JPH0347719A - プラスチックのインモールドコーティング法 - Google Patents

プラスチックのインモールドコーティング法

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JPH0347719A
JPH0347719A JP18177889A JP18177889A JPH0347719A JP H0347719 A JPH0347719 A JP H0347719A JP 18177889 A JP18177889 A JP 18177889A JP 18177889 A JP18177889 A JP 18177889A JP H0347719 A JPH0347719 A JP H0347719A
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Nobuo Yagi
八木 信雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プラスチック成形品、特にシートモールデイ
ングコンパウンド圧縮成形品について問題となるピンホ
ール及びひけの対策として有効なインモールドコーティ
ング法に関する。
(従来の技術) シートモールディングコンバウント(以下SMCという
)を圧11歳形して得られる成形品の表面には、とンホ
ールと呼ばれる微細な穴やリブ及びボスの裏面に発生す
るひけ等の欠陥が生じる。これらピンホールやひけの対
策の一つとしてインモールドコーディング法(以下IM
Cという)かある。
IMCは、プラスチックの成形と同時に塗装する方法で
、IMC材料である塗料を型内へ注入する方法として次
の2通りの方法がある。
従来は、調温した金型の下型にSMC材料を置いて上型
を閉じ、第6図に示すように、成形圧力を上げて規定時
間T1保持してSMC材料を硬化させ、型を数ミリメー
トル開けて矢印■て示すように塗料を型内に注入し、次
に型を閉して規定時間T3保持し、塗料を硬化させてか
ら型開きして成形品を取り出すようにしている。
この従来のIMCは、成形の途中で型開きしなければな
らないため、金型内に異物か混入したり、成形サイクル
の時間が長くなる等の問題点がある。
現在はハイプレッシャーインジェクションプロセス(以
下HPIPという)の方へ技術開発が進んでいる。
このHPIP法は、第7図に示すように、140〜15
0”Cに温度調節された金型の下型にSMC材料を置き
、上型を閉めて圧力PIを掛けて規定時間T、硬化させ
る6次に、圧力を少し下げたP2とした状態て塗料を:
100Kg/cm”程度の高圧で矢印Iで示すように閉
じたままの金型内に注入し、矢印Eて示すT0工時間後
に塗料の注入を停止し、その後に圧力を23に1げて1
3時間保持して塗料を硬化させるものである。
(発明が解決しようとする課題) HPIP法では、塗料を型開きしないで高圧で金型内に
注入するため、表面積の大きい部品の場合には、金型内
に空気溜りができ、1MCショートと呼ばれる塗料の未
塗装部分や1MC材料の流れ跡が発生する。第9図(A
)に自動車のボンネットの成形品lを示すが、塗料の注
入口のタブ2から遠い部位にIMCショート10か発生
し、またフローマークと呼ばれるIMCの流れ跡11が
発生することがある。
この対策として、第8図のT2て示すように。
塗料注入後数秒間成形圧力を上げて塗料を金型内に流動
させ、1MCショートの発生を防止する手段か採用され
ているか、第9図(B)に示すように、IMCショート
10の部分を小さくすることはてきるか、1MCショー
トを完全に無くすことはできず、安定した品質の成形品
が得られない。
また、多段圧力制御可能なプレスを使用する必要かある
ため、設備投資が高くなる。
また、HPIP法では、型開きせずに成形の圧力が掛っ
た状態の型内に1MC材料を高圧で注入するため、IM
Cの注入タイミングを誤ると、第10図(A)に示すよ
うに、ボンネット1の表面にIMCショートlOか発生
するだけてなく、1MC材料が未硬化のSMC層を通つ
て裏面に回り、第1O図(B)に示すように、ボンネッ
トlの裏面の一部に1MC材料の層12が形成されたり
、SMCの発熱、膨張により、IMCが型内に殆ど注入
されず、第11図に示すように、注入口のタブ2とその
近傍だけに塗膜13が形成されるたけとなる。
HPIP法における1MC注入のタイミングの決定は、
成形テストを繰り返えし実施して条件を設定しているが
、同一銘柄のSMC材料でも、生産ロット毎に硬化特性
にバラツキがあり、成形条件の設定が煩雑となる。
本発明は前記の課題を解決し、HPIP法における1M
C注入のタイミングを最適とし、1MCショートを完全
に無<L、、m形量の表面品質を良好に成形するインモ
ールドコーティング法を提供することを目的とするもの
である。
(課題を解決するための手段及び作用)本発明は、成形
品の形状部に圧力センサーを設けた金型を使用してプラ
スチックを圧縮成形し。
前記圧力センサーが前記プラスチックの圧輯成形工程に
おける発熱膨張によるピーク圧力を過ぎ所定の圧力降下
を検出した時点で成形の圧力を抜き、閉じたまま真空脱
気した金型内に塗料を高圧で注入し1次いで成形の圧力
を上げて注入した塗料を金型内に流動させ、その後に塗
料を硬化するプラスチックのインモールドコーティング
法である。
金型を閉じてプラスチックを圧縮成形すると。
プラスチックが発熱膨張して金型内の圧力か上昇し、プ
ラスチックの発熱膨張のピークが過ぎて硬化収縮段階に
入ると圧力が降下する。この金型内の圧力の変化を圧力
センサーで検出し、この検出イーに基づき金型の成形圧
力を抜き、金型内を真空脱気した上で閉じたままの金型
内に塗料を高圧で注入するので、成形品の表面に塗料が
スムースに流動し、次いで成形の圧力を上げるので、注
入した塗料が金型内に十分流動してプラスチック成形品
の表面を覆い、この状態て塗料な硬化させるのて空気溜
り等による塗装の欠陥が発生しない。
(実施例) 本発明の実施例を図面について説明する。
第1図は自動車のボンネットの成形に本発明な適用した
場合を示すもので、第1図は成形金型を示す断面図であ
り、第2図に平面図で示す成形品1のx−X線による断
面を示している。
成形品1には、塗料の注入口となるタブ2を形成する。
このタブ2付きの成形品lを成形する金型は、第1図に
示すように、分割型の下型3と上54の間に成形体に対
応した形状のキャビティか形成され、上型4のタブ2に
対応する部位に塗料の注入口5と、その反対側に真空ポ
ンプに接続されるニップル6か設けられ、下型3と上型
4とには温度調節回路7が設けられると共に、下型3と
上型4との接合面にはシール材8が配設され、下型3に
は注入口タブ2に近い位置に圧力センサー9が設けられ
ている。
次に、第1図に示す金型を用いた成形方法を第3図ない
し第5図を参照して説明する。
第4図に示すように、600 xlloomsの2枚の
シートS、の間にチャージ量合わせ用の200 xll
oolのシートS2を入れて重ね合わせたSMC材料を
、140〜150”Cに温度調節された金型の下型3に
置いて上型4を閉じ、70〜80Kg/cm”の成形圧
力を第3図に示すように規定時間T、保持する。この1
0時間は、後に説明するように、−金型内のSMC材料
が発熱膨張のピークを過ぎて硬化収縮段階に入る時間と
する。
次に、プレスの圧力を抜き、成形圧力を掛けずに閉した
状態に保持した型内を矢印Vで示すように真空脱気する
0次に、矢印Iで示すように、タブ2の位置にある注入
口5からIMCI料を300にg/cta”位の高圧て
注入し、塗料の注入後に成形圧力を再び70〜80Kg
/cm”に上げ、13時間この状態に保持して塗料を硬
化させる。
前記の13時間の設定は、次のようにして決定する。第
5図は樹脂圧力モニタ測定図で、金型内に封入されたS
MC材料は、発熱膨張して矢印■に示すように圧力が上
昇し、1.時間経過後にピーク圧力に到達し1次いで矢
印■で示すように収縮段階に入り、成形圧力か降下する
。この圧力の変化を下型3に設置した圧力センサー9で
測定する。この圧力曲線に予めスレッシュホールド圧■
を設定する。
SMCの成形時に圧力センサー9の検出値がスレッシュ
ホールド圧■以上となり、ピーク圧力に到達した時点t
1て真空脱気装置に信号を送り、第3図の■で示すよう
に金型内の脱気を開始する。次に圧力センサー9がスレ
ッシュホールド圧■を検出した時点t2でプレス側に信
号を送って成形圧力を抜き、型を閉じた状態を保持し、
次にプレス側からの信号で第3図のIで示すように1M
C材料を金型内に高圧で注入する。
このように、成形の圧力を抜き、金型を閉じたままで金
型内を排気し、塗料を注入したときには金型内のSMC
材料が収縮段階に入っているので空気溜りができず、塗
料がSMCの表面を良く流動し、IMCショートが発生
しない、また、金型に注入された塗料は、その後の成形
圧力の上昇により硬化したSMCの表面に更に流動し、
良好な塗装か安定して得られる。
次に本発明の実施例との比較例を示し、IMCの充填性
、エアー溜り及びフローマークの発生状態の比較を表に
示す。
(比較例 l) SMC材料を、140〜150℃に温度調節された金型
の下型3に置いて上型4を閉じ、70〜80Kg/cm
2の成形圧力を規定時間(50秒)保持して硬化させる
0次に、成形圧力を20Kg/cm2位に下げてこの状
態を保持し、:100Kg/cm2の高圧で1MC材料
を注入し、注入完了後70〜80Kg/c■2に゛成形
圧力を上げて規定時間(90秒)保持して硬化させる。
なお、SMC材料は、実施例で使用した600×1]0
0u+の2枚のシートS、の間にチャージ1合わせ川の
200 XlloomsのシートS2を入れて重ね合わ
せたものを使用した。
(比較例 2) 600 xlloOm■のシートを3枚重ね合わせたS
MC材料を使用した以外は比較例1と同じとした。
(比較例 3) IMC注入時に真空脱気する以外は比較例1と同じとし
た。
(比較例 4) IMCMC後人後形圧力を50Kg/cm”、40Kg
/cm2及び20Kg/cm”と変化させてIMCを硬
化させる以外は比較例1と同じとした。
(比較例 5) IMC注入時に真空脱気する以外は比較例4と同じとし
た。
(比較例 6) SMC材料の硬化時間(T急)を40秒とした以外は比
較例1と同じとした。
(比較例 )) SMC材料の硬化時間(T*)を30秒とした以外は比
較例1と同じとした。
なお、テストに使用した材料は次のとおりである。
SMC材料:旭ファイバーグラス輛製 グラスローノ1
800  クラスA  SMC材料IMC材料二大日本
塗料■製 ボーレイングラスクラッド B50−EX! ()内数値はボンネット外側パネルの表面(約1.3m
” )を完全に被覆するIMGの量を示す。
評価基準(目視で判定した。) ○ :IMC充嘱性良好、エアー溜り及びフローマーク
無し。
Δ :1MC充填性やや劣る。エアー溜り出たり出なか
ったりする。
X  二IMC充填性不良、エアーエアー溜フローマー
ク発生。
(発明の効果) 本発明は、プラスチ・ンクの成形と一緒の金型を使用し
てインモールドコーティングする場合に。
IMC材料の注入時に型を開くことなく高圧で1MC材
料を注入するHPIP法の特徴を生かしなから1MC材
料注入のタイミングを最適とし、簡単な方法でHPIP
法の欠陥を是正してIMCショートを完全に無くし、成
形品の表面に良好な塗装面が安定して得られる効果が有
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車のボンネットの成形に本発明を適用した
場合の金型の断面図で第2図のx−X線による断面を示
し、第2図は成形品の平面図、第3図は本発明の成形工
程を示す図、第4図は成形材料の斜視図、第5図は本発
明の塗料注入時決定のための測定線図、第6図ないし第
8図はいずれも従来の成形工程を示す図、第9図ないし
第11図はいずれも成形品の塗装の欠陥を示す図て第1
O図(B)は裏面をそれ以外は表面を示す。 1:成形品     2:塗料注入口タブ:下型 :!!!料注入口 :温度調節回路 :圧力センサー 4:上型 6:ニップル 8:シール材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 成形品の形状部に圧力センサーを設けた金型を使用して
    プラスチックを圧縮成形し、前記圧力センサーが前記プ
    ラスチックの圧縮成形工程における発熱膨張によるピー
    ク圧力を過ぎ所定の圧力降下を検出した時点で成形の圧
    力を抜き、真空脱気した金型内に塗料を高圧で注入し、
    次いで成形の圧力を上げて注入した塗料を金型内に流動
    させ、その後に塗料を硬化することを特徴とするプラス
    チックのインモールドコーティング法。
JP18177889A 1989-07-14 1989-07-14 プラスチックのインモールドコーティング法 Expired - Fee Related JPH0686074B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005335200A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Matsushita Electric Works Ltd 被覆成形体の製造方法及び製造装置
JP2007196531A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Matsushita Electric Works Ltd 型内塗装成形方法
US11338446B2 (en) 2016-12-28 2022-05-24 Subaru Corporation Machining robot and machining method
US11440110B2 (en) 2015-07-09 2022-09-13 Subaru Corporation Machining apparatus and machining method
US11992909B2 (en) 2017-06-22 2024-05-28 Subaru Corporation Attachment for machining apparatus

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