JPH06146662A - 全天候式塔状構造物架設装置 - Google Patents

全天候式塔状構造物架設装置

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JPH06146662A
JPH06146662A JP30193492A JP30193492A JPH06146662A JP H06146662 A JPH06146662 A JP H06146662A JP 30193492 A JP30193492 A JP 30193492A JP 30193492 A JP30193492 A JP 30193492A JP H06146662 A JPH06146662 A JP H06146662A
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Shigeo Inoue
繁夫 井上
Yukio Manabe
幸男 真鍋
Tsunetaka Hiromi
常登 広実
Masashi Fukumoto
昌史 福本
Katsuyuki Hirao
克之 平尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業能率と安全性の向上が図れる全天候式塔
状構造物架設装置を提供する。 【構成】 架設すべき外装板付高層煙突に先駆けて地上
で組み付けられる屋根15と、該屋根と連結して外装板
12の分割ブロック12aを吊り上げる旋回クレーン1
7と、前記屋根及び旋回クレーンを支持する架構13
と、該架構13に組み付けられて前記煙突の外筒10を
上架し得る天井クレーン14と、これらの全ての部材を
前記外装板12の補強部材12bを支点として順次ジャ
ッキアップし得るガイドコラム21とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外装板付高層煙突や大
口径高層煙突等の塔状構造物の架設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の外装板付高層煙突(以下、美観型
煙突と称す)の架設工法を図6により説明する。
【0003】先ず、図中1がクローラークレーン,2が
ポストクレーン,3が美観型煙突の外筒,4aが円周方
向に分割した外装板の分割ブロックであり、クローラー
クレーン1により外筒3を或る高さまで建付けた後、ポ
ストクレーン2をこの外筒3内の中心部に設置する。
【0004】次いで、ジャッキアップ装置5によりポス
トクレーン2が付いた外筒3全体をジャッキアップリン
グ6を利用してせり上げる。このようにしてポストクレ
ーン付外筒3を先行架設し、このポストクレーン2を用
いて順次隣接する外筒3を架設していくのである。
【0005】同上工法にて美観型煙突を架設している全
体図を図7に示す。
【0006】これによれば、ジャッキアップされるポス
トクレーン付外筒3にて外装板4の分割ブロック4aを
吊り上げて順次建付ける。同様にして隣接する外筒3−
1,3−2,3−3や各種梁部材7も建付ける。
【0007】この時、外筒3は、前述したように、ジャ
ッキアップ装置5(図6参照)でジャッキアップされ、
台車8で搬送された分割外筒3aをその間に挿入して溶
接組立し、順次せり上げられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の架設工法では、
1台のポストクレーンを利用して数本の隣接外筒,外装
板及び鉄塔部材の全ての部材を上架し、建付けを行うこ
とになり、多大な工程を要する他雨天時には作業できな
かった。
【0009】さらに、ポストクレーン付外筒をジャッキ
アップするためのジャッキアップ装置を外装板の内側に
設置する必要があり、設置のためのスペース分外装板規
模を大きくする必要があり、コストアップの要因となる
ほか設計の自由度を損うという問題点があった。
【0010】そこで、本発明の目的は、作業能率と安全
性の向上が図れる全天候式塔状構造物架設装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、本発明の構成は、架設すべき塔状構造物に先駆けて
地上で組み付けられる、前記構造物の架設作業のための
屋根構造部と、該屋根構造部と連結されて同屋根構造物
内に配された旋回式クレーン機構と、前記屋根構造部と
旋回式クレーン機構とを支持する架構と、該架構に組み
付けられて地上から外筒部材を上架し得る天井クレーン
機構と、前記屋根構造部,旋回式クレーン機構,架構及
び天井クレーン機構を前記構造物の外装板補強材を支点
として順次ジャッキアップするジャッキアップ機構とを
備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】前記構成によれば、架設作業が雨天により遅延
しないと共に漏れた足場での作業がなくなって安全性が
向上する。
【0013】また、旋回式クレーンと天井クレーンとの
2系統の上架設備により架設作業が並行で進められ、工
期短縮が図れる。
【0014】さらに、架設中の上部の外装板補強材を支
点として屋根及びクレーン設備をジャッキアップするこ
とにより、設計上の制約がなくなった。
【0015】
【実施例】以下添付図面に基づいて、本発明の一実施例
を説明する。
【0016】図1〜図3において、10は美観型煙突の
外筒で、10aは建付け前の分割外筒である。また、1
0−1,10−2は隣接する外筒である。
【0017】分割外筒10aは、台車11で外装板12
内に搬入され、架構13両側の梁材の下面を利用して懸
架されている走行トロリ14a,横行用梁14b及びワ
イヤ巻取りドラム付横行トロリ14cで構成される天井
クレーン14により上架され、建付部へ位置決めされる
ようになっている。
【0018】15は降雨から架設作業域全体を防護する
ための屋根、15aはその梁で前記架構13上にて支柱
16で支えられている。
【0019】18は支柱16に旋回可能に取り付けられ
た旋回クレーン17の梁構造部で、一端に走行トロリ付
ウインチ19がかつ他端にバランスウェイト20が付設
される。
【0020】なお、前記梁構造部18の長さは外装板1
2の外側から該外装板12の分割ブロック12aが吊り
上げできる長さに設定されると共に、前記バランスウェ
イト20には上架する荷とバランスさせるために走行ト
ロリによりウェイト位置が変えられる制御方式が組み込
まれている。
【0021】21は、前記架構13の周辺材13aにジ
ャッキアップ機構(図示せず)を介して連結し、外装板
12の補強材12bおよび反力受けブロック22を支点
に本架設装置を順次ジャッキアップするためのガイドコ
ラムであり、図示例では8基設けられている。
【0022】図4及び図5は、前記ジャッキアップ機構
の構造を示す。なお、本ジャッキアップ機構はビル建設
時の上部構造のせり上げに使用する既知のものである。
【0023】即ち、前記ガイドコラム21は上端部の一
対の起伏支持アーム23で補強材(支柱)12b両側の
反力受けブロック22の上面に乗り、補強材12bの外
側面沿いに縦に支持した外側に向って溝形断面を有する
ものである。
【0024】また、図中24は架構13の張り出し材1
3b下面に固定された上部ピンシリンダ箱25,シリン
ダ26,下部ピンシリンダ箱27からなるジャッキで、
上下両部ピンシリンダ箱25,27から左右に突出する
ピン28をガイドコラム21側壁のピン孔25に上下交
互に結合させ、シリンダ26の一斉伸縮で架構13をジ
ャッキアップさせるものである。
【0025】また、外装板12の建方が進んだ時、架構
13を別途手段で外装板12の補強材12bに支持した
状態において、前記ガイドコラム21はジャッキ26の
逆操作即ちジャッキダウン操作で上方へ押し上げられ、
上部の補強材12bに支持するように盛り替えられる。
【0026】ここで、本架設装置を利用した美観型煙突
の架設手順の一例を説明する。 (1)地上部でクローラークレーンを利用し、所定の高
さまで外装板12(補強材12b付)を建付ける。 (2)同上の架設後、同様にクローラークレーンを利用
して本発明に係る全天候式煙突架設装置を組立る。 (3)本架設装置を利用して外側の外装板12の建方と
内側の外筒10ならびに架構13等梁部材の建方を並行
作業で進める。尚、内側から外筒10や架構13等梁部
材を上架するためのスペースは、図3に示すように、外
筒1本分のスペースを利用する。そして、頂部まで架設
したら、残りの外筒1本を旋回クレーン17を利用して
順次積み重ねて建付ける(このときは外筒10を外から
上架する)。 (4)上述したように一定高さ分外装板12を建付けた
ら、本架設装置をジャッキアップし、(3)項の作業を
行う。このように(3),(4)項を繰り返して順次美
観型煙突を建付けるのである。 (5)ほぼ建方が完了したら、本架設装置の一部である
架構13は美観型煙突の頂部梁構造として流用する(従
って、取り合いをあらかじめ設定しておく)。 (6)本架設装置のその他の機械部,屋根15などはあ
らかじめ決められた手順にしたがって分割し、地上へ降
ろす。(最終的には、地上に別途ウインチが必要とな
る。)
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、地
上で予め組み付けられた屋根付の架設装置を架設作業に
利用するようにしたので、下記のような効果が得られ
る。 (1)屋根で上空架設作業域が覆われるため、降雨の影
響を受けず工程の遅れがなくなる。また、漏れた足場で
の作業がなく安全性も向上する。 (2)旋回式クレーンで外装板を、天井クレーンで外筒
ならびに梁の架設(建方)が行えるため、工程が短縮で
きる。 (3)架設設備を地上部の外装板内に設置しないので、
同架設設備の設置スペースを考慮した設計をする必要が
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す架設装置の側面図であ
る。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく横断面図である。
【図4】同じくジャッキアップ機構部の側面図である。
【図5】同じくジャッキアップ機構部の正面図である。
【図6】従来のジャッキアップ外筒の架設法の説明図で
ある。
【図7】従来の美観型煙突をジャッキアップ外筒に付け
たポストクレーンで架設する方法の斜視図である。
【符号の説明】
10 外筒 12 外装板 12b 補強材 13 架構 14 天井クレーン 15 屋根 17 旋回クレーン 21 ガイドコラム 22 反力受けブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福本 昌史 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 平尾 克之 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架設すべき塔状構造物に先駆けて地上で
    組み付けられる、前記構造物の架設作業のための屋根構
    造部と、該屋根構造部と連結されて同屋根構造物内に配
    された旋回式クレーン機構と、前記屋根構造部と旋回式
    クレーン機構とを支持する架構と、該架構に組み付けら
    れて地上から外筒部材を上架し得る天井クレーン機構
    と、前記屋根構造部,旋回式クレーン機構,架構及び天
    井クレーン機構を前記構造物の外装板補強材を支点とし
    て順次ジャッキアップするジャッキアップ機構とを備え
    たことを特徴とする全天候式塔状構造物架設装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207502A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Kajima Corp 風力発電装置の建設方法及び建設装置
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