JP3514937B2 - 自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック - Google Patents
自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックInfo
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Description
自動販売機に搭載したサーペンタイン式商品収納ラック
に関する。 【0002】 【従来の技術】まず、この発明の実施対象となる自動販
売機の構成を図2に示す。図において、1は自動販売機
の本体キャビネット、2は外扉、3は断熱内扉であり、
本体キャビネット1の庫内には左右に並べて複数基のサ
ーペンタイン式商品収納ラック4が収設されている。な
お、5は商品搬出シュータ、6は庫内保冷用の冷凍機で
ある。 【0003】次に、前記したサーペンタイン式商品収納
ラック4の詳細構造を図3(a),(b)に示す。すなわち、
商品収納ラック4は、左右一対のラック側板7,ラック
側板の間に架設して前後に並ぶ複数列のサーペンタイン
状商品収納コラム8を画成するトラックレール8a(円
弧状のラックセグメントを上下に並べたたもの),およ
び各コラムごとにその上端に連ねてラックの上部側に敷
設した商品投入用のトップトレー9、およびトップトレ
ー9の入口端から商品収納コラム8の出口端に至る商品
通路に沿ってその通路幅を商品10の長さサイズLに対
応して規制する可動側板11との組立体としてなり、各
コラムごとに下部出口側にはベンド機構12が組み込ま
れ、ラックの頂部に設けた取付金具(図示せず)を介し
て本体キャビネット1の庫内天井面に吊り下げ支持され
ている。 【0004】なお、トップトレー9はその前後端から側
方に突き出した支軸9aを、ラック側板7に開口した異
形の調節溝7aに係止して緩やかな後傾姿勢に配置され
ており、商品10の太缶,細缶に合わせてトップトレー
9を前記調節溝7aに沿って前後へ移動調節するように
している。なお、この調節機構については、特開平2−
318317号公報に開示されている。 【0005】また、トップトレー9の板面には可動側板
11を所望の設定位置に係止保持するスリット状の調節
溝9bが開口しており、この調節溝9bを選択して可動
側板11に形成した係止舌辺11aを差し込むことによ
り、トップトレー9の全幅Aに対して、右側のラック側
板7と可動側板11の間に画成した商品通路の通路幅B
を商品10の長さサイズLに合わせて調節するようにし
ている。なお、可動側板11を図3(b) のようにトップ
トレー9の上にセットした状態では、可動側板11と左
側のラック側板7との間に幅Cの通路(以下、この通路
を「遊び通路」と定義する)が生じる。 【0006】かかる構成で、商品収納ラック4の各商品
収納コラム8に商品10を補給する際には、ラック4の
上部前方に開口する商品投入口4aを通じて缶,壜入り
商品10を横向き姿勢でトップトレー9の上に投入す
る。これにより、商品10はラック側板7,可動側板1
1に案内されながら商品通路に沿ってトップトレー9の
傾斜面上を転動し、その後端からコラム8の中に落ち込
んで収納されることは周知の通りである。また、商品1
0を長さサイズの異なる商品に変更する場合には、可動
側板11の取付け位置を左右へ移動調節し、商品通路の
幅Bを商品10の長さサイズLに合わせセットする。こ
れにより、トップトレー9の入口端から商品収納コラム
8の終端に至る全域で通路幅が調節されることになる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
にラック4に可動側板11を組み込んで、大小各種サイ
ズの商品に対応させるようにしたサーペンタイン式商品
収納ラックにおいては、商品補給時における商品の取扱
い面で次記のような問題点が残る。すなわち、大小各種
サイズの商品に対応させるために、自動販売機に搭載す
る商品収納ラックでは、一例としてトップトレー9の幅
Aが175mmに設計されている。一方、自動販売機で販
売する缶,壜入り商品10の長さサイズは様々であり、
短小商品ではその長さサイズが凡そ85mmである。した
がって、この短小商品に合わせて前記の可動側板11を
セットした場合には、可動側板11を挟んで正規の商品
通路と反対側には通路幅Cが約90mmの遊び通路が残
り、この遊び通路の幅Cが短小商品の長さサイズよりも
大となる。 【0008】このために、従来構成のままでは、自動販
売機のロケーション先で商品を補給する際に、短小サイ
ズの商品が遊び通路側に誤投入されるおそれがある。し
かも、トップトレー上に投入された短小商品は、そのま
ま遊び通路側を転動してそのままコラム内に落ち込んで
収納されるか、もしくは通路の途中にブリッジして詰ま
りトラブルが生じるために、商品の投入後に誤りに気が
ついても一旦コラム内に落ち込んだ商品をラック外に取
り出すことは難しく、またそのまま放置しておくと、販
売動作時に正規の商品通路を通じて搬出される商品と一
緒に遊び通路に収納されている商品も同時に搬出されて
しまうし、また遊び通路の途中に詰まった商品は後に商
品通路幅を調節する場合に障害となる。 【0009】この発明は上記の点に鑑みなされたもので
あり、その目的は前記課題を解決し、ラックの商品通路
幅を短小商品に合わせて設定した状態で、商品補給時に
商品が誤って遊び通路側に誤投入されるのを防止するよ
うに防護対策を施したサーペンタイン式商品収納ラック
を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、左右一対のラック側板の間に画
成した上下方向のサーペンタイン状商品収納コラムの上
端に連ねてラック前面に開口する商品投入口との間に商
品投入用のトップトレーを敷設するとともに、トップト
レーの入口端から商品収納コラムの出口端に至る商品通
路に沿ってその通路幅を商品の長さサイズに対応して規
制する可動側板を備えた自動販売機のサーペンタイン式
商品収納ラックにおいて、商品通路幅を短小サイズの商
品に合わせて設定した際に、可動側板を挟んで正規の商
品通路と反対側に生じた遊び通路への商品の誤投入を防
ぐ手段として、商品投入口の部分であって、可動側板の
裏面側と対向するラック側板に軸支し、かつ可動側板に
向けて遊び通路へ突き出すようにばね付勢されたストッ
パ部材を設けるものとする。 【0011】上記のようにラックの商品投入口部分にス
トッパ部材を設け、可動側板を短小商品に合わせて設定
した際に、前記ストッパ部材を可動側板の裏面側に残る
遊び通路に向けて突き出すようにセットしておけば、商
品補充の際にはストッパ部材が障害物となって商品の誤
投入が防げる。特に、この構成では、可動側板の移動調
節に従動してストッパが遊び通路に出没するので、スト
ッパ部材に対するマニュアル操作の必要がなくて便利で
ある。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、各実施例の図中で図3に
対応する同一部材には同じ符号が付してある。 〔実施例1〕 図1(a)〜(c) はこの発明の請求項1に対応する実施例
を示すものである。この実施例においては、トップトレ
ー9の上に敷設された可動側板11の裏面側(正規の商
品通路と反対側)と対向する左側のラック側板7に対し
て、商品投入口に近い箇所にはストッパ部材として遊び
通路に向け出没するフラップ形のストッパ13が設置さ
れている。このストッパ13は、その一端が支軸ピン1
3aを介してラック側板7に切り起こし形成した取付フ
ランジ7bに軸支されており、かつ付勢ばね(捩じりコ
イルばね)13bによりストッパ先端が遊び通路に向け
て突き出すようにばね付勢されている。 【0013】かかる構成で、図1(b) のように、短小サ
イズの商品10Sに合わせて可動側板11をトップトレ
ー9の略中央位置にセットした状態では、前記ストッパ
13が遊び通路の入口を塞ぐかたちで遊び通路内に突き
出す。これにより、商品補給時に誤って短小商品10S
を正規の商品通路と反対側の遊び通路へ投入しようとし
ても、商品がストッパ13に邪魔されて投入することが
できず、これにより商品の誤投入が防げる。 【0014】なお、図1(c) で示すように、販売商品を
長大サイズの商品10Lに合わせて可動側板11を左側
一杯に寄せて商品通路幅を広げると、ストッパ13は可
動側板11に押されて後退し、ラック側板7と重なり合
うように折り畳まれる。 【0015】 【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ラック内の商品通路幅を短小サイズの商品に合わせて設
定した際に、可動側板を挟んで正規の商品通路と反対側
に生じた遊び通路への商品の誤投入を防ぐ手段として、
商品投入口の部分であって、可動側板の裏面側と対向す
るラック側板に軸支し、かつ可動側板に向けて遊び通路
へ突き出すようにばね付勢されたストッパ部材を設けた
ことにより、短小サイズの商品を補給する際には、商品
投入口の遊び通路側に突き出しているストッパ部材が障
害物となって商品が遊び通路側に誤投入されるのを防止
でき、自動販売機のロケーション先で商品補給するルー
トマンへのサービス性の向上が図れる。 【0016】特に、請求項1の構成によれば、可動側板
の移動調節に従動してストッパが遊び通路に出没するの
で、ストッパ部材に対するマニュアル操作が必要なくて
便利である。
部構成,並びにストッパ部材の動作説明図であり、(a)
はラックにおけるストッパ設置部分の斜視構成図、(b),
(c) はそれぞれ短小,長大商品に合わせて商品通路幅を
調節セットした状態を表すトップトレー部分の平面図【図2】この発明の実施対象となる自動販売機の全体構
成図 【図3】図2の自動販売機に搭載したサーペンタイン式
商品収納ラックの従来における構成図であり、 (a) はラ
ック全体の斜視図、 (b) は (a) 図におけるトップトレー
部分の詳細構造図 【符号の説明】 4 商品収納ラック 4a 商品投入口 7 ラック側板 8 商品収納コラム 9 トップトレー 10 商品 10S 短小商品 10L 長大商品 11 可動側板 13 ストッパ 13a 支軸ピン 13b 付勢ばね
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】左右一対のラック側板の間に画成した上下
方向のサーペンタイン状商品収納コラムの上端に連ねて
ラック前面に開口する商品投入口との間に商品投入用の
トップトレーを敷設するとともに、トップトレーの入口
端から商品収納コラムの出口端に至る商品通路に沿って
その通路幅を商品の長さサイズに対応して規制する可動
側板を備えた自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラ
ックにおいて、商品通路幅を短小サイズの商品に合わせ
て設定した際に、可動側板を挟んで正規の商品通路と反
対側に生じた遊び通路への商品の誤投入を防ぐ手段とし
て、商品投入口の部分であって、可動側板の裏面側と対
向するラック側板に軸支し、かつ可動側板に向けて遊び
通路へ突き出すようにばね付勢されたストッパ部材を設
けたことを特徴とする自動販売機のサーペンタイン式商
品収納ラック。
Priority Applications (1)
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JP04901797A JP3514937B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック |
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JP04901797A JP3514937B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック |
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Family Applications (1)
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JP04901797A Expired - Fee Related JP3514937B2 (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック |
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JP4407323B2 (ja) * | 2004-03-10 | 2010-02-03 | 富士電機リテイルシステムズ株式会社 | 自動販売機の商品収納装置 |
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1997
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