JP3514967B2 - キャリヤテープの成形装置 - Google Patents

キャリヤテープの成形装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小形の電子部品を1個
ずつ収容凹部に収容して搬送するキャリヤテープの成形
装置に関し、特に、キャリヤテープの収容凹部をテープ
に成形するためのキャリヤテープ成形装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、小型の電子部品を1個ずつ収容凹
部に収容して搬送するものに、キャリヤテープがある。
このような小型の収容凹部Pを原反フィルムFに成形す
るには種々の方法が存在するが、その中の一つに「真空
成形」と呼ばれる成形技術がある。ここで、真空成形を
使用した従来のキャリアテープ成形装置について、図4
を用いて説明する。図4は、キャリアテープ成形装置に
おける真空成形の基本概要を示す。かかるキャリアテー
プ成形装置では、収容凹部Pが成形されるフィルムF
を、予備加熱ロールHaの下方、本加熱ロールHbの上
方、成形ドラムMの下方の各外周に接面して移動するよ
うに、引張りロールRで引張っている。予備加熱ロール
Haは、フィルムFを約160℃に予備加熱するもので
あり、また、本加熱ロールHbは、予備加熱されたフィ
ルムFを約180℃に本加熱するものである。これらに
よって、成形ドラムMの外周に接面する前において、フ
ィルムFを十分に加熱して真空成形し易いように軟化さ
せている。また、成形ドラムMはその外周に形成された
キャビティCに、まだ軟化状態にあるフィルムFを真空
引きで密着させることによって、フィルムFに収容凹部
Pを真空成形するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たキャリアテープ成形装置では、以下に述べる問題点を
有していた。すなわち、電子部品が収容されたキャリア
テープは、収容凹部Pに電子部品を収容した状態のまま
で、自動組立ラインの組立パレットとしても活用するも
のであるから、自動組み立ての精度を保つためには、ど
の収容凹部Pにおいても電子部品の収容状態を一定にし
て、電子部品の(組立パレットにおける)位置の精度を
確保する必要がある。
【0004】しかるに、上述したキャリアテープ成形装
置の成形ドラムMで、真空成形されたキャリアテープの
収容凹部Pにおいて、該収容凹部の底面の周辺の円弧の
内半径を小さくできないことにより、各収容凹部に収容
された電子部品の収容位置の精度を保つのが困難であっ
た。そこで、かかる大きさの収容凹部において、収容凹
部の底面の周辺の円弧の内半径が極力小さく、均一のも
のが望まれていたが、従来のキャリアテープ成形装置で
はそのように真空成形することが困難であった。また、
成形が完了するまでに冷却硬化するのを防ぐためフイル
ムに予め十分に熱量を加えて加熱する必要があるため軟
化状態から硬化状態へ遷移が遅れ、大きめな収容凹部を
成形するときはその長辺に歪みを生ずること、成形速度
が制限されること、および加熱ロールによる表面跡痕が
フイルム面に残ること等の問題が生じた。本発明が解決
しようとする課題は、正確な収容凹部形状を持ったキャ
リヤテープを高速に成形するキャリヤテープ成形装置を
得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の一の発明は、キャ
リヤテープの成形装置において、フイルムを直接加熱す
る加熱ロールと、外周にキャビティが形成され、収容凹
部を真空成形する成形ドラムと、真空成形の後半で、
形ドラム上で成形中の収容凹部の底部に向けて熱風を圧
力噴射する熱空噴射機構と、成形されたフイルムを冷却
するフイルム冷却機構とを備える。本願の二の発明は、
キャリヤテープの成形装置において、フイルムを予備加
熱する加熱ロールと、外周にキャビティが形成され、
容凹部を真空成形する成形ドラムと、真空成形の後半
で、成形ドラム上で成形中の収容凹部の底部に向けて熱
風を噴射する熱空噴射機構と、成形されたフイルムのう
ねりを矯正する矯正用ローラ、および成形されたフイル
ムを冷却するフイルム冷却機構とを備える。
【0006】
【作用】本発明のキャリヤテープの成形装置において、
原反フイルムは加熱ロールに案内されて周回するとき、
直接加熱され、成形ドラムでキャビティ内に吸引されて
収容凹部の真空成形が開始される。この真空成形の後半
で、高圧、高温の空気が収容凹部の底面の周辺の円弧部
に向けて噴射され、成形が補助される。その後成形後の
フイルムのうねり矯正用ローラとフイルム冷却機構を経
て、完成フイルムが成形装置外に取り出される。
【0007】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施の態様につき
図面を参照して説明する。図1において、キャリヤテー
プの成形装置100は、成形ドラム101の回りに加熱
ロール110と、熱風噴射機構120と、矯正用ローラ
130と、フイルム冷却機構140、および分離ローラ
150を備えている。成形ドラム101と加熱ロール1
10とは接近しているが互いに接触していない。フイル
ムFは加熱ロール110と成形ドラム101との共通の
接線上を移動する。同様に、熱風噴射機構120と、フ
イルム冷却機構140、及び分離ローラ150も成形ド
ラム101と接近しているがそれぞれ互いに接触してい
ない。なお、矯正用ローラ130のみはフイルムFを介
して成形ドラム101に弾圧的に接触している。なお、
加熱ロール110のための案内ローラ111が加熱ロー
ルに近接して配置されている。加熱ロール110はフィ
ルムFを、約150℃に予備的に加熱するものであり、
成形ドラム101の外周に接面する前において、フィル
ムFを加熱して真空成形し易いように軟化開始させてい
る。なお、加熱ロール110の外周面にはフィルム剥離
性向上のため4フッ化エチレン樹脂が被覆されているた
め、この樹脂の耐熱性によって加熱ロールの加熱温度の
上限が180℃以下に制限される。
【0008】図2に示すように、収容凹部Pの型となる
キャビティCが成形ドラム101の外周に多数、等間隔
に形成される。キャビティCには収容凹部Pの底部側縁
に沿って設けられた微小な隙間102を介して真空室1
03が接続される。そのキャビティC内に、軟化開始さ
れたフィルムを真空引きで密着させることによってフィ
ルムに収容凹部Pが真空成形される。該真空室103に
は図示しない真空排気装置が接続される。なお、成形ド
ラム101の保持温度は約60℃にされている。図3に
おいて、熱風噴射機構120はその本体内に図示しない
電気ヒーターを備えていて、供給された圧力空気を約4
70℃に加熱してノズル121から成形ドラム101上
のフイルムF、特に成形されつつある収容凹部Pの底部
に向けて噴射する。その噴射された空気の熱と動圧によ
って、収容凹部Pの形成の後半段階にある底部の真空成
形を補助して短時間に正確な形状に成形する。成形され
たフイルムはそのうねりを矯正するためにうねり矯正用
ローラ130に押圧される。フイルム冷却機構140は
室温の圧力空気をフイルムに向けて噴射してフイルムを
冷却する。分離ローラ150は成形されたフイルムFを
成形ドラム101から取り出す。
【0009】本発明のキャリヤテープの成形装置におい
て、成形前の原反フイルムFは加熱ロール110に沿っ
て周回するとき直接予備加熱され、成形ドラム101で
キャビティC内に吸引されて真空成形される。この真空
成形に際して、熱風噴射機構120のノズル121から
成形ドラム101上で成形されつつある収容凹部Pの底
部に向けて高温圧力空気が噴射される。その噴射圧によ
って、収容凹部Pの形成の後半段階にある底部の真空成
形が補助され正確な形状に完成される。
【0010】また、約300℃の軟化温度をもつ高温可
塑性フイルムであるポリカーボネートフイルムの場合、
加熱ロールでフイルムを約180℃に直接加熱し、圧力
空気を約450℃以上550℃以下の範囲内で加熱して
ノズルから成形ドラム101上のフイルムFに向けて噴
射することにより高速で正確な形状に成形できる。
【0011】
【発明の効果】本発明のキャリヤテープ成形装置によれ
ば、フイルムを過剰に加熱することなく、高圧、高温の
空気が収容凹部の底面に向けて噴射されて成形が補助さ
れるためノズルから噴射された空気の熱と動圧によっ
て、収容凹部の正確な形状、特に底角部の正確な形状を
持ったキャリヤテープを成形することができる。さらに
また、フイルム成形速度が大となり、加熱の跡痕がフイ
ルムに残ることもない。しかも、ポリカーボネイトフイ
ルムのような高温可塑性フイルムが成形可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャリヤテープの成形装置の正面図で
ある。
【図2】本発明のキャリヤテープの成形装置の成形ドラ
ムの部分断面図である。
【図3】本発明のキャリヤテープの成形装置の熱風噴射
機構の断面図である。
【図4】従来のキャリヤテープの成形装置の正面概要図
である。
【符号の説明】
101 成形ドラム 110 加熱ロール 120 熱風噴射機構 130 うねり矯正用ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−88949(JP,A) 特開 平2−109830(JP,A) 特開 平4−14445(JP,A) 特開 平6−278202(JP,A) 特開 平11−151749(JP,A) 特開 平3−21427(JP,A) 特開 平2−18027(JP,A) 特公 昭39−6828(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 51/22 B29C 51/42 B29C 59/04 B65B 15/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルムを直接加熱する加熱ロールと、外周にキャビティが形成され、 収容凹部を真空成形する
    成形ドラムと、真空成形の後半で、 成形ドラム上で成形中の収容凹部
    底部に向けて熱風を圧力噴射する熱空噴射機構と、 成形されたフイルムを冷却するフイルム冷却機構とを備
    、噴射された空気の熱と動圧によって底部の真空成形
    を補助することを特徴とするキャリヤテープの成形装
    置。
  2. 【請求項2】 フイルムを予備加熱する加熱ロールと、外周にキャビティが形成され、 収容凹部を真空成形する
    成形ドラムと、真空成形の後半で、 成形ドラム上で成形中の収容凹部
    底部に向けて熱風を噴射する熱空噴射機構と、 成形されたフイルムのうねりを矯正する矯正用ローラ、
    および成形されたフイルムを冷却するフイルム冷却機構
    とを備え、噴射された空気の熱と動圧によって底部の真
    空成形を補助することを特徴とするキャリヤテープの成
    形装置。
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