JP3513085B2 - 車両用発電機の電圧制御装置 - Google Patents

車両用発電機の電圧制御装置

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JP3513085B2
JP3513085B2 JP2000193034A JP2000193034A JP3513085B2 JP 3513085 B2 JP3513085 B2 JP 3513085B2 JP 2000193034 A JP2000193034 A JP 2000193034A JP 2000193034 A JP2000193034 A JP 2000193034A JP 3513085 B2 JP3513085 B2 JP 3513085B2
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    • HELECTRICITY
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  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用発電機の
電圧制御装置に関し、特にチャージランプの異常時にお
いても安定な起動信号が容易に得られる車両用発電機の
電圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の車両用発電機の電圧制御装
置を概略的に示すブロック図であり、たとえば特許公報
第2707616号などに参照されるような車両用交流
車両用発電機の電圧制御回路の構成例を示している。
【0003】図7において、車両用発電機(オルタネー
タ)2の発電電圧を調整する電圧制御回路(レギュレー
タ)1は、車両用発電機2およびバッテリ6の各出力端
子に接続された発電出力端子Bと、ランプ入力端子L
と、外部制御ユニット5に接続されたモニタ出力端子F
Rおよび制御入力端子Gとを有する。
【0004】電圧制御回路1は、ランプ入力端子Lへの
印加電圧が所定値を越えたときに動作を開始するように
なっている。ランプ入力端子Lには、イグニッションス
イッチ3およびチャージランプ4を介して、バッテリ6
の出力電圧VBが印加されている。
【0005】車両用発電機2は、エンジンと連動するロ
ータ(図示せず)に設けられた界磁コイル21と、ステ
ータ(図示せず)に設けられた電機子コイル22と、電
機子コイル22からの3相発電電圧を全波整流する全波
整流器23とを備えている。
【0006】全波整流器23は、3相の並列ダイオード
対により構成されている。界磁コイル21および全波整
流器23の各一端はバッテリ6の出力端子に接続されて
いる。
【0007】ECU(電子制御ユニット)からなる外部
制御ユニット5は、電圧制御回路1に対する起動信号を
生成するとともに、電圧制御回路1からの異常報知信号
を取り込み、電圧制御回路1を停止させるようになって
いる。
【0008】外部制御ユニット5は、電圧制御回路1を
制御するとともにエンジンを制御するためのCPU51
と、CPU51に接続された抵抗器52、54、55、
ツェナダイオード53および出力トランジスタ56とを
備えている。
【0009】外部制御ユニット5には、周知の各種セン
サ(図示せず)が接続されており、エンジン制御に必要
な各種検出情報(運転状態を示すエンジン回転数Ne、
アクセル開度α、冷却水温Twなど)が入力されてい
る。
【0010】CPU51の電源ポートaは、抵抗器52
とツェナダイオード53のカソードとの接続点に接続さ
れており、電源ポートaには、抵抗器52を介してバッ
テリ電圧VBが入力されている。
【0011】CPU51の起動ポートbは、抵抗器54
を介してイグニッションスイッチ3の出力端子に接続さ
れている。CPU51のモニタ入力ポートcは、抵抗器
55を介してイグニッションスイッチ3の出力端子に接
続されるとともに、電圧制御回路1のモニタ出力端子F
Rに接続されている。
【0012】CPU51の制御出力ポートdは、エミッ
タ接地の出力トランジスタ56のベースに接続されてお
り、出力トランジスタ56のコレクタは、電圧制御回路
1の制御入力端子Gに接続されている。CPU51のグ
ランドポートeは接地されている。
【0013】電圧制御回路1は、界磁コイル21の導通
率(界磁電流に対応)を制御する出力トランジスタ10
1と、出力トランジスタ101のコレクタと界磁コイル
21との間に挿入されたダイオード102とを備えてい
る。
【0014】出力トランジスタ101のベースは、トラ
ンジスタ103のコレクタに接続されるとともに、抵抗
器104を介して定電圧電源Vccに接続されている。
トランジスタ103のベースには、コンパレータ105
の出力端子が接続されている。
【0015】コンパレータ105の基準入力端子(−)
は、定電圧電源Vccとグランドとの間に挿入された分
圧抵抗器106および107の接続点に接続され、コン
パレータ105の比較入力端子(+)は、車両用発電機
2の出力端子とグランドとの間に挿入された分圧定電圧
108および109の接続点に接続されている。
【0016】また、コンパレータ105の比較入力端子
(+)は、抵抗器110を介してトランジスタ112の
コレクタに接続され、トランジスタ112のベースは、
抵抗器111を介して定電圧電源Vccに接続されてい
る。
【0017】また、電圧制御回路1は、電機子コイル2
2の1相出力端子に接続されたダイオード113と、ダ
イオード113のカソードとグランドとの間に挿入され
たコンデンサ114と、ランプ入力端子Lとグランドと
の間に挿入されたダイオード115およびトランジスタ
116と、モニタ出力端子FRと界磁コイル21との間
に挿入されたダイオード117とを備えている。
【0018】電圧制御回路1内において、モニタ出力端
子FRは、ダイオード117を介して、界磁コイル21
の電圧印加制御用の出力トランジスタ101に接続され
ている。
【0019】さらに、電圧制御回路1は、故障診断回路
118、発電検出回路119、L端子レベル判定回路1
20、起動回路121および定電圧電源回路122を備
えている。
【0020】発電検出回路119は、ダイオード113
を介して電機子コイル22の1相出力端子に接続されて
おり、1相出力電圧から発電状態を検出し、その検出結
果を故障診断回路118および起動回路121に入力す
る。
【0021】故障診断回路118は、発電検出回路11
9からの検出結果に応じてトランジスタ116を駆動す
る。L端子レベル判定回路120および起動回路121
は、ランプ入力端子Lと定電圧電源回路122との間に
挿入されている。
【0022】次に、図7に示した従来の車両用発電機の
電圧制御装置の動作について説明する。図7において、
イグニッションスイッチ3が閉じられると、チャージラ
ンプ4を介して電圧制御回路1のランプ入力端子Lにバ
ッテリ電圧VBが印加される。
【0023】これにより、電圧制御回路1内のL端子レ
ベル判定回路120および起動回路121が作動し、定
電圧電源回路122が定電圧電源Vccを供給し、電圧
制御回路1は起動される。
【0024】また、定電圧電源Vccの供給により、コ
ンパレータ105が作動を開始するとともに、抵抗器1
04を介して出力トランジスタ101のベース電流が供
給され、出力トランジスタ101が導通して界磁コイル
21に界磁電流が流れ、車両用発電機2は発電可能な状
態となる。
【0025】このとき、コンパレータ105の出力信号
はまだオフ状態であり、トランジスタ103は遮断され
ている。また、車両用発電機2の1相出力を検出する発
電検出回路119には、発電信号がまだ入力されていな
いので、故障診断回路118を介してトランジスタ11
6が導通され、チャージランプ4は点灯する。
【0026】次に、車両のエンジンが始動して車両用発
電機2が発電を開始すると、発電検出回路119が発電
電圧を検出するので、故障診断回路118を介してトラ
ンジスタ116が遮断され、チャージランプ4は消灯す
る。
【0027】以下、車両用発電機2による発電電圧が上
昇すると、コンパレータ105の比較入力端子(+)の
印加電圧が上昇する。このとき、比較入力端子(+)に
は、分圧抵抗器108、109、抵抗器110およびト
ランジスタ112によって分圧された発電電圧が印加さ
れる。
【0028】一方、コンパレータ105の基準入力端子
(−)には、定電圧電源Vccを分圧抵抗器106およ
び107で分圧した基準電圧が印加されており、比較入
力端子(+)の印加電圧が基準電圧よりも高くなると、
コンパレータ105の出力信号はオンされる。
【0029】これにより、トランジスタ103が導通し
て、出力トランジスタ101は遮断される。すなわち、
発電電圧の分圧電圧が基準電圧を越える毎に、出力トラ
ンジスタ101が遮断されるので、界磁電流が減少して
発電電圧は低下する。
【0030】逆に、発電電圧の分圧電圧が基準電圧以下
まで低下すると、トランジスタ103が遮断されて出力
トランジスタ101が再び導通するので、界磁電流が増
加して発電電圧が上昇する。以上の繰り返し動作によ
り、界磁コイル21の導通率が調整されて、車両用発電
機2の発電電圧は所定値に制御される。
【0031】また、電圧制御回路1のモニタ出力端子F
Rは、界磁コイル21の導通率をモニタ信号として外部
制御ユニット5のモニタ入力ポートcに出力し、CPU
51は、抵抗器55を介して供給されるモニタ入力ポー
トcの状態により、出力トランジスタ101の導通およ
び遮断の変化をモニタし、界磁コイル21の導通率を判
定する。
【0032】また、外部制御ユニット5内のトランジス
タ56が導通されると、発電電圧切替用の制御入力端子
Gに制御信号が印加され、電圧制御回路1内のトランジ
スタ112が遮断されることにより、電圧制御回路1
は、車両用発電機2の発電電圧を変化させるように機能
する。
【0033】しかしながら、図7において、チャージラ
ンプ4の断線などの異常が発生した場合には、イグニッ
ションスイッチ3がオンされても、車両用発電機2の電
圧制御回路1が起動せず、エンジン始動後においても車
両用発電機2が発電開始しない事態を招くことになる。
【0034】また、図示されるように、発電電圧切替制
御用の制御入力端子Gと、界磁コイル21の導通率モニ
タ用のモニタ出力端子FRとを個々に必要とする場合
は、車両コネクタなどの配線が多くなり、コストダウン
を実現することができない。
【0035】また、近年、充電表示やオルタネータ故障
警報ランプ(または、LED)は、車両用発電機2の電
圧制御回路1によって駆動されるのではなく、外部制御
ユニット5により駆動される傾向になりつつある。
【0036】したがって、ランプドライブなどの用途が
不要となった電圧制御回路1のランプ入力端子Lは、結
線数の低減目的などから当然削除される方向にあり、電
圧制御回路1は、他のトリガ手段を導入することが必要
とされる傾向にある。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用発電機の
電圧制御装置は以上のように、チャージランプ4および
ランプ入力端子Lを介した起動信号により電圧制御回路
1を起動していたので、チャージランプ4の異常発生時
には、イグニッションスイッチ3がオンされても電圧制
御回路1が起動せず、車両用発電機2を発電開始させる
ことができないという問題点があった。
【0038】また、電圧制御回路1には、ランプ入力端
子Lのみならず、発電出力端子B、モニタ出力端子FR
および制御入力端子Gが個々に設けられているので、多
くの配線を必要とし、回路が複雑化するうえコストダウ
ンを実現することができないという問題があった。
【0039】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、外部制御ユニットを介して電圧
制御回路に入力される信号を起動信号として用いること
により、車両コネクタなどの配線を簡略化してコストダ
ウンを実現するとともに、チャージランプの異常時にお
いても安定な起動信号が容易に得られる車両用発電機の
電圧制御装置を得ることを目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る車両用発電機の電圧制御装置は、電機子コイルおよび
界磁コイルを有し、エンジンにより駆動される車両用発
電機と、界磁コイルの電圧を制御するための出力トラン
ジスタを有し、車両用発電機の発電電圧を制御する電圧
制御回路と、電圧制御回路に起動信号を出力する外部制
御ユニットと、電圧制御回路の第1の端子と外部制御ユ
ニットの第1のポートとを接続する単一の信号線とを備
え、外部制御ユニットは、単一の信号線を介して電圧制
御回路に起動信号を出力し、電圧制御回路の第1の端子
は、界磁コイルに接続されて界磁コイルの導通率をモニ
タ信号として出力するためのモニタ出力端子により構成
され、外部制御ユニットの第1のポートは、モニタ信号
を取り込むためのモニタ入力ポートにより構成され、
圧制御回路は、モニタ信号のレベルに応答する起動トリ
ガ手段を有し、車両用発電機の異常発生時に、単一の信
号線を介して外部制御ユニットに異常発生状態を報知
し、起動トリガ手段は、モニタ信号がオフレベルであっ
て且つ出力トランジスタがオフ状態を示すときに、電圧
制御回路の電源を遮断して車両用発電機の発電制御を停
止させるものである。
【0041】また、この発明の請求項2に係る車両用発
電機の電圧制御装置は、請求項1において、外部制御ユ
ニットは、第1の端子の信号レベルを変化させることに
より、電圧制御回路を起動させるものである。
【0042】また、この発明の請求項3に係る車両用発
電機の電圧制御装置は、請求項1または請求項2におい
て、電圧制御回路は、車両用発電機の異常発生時に、第
1の端子の信号レベルを強制的に変化させることによ
り、外部制御ユニットに異常発生状態を報知するもので
ある。
【0043】また、この発明の請求項4に係る車両用発
電機の電圧制御装置は、請求項3において、外部制御ユ
ニットに設けられたチャージランプ駆動ポートと、チャ
ージランプ駆動ポートに接続されたチャージランプとを
備え、電圧制御回路は、車両用発電機の異常発生時に、
第1の端子の信号レベルを強制的にオフレベルに固定す
ることにより、外部制御ユニットに異常発生状態を報知
し、外部制御ユニットは、異常発生状態に応答してチャ
ージランプを駆動するものである。
【0044】
【0045】
【0046】また、この発明の請求項5に係る車両用発
電機の電圧制御装置は、請求項1から請求項4までのい
ずれか1項において、起動トリガ手段は、モニタ信号が
オフレベルであって且つ出力トランジスタがオフの状態
が所定時間にわたって継続したときに、電圧制御回路の
電源を遮断して車両用発電機の発電制御を停止させるも
のである。
【0047】
【0048】
【0049】また、この発明の請求項6に係る車両用発
電機の電圧制御装置は、請求項1から請求項5までのい
ずれか1項において、外部制御ユニットは、エンジンの
運転状態情報に基づいて起動信号の出力タイミングを強
制的に変化させることにより、車両用発電機の起動タイ
ミング、発電開始時期、動作および停止タイミングを可
変設定するものである。
【0050】また、この発明の請求項7に係る車両用発
電機の電圧制御装置は、請求項6において、外部制御ユ
ニットは、車両用発電機の発電開始時期を決定するため
の起動信号の出力タイミングを、エンジンの始動時にお
ける目標回転数に基づいて調整および変更するものであ
る。
【0051】また、この発明の請求項8に係る車両用発
電機の電圧制御装置は、請求項6または請求項7におい
て、外部制御ユニットは、車両用発電機の発電開始時期
を決定するための起動信号の出力タイミングを、エンジ
ンの始動時における冷却水温に基づいて調整および変更
するものである。
【0052】また、この発明の請求項9に係る車両用発
電機の電圧制御装置は、請求項6から請求項8までのい
ずれか1項において、外部制御ユニットは、車両用発電
機の発電開始時期を決定するための起動信号の出力タイ
ミングを、エンジンの始動時における目標回転数および
冷却水温の少なくとも一方に基づいて遅延させるもので
ある。
【0053】また、この発明の請求項10に係る車両用
発電機の電圧制御装置は、電機子コイルおよび界磁コイ
ルを有する車両用発電機と、界磁コイルの電圧を制御す
るための出力トランジスタを有し、車両用発電機の発電
電圧を制御する電圧制御回路と、電圧制御回路に起動信
号を出力する外部制御ユニットとを備え、電圧制御回路
は、界磁コイルに接続されて界磁コイルの導通率をモニ
タ信号として出力するためのモニタ出力端子と、界磁コ
イルの導通率を切替える制御信号を取り込むための制御
入力端子とを有し、外部制御ユニットは、イグニッショ
ンスイッチに接続された起動ポートと、モニタ出力端子
からモニタ信号を取り込むためのモニタ入力ポートと、
制御入力端子に制御信号を出力するための制御出力ポー
トとを有し、外部制御ユニットは、イグニッションスイ
ッチのオン動作に応答して、モニタ出力端子に起動信号
を印加して電圧制御回路を起動させ、電圧制御回路は、
車両用発電機の異常発生時に、制御入力端子の信号レベ
ルを強制的にオフレベルに固定することにより外部制御
ユニットに異常発生状態を報知するものである。
【0054】また、この発明の請求項11に係る車両用
発電機の電圧制御装置は、請求項10において、外部制
御ユニットに設けられたチャージランプ駆動ポートと、
チャージランプ駆動ポートに接続されたチャージランプ
とを備え、外部制御ユニットは、異常発生状態に応答し
てチャージランプを駆動するものである。
【0055】また、この発明の請求項12に係る車両用
発電機の電圧制御装置は、請求項10または請求項11
において、外部制御ユニットは、エンジンの運転状態情
報に基づいて起動信号の出力タイミングを強制的に変化
させることにより、車両用発電機の起動タイミング、発
電開始時期、動作および停止タイミングを可変設定する
ものである。
【0056】また、この発明の請求項13に係る車両用
発電機の電圧制御装置は、請求項12において、外部制
御ユニットは、車両用発電機の発電開始時期を決定する
ための起動信号の出力タイミングを、エンジンの始動時
における目標回転数に基づいて調整および変更するもの
である。
【0057】また、この発明の請求項14に係る車両用
発電機の電圧制御装置は、請求項12または請求項13
において、外部制御ユニットは、車両用発電機の発電開
始時期を決定するための起動信号の出力タイミングを、
エンジンの始動時における冷却水温に基づいて調整およ
び変更するものである。
【0058】また、この発明の請求項15に係る車両用
発電機の電圧制御装置は、請求項12から請求項14
でのいずれか1項において、外部制御ユニットは、車両
用発電機の発電開始時期を決定するための起動信号の出
力タイミングを、エンジンの始動時における目標回転数
および冷却水温の少なくとも一方に基づいて遅延させる
ものである。
【0059】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、図面を参照
しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明
する。
【0060】図1はこの発明の実施の形態1を示すブロ
ック図であり、前述(図7参照)と同様のものについて
は、同一符号を付して、または符号の後にAを付して、
詳述を省略する。
【0061】図1において、電圧制御回路1Aは、前述
の制御入力端子Gと、制御入力端子Gに関連する抵抗器
110、111およびトランジスタ112とを有してい
ない。
【0062】電圧制御回路1Aは、前述のL端子レベル
判定回路120に代えて、FR端子レベル判定回路12
3を有する。また、電圧制御回路1A内のトランジスタ
116のコレクタは、ランプ入力端子Lに直接接続され
ており、ダイオード115は省略されている。
【0063】電圧制御回路1Aは、外部制御ユニット5
Aに対して直接関連する端子としてモニタ出力端子FR
のみを有しており、電圧制御回路1Aと外部制御ユニッ
ト5Aとの間は、モニタ出力端子FRとモニタ入力ポー
トcとの間の単一の信号線により接続されている。
【0064】外部制御ユニット5Aは、単一の信号線を
介して電圧制御回路1Aに起動信号を出力する。また、
電圧制御回路1Aは、車両用発電機2の異常発生時に、
単一の信号線を介して外部制御ユニット5Aに異常発生
状態を報知する。
【0065】具体的には、外部制御ユニット5Aは、モ
ニタ出力端子FRの信号レベルを変化させることによ
り、電圧制御回路1Aを起動させる。また、電圧制御回
路1Aは、車両用発電機2の異常発生時に、モニタ出力
端子FRの信号レベルを強制的に変化させることによ
り、外部制御ユニット5Aに異常発生状態を報知する。
【0066】この場合、外部制御ユニット5A内のCP
U51は、前述(図7参照)の制御出力ポートdおよび
トランジスタ56を有しておらず、モニタ入力ポートc
が電圧制御回路1Aのモニタ出力端子FRに対して複数
機能を有する。
【0067】また、電圧制御回路1A内のFR端子レベ
ル判定回路123および起動回路121は、定電圧電源
回路122に対する起動トリガ手段を構成している。
【0068】電圧制御回路1A内の起動トリガ手段は、
モニタ出力端子FRのレベル(モニタ信号)がオフレベ
ルであって、且つ出力トランジスタ101の動作論理が
オフ論理の状態が所定時間にわたって継続したときに、
イグニッションスイッチ3がオフされたものと見なし
て、電圧制御回路1Aの電源を遮断して車両用発電機2
の発電制御を停止させる。
【0069】通常、イグニッションスイッチ3がオンさ
れていて、出力トランジスタ101がオフ状態であれ
ば、イグニッションスイッチ3からモニタ入力ポートc
を介して印加される信号により、モニタ出力端子FRは
オンレベルにある。また、導通率制御により出力トラン
ジスタ101がオンされる毎に、モニタ出力端子FRは
ローレベルとなる。
【0070】しかし、出力トランジスタ101がオフ状
態にもかかわらず、モニタ出力端子FRがローレベルで
あれば、イグニッションスイッチ3がオフされてエンジ
ンが停止されたことになるので、上記のように車両用発
電機2の発電を停止させる。
【0071】電圧制御回路1Aのランプ入力端子Lに
は、互いに直列接続されたイグニッションスイッチ3お
よびチャージランプ4を介して、バッテリ電圧VBが印
加されている。また、電圧制御回路1Aのモニタ出力端
子FRには、イグニッションスイッチ3に応答する外部
制御ユニット5Aからの起動信号が入力されている。
【0072】また、電圧制御回路1Aは、前述(図7参
照)のL端子レベル判定回路120に代えて、モニタ出
力端子FRの信号レベルを判定するFR端子レベル判定
回路123を備えている。
【0073】FR端子レベル判定回路123の入力端子
は、モニタ出力端子FRに接続されており、FR端子レ
ベル判定回路123の出力端子は、起動回路121を介
して定電圧電源回路122に接続されている。
【0074】次に、図1に示したこの発明の実施の形態
1の動作について説明する。まず、イグニッションスイ
ッチ3が閉じられると、外部制御ユニット5A内の抵抗
器55を介してモニタ出力端子FRにバッテリ電圧VB
が供給される。
【0075】これにより、モニタ出力端子FRの電圧が
上昇するので、電圧制御回路1AのFR端子レベル判定
回路および起動回路121を介して定電圧電源回路12
2が作動し、定電圧電源Vccを供給する。
【0076】以下、定電圧電源Vccの印加により、前
述と同様に、抵抗器104を介して、界磁コイル21を
断続制御するための出力トランジスタ101に電流が供
給される。これにより、出力トランジスタ101が導通
して界磁電流が流れ、車両用発電機2は発電可能な状態
となる。
【0077】このとき、車両用発電機2は発電開始前な
ので、電圧制御回路1A内の発電検出回路119および
故障診断回路118を介してトランジスタ116が導通
し、チャージランプ4が点灯する。
【0078】また、車両用発電機2が発電開始すると、
発電検出回路119は、ダイオード113およびコンデ
ンサ114を介して車両用発電機2の1相出力(発電出
力)を検出し、故障診断回路118を介してトランジス
タ116を遮断し、チャージランプ4を消灯させる。
【0079】さらに、車両用発電機2の出力電圧は、コ
ンパレータ105の出力によってトランジスタ103お
よび出力トランジスタ101が断続制御されることによ
り、所定電圧に制御される。
【0080】このように、電圧制御回路1Aのモニタ出
力端子FRと外部制御ユニット5Aとの間に接続された
単一の信号線を介して、外部制御ユニット5Aから電圧
制御回路1Aに起動信号を出力することができる。
【0081】すなわち、電圧制御回路1Aは、モニタ出
力端子FRの信号レベル(電圧)が外部制御ユニットに
より変化されることによって電源投入(起動)され、車
両用発電機2の発電を開始させる。
【0082】また、車両用発電機2の何らかの機能異常
発生時には、電圧制御回路1Aから外部制御ユニット5
Aに異常発生状態を報知することができる。すなわち、
電圧制御回路1Aは、モニタ出力端子FRの信号レベル
を強制的に変化させて(特徴的変化を与えて)、外部制
御ユニット5Aに異常発生状態を報知する。
【0083】このように、外部制御ユニット5Aを介し
てモニタ出力端子FRに印加される信号を起動信号とし
て用いることにより、単一の信号線を用いた簡単な構成
で、チャージランプ4の断線などの異常発生時において
も、電圧制御回路1A内の起動回路121を安定に動作
させることができ、チャージランプ4の種類にかかわら
ず、確実に車両用発電機2を発電開始させることができ
る。
【0084】また、モニタ出力端子FRに接続された単
一の信号線により、複数の機能を実現しているので、車
両配線を削減することができる。
【0085】さらに、電圧制御回路1A内の起動トリガ
手段は、モニタ出力端子FRの信号レベル(FR端子レ
ベル判定回路123の判定電圧)がオフレベルで、且
つ、出力トランジスタ101のオフ論理状態(ローレベ
ル)が成立した状態が所定時間にわたって継続したとき
に、電圧制御回路1Aの電源を遮断して発電制御を停止
させることができる。
【0086】なお、電圧制御回路1Aが外部制御ユニッ
ト5Aに対して故障診断専用の単一の信号線を介して接
続され、且つ、単一の信号線のプルアップ機能が外部制
御ユニット5A側で達成される場合には、外部制御ユニ
ット5Aのプルアップ機能を電圧制御回路1Aの電源ト
リガとして利用することができる。
【0087】また、外部制御ユニット5Aは、エンジン
制御用のECUのみならず、PCM(パワートレインコ
ントロールモジュール)など、任意のユニットにより構
成され得る。
【0088】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、電圧制御回路1Aにランプ入力端子Lを設けたが、
ランプ入力端子Lを省略してもよい。
【0089】図2はランプ入力端子Lを省略したこの発
明の実施の形態2を示すブロック図であり、前述(図7
および図1参照)と同様のものについては、同一符号を
付して、または符号の後にBを付して、詳述を省略す
る。
【0090】この場合、外部制御ユニット5B内のCP
U51は、チャージランプ駆動ポートfを有している。
また、チャージランプLは、イグニッションスイッチ3
とチャージランプ駆動ポートfとの間に接続されてい
る。
【0091】ランプ入力端子L(図1参照)が省略され
た電圧制御回路1Bにおいて、故障診断回路118によ
り駆動されるトランジスタ116は、ダイオード115
を介してモニタ出力端子FRに接続されている。
【0092】故障診断回路118は、車両用発電機2の
異常発生時に、モニタ出力端子FRの信号レベルを強制
的にオフレベルに固定することにより、外部制御ユニッ
ト5Bに異常発生状態を報知する。
【0093】また、外部制御ユニット5Bは、モニタ入
力ポートcを介して入力される異常発生状態に応答し
て、チャージランプ駆動ポートfをオン状態とし、チャ
ージランプ4を駆動する。
【0094】次に、図2に示したこの発明の実施の形態
2の動作について説明する。なお、電圧制御回路1B内
の起動回路121の動作については上記実施の形態1と
同様である。
【0095】この場合、車両用発電機2の異常発生時に
おいて、電圧制御回路1B内のトランジスタ116が導
通し、モニタ出力端子FRの信号レベル(電圧)を常時
オフレベル(ローレベル)に固定する。これにより、外
部制御ユニット5Bは、チャージランプ4を点灯させ、
異常を警報する。
【0096】このように、モニタ出力端子FRをオフレ
ベルに固定して異常発生状態を報知することにより、前
述の効果に加えて、電圧制御回路1Bの端子数をさらに
削減して車両配線を削減することができる。
【0097】実施の形態3.なお、上記実施の形態2で
は、電圧制御回路1Bのモニタ出力端子FRにより複数
機能を実現したが、モニタ出力端子FRに代えて、制御
入力端子により複数機能を実現してもよい。
【0098】図3は制御入力端子Gにより複数機能を実
現したこの発明の実施の形態3を示すブロック図であ
り、前述(図7、図1および図2参照)と同様のものに
ついては、同一符号を付して、または符号の後にCを付
して、詳述を省略する。
【0099】この場合、電圧制御回路1Cは、前述(図
1参照)のモニタ出力端子FRおよびモニタ出力端子F
Rに関連したダイオード117を有していない。電圧制
御回路1Cは、前述のFR端子レベル判定回路123に
代えて、G端子レベル判定回路124を有する。
【0100】また、電圧制御回路1Cは、前述(図7参
照)の抵抗器110およびトランジスタ112を有する
とともに、トランジスタ112および制御入力端子Gに
関連した抵抗器125、127、ダイオード126およ
び128を有する。
【0101】ダイオード126のカソードは、制御入力
端子Gに接続されるとともに、抵抗器127およびダイ
オード128を介してトランジスタ112のべースに接
続されている。
【0102】また、外部制御ユニット5C内のCPU5
1は、前述(図7参照)の制御出力ポートdおよび出力
トランジスタ56と、前述(図2参照)のチャージラン
プ駆動ポートfとに加えて、モニタ入力ポートcと出力
トランジスタ56のコレクタとの間に挿入されたダイオ
ード57を有する。
【0103】モニタ入力ポートcは、電圧制御回路1の
制御入力端子Gに接続されている。電圧制御回路1Cと
外部制御ユニット5Cとを接続する単一の信号線は、制
御入力端子Gと出力トランジスタ56を介した制御出力
ポートdとの間に設けられている。
【0104】制御入力端子Gを介して外部制御ユニット
5Cに接続された電圧制御回路1Cにおいて、トランジ
スタ116のコレクタ(出力端子)は、ダイオード11
5を介して制御入力端子Gに接続されている。
【0105】また、電圧制御回路1Cの制御入力端子G
は、前述と同様に、外部制御ユニット5Cの制御出力ポ
ートdから、界磁コイルの導通率を切替えるための制御
信号を取り込む。
【0106】外部制御ユニット5Cは、制御入力端子G
の信号レベルを変化させることにより、電圧制御回路1
Cを起動させる。また、電圧制御回路1Cは、車両用発
電機2の異常発生時に、制御入力端子Gの信号レベルを
強制的に変化させることにより、外部制御ユニット5C
に異常発生状態を報知する。
【0107】このように、イグニッションスイッチ3か
ら外部制御ユニット5Cを介して制御入力端子Gに制御
信号を入力し、制御入力端子Gに電圧変動を生じさせる
ことにより、起動回路121が作動して電圧制御回路1
Cの電源を投入し、車両用発電機2の発電を開始させる
ことができる。
【0108】また、車両用発電機2の異常発生時におい
ては、電圧制御回路1C内のトランジスタ116が導通
して、制御入力端子Gを常時ローレベルに固定すること
により、外部制御ユニット5Cがチャージランプ4を点
灯させて異常を警報する。
【0109】したがって、モニタ出力端子FRに代え
て、制御入力端子Gを介して電圧制御回路1Cと外部制
御ユニット5Cとを接続しても、前述の実施の形態2と
同様の作用効果を奏する。
【0110】実施の形態4.なお、上記実施の形態3で
は、電圧制御回路1Cの制御入力端子Gにより複数機能
を実現したが、制御入力端子Gに代えて、車両用発電機
2からの1相モニタ出力端子Pにより複数機能を実現し
てもよい。
【0111】図4は1相モニタ出力端子Pにより複数機
能を実現したこの発明の実施の形態4を示すブロック図
であり、前述(図7および図1〜図3参照)と同様のも
のについては、同一符号を付して、または符号の後にD
を付して、詳述を省略する。
【0112】この場合、外部制御ユニット5D内のCP
U51は、前述(図2参照)のモニタ入力ポートcに代
えて、1相モニタ信号を取り込んで異常判定するための
1相モニタ入力ポートgを有する。
【0113】電圧制御回路1Dは、車両用発電機2の1
相出力を1相モニタ信号として出力するための1相モニ
タ出力端子Pを有する。1相モニタ出力端子Pは、単一
の信号線を介して1相モニタ入力ポートgに接続されて
いる。
【0114】また、電圧制御回路1Dは、端子レベル判
定回路を有しておらず、故障出力用のトランジスタ11
6に接続されたダイオード115のアノードは1相モニ
タ出力端子Pのみに接続されている。
【0115】外部制御ユニット5Dは、1相モニタ出力
端子Pの信号レベルを変化させることにより電圧制御回
路1Dを起動させる。また、電圧制御回路1Dは、車両
用発電機2の異常発生時に、1相モニタ出力端子Pの信
号レベルを強制的に変化させることにより、外部制御ユ
ニット5Dに異常発生状態を報知する。
【0116】このように、電圧制御回路1Dの1相モニ
タ出力端子Pは、外部制御ユニット5Dに1相モニタ信
号を出力するとともに、1相モニタ出力端子Pの電圧レ
ベル変動(外部制御ユニット5Dからの印加電圧)に基
づいて、電圧制御回路1Dの電源を投入して車両用発電
機2の発電を開始させる機能を有する。
【0117】また、1相モニタ出力端子Pは、車両用発
電機2の異常発生時には、トランジスタ116の導通に
より1相モニタ信号が常時ローレベルに固定され、外部
制御ユニット5Dに異常発生状態を報知する機能を有す
る。
【0118】したがって、前述と同様に、イグニッショ
ンスイッチ3から外部制御ユニット5Dを介して1相モ
ニタ出力端子Pに信号が入力されることにより、電圧制
御回路1D内の起動回路121が作動し、異常発生時に
は、電圧制御回路1Dからの報知により外部制御ユニッ
トがチャージランプ4を点灯させて異常警報することが
できる。
【0119】実施の形態5.なお、上記実施の形態3で
は、外部制御ユニット5C内のモニタ入力ポートcを、
制御出力ポートdに関連するダイオード57のアノード
と共通に、電圧制御回路1Cの制御入力端子Gに接続し
たが、ダイオード57とは別に、モニタ出力端子FRに
接続してもよい。
【0120】図5はダイオード57を制御入力端子Gに
接続し、モニタ入力ポートcをモニタ出力端子FRに接
続したこの発明の実施の形態5を示すブロック図であ
り、前述(図7および図1〜図4参照)と同様のものに
ついては、同一符号を付して、または符号の後にEを付
して、詳述を省略する。
【0121】この場合、外部制御ユニット5E内のCP
U51は、前述(図3参照)の構成に加えて、制御入力
端子Gに接続された別の制御ポートhを有する。別の制
御ポートhは、制御出力ポートdに関連するダイオード
57のアノードにも接続されている。また、モニタ入力
ポートcは、モニタ出力端子FRに接続されている。
【0122】電圧制御回路1Eは、発電出力端子B、モ
ニタ出力端子FRおよび制御入力端子Gとを有する。ま
た、電圧制御回路1E内において、故障診断回路118
に関連するトランジスタ116のコレクタは、制御入力
端子Gに接続されている。
【0123】外部制御ユニット5Eは、イグニッション
スイッチ3のオン動作に応答して、モニタ出力端子FR
に起動信号を印加して電圧制御回路1Eを起動させる。
また、電圧制御回路1Eは、車両用発電機1の異常発生
時に、制御入力端子Gの信号レベルを強制的にオフレベ
ルに固定することにより、外部制御ユニット5Eに異常
発生状態を報知する。
【0124】これにより、前述と同様に、イグニッショ
ンスイッチ3から外部制御ユニット5Eを介してモニタ
出力端子FRに信号が入力されることにより、電圧制御
回路1E内の起動回路121を作動させて車両用発電機
2の発電を開始させることができる。
【0125】また、車両用発電機2の異常発生時におい
ては、電圧制御回路1Eのトランジスタ116が導通し
て制御入力端子Gを常時ローレベルに固定することによ
り、外部制御ユニット5Eを介してチャージランプ4を
点灯させて異常警報することができる。
【0126】また、この場合、電圧制御回路1Eと外部
制御ユニット5Eとの間は、2つの端子FRおよびGに
接続された2系統の信号線を介して接続されているが、
従来(図7)と比べてランプ入力端子Lが省略されてい
るので、チャージランプ4の故障時にも電圧制御回路1
Eを起動させることができるうえ、配線の簡略化を実現
することができる。
【0127】実施の形態6.なお、上記実施の形態1〜
5では、外部制御ユニットからの起動信号の出力タイミ
ングに基づく制御について特に言及しなかったが、起動
信号の出力タイミングを強制的に変化させることによ
り、車両用発電機2の起動タイミング、発電開始時期、
動作および停止タイミングを可変設定してもよい。
【0128】図6は発電タイミングを遅延制御可能に構
成したこの発明の実施の形態6を示すブロック図であ
り、ここでは、代表的に実施の形態1の外部制御ユニッ
ト内に発電タイミング遅延回路を設けた場合を示してい
る。
【0129】図6において、前述(図1参照)と同様の
ものについては、同一符号を付して、または符号の後に
Fを付して、詳述を省略する。この場合、外部制御ユニ
ット5Fは、前述の構成に加えて、発電タイミング遅延
回路58を備えている。
【0130】発電タイミング遅延回路58は、イグニッ
ションスイッチ3と抵抗器55との間に挿入された出力
トランジスタと、出力トランジスタをオンオフ制御する
エミッタ接地の制御トランジスタとを有する。
【0131】出力トランジスタのエミッタは起動ポート
bに接続され、出力トランジスタのコレクタは、抵抗器
55を介してモニタ出力端子FRに接続されている。ま
た、CPU51は、発電タイミング遅延回路58内の制
御トランジスタを駆動するための遅延制御ポートiを有
する。
【0132】外部制御ユニット5Fは、運転状態に応じ
て遅延制御ポートiからの制御信号の出力タイミングを
調整することにより、車両用発電機2の発電開始時期を
決定する起動信号の出力タイミングを調整および変更す
る。
【0133】たとえば、外部制御ユニット5Fは、車両
用発電機2を駆動するためのエンジン(図示せず)の始
動時における目標回転数Neo、または、エンジンの始
動時における冷却水温Twに基づいて、起動信号の出力
タイミングを調整および変更する。
【0134】すなわち、外部制御ユニット5Fは、各種
センサからの運転状態情報(エンジン回転数Ne、冷却
水温Tw、アクセル開度αなど)に応じて、電圧制御回
路1Aのモニタ出力端子FRに対する信号印加タイミン
グを強制的に変更する。
【0135】これにより、電圧制御回路1A内の起動回
路121の作動時期および、車両用発電機2の発電開始
時期などを任意に調整および変更することができる。ま
た、外部制御ユニット5Fは、電圧制御回路1Aに対す
る起動信号の印加タイミングを強制的に変化させること
により、車両用発電機2の起動タイミング、発電開始時
期および動作停止タイミングを任意に設定することがで
きる。
【0136】また、エンジン始動時の運転状態情報(目
標回転数Neoや冷却水温Twなど)に応じて起動信号
の出力タイミングを変更することにより、エンジン始動
時の車両用発電機2の発電遅延を最適化することができ
る。
【0137】このように、外部制御ユニット5A〜5E
に入力される多数の各種センサ信号に応じて、車両用発
電機2の発電開始時期などの遅延時期を任意に調整およ
び変更することにより、エンジン始動時の余分な車両用
発電機2の駆動損失を低減し、車両用エンジンの始動性
向上や燃費向上を実現することができる。
【0138】また、遅延時間は、エンジン始動時の冷却
水温Twなどによって決定される目標回転数Neoに依
存して変更されるので、冷機状態でのエンジン始動時に
おいても、好適な発電遅延制御を実施することができ
る。
【0139】なお、発電タイミング遅延回路58は、図
6の回路構成のみならず、上記各実施の形態(図1〜図
5)のいずれにも適用可能であり、同等の作用効果が得
られる。また、上記各実施の形態を必要に応じて組み合
わせることにより、それぞれの作用効果が得られること
は言うまでもない。
【0140】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、電機子コイルおよび界磁コイルを有し、エンジン
により駆動される車両用発電機と、界磁コイルの電圧を
制御するための出力トランジスタを有し、車両用発電機
の発電電圧を制御する電圧制御回路と、電圧制御回路に
起動信号を出力する外部制御ユニットと、電圧制御回路
の第1の端子と外部制御ユニットの第1のポートとを接
続する単一の信号線とを備え、外部制御ユニットは、単
一の信号線を介して電圧制御回路に起動信号を出力し、
電圧制御回路の第1の端子は、界磁コイルに接続されて
界磁コイルの導通率をモニタ信号として出力するための
モニタ出力端子により構成され、外部制御ユニットの第
1のポートは、モニタ信号を取り込むためのモニタ入力
ポートにより構成され、電圧制御回路は、モニタ信号の
レベルに応答する起動トリガ手段を有し、車両用発電機
の異常発生時に、単一の信号線を介して外部制御ユニッ
トに異常発生状態を報知し、起動トリガ手段は、モニタ
信号がオフレベルであって且つ出力トランジスタがオフ
状態を示すときに、電圧制御回路の電源を遮断して車両
用発電機の発電制御を停止させるようにしたので、車両
コネクタなどの配線を簡略化してコストダウンを実現す
るとともに、チャージランプの異常時においても安定な
起動信号が容易に得られる車両用発電機の電圧制御装置
が得られる効果がある。
【0141】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、外部制御ユニットは、第1の端子の信号
レベルを変化させることにより、電圧制御回路を起動さ
せるようにしたので、車両コネクタなどの配線を簡略化
してコストダウンを実現するとともに、チャージランプ
の異常時においても安定な起動信号が容易に得られる車
両用発電機の電圧制御装置が得られる効果がある。
【0142】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1または請求項2において、電圧制御回路は、車両用
発電機の異常発生時に、第1の端子の信号レベルを強制
的に変化させることにより、外部制御ユニットに異常発
生状態を報知するようにしたので、車両コネクタなどの
配線を簡略化してコストダウンを実現するとともに、チ
ャージランプの異常時においても安定な起動信号が容易
に得られる車両用発電機の電圧制御装置が得られる効果
がある。
【0143】また、この発明の請求項4によれば、請求
項3において、外部制御ユニットに設けられたチャージ
ランプ駆動ポートと、チャージランプ駆動ポートに接続
されたチャージランプとを備え、電圧制御回路は、車両
用発電機の異常発生時に、第1の端子の信号レベルを強
制的にオフレベルに固定することにより、外部制御ユニ
ットに異常発生状態を報知し、外部制御ユニットは、異
常発生状態に応答してチャージランプを駆動するように
したので、車両コネクタなどの配線を簡略化してコスト
ダウンを実現するとともに、チャージランプの異常時に
おいても安定な起動信号が容易に得られる車両用発電機
の電圧制御装置が得られる効果がある。
【0144】
【0145】
【0146】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1から請求項4までのいずれか1項において、起動ト
リガ手段は、モニタ信号がオフレベルであって且つ出力
トランジスタがオフの状態が所定時間にわたって継続し
たときに、電圧制御回路の電源を遮断して車両用発電機
の発電制御を停止させるようにしたので、車両コネクタ
などの配線を簡略化してコストダウンを実現するととも
に、チャージランプの異常時においても安定な起動信号
が容易に得られる車両用発電機の電圧制御装置が得られ
る効果がある。
【0147】
【0148】
【0149】また、この発明の請求項6によれば、請求
項1から請求項5までのいずれか1項において、外部制
御ユニットは、エンジンの運転状態情報に基づいて起動
信号の出力タイミングを強制的に変化させることによ
り、車両用発電機の起動タイミング、発電開始時期、動
作および停止タイミングを可変設定するようにしたの
で、車両コネクタなどの配線を簡略化してコストダウン
を実現するとともに、チャージランプの異常時において
も安定な起動信号が容易に得られる車両用発電機の電圧
制御装置が得られる効果がある。
【0150】また、この発明の請求項7によれば、請求
項6において、外部制御ユニットは、車両用発電機の発
電開始時期を決定するための起動信号の出力タイミング
を、エンジンの始動時における目標回転数に基づいて調
整および変更するようにしたので、車両コネクタなどの
配線を簡略化してコストダウンを実現するとともに、チ
ャージランプの異常時においても安定な起動信号が容易
に得られる車両用発電機の電圧制御装置が得られる効果
がある。
【0151】また、この発明の請求項8によれば、請求
項6または請求項7において、外部制御ユニットは、車
両用発電機の発電開始時期を決定するための起動信号の
出力タイミングを、エンジンの始動時における冷却水温
に基づいて調整および変更するようにしたので、車両コ
ネクタなどの配線を簡略化してコストダウンを実現する
とともに、チャージランプの異常時においても安定な起
動信号が容易に得られる車両用発電機の電圧制御装置が
得られる効果がある。
【0152】また、この発明の請求項9によれば、請求
項6から請求項8までのいずれか1項において、外部制
御ユニットは、車両用発電機の発電開始時期を決定する
ための起動信号の出力タイミングを、エンジンの始動時
における目標回転数および冷却水温の少なくとも一方に
基づいて遅延させるようにしたので、車両コネクタなど
の配線を簡略化してコストダウンを実現するとともに、
チャージランプの異常時においても安定な起動信号が容
易に得られる車両用発電機の電圧制御装置が得られる効
果がある。
【0153】また、この発明の請求項10によれば、電
機子コイルおよび界磁コイルを有する車両用発電機と、
界磁コイルの電圧を制御するための出力トランジスタを
有し、車両用発電機の発電電圧を制御する電圧制御回路
と、電圧制御回路に起動信号を出力する外部制御ユニッ
トとを備え、電圧制御回路は、界磁コイルに接続されて
界磁コイルの導通率をモニタ信号として出力するための
モニタ出力端子と、界磁コイルの導通率を切替える制御
信号を取り込むための制御入力端子とを有し、外部制御
ユニットは、イグニッションスイッチに接続された起動
ポートと、モニタ出力端子からモニタ信号を取り込むた
めのモニタ入力ポートと、制御入力端子に制御信号を出
力するための制御出力ポートとを有し、外部制御ユニッ
トは、イグニッションスイッチのオン動作に応答して、
モニタ出力端子に起動信号を印加して電圧制御回路を起
動させ、電圧制御回路は、車両用発電機の異常発生時
に、制御入力端子の信号レベルを強制的にオフレベルに
固定することにより外部制御ユニットに異常発生状態を
報知するようにしたので、車両コネクタなどの配線を簡
略化してコストダウンを実現するとともに、チャージラ
ンプの異常時においても安定な起動信号が容易に得られ
る車両用発電機の電圧制御装置が得られる効果がある。
【0154】また、この発明の請求項11によれば、
求項10において、外部制御ユニットに設けられたチャ
ージランプ駆動ポートと、チャージランプ駆動ポートに
接続されたチャージランプとを備え、外部制御ユニット
は、異常発生状態に応答してチャージランプを駆動する
ようにしたので、車両コネクタなどの配線を簡略化して
コストダウンを実現するとともに、チャージランプの異
常時においても安定な起動信号が容易に得られる車両用
発電機の電圧制御装置が得られる効果がある。
【0155】また、この発明の請求項12によれば、
求項10または請求項11において、外部制御ユニット
は、エンジンの運転状態情報に基づいて起動信号の出力
タイミングを強制的に変化させることにより、車両用発
電機の起動タイミング、発電開始時期、動作および停止
タイミングを可変設定するようにしたので、車両コネク
タなどの配線を簡略化してコストダウンを実現するとと
もに、チャージランプの異常時においても安定な起動信
号が容易に得られる車両用発電機の電圧制御装置が得ら
れる効果がある。
【0156】また、この発明の請求項13によれば、
求項12において、外部制御ユニットは、車両用発電機
の発電開始時期を決定するための起動信号の出力タイミ
ングを、エンジンの始動時における目標回転数に基づい
て調整および変更するようにしたので、車両コネクタな
どの配線を簡略化してコストダウンを実現するととも
に、チャージランプの異常時においても安定な起動信号
が容易に得られる車両用発電機の電圧制御装置が得られ
る効果がある。
【0157】また、この発明の請求項14によれば、
求項12または請求項13において、外部制御ユニット
は、車両用発電機の発電開始時期を決定するための起動
信号の出力タイミングを、エンジンの始動時における冷
却水温に基づいて調整および変更するようにしたので、
車両コネクタなどの配線を簡略化してコストダウンを実
現するとともに、チャージランプの異常時においても安
定な起動信号が容易に得られる車両用発電機の電圧制御
装置が得られる効果がある。
【0158】また、この発明の請求項15によれば、
求項12から請求項14までのいずれか1項において、
外部制御ユニットは、車両用発電機の発電開始時期を決
定するための起動信号の出力タイミングを、エンジンの
始動時における目標回転数および冷却水温の少なくとも
一方に基づいて遅延させるようにしたので、車両コネク
タなどの配線を簡略化してコストダウンを実現するとと
もに、チャージランプの異常時においても安定な起動信
号が容易に得られ、さらにエンジン始動時に好適な発電
遅延制御を実現できる車両用発電機の電圧制御装置が得
られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すブロック図で
ある。
【図2】 この発明の実施の形態2を示すブロック図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態3を示すブロック図で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態4を示すブロック図で
ある。
【図5】 この発明の実施の形態5を示すブロック図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態6を示すブロック図で
ある。
【図7】 従来の車両用発電機の電圧制御装置を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1A〜1E 電圧制御回路、2 車両用発電機、3 イ
グニッションスイッチ、4 チャージランプ、5A〜5
F 外部制御ユニット、6 バッテリ、21界磁コイ
ル、22 電機子コイル、51 CPU、58 発電タ
イミング遅延回路、101 出力トランジスタ、118
故障診断回路、119 発電検出回路、121 起動
回路、122 定電圧電源回路、123 FR端子レベ
ル判定回路、124 G端子レベル判定回路、c モニ
タ入力ポート、d 制御出力ポート、f チャージラン
プ駆動ポート、g 1相モニタ入力ポート、h 別の制
御ポート、i 遅延制御ポート、L ランプ入力端子、
FR モニタ出力端子、G制御入力端子、Ne エンジ
ン回転数、P 1相モニタ出力端子、Tw 冷却水温。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02P 9/00 H02P 9/00 B 9/04 9/04 M 9/30 9/30 D (56)参考文献 特開 平9−182313(JP,A) 特開 平8−238000(JP,A) 特開 昭60−213230(JP,A) 特開 平9−19079(JP,A) 特開 平7−39200(JP,A) 特開 平8−98430(JP,A) 実開 平5−88156(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/14 - 7/24 H02P 9/00 - 9/48

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子コイルおよび界磁コイルを有し、
    エンジンにより駆動される車両用発電機と、 前記界磁コイルの電圧を制御するための出力トランジス
    タを有し、前記車両用発電機の発電電圧を制御する電圧
    制御回路と、 前記電圧制御回路に起動信号を出力する外部制御ユニッ
    トと、 前記電圧制御回路の第1の端子と前記外部制御ユニット
    の第1のポートとを接続する単一の信号線とを備え、 前記外部制御ユニットは、前記単一の信号線を介して前
    記電圧制御回路に起動信号を出力し、前記電圧制御回路の第1の端子は、前記界磁コイルに接
    続されて前記界磁コイルの導通率をモニタ信号として出
    力するためのモニタ出力端子により構成され、 前記外部制御ユニットの第1のポートは、前記モニタ信
    号を取り込むためのモニタ入力ポートにより構成され、 前記電圧制御回路は、前記モニタ信号のレベルに応答す
    る起動トリガ手段を有し、前記車両用発電機の異常発生
    時に、前記単一の信号線を介して前記外部制御ユニット
    に異常発生状態を報知し、 前記起動トリガ手段は、前記モニタ信号がオフレベルで
    あって且つ前記出力トランジスタがオフ状態を示すとき
    に、前記電圧制御回路の電源を遮断して前記車両用発電
    機の発電制御を停止させる ことを特徴とする車両用発電
    機の電圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記外部制御ユニットは、前記第1の端
    子の信号レベルを変化させることにより、前記電圧制御
    回路を起動させることを特徴とする請求項1に記載の車
    両用発電機の電圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記電圧制御回路は、前記車両用発電機
    の異常発生時に、前記第1の端子の信号レベルを強制的
    に変化させることにより、前記外部制御ユニットに異常
    発生状態を報知することを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の車両用発電機の電圧制御装置。
  4. 【請求項4】 前記外部制御ユニットに設けられたチャ
    ージランプ駆動ポートと、 前記チャージランプ駆動ポートに接続されたチャージラ
    ンプとを備え、 前記電圧制御回路は、前記車両用発電機の異常発生時
    に、前記第1の端子の信号レベルを強制的にオフレベル
    に固定することにより、前記外部制御ユニットに異常発
    生状態を報知し、 前記外部制御ユニットは、前記異常発生状態に応答して
    前記チャージランプを駆動することを特徴とする請求項
    3に記載の車両用発電機の電圧制御装置。
  5. 【請求項5】 前記起動トリガ手段は、前記モニタ信号
    がオフレベルであって且つ前記出力トランジスタがオフ
    の状態が所定時間にわたって継続したときに、前記電圧
    制御回路の電源を遮断して前記車両用発電機の発電制御
    を停止させることを特徴とする請求項1から請求項4ま
    でのいずれか1項に記載の車両用発電機の電圧制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記外部制御ユニットは、前記エンジン
    の運転状態情報に基づいて前記起動信号の出力タイミン
    グを強制的に変化させることにより、前記車両用発電機
    の起動タイミング、発電開始時期、動作および停止タイ
    ミングを可変設定することを特徴とする請求項1から
    求項5までのいずれか1項に記載の車両用発電機の電圧
    制御装置。
  7. 【請求項7】 前記外部制御ユニットは、前記車両用発
    電機の発電開始時期を決定するための前記起動信号の出
    力タイミングを、前記エンジンの始動時における目標回
    転数に基づいて調整および変更することを特徴とする
    求項6に記載の車両用発電機の電圧制御装置。
  8. 【請求項8】 前記外部制御ユニットは、前記車両用発
    電機の発電開始時期を決定するための前記起動信号の出
    力タイミングを、前記エンジンの始動時における冷却水
    温に基づいて調整および変更することを特徴とする請求
    項6または請求項7に記載の車両用発電機の電圧制御装
    置。
  9. 【請求項9】 前記外部制御ユニットは、前記車両用発
    電機の発電開始時期を決定するための前記起動信号の出
    力タイミングを、前記エンジンの始動時における目標回
    転数および冷却水温の少なくとも一方に基づいて遅延さ
    せることを特徴とする請求項6から請求項8までのいず
    れか1項に記載の車両用発電機の電圧制御装置。
  10. 【請求項10】 電機子コイルおよび界磁コイルを有す
    る車両用発電機と、 前記界磁コイルの電圧を制御するための出力トランジス
    タを有し、前記車両用発電機の発電電圧を制御する電圧
    制御回路と、 前記電圧制御回路に起動信号を出力する外部制御ユニッ
    トとを備え、 前記電圧制御回路は、前記界磁コイルに接続されて前記
    界磁コイルの導通率をモニタ信号として出力するための
    モニタ出力端子と、前記界磁コイルの導通率を切替える
    制御信号を取り込むための制御入力端子とを有し、 前記外部制御ユニットは、イグニッションスイッチに接
    続された起動ポートと、前記モニタ出力端子から前記モ
    ニタ信号を取り込むためのモニタ入力ポートと、前記制
    御入力端子に前記制御信号を出力するための制御出力ポ
    ートとを有し、 前記外部制御ユニットは、イグニッションスイッチのオ
    ン動作に応答して、前記モニタ出力端子に起動信号を印
    加して前記電圧制御回路を起動させ、 前記電圧制御回路は、前記車両用発電機の異常発生時
    に、前記制御入力端子の信号レベルを強制的にオフレベ
    ルに固定することにより前記外部制御ユニットに異常発
    生状態を報知することを特徴とする車両用発電機の電圧
    制御装置。
  11. 【請求項11】 前記外部制御ユニットに設けられたチ
    ャージランプ駆動ポートと、 前記チャージランプ駆動ポートに接続されたチャージラ
    ンプとを備え、 前記外部制御ユニットは、前記異常発生状態に応答して
    前記チャージランプを駆動することを特徴とする請求項
    10に記載の車両用発電機の電圧制御装置。
  12. 【請求項12】 前記外部制御ユニットは、前記エンジ
    ンの運転状態情報に基づいて前記起動信号の出力タイミ
    ングを強制的に変化させることにより、前記車両用発電
    機の起動タイミング、発電開始時期、動作および停止タ
    イミングを可変設定することを特徴とする請求項10ま
    たは請求項11に記載の車両用発電機の電圧制御装置。
  13. 【請求項13】 前記外部制御ユニットは、前記車両用
    発電機の発電開始時期を決定するための前記起動信号の
    出力タイミングを、前記エンジンの始動時における目標
    回転数に基づいて調整および変更することを特徴とする
    請求項12に記載の車両用発電機の電圧制御装置。
  14. 【請求項14】 前記外部制御ユニットは、前記車両用
    発電機の発電開始時期を決定するための前記起動信号の
    出力タイミングを、前記エンジンの始動時における冷却
    水温に基づいて調整および変更することを特徴とする
    求項12または請求項13に記載の車両用発電機の電圧
    制御装置。
  15. 【請求項15】 前記外部制御ユニットは、前記車両用
    発電機の発電開始時期を決定するための前記起動信号の
    出力タイミングを、前記エンジンの始動時における目標
    回転数および冷却水温の少なくとも一方に基づいて遅延
    させることを特徴とする請求項12から請求項14まで
    のいずれか1項に記載の車両用発電機の電圧制御装置。
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