JP2008029165A - 車両およびその制御方法並びに電力システム - Google Patents

車両およびその制御方法並びに電力システム Download PDF

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雅和 土生
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Abstract

【課題】絶縁抵抗の低下が検出されたときでも、できるだけ車両が走行できるようにする。
【解決手段】電圧波形出力回路42からの出力に基づいて電力系25の絶縁抵抗の低下が検出されたときには、絶縁抵抗の低下箇所を特定し、その低下箇所がリレー36より補機34側であるときには、システムメインリレー32をオンとすると共にリレー36をオフとしてインバータ28を駆動してモータ26からの動力により走行する。これにより、絶縁抵抗の低下箇所が車両の走行に用いられないものであるときには走行することができ、絶縁抵抗の低下箇所に拘わらずにシステム全体を停止するものに比して運転者の利便性の向上を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両およびその制御方法並びに電力システムに関する。
従来、この種の車両に搭載されるモータ駆動装置として、モータと、モータを駆動するインバータと、インバータとシステムメインリレーを介して電力をやりとりするバッテリと、を備え、これらを含む回路で漏電が検出されたときに、漏電部位を特定すると共に特定した結果に基づいてモータを駆動または停止するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−304138号公報
こうしたモータ駆動装置を搭載する車両では、可能であれば、モータをできるだけ駆動して走行することが望まれている。特に、上述のモータ駆動装置のハード構成に加えてインバータと電力母線を共通とする機器を備える車両では、漏電部位によってはモータを駆動できる場合があり、この場合、モータを駆動して走行することが望まれることがある。
本発明の車両およびその制御方法は、走行用の電動機の他に電力機器を備えるものにおいて、絶縁抵抗の低下が検出されたときでも、できるだけ電動機からの動力により走行できるようにすることを目的とする。本発明の電力システムは、駆動軸に動力を出力可能な電動機の他に電力機器を備えるものにおいて、絶縁抵抗の低下が検出されたときでも、できるだけ電動機からの動力を駆動軸に出力できるようにすることを目的とする。
本発明の車両およびその制御方法並びに電力システムは、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両では、
走行用の動力を出力可能な走行用電動機と、
走行用の動力の出力に用いられない電力機器と、
充放電可能な蓄電手段と、
前記蓄電手段と前記走行用電動機との接続および接続の解除が可能な第1接続解除手段と、
前記蓄電手段と前記電力機器との接続および接続の解除が可能な第2接続解除手段と、
前記蓄電手段と前記走行用電動機と前記電力機器とを含む電力系の絶縁抵抗の低下を検出する絶縁抵抗低下検出手段と、
前記絶縁抵抗低下検出手段により前記電力系の絶縁抵抗の低下が検出されたとき、前記第1接続解除手段による前記蓄電手段と前記走行用電動機との接続および接続の解除と前記第2接続解除手段による前記蓄電手段と前記電力機器との接続および接続の解除とを用いて前記絶縁抵抗の低下箇所を特定する絶縁抵抗低下箇所特定手段と、
前記特定された絶縁抵抗の低下箇所が前記電力系のうち前記第2接続解除手段よりも前記電力機器側であるとき、前記第2接続解除手段により前記蓄電手段と前記電力機器との接続が解除されると共に前記第1接続解除手段により該蓄電手段と前記走行用電動機とが接続されるよう該第1接続解除手段と該第2接続解除手段とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の車両では、充放電可能な蓄電手段と走行用の動力を出力可能な走行用電動機と走行用の動力の出力に用いられない電力機器とを含む電力系の絶縁抵抗の低下が検出されたときには、第1接続解除手段による蓄電手段と走行用電動機との接続および接続の解除と第2接続解除手段による蓄電手段と電力機器との接続および接続の解除とを用いて絶縁抵抗の低下箇所を特定し、特定した低下箇所が電力系のうち第2接続解除手段よりも電力機器側であるときには第2接続解除手段により蓄電手段と電力機器との接続が解除されると共に第1接続解除手段により蓄電手段と走行用電動機とが接続されるよう第1接続解除手段と第2接続解除手段とを制御する。これにより、絶縁抵抗の低下が検出されたときでも、絶縁抵抗の低下箇所が走行用の動力の出力に用いられない電力機器側であるときには、電力機器を蓄電手段から切り離した状態で蓄電手段と走行用電動機との電力のやりとりを伴って走行することができる。ここで、「前記電力機器」は、補機であるものとすることもできる。また、「前記第1接続解除手段」は、前記走行用電動機を駆動する駆動回路であるものとすることもできる。
こうした本発明の車両において、前記第1接続解除手段による前記蓄電手段と前記走行用電動機との接続および接続の解除と前記第2接続解除手段による前記蓄電手段と前記電力機器との接続および接続の解除とに拘わらず前記蓄電手段と前記走行用電動機および前記電力機器との接続の解除が可能な第3接続解除手段を備え、前記制御手段は、前記特定された絶縁抵抗の低下箇所が前記電力系のうち前記第1接続解除手段によりも前記走行用電動機側であるとき及び該絶縁抵抗の低下箇所が該電力系のうち該第1接続解除手段および前記第2接続解除手段よりも前記蓄電手段側のとき、前記第3接続解除手段により前記蓄電手段と前記走行用電動機および前記電力機器との接続が解除されるよう前記第3接続解除手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、絶縁抵抗の低下箇所が第1接続解除手段よりも電動機側のときや第1接続解除手段および第2接続解除手段よりも蓄電手段側のときには、蓄電手段と走行用電動機および電力機器との接続を解除することにより、車両全体の安全性を確保することができる。なお、この場合、第3接続解除手段は、蓄電手段と第1接続解除手段および第2接続解除手段との間に介在することになる。
また、本発明の車両において、前記絶縁抵抗低下箇所特定手段は、前記第1接続解除手段により前記蓄電手段と前記走行用電動機との接続が解除されると共に前記第2接続解除手段により前記蓄電手段と前記電力機器とが接続された状態と、前記第1接続解除手段により前記蓄電手段と前記走行用電動機とが接続されると共に前記第2接続解除手段により前記蓄電手段と前記電力機器との接続が解除された状態と、前記第1接続解除手段により前記蓄電手段と前記走行用電動機との接続が解除されると共に前記第2接続解除手段により前記蓄電手段と前記電力機器との接続が解除された状態と、を用いて前記絶縁抵抗低下箇所を特定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、絶縁抵抗の低下箇所をより容易に特定することができる。
さらに、本発明の車両において、前記絶縁抵抗低下箇所特定手段は、前記絶縁抵抗低下検出手段により絶縁抵抗の低下が検出されているとき、イグニッションオフ時に前記絶縁抵抗の低下箇所を特定する手段であり、前記制御手段は、前記特定された絶縁抵抗の低下箇所が前記電力系のうち前記第2接続解除手段よりも前記電力機器側であるとき、該絶縁抵抗の低下箇所が特定された以降のイグニッションオン時に前記第2接続解除手段により前記蓄電手段と前記電力機器との接続が解除されるよう前記第2接続解除手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、イグニッションオフ時に特定された絶縁抵抗の低下箇所が電力系のうち第2接続解除手段よりも電力機器側であるときには、イグニッションオン時に蓄電手段と電力機器との接続を解除してこの状態で走行することができる。
本発明の電力システムは、
駆動軸に動力を出力可能な動力出力用電動機および前記駆動軸への動力の出力に用いられない電力機器と、充放電可能な蓄電手段と、の電力のやりとりを行なう電力システムであって、
前記蓄電手段と前記動力出力用電動機との接続および接続の解除が可能な第1接続解除手段と、
前記蓄電手段と前記電力機器との接続および接続の解除が可能な第2接続解除手段と、
前記蓄電手段と前記動力出力用電動機と前記電力機器とを含む電力系の絶縁抵抗の低下を検出する絶縁抵抗低下検出手段と、
前記絶縁抵抗低下検出手段により前記電力系の絶縁抵抗の低下が検出されたとき、前記第1接続解除手段による前記蓄電手段と前記動力出力用電動機との接続および接続の解除と前記第2接続解除手段による前記蓄電手段と前記電力機器との接続および接続の解除とを用いて前記絶縁抵抗の低下箇所を特定する絶縁抵抗低下箇所特定手段と、
前記特定された絶縁抵抗の低下箇所が前記電力系のうち前記第2接続解除手段よりも前記電力機器側であるとき、前記第2接続解除手段により前記蓄電手段と前記電力機器との接続が解除されると共に前記第1接続解除手段により前記蓄電手段と前記動力出力用電動機とが接続されるよう該第1接続解除手段と該第2接続解除手段とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
本発明の電力システムでは、充放電可能な蓄電手段と駆動軸に動力を出力可能な動力出力用電動機と駆動軸への動力の出力に用いられない電力機器とを含む電力系の絶縁抵抗の低下が検出されたときには、第1接続解除手段による蓄電手段と動力出力用電動機との接続および接続の解除と第2接続解除手段による蓄電手段と電力機器との接続および接続の解除とを用いて絶縁抵抗の低下箇所を特定し、特定した絶縁抵抗の低下箇所が電力系のうち第2接続解除手段よりも電力機器側であるときには第2接続解除手段により蓄電手段と電力機器との接続が解除されると共に第1接続解除手段により蓄電手段と動力出力用電動機とが接続されるよう第1接続解除手段と第2接続解除手段とを制御する。これにより、絶縁抵抗の低下が検出されたときでも、絶縁抵抗の低下箇所が駆動軸への動力の出力に用いられない電力機器側であるときには、電力機器を蓄電手段から切り離した状態で動力出力用電動機に蓄電手段からの電力を供給することができる。この結果、絶縁抵抗の低下箇所が駆動軸への動力の出力に用いられない電力機器側であるときには、蓄電手段と動力出力用電動機との電力のやりとりを伴って駆動軸に動力を出力することができる。この結果、操作者の利便性を向上させることができる。ここで、「前記電力機器」は、補機であるものとすることもできる。また、「前記第1接続解除手段」は、前記動力出力用電動機を駆動する駆動回路であるものとすることもできる。
本発明の車両の制御方法は、
走行用の動力を出力可能な走行用電動機と、走行用の動力の出力に用いられない電力機器と、充放電可能な蓄電手段と、前記蓄電手段と前記走行用電動機との接続および接続の解除が可能な第1接続解除手段と、前記蓄電手段と前記電力機器との接続および接続の解除が可能な第2接続解除手段と、を備える車両の制御方法であって、
(a)前記蓄電手段と前記走行用電動機と前記電力機器とを含む電力系の絶縁抵抗の低下を検出し、
(b)前記電力系の絶縁抵抗の低下が検出されたとき、前記第1接続解除手段による前記蓄電手段と前記走行用電動機との接続および接続の解除と前記第2接続解除手段による前記蓄電手段と前記電力機器との接続および接続の解除とを用いて前記絶縁抵抗の低下箇所を特定し、
(c)前記特定された絶縁抵抗の低下箇所が前記電力系のうち前記第2接続解除手段よりも前記電力機器側であるとき、前記第2接続解除手段により前記蓄電手段と前記電力機器との接続が解除されると共に前記第1接続解除手段により該蓄電手段と前記走行用電動機とが接続されるよう該第1接続解除手段と該第2接続解除手段とを制御する、
ことを要旨とする。
この本発明の車両の制御方法によれば、充放電可能な蓄電手段と走行用の動力を出力可能な走行用電動機と走行用の動力の出力に用いられない電力機器とを含む電力系の絶縁抵抗の低下が検出されたときには、第1接続解除手段による蓄電手段と走行用電動機との接続および接続の解除と第2接続解除手段による蓄電手段と電力機器との接続および接続の解除とを用いて絶縁抵抗の低下箇所を特定し、特定した低下箇所が電力系のうち第2接続解除手段よりも電力機器側であるときには第2接続解除手段により蓄電手段と電力機器との接続が解除されると共に第1接続解除手段により蓄電手段と走行用電動機とが接続されるよう第1接続解除手段と第2接続解除手段とを制御するから、絶縁抵抗の低下が検出されたときでも、絶縁抵抗の低下箇所が走行用の動力の出力に用いられない電力機器側であるときには、電力機器を蓄電手段から切り離した状態で蓄電手段と走行用電動機との電力のやりとりを伴って走行することができる。ここで、「前記電力機器」は、補機であるものとすることもできる。また、「前記第1接続解除手段」は、前記走行用電動機を駆動する駆動回路であるものとすることもできる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電気自動車20は、図示するように、駆動輪22a,22bにデファレンシャルギヤ23を介して連結された駆動軸24に動力を入出力可能なモータ26と、モータ26を駆動するためのインバータ28と、インバータ28を介してモータ26と電力をやりとりするバッテリ30と、バッテリ30をインバータ28側から切り離し可能なシステムメインリレー32と、バッテリ30からの電力を用いて作動する補機(例えば、エアコンプレッサなど)34と、インバータ28とシステムメインリレー32とを接続する電力ライン40から補機34を切り離し可能なリレー36と、バッテリ30に接続されモータ26やインバータ28,バッテリ30,システムメインリレー32,補機34,リレー36,電力ライン40などを含む電力系25の絶縁抵抗(以下、電力系絶縁抵抗という)に応じた電圧波形を出力する電圧波形出力回路42と、電圧波形出力回路42からの出力に基づいて電力系絶縁抵抗の低下を判定したり電力系25のうちの絶縁抵抗の低下箇所を特定したりすると共に車両全体をコントロールする電子制御ユニット50とを備える。この電気自動車20では、インバータ28をオフ停止することにより、モータ26を電力ライン40から切り離し可能である。
電気自動車20は、電力ライン40の正極母線40a,40bと自動車の車体との間には絶縁抵抗Ra,Rbを有しており、モータ26と車体との間には絶縁抵抗Rcを有しており、補機34と車体との間には絶縁抵抗Rdを有している。したがって、システムメインリレー32がオンされた状態では、インバータ28がオフ停止されていないと共にリレー36がオン状態のときの電力系絶縁抵抗の計算値R1は次式(1)のように表わすことができ、インバータ28がオフ停止されている共にリレー36がオン状態のときの電力系絶縁抵抗の計算値R2は式(2)のように表わすことができ、インバータ28がオフ停止されていないと共にリレー36がオフ状態のときの電力系絶縁抵抗の計算値R3は式(3)のように表わすことができ、インバータ28がオフ停止されていると共にリレー36がオフ状態のときの電力系絶縁抵抗の計算値R4は式(4)のように表わすことができる。
R1=1/(1/Ra+1/Rb+1/Rc+1/Rd) (1)
R2=1/(1/Ra+1/Rb+1/Rd) (2)
R3=1/(1/Ra+1/Rb+1/Rc) (3)
R4=1/(1/Ra+1/Rb) (4)
電圧波形出力回路42は、一定周波数のパルス(例えば、矩形波や正弦波,三角波など)を発生する発振器43と、発振器43に接続された検出抵抗44と、検出抵抗44とバッテリ30の負極母線とに接続されたコンデンサ45と、検出抵抗44とコンデンサ45との接続点に抵抗46を介して接続され高周波成分を除去するローパスフィルタ47と、を備え、電力系絶縁抵抗に応じた電圧波形を電子制御ユニット50に出力する。したがって、電力系絶縁抵抗が正常であるとき即ち電力系絶縁抵抗が低下していないとき(漏電のおそれがないとき)に電圧波形出力回路42から出力される電圧波形は、前述の式(1)〜(4)の計算値R1〜R4うちインバータ28およびリレー36の状態に基づく計算値に応じた電圧波形に対して所定の許容範囲内となる。ここで、所定の許容範囲は、電圧波形出力回路42の構成や電力系25の特性などにより定められる。
電子制御ユニット50は、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU52の他に処理プログラムを記憶するROM54と、データを一時的に記憶するRAM56と、格納したデータを保持するフラッシュメモリ58と、図示しない入出力ポートとを備える。電子制御ユニット50には、シフトレバー61の操作位置を検出するシフトポジションセンサ62からのシフトポジションSP,アクセルペダル63の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ64からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル65の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ66からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ68からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。電子制御ユニット40からは、モータ26を駆動制御するためのインバータ28のスイッチング素子へのスイッチング制御信号や、システムメインリレー32への駆動信号,補機34への駆動信号,リレー36への駆動信号,警告灯69への信号などが出力ポートを介して出力されている。
次に、こうして構成された実施例の電気自動車20の動作について説明する。まず、電力系絶縁抵抗の低下を検出する処理について説明する。図2は、電子制御ユニット50により実行される絶縁抵抗低下検出ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、イグニッションオンされている間に亘って所定時間毎(例えば、数百msec毎)に繰り返し実行される。なお、実施例では、インバータ24がオフ停止されていないと共にリレー36がオンされているときについて説明する。
絶縁抵抗低下検出ルーチンが実行されると、電子制御ユニット50のCPU52は、電圧波形出力回路42から出力される電圧波形に基づいて電力系絶縁抵抗が正常であるか否か即ち電力系絶縁抵抗が低下していないか否か(漏電のおそれがないか否か)を判定する(ステップS100,S110)。いま、インバータ24がオフ停止されていないと共にリレー36がオンされているときを考えているから、電力系絶縁抵抗が正常であるときには、前述の式(1)の計算値R1に応じた電圧波形に対して所定の許容範囲内の電圧波形が電圧波形出力回路42から出力される。そして、電力系絶縁抵抗が低下すると、電圧波形出力回路42から出力される電圧波形の振幅や最大ピーク値,最小ピーク値が変化する。したがって、実施例では、電圧波形出力回路42から出力される電圧波形の振幅や最大ピーク値,最小ピーク値が式(1)で示した計算値R1に応じた電圧波形に対して所定の許容範囲内か否かを判定することにより、電力系絶縁抵抗が正常であるか否かを判定するものとした。電力系絶縁抵抗が正常である、即ち電力系絶縁抵抗が低下していないと判定されたときには、絶縁抵抗低下検出フラグFに値0を設定してフラッシュメモリ58に記憶し(ステップS120)、絶縁抵抗低下検出ルーチンを終了する。一方、電力系絶縁抵抗が正常でない、即ち電力系絶縁抵抗が低下していると判定されたときには、絶縁抵抗低下検出フラグFに値1を設定してフラッシュメモリ58に記憶すると共に(ステップS130)、警告灯69を点灯して(ステップS140)、絶縁抵抗低下検出ルーチンを終了する。
次に、電力系絶縁抵抗の低下が検出されたときにその低下箇所を特定する処理について説明する。図3は、絶縁抵抗低下箇所特定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、イグニッションオフされたときに実行される。ここで、イグニッションオフされたか否かは、イグニッションスイッチ60からのイグニッション信号に基づいて判定することができる。なお、イグニッションオフされたときにこの処理を行なう理由については後述する。
絶縁抵抗低下箇所特定ルーチンが実行されると、電子制御ユニット50のCPU52は、まず、図2の絶縁抵抗低下検出ルーチンにより設定される絶縁抵抗低下検出フラグFを入力すると共に(ステップS200)、入力した絶縁抵抗低下検出フラグFの値を調べる(ステップS210)。そして、絶縁抵抗低下検出フラグFが値0のとき、即ち電力系絶縁抵抗が正常であるときには、絶縁抵抗低下箇所特定ルーチンを終了する。こうしてこのルーチンを終了すると、図示しないイグニッションオフ制御ルーチンを実行してイグニッションオフ処理、例えば、システムメインリレー32やリレー36のオフなどを行なう。
一方、絶縁抵抗低下検出フラグFが値1のとき、即ち電力系絶縁抵抗が低下しているときには、電力系25のうちの絶縁抵抗の低下箇所を特定すると共に(ステップS220)、特定した箇所をフラッシュメモリ58に記憶して(ステップS230)、このルーチンを終了する。絶縁抵抗の低下箇所の特定は、実施例では、モータ26のインバータ28をオフ停止すると共にリレー36をオン状態としてそのときに電圧波形出力回路42から出力される電圧波形が前述の式(2)の計算値R2に応じた電圧波形に対する所定の許容範囲内であるか否かを判定し、その状態からインバータ28のオフ停止を解除すると共にリレー36をオフ状態としてそのときに電圧波形出力回路42から出力される電圧波形が式(3)の計算値R3に応じた電圧波形に対する所定の許容範囲内であるか否かを判定し、その状態からインバータ28をオフ停止してそのときに電圧波形出力回路42から出力される電圧波形が式(4)の計算値R4に応じた電圧波形に対する所定の許容範囲内であるか否かを判定することにより行なうものとした。例えば、リレー36よりも補機34側の絶縁抵抗Rdが低下したときには、リレー36をオフしたときの電圧波形出力回路42からの電圧波形は所定の許容範囲内となり、リレー36をオンしたときの電圧波形出力回路42からの電圧波形は所定の許容範囲外となると考えられる。なお、実施例では、説明の容易のために、電力ライン40,インバータ28よりもモータ26側,リレー36よりも補機34側のうちのいずれか一カ所の絶縁抵抗が低下したときを考える。また、このように電力系25のうちの絶縁抵抗の低下箇所を特定する処理を行なう場合には、インバータ28をオフ停止する必要があるため、前述したように、イグニッションオフされたときに行なうものとした。
次に、電力系25のうちの絶縁抵抗の低下箇所に応じて車両の走行を許可したり禁止したりする処理について説明する。図4は、電子制御ユニット50により実行される走行許可禁止ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、イグニッションオンされたときに実行される。
走行許可禁止ルーチンが実行されると、電子制御ユニット50のCPU52は、まず、図2の絶縁抵抗低下検出ルーチンで設定された絶縁抵抗低下検出フラグFの値や、図3の絶縁抵抗低下検出ルーチンで設定された電力系25のうちの絶縁抵抗の低下箇所を入力し(ステップS300)、絶縁抵抗低下検出フラグFの値を調べ(ステップS310)、絶縁抵抗低下検出フラグFが値0のとき即ち電力系絶縁抵抗が正常であるときには、車両の走行を許可し(ステップS320)、システムメインリレー32をオンとすると共にリレー36をオンしインバータ28を駆動して(ステップS330)、走行許可禁止ルーチンを終了する。この場合、電力ライン40に補機34を接続した状態でモータ26からの動力により走行することができる。
絶縁抵抗低下検出フラグFが値1のときには、電力系25のうちの絶縁抵抗の低下箇所を調べ(ステップS340)、低下箇所が電力ライン40であるとき及びインバータ28よりもモータ26側であるときには、車両の走行を禁止し(ステップS350)、システムメインリレー32をオフとすると共にリレー36をオフとしインバータ28をオフ停止して(ステップS360)、走行許可禁止ルーチンを終了する。この場合には、電力ライン40からバッテリ30を切り離してシステム全体を停止することにより、車両全体の安全性を確保することができる。
ステップS320で電力系25のうちの絶縁抵抗の低下箇所がリレー36よりも補機34側であるときには、車両の走行を許可して(ステップS370)、システムメインリレー32をオンとすると共にリレー36をオフとしインバータ28を駆動して(ステップS380)、走行許可禁止ルーチンを終了する。この場合、補機34側の絶縁抵抗Rdが低下しているものの、補機34を電力ライン40から切り離した状態でモータ26からの動力により走行することができる。この結果、電力系絶縁抵抗の低下が検出されたときに、その低下箇所を特定することなくシステム全体を停止するものに比して運転者の利便性を向上させることができる。
以上説明した実施例の電気自動車20によれば、電力系絶縁抵抗の低下が検出されたときには、その低下箇所を特定し、その低下箇所がリレー36よりも補機34側であるときには、車両の走行を許可してシステムメインリレー32をオンとすると共にリレー36をオフとしインバータ28を駆動するから、絶縁抵抗の低下箇所が走行に用いられないものであるときには、モータ26からの動力により走行することができる。もとより、電力系25のうちの絶縁抵抗の低下箇所が電力ライン40であるときやインバータ28よりもモータ26側であるときには、システムメインリレー32をオフとしてシステム全体を停止するから、車両全体の安全性を確保することができる。
実施例の電気自動車20では、電力ライン40,インバータ28よりもモータ26側,リレー36よりも補機34側のうちのいずれか一カ所の絶縁抵抗が低下したときを考えるものとしたが、電力ライン40とインバータ28よりもモータ26側とのうち少なくとも一方を含む二カ所以上の絶縁抵抗が低下したとき、例えば、リレー36よりも補機34側とインバータ28よりもモータ26側との二カ所の絶縁抵抗が低下したときには、車両全体の安全性の確保のために、車両の走行を禁止し、システムメインリレー32をオフとすると共にリレー36をオフとしインバータ28をオフ停止すればよい。
実施例の電気自動車20では、図1に示したように、発振器43と検出抵抗44とコンデンサ45と抵抗46とローパスフィルタ47とを備える電圧波形出力回路42から出力される電圧波形に基づいて電力系絶縁抵抗の低下を検出するものとしたが、電力系絶縁抵抗の低下を検出することができるものであれば、電圧波形出力回路42とは異なる構成の電圧波形出力回路を用いるものとしてもよいし、電力系縁抵抗の低下を直接検出することができる回路などを用いるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、電力系25のうちの絶縁抵抗の低下箇所がインバータ28よりもモータ26側であるときには、システムメインリレー32をオフとすると共にリレー36をオフとしインバータ28をオフ停止するものとしたが、インバータ28だけをオフ停止してシステムメインリレー32およびリレー36はオンするものとしてもよい。こうすれば、絶縁抵抗の低下箇所がモータ26側であるときに、補機34を駆動することはできる。
実施例の電気自動車20では、インバータ28とバッテリ30との間にシステムメインリレー32が介在するものとしたが、介在しないものとしてもよい。この場合、電力系25のうち絶縁抵抗の低下箇所がインバータ28よりもモータ26側であるときにはインバータ28をオフ停止し、絶縁抵抗の低下箇所がリレー36よりも補機34側であるときにはリレー36をオフとし、絶縁抵抗の低下箇所が電力ラインであるときにはインバータ28をオフ停止すると共にリレー36をオフとするものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、インバータ28とバッテリ30との間にシステムメインリレー32が介在するものとしたが、これに加えて、図5の変形例の電気自動車20Bに例示するように、インバータ28とシステムメインリレー32との間にリレー29を備えるものとしてもよい。この場合、電力系25のうちの絶縁抵抗の低下箇所がインバータ28よりもモータ26側であるときなどには、インバータ28をオフ停止するのに代えてリレー29をオフとするものとしてもよい。
実施例では、モータ26からの動力だけにより走行する電気自動車20について説明したが、モータ26からの動力とエンジンからの動力とにより走行する電気自動車に適用するものとしてもよい。例えば、図6の変形例の電気自動車120に例示するように、駆動軸24に動力を入出力可能なモータ22に加えて、エンジン122と、エンジン22の出力軸に接続されると共に駆動軸24に接続された遊星歯車機構124と、遊星歯車機構124に動力を入出力可能なモータ126と、電力ライン40のうちのシステムメインリレー32よりもインバータ28側に接続されモータ126を駆動するためのインバータ128と、を備えるものとしてもよい。また、図7の変形例の電気自動車220に例示するように、駆動軸24に動力を入出力可能なモータ22に加えて、エンジン222と、エンジン222の出力軸に接続されたインナーロータ226と駆動軸24に接続されたアウターロータ228とを有しエンジン222の動力の一部を駆動軸24に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機224と、電力ライン40のうちのシステムメインリレー32よりもインバータ28側に接続され対ロータ電動機を駆動するためのインバータ230と、を備えるものとしてもよい。さらに、図1の電気自動車20の構成や図6の電気自動車120の構成,図7の電気自動車220の構成に加えて、駆動輪22a,22bとは異なる駆動輪に動力を出力可能なモータ322と、電力ライン40のうちのシステムメインリレー32よりもインバータ28側に接続されモータ322を駆動するインバータ324と、を備えるものとしてもよい。これらの場合、絶縁抵抗の低下箇所が車両の走行に不可欠なものであるときにはシステムメインリレー32をオフとしてシステム全体を停止することにより車両全体の安全性を確保することができ、絶縁抵抗の低下箇所が走行に不可欠なものでないときにはその部分だけを電力系25から遮断することにより走行することができる。
また、こうした電気自動車に適用するものに限定されるものではなく、自動車以外の車両や船舶,航空機などに搭載される電力システムの形態としても構わない。ここで、モータ26および補機34とバッテリ30との電力をやりとりする電力システムには、インバータ28,システムメインリレー32,リレー36,電圧波形出力回路42,電子制御ユニット50などが含まれる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の一実施例としての電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。 電子制御ユニット50により実行される絶縁抵抗低下検出ルーチンの一例を示すフローチャートである。 電子制御ユニット50により実行される絶縁抵抗低下箇所特定ルーチンの一例を示すフローチャートである。 電子制御ユニット50により実行される走行許可禁止ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例の電気自動車20Bの構成の概略を示す構成図である。 変形例の電気自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例の電気自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 電気自動車、22a,22b 駆動輪、23 デファレンシャルギヤ、24 駆動軸 25 電力系、26 モータ、28 インバータ、30 バッテリ、32 システムメインリレー、34 補機、36 リレー、40 電力ライン、40a 正極母線、40b 負極母線、42 電圧波形出力回路、43 発振器、44 検出抵抗、45 コンデンサ、46 抵抗、47 ローパスフィルタ、50 電子制御ユニット、52 CPU、54 ROM、56 RAM、58 フラッシュメモリ、60 イグニッションスイッチ、61 シフトレバー、62 シフトポジションセンサ、63 アクセルペダル、64 アクセルペダルポジションセンサ、65 ブレーキペダル、66 ブレーキペダルポジションセンサ、68 車速センサ、122 エンジン、124 遊星歯車機構、126 モータ、128 インバータ、222 エンジン、224 対ロータ電動機、226 インナーロータ、228 アウターロータ、230 インバータ。



Claims (8)

  1. 走行用の動力を出力可能な走行用電動機と、
    走行用の動力の出力に用いられない電力機器と、
    充放電可能な蓄電手段と、
    前記蓄電手段と前記走行用電動機との接続および接続の解除が可能な第1接続解除手段と、
    前記蓄電手段と前記電力機器との接続および接続の解除が可能な第2接続解除手段と、
    前記蓄電手段と前記走行用電動機と前記電力機器とを含む電力系の絶縁抵抗の低下を検出する絶縁抵抗低下検出手段と、
    前記絶縁抵抗低下検出手段により前記電力系の絶縁抵抗の低下が検出されたとき、前記第1接続解除手段による前記蓄電手段と前記走行用電動機との接続および接続の解除と前記第2接続解除手段による前記蓄電手段と前記電力機器との接続および接続の解除とを用いて前記絶縁抵抗の低下箇所を特定する絶縁抵抗低下箇所特定手段と、
    前記特定された絶縁抵抗の低下箇所が前記電力系のうち前記第2接続解除手段よりも前記電力機器側であるとき、前記第2接続解除手段により前記蓄電手段と前記電力機器との接続が解除されると共に前記第1接続解除手段により該蓄電手段と前記走行用電動機とが接続されるよう該第1接続解除手段と該第2接続解除手段とを制御する制御手段と、
    を備える車両。
  2. 請求項1記載の車両であって、
    前記第1接続解除手段による前記蓄電手段と前記走行用電動機との接続および接続の解除と前記第2接続解除手段による前記蓄電手段と前記電力機器との接続および接続の解除とに拘わらず前記蓄電手段と前記走行用電動機および前記電力機器との接続の解除が可能な第3接続解除手段を備え、
    前記制御手段は、前記特定された絶縁抵抗の低下箇所が前記電力系のうち前記第1接続解除手段によりも前記走行用電動機側であるとき及び該絶縁抵抗の低下箇所が該電力系のうち該第1接続解除手段および前記第2接続解除手段よりも前記蓄電手段側のとき、前記第3接続解除手段により前記蓄電手段と前記走行用電動機および前記電力機器との接続が解除されるよう前記第3接続解除手段を制御する手段である
    車両。
  3. 前記絶縁抵抗低下箇所特定手段は、前記第1接続解除手段により前記蓄電手段と前記走行用電動機との接続が解除されると共に前記第2接続解除手段により前記蓄電手段と前記電力機器とが接続された状態と、前記第1接続解除手段により前記蓄電手段と前記走行用電動機とが接続されると共に前記第2接続解除手段により前記蓄電手段と前記電力機器との接続が解除された状態と、前記第1接続解除手段により前記蓄電手段と前記走行用電動機との接続が解除されると共に前記第2接続解除手段により前記蓄電手段と前記電力機器との接続が解除された状態と、を用いて前記絶縁抵抗低下箇所を特定する手段である請求項1または2記載の車両。
  4. 請求項1ないし3いずれか記載の車両であって、
    前記絶縁抵抗低下箇所特定手段は、前記絶縁抵抗低下検出手段により絶縁抵抗の低下が検出されているとき、イグニッションオフ時に前記絶縁抵抗の低下箇所を特定する手段であり、
    前記制御手段は、前記特定された絶縁抵抗の低下箇所が前記電力系のうち前記第2接続解除手段よりも前記電力機器側であるとき、該絶縁抵抗の低下箇所が特定された以降のイグニッションオン時に前記第2接続解除手段により前記蓄電手段と前記電力機器との接続が解除されるよう前記第2接続解除手段を制御する手段である
    車両。
  5. 前記電力機器は、補機である請求項1ないし4いずれか記載の車両。
  6. 前記第1接続解除手段は、前記走行用電動機を駆動する駆動回路である請求項1ないし5いずれか記載の車両。
  7. 駆動軸に動力を出力可能な動力出力用電動機および前記駆動軸への動力の出力に用いられない電力機器と、充放電可能な蓄電手段と、の電力のやりとりを行なう電力システムであって、
    前記蓄電手段と前記動力出力用電動機との接続および接続の解除が可能な第1接続解除手段と、
    前記蓄電手段と前記電力機器との接続および接続の解除が可能な第2接続解除手段と、
    前記蓄電手段と前記動力出力用電動機と前記電力機器とを含む電力系の絶縁抵抗の低下を検出する絶縁抵抗低下検出手段と、
    前記絶縁抵抗低下検出手段により前記電力系の絶縁抵抗の低下が検出されたとき、前記第1接続解除手段による前記蓄電手段と前記動力出力用電動機との接続および接続の解除と前記第2接続解除手段による前記蓄電手段と前記電力機器との接続および接続の解除とを用いて前記絶縁抵抗の低下箇所を特定する絶縁抵抗低下箇所特定手段と、
    前記特定された絶縁抵抗の低下箇所が前記電力系のうち前記第2接続解除手段よりも前記電力機器側であるとき、前記第2接続解除手段により前記蓄電手段と前記電力機器との接続が解除されると共に前記第1接続解除手段により前記蓄電手段と前記動力出力用電動機とが接続されるよう該第1接続解除手段と該第2接続解除手段とを制御する制御手段と、
    を備える電力システム。
  8. 走行用の動力を出力可能な走行用電動機と、走行用の動力の出力に用いられない電力機器と、充放電可能な蓄電手段と、前記蓄電手段と前記走行用電動機との接続および接続の解除が可能な第1接続解除手段と、前記蓄電手段と前記電力機器との接続および接続の解除が可能な第2接続解除手段と、を備える車両の制御方法であって、
    (a)前記蓄電手段と前記走行用電動機と前記電力機器とを含む電力系の絶縁抵抗の低下を検出し、
    (b)前記電力系の絶縁抵抗の低下が検出されたとき、前記第1接続解除手段による前記蓄電手段と前記走行用電動機との接続および接続の解除と前記第2接続解除手段による前記蓄電手段と前記電力機器との接続および接続の解除とを用いて前記絶縁抵抗の低下箇所を特定し、
    (c)前記特定された絶縁抵抗の低下箇所が前記電力系のうち前記第2接続解除手段よりも前記電力機器側であるとき、前記第2接続解除手段により前記蓄電手段と前記電力機器との接続が解除されると共に前記第1接続解除手段により該蓄電手段と前記走行用電動機とが接続されるよう該第1接続解除手段と該第2接続解除手段とを制御する、
    車両の制御方法。

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