JP3513860B2 - 監視用ビデオカメラ - Google Patents
監視用ビデオカメラInfo
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- JP3513860B2 JP3513860B2 JP11758394A JP11758394A JP3513860B2 JP 3513860 B2 JP3513860 B2 JP 3513860B2 JP 11758394 A JP11758394 A JP 11758394A JP 11758394 A JP11758394 A JP 11758394A JP 3513860 B2 JP3513860 B2 JP 3513860B2
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- camera
- chassis
- section
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部からカメラユニッ
トのレンズ等が見えない材質をした、あるいは見えない
ように表面処理されたドーム形のカバーでおおわれた監
視用ビデオカメラに関するものであり、特に天井面及び
壁面のどちらに取り付けても、監視しようとする方向に
カメラユニットのレンズ面を向けることのできるように
した回転機構に関するものである。
トのレンズ等が見えない材質をした、あるいは見えない
ように表面処理されたドーム形のカバーでおおわれた監
視用ビデオカメラに関するものであり、特に天井面及び
壁面のどちらに取り付けても、監視しようとする方向に
カメラユニットのレンズ面を向けることのできるように
した回転機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の監視用ビデオカメラは、
天井付専用あるいは、壁付専用のものしかなかった。特
開平2−42876号公報「テレビジョンカメラ装置」
に開示されたように、天井付及び壁付の両方を想定した
ものでも、基準となるのは壁付あるいは天井付の一方の
みであった。この特開平2−42876号公報の第1図
〜第4図に示された、天井に固定することを前提とした
一実施例のテレビジョンカメラ装置を、そのまま壁面に
取り付けても、上下方向の回転は得られるが、左右方向
の回転は不可能であった。また、同公報の第5図〜第8
図に示された壁面に固定することを前提とした一実施例
のものについても天井面に取り付けた場合は、左右方向
の回転が不可能であった。
天井付専用あるいは、壁付専用のものしかなかった。特
開平2−42876号公報「テレビジョンカメラ装置」
に開示されたように、天井付及び壁付の両方を想定した
ものでも、基準となるのは壁付あるいは天井付の一方の
みであった。この特開平2−42876号公報の第1図
〜第4図に示された、天井に固定することを前提とした
一実施例のテレビジョンカメラ装置を、そのまま壁面に
取り付けても、上下方向の回転は得られるが、左右方向
の回転は不可能であった。また、同公報の第5図〜第8
図に示された壁面に固定することを前提とした一実施例
のものについても天井面に取り付けた場合は、左右方向
の回転が不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、ドーム型
のカバーでおおわれた監視用ビデオカメラにおいて、天
井取付時に必要とされるカメラユニットの取付方向の角
度調整範囲と、壁面取付時に必要とされるカメラユニッ
トの取付方向の角度調整範囲を定め、どちらの取付状態
においても画面が到立、あるいは横転することなく、定
められた範囲の調整が可能な機構を提供しようとするも
のである。
のカバーでおおわれた監視用ビデオカメラにおいて、天
井取付時に必要とされるカメラユニットの取付方向の角
度調整範囲と、壁面取付時に必要とされるカメラユニッ
トの取付方向の角度調整範囲を定め、どちらの取付状態
においても画面が到立、あるいは横転することなく、定
められた範囲の調整が可能な機構を提供しようとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベース部と、
取付面に垂直な軸で回転することのできる同筒形シャー
シと、このシャーシに脱着可能としたドーム形カバーと
で囲まれた監視用カメラユニットにおいて、そのシャー
シの内部にシャーシ自身の回転軸に対し垂直で、互いに
直交する2つの軸を中心に360゜回転するカメラユニ
ット回転機構を設けたものである。監視用ビデオカメラ
を壁面に固定する場合、その取付高さは、人間の身長よ
りも上方であり、監視しようとする場所を見おろす形と
なるような位置が選定される。このため、この取付位置
における監視用ビデオカメラ内のカメラユニットは左右
方向に±90゜、上下方向は水平方向を基準に下方に9
0゜回転することができれば十分である。監視用ビデオ
カメラを天井面に固定した場合でも、壁面の時と同じ位
の高さになるため、カメラユニットの必要回転範囲は、
壁面に取り付けた時の回転範囲と同じでよい。本発明の
回転機構を用いることで、ひとつの監視用ビデオカメラ
で水平面、垂直面のどちらの固定面に固定しても左右±
90゜、水平方向から下方に90゜の回転範囲が確保さ
れる。
取付面に垂直な軸で回転することのできる同筒形シャー
シと、このシャーシに脱着可能としたドーム形カバーと
で囲まれた監視用カメラユニットにおいて、そのシャー
シの内部にシャーシ自身の回転軸に対し垂直で、互いに
直交する2つの軸を中心に360゜回転するカメラユニ
ット回転機構を設けたものである。監視用ビデオカメラ
を壁面に固定する場合、その取付高さは、人間の身長よ
りも上方であり、監視しようとする場所を見おろす形と
なるような位置が選定される。このため、この取付位置
における監視用ビデオカメラ内のカメラユニットは左右
方向に±90゜、上下方向は水平方向を基準に下方に9
0゜回転することができれば十分である。監視用ビデオ
カメラを天井面に固定した場合でも、壁面の時と同じ位
の高さになるため、カメラユニットの必要回転範囲は、
壁面に取り付けた時の回転範囲と同じでよい。本発明の
回転機構を用いることで、ひとつの監視用ビデオカメラ
で水平面、垂直面のどちらの固定面に固定しても左右±
90゜、水平方向から下方に90゜の回転範囲が確保さ
れる。
【0005】
【作用】図1は本発明の監視用ビデオカメラを壁面に固
定したときの正面図[図1(a)]と右側面図[図1
(b)]である。この図において示したZ軸を中心に回
転するカメラユニット支持具1と、このカメラユニット
支持具1に支えられたカメラユニット2は、それぞれ3
60゜回転でき、その結果カメラユニット2としてはX
軸を中心に水平から下方90゜まで、Z軸を中心に左右
90゜自由に回転可能となる。この監視用ビデオカメラ
をそのまま天井面に固定すると水平方向を基準に下方に
90゜回転することは可能ではあるが、画面が到立状態
となってしまう。これを正立状態に戻すことができるよ
うにカメラユニットがX軸、Z軸を中心にそれぞれ36
0゜回転させることができるようにしたものである。天
井取付時の左右方向の回転はベース部8とシャーシ3と
の間に設けられた回転機構を用いることによって可能と
なる。尚、カメラユニット支持具1に取り付けられたカ
メラユニット2を、到立状態から元の状態へ戻すために
は、一度カメラユニット2を取り外して上下を反対にし
て再度取り付けるか、図1中でY軸と中心に180゜回
転させる機構を設ければよいが、これらの手段を用いる
と装置が複雑になるという欠点がある。
定したときの正面図[図1(a)]と右側面図[図1
(b)]である。この図において示したZ軸を中心に回
転するカメラユニット支持具1と、このカメラユニット
支持具1に支えられたカメラユニット2は、それぞれ3
60゜回転でき、その結果カメラユニット2としてはX
軸を中心に水平から下方90゜まで、Z軸を中心に左右
90゜自由に回転可能となる。この監視用ビデオカメラ
をそのまま天井面に固定すると水平方向を基準に下方に
90゜回転することは可能ではあるが、画面が到立状態
となってしまう。これを正立状態に戻すことができるよ
うにカメラユニットがX軸、Z軸を中心にそれぞれ36
0゜回転させることができるようにしたものである。天
井取付時の左右方向の回転はベース部8とシャーシ3と
の間に設けられた回転機構を用いることによって可能と
なる。尚、カメラユニット支持具1に取り付けられたカ
メラユニット2を、到立状態から元の状態へ戻すために
は、一度カメラユニット2を取り外して上下を反対にし
て再度取り付けるか、図1中でY軸と中心に180゜回
転させる機構を設ければよいが、これらの手段を用いる
と装置が複雑になるという欠点がある。
【0006】
【実施例】図1(a)は、本発明の監視用ビデオカメラ
を壁面に取り付け、カバーを取り外した状態の内部機構
の概略を表した正面図である。図1(b)は、本発明の
監視用ビデオカメラを壁面に取り付けた内部機構の概略
を表した右側面図である。シャーシ3と一体成形された
支持部4がシャーシ3と直交するように形成されてい
る。支持部4には、Z軸を中心に360゜回転できるカ
メラユニット支持具1が取り付けてある。カメラユニッ
ト支持具1には、カメラユニット2が図中のX軸を中心
に360゜回転できるように支持され、カメラユニット
2としては、上下左右どの方向にも回転可能な状態で支
持されている。これらの支持機構はシャーシ3により支
えられているが、これら全体をおおうドーム型カバー5
は、このカメラユニット2のすべての方向への回転を阻
害しない程度の大きさを維持したものとなっている。ド
ーム型カバー5は、シャーシ3に対し脱着自在にし、カ
メラユニット2を回転し、その方向を調整するときに
は、シャーシ3からこのカバー5を取り外してから行な
うことになる。カメラユニット2には、レンズ、撮像素
子等が内蔵され、ほぼ立方体に近い形状としてある。こ
のカメラユニット2からは、配線が出され、シャーシ3
内に設けたプリント配線板ユニット6との間を電気的に
接続している。
を壁面に取り付け、カバーを取り外した状態の内部機構
の概略を表した正面図である。図1(b)は、本発明の
監視用ビデオカメラを壁面に取り付けた内部機構の概略
を表した右側面図である。シャーシ3と一体成形された
支持部4がシャーシ3と直交するように形成されてい
る。支持部4には、Z軸を中心に360゜回転できるカ
メラユニット支持具1が取り付けてある。カメラユニッ
ト支持具1には、カメラユニット2が図中のX軸を中心
に360゜回転できるように支持され、カメラユニット
2としては、上下左右どの方向にも回転可能な状態で支
持されている。これらの支持機構はシャーシ3により支
えられているが、これら全体をおおうドーム型カバー5
は、このカメラユニット2のすべての方向への回転を阻
害しない程度の大きさを維持したものとなっている。ド
ーム型カバー5は、シャーシ3に対し脱着自在にし、カ
メラユニット2を回転し、その方向を調整するときに
は、シャーシ3からこのカバー5を取り外してから行な
うことになる。カメラユニット2には、レンズ、撮像素
子等が内蔵され、ほぼ立方体に近い形状としてある。こ
のカメラユニット2からは、配線が出され、シャーシ3
内に設けたプリント配線板ユニット6との間を電気的に
接続している。
【0007】カメラユニット側の配線入出力部は、レン
ズ7を含む面と、カメラユニット支持具1に接触してい
る回転軸(X軸)を含む面を除いた面(図1の状態では
上面、背面、底面のいずれかひとつの面)に設置するの
が好ましく、本実施例では上面の背面に近い部分に設け
たコネクター部9により行なっている。このように、カ
メラユニット側の配線入出力部の位置を限定するのは、
壁面取付用から天井面取付用に変更する過程で、配線が
カメラユニット支持具1にからまないようにするためで
ある。シャーシ3内に設けられたプリント配線板ユニッ
ト6と、このカメラユニット2からの配線とを接続する
コネクター部10は、カメラユニットの回転を阻害しな
い範囲であればどの位置に設けてもよい。本実施例で
は、図1(a)のカメラに向かって右側上方に配置して
ある。
ズ7を含む面と、カメラユニット支持具1に接触してい
る回転軸(X軸)を含む面を除いた面(図1の状態では
上面、背面、底面のいずれかひとつの面)に設置するの
が好ましく、本実施例では上面の背面に近い部分に設け
たコネクター部9により行なっている。このように、カ
メラユニット側の配線入出力部の位置を限定するのは、
壁面取付用から天井面取付用に変更する過程で、配線が
カメラユニット支持具1にからまないようにするためで
ある。シャーシ3内に設けられたプリント配線板ユニッ
ト6と、このカメラユニット2からの配線とを接続する
コネクター部10は、カメラユニットの回転を阻害しな
い範囲であればどの位置に設けてもよい。本実施例で
は、図1(a)のカメラに向かって右側上方に配置して
ある。
【0008】プリント配線板ユニット6には、外部から
供給された電源を、監視用ビデオカメラ内部で使用する
のに適した安定化された電源に変換する電源部や、カメ
ラユニット2から出力されたビデオ信号を処理するビデ
オ信号処理部、音声集音部としての集音マイク、この集
音マイクから得られた信号を処理する音声信号処理部を
備えている。また、このほか監視用ビデオカメラからの
外部への出力として、ビデオ信号出力部、音声信号出力
部、モニター用ビデオ信号出力部等を備えている。集音
マイク、音声信号処理部、音声信号出力部は監視用ビデ
オカメラの映像監視機能を補うために設けられたもので
あり、侵入者の発する物音を高感度に拾い、意図的な画
像の目隠しや、補助照明の破壊等による監視カメラとし
ての基本性能の低下を防止するためのものである。モニ
ター用ビデオ信号出力部は、監視用ビデオカメラを設置
し、調整するときに用いるものであり、そこから得られ
る映像信号を近くに用意したモニター用テレビ受像機に
直接接続することにより、画面の状態を調整作業者自身
が見ながら調整可能としたものである。
供給された電源を、監視用ビデオカメラ内部で使用する
のに適した安定化された電源に変換する電源部や、カメ
ラユニット2から出力されたビデオ信号を処理するビデ
オ信号処理部、音声集音部としての集音マイク、この集
音マイクから得られた信号を処理する音声信号処理部を
備えている。また、このほか監視用ビデオカメラからの
外部への出力として、ビデオ信号出力部、音声信号出力
部、モニター用ビデオ信号出力部等を備えている。集音
マイク、音声信号処理部、音声信号出力部は監視用ビデ
オカメラの映像監視機能を補うために設けられたもので
あり、侵入者の発する物音を高感度に拾い、意図的な画
像の目隠しや、補助照明の破壊等による監視カメラとし
ての基本性能の低下を防止するためのものである。モニ
ター用ビデオ信号出力部は、監視用ビデオカメラを設置
し、調整するときに用いるものであり、そこから得られ
る映像信号を近くに用意したモニター用テレビ受像機に
直接接続することにより、画面の状態を調整作業者自身
が見ながら調整可能としたものである。
【0009】監視用ビデオカメラのシャーシ3からの各
種信号出力、及び、電源の入力は、シャーシ内のプリン
ト配線板ユニット6から出されたリード線や、ビデオ信
号伝送用の同軸ケーブルによって直接行なってもよい
が、ベース部8に設けたこれらの配線を接続する端子部
と、プリント配線板ユニット6側に設けられ、これらの
端子部に対応する接触子との接触によって行なう方式を
用いてもよい。これらの電気的な導通は、シャーシ3側
を取付面に固定されたベース部8に固定すると同時に、
自動的に完了するような形とする。尚、図1に示したベ
ース部8は、このような端子部や、接触子を用いた場合
の実施例ではなくシャーシ6から直接リード線より入出
力を行なう場合を示したものである。(図示省略)
種信号出力、及び、電源の入力は、シャーシ内のプリン
ト配線板ユニット6から出されたリード線や、ビデオ信
号伝送用の同軸ケーブルによって直接行なってもよい
が、ベース部8に設けたこれらの配線を接続する端子部
と、プリント配線板ユニット6側に設けられ、これらの
端子部に対応する接触子との接触によって行なう方式を
用いてもよい。これらの電気的な導通は、シャーシ3側
を取付面に固定されたベース部8に固定すると同時に、
自動的に完了するような形とする。尚、図1に示したベ
ース部8は、このような端子部や、接触子を用いた場合
の実施例ではなくシャーシ6から直接リード線より入出
力を行なう場合を示したものである。(図示省略)
【0010】次に本発明の監視用ビデオカメラを壁面に
固定した状態と、天井面に固定した状態と、その固定状
態を変更する場合に、必要となる回転操作の詳細につい
て説明する。図1は前述の通り本発明の監視用ビデオカ
メラを壁面に固定した状態を示している。この図の状態
ではカメラユニット2は、水平方向を向いており、この
カメラユニット2に取り付けられているレンズ7の特性
に応じた所定の範囲の映像がCCD等の撮像部に集めら
れ、ここでビデオ信号に変換される。この実施例では、
カメラユニット2のレンズ面を真上方向に向けると支持
具にその視野をさえぎられるので、上方向の監視は不可
能である。しかし、水平から下方90゜の間はどの位置
でも回転可能であり、また、その間であれば任意の位置
で固定可能な支持機構としてあるので、壁面取付用の監
視用ビデオカメラとしては十分な回転範囲を備えている
ことになる。図中のZ軸を中心にカメラユニット2とカ
メラユニット支持具1の両方を同時に回転することによ
り、左右方向も図1の状態を基準として±90゜回転可
能となっている。この監視用ビデオカメラをそのまま天
井に取り付けると、天井から真下を監視することにな
る。この状態からカメラユニットを水平方向を監視すべ
く上方へ回転させる(図1の状態においては水平方向か
ら下方へ反時計まわりに90゜回転させる)と、水平方
向の監視画像は得られるが、上下が逆転した画像となっ
てしまう。つまり、図1に示したカメラユニット2のト
ップマーク11が下に来てしまうことになる。このた
め、このトップマーク11がベース側(取付面側)に来
るように変更する必要がある。
固定した状態と、天井面に固定した状態と、その固定状
態を変更する場合に、必要となる回転操作の詳細につい
て説明する。図1は前述の通り本発明の監視用ビデオカ
メラを壁面に固定した状態を示している。この図の状態
ではカメラユニット2は、水平方向を向いており、この
カメラユニット2に取り付けられているレンズ7の特性
に応じた所定の範囲の映像がCCD等の撮像部に集めら
れ、ここでビデオ信号に変換される。この実施例では、
カメラユニット2のレンズ面を真上方向に向けると支持
具にその視野をさえぎられるので、上方向の監視は不可
能である。しかし、水平から下方90゜の間はどの位置
でも回転可能であり、また、その間であれば任意の位置
で固定可能な支持機構としてあるので、壁面取付用の監
視用ビデオカメラとしては十分な回転範囲を備えている
ことになる。図中のZ軸を中心にカメラユニット2とカ
メラユニット支持具1の両方を同時に回転することによ
り、左右方向も図1の状態を基準として±90゜回転可
能となっている。この監視用ビデオカメラをそのまま天
井に取り付けると、天井から真下を監視することにな
る。この状態からカメラユニットを水平方向を監視すべ
く上方へ回転させる(図1の状態においては水平方向か
ら下方へ反時計まわりに90゜回転させる)と、水平方
向の監視画像は得られるが、上下が逆転した画像となっ
てしまう。つまり、図1に示したカメラユニット2のト
ップマーク11が下に来てしまうことになる。このた
め、このトップマーク11がベース側(取付面側)に来
るように変更する必要がある。
【0011】この操作の途中の段階を示したのが図2で
あり、天井面に取り付けるための形態に変更後の状態を
示したのが図3である。図2(a)、図3(a)は、図
1(a)と同様に、本発明の監視用ビデオカメラを壁面
に取り付け、カバーを取り外した状態の内部機構の概略
を表した正面図であり、図2(b)、図3(b)は、そ
の右側面図である。図2は、図1に示されたカメラユニ
ット2をX軸を中心に図面上時計まわりに180゜回転
した後の状態を示している。図2に示されたカメラユニ
ット2と、カメラユニット支持具1の両方をZ軸を中心
に180゜回転した後の状態を示したのが図3である。
図2から図3の状態に移る時の回転操作は、時計まわ
り、反時計まわりのどちら向きであっもよい。この一連
の操作によりカメラユニット2の上下方向が逆転するの
で、図3の状態の監視用ビデオカメラはそのまま天井面
に固定することが可能となる。以上の回転操作のうち、
図1から図2の状態への操作における回転方向を時計ま
わりと指定したのは、配線がカメラユニット支持具1に
巻き付いてしまうのを避けるためである。つまり、図1
から図2へのX軸を中心とする180゜の回転操作を反
時計まわりで行なうと、配線がカメラユニット2とカメ
ラユニット支持具1の間を通過することになり、その後
のZ軸を中心とする180゜の回転によりこの線がカメ
ラユニット支持具1にからまってしまうのである。
あり、天井面に取り付けるための形態に変更後の状態を
示したのが図3である。図2(a)、図3(a)は、図
1(a)と同様に、本発明の監視用ビデオカメラを壁面
に取り付け、カバーを取り外した状態の内部機構の概略
を表した正面図であり、図2(b)、図3(b)は、そ
の右側面図である。図2は、図1に示されたカメラユニ
ット2をX軸を中心に図面上時計まわりに180゜回転
した後の状態を示している。図2に示されたカメラユニ
ット2と、カメラユニット支持具1の両方をZ軸を中心
に180゜回転した後の状態を示したのが図3である。
図2から図3の状態に移る時の回転操作は、時計まわ
り、反時計まわりのどちら向きであっもよい。この一連
の操作によりカメラユニット2の上下方向が逆転するの
で、図3の状態の監視用ビデオカメラはそのまま天井面
に固定することが可能となる。以上の回転操作のうち、
図1から図2の状態への操作における回転方向を時計ま
わりと指定したのは、配線がカメラユニット支持具1に
巻き付いてしまうのを避けるためである。つまり、図1
から図2へのX軸を中心とする180゜の回転操作を反
時計まわりで行なうと、配線がカメラユニット2とカメ
ラユニット支持具1の間を通過することになり、その後
のZ軸を中心とする180゜の回転によりこの線がカメ
ラユニット支持具1にからまってしまうのである。
【0012】図3に示した監視用ビデオカメラを天井面
に取り付けた状態を示したのが図4である。この図に示
されたカメラユニット2は、真下方向を向いているが、
カメラユニット回転機構により水平方向へ向けることが
可能である。また、水平方向を向いた状態を基準とする
左右方向の回転は、シャーシ3とベース部8との間の回
転機構を用いることにより実現される。尚、監視用ビデ
オカメラを天井に取り付けて用いる場合は、水平方向の
向きは、ベース部8の固定向きによってほぼ決まるの
で、シャーシ3とベース部8との間に設けた回転機構の
回転範囲は微調整を行なうための限られた範囲であって
もよい。
に取り付けた状態を示したのが図4である。この図に示
されたカメラユニット2は、真下方向を向いているが、
カメラユニット回転機構により水平方向へ向けることが
可能である。また、水平方向を向いた状態を基準とする
左右方向の回転は、シャーシ3とベース部8との間の回
転機構を用いることにより実現される。尚、監視用ビデ
オカメラを天井に取り付けて用いる場合は、水平方向の
向きは、ベース部8の固定向きによってほぼ決まるの
で、シャーシ3とベース部8との間に設けた回転機構の
回転範囲は微調整を行なうための限られた範囲であって
もよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の監視用ビ
デオカメラによれば、天井面・壁面のどちらの面にも直
接取り付けることができ、しかも、どちらに取り付けた
場合でも上下方向、左右方向のカメラユニット回転範囲
は十分確保することが可能となった。しかも、カメラユ
ニットとシャーシ内のプリント配線板ユニット間の配線
がからむこともなく、また、複雑な構成を用いることな
く、簡単な構成によりカメラユニットの方向調整を行な
うことが可能となった。また、カメラユニットの大きさ
に合わせて、3つの回転軸の相互の位置関係を適切にす
ることにより、監視用ビデオカメラ全体の形状を小さく
することが可能となり、この種のカメラとしての実用価
値が向上した。
デオカメラによれば、天井面・壁面のどちらの面にも直
接取り付けることができ、しかも、どちらに取り付けた
場合でも上下方向、左右方向のカメラユニット回転範囲
は十分確保することが可能となった。しかも、カメラユ
ニットとシャーシ内のプリント配線板ユニット間の配線
がからむこともなく、また、複雑な構成を用いることな
く、簡単な構成によりカメラユニットの方向調整を行な
うことが可能となった。また、カメラユニットの大きさ
に合わせて、3つの回転軸の相互の位置関係を適切にす
ることにより、監視用ビデオカメラ全体の形状を小さく
することが可能となり、この種のカメラとしての実用価
値が向上した。
【図1】 本発明の監視用ビデオカメラの壁面取付時の
状態を示した図である。
状態を示した図である。
【図2】 本発明の監視用ビデオカメラを天井面取付用
に変更する際の、途中の状態を示した図である。
に変更する際の、途中の状態を示した図である。
【図3】 本発明の監視用ビデオカメラを天井面取付用
に変更した後の状態を示した図である。
に変更した後の状態を示した図である。
【図4】 本発明の監視用ビデオカメラの天井面取付時
の状態を示した図である。
の状態を示した図である。
1.カメラユニット支持具
2.カメラユニット
3.シャーシ
4.支持部
5.ドーム型カバー
6.プリント配線板ユニット
7.レンズ
8.ベース部
9.コネクター部
10.コネクター部
11.トップマーク
Claims (3)
- 【請求項1】 壁面、あるいは、天井面等の取付面に固
定されるベース部と、取付面に垂直な軸を中心に回転可
能なシャーシ回転機構を介してベース部に固定される略
円筒形のシャーシと、前記シャーシに一体に形成された
支持部と、前記支持部に回動自在に支持されるカメラユ
ニット支持具と、前記カメラユニット支持具に回動自在
に支持されたカメラユニットとを備え、前記シャーシに
脱着自在に取り付けられたドーム型カバーが、シャーシ
に固定された前記回転機構全体をおおう構成とした監視
用ビデオカメラ。 - 【請求項2】 前記支持部は、取付面に垂直な平面を備
えたものであり、前記カメラユニット支持具は、前記支
持部の有する平面に垂直な軸を中心に360゜回転し、
前記カメラユニットは、前記カメラユニット支持具の回
転軸に垂直な軸を中心に360゜回転することを特徴と
する請求項1記載の監視用ビデオカメラ。 - 【請求項3】 前記シャーシ内には、電源部、ビデオ信
号処理部、音声集音部、音声信号処理部、ビデオ信号出
力部、音声信号出力部、モニター用ビデオ信号出力部を
備えたプリント配線板ユニットを内蔵し、前記プリント
配線板ユニットと、略立方体形をしたカメラユニットと
の間には配線部を備え、カメラユニット側の配線入出力
は、カメラユニットのレンズを備えた面と、カメラユニ
ット回転機構の回転軸と交差する2つの面を除く、3つ
の平面のうちいずれかひとつの平面部上に設置したコネ
クター部により行なうものであることを特徴とする請求
項2記載の監視用ビデオカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11758394A JP3513860B2 (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | 監視用ビデオカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11758394A JP3513860B2 (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | 監視用ビデオカメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07303201A JPH07303201A (ja) | 1995-11-14 |
JP3513860B2 true JP3513860B2 (ja) | 2004-03-31 |
Family
ID=14715418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11758394A Expired - Fee Related JP3513860B2 (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | 監視用ビデオカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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