルで組み立てたブロックの回転式リフ
トアップの要領を示した立面図である。
【図4】地上レベルでブロックの組み立てを行なう要領
を示した立面図である。
【図5】地上レベルで組み立てた先行ブロックの回転式
リフトアップの要領を示した立面図である。
【図6】地上レベルで組み立てた後行ブロックの回転式
リフトアップの要領を示した立面図である。
【図7】リフトアップ構台の上部の詳細を示した正面図
である。
【図8】リフトアップ構台の上部の詳細を示した側面図
である。
【図9】形状保持補助装置の設置例を示した正面図であ
る。
【図10】形状保持補助装置の構成の詳細を示した正面
図である。
【図11】ドーム屋根構造物の従来工法による構築の例
を示した断面図である。
【符号の説明】
1、2 ブロック 4 回転軸 5 リフトアップ構台 16 円弧軌跡 18 円弧軌跡 10 スライド架台 9 吊り上げ装置 17 引っ張りワイヤー 20 形状保持補助装置
フロントページの続き (72)発明者 阿部 靖弘 仙台市青葉区国分町3丁目4番33号 株 式会社竹中工務店東北支店内 (72)発明者 小林 裕一 仙台市青葉区国分町3丁目4番33号 株 式会社竹中工務店東北支店内 (72)発明者 門脇 庸 仙台市青葉区国分町3丁目4番33号 株 式会社竹中工務店東北支店内 (72)発明者 松井 信一 仙台市青葉区国分町3丁目4番33号 株 式会社竹中工務店東北支店内 (72)発明者 坪田 章 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 西垣 登 東京都豊島区北大塚一丁目13番15号 宮 地建設工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−36434(JP,A) 特開 昭60−3339(JP,A) 特開 平3−69740(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/32 101 E04B 1/32 102 E04B 1/35 E04B 7/08 E04G 21/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面形状が線対称性のかまぼこ型又はこ
    れに準ずる曲面形状の大空間ドーム屋根の骨組みを同ド
    ーム屋根の線対称の位置で二分して二つのブロックに分
    割し、各々のブロックは躯体側端部の下面側を対称線方
    向に水平な回転軸により支持せしめた状態で地上レベル
    で組み立てる段階と、 前記二つのブロックと干渉しない配置で、且つ屋根中央
    の分割線に沿う配置でリフトアップ構台を設置し、リフ
    トアップ構台には前記各ブロックの中央側端部の最終の
    設置位置の高さよりも高い位置に、各ブロックが前記回
    転軸を中心に回転する際に中央側端部が描く円弧軌跡の
    水平方向変位量と少なくとも同じ長さのストロークで水
    平移動するスライド架台を設置し、このスライド架台に
    前記ブロックの吊り上げ装置を設置する段階と、 前記吊り上げ装置の吊り材を先行ブロックの中央側端部
    に連結し、吊り上げ装置を駆動して同ブロックをその回
    転軸を中心に回転させつつ中央側端部をリフトアップ
    し、且つ同中央側端部の水平方向変位に同調させてスラ
    イド架台を同方向に移動させ、同ブロックの躯体側端部
    を外周躯体に支持させ、中央側端部を最終の設置位置に
    固定する段階と、 次いで他のブロックの組立てを完成し、前記吊り上げ装
    置の吊り材を当該ブロックの中央側端部に連結し、前記
    同様に吊り上げ装置を駆動し、スライド架台を同調移動
    させて当該ブロックを回転軸を中心に回転させつつ中央
    側端部をリフトアップし、同ブロックの躯体側端部を外
    周躯体に支持させ、中央側端部を最終の設置位置におい
    て先行ブロックの中央側端部と合致させ、両ブロックを
    一体的に接合する段階と、からなることを特徴とするド
    ーム屋根の回転式リフトアップ構築工法。
  2. 【請求項2】 円形又は楕円形曲面形状の大空間ドーム
    屋根の骨組みを複数のブロックに分割し、特にドーム屋
    根の中央部分に関しては経線方向に可能な限りの幅を持
    ち緯度線方向には屋根中央部で二分したブロックを、各
    々の躯体側端部の下面側を経線方向に水平な回転軸によ
    り支持された状態で地上レベルで組み立てる段階と、 前記二つのブロックと干渉しない配置で、且つ屋根中央
    の分割線に沿う配置でリフトアップ構台を設置し、リフ
    トアップ構台には前記各ブロックの中央側端部の最終の
    設置位置の高さよりも高い位置に、ブロックが前記回転
    軸を中心に回転する際に中央側端部が描く円弧軌跡の水
    平方向変位量と少なくとも同じ長さのストロークで水平
    移動するスライド架台を設置し、このスライド架台に前
    記ブロックの吊り上げ装置を設置する段階と、 前記吊り上げ装置の吊り材を先行ブロックの中央側端部
    に連結し、吊り上げ装置を駆動して同ブロックをその回
    転軸を中心に回転させつつ中央側端部をリフトアップ
    し、且つ同中央側端部の水平方向変位に同調させてスラ
    イド架台を同方向に移動させ、同ブロックの躯体側端部
    を外周躯体に支持させ、中央側端部を最終の設置位置に
    固定する段階と、 次いで後行ブロックの組立てを完成し、前記吊り上げ装
    置の吊り材を当該ブロックの中央側端部に連結し、前記
    同様に吊り上げ装置を駆動し、且つスライド架台を同調
    移動させて当該ブロックを回転軸を中心に回転させつつ
    中央側端部をリフトアップし、同ブロックの躯体側端部
    を外周躯体に支持させ、中央側端部を最終の設置位置に
    おいて先行ブロックの中央側端部と合致させ、両ブロッ
    クを一体的に接合する段階と、 残余の屋根部分は地上から仮設構台を組立て、仮設構台
    の上で現場組立てを行なう段階と、からなることを特徴
    とするドーム屋根の回転式リフトアップ構築工法。
  3. 【請求項3】 地上レベルで組立てたブロックをリフト
    アップする工程に先立ち、同ブロックの下面側に躯体側
    端部と中央側端部を結ぶ形状保持用の引っ張りワイヤを
    弓の弦の如くに適度な張力状態に設置し、また、躯体側
    端部に沿ってその外周位置に形状保持補助装置を設置
    し、この形状保持補助装置の吊り材をブロックの躯体側
    端部と連結し、ブロックのリフトアップに同調して躯体
    側端部の変形を防ぐ操作をすることを特徴とする、請求
    項2に記載したドーム屋根の回転式リフトアップ構築工
    法。
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