JP2002059468A - プラスチック射出成形方法及びその装置 - Google Patents
プラスチック射出成形方法及びその装置Info
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- JP2002059468A JP2002059468A JP2000282651A JP2000282651A JP2002059468A JP 2002059468 A JP2002059468 A JP 2002059468A JP 2000282651 A JP2000282651 A JP 2000282651A JP 2000282651 A JP2000282651 A JP 2000282651A JP 2002059468 A JP2002059468 A JP 2002059468A
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Abstract
(57)【要約】
［課題］ 熱可塑性樹脂の射出成形品を簡易的な型に
より得る方法を開発し試作、多品種少量生産に応用する
事 ［解決手段］型全体を加熱し型内部での樹脂の溶融状態
を長く保つ事で従来熱硬化樹脂の成形方法であった真空
注型法を熱可塑性樹脂でも可能にし、従来では不可能な
超簡易型で射出成形品と同じものが得られる様にする。
より得る方法を開発し試作、多品種少量生産に応用する
事 ［解決手段］型全体を加熱し型内部での樹脂の溶融状態
を長く保つ事で従来熱硬化樹脂の成形方法であった真空
注型法を熱可塑性樹脂でも可能にし、従来では不可能な
超簡易型で射出成形品と同じものが得られる様にする。
Description
【０００１】［発明の属する技術分野］本発明は熱可塑
性樹脂の射出成形法（インジェクション成形法）及び成
形装置に関する。
性樹脂の射出成形法（インジェクション成形法）及び成
形装置に関する。
【０００２】［従来の技術］従来の射出成形法では型内
（多くは金型）に可塑化した樹脂を高速高圧で射出し、
成形物を得る事を基本としている。低圧射出成形方法と
して射出プレス工法（型をやや開いた状態で低圧で射出
後、プレスし、成形物を得る）がある。
（多くは金型）に可塑化した樹脂を高速高圧で射出し、
成形物を得る事を基本としている。低圧射出成形方法と
して射出プレス工法（型をやや開いた状態で低圧で射出
後、プレスし、成形物を得る）がある。
【０００３】［発明が解決しようとする課題］従来のど
んな低圧射出法を用いても、目的の良品成形物を得るた
めには最終的に型に相当な圧力で樹脂を押し付けなくて
はならず、高温高圧の樹脂を成形するために射出成形専
用に設計された型を作らなくてはならない。元々大量生
産を前提に発達してきた同工法は初期投資が大きく、準
備期間も長い為、試作 少量生産には不向きで代理方法
としてウレタン真空注型法、ＲＩＭ法、ＦＲＰ法など
熱、光硬化性樹脂を用いた方法が多用されている。しか
し、これらはリサイクルに大きな問題をかかえており安
定した物性を得る事も難しく、量産に関しては環境に対
してやさしい素材試作に関しては最終量産品と同じ素材
が求められている。同状況下で試作小ロット生産に適し
た初期投資の小さな熱可塑性樹脂射出成形法を開発する
事が本発明の課題である。
んな低圧射出法を用いても、目的の良品成形物を得るた
めには最終的に型に相当な圧力で樹脂を押し付けなくて
はならず、高温高圧の樹脂を成形するために射出成形専
用に設計された型を作らなくてはならない。元々大量生
産を前提に発達してきた同工法は初期投資が大きく、準
備期間も長い為、試作 少量生産には不向きで代理方法
としてウレタン真空注型法、ＲＩＭ法、ＦＲＰ法など
熱、光硬化性樹脂を用いた方法が多用されている。しか
し、これらはリサイクルに大きな問題をかかえており安
定した物性を得る事も難しく、量産に関しては環境に対
してやさしい素材試作に関しては最終量産品と同じ素材
が求められている。同状況下で試作小ロット生産に適し
た初期投資の小さな熱可塑性樹脂射出成形法を開発する
事が本発明の課題である。
【０００４】［課題を解決するための手段］従来の射出
成形用の型コストが高く、工期が長い理由は型締圧力、
射出圧力に耐えうる成形型の強度保持のため型材質が限
定されたり、脱型のための機構を設けなくてはならずこ
れが射出成形型の製作コスト、工期に大きな負担となっ
ている。上記の問題を解決するために本発明は超低圧で
熱可塑性樹脂を型に注入し目的の成形物良品を得る事を
目的とし、熱硬化性樹脂（ウレタンなど）で多く用いら
れる真空注型法を熱可塑性樹脂に応用する事を特徴とし
ている。
成形用の型コストが高く、工期が長い理由は型締圧力、
射出圧力に耐えうる成形型の強度保持のため型材質が限
定されたり、脱型のための機構を設けなくてはならずこ
れが射出成形型の製作コスト、工期に大きな負担となっ
ている。上記の問題を解決するために本発明は超低圧で
熱可塑性樹脂を型に注入し目的の成形物良品を得る事を
目的とし、熱硬化性樹脂（ウレタンなど）で多く用いら
れる真空注型法を熱可塑性樹脂に応用する事を特徴とし
ている。
【０００５】［発明の実施の形態］本発明は、型全体を
樹脂溶融温度まで加熱した上で型内を真空引きしながら
押し出し機、又は射出ユニットから溶融樹脂を超低圧で
注入し、注入後型温度を保ったまま大気圧に戻し型内に
樹脂を充填させ、徐冷冷却後、型を開け、成形物を取り
出すと言う工法及び図１、図２に代表されるこの為の成
形設備である。
樹脂溶融温度まで加熱した上で型内を真空引きしながら
押し出し機、又は射出ユニットから溶融樹脂を超低圧で
注入し、注入後型温度を保ったまま大気圧に戻し型内に
樹脂を充填させ、徐冷冷却後、型を開け、成形物を取り
出すと言う工法及び図１、図２に代表されるこの為の成
形設備である。
【０００６】本発明の大きな特徴は型全体を樹脂の溶融
温度に保つ事で型内部の熱可塑性樹脂の低粘度状態を長
く保つ事により従来の射出成形では考えられない超低速
度での注入、充填を可能にした事である。
温度に保つ事で型内部の熱可塑性樹脂の低粘度状態を長
く保つ事により従来の射出成形では考えられない超低速
度での注入、充填を可能にした事である。
【０００７】本発明のもうひとつの大きな特徴は上記状
態下において型全体及び型内部を真空引きする事により
低気圧状態に置き、注入圧力に頼らず気圧差を利用する
真空注型法を熱可塑性樹脂において可能にした事にもあ
る。 ［実施例］
態下において型全体及び型内部を真空引きする事により
低気圧状態に置き、注入圧力に頼らず気圧差を利用する
真空注型法を熱可塑性樹脂において可能にした事にもあ
る。 ［実施例］
【０００８】実施例を図１に示す。型３は予め型締めク
ランプ８で固定した後加熱真空炉１に入れて溶融温度ま
で加熱昇温させておいた後、真空ポンプ６で脱気する。
ランプ８で固定した後加熱真空炉１に入れて溶融温度ま
で加熱昇温させておいた後、真空ポンプ６で脱気する。
【０００９】減圧後専用射出ユニット４から樹脂を型内
部に注入し充填完了後エアベント２を開放し大気圧に戻
し、樹脂注入圧力を維持しながら冷却ブロワー５で型を
徐冷し、注入口７が固化した後 型を取り出す。
部に注入し充填完了後エアベント２を開放し大気圧に戻
し、樹脂注入圧力を維持しながら冷却ブロワー５で型を
徐冷し、注入口７が固化した後 型を取り出す。
【００１０】型冷却後、クランプ８をはずし、型３をあ
け成形品を取り出す。
け成形品を取り出す。
【００１１】図２に示されている実施例は図１で示され
た工法を簡易的に行う装置である。射出ユニット４は押
し出し機１４でも代用出来、真空槽１を使うかわりに型
内の空気のみを脱気する方法、加熱炉のかわりに型にヒ
ーター１６を取り付け、型を直接加熱する方法でも実施
出来る。
た工法を簡易的に行う装置である。射出ユニット４は押
し出し機１４でも代用出来、真空槽１を使うかわりに型
内の空気のみを脱気する方法、加熱炉のかわりに型にヒ
ーター１６を取り付け、型を直接加熱する方法でも実施
出来る。
【００１２】［発明の効果］本発明は上記の形態で実施
され、以下に記載されるような効果を奏する
され、以下に記載されるような効果を奏する
【００１３】本発明の成形に用いる型は耐熱性のある材
質であればどんなものでも可能でその構造も製品形状の
み形成されていれば特に複雑な機構は必要ない。このた
め射出成形専用の特殊な型を設計する必要なく設計コス
ト、時間の大きな削減を可能にする。また型強度も必要
とされないため、従来では実用化が非常に難しかったモ
デル反転型（材質 石膏、耐熱樹脂など）を気軽に利用
出来る事から型製作コスト、工期が大幅に削減出来る。
従って本発明においては使用する型の材質、製造方法は
限定せず、目的の製品の条件により広い範囲の型製作方
法が可能になる事が最大の効果である。
質であればどんなものでも可能でその構造も製品形状の
み形成されていれば特に複雑な機構は必要ない。このた
め射出成形専用の特殊な型を設計する必要なく設計コス
ト、時間の大きな削減を可能にする。また型強度も必要
とされないため、従来では実用化が非常に難しかったモ
デル反転型（材質 石膏、耐熱樹脂など）を気軽に利用
出来る事から型製作コスト、工期が大幅に削減出来る。
従って本発明においては使用する型の材質、製造方法は
限定せず、目的の製品の条件により広い範囲の型製作方
法が可能になる事が最大の効果である。
【００１４】本発明に使用する型は、予め材質 構造に
ある程度の工夫をこらす事で大量生産用の通常の射出成
形専用型に改造する事も可能であり、さまざまな需要に
フレキシブルに対応できる。
ある程度の工夫をこらす事で大量生産用の通常の射出成
形専用型に改造する事も可能であり、さまざまな需要に
フレキシブルに対応できる。
【００１５】また使用する樹脂も成形可能な熱可塑性樹
脂であれば限定されず、広く大量生産に使われている素
材から自由に選択でき、リサイクル材料の使用も可能で
従来の熱硬化樹脂による成形に対し環境に配慮した小ロ
ット生産を行う事が出来る事も大きな効果である
脂であれば限定されず、広く大量生産に使われている素
材から自由に選択でき、リサイクル材料の使用も可能で
従来の熱硬化樹脂による成形に対し環境に配慮した小ロ
ット生産を行う事が出来る事も大きな効果である
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の成形システム全体の断面図である。
【図２】本発明の簡易実施例を示す断面図である。
１真空加熱槽 ２エアベント ３，１８成形用型 ４，１４射出ユニット ５冷却ブロワー ６，１７真空ポンプ ７樹脂注入口 ８型締クランプ プレス ９コントロールユニット １０樹脂注入管 １１，１８材料投入口 １２，１６加熱ヒーター １３ゲートシール装置
Claims (3)
- 【請求項１】加熱した型を真空引きし、減圧状態におい
た上で溶融した熱可塑性樹脂を流し込み、型内で溶融状
態を長時間保ちながら注入圧と気圧差で充填 成形を行
う熱可塑樹脂成形方法 - 【請求項２】上記成形法を行うために必要な射出ユニッ
ト（４、１４）型加熱設備（１、１６）真空設備（６、
１７）を組み合わせた図１ 図２に代表される成形シス
テム - 【請求項３】上記成形法を用いて成形加工された熱可塑
性樹脂製製品
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000282651A JP2002059468A (ja) | 2000-08-15 | 2000-08-15 | プラスチック射出成形方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000282651A JP2002059468A (ja) | 2000-08-15 | 2000-08-15 | プラスチック射出成形方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002059468A true JP2002059468A (ja) | 2002-02-26 |
Family
ID=18767131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000282651A Pending JP2002059468A (ja) | 2000-08-15 | 2000-08-15 | プラスチック射出成形方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002059468A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007058184A1 (ja) * | 2005-11-15 | 2007-05-24 | Techno Polymer Co., Ltd. | 樹脂成形方法及び樹脂成形装置 |
| JP2007216447A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Techno Polymer Co Ltd | 樹脂成形方法及び樹脂成形装置 |
| JP2007216444A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Ushio Inc | 真空注型装置用加熱ユニット |
| JP2007216448A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Techno Polymer Co Ltd | 樹脂成形方法及び樹脂成形装置 |
| JP2008012896A (ja) * | 2006-07-10 | 2008-01-24 | Techno Polymer Co Ltd | 樹脂成形装置 |
| JP2008279731A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Techno Polymer Co Ltd | 樹脂成形方法及び樹脂成形装置 |
-
2000
- 2000-08-15 JP JP2000282651A patent/JP2002059468A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007058184A1 (ja) * | 2005-11-15 | 2007-05-24 | Techno Polymer Co., Ltd. | 樹脂成形方法及び樹脂成形装置 |
| US8293165B2 (en) | 2005-11-15 | 2012-10-23 | Techno Polymer Co., Ltd. | Resin forming method and resin forming apparatus |
| JP2007216447A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Techno Polymer Co Ltd | 樹脂成形方法及び樹脂成形装置 |
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| JP2008279731A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Techno Polymer Co Ltd | 樹脂成形方法及び樹脂成形装置 |
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