JP2011128063A - 制御切り替え方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つのソフトウェアで、コスト増をもたらすことなく部品との断線検出が可能な制御切り替え方法を提供すること。
【解決手段】出力端子31から部品を駆動する駆動指令信号を出力し、入力端子32から部品11の状態信号を受信する、電子制御ユニット12の制御切り替え方法であって、接続テスト用の駆動指令信号を出力するステップと(S20)、受信した信号が、接続テスト用の駆動指令信号に応じて部品11が出力した信号か否かを判定するステップと(S30)、部品11が出力した信号の場合、部品11が接続されていると判定し、部品11との結線の異常判定処理を実行するステップと(S40)、部品11が出力した信号でない場合、受信した信号が接続テスト用の駆動指令信号と同じであるか否かを判定するステップと(S50)、接続テスト用の駆動指令信号と同じ場合、部品11が接続されていないと判定するステップと(S60)、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、部品の有無に応じてECUが制御を切り替える制御切り替え方法に関する。
同じメーカでも種々の車種がラインアップされていたり、ある車種に種々の部品(オプション)が脱着可能になっているが、可能な限り部品を共通化して管理コストや製造コストをコストダウンすることが望まれている。
共通化の対象となる部品の1つに、異常や故障を検出する回路やその機能(ソフトウェア)がある。例えば、共通化の対象となる処理として、部品と接続されたECUが、部品との断線を検出する処理がある。
回路を共通化して断線を検出する手法として、部品の有無に応じて故障を検出する回路を可変にする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。例えば、リアのランプの数は車種によって異なることがあるが、特許文献1には、リアのランプ(ハイマウントストップランプ、ストップランプ、テールランプ等)の断線検出を行うリアジャンクションブロックを異なる車種間で共通化する技術が開示されている。このリアジャンクションブロックは、負荷(ランプ)が接続されないことのある余剰可抵抗及びその電圧検出回路に対し車種によってショート部材を着脱可能として、着脱のためにショート部材を接続する端子を本体の外面に露出させ、車両の仕様に応じてショート部材を設定可能としている。
特開2001−228190号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているように、ショート用の端子を設けておいたり、それを外面に露出させることは、結局は冗長な構成を含むことを意味しており、コスト増をもたらしている。
同様なことがソフトウェアにもいえ、従来は、ECUに接続されうる部品の有無に応じて、別々のソフトウェアを開発していた。すなわち、部品が搭載されていれば、断線を検出するソフトウェアをECUに搭載し、部品が搭載されていなければ断線を検出しないソフトウェアをECUに搭載していた。しかし、機能の似たソフトウェアを複数個、開発することは、製造コスト増や管理コスト増をもたらすという問題がある。
そこで、1つのソフトウェアで部品の有無を判定することが考えられる。部品の有無を判定できれば、部品が搭載されている場合にだけ断線の有無を判定すればよいので、1つのソフトウェアで断線を検出可能になる。
例えば、接続されているか否かが不明な部品について、接続の有無を判定する方法として次の2つが考えられる。
図6(a)(b)は接続の有無を判定する方法を説明する図の一例である。
1.他のECUから部品の有無に関する情報を取得する。
2.ECUから通電用のアース線をアースして、ECUが部品の有無を判定する。
しかし、図6(a)に示すように、「1」の方法では、情報送信ECUが部品の有無を記憶している必要があるため、断線を検出するECUがかかる情報を記憶するのと変わりがない。断線を検出するECUが部品の有無を記憶できるのであれば、該ECUは断線の検出だけを行えばよく、部品が接続されているか否かが不明という状況も生じない。
また、図6(b)に示すように、「2」の方法では、部品に電圧を加えたりその応答を検出する専用回路をECUに搭載する必要があり、特許文献1と同様にコスト増となるという問題がある。
このように、従来、コスト増をもたらすことなく、1つのソフトウェアで部品が接続されているか否かを判定し、接続されている場合には断線の有無を判定することは困難であった。
本発明は、上記課題に鑑み、1つのソフトウェアで、コスト増をもたらすことなく部品との断線検出が可能な制御切り替え方法を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、入力端子と出力端子を有し、前記出力端子から部品を駆動する駆動指令信号を出力し、前記入力端子から前記部品の状態信号を受信する、電子制御ユニットの制御切り替え方法であって、前記出力端子から接続テスト用の駆動指令信号を出力するステップと、前記入力端子により受信した信号が、前記接続テスト用の駆動指令信号に応じて前記部品が出力した信号か否かを判定するステップと、前記部品が出力した信号の場合、前記部品が接続されていると判定し、前記部品との結線の異常判定処理を実行するステップと、前記部品が出力した信号でない場合、前記入力端子により受信した信号が前記接続テスト用の駆動指令信号と同じであるか否かを判定するステップと、前記入力端子により受信した信号が前記接続テスト用の駆動指令信号と同じ場合、前記部品が接続されていないと判定するステップと、を有することを特徴とする。
1つのソフトウェアで、コスト増をもたらすことなく部品との断線検出が可能な制御切り替え方法を提供することができる。
断線検出装置を説明する図の一例である。 パワマネHV-ECUがオイルポンプドライバに出力する駆動指令の一例、オイルポンプドライバがパワマネHV-ECUに出力する状態信号の一例、を示す図である。 パワマネHV-ECUがオイルポンプドライバの接続の有無を判定する手順を示すフローチャート図の一例である。 断線検出装置を説明する図の一例である(実施例2)。 断線検出装置を説明する図の一例である(実施例3)。 従来における、接続の有無を判定する方法を説明する図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、断線検出装置100を説明する図の一例である。オイルポンプドライバ11とパワマネHV-ECU(ECU:electronic control unit)12が駆動指令線35と状態信号線36を介して接続されている。オイルポンプドライバ11は「発明が解決しようとする課題」における部品に対応し、パワマネHV-ECU12は断線を検出するECUに対応する。すなわち、車両によって、オイルポンプドライバ11が搭載される場合とされない場合がある。
パワマネHV-ECU12は、次のようにしてオイルポンプドライバ11の有無を判定する。
(1)車両にオイルポンプドライバ11が搭載されない場合、駆動指令線35と状態信号線36はショートされた状態で出荷される。この場合、パワマネHV-ECU12が駆動指令を出力すると、駆動指令をそのまま受信する。パワマネHV-ECU12は、受信した信号が出力した駆動指令と同じであることからオイルポンプドライバ(部品)11が接続されていないことを検出し、断線検出のための処理も不要であると判定できる。
(2)車両にオイルポンプドライバ11が搭載されている場合、駆動指令線35と状態信号線36はそれぞれオイルポンプドライバ11に接続される。この場合、パワマネHV-ECU12が駆動指令を出力すると、オイルポンプドライバ11は駆動指令に応じてオイルポンプモータを制御し、オイルポンプモータの状態を示す状態信号をパワマネHV-ECU12に送信する。
パワマネHV-ECU12は、受信した状態信号が、出力した駆動指令と異なることから、オイルポンプドライバ11が接続されていることを検出できる。オイルポンプドライバ11が接続されていることが検出されれば、以降は、所定のタイミングや手法で断線の有無を判定すればよいことになる。
したがって、断線の有無を判定するソフトウェアと、断線の有無を判定しないソフトウェアとを2つ作成する必要がなくなり、パワマネHV-ECUは1つのソフトウェアで、部品の搭載の有無を判定し、部品が搭載されている場合にだけ断線の有無を判定すればよいことになる。
図1に示したパワマネHV-ECU12は、車両の動力源としてエンジン及びモータを搭載する車両において、車両の左右のMG(モータジェネレータ)を制御するMG−ECUとエンジンを制御するエンジンECUにそれぞれ制御信号を出力するECUである。各ECUは、電子制御ユニットとも呼ばれ、CPU、主記憶メモリ、プログラムを記憶した不揮発メモリ、入出力インターフェイス、等を有するマイコンである。
パワマネHV-ECU12は、アクセル開度、ブレーキ踏込量、車両速度、バッテリのSOC(State of Charge)等を検出して、車両の左右のMG、及び、エンジンを駆動する制御指令を生成する。具体的には、パワマネHV-ECU12は、アクセル開度と車速とに基づいて駆動軸(リングギヤ軸)に出力すべき要求トルクを演算し、要求トルクが駆動軸に出力されるように、MGとエンジンの制御信号を生成する。例えば、MG及びエンジンの駆動態様には、エンジンのみを動力とする走行、エンジンとMGを動力とする走行、MGのみを動力とする走行がある。
パワマネHV-ECU12は、SOCによればバッテリの充電量が十分であり、かつ、アクセル開度が比較的小さい場合、MGのみを駆動すると判定し、生成した制御信号をMG−ECUに出力する。また、アクセル開度が大きくなると、パワマネHV-ECU12は、エンジンを駆動すると判定し、生成した制御信号をエンジンECUに出力する。これにより、エンジンとモータの両方を動力とした走行に切り替わる。また、パワマネHV-ECU12は、バッテリの充電量が十分であり、ブレーキ踏込量が所定値以上かつ車速ゼロである等の条件が成立することを判定し、エンジン停止(アイドルストップ機能)する。逆に、パワマネHV-ECU12は、バッテリの充電量が不十分であれば、車両が停止していても、エンジンを停止せず充電を継続する。
MG−ECUは、パワマネHV-ECU12から取得した制御指令に基づいて、インバータを駆動するためのPWM信号を生成しインバータへ出力する。インバータは、PWM信号により三相交流電圧を生成しMGに供給するので、MGは、パワマネHV-ECU12が指定したトルクを発生するように回転する。なお、インバータは、回生制動時、MGが発電した交流電圧を直流電圧に変換しバッテリに充電する。
また、エンジンECUは、パワマネHV-ECU12から取得した制御指令に基づいて、エンジンの燃料噴射量や点火制御などを行うことにより割り当てられたトルクが発生するようにエンジンを制御する。
オイルポンプドライバ11は、オイルポンプモータを駆動するモータドライバである。ハイブリッド車に関わらず、エンジンを搭載した車両は、エンジンの回転力を用いて作動油を吐出する機械式オイルポンプを有する。機械式オイルポンプが供給する作動油(油圧)は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車のモータを冷却するために用いられる。
しかしながら、機械式オイルポンプは、エンジンの回転を駆動源とするため、パワマネHV-ECU12が停車時にエンジンを停止するいわゆるアイドル停止制御を行うと、エンジンと共に停止してしまう。この場合、モータの冷却を阻害する機構(例えば、トーイングパッケージ)が車両に設けられているとモータの冷却が不十分になり、モータ温度が上昇してしまうおそれがある。ハイブリッド車や電気自動車では、機械式オイルポンプの他に、バッテリにより駆動され作動油を供給する電動オイルポンプを搭載している場合がある。
パワマネHV-ECU12は、エンジンが停止したことを検出すると(エンジンを停止させると)、オイルポンプドライバ11へ駆動指令を与えてオイルポンプモータを回転駆動させる。これにより、エンジン停止中も油圧制御部品に必要な油圧が供給される。なお、パワマネHV-ECU12は、エンジンが作動中、オイルポンプドライバ11を停止する。オイルポンプドライバ11は、パワマネHV-ECU12からの駆動指令に基づき、バッテリから供給された直流電圧を交流電圧に変換して、オイルポンプモータへ供給する。オイルポンプモータは、例えば、ブラシレスモータである。
パワマネHV-ECU12は、作動油の油圧や流量を検出して目標の油圧等と比較し、比較結果から目標電流値や回転数を決定する。そして、この目標電流値や回転数をデューティ比に変換して、駆動指令(PWM信号)としてオイルポンプドライバ11に出力する。
図2(a)はパワマネHV-ECU12がオイルポンプドライバ11に出力する駆動指令の一例を、図2(b)はオイルポンプドライバ11がパワマネHV-ECU12に出力する状態信号の一例を、それぞれ示す図である。図2(a)のECU仕様とは、PWM信号の仕様上のデューティ比であり、ドライバ仕様とはオイルポンプドライバ11が駆動指令として受け付けるPWM信号の仕様上のデューティ比である。パワマネHV−ネECU12は、出力端子31からECU仕様の駆動指令を出力し、入力端子32からオイルポンプドライバ11が出力したドライバ仕様の状態信号を受信する。同様に、オイルポンプドライバ11は、入力端子33からパワマネHV-ECU12が出力したECU仕様の駆動指令を受信して、出力端子34からドライバ仕様の状態信号を出力する。
例えば、駆動指令線35が「断線・+Bショート」している場合、パワマネHV-ECU12は駆動指令をオイルポンプドライバ11に出力しない。当然、オイルポンプドライバ11が駆動指令を取得することはないので、ドライバ仕様は「0%≦Duty<5%」となる。なお「Duty<5%」はノイズを考慮したマージンである。
また、パワマネHV-ECU12が、オイルポンプモータを停止させる場合(停止指令)のECU仕様は「Duty=10%」である。この場合、ドライバ仕様はマージンを考慮して「5%≦Duty<15%」となっている。後述するように、パワマネHV-ECU12は、出力端子31から出力した停止指令が、入力端子32からそのまま入力されるか否かに基づき、オイルポンプドライバ11が接続されているか否かを判定する。
また、パワマネHV-ECU12が、オイルポンプモータを駆動する場合のECU仕様は「15%≦Duty<85%」である。また、このデューティ比がオイルポンプモータの目標電流値や回転数に対応している。この場合、ドライバ仕様は「15%≦Duty<85%」となっている。
また、駆動指令線35が「GNDショート」している場合、パワマネHV-ECU12は駆動指令をオイルポンプドライバ11に出力しない。このため、オイルポンプドライバ11が駆動指令を取得することはないが、「断線・+Bショート」と区別するため、ドライバ仕様は「95%≦Duty<100%」となっている。
図2(b)においては、状態信号線36が「断線・+Bショート」している場合、オイルポンプドライバ11は状態信号をパワマネHV-ECU12に出力しない。当然、パワマネHV-ECU12が状態信号を取得することはないので、ECU仕様は「0%≦Duty<5%」となる。なお「Duty<5%」はノイズを考慮したマージンである。
また、オイルポンプモータが状態1の場合のドライバ仕様は「Duty=30%」である。この場合、ECU仕様はマージンを考慮して「25%≦Duty<35%」となっている。
また、オイルポンプモータが状態2の場合のドライバ仕様は「Duty=40%」である。この場合、ECU仕様はマージンを考慮して「35%≦Duty<45%」となっている。オイルポンプモータが状態3、状態4の場合のドライバ仕様は、それぞれ「Duty=50%」「Duty=60%」である。この場合、ECU仕様はマージンを考慮して「45%≦Duty<55%」、「55%≦Duty<65%」となっている。
また、状態信号線36が「GNDショート」している場合、オイルポンプドライバ11は状態信号をパワマネHV-ECU12に出力しない。このため、パワマネHV-ECU12が状態信号を取得することはないが、「断線・+Bショート」と区別するため、ECU仕様は「95%≦Duty<100%」となっている。
なお、状態1〜4は、それぞれオイルポンプモータの状態(正常状態や異常状態等)を意味している。図2(a)の停止指令と図2(b)の状態1〜4でデューティ比が異なることで、パワマネHV-ECU12は、オイルポンプドライバ11が接続されていることを検出できる。すなわち、オイルポンプモータの状態1〜4の場合のドライバ仕様は、停止指令のデューティ比(10%)と異なっていれば、図示した値に限られない。
上記のように、このオイルポンプモータは、モータの温度が低下しにくい車両にのみ搭載されるので、パワマネHV-ECU12は搭載されてもオイルポンプドライバ11は搭載されないことがある。本実施例では、オイルポンプドライバ11が搭載されない場合、パワマネHV-ECU12の出力端子31と入力端子32をショートする。
本実施例の断線検出装置100は、図2(b)に示したように、パワマネHV-ECU12が、状態を通知できる機能を有するオイルポンプドライバ11と接続されているか否かを検出できる。オイルポンプドライバ11が接続されていることが検出されれば、パワマネHV-ECU12とオイルポンプドライバ11とを接続する駆動指令線35又は状態信号線36が断線していないことも検出できる。また、オイルポンプドライバ11が接続されていないことが検出されれば、断線の有無を判定する必要もない。
したがって、オイルポンプドライバ11が搭載されていない場合のソフトウェアを作成する必要がなく、オイルポンプドライバ11が接続されていることを判定し、接続されている場合には駆動指令線35又は状態信号線36が断線しているか否かを判定する1つのソフトウェアを作成すればよいことになる。
図3は、パワマネHV-ECU12がオイルポンプドライバ11の接続の有無を判定する手順を示すフローチャート図の一例である。図3の手順は、イグニッションオン又はメインシステムのオン時にスタートする。
パワマネHV-ECU12は、ROMからプログラムを読み出してレジスタやパラメータを初期化する等して起動する(S10)。
起動したら、オイルポンプドライバ11の有無を判定するため、パワマネHV-ECU12は出力端子31から「停止指令」をオイルポンプドライバ11に出力する(S20)。上記のとおり、「停止指令」のデューティ比は「10%」である。
パワマネHV-ECU12は例えば1〜2秒「停止指令」を出力するので、その間、「正常停止状態」の状態信号を受信したか否かを判定する(S30)。「正常停止状態」の状態信号を受信することはオイルポンプドライバ11が接続され、「停止指令」に基づき停止していることを意味する。したがって、「正常停止状態」の状態信号を受信した場合(S30のYes)、パワマネHV-ECU12は、オイルポンプドライバ11が接続されておりかつ正常であることを検出する。
したがって、パワマネHV-ECU12は、オイルポンプドライバ11が接続されている場合の処理を実行する(S40)。具体的には、エンジンの停止時に作動油の液圧を調整するため駆動指令を生成しオイルポンプドライバ11に出力したり、断線の有無を適宜検出する。断線の有無を判定するため、パワマネHV-ECU12は、15%〜85%の範囲のデューティ比をいくつか決定して駆動指令を、入力端子32から対応する状態信号が得られるか否かを判定する。
パワマネHV-ECU12が「正常停止状態」の状態信号を受信しない場合(S30のNo)、「停止指令」を受信する場合と、「停止指令」でも「正常停止状態」の状態信号でもない信号を受信する場合がある。「停止指令」を受信した場合(S50のYes)、出力端子31と入力端子32とがショートされていることを意味するので、パワマネHV-ECU12はオイルポンプドライバ11が搭載されていないと判定できる。このため、パワマネHV-ECU12は断線の検出処理を行う必要もなく、作動油の液圧を調整する必要もない。なお、この場合もパワマネHV-ECU12は、オイルポンプドライバ11が搭載されていない場合の処理、例えばMGの制御処理を実行する(S60)。
また、パワマネHV-ECU12が、「停止指令」でも「正常停止状態」の状態信号でもない状態信号を受信した場合(S50のNo)、デューティ比30%又は40%以外の状態信号を受信したことになる。このことは、「停止指令」に対しオイルポンプモータが停止しない状態、又は、異常を示す異常情報1、2を受信したことを意味するので、パワマネHV-ECU12は異常処理を実行する(S70)。異常処理は、例えば、メータパネルに警告ランプを点灯する、アラーム音を吹鳴する、異常を示すメッセージを表示する、又は、異常情報を携帯電話網を介してサーバに送信する等である。
以上のように、本実施例の断線検出装置100は、オイルポンプドライバ11が搭載されていない場合は、出力端子31と入力端子32をショートして、駆動指令をそのまま受信することにより、オイルポンプドライバ11が搭載されていないことを判定し制御を切り替えることができる。制御を切り替えるので、ソフトウェアを2つ用意する必要がなく、1つのソフトウェアでオイルポンプドライバ11を断線の有無を判定し、また、オイルポンプドライバ11を適切に制御することができる。
実施例1では、パワマネHV-ECU12に接続される部品を例にして説明したが、ECUと、ECUに状態信号を通知する部品の組み合わせであれば、同様の方法で断線検出することができる。
図4は、本実施例の断線検出装置100を説明する図の一例である。ウォーターポンプドライバ21とEFI-ECU22が、駆動指令線45と回転数信号線46を介して接続されている。ウォーターポンプドライバ21は、ウォーターポンプモータを駆動して冷却水を循環させる。よく知られているように、冷却水はエンジン内のウォータージャケット、ラジエータホース、及び、ラジエータ内を循環して、エンジンを冷却する。
ウォーターポンプにも機械式と電動式がある。機械式は、エンジンの回転を動力とするので、アイドリングストップやエコドライブによりエンジンが自動停止しない車両では、電動式のウォーターポンプは不要である。また、エンジンを搭載しない車両ではウォーターポンプモータを搭載しないことがあり、また、エンジンを搭載していても空冷式のエンジンではウォーターポンプモータは不要である。このため、ウォーターポンプドライバ21が搭載されないことがある。
断線検出装置100は、ウォーターポンプドライバ21が搭載されているか否かを判定することで、1つのソフトウェアにより、ウォーターポンプドライバ21とEFI-ECU22を接続する駆動指令線45又は回転数信号線46の断線を検出する。
EFI-ECU22は、出力端子41からPWM信号を実体とする駆動指令を出力して、ウォーターポンプドライバ21にウォーターポンプモータの回転制御を要求する。ウォーターポンプドライバ21は、入力端子43で駆動指令を受信する。また、ウォーターポンプドライバ21は出力端子44から、パルス信号を実体とする回転数信号を出力し、EFI-ECU22にウォーターポンプモータの状態を通知する。EFI-ECU22は、入力端子42から回転数信号を受信する。回転数信号は、回転数を単位時間のパルス数で現すパルス信号である。図示するように、ウォーターポンプドライバ21が車両に搭載されない場合、出力端子41と入力端子42はショートされる。
駆動指令のPWM信号の周波数は既知であるので、PWM信号の周波数と同じ周波数となる、回転数信号を調べておく。すなわち、この回転数信号の場合、PWM信号の周波数と回転数信号の周波数が一致するので、EFI-ECU22は、駆動指令を受信したのか回転数信号を受信したのか判断ができない。このため、本実施例では、デューティ比が50%の駆動指令に対しウォーターポンプモータが回転する回転数に対応する回転数信号の周波数は、駆動指令の周波数と異なるものとする。
EFI-ECU22は、ウォーターポンプドライバ21が接続されているか否かを判定するため、このようにして調べた「Duty=50%」の駆動指令を起動時にウォーターポンプドライバ21に出力する。
そして、EFI-ECU22は、PWM信号と同じ周波数の信号(駆動指令)を受信した場合には、ウォーターポンプドライバ21が接続されていないと判定し、PWM信号と異なる周波数の信号(回転数信号)を受信した場合には、ウォーターポンプドライバ21が接続されていると判定する。図2(a)(b)に示すような、PWM信号のデューティ比とパルス信号の対応関係をEFI-ECU22が記憶している場合には、さらに、異常を検出することもできる。
したがって、ウォーターポンプドライバ21が搭載されていない場合、EFI-ECU22は、出力端子41と入力端子42をショートして、駆動指令をそのまま受信するか否かにより、ウォーターポンプドライバ21が搭載されていないことを検出できる。ウォーターポンプドライバ21の有無に応じて制御を切り替えるので、1つのソフトウェアでEFI-ECU22とウォーターポンプドライバ21との断線の有無を判定することができる。
実施例1、2では、ECUと部品が1対1の関係にあることを前提に、1つのECUが該ECUに直接接続され得る部品の有無を判定していた。本実施例では、第2のECUと協調制御する第1のECUが、部品から状態信号を受信するか、第2のECUから駆動指令を受信するかにより、部品の有無を判定する断線検出装置100について説明する。
図5は、断線検出装置100を説明する図の一例である。パワマネHV-ECU12(第1のECU)とEFI-ECU22(第2のECU)はCAN(Controller Area Network)等の車載LANを介して接続されている。パワマネHV-ECU12はEFI-ECU22から燃料噴射量や点火タイミングの情報を取得して、車両の左右のMGやエンジンを駆動する制御指令を生成する。したがって、パワマネHV-ECU12とEFI-ECU22は必ず両方が搭載される。これに対し、エアバッグECU23は、別のECUに統合されるなどの理由で、搭載される場合と搭載されない場合がある。
エアバッグECU23が車両に搭載される場合、エアバッグECU23の出力端子48は状態信号線47を介してパワマネHV-ECU12の入力端子32と接続される。エアバッグECU23が車両に搭載されない場合、パワマネHV-ECU12の入力端子32は、EFI-ECU22の出力端子41と接続される(ショートされる)。したがって、エアバッグECU23が車両に搭載される場合、パワマネHV-ECU12はエアバッグECU23から状態信号を受信する。エアバッグECU23が車両に搭載されない場合、パワマネHV-ECU12はEFI-ECU22から駆動指令を受信する。
EFI-ECU22は、例えば車両起動時にウォーターポンプドライバ21に駆動指令として停止信号(PWM信号)を送信するようになっている。同様に、エアバッグECU23は、例えば車両起動時にパワマネHV-ECU12に状態信号(PWM信号)を送信するようになっている。したがって、パワマネHV-ECU12は、EFI-ECU22から駆動指令を受信した場合は、エアバッグECU23が接続されていないことを検出し、エアバッグECU23から状態信号を受信した場合は、エアバッグECU23が接続されていることを検出できる。
エアバッグECU23が出力する状態信号もEFI-ECU22が出力する駆動指令もPWM信号なので、パワマネHV-ECU12が、エアバッグECU23の有無を判定する際の状態信号と駆動指令ではPWM信号のデューティ比を変えておく。例えば、車両起動時に判定するのであれば、EFI-ECU22が出力する駆動指令のPWM信号のデューティ比は20%、エアバッグECU23が出力する状態信号のPWM信号のデューティ比は30%、としておく。
こうすることで、パワマネHV-ECU12は、車両起動時に受信するPWM信号のデューティ比が30%なら、エアバッグECU23が接続されていることを、20%ならエアバッグECU23が接続されていないことを、それ以外なら何らかの不具合があることを、それぞれ検出することができる。
したがって、本実施例の断線検出装置100は、パワマネHV-ECU12が駆動指令を出力しない場合でも、EFI-ECU22が搭載されることを利用して、パワマネHV-ECU12は1つのソフトウェアで、エアバッグECU23が搭載されているか否かを判定し、搭載されている場合には断線の有無を判定できる。
11 オイルポンプドライバ
12 パワマネHV-ECU
21 ウォーターポンプドライバ
22 EFI-ECU
23 エアバッグECU
100 断線検出装置

Claims (1)

  1. 入力端子と出力端子を有し、
    前記出力端子から部品を駆動する駆動指令信号を出力し、
    前記入力端子から前記部品の状態信号を受信する、電子制御ユニットの制御切り替え方法であって、
    前記出力端子から接続テスト用の駆動指令信号を出力するステップと、
    前記入力端子により受信した信号が、前記接続テスト用の駆動指令信号に応じて前記部品が出力した信号か否かを判定するステップと、
    前記部品が出力した信号の場合、前記部品が接続されていると判定し、前記部品との結線の異常判定処理を実行するステップと、
    前記部品が出力した信号でない場合、前記入力端子により受信した信号が前記接続テスト用の駆動指令信号と同じであるか否かを判定するステップと、
    前記入力端子により受信した信号が前記接続テスト用の駆動指令信号と同じ場合、前記部品が接続されていないと判定するステップと、
    を有することを特徴とする制御切り替え方法。

JP2009287983A 2009-12-18 2009-12-18 制御切り替え方法 Pending JP2011128063A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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